セミナー-02 資料




パラグアイビジネスセミナー 2

<パラグアイ・ビジネス・セミナーU 開催要領>
1. 日時:2006年11月14日(火) 15:00〜16:30  開場は14時30分
2. 会場:日本貿易振興機構(ジェトロ) 5AB会議室
    住所:〒107-6006 東京都港区赤坂1丁目12-32 アーク森ビル 5階(地図参照)
3. 主催:在パラグアイ日本商工会議所、日本・東京商工会議所、日本貿易振興機構(ジェトロ)
4. 後援:在日パラグアイ大使館
5. セミナー内容
@ パラグアイの一翼を担う日系社会
A 有望産品(有機砂糖、マテ茶、ニャンドゥティ、アオポイ、アルパ)と三カ国展見どころ
B サッカー・ビジネス:ニッケイ・ベルマーレの創設
C ソフトウェア開発と日本からのアウトソーシング






在パラグアイ日本商工会議所、執行役員、企画担当の後藤成文です。昨年10月末に大統領訪日の際の公式行事のプログラムの一つとしてここジェトロ東京本部で「パラグアイ・ビジネスセミナーを開催させていただきました。ジェトロを始め、共催として日本・東京商工会議所・米州開発銀行の多大なご協力を得ることが出来まして、170余名の多くの方にご出席いただきました。 昨年は農畜産加工品に絞りお話を申し上げました。今年はパート2として、新しいパラグアイの可能性、ニュービジネスについてお話をしたいと存じます。




パラグアイ経済の特長として言えます事は「打つ手が多い」、要するに「可能性が多い」という事です。パラグアイに関しては「どうしたら良いのか」と考えると色々なアイデアが出て来ます。正直申し上げまして、内陸国であり、南米の大国アルゼンチンとブラジルに挟まれている関係もあり、「まだ手をつけていない部分が多い」というのが実情で、どのような絵でも描く事が可能であり、実行出来る事が沢山あるように思います。官に頼るだけで無く、民の力そして国民の意識を変えるだけでも大きな変革をもたらす事が出来る、そして日本の皆様の知識知恵を生かせる国であると考えております。 日本とパラグアイは面積はほぼ同じくらいの国ですが非常に対照的であり、日本とは補完的な関係にあります。具体的には、気候が反対、土地が広い、時差12時間、等々です。これに伴い強調したいの「発想の転換」です。グロバリゼーションと呼ばれる世界の一体化、インターネットを中心とする「IT革命」の波が押し寄せ、今まで「不利」であった点が有利になるという「逆転」が世界の至るところで起きています。例えば「インド」です。アメリカ合州国から一番遠いという事が今は有利に働いています。インドでソフト産業が興隆した一番の点は、元々インドでは数学が発達していた背景に加え、米国と昼夜が逆である、この点にあったと思います。それぞれ日中に仕事をし、それをインターネットで送信する、これでフルに時間が利用出来る事になります。パラグアイは内陸国であり、北半球の大消費地から遠いという地理的なハンディがあり、経済発展の阻害要因になっていたと思います。これが逆に働く、そのような時代に差し掛かかり、当地におきましても新しい発想でのビジネスの提案が可能だと思う次第です。 可能性が大きい南米が再び注目を集めています。その中央に位置し、一番基本的な資源である「土地」「水」「澄んだ空気」が十分にあるパラグアイとの貿易取引、更には投資、進出をご検討いただけましたら幸いと存じます。



人口の増加率は2%強、人口は現在約6百万人となっていて、北海道もしくは千葉県くらいに相当します。若い人が多いのが特徴といえます。その中で物価はこの3年とみに安定しており為替も安定し、GDPが急速に上昇しています。





貿易収支は常に赤字を記録しており更に拡大する傾向にあり、輸出に対して更なる振興策を立てる事が急務となっており、パラグアイ政府も輸出振興促進の新たな政策実現に向けて動いております。




メルコスールの規模
南米南部パラグアイ、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイにベネズエラが加わりメルコスール、南米共同市場を形成しています。 現在世界的に注目されている新興国と比較しても規模的には同程度です。成長率は低いですが未開発の部門が多く可能性は大きいものと期待されています。特に日本とは先に述べた補完関係があり、現在まだ日本の多くの人はアジア諸国に関心が集中していますが、今後は南米、メルコスールそしてその中央に位置するパラグアイに目を向けて頂きたいと切望します。



昨年、今から一年前、大統領訪日に随行し2005年10月28日、日本・東京商工会議所、日本貿易振興機構ジェトロ、米州開発銀行駐日事務所と共催で「パラグアイ・ビジネスセミナー」を開催いたし、ステビアやマテ茶、ゴマ、有機農産物などに焦点をあてて高い競争力を誇るパラグアイのアグロ・インダストリーを紹介したほか、投資環境や法制度についての説明を行いました。セミナーには約170名の出席があり、またセミナー終了後の二日間、個別相談会を開催し、一般的な質問の他、ステビア、マテ茶などに関して具体的な個別相談があり、こちらも盛況となりました。また、日本・パラグアイ共同新聞発表の中で、『日本国総理大臣は、パラグアイ共和国大統領の訪日に先立ち、10月28日にパラグアイ日本商工会議所他の主催により東京において「パラグアイ・ビジネスセミナー」が実施されたことを高く評価した。』と記されました事は商工会一同にとり、大変名誉な事と感じております。今回のセミナーはこのパート2という事で、昨年は農産加工品に絞り説明したのに対し、別の角度から民芸品・工芸品そして新しいパラグアイでのビジネスの可能性を取り上げて参ります。



昨年のセミナーそして個別相談会におきまして、パラグアイの産品を取り扱いたい、パラグアイ側ともっと詳細に打ち合わせを行いたい等色々な要望、ご意見、ご相談をいただきました。その中で具体的にパラグアイ産品を取り扱い商品化している例を紹介したいと思います。まず取り上げるのはグリーンノート社様の有機砂糖、商品名「パラグアイスウィート」です。
砂糖は色を白くする為に亜硫酸ソーダ、骨粉、イオン交換樹脂などを使用する場合がありますが、パラグアイスウィートはこうした化学物質を一切使用せず『水』だけで精製を行って自然の白さを作っている商品で、有機食品の認証を受け生産されています。かなり以前からパラグアイでは欧米向けに有機砂糖を輸出しており実績があります、日本におきまして、中国産の野菜が農薬漬けになっているなどの問題があり、食の安全に関して消費者の関心が高まる中、今回日本向けに商品化され、販売が開始された事により、「パラグアイ」が自然豊かなイメージブランドが定着する事を期待しております。漂白されていない自然の砂糖が好まれるようになって行くのでしょう。
本日ここにグリーンノート社山田洋二郎社長が遥々本社のある明石市から、お越し頂いていますので御紹介申し上げたいと存じます。どうぞ山田社長。セミナー終了後種々意見交換に応じて下さるとのことですので、御希望の方は個別コンタクトを御願い申し上げます。





パラグアイ原産の特産品でありパラグアイ国民生活に欠くことのできないのがマテ茶です。健康に優れミネラルの豊富なパラグアイ産マテ茶について、日本の多くの人々に、そして企業の皆さんに知って頂くとともに、日本人に適した新たな商品開発によって、日本市場への普及を大いに期待しております。マテ茶は、コーヒー、紅茶、緑茶と並ぶ、世界四大飲料の一つであり、パラグアイ、ブラジル、アルゼンチン、チリ南部、ボリビア南部等、南米諸国の多くの国民に愛飲されております。パラグアイにおける2003年度・マテ茶の栽培面積は31000ヘクタールで、収穫量は8万9千トンです。そのうち輸出は825トンでもっとも多い輸出先はシリアの364トン、次いでドイツの174トン,アメリカの137トンとなっております、日本には僅か、収穫量の1,1%である8,8トンしか輸出されておりません。全てのミネラルにおいて高含有量のお茶であり、人体に必須である微量元素の補給源として重要な食品であることは特に注目して良い点です。昨年のセミナーにおきましてこのマテ茶を重点的に取り上げましたところ、エンカルゴ社という会社を立ち上げたばかりの方が有機マテ茶を取り扱うという事でセミナー翌日の個別相談会にいらっしゃり、その後実際にパラグアイに来られ買い付けをされ、現在はインターネットを通じて販売をされています。ユニークなのはマテ茶で煮た豚肉を扱う会社とタイアップしている事です。従来の焼豚と比較しますと柔らかく、マテ茶に含まれている栄養も同時に摂取出来る利点があるとのこと、これも新しい発想での商品開発の具体例と思います。



今回特にパラグアイの特産品として御紹介申し上げるのが、ニャンドゥティ、アオポイ、ヘチマ、楽器、フィリグラナ(金銀線細工)、皮革製品です。



「ニャンデュティ」とはパラグアイ特有の言語であるグァラニー語で「白い蜘蛛」を意味します。その名の通り、白色糸で作成されたものは一見、蜘蛛が作成した巣の如くであり、そこからこの名前が付いたものです。製作方法は文字通り一つ一つの手作りで、機械化は出来ず、同じ製品は二つと作れない、こだわりの特注生産が可能となります。主な製品:テーブルクロス、テーブルセンター、ベッドカバー、枕カバー、クッションカバー、トイレットペーパーホールダー、ティッシュペーパーホールダー、携帯電話置き台、ワインボトルカバー、帽子、ランプ傘装飾、額に入れた絵等々、製品群は多岐に亘ります。
製作方法は
同寸の下図面作成
先ず木枠の準備です。大きな製品(ベッドカバー、テーブルクロス等)であれば、図面を分割して、木枠を複数個用意します。
木枠に布を張り、かがり糸で留め、下図面に合わせて布に下図を転記します。
図の大枠となる糸を入れます。使用する針は一般に使用される裁縫針です。
次に大枠糸を繋ぐ糸を通しますが、この際に布には糸を通すことなく、大枠糸の間でのみ繋ぎます。
そして模様を作成する糸を通して下図に沿った模様を作成します。この時に、色の組み合わせ、模様の組み合わせを行ないますが、特別注文で無い限りは製作者のセンスが問われる場面です。特別注文であれば、この部分の色はこれ、模様はこれと指定出来ます。
模様は数十種類あり、それぞれに固有名があります。
糸を入れ終わり、模様が完成したら、糊をつけて水洗いを行ない、乾燥させます。糊をつけのはピンとした張りを持たせる為です。
乾燥が済んだら、大枠糸を切らない様に布を切り抜き、全ての布を切り抜いて出来上がりとなります。
絵の場合には布を切り取らず、そのまま額縁装飾店に持参し、好みの額縁に嵌めて貰うのが御勧めです。




一見麻布の如き印象と外見の生地ですが、綿100%、それも当国パラグアイ産綿を使用した綿布を使用します。
この綿布に独特の文様を入れて作り上げるのがアオポイというパラグアイ独特の布地です。
この布地を裁断して、テーブルクロス、ナプキン、ブラウス、ワイシャツ、ネクタイにしたものがアオポイ製品で、吸湿性・通気性に富んでおり、高温多湿のパラグアイの夏場には非常に適した繊維製品で、高級ブラウス・ワイシャツは既に欧州に輸出されています。日本の夏も高温多湿でありますから、大いに御利用頂きたい商品として御紹介する次第です。
色は白、青、黄、薄緑、赤、ピンク、グレーと様々あり、また模様を入れる色の組み合わせを変えることにより、製品の変化が更に増える効果もあります。







パラグアイは亜熱帯性気候であることからヘチマの栽培に適しています。天然植物繊維特有の膚触りの良さ、吸湿性の良さが見直されて、各種の製品開発が始まりました。バッグ、スリッパ、風呂で子供が楽しく遊べる玩具、マッサージ用手袋等々です。製品が出来上がるまでの日程は凡そ次の通りです。

10月に播種
2月に収穫、処理
3月から製品制作開始出荷



パラグアイは昔から金銀細工加工業が盛んな国で、首都アスンシオンの隣市であるルケ市が特に有名です。定番のネックレス、腕輪、イヤリング、指輪以外にも室内装飾品、小物が豊富にあります。宝飾店によっては最新の加工機械を導入して新製品開発に注力しています。原材料として銀のみならず、金、銅、輝石、真珠等々を組み合わせることも可能です。



パラグアイは昔から金銀細工加工業が盛んな国で、首都アスンシオンの隣市であるルケ市が特に有名です。定番のネックレス、腕輪、イヤリング、指輪以外にも室内装飾品、小物が豊富にあります。宝飾店によっては最新の加工機械を導入して新製品開発に注力しています。原材料として銀のみならず、金、銅、輝石、真珠等々を組み合わせることも可能です。写真の製品群、上段は定番のブローチ、イヤリング、ネックレス、ペンダントです。下段は、左から室内装飾品子供の靴(オランダの木靴が装飾品としても利用されていることから新たな商品として生まれたものです)、真ん中がボールペン、ネクタイピン、右は室内装飾品ですが、これ実は木の葉を金メッキ、銅メッキしたものです。さり気無く透明の小箱に入れて出窓に置く、書棚に置くなど如何でしょう。



パラグアイの皮革製品の特徴
パラグアイ国家輸出プロジェクトの一分野であり、技術的な向上を目指し、市場にあった製品製造を目指す。皮革製品向上を図っています。商品としては定番ではありますが、カバン、革ジャンパー、ベルト、皮靴、等があります。



パラグアイを代表する楽器で、元来はヨーロッパから宣教師が布教に来た折に持参したハープが当地で形を変えて現在の形態になったと言われています。西洋音楽の音階順に絃が張られているが、ピアノでいう黒鍵に相当する音の絃が無いのが特徴です。絃を爪弾くには指先並びに手首の力を必要とし、加えて楽器を支える全身の力も当然に必要となりますから、おしとやかに演奏するという楽器ではありません。パラグアイでは女性よりも男性奏者が圧倒的に多いのは実際の演奏で体力を必要とする上記理由によると言われています。日本でも近年はアルパの人気が非常に高まっており、日本からパラグアイにアルパ学習ツアーで来パされる方々が増えています。日本での奏者第一人者はルシア塩満さんで、本日の三カ国展示会開会式でも、演奏頂きました。製造工場はアスンシオンに数箇所あり、1台製造するのに一人の職人が1週間を必要とします。胴の部分、絃を張る部分、支柱の部分に好みの模様、彫刻をすることも可能で、パラグアイの演奏家は殆どが自分の楽器を調達する際に、これらの注文をすることで独自のアルパにしているのが普通です。





次に新たなビジネスの可能性として次の3点を御紹介申し上げます。南米と日本の間で?という疑問がでるやも知れません。一部は実現しておりますので、ここに御紹介する次第です。



うなぎ用の良質な炭 パラグアイ産の炭は将来有望な商品の例 中国は輸出を取りやめ、蒲焼の炭が不足 大量に出る廃材を活用 日本向け良質な炭の生産を試行 美味しい鰻を焼くには良質の炭を大量に消費する必要があると聞いています。パラグアイ産の炭は将来有望な商品の例として紹介させていただきます。 うなぎを炭で焼くのは遠赤外線効果で表面を焦がす事無く中までしっかりと焼く事が出来るからです。2004年に中国が森林保護を理由に炭の輸出を止めた事により、日本では鰻に用いる備長炭に代表されるような良質な炭が不足しています。現在、「炭火焼」と称していてもガスとの併用が多く、実際には炭は香り付け的な位置付けとなっています。パラグアイでは開墾等で多くの樹木が廃材となり、活用されること無く廃棄されているのが実情です。一部は炭にされ、ヨーロッパ等にかなりの量が輸出されていますが、鰻を焼くような良質なものではありません。 最近、会議所のある会員が西パラグアイにおいて大規模に畜産に乗り出しました。牧場の面積は大阪市くらいで、多くは原始林の状態で開墾に伴い大量に出る廃材を活用する方法として考えているのが日本向けの炭です。木の材質は備長炭の原料のウバメガシによく似ており、良質の炭が出来ます。現在日本で炭焼きの経験を持つ専門家が専用の窯を作り試行の段階ですが、高い温度で蒸し焼きにするなどより硬く高い熱を出す良質の炭を生産出来る目処が立ってきており、商業化に向けて試行が続いています。 パラグアイで良質な炭を安定的に確保出来るのであれば、将来有望な輸出品となると考えます。



01・ニッケイ・ベルマーレに関して
パラグアイはサッカーに関しては南米の強豪として知られています。ワールドカップは3大会連続の出場、南米予選ではアルゼンチン、ブラジルとは常に互角の戦いを行なっている強国です。また、南米サッカー連盟の本部はパラグアイの首都アスンシオンにありパラグアイは南米サッカーの中心に在るとも言えます。この度、このパラグアイに「日系ベルマーレ」という名称のサッカーチームが設立されました。この「日系ベルマーレ」はゼロから作り上げていくチームとして、パラグアイ地方2部リーグへの加入となり、去る10月30日に現地でオープニングセレモニーが行なわれ、今月一日より本格的に始動しました。提携先はJリーグの湘南ベルマーレです。新チームの施設・グラウンドの場所は首都アスンシオン市郊外のイタグア市にあり、日本人・日系人の総合クラブであるセントロ日系の隣接地に建設され、このセントロ日系の全面支援を得てクラブの運営が行なわれます。日本人・日系人の存在もあり、親日家の多いパラグアイでは、今回のチーム設立が大きな話題となり、同時に期待も寄せられています。



日本からの受け入れ
日本において選手育成に関しては現在の日本のJリーグのシステムでは18歳以下のチームまでは年齢別にチームがありますが、これとトップチームの間が抜けており、有望な若手選手の活躍の場所が限られている現状があります。湘南ベルマーレとしては外国籍枠のないパラグアイリーグで、若手選手の派遣・育成・強化を図る計画をもっています。日本で出場機会に恵まれていない若い選手をパラグアイに留学させて、一定期間トレーニングを積ませる、といったことが考えられます。地方の2部と言いましても日本で例えるならばJFLの下位くらいのレベルはあり、かつサッカーは非常にアグレッシブで、若い内から南米の当たりの強い個人技を中心としたサッカーを実際の試合を通して体験出来れば良いと考えています。南米のサッカー大国パラグアイでサッカー漬けの毎日を過ごすことによりタフな選手に成長する事が期待されます。



パラグアイ選手の強化
現在までJリーグで南米出身の選手と言いますとブラジル出身の選手が多いのですが、当然パラグアイにも有望な選手がたくさん居ます。このような選手を若い内に発掘し、日系ベルマーレの選手として試合を経験させ、実戦で使う事により選手の能力を見極め、また日本で活躍出来るレベルに達するよう必要な事を教えて行く事が出来ます。競争の中で伸びて来る選手を日本に送り出し、日本で活用出来る選手になると考えています。




将来の展望
パラグアイは南米の強国と言ってもブラジル、アルゼンチンと比較しますと人口も少なく、クラブの数も格段に少ないのが実情です。下部リーグを勝ち上がれば数年後に一部リーグに参戦する事も夢では無いと考えています。日本人・日系人そして地元の人達の支援を受けながら強くなって行けばクラブとしても十分に採算が取れるものと考えています。将来は南米クラブ選手権であるリベルタドーレス杯への参加も可能であると思います。また湘南ベルマーレは産業能率大学とも連携してします。この関係を活用しまた新たな展開も期待出来るものと考えております。



何故パラグアイでIT産業か。
日本語能力に優れた日系二世三世の存在があります。
家庭では日本語を使い、外ではスペイン語、英語を使う日系二世三世が存在します。
日本語能力検定試験一級合格者の多いのもパラグアイの特徴です。
日系二世三世は数学物理が比較的得意であり、大学でも情報処理を学ぶIT産業従事者としての資質を有する若い世代が存在します。
従い、日本との文化的な感覚の差異は少なく、日本語を共通言語として連絡・相談・打合せが可能となります。
日本との時差13時間(パラグアイの夏場である10-3月は夏時間が導入されるので12時間の時差)の活用が可能となります。これはアメリカ合衆国とインドとの関係と同じです。
データ入力業務であれば、日本時間の夕刻18:00−19:00にインターネットで送付したデータはパラグアイ時間同日05:00−06:00にパラグアイで受信でき、パラグアイの一般的な業務開始時刻である07:30には届いているので、直ちに入力作業を開始することが出来、そしてパラグアイ時間夕刻17:00−18:00、即ち日本時間翌日06:00−07:00には作業の終わったものを日本に返送することで、1日24時間を効率良く活用するオペレーションが可能となります。
プログラム開発であれば、
日本で夕刻まで行なった作業結果をインターネットで送付してパラグアイ時間の朝にパラグアイに渡して作業を継続し、パラグアイ時間の夕刻にはパラグアイでの作業結果をインターネットを介して日本に送付する、或いは、双方がサーバーにデータを保存して、それぞれがアクセスする方式で開発作業を推進する方法が理論上可能であり、一日を有効活用することで、納期短縮、コストダウンを目指すことが可能になると見込まれます。
即ち、日本語対応と時差活用がソフト開発・データ入力業務の有力なツールになると判断されます。



コンピューターソフトの開発はインターネット技術の発展、様々なシステム構築の要請に応じ、ますます複雑化、高度化しているのが現実です。
特にインターネットの発達により、地球上どこに居てもリアルタイムで情報収集、観察が出来る状況が生まれています。即ち、目に見える物を工場で生産するのと異なり、ソフトは目に見えない商品であって、インターネットを介して入出荷することが可能が商品ですから、インターネットを使える環境があれば、世界のどこでソフト開発を行なっても一向に構わない、オフショア開発が行なわれて当然という構図が見えて参ります。勿論のこと現実には話しは決して容易では無く、信頼できる技術者がいるか、インターネットの質、コスト等々様々な要因があるのは当然です。加えて、コンピューターソフトは数字と文字の組み合わせで出来上がっているが故に、仕様がきちんと確定していれば、開発業務に際して言語上の問題が少ないということは言えますが、日本(客先)と開発者との間に立って、何かと受発注業務を推進する所謂ブリッジSE と称する人物には客先要望・希望を正確に聞き取り開発部隊に的確に連絡する必要があることから、専門知識もさること乍ら、優れた言語能力、コミュニケーション能力、信頼関係構築能力が要求されて参ります。現在把握しているところでは、パラグアイで日本向けに開発したソフトとしては次のものがあります。

HP作成
入出金管理業務ソフト
受発注管理業務ソフト
グループウェア
安全管理システム
ゴム印入力ソフト
があります。



パラグアイの日系社会の現在の動向につき、表記の順に御説明申し上げます。



日本人移住は戦前1936年に開始しました。戦争で移住は一旦中断しましたが、その後各地に日本人移住地が南部を中心に数箇所建設され、多くの日本人が移り住み、現在では日本人・日系人合わせて約7千人がパラグアイ社会に根をおろし、確固たる地位を築いています。日本との間には現在でも有効な移住協定が在り、就労査証、移住査証の取得が容易です。また、それぞれの地区で日本語学校を運営し、子弟の日本語教育には力を入れており、日系人の日本語能力が高く、2、3世の若者の多くも日本語を常用語としています。社会的地位が比較的高く、各方面で活躍し、非常に親日的な国です。因みに昨年大統領と共に訪日しましたカナザワ国軍総司令官陸軍大将は日系2世であり、医師・弁護士にも日系が進出しております。



この9月8日に日本人移住70周年式典が開催されました。今回はセントロ日系という日系団体が所有している自前の場所で行いました。出席者は約1200人、日本政府を代表して山中Y子(あきこ)外務大臣政務官、パラグアイ政府からはニカノル・ドゥアルテ大統領が出席、両国の友好関係が誓い合われました。また記念切手(手元にかざして見せる)も発行されるなど日系社会のみならずパラグアイ全体で大きな話題となりました。大統領はあいさつの中で、日系人らの同国での役割を評価し、両国関係の一層の強化を強調され、日系社会がパラグアイにおいて確固たる地位を築き上げている象徴的なイベントとなりました。今月初旬11月1-4日には秋篠宮文仁親王殿下がパラグアイを訪問され、両国政府間の友好親善に新たな1ページを加わりました。




投資、ビジネスを行うに当たり、不動産、自動車の購入時の売買契約、家屋の賃貸契約などから始まり、弁護士、公証人に依頼する事柄が非常に多いものです。日系人の中にもプロとして活躍されて居る方がいますが、2003年に30代の有志が中心となり「日系人弁護士・公証人会」が設立されました。会員数は現在13名です。日本語の能力も高く、パラグアイにおいての法律相談、契約書類の用意などについて日本語で対応します。パラグアイにおいて投資をしたい、輸入をしたい、現地に法人を設立したい等の希望があります場合にはご相談いただきたいと思います。また、日系弁護士公証人会は在パラグアイ日本商工会議所のメンバーでもあり、コンタクトをされたい方は当商工会にご連絡を頂ければ直ぐに対応致します。



外国で生活をする場合に何より心配なのは健康の問題です。特に病気や怪我の際には信頼出来る医師の存在が不可欠です。日系人の中には40名近い医師がおり、日本語で応対しています。外科、内科、産婦人科、眼科など専門も多岐に渡っています。日系医師の多くはパラグアイの大学で勉強した後に日本に留学しています。主な留学先は東北大学、京都大学、慶応大学など一流の大学研究機関であり数年間滞在し、この間、日本の最新医療に精通し、また日本語の能力にも一層磨きがかかります。また組織はまだありませんが、歯科医師も開業されている方だけで10名は居ますので歯が痛くなりましても安心です。



主力輸出品である大豆の生産だけでは無く、日本人は胡麻などの生産に携わっています。また、ある日本人家族は国内最大の養鶏場を経営し、鶏卵生産ではパラグアイ国内最大であり、マーケットの大半を抑えるまでになっています。農業部門だけではなく、商工業の分野での活躍も大きいものがあります。当商工会議所の会員企業の業種はお配りしているパンフレットの通り多岐に渡り、農産品加工から保険金融、和牛肥育、旅行社など多方面で活躍をしています。公的部門にも多くの人材を輩出しています。現在のパラグアイ国軍総司令官は日系二世の金沢ケイ氏、石油公団総裁はこちらも二世の高橋アレハンドロ氏です。財務省の小倉局長など、公務員の中にも日系人が目立ち始めています。政治の分野ではラパス市長から現在日本国駐在パラグアイ共和国特命全権大使閣下を務めていらっしゃいます田岡功大使をはじめ市長には数名が既に就任しています。近い将来、日系の大臣、将来は大統領が出るかも知れません。



●目的・役割・任務
@パラグアイにおける日系企業・諸団体の経済活動の活性化を図り、パラグアイ経済の発展、パラグアイと日本並びに諸外国との通商関係の促進に寄与する事を目的としています。
A会員企業への通商経済情報の提供、日本企業・在外日系企業へのパラグアイ通商経済情報の提供を通じて経済活動を活発化させる。パラグアイ日系企業の協力・協調体制を構築する。外部、特に日本並びに在外日系企業・団体に対してパラグアイの経済的側面の広報宣伝活動を行う。

活動詳細は当会議所のHPを是非御覧下さい。

設立:1975年5月13日 30年を経過
現在の会員数:正会員29名 特別会員7名 合計36名
パンフレットを用意してありますので御持ち頂きたく存じます。



投資取引相談窓口機能
 各種投資、輸出入など取引、現地法人設立など日系弁護士会、公証人会(商工会メンバー)が日本語での相談に対応できます



【資源の宝庫】 パラグアイは昨今の地球環境問題の視点からすれば、未開の自然が未だ溢れるほどにある農業国であるが故に、世界の食糧供給基地の一つと成り得る国であり、近年は豊富な地下水資源の確認、そして天然ガスの存在の可能性もあることから、南米の、メルコスールの一員として世界に存在を十分にアピール出来る国といえる。 【知的財産の活用】 70年前に日本人が当国に足を踏み入れて居住を開始して以来、日本人の持つ優れた資質により勝ち得た日本人・日系人のパラグアイでの高い信用は、今やパラグアイの財産であり、これを更に活用してパラグアイ社会ともっともっと深く強い関係を構築することが、当国の発展に大きく貢献するのは間違いない。 【母国との関係強化】 一方で日本に目を向ければ、ドゥアルテ大統領訪日に伴って、日パ友好議員連盟が従前以上にパラグアイを、そして日系社会を重要視して来ている状況があり、これに呼応してパラグアイでは相手となるパ日友好議員連盟が発足して国会議員レベルでの本格交流が始まっていること、在外選挙権を衆議院選挙区選挙にも拡大する動き、各都道府県単位で当国にある県人会との更なる結び付きが強化されつつある状況等々を勘案すると、日本とパラグアイの間は国レベルにとどまらず、地方自治体レベルでも独自の特色ある交流が進んでいて、この流れは更に深化するものと予想される。 【企業誘致に向けて・・・】 かかる状況を積極的に活かして日系社会がパラグアイ社会の中で、更に高く評価されるには、日系諸団体、個々人が現在以上に自主独立して広く活動して行くことが必要不可欠の要素になるであろうと現地では見ております。パラグアイを出て、日本その他の国に出稼ぎに出ている日本人・日系人が安心して再びパラグアイに戻れる、或いは又、日本本国から見てパラグアイに行ってみたい、そして住み着き就労或いは起業したいと魅力を感じる環境整備に向けて、商工会議所は知恵を絞り協力することが、日系社会が新しく生まれ変わる原動力の一つになろうと考えています。



最後に今回の三カ国展示会の見所につき簡単に御説明申し上げ、本セミナーを終了したいと存じます。

マテ茶用グッズ:
様々な種類のグアンパと称される容器をお楽しみ下さい。
基本は牛の角で作ったものですが、皮でくるんだもの、彫刻を
施したもの(注文で名前を入れることも可能です)、パロサント
という香木で作ったもの、銀で作ったもの、様々です。

ニャンデュティ:
室内装飾品から実用的な商品まで、新たな展開が行なわれています。繊細な工芸品を御家庭の日用品に取り込むニューライフは如何でしょう。

アオポイ:
品質改善、縫製技術向上により、夏場のシャツとして価値が
上がっています。クールビズに如何でしょう。

フィリグラナ:
繊細な細工が見所です。奥様、恋人への贈り物、結婚記念日、誕生日の贈り物に如何でしょう。勿論、注文で名前を入れることも可能です。

楽器:
アルパがパラグアイの代表的楽器です。その大きさ、重量、装飾を御覧下さい。

ヘチマ:
自然の素材の持ち味を見直しましょう。夏用バッグ、スリッパを是非御試し下さい。

以上をもちまして、パラグアイ・ビジネス・セミナーIIを終了致します。本セミナーの内容が、既に開催されております、三カ国展示会の展示商品を御覧になるに当たり、何がしか皆様の御役に立てば非常に幸いです。長時間に亘って御清聴頂きまことに有難う御座いました。改めて衷心より篤く御礼申し上げます。
       



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