植物工場 資料

『究極の安全野菜』は美味しい? 〜植物工場最前線

( 農業革命!地下農園スタート  〜PASONA O2)

「植物工場」と呼ばれる農産物の栽培システムが広がりを見せています。

レタスなどの葉菜や、スプラウトなど工場で育った食材がすでにスーパーにも並び始めています。

ビルの地下や工場など太陽の光の届かない室内で、土を使わない水耕栽培。

究極の安全野菜はどんなところで作られているのでしょうか?

植物工場 最前線を取材し、メーカーのねらいや商品の魅力をお伝えします。

●水耕栽培のスプラウト ブロッコリーは超人気!

水耕栽培される『ブロッコリー』
のスプラウト
(JFEライフ
(株)三田グリーンハウスで)
大阪・豊中市にある大丸ピーコック千里大丸プラザ。

地下一階の食品フロア、野菜コーナーをのぞいてみました。

今、ブームを呼んでいる「スプラウト」の種類がずいぶん増えています。

スプラウトは種子が発芽して伸びた新芽の部分を食べる野菜の総称で、「カイワレ大根」や「もやし」もスプラウトの仲間です。

このスプラウト、実は水耕栽培、室内で栽培される代表野菜なんです。

売れ筋ナンバーワンはブロッコリーの芽なんだそうです。
スプラウトの売れ行きナンバー1
『ブロッコリーの芽』
(大丸ピーコック・
千里大丸プラザ 大阪・豊中市)

1997年にアメリカで発表されたある研究発表がブームの火付け役になりました。

発芽まもないスプラウトには、発がん性物質を無毒化したり、胃潰瘍の引き金になるピロリ菌を除去する「スルフォラファン」という物質が成熟ブロッコリーの8倍〜20倍も多く含まれていて一躍脚光を浴びたのです。

売り場には、「ブロッコリー」や「レッドキャベツ」「ソバ」「豆苗」など風味も色々、栄養価も注目です。

●東京駅前のビル地下にオープン「PASONA O2」

地下農園『PASONA 02』がある
大手町野村ビル(東京・大手町)
(地上27階、地下5階)
今年2月11日、東京・大手町のビルの地下二階に「地下農園・PASONA O2(パソナ オーツー)」がオープンしました。

『都会の真ん中で展開される農業革命!』と当時、こぞってメディアが騒いだこの農園をぜひ取材したいと、さっそく東京に出向きました。

東京駅前すぐ、大手企業が集まる大手町。

ここに地下農園を設けたのは、人材派遣サービス大手のパソナです。

なぜ人材派遣会社が、農園を、しかも東京駅前のビルに作ったのかは次回お伝えするとしてこのビルは、以前、破綻した東京生命や、実質、国有化された「りそな銀行」が入っていました。

撤退後、賃貸ビルとなっていたところにパソナ本社が入ったわけです。

太陽光に比較的近い
メタルハライドランプで育つ稲
(PASONA O2 Room3)
ビルの地下2階、銀行の地下金庫があった1000平方メートルのスぺースにトマトやサラダ菜、レタス、いちご、花やハーブ、そして米まで栽培されています。

平日の午前11時から午後9時までの間勤め帰りのサラリーマンやOLに開放されています。

どんな工夫が施されているのでしょうか?



 


 

(植物工場の歴史と現状)

最近、世界的に増えてきている異常気象。

この異常気象が、農作物の収穫、ひいては私達の家庭の台所に大きな影響を与えます。

昨年2004年は史上最多10個の台風が上陸し、野菜不足と高騰は記憶に新しいところです。

食料の安定供給は大変に重要な課題です。

天候に左右されない野菜の安定供給、それを可能にするのが「植物工場」なのです。

●全国で27ヶ所で稼動中

国内の『植物工場』の分布
(2004年11月
植物工場普及振興会まとめ)
植物工場の普及を目的に1993年に設立された「植物工場普及振興会」

振興会によりますと、いま全国には27ヶ所の植物工場が稼動しています(地図参照)

この植物工場とはいったいどういう施設をいうのでしょうか?

植物工場普及振興会の事務局にききますと…

『環境制御や自動化などハイテクを利用した植物の周年生産システム』

と定義されているそうです。

環境をコンピュータで制御
天候に左右されない野菜栽培
(兵庫・三田市
三田グリーンハウス)
植物栽培の環境をコンピュータで制御する事で天候に左右される事なく、人手を必要とせずに作物を自動的に生産する技術なんです。

●歴史は浅くまだ15年

大きくわけて2種類のタイプがあるといいます。

太陽光併用型と人工光(ランプ)による完全制御型です。

人工の光だけでなくハウスのようなところで太陽の光も利用するのが併用型。

人工の光だけで室内で栽培するのが完全制御型です。

いまは完全制御型が15ヶ所、併用型が9ヶ所です。

太陽光も入るハウスに
人工照明も
(太陽光併用型の
JFEライフ三田グリーンハウス)
もっとも早く稼動した静岡のフレッシュグリーンでも1990年。

ですからその歴史はまだ15年ほどしかないのです。

近畿では、京都の園部無農薬野菜工場が94年に開設です。

●植物工場のメリットは?

植物工場のメリットはどんなところにあるのでしょうか?

まづ栽培は工場形式ですから、季節に関係なくいつでも旬の野菜が提供できます。

さらに生産調整ができ、生産性が高いという特徴があります。

市場の予測などによって計画的な生産ができるんです。

洗わずに食べられる!
植物工場で栽培された野菜
そして何よりも環境をクリーンに管理でき、農薬を使わなくてもいいため、細菌の数が非常に少なくて、一般的には洗わずにそのまま食べる事ができるとうたっています。

料理の手間が大幅に減るといえるかも知れません。

肥料の管理が行き届き、環境条件がいいのでビタミンなど栄養が非常に優れているといいます。


 

 

( 地下の植物工場の工夫とメリット)  

人材派遣大手のパソナが、就農支援の農業研修の場として、東京・大手町のビルの地下に設けた「コメ・野菜工場」

蛍光灯を利用した
トマトの水耕栽培
(PASONA O2 Room4で)
コンピューター制御による人工照明や室温調整などのハイテクを駆使し、太陽光の代わりにはLEDなどの人工光を利用。

1000平方メートルの敷地にトマトやサラダ菜、レタス、イチゴなどの野菜・果物、花やハーブ類などのプラントを作っています。

●通常よりも栄養価が高い地下の野菜

実際これらの植物の栽培、手入れを担当するPASONA O2館長の紙上忠之さん(36)にお話をうかがいました。

◆見学に来られた方の反応はどうですか?
PASONA O2館長
紙上(かみうえ)忠之さん

「見せるということも大事にしていますので入って来られてまずびっくりされますね。

ここが地下であることを忘れるということで、喜んで帰って頂いていますね」

◆設備はどうなっていますか?

「湿度、室温に関しては別の部屋でトータルでコントロールしています。

それ以外は各部屋で、光の強さ、二酸化炭素の濃度までコンピュータで管理しています。

発光ダイオード(LED)で
育てる花
メリットは寿命の長さ、
消費電力の少なさ(Room1)
水耕栽培の施設では、さらに肥料濃度、PH(ペーハー)、酸性かアルカリ性かの管理、水温の管理、いろんな管理をしています」

◆野菜などどれもりっぱで、地下で育ったとは思えないですね

「栄養が通常の栽培よりも多いものがほとんど、といいますのも根から必要とする栄養分をきっちり吸収しているので栄養分は多いと思うんです。

こうした密閉型、閉鎖型の植物工場というのは消費地に近いところに設けることが多いので、ビタミンの損失が少なく、今までなら市場に並ぶまで3〜4日掛かっていたものが数日で並ぶんですよね」

●農業のイメージを変える!

◆農業のイメージも変わりそうですね?

メタルハライドランプ、
高圧ナトリュームランプを組み合わせた
稲の栽培(Room3)
「私の周りでも、これまでは農業というのは食べていけないとかってイメージが強かったようです。

そうじゃない。新しい農業に取り組む事によっていろんな人とのつながりを持つ事によって、農業でも食べていける。

私どもとしては農業情報も発信して支援していきたいと思います」

◆皆さんにメッセージがありましたらぜひおっしゃってください!

「新しいこういう農業、やってみたいという方がおいでになりましたら、ここに来れば何となくイメージがつかめると思いますので、ぜひ来ていただきたいと思います」

なおパソナグループでは、2003年から農業インターンプロジェクトを続けていますが、今年は、果樹生産が盛んな青森県名川町と大規模農家の先進地である秋田県大潟村で6月から10月末までの約5ヶ月間、農作業実習、作物の生産から販売までの一貫した農業経営の研修を実施しているということです。

詳しいお問い合わせは

・パソナO2 電話03(6734)1070

・パソナ広報企画部 電話03(6734)1034まで

 


( ビル地下でも青々とした野菜が育つ! 〜照明に工夫)

環境をコンピュータで制御し、天候に左右される事なく農作物を生産する「植物工場」が増えています。

今年2月、人材派遣大手の「PASONA」が東京・大手町に設けた地下農園を取材しました。

●ねらいは「就農をサポート」  〜PASONA O2

パソナ・広報企画部
広報グループ
広報担当マネージャー
根本恵介さん
東京・大手町オフィスビルのど真ん中。

かつて大手銀行の金庫として使われていた地下のスペースに2005年2月オープンした地下農園「PASONA O2」

パソナ広報担当マネージャーの根本恵介さんにご案内頂きました。

◆なぜパソナが、この施設を作ったのですか?

「日本の農業は高齢化が進み、農業従事者はどんどん減っています。

そこで私どもは、ソニーやキャノンなど30社が出資した関東雇用創出機構と共同で、農業で働きたいと願う方の就農をサポートしようということに取り組んでいます」

◆かなりの広さがありますね?

パソナ本社の入る
大手町野村ビルの地下2階
PASONA O2
(月〜土 11時〜18時開館)
「およそ1000uに六つの部屋があり、トマトやサラダ菜などの野菜20種、花10種、ハーブ100種を栽培しています」

●蛍光灯のあかりだけで青々と育つサラダ菜

見学者は6っの部屋をガラス戸ごしに見ることができますが、取材のため特別に部屋の中に入らせて頂き撮影しました。

注目したのはサラダ菜を栽培している育苗室(Room6)です。

◆あかりは蛍光灯ですか?

「4段式栽培施設2台に、蛍光灯を光源に利用しています。

光や温度などの環境条件は人工的にコントロールしています。

土を使わないで、養分を含んだ培養液によって植物を栽培する水耕栽培です」

◆太陽光がなくても育つんですね?

蛍光灯で栽培されるサラダ菜
(20℃にコントロールされる
Room6)
「蛍光灯以外にもLED発光ダイオードという電流を流すと発光する半導体素子や、太陽光に比較的近いメタルハライドランプ、ランプ効率がより高い高圧ナトリュウムランプなど光のバリエーションを増やしています」

この部屋ではサラダ菜、水菜、九条ねぎが青々と育っていました。

●通常よりも背丈も高く、実も巨大化したトマト

Room4では天井付近に見事なトマトが成っていました。

通常の背丈よりも高く、実も巨大化しているといいます。

コンピューター制御による人工照明や室温調節で、照明は昼間だけで夜間は消されます。

ここで収穫された野菜などは社員食堂で利用されているそうです。

ハイテクを駆使し、無農薬で野菜などが栽培される、まさに近未来の農業を実感しました。

眩しい照明に巨大なトマトが実る
(水耕栽培のRoom4)
パソナでは2003年から中高年から若年層まで農業に興味のある人を対象に秋田県大潟村で「農業インターンシップ」という農業研修を実施。

こうした施設も農業研修の新しい場ということであえて足の便のいい都心部に作ったようです。

 

 

 

 

(植物工場 その栽培ノウハウは?)

鉄鋼メーカーが野菜を栽培するJFEライフ・野菜センター三田グリーンハウスでは21世紀型野菜『エコ作』を完全無農薬で栽培しています。

5棟のハウスにおよそ50万株が栽培されています。

スタッフはパートを中心におよそ50人。まさに近未来の農業です。

どんな施設なんでしょうか?

●徹底した衛生管理!

兵庫県三田市にある三田グリーンハウス。

JFEライフ野菜センター
三田グリーンハウス
田本 均さん
主任部員の田本 均さん(49)にご案内頂きました。

ガラス温室は二重扉になっていて、中に入る際には手洗いとエアシャワーで異物や虫がハウスに入り込まないように管理されています。

従業員の方の挨拶も徹底していました。「ご安全に」と声を掛け合うのです。

栽培されている野菜は、レタス系ではマリーゴールド、フリルアイス、グリーンローズ、ロザリア、サラダ水菜、ルッコラです。

定植前は蛍光灯の明かりで栽培
(兵庫・三田市
三田グリーンハウスで)
3年前から始めたスプラウト系ではブロッコリー、レッドキャベツ、マスタード、クレソン。

今は全体の8割がブロッコリーだそうです。

●太陽光が少なくなると人工照明が点灯

太陽光と人工の光を併用するこの施設。

人工の照明(高圧ナトリュームランプ)は太陽の光が少なくなると自動点灯します。

つまり日中(午前6時〜午後6時)に曇り、雨だとコンピュータ制御で灯り、すべての照明が点灯するとおよそ8000ルクス、太陽光との併用で15000ルクスの明るさが得られるといいます。

さらに温度は日中24℃、夜間でも18℃に保たれます。

●ポイントとなる肥料液

栽培されているものの中で一番多いのは、全体の4割を占めるマリーゴールド。

発泡スチロール板が
栄養液に浮かぶ
幅4m長さ40mの
「定植プール」
その栽培期間は45日間。

播種(種まき)も機械化されており、植鉢ポットの中にはバキュームライトという雲母系の石が入っています。

ここに種が入り室温20℃の部屋で2日間で発芽。

芽が出てしばらくは蛍光灯の明かりで育苗します。

その後、水耕栽培用のプールに定植されますが、発泡スチロールのパネルが肥料液の入ったプールに浮かんでいるのです。

液には窒素やリン、カリウム、鉄やマンガンなど野菜が必要とするミネラル分が入っているそうで、連作障害やミネラルの欠乏が防げるのが大きなメリットです。

こうした栽培ノウハウはアメリカ・カリフォルニア州にあるグローイング・インダストリー社の特許技術です。

45日で収穫を迎える
マリーゴールド
(連日1500株が出荷される)
45日で収穫後は、露が付きにくい、くもりにくい防曇(ぼうどん)フイルムで包装し、夕方出荷。

出荷翌日の昼間にはスーパーなどの店頭に並ぶのだそうです。

 

 

 

 

(鉄鋼メーカーが野菜を栽培)

「植物工場」には人工の光だけで栽培する完全制御型と、太陽の光と人工の光とで栽培する併用型があります。

今回私達は、併用型の野菜植物工場、JFEライフの三田グリーンセンターを取材しました。

●需要伸ばす工場栽培の野菜

太陽光と人工光併用の
植物工場
JFEライフ『三田グリーンハウス』
(兵庫・三田市)
JFEライフは、鉄鋼メーカーJスチールのグループ会社です。

兵庫県三田市にある三田グリーンハウス。

JR福知山線・相野駅から車で5分ほどのところ、広さ4500平方メートルに5棟のガラス温室が並びます。

JFEライフ・阪神事業局所長の中辻勝明さんによりますと、野菜事業は1984年にスタート、当時の川崎製鉄西宮工場で遊休地を利用した「西宮野菜センター」が始まりです。

三田市に工場ができたのは6年前の1999年5月。

月12〜14万パックを生産
6年目に入った野菜栽培
関西市場だけでなく2002年秋からは首都圏でも販売を開始したところ更なる需要が見込めるということで2004年4月には茨城県土浦市にも「土浦グリーンハウス」を作りました。

年間売上高は2003年度はおよそ2億円、土浦の工場稼動もあって倍の4億円を超える売り上げを見込んでいるといいます。

●「エコ作(えこさく)」の売りは?

三田グリーンハウスでの栽培は6年目。

現在11種類のサラダ菜、レタス類を月、12万〜14万パック生産します。

商品名は『エコ作』(えこさく)

エコロジーの「エコ」と
作物の「作」
環境にやさしい水耕栽培をうたう『エコ作』
環境にやさしい水耕栽培の作物であることを表現するため「環境=エコロジー」の「エコ」と作物の「作」を取ったもの。

どんな良さがあるのでしょうか?

■安心・安全な洗浄野菜

農薬を一切使用せず、衛生管理が徹底したハウスで栽培されるため、雑菌数が非常に少ない。

さらに鮮度保持フイルムで密封包装されているので新鮮さが損なわれず冷蔵庫で保存すれば1週間から10日は鮮度はおちない。

■一年中、旬の季節

収穫も機械化が進む
(天候に左右されず、
いつでも旬の味!)
日照時間や天候に左右されないため、一年中いつでも美味しい旬の味を楽しめる。

■栄養豊か

路地物に比べて若干野菜くささはないもの、柔らかな口当たりで食べやすく、栄養はベータカロチンが豊富。

それでは早速施設に入ってみましょう・・・

9) 宣伝販売での評判は?

植物工場で栽培される究極の安全野菜。

今回取材したJFEライフの三田グリーンハウスでは、月12〜14万パックのレタス系野菜を関西に出荷しています。

消費者の反応はどうでしょうか?

●大丸では3年前から宣伝販売

大丸ピーコック千里大丸プラザ
(大阪・豊中市)
『エコ作』を3年前から継続的に宣伝販売している大丸ピーコックを取材しました。

今年35年目。北大阪急行・千里中央駅に近い五階建ての大丸ピーコック千里大丸プラザ。

特に地下一階の食品フロアは2003年4月の全面改装で飲食店街だったスペースもすべて「グルメシアター」と改称。

65店舗ある大丸ピーコックでも高い売り上げを誇ります。

質志向店舗としてグレード感を感じさせる商品を充実させており、そんな商品のひとつとしてこの『エコ作』も力を入れているようです。

●値段は1袋178円〜198円

『あくが少なく、
柔らかい野菜です!』
宣伝販売の山口瑛莉さん
『水耕栽培のきれいなお野菜・エコ作、あくが少なく、大変やわらかいお野菜です』

『太陽が作った安全なお野菜、捨てるところがほとんどありません』

宣伝販売の山口瑛莉さんの声が店内に響きます。

ドレッシングが掛かった野菜を試食する客は次々、買い物籠に入れていきます。

フリルアイスが178円。

その他のサラダ水菜、グリーンローズなどが198円の値段です。

●えぐみ、くささが無い!柔らかい!

野菜売り場で宣伝販売される
『エコ作』
(一袋198円)
試食した買い物客にマイクを向けてみました。

◆60代の女性

「あっさり、柔らかいです。歯が悪いからええわ。

臭い事もないよね、いいと思いますけど」

◆30代の男性

「みずみずしいですね。えぐみとかがない感じです。

2歳の子供もおいしいといってるんで、食べてもらえると思います」

◆30代の女性

『柔らかいね!くさみもないね』
試食後の評判は上々でした!
「レタスだとごわごわした感じが残りますけど硬くなくておいしいね」

◆40代の女性

「苦味がなくて食べやすいです。

無農薬だしこれなら子供にも安心して食べさせられると思います」

この『エコ作』の取り扱いがあるのはコープこうべ、イトーヨーカドー、マイカルサティー、関西スーパー、梅田の阪急百貨店、阪神百貨店、なんばの高島屋、三越です。

 

 

( 出荷段階の雑菌が少なく、日持ちがいい)

兵庫県三田市にあるJFEライフの三田グリーンハウス。

幅4メートル、長さ40メートルの培養液が流れるレーンに、作物を定植した発泡スチロールパネルが浮かびます。

平均栽培日数は45日間。年間通して栽培と収穫が繰り返されます。

出荷段階での雑菌数は
1万分の一
防曇加工の袋に入れられる
マリーゴールド
●出荷段階の雑菌数は通常の1万分の一

植物工場で栽培される野菜。

なんといっても雑菌が少なく、袋から出して、洗わずにすぐ食べる事ができるという売りなんです。

さらに入れてある袋は「防曇(ぼうどん)加工」が施されていて露が付きにくい、曇りにくいことで野菜が傷みにくいため、通常の野菜よりも日持ちが長いという特徴もあります。

野菜事業の責任者であるJFEライフ・野菜センター長の川崎 海さん(57)のお話、前回に引き続きお伝えします。

◆雑菌が少ないという特徴があるようですね?

JFEライフ・野菜センター長
川崎 海さん
「野菜についている細菌の数は、こうした工場ですと非常に少ないんです。

工場に入っていただくには、エアーシャワー、靴の殺菌を含めまして実施していまして、クリーン工場に近い状態なんですね。

さらに砂とか虫が入る可能性がほとんどないんですね。

若い主婦の方には虫が入っているのが嫌だという方が多いので、安心してお買い求め頂けると思います」

●日本の食料自給率を上げたい!

収穫作業も機械化
野菜を運搬する「トラバーサー」
◆植物工場で栽培される野菜 これからどんどん増えていくでしょうか?

「路地物の野菜の0.01%ほどしかないでしょうね。

ただこれから路地物と、水耕栽培の野菜が8対2、7対3くらいまでうまく共存共栄できるように、皆さんの食卓に、緑の野菜がふんだんにあるような生活…

そういった状態を作って生きたいと考えています」

◆皆さん方の今後の抱負は?

洗わないでもすぐ食べられる!
JFEライフ「エコ作」
「世界の状況の中で日本の食糧自給率を見てみますと40%前後しかないんですね。

自給率を高めるという事を考えていきたいんです。

海外から野菜を輸入するとしますと問題になるのは鮮度です。

私達は獲ったものをすぐにお届けできます。

それとトレーサビリティーの問題でも心配はございません」

さて、消費者の評判、売れ行きはどうでしょうか?次回詳しく。

 

( 野菜くささが少ないのが特徴!)

JFEライフ・三田グリーンハウスはハウス5棟で水耕清浄野菜を栽培します。

なぜ鉄鋼メーカーが野菜栽培を始めたのでしょか?

JFEライフ・野菜センター長
川崎 海さん

なぜ植物工場なんでしょうか?

●安定した品質を、安定した量 供給する!

野菜事業の責任者であるJFEライフ・野菜センター長の川崎 海さん(57)にお話を聞きました。

◆なぜ植物工場で野菜なのでしょうか?

「最近、気候で地球温暖化やエルニーニョ、ラニーニャ、非常に気温が高くなっている。
5500uに50万株を栽培
JFEライフ・三田グリーンハウス
(兵庫・三田市)
となるとこういった葉野菜は28℃くらいが適温といわれているんですがその状況が非常に作りにづらいんです。

そこで工場の中で環境を制御し、できるだけ路地物に近い太陽光をメインに、雨や曇りの日にはこういうライトを付けて安定した品質のものをできるだけ安定した量を皆さんに提供したいということでこういう工場でやっております」

●子供が野菜を食べてくれる! 〜野菜くささが少ない

◆こうした植物工場で栽培するメリットとはなんでしょうか?

「基本的にもの自体が安定した品質で、均一であるというのが一番大きいと思います。
サラダに彩りを添える
『レディッシュロザリア』
葉肉が薄くシャキシャキした歯ざわり

味は路地物と比べますと年配の方には『野菜臭さがないね』という評価があるんですが、若い方々には野菜臭さがなくて、マイルドな味ということで例えば野菜臭さがいやで食べなかったお子さん方が、うちの野菜であれば食べるようになったと、若い方には好まれる味ではないかと思います」

◆なぜ鉄鋼メーカーが野菜栽培なのですか?

「鉄も一時期、鉄冷えで他の事業にも手を出した経緯があり野菜を作ってみようととしたきっかけでした。

ハーブ野菜のクレソンに似た
アフリカ原産の『ルッコラ』
イタリアンサラダには欠かせない存在
我々には鉄のDNAを持っています。

そのDNAを持って野菜作りをやっておきたいと思います」


 

 

 

*このページは2005年に記載しております。  

  現在は当工房のエアロバイク発電機に市販の充電器・バッテリーを接続し、学校などでミニ植物工場や

  水の電気分解など様々な実験に使用されています。

  関心のある方はTOPページ←クリックのエアロバイク発電機(標準型)をご購入の上、チャレンジして下さい。

  また、電話やメールでの植物工場のみの問合せには対応致しませんのでご了承願います。

                                              (2009年1月記)

 

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