孫悟空が三蔵法師の弟子になる前のお話です。

猿達の住処「水簾洞」で、先ごろ悟空が海のお宝-如意金箍棒を

持ち出した顛末を小猿達が面白おかしく再現してお祭り気分に浸っ

ていた頃、天界では龍宮・地獄を大混乱にした悟空を罰して欲しい

との懇願に天の帝・玉帝は悟空討伐を計画します。

しかし、相手は下界の猿とは言えども仙人の元で修行して神通力を

身につけた猿王-孫悟空。

目の届く天界に呼んで手懐ける方が得策と、太白金星(李長庚)は

悟空を迎えに降臨します。

言葉巧みに天界へと誘われた悟空は、小猿たちに留守番を言いつけ

て觔斗雲に飛び乗り天へ昇ります。

そこで「弼馬温(ひつばおん)」の役職に任命されて仙人の仲間入りと

なった悟空は、意気揚々と御馬監(おうまや)にやってきます。

天の荒馬さえも乗りこなし、役職に励む悟空でしたが・・・。

自分が馬の世話番に過ぎないことを知り、怒り心頭に発して大暴れ、

花果山に帰って行きます。