日本のプロ野球を見て-03 (2006年)




トリノオリンピックそしてWBC優勝で盛り上がったシーズン前、その分キャンプやオープン戦には余り関心が払われなかったように思います。パリーグに注目が集まる昨今、今年もその傾向が強まるのでしょうか?巨人の復活はあるのでしょうか?2006年のプロ野球に注目しています。

野球-02(2005年)
野球-01(2004年まで)



37・今年のプロ野球を振り返り(2006年12月31日)
今年は結構話題が多い一年でした。現在を振り返るにあたり、個人的に現在応援している順番を並べてみます。基準は対戦した場合どちらを応援するかで考えてみました。

01・横浜ベイスターズ
02・東北楽天ゴールデンイーグルス
03・北海道日本ハムファイターズ
04・千葉ロッテマーリンズ
05・福岡ソフトバンクホークス

06・広島カープ
07・阪神タイガース

08・オリックスバッファローズ
09・東京ヤクルトスワローズ
10・西武ライオンズ

11・読売ジャイアンツ
12・中日ドラゴンズ


ずっと横浜ベイスターズのファンでこの1位は不動ですが、2位以降はかなり変動します。しかしこのように見ますとパリーグのチームが上にあるのが自分としても意外です。楽しく意外性のある野球が好きなのでしょう。巨人、中日が下の方にあるのは何か「管理されている」という印象があるからです。昨年の千葉ロッテ、今年の北海道日本ハムの勝利で楽しいのびのびとした野球がファンに受け入れられたように思います。思い切りの良い溌剌としたプレーでしっかりとしたプロの技があるというような感じでしょう。苦しんで眉間に皺を寄せながらのプレーでは面白くありませんね。この数年は色々な意味でパリーグの方が努力をしているという印象があります。

一段と巨人離れが進んだ事も印象的でした。初の二年連続Bクラス、人気も低迷しており、東京のローカルチーム化が進んでいるように感じます。野球空白地域に新しいチームや独立リーグが誕生し、もはや巨人は全国的な人気を集めるチームでは無くなっています。ヤクルトが「東京のチーム」を鮮明に打ち出す中、巨人はチームの方向性に苦しんでいるように見えます。来年に向かい若手を育てることよりも優勝を狙えるチームである事を優先しているようです。小笠原を入れてかなり打線は充実して来たと思います。潜在能力の在る若手投手の中から何人かローテションに入れば、高橋を抑えに回し戦えるので今年のような事は無いと思います。巨人の復活に期待して行きたいと思います。



36・新たに北信越に独立リーグ(2006年11月21日)
2シーズンを終了した四国アイランドリーグに続き「北信越リーグ」なるものが誕生しました。チームは「富山サンダーバーズ」「石川ミリオンスターズ」「信濃グランセローズ」「新潟アルビレックス」の4チームなのだそうです。新潟アルビレックスはサッカーの一部リーグに所属しているチーム名と同じですね。今までですと高校からプロ野球に進めない人には大学の他に「社会人野球」なるものがあり、都市対抗野球という舞台が用意され、プロ野球選手の供給源となっていました。このところの社会情勢で半プロ的なお金のかかる野球チームを持つ企業は減る一方で、社会人野球で受け入れられる人数は限られて来ています。半プロとは言え会社員ですから、仕事もある人も多く100%野球に専念出来ない欠点もあります。

プロ野球チームの無い地域で社会人野球に代わる独立したプロ野球チーム、独立リーグを作る動きが各地であり、最初に2年前。四国アイランドリーグが始まりました。給料は安くても野球を行なう事で支払われるので立派なプロであり、選手は野球に打ち込む事が出来る環境で地元密着型のチーム作りが行なわれています。今回はその第二段としてこちらもプロ野球チーム空白地帯の北信越で独立リーグが発足しました。新潟市、富山市、金沢市、長野市はどこもそれなりの都市ですが、本格的なプロ野球のチームが出来るほどの都市でも無いので今回の新リーグ新設は非常に良いと思っています。これで独立リーグが2リーグ計8チームとなり、各球団に25人として200人の選手が野球に励む事が出来るようになる訳です。4チームだけですとカードが限られ面白みに欠けると思いますが、これで交流戦や両リーグの優勝チームによる独立リーグ日本一決定シリーズ等を実施出来、より地元の関心を集める事が出来ると思います。

今年のドラフトでは四国アイランドリーグから2人の選手が巨人とロッテに指名されました。このように実際にプロ野球へのステップとなればよく優秀な選手が集まりプレーもより真剣なものとなりレベルが上がって行くものと期待しています。ただドラフトでは独立リーグの全選手が対象では無く社会人野球に所属している選手と同様に高卒ですと3年経過している事が条件のようです。これは少々おかしな気がします。独立リーグはプロ野球なのですから全選手を対象とすれべきであり、日本プロ野球協会から見ますと金を掛けないで選手を育てている事になり、非常に得な話だと思うのです。

いずれにしても新リーグの登場で北信越の人にとっては野球が身近になり、裾野が広がると思います。多様化が進み色々な楽しみ方が増える事を期待しています。






35・松坂選手・井川投手、大リーグへ・高額の移籍金(2006年11月19日)
シーズンオフとなり注目されたのが松坂大輔投手の去就です。大リーグ行きを希望し、球団が妥協し、入札となり60億円でレッドソックスが落札して話題になりました。この60億円は西武の一年間の運営費用を上回るというのですから大変なものです。この60億円の大きさが話題になりましたが、一枚2千円という標準的な入場券を3百万枚売る額に匹敵します。要するに全試合スタンドを満員にするよりも額が上という事になります。これは大変な事です。今回の入札は「選手との交渉の権利」のという事で権利に対して払われる金額で、実際に何かを手に入れたものではありません。正直クレージーというのが多くの人の印象でしょう。井川投手は30億円、岩村選手でも5億円で交渉権を売りました。日本の球団にとっては今まで考えもしなかった儲かる商売が出現しているという事でしょう。

多くの人が日本プロ野球のマイナー化、大リーグの下請化を心配しています。著名なスポーツ評論家は今回の60億円はアジアの野球振興に使うべきであると提言していました。しかしながら、今回の60億円は正当な手順で西武球団がビジネスとして獲得したお金です、当然西武球団のものであり、営利企業である以上は株主の利益になる使い方をするべきであり、外の人がその使い道に対して言うのはおかしな話です。でも本当に日本のプロ野球にとり悪い話なのでしょうか?今回の事で「米国に日本のプロ野球が認められた」とも言えます。日本で活躍して大リーグに行った選手は大体活躍しています。日本ではそこそこの成績しか残していなかった大家投手、そして今年はドジャースの抑えとして年間を通じて活躍した斉藤隆投手などは数年間ほとんど活躍出来ずにいました。野手でも井口選手、田口選手、城嶋選手、松井選手など日本での数字に大きな狂い無く大活躍しています。要するに日本のプロ野球がかなり大リーグのレベルに近づいたという事を示していると思うのです。

来年から日本のプロ野球球団は良い値段で選手を積極的に大リーグに売ろうとするようになるでしょう。一年努力して上げた総売上よりも選手一人の移籍権利金が大きければ当然そちらに目が向くと思います。日本のプロ野球が多くのスター選手が抜けてレベルが下がると心配している人が居ますがこれは逆であると見ています。むしろ若い選手、プロを目指す高校球児の意識が変化するのではないかと思います。今までは社会人もしくは大学で良い成績を上げて即戦力と期待出来る状態で多額の契約金をせしめるというのが理想的な入団方法と考えられていましたが、これからは高校を卒業して直ぐにプロで活躍し、25歳位で高値で大リーグに行くというのが理想となるでしょう。二年前に日本ハムに入り現在は若きエースとなっているダルビッシュ、そして今度楽天に入団する駒大苫小牧の田中投手、ロッテの八重山商工の大嶺投手などが球団と共に第二の松坂を目指す事になると思います。子供達も余りお金にならず選手寿命も短いサッカー選手よりも大リーグを目指す野球選手にシフトして行くと思います。巨額の金が動くとなれば色々な形で競争は激しくなると想像します。選手の流出を心配する声もあるようですが、高額の移籍金を受け取る為には当然日本のプロ野球もレベルを維持し出来ればレベルを上げて行く必要があります。良い意味の刺激となりプロ野球に活気が出る事を期待しています。

今後は選手の方にも動きが出て来ると想像しています。現在の方式ですと球団は巨額の資金を手にしますが選手は別に契約をしなくてはなりません。自分の価値に対して育ててくれ世話になって来たとは言え商売をしている所属球団がより大きな利益を得る事には納得出来ないという意見が出て来ると思います。具体的にはFAまでの期間の短縮を選手会が提案して来ると思います。例えば高卒7年でFA資格が取得出来るようになれば今回の松坂選手や井川選手の場合には自分で自由に球団と交渉が出来、今までの所属球団には束縛されずに済みます。これを強烈に主張して来ると想像しています。心配するのは野球そのものよりもお金ばかりに目が向きプロ野球が殺伐として来る事です、熱いプレーがありファンがあってのプロ野球であるという原点を失う事だけは避けて欲しいものですね。



34・日本ハムが日本シリーズを制す(2006年11月08日)
今年の日本シリーズは日本ハムの完勝に終わりました。初戦こそ両チームは手探り状態でかつ緊張があったようですが、2戦目以降は日本ハムのペース、札幌では点数以上に勢いに差があったように見えます。第二戦はベテラン山本と八木の投げ合い、これを勝利して1勝1敗にした時点で気分良く札幌に行けたのが良かったと思います。日本ハムは前回優勝した時には巨人との試合、両チーム共後楽園球場を本拠地にしていましたが、人気は桁違い、ホームと言っても巨人ファンばかりでした。今回は地元北海道は熱狂的な日本ハムファン、球場全体を敵に回す中日は戦い難かったと思います。日本ハムの勝利を確信したのは第三戦、リードして投手を交代した時に外野の3人がセンターに集まりシーズン中と同じようにグラブを頭に載せて談笑し、ファンサービスのパフォーマンスをしていた時です。中日が深刻で暗い感じなのに対して日本ハムは楽しそうで普段の通り、野球を楽しんでいるような様子でプレーしている、この差は大きかったように思います。あるスポーツ紙が草野球を楽しんでいる少年達のよう、と表現していましたが、その通りでした。

結果は4勝1敗で日本ハムの完勝でしたが、世界中継があった第四戦を見ていましたが、投手力には差が無いかむしろ中日が良かったかも知れません。この試合は基本に忠実な走塁と堅実な守備が勝敗を分けたように見えます。中日からしますと不真面目とも取られかねない日本ハムの外野陣ですが守備は鉄壁でした。パリーグのゴールデングラブ賞を独占したのを見ても分かるように日本ハムがパリーグ最高の防御率を残せたのはこの外野の守備にあったと言えます。ヤクルト時代には真面目で暗いイメージがあった稲葉選手ですが、新庄によって明るくそして活躍する頼りになる五番打者に変身しました。数年前に下位を低迷していた時には外野に選手が居ないのが問題でしたが、北海道に移転してこの3人が加わりチームが一変したように思います。要するに外野をチームをまとめ上げた新庄選手の功績なのでしょう。最後に三振しても大きな拍手、何をやっても絵になる選手というのは長嶋以来と言われていますが、今回の優勝で新庄の評価は高まり、プロ野球の新しい方向を示したと思います。さわやかでのびのびとした日本ハム、北海道に完全に根付いたという印象ですね。

パリーグがプレーオフを導入して3年間、これで日本シリーズはパリーグの3連勝となりました。色々な理由はあると思いますが、プレーオフで戦って勝ち抜いた自信と勢いがそのままシリーズに出て来るのでしょう。一時は人気も実力もセリーグと言われていましたが、ここに来て風向きが変わって来た様に思います。九州そして北海道、東北と地方に進出しているパリーグ、地元のファンを得て人気チームに変身しています。これでオリックスと西武に人気が出ればセリーグを追い抜く事も可能かも知れません。交流戦と言いますとセリーグは試合数を減らせ、パリーグは増やせという意見の対立がありますが、これが逆転する可能性もあるように感じています。外から見ていて面白いのは断然パリーグですから。



(写真:第三戦の投手交代でセンターに集まり談笑する日本ハム外野陣:共同)



33・日本ハムと中日の日本シリーズ(2006年10月15日)
パリーグのプレーオフ第二ステージは日本ハムの連勝で終わりました。いよいよ日本シリーズです。日本ハムと中日の対戦は初めてなのだそうで、かなり新鮮な印象があります。首都圏・関西圏以外だけでシリーズが行なわれるのも中日-ダイエー以来であると思います。勿論北海道で日本シリーズが行なわれるのも初めてです。今回の日本ハムの優勝で札幌そして北海道の人達はすっかり日本ハムのファンになったように見えます。3年間で地元に根付いたというのは大変なものです。現在活躍している主力の投手の多くは北海道に移転してから入団した選手であり、北海道のファンとしても「我がチームの選手」の意識が強くなっていると思います。

両チームのチームカラーは良く似ているという印象があります。投手力を中心とした守りの野球でコツコツと得点を重ねるスタイルは共通のものがあります。一二番が出て長打力の在る主力で返すスタイルも同じです。短期決戦の日本シリーズでは先発投手は4人で回す場合が多いようです。初戦で登板したエースは5戦に登場するという訳です。中日は川上、中田、朝倉、山本の4人、日本ハムはダルビッシュ、八木、金村、武田勝もしくは橋本の4人となると思います。橋本の場合はシーズン後半に余り良い結果が出ていないので武田勝が起用される公算が大きいと考えます。主戦投手として初戦は中日は川上、日本ハムは順当であればダルビッシュで来るでしょう。プレーオフの気合が入りかつ冷静な投球を見ていると任せても良いと思います。もしかしまたら実績の在り、交流戦で中日相手に好投した金村で来るかも知れません。投手力は互角と見て良いと思います。

攻撃陣は日本ハムはシーズン途中から森本、田中賢の一二番となり、これが勝利に結び付いているように見えます。森本はプレーオフでは打撃成績は芳しくはありませんが、守備・走塁で存在感を示し、優勝に貢献し気分を良くしていると思います。乗り易い選手なのでシリーズでは活躍するのはないかと想像します。一方の中日は荒木・井端はこの数年固定しており、しっかりと結果を残しています。互角と判断します。福留、ウッズ、アレックスの中日と小笠原、セギノール、稲葉と並べて比較してもこれも互角のような気がします。

比較するのが難しくかつ楽しみなのが捕手です。中日はセリーグを代表する谷繁が居ます。これに対して日本ハムは正捕手の高橋と高橋が怪我で抜けた穴を埋めた成長著しい鶴岡の二人が居ます。プレーオフでは二試合共鶴岡がフル出場しており、シリーズでも鶴岡が出場するものと見られます。若い鶴岡とベテランの谷繁の活躍度がシリーズの行方を大きく作用するかも知れません。

結論から言いますと互角ですが、今年は中日のホームからの開始となります。初戦、2戦そして6戦以降をホームで戦えるのはかなり有利です。この有利さの分だけ中日が優勢と判断します。ただ一勝一敗で札幌に行った場合には中日は札幌では勝ち越せないと思いますので追い込まれて名古屋に戻る事になります。この場合は勢いで日本ハムが制するかも知れません。いずれにしろどの試合も余り点が取れない1点勝負となるものと予想します。一つのエラー、走塁、犠打などから勝負が決まるのかも知れません。個人的には若くハツラツとしたプレーの日本ハムを応援したい気持ちですが、どのようになるでしょうか?



32・日本ハム、優勝(2006年10月15日)
パリーグのプレーオフ第二ステージは日本ハムとソフトバンクの対戦となりました。プレーオフが導入され第二ステージは両チームの差が5ゲーム以上の時にはアドバンテージとして首位に1勝を与えるというルールでしたが、二年連続勝ち上がって来た2位のチームと首位ソフトバンクとの差は4.5ゲーム、アドバンテージ無しで二年連続最終戦でソフトバンクが負けてしまいました。制度が悪いので優勝出来ないと感じたソフトバンクはルールの変更を提訴し、今年はゲーム差に関係無く首位のチームにアドバンテージが与えられました。ただし、3戦目からは勝ち上がって来た下位チームの球場で行なうという事になりました。皮肉にも今年は勝ち上がって来たのはソフトバンク、僅差で3位となりましたが、自分で望んだルールの変更、文句は言えません。初戦でダルビッシュに完投を許してしまい、後の無い二試合目、アドバンテージに為にソフトバンクが優勝するにはここから3連勝する必要がありました。ただ、この試合に勝てば残りは福岡での試合となりますので連勝も難しくは無いという状況にありました。

この第二戦もNHKを通じてテレビでの全世界中継となりましたので中継で試合を見ていました。投手は斎藤と八木、試合前の予想通りの先発で一歩も譲らない引き締まった試合となりました。点が入らない0-0の投手戦で見ていても緊迫感がありました。良かったのは八回まで斎藤は無四球、八木は1つだけと無駄な走者は一切居なかった事です。野球というのは大体が打撃戦の方が面白く8-7くらいの試合が一番見ていて楽しいのですが今日のような優勝を賭けての0-0は迫力がありました。特に中4日で登場した斎藤の気迫ある投球、斎藤の気持ちがは地球の反対側にまで伝わって来ました。

ドラマは九回に起きました。八木はここまで無得点で来ましたので、日本ハムは自慢の中継陣を繰り出す事無く来ました。前の回くらいから打たれる打球が鋭くなり限界に近いという感じもありましたが、同点という事で続投となりました。最初の打者はレフトの森本の横に鋭い打球、しかし森本は難なく捕りました。解説の方の話では一歩目が速いという事で楽々のプレーに見えました。次の打者はレフトへの難しいファールフライ、これも森本見事にキャッチ、そして3人目の打者はレフト前に落ちそうな当たり、これも森本は軽く捌きました。レフトの見事な守備で三者凡退、ソフトバンクは何となく嫌な気がしたと思います。

九回の裏はこの森本から、ここまでの三打席良いところ無く凡退していたのですが、つきがある森本、斎藤が非常に投げ難そうでした。結果はストレートの四球、この試合初めての四球をこの大事な場面に一番のツキ男に与えてしまいました。ここからは日本ハムの甲子園戦法、二番の田中が確実にバントを決め、一死二塁とサヨナラのチャンスとなりました。次は小笠原、日本ハム随一の打者ですが、ここまで全くヒットがありませんでしたが、塁を詰めた方が守り易いという事で敬遠し、次の四番セギノールは狙い通り三振に討ち取りました。そして最後の場面、五番稲葉が2球目を二遊間に、抜けるかという当たりでしたが、二塁手がよく追いつき、二塁ベースに入った川崎にトス、小笠原は良いスタートをきっており、間一髪セーフとなりました。この時にベースに入っていた川崎は体勢を崩されかつ塁審の判定を見ていて二塁走者の森本に対する注意を怠っていました。勘の良い森本は一気に本塁に向かい楽々セーフ、試合は終了しました。打のヒーローは勿論サヨナラヒットを放った稲葉でしょうが、殊勲者は森本です。記録を見ると3回凡退の1四球で大した事はないのですが、ツキを感じさせる雰囲気で先頭打者として入り、ストレートで出塁したのが大きかったと思います。

試合が終了し狂喜する日本ハムの選手、これは当然であると思いますが、ソフトバンクの選手が見ものでした。昨年はロッテとの試合、負けた時には呆然としていたのですが、その程度でした。この日は思いがずっと強かったのか捕手の的場はその場で大泣き、斎藤は崩れ落ちて両外人に抱えられて退場して行きました。野球に負けてここまで悔しそうなのは初めて見ました。ソフトバンクの選手はこの2年間の悔しさそして病気で療養をしている王監督への想いなどがあったのでしょう。これは日本ハムの胴上げよりも感動的でした。



31・日本ハム、レギュラーシーズン一位(2006年 9月27日)
パリーグのレギュラーシーズンと言いますとプレーオフが始まった一昨年、昨年とソフトバンクが一位でした。昨年までの一位のアドバンテージは2,3位の勝者とホームで試合が出来るだけで勝数のメリットは全くありませんでした。2年とも勝ち上がって来た2位のチームにプレーオフで負けてしまい日本シリーズの出場はなりませんでした。そこでソフトバンクは文句を付けて今年は一位通過した場合のアドバンテージを付けるように要請し、今年から一位になると一勝のアドバンテージが付くようになりました。3勝したら勝ちですので、初戦に勝てば王手になるというかなり有利なものです。ソフトバンクは当然自分が一位通過するものと考えていた事でしょう。

今年の初め、優勝候補として挙げられていたのはソフトバンクに加えてロッテ、西武でした。いずれも投手力のあるチームで大崩は無いと見ていました。意外に脆かったのはロッテです。4位に終わった原因は色々あるのでしょうが、交流戦までの勢いが陰を潜め後半は失速という感じでした。李が抜けた事が大きいのでしょうが、昨年大活躍した野手では今江、西岡そして投手では渡辺がもう一つ調子が出なかったのが大きかったと思います。他球団の研究もあったのでしょう。

最後に一位を勝ち取ったのは日本ハムでした。これは正直驚きました。攻撃陣は小笠原、セギノール、稲葉と中軸がしっかりしており、他球団と比較しても遜色は無いのですが、投手陣、特に先発陣が駒不足で到底勝ち目は無い、長いシーズン戦えない、更に小林雅のような抑え投手も居ないので競り合いになった時には弱いと思っていました。先発の軸は当然エースの金村ですが、その次の投手がもう居ないと見ていました。ソフトバンクには斉藤、新垣、和田、杉内とエース級が並びロッテも清水、小林宏、渡辺、久保、小野の先発陣に小林雅の抑えと比較にならないと考えていました。結果は日本ハムが防御率でリーグトップ、投手力で栄光を勝ち取ったのですから分からないものですね。

結果的には昨年までローテーションで投げていた投手である程度活躍したのは金村一人、後は昨年もしくは今年台頭した選手ばかりでした。12勝を挙げて勝ち頭になった左右の両エースは弱冠二十歳のダルビッシュと新人の八木でした。この二人が軸となるとはシーズン当初には考えもしませんでした。ダルビッシュは甲子園で活躍し、目立つ存在ではありますが、プロで通用するとしても数年はかかると見ていました。また八木は新人で全くの未知数、この二人で24勝を挙げたのですからすごいものです。裏ローテとして投げていたのは新人の武田勝、二年目の橋本などで新しい顔ばかりでした。中継ぎも押本、武田久などで昨年くらいから台頭した選手、昨年まで主戦投手として扱われたいた吉崎、正田、横山、須永等が全く登場していませんし、期待していたと思われる立石、江尻等も思った程の活躍はありませんでした。要するにこの2年で投手を完全に入れ替えたと言えます。そして極め付けは抑え、中村が39セーブを挙げてパリーグの新記録を塗り替えましたが、これだけ活躍するとは想像もしていませんでした。

攻撃陣では新庄の加入で目立つようになった森本と田中賢の台頭が大きかったと思います。木元、坪井、マシーアス等が不調であったのは誤算でしょうが、かなり打線は強力であったと思います。そして新庄効果も大きかったのは間違い無いと思います。お客が来て日本ハムの応援が増すと更に強くなるという良い循環があったように見えます。

いよいよプレーオフです。最初にソフトバンクと西武が戦い、勝者が日本ハムに挑戦する図式です。最初の年と二年目は2位のチームが勝利してそのまま日本シリーズも勝ちました。今回はアドバンテージが付いた事、レギュラーシーズンで最後の試合まで競り合った事、日本ハムが一位で通過した事等、今までとはかなり違った展開になっており、どうなるのか予測が付きません。当然ですが、日本ハムが有利ですが、監督の批判発言で金村を使わないで戦う事となり、新人もしくは二年目くらいの経験の少ない投手で行かざるを得ない心配はあります。それでも勢いがあるので日本ハムが有利と見ています。

最初は西武ドームで西武とソフトバンクの対戦、先に2勝した方が札幌に行き日本ハムと対戦します。ここに来てソフトバンクは調子を落としています。特に攻撃陣が悪いが気になります。アウェーでの戦いであり、常識的には西武有利でしょうが、エース松坂が万全では無いのが気になります。一方のソフトバンクは終盤でエース斉藤が敗戦投手になる場面もありますが、安定感があり、意外にソフトバンクが勝つのではないかと見ています。一昨年と同じ中日-西武では余り盛り上がらないと思いますので、何とかソフトバンクに頑張って欲しいものですね。ソフトバンクは斉藤、和田、新垣の順、西武は松坂、涌井、西口の順で出て来ると思います。初戦を取った方が断然有利ですが、ここ一番では斉藤の安定感が一枚上のように想像しています。

さて、日本ハムですが、シーズン一位で勝ち抜きましたが、来シーズンに向けての課題も残りました。大改造が進んでいる投手陣は若いだけに来期も期待出来ますが、外野に不安があります。手薄な外野ですが、新庄が抜けて心配な状況になります。他球団で長打力のある外野手を獲得する必要がありますが、丁度良いのが横浜の多村でしょう。何となく横浜に合わないのか不完全燃焼という感じであり、村田等の若手が伸びているので要らないという印象があります。先発投手の駒不足が深刻な横浜ですので、金村辺りとの交換で飛び付いて来るでしょう。鎌倉、正田、吉崎なども交換要員として野手との交換をすれば彼らも他球団では貴重な中継ぎとなることが出来ると思います。



30・交流戦二年目-02 (2006年 6月23日)
交流戦の全日程が終了しました。選手や監督、関係者からは試合数が多過ぎる等の批判の声がありますが、ファンから観てとても面白く楽しむ事が出来ました。全体の1/4を占めるのが多いとの批判がありますが、決してそうは思いません。二年間交流戦を実施した事でセリーグとパリーグのチームどちらが強いのかという命題には答えが出たようですね。今年はセリーグの108勝107敗1分とほとんど互角でした。リーグは関係が無いと証明されたと思います。

昨年もそうでしたが、交流戦に入る前と終了時とで順位が激変しています。一昨年までですとスタートダッシュに成功したチームがそのまま夏位までは調子を維持するのが普通でしたが、昨年からはここで落ちるチーム、上がるチームが出てペナントレースが面白くなっています。以前はオールスターまでを前半戦、それ以降試合数がかなり少ないにも関わらず後半戦と呼んでいましたが、昨年と今年は交流戦前のリーグでの戦い、交流戦、オールスターまで、そして最後の追い込みと4つに分かれて、一層面白くなったように見えます。

パリーグでは今年もロッテが調子を上げて一気に首位に躍り出ています。セリーグは昨年は交流戦で一気に落ちた中日が首位になり、巨人が急降下しました。ヤクルトもかなり勝ち越し、上位更には優勝を狙える位置まで来ています。そしてそれまで8勝しかしていなかった楽天が17勝19敗とほぼ互角の戦いを見せて最下位脱出を狙える成績となっています。データ野球の中日は今年は十分に研究を積んで臨んだ結果でしょう。また楽天の野村監督はヤクルト、阪神の監督を長年務めていましたので、セリーグの野球に慣れている、相手が恐れを持っている点を上手に利用したように思います。

来年はゲーム数を減らそうという動きもありますが、個人的には今年も非常に良かったのでこのまま続けて欲しいと願っています。






29・巨人-ロッテ (2006年 5月28日)
日本では夜はナイターを見て過ごしていましたが、当地に引っ越して来た当時は日本のプロ野球を中継で楽しむ事は半ば諦めていました。時代の変化で今では年に数試合ですが東京ドームの巨人戦を中心にNHKを通じて野球中継が配信されるようになっています。昨日の中継は「巨人-ロッテ」という交流戦、両リーグの首位同士の一戦でした。一昔前までですとロッテと言いますと不人気球団の代表のようなチームでしたが、昨年はバレンタイン監督の元、阪神をストレートで下し日本一となり、現在では人気チームになっています。ファンの熱のこもった応援も親しまれています。

スポーツニュースでは分からない試合の流れを感じながらのテレビ観戦となりました。試合はロッテが終盤に追いつき延長戦となり、10回の表に入りました。巨人は投手が不足しているのか経験が浅い福田を出して来ました。その直前の9回裏にはロッテは藤田を出し、牽制で一塁走者をアウトにする等経験豊かな投球術を見た後だけに未熟さが一段と際立ちました。先頭打者の西岡をファーボールで出し、その直後に2年目の根元に見事にヒットエンドランを決められました。解説の星野さんは絶対にバントと予測して中でのリスクの高い攻め、ここで見事にセンター前にヒットが出てノーアウト1、3塁、ここで勝負あったという感じでした。

ロッテが急に強くなるのと同時に精悍な顔付きの若い野手が続々と出て来ています。福浦、今江、西岡、大松、そしてこの根元などです。一昔前のロッテのイメージとは様変わりです。若さ溢れるアグレッシブな野球をしてファンを喜ばせます。この前日には四番に起用した2年目の大松が大活躍、そして今日は同じく2年目の根元が思い切りの良いプレーを見せました。若い選手は着実に自信を付けて伸びて行く事でしょう。初芝、李、小坂等ベテランの選手が抜けても影響はほとんど無いように見えます。

試合は同点で延長に入るという試合展開でしたが、終わった時の印象はロッテの完勝という感じです。巨人の挙げた4点の中で光ったのは昨年までロッテで活躍した李選手の2ランホームランです。ロッテの勢いばかりが目立った感じです。この試合の敗戦で巨人はここまで保っていた首位を明け渡すはめになりました。交流戦でパリーグのチームとの対戦では全く調子が出ずに首位陥落です。阪神、ヤクルトが調子を上げているのとは対照的ですね。巨人はこのままずるすると順位を下げてしまうのか、それとも首位を奪還するのか正念場に差し掛かったように見えます。結局東京ドームで行なわれた巨人の持ち試合の3連戦、同じような競り合いの試合でしたが、後半チームの現在の力の差が出てロッテの3連勝となりました。競り合いになればロッテに分があるという印象でした。両リーグ共に上位3チームまでが団子状態になりました。一時は半ば諦め気味であった中日にもかなりチャンスが出て来ました。どこのチームが抜け出すのか注目しています。

巨人にも同情する点はあります。上原、高橋尚の左右の両エースを欠いている中で相手は表ローテーションの3投手、最初からハンディを背負いながらの3連戦でした。パリーグのチームとしては注目度が高い巨人に対しては前後の試合をある程度犠牲にしても勝ちに行きたいのが本音でしょう。巨人も両エースが登場してロッテ打線を封じ込む事が出来たならば、「ロッテの若さが目立った」というような試合展開になったかも知れません。千葉で3連戦があります、そこで巨人には巻き返して欲しいものですね。

この千葉ロッテ・マリーンズは発足当初は「毎日オリオンズ」でした。正力の読売巨人軍に対抗して毎日新聞が創設したチームです。読売はライバル新聞社のチームがリーグに加盟する事に強く抵抗しました。毎日新聞側は読売に対抗して新たなリーグ発足に向かい、創設されたのが現在のパリーグでこの二つのチームは当初はそれぞれのリーグの盟主であった訳です。毎日を排斥した読売はリーグそれぞれで公式戦を行なうスタイルを確立し、一昨年までは両リーグに分かれてのペナントレースとなっていました。50年ぶりの交流戦実施となり昨年から全チームが公式戦で戦うスタイルとなり、今年は両リーグの盟主が首位でそれぞれ人気チームとして対戦したという訳です。それにしてもこの「マリーンズ」という愛称は意味がよく分かりませんね、これに変えてから人気が出たのでこのままで良いのでしょうが。

どちらのチームのファンでも無いのですが、この試合の中継を見て感じたのはロッテのきびきびとしたプレーで、好感を持ちました。ロッテはこれからまた一段と人気を集めて行く様な予感がします。昨年はレギュラーシーズンはソフトバンクに次いで2位の成績でしたが、今年は首位でかつ優勝もするのではないかと思います。競り合いの強さは確かで、短期決戦には強いように思います。阪神以外にはここまで交流戦全勝のロッテですが、昨年の日本シリーズで阪神に4連勝して阪神を多少怒らせているので少し気持ちが引いているのでしょう。ソフトバンク、ロッテとパリーグで魅力がある選手を揃えた人気チームが出た事でパリーグがより活性化している事は間違いないでしょう。



28・オリックスの野望 (2006年 5月23日)
人気が出て来たパ・リーグの中で乗り遅れているのが西武とオリックスのようです。西武は親会社がガタガタしているのが原因で理解出来るのですが、オリックスはなかなか人気が出ませんし、成績も下降気味です。交流戦に入り一段と調子が落ちて来て現在のところ9連敗となり。パリーグは4強2弱の状況となっています。半ば強引に1リーグにしようと試み、大阪に在った近鉄を吸収し、元のオリックスと近鉄の選手の中で良い選手、若手の有望選手だけを選び昨年はそれなりに戦いました。そして迎えて今年は清原、中村を獲得してキャンプではそれなりに話題にはなりましたが、既に盛りを過ぎた選手、大方の心配の通り清原選手は故障がちで満足に試合に出る事も出来ず、チームは下降線、人気も低迷したままです。甲子園での阪神との3連戦でも力の差は歴然としていました。

心配なのはまた「オリックスの野望」が出て来て球界を混乱に陥れるのではないかという事です。近鉄の存続にあくまで反対し、阪神を押しのけて何とか関西の人気チームになろうと考えていたのは間違いが無いと思います。最近では村上ファンドが阪神株を買い、それを阪急が買い取るというような展開になっていますが、その後ろにはオリックスがいるのでは無いかと疑ってしまいます。プロ野球のファンの事を考えずに自分のチームだけが人気チームになる手段を裏工作で実施しようと考えているのではないかとついつい穿った見方をしてしまいます。

現在は人気チームのロッテも数年前までは全く人気の無いチームでした。川崎球場は閑古鳥が鳴いているスタンドという感じで、これがプロのチームの姿か?を思ってしまう程でした。ドラフトでも「ロッテだけは勘弁・・」という選手が多く、小池投手に嫌われた時には当時の金田監督が切れていました。最近、スカウト達が反応の違いに驚いているという記事を目にしました。数年前までですと目当ての選手に会うことすら出来ない、「他の球団が希望」と門前払いになるというのが当たり前であったのが、最近はにこにこと迎えてくれるというのです。オリックスのスカウトは以前のロッテ並の扱いを受けているのかも知れません。ロッテが人気球団になるまでにはスタッフ、選手の猛烈な努力があったと想像します。外から連れて来た選手で人気を上げようとする方式が短期的には成功しても長続きはしない事をこの数年の巨人が証明しています。矢野、内海らの若い選手の台頭で巨人はセリーグ首位を快走していますが、下からきっちりと積み上げて行く方がしっかりとした強いチームになる事を証明しているように見えます。

オリックスには若手の有望な選手が数多く居ます。合併の時に選択の優先権がオリックスにあり、実績のある選手ばかりでは無く、これから伸びそうな選手を選択していました。楽天が盛りを過ぎた選手ばかりになってしまったのとは対照的でした。将来性がある若手が伸び悩んでいるように見えます。清原、中村、外人を優先的に使う事でチャンスの目を摘んでいるのかも知れません。投手の方では昨年の光原、今年の平野と若い選手が出ていますので、野手でも積極的に使って行けば原石が輝くと思うのですが如何でしょうか?



27・横浜と楽天 (2006年 5月22日)
日本のプロ野球が好きで関心を持っています。セリーグは横浜そしてパリーグは楽天を応援していますが、両チームとも現在のところ、ダントツのビリです。楽天の方は先発投手陣を見ていてある程度は想像が出来ましたが横浜の弱さは少々意外でした。こちらも先発がもたずに簡単に負けてしまう試合が多くなっています。

(5月21日現在)
横浜 42 13 27 2 .325
楽天 45 12 33 0 .267

このまま両チームとも下位を低迷してシーズンを終わる事になるのでしょうか?両チームとも似ているように見えます。打線はそれなりに打っていて他球団と比較してそれ程大きな遜色は無いように見えます。投手陣が踏ん張れないと言ってもここまで成績が上がらない理由にはならないと思います。

今シーズンを見ていると「勝ちに対する意識の違い」があるように見えるのです。ロッテ、巨人、阪神そして今年は日本ハム、そして西武は細かい所で試合に対する執念が見えます。勝ち方を知っているように見えます。横浜も楽天も何か淡白、そして終盤になると自力の差が出て競り負けてしまう傾向が強いように感じます。

投手陣でそれぞれ後一人軸になる先発投手で出てくる事、そして何かのきっかけが必要なのでしょう。一昨日の試合で楽天はセリーグ最強の巨人との対戦、2点差で最終回を迎えましたが逆転サヨナラ3ランが出て見事に勝利しました。このような試合が何回か出るとチームに勢いが出て来る事でしょう。監督・コーチの一番の仕事は如何に選手を乗せて行くかにあるように思います、「波に乗る」事が必要なのでしょう。

残念ながらこの時点で両チームともこの成績ですと優勝はまず望めないと思います。ファンは負けていても応援するものです。選手は全力で一試合、一試合を勝ちに行って欲しいものです。自分の成績や自己の安全を考えている選手はファンに分かるはずです。どのようなチーム成績でも勝利に向かって全力を出して戦って欲しいものですね。そして来年に期待しましょう。長年横浜のファンですとこの程度の成績には驚かなくなっていますがやはりため息が出ますね。



横浜ベイスターズのロゴ



26・交流戦二年目 (2006年 5月22日)
昨年は違和感が多少はあった交流戦ですが、今年はすっかり慣れて定着した感があります。昨年の中日は「オープン戦気分でやっていた」という話がありますが、今年はしっかりと公式戦として皆さん戦っているように見えます。昨年、今年と見ていて感じるのは交流戦で大きく順位が入れ替わる可能性があるという事です。リーグの中の試合ですと自分が勝つと自分に+1が付くと同時にライバルの相手に-1が付きますが、相手は他のリーグのチームですので自分が勝っても自分に1が付くだけでライバルチームは関係がありません。この交流戦を実際にやるまではライバルにダメージを与える事が出来ない分だけペナントレースに対する影響は小さいと考えていました。

しかしながら実際には大違いでした。全試合が行なわれ、引き分けが無い場合を考えますとリーグに分かれて戦っている場合には3チームが勝ち、3チームが負けます。当然勝ち負けの合計はありません。交流戦ですと自分だけが負けもしくは勝ちという状況がありえる事になり、大きく浮き沈みする可能性があるのです。昨年は中日が楽天に3連敗して一気に順位を落としてしまい、ペナントレースから脱落しましたが、今年もそれなりに浮き沈みがあるようです。同じリーグのチームとの対戦とは全く別の要因があるように見えます。データ野球が余り通じないのである意味実力がそのまま反映されるとも言えます。

セリーグとパリーグとどちらが強いのかという問題も大体結論が出たように思います。それぞれの上位チームは強く、それぞれの下位チームは弱いというごく平凡な結果になっています。また、全体のレベルがかなり平均化しているようにも見えます。特にロッテ、ソフトバンクのようにパリーグで人気があるチームが出現し、日本ハム、楽天のように地域密着の戦略に効果が出ているチームがありと野球の変化を感じます。

交流戦でのリーグ対抗という面があっても楽しいのではないでしょうか?勝ち星が多いリーグには金一封が出るとか、日本シリーズは勝ち星の多いリーグから開始するとか何かリーグ間の対抗戦的な要素を加えても良いように思います。このようにすればパリーグでは弱い楽天を何とかしなければならないと本気で考え、リーグの底上げを真剣に考えるようになると思うのですが如何でしょうか?




25・新庄剛志選手 (2006年 5月22日)
新庄剛志選手は「記録よりも記憶に残る選手」を目標に努力している選手。パフォーマンスばかりが有名ですが外野守備に関しては現在のプロ野球でトップレベル、打撃のセンスも良く、素質もあるでしょうが、見ていない所では相当練習しているはずです。その新庄選手が引退すると宣言し周囲を驚かせました。

人気が無い日本ハムが北海道に移転する際に何とか野球を根付かせたいという願望でファイターズに入団、札幌の野球人気を支えています。それまではドラフトでも新人達が二の足を踏むようなチームでしたが、須永そしてダルビッシュと素質在る高校生も次々に入団して日本ハムも変わって来ています。開幕戦で札幌ドームが超満員になると自分の役割は終わったとしてユニフォームを今期限りで脱ぐ事を宣言しました。シーズン当初の引退宣言というのは聞いた事が無くこれも新庄流と評されています。

この選手のすばらしい事はファンを大切にすること、自分勝手と見られる事が多かったのですが、最近は評価は高くチームも新庄を大切にしているようです。阪神に居た時には当時の野村監督が苦言を呈する場面もしばしばありましたが、野村監督でも新庄の良さを何とか引き出そうとしてように思います。シーズン前に半ば本気で投手の練習をさせていた事もありました。

「新庄なら何かやってくれる」と期待を持って球場に行くファンも多いと思います。年に数回驚くようなパフォーマンスを見せてくれます。少々怒られても新しい試みや、奇抜な事を平然とやってのけます。ルール違反と言われても他人に迷惑を掛けるわけでもないので本人は平気なのでしょう。阪神との交流戦で試合前に阪神時代の未使用のユニフォームをもらい、直ぐにそれを着て練習に登場しファンの喝采を浴びました。阪神のスタッフも半ば確信犯で渡したものと思います。多少ルール違反のような気もしますが、これでこの日球場に来た5万人はどれだけ喜んだ事でしょう。「楽しかった、また球場に来よう」と思わせたはずです。「二度としません」と新庄は言っていますが、二度と同じ手はやらないのが新庄流だからサプライズなのであり、当たり前の事のように思います。プロ野球はもう少しフレキシブルにファンサービスを考えて良いように思います。何の為のルールなのか、もう少し考えるべきでしょう。



(写真:日本ハム・新庄選手・2006甲子園:共同)

新庄選手は非常にカッコよくハンサムですが、そのハンサムさは何となく現在話題になっている韓流スターに似ているように見えます。在日なのかと調べますと全くそのような事は無いようで普通に日本人です。なお、調べてみますと出生地が「対馬」とあります。何でもお母さんが対馬の出身のようです。対馬と言えば日本で一番朝鮮半島に近い場所で長年にわたり人的な交流も多かったと思います。

今季限りで引退という発表をして一番驚いたのは日本ハム球団のようです。寝耳に水で新庄の発言をファンと一緒に聞き衝撃を受けたようで、残留に必死のようですが、そこは新庄選手、小泉首相と同じで前言を翻す事はまず無いと思います。カッコ良く惜しまれながら引退しないと彼の美学に反するのでしょう。野球解説には余り似合わない気もしますのでタレント活動をするのでしょうが、最初から視聴率を期待出来る新人タレントはそうは居ません。多分テレビなどでは水面下で争奪戦が開始されていると思います。野球を離れても楽しませてくれつとは思いますが、野球ファンとしてはこのような選手にはもう少しプレーして欲しいと願うばかりです。



24・パリーグ開幕 (2006年 3月26日)
25日(土)からパリーグが開幕しました。今年から月曜日の試合が無くなり2連戦でした。注目の優勝候補同士のソフトバンクとロッテの2連戦はソフトバンクの連勝に終わりました。WBCに8人特に主力投手を出していたロッテの疲れが目立つ試合となりました。ロッテは当然巻き返して来るでしょうがこの最初の戦いがどのように響くのか注目しています。城島が抜け、川崎を怪我で欠いているソフトバンクですがそれを感じさせない選手層の厚さを感じます。次々にそれを補う選手を出て来る強さはたいしたものです。ロッテはこの2戦を裏ローテで戦いました。多くの選手が疲れており、充分にチームプレーも出来ていない中での開幕、千葉に戻り大きく勝ち越しを狙い、20戦目くらいまでは五分五分でも良いくらいに考えているのでしょう。清水、渡辺、小林を繰り出してくる次の3連戦に注目です。

西武はオリックスとの対戦となりました。昨年まではこのカードでは客は集められないのですが、今年はオリックスに清原が入りそして最初に入団した西武との対戦という事で盛り上がりました。清原はこの2連戦、チームプレーに徹して四球を何回も選びヒットと併せて出塁に徹し、チームプレーに徹していました。このような形を一年間を通じて取ればオリックスは相当強いと感じました。西武は若手が目に付きます。まだ10代の炭谷が捕手として出場、中島、中村と若手が台頭して来ています。投げる方でも涌井が先発を任された試合での勝利、ロッテ、ソフトバンクを追う両チームは1勝1敗の痛み分けでした。

そして最下位争いが予想されている日本ハムと楽天、総合力では日本ハムがまだまだ上という感じで日本ハムの連勝となりました。楽天は投手力はかなり落ちますが、打力はそこそこあり、それなりには勝てるかも知れませんが、最下位脱出にはまだまだ足りないかも知れません。最初の20試合で最下位独走とならないか心配ですね。鍵は一二番であると見ています。特に二番の沖原が出塁出来ないのが響いていると思います。一番鉄平も活躍出来ないと森谷を出して来るかも知れません。次の3連戦でそれぞれのチームは裏ローテションの投手が出て来ます。来週の末までの6連戦で今年のペナントレースの大体の予想が出来るかも知れませんね。



23・パリーグの展望 (2006年 3月23日)
この土曜日からパリーグが始まります。新聞等の予想を見ていますと1・ロッテ、2・ソフトバンク、3・西武、4・オリックス、5・日本ハム、6・楽天というのが多いように思います。確かに戦力から見て妥当な予想であると思います。ロッテは李が巨人に行き8選手が開幕直前までWBCに参加してチームプレーを練習する機会がほとんど無くほとんどぶっつけ本番となりますが、バレンタイン監督に余り不安はなさそうです。むしろレギュラーが居ない間に若手を使って育てていました。選手層が一段と厚くなったように見えます。WBCに参加した今江、西岡はまだ22、23歳と若く、大舞台を経験した事でむしろパワーアップしたのではないかと思います。ロッテは強いと思います。投手陣もある程度は計算出来るので総合的にはナンバーワンでしょう。

ソフトバンクは城島の抜けた穴が大きいと言われています。球界随一の捕手が抜けた穴は簡単には埋まらず大方の予想は二位、対抗と見ています。オープン戦を戦い選手の実力を見極める大事な時期に王監督が不在であったのも大きいでしょう。西武は安定した戦力で戦えます。中島、中村の成長があり、打線はロッテと遜色は無いように見えます。昨年はモチベーションが上がらず3位に終わりましたが、前年度の日本一チームですので優勝候補であるのは間違いないと思います。

オリックスは清原が入りキャンプでは話題独占という感じでした。昨年はプレーオフを狙える4位でしたが、これは仰木監督のお陰であると見ています。今年は中村監督に代わりましたがカリスマ性がある人では無く実力以上の物を引き出すのは難しいと見ています。日本ハムは入来が去り、岩本が去りと長年軸として働いていたベテラン投手が引退して苦しい投手陣となりました。金村の後にはダルビッシュが居てその後は余り期待出来る選手がおらず苦戦しそうです。

そして楽天、カリスマ性がある野村監督が入り期待が高まっているようですが、当初投手陣の軸と考えられていた岩隈とパワーズが当面は使えない状況となり、新人二人を使わざるを得ないほど投手が居ない状況になっています。打線はそこそこの力があるので実績の無い投手の中から軸となる選手が2,3人出て来ないと難しいと思います。野村監督の評価は高く、以前監督をしていたヤクルト、阪神共その後はずっと強豪チームになっています。ただ監督をしている最初から強かった訳では無く、成績が上がるまでは数年かかっています。それから見ますと今年はまだ難しいかと思います。

このように見ますとチームの格差は大きくマスコミの予想は妥当のように見えます。個人的には下位に予想されているチームの中から快進撃するチームが現れ、ロッテ、ソフトバンクが慌てるような展開を期待しています。楽天が予想外の進撃をするのが一番面白いと思うのですがどうなるでしょうか?

楽天の活躍の期待を込めて今年の順位予想は、
1・ロッテ 2・ソフトバンク 3・西武 4・楽天 5・オリックス 6・日本ハム
です。



22・WBC優勝 (2006年 3月21日)
ワールドベースボールクラシックという大会が開催され、その第一回大会で日本が優勝しました。この大会は米国の大リーグ機構が音頭を取り開催された大会で、半ば強引に開催されてしまったように感じていました。多くのマスコミもそれほど乗り気では無く、アジア地区予選の時には関心はそこそこであったように思います。実際のところオープン戦の方が取り上げ方が大きかったように思います。

二次リーグとなり米国や韓国と対戦して俄然注目されるようになった感じです。米国との試合の誤審で王監督が激しく抗議し、野球発祥の地でこのような事が起きて情けないとまで訴え国民が目を向けるようになったように感じます。そして韓国戦での敗退、この試合の前までは日本ではそれほど関心を持っていなかったのが、韓国ではかなりの盛り上がりを見せているのを知り、次第に日本でも関心が出て来たというのが本当のところでしょう。韓国に二回負けて王監督そしてイチロー選手の落胆振りを見て一流の選手が熱く戦っている事を実感したように思います。そして運命のメキシコ-米国の試合、ここまで日韓に連敗して元気の無かったメキシコが大リーガーの有名選手ばかりの米国に勝利して日本が準決勝に進みました。米国は大量リードして各球団の抑えの投手で豪華リレーをして勝利する予定でリリーフ投手ばかりを集めていたようで、相手にリードされる対策を余り用意していなかったと聞いています。大リーグ選手が多いカリブのチームは怖いが日韓などアジアの野球には簡単に勝てると考えていたのでしょう。

準決勝以降は日本はのびのび野球で勝利しました。米国が敗退した時点で開催国の米国では関心が無くなり、誰も注目しない中、それぞれの対戦国だけが興味を持って観ているというような状況下で行なわれていたようです。韓国を力でねじ伏せて決勝はキューバでした。それにしても何で準決勝までの7試合で韓国と3回も対戦したのか理解出来ません。普通であれば準決勝はそれぞれ勝ち上がったチームをクロスして行なうのが常識なのですが、これはカリブのチームとは決勝まで対戦しないようにしようとした米国の意図的な運営にあるのでしょう。米国が勝ち上がる道筋に日本が乗っかり決勝に進出したとも言えます。

決勝は全世界の多くの地域に配信されました。南米でもスポーツ専門局として一番人気があるESPNで放映され、パラグアイでも中継を見る事が出来ました。ESPNで日本の野球を観る事が出来るとは考えてもいなかっただけにこれは嬉しかった。この試合を見て感じたのは「ベースボール対野球」であった事です。ルールは同じですがキューバはベースボールをして、日本は野球をしていた。同じスポーツなのにこうまで違うかと驚きを持って見ていました。

一回に大量4点を日本は奪うのですがヒットらしいのは今江が放ったセンター前1本だけでした。どうしてこれで4点が入ったのかキューバは納得が行かなかった事でしょう。一死後、西岡がゆるい内野ゴロを足でヒットし、一死一塁となり三番に入ったイチローは見事でした。何回もセフティーの構えを見せて牽制し西岡の盗塁を助けました。そして盗塁を決めた直後の1-3からの5球目、驚いたのは明らかに外に外れる球にバントの構えをしてストライクを取られた事です。四球を奪えば1死1,2塁となる場面だけにイチロー選手ほどの名選手にしては不可解と感じていました。しかしながらここからキューバの守りがおかしくなって内野手の動きが悪くなりました。イチローは結局は歩かせてしまい、四番の松中はフルカウントから何でも無いショートゴロ、ランナーがスタートを切っているので逆をつかれてオールセーフとなりました、これもイチローの揺さぶりの成果です。投手は動揺して投球が乱れて死球と四球を与えて押し出しの2点を挙げ、仕上げは今江の2点タイムリー、この4点が効きました。

途中、中盤で川崎の2つのエラーなどもあり相手に点を与えましたが一度も追いつかれる事無くリードを保って最終回には初回と同様に揺さぶりをかけ理想的な追加の4点が入りました。結局、外野を越えるような長打無くして大量10点を挙げてしまいました。キューバとしては何かだまされたように感じているでしょう。この野球というゲームは点が多い方が勝ちというもので、良い当たりが多くてもホームランを沢山打っても点が相手よりも少ない場合には負けとなります。その事を見事に見せた一戦でした。一回の西岡の盗塁、最終回の川崎の本塁への走塁などはキューバには無い細かで確かなプロの技術を見せていました。戦法が甲子園野球のようだというコメントがありましたが、選手達も高校野球を経験しているのでトーナメントでの戦い方は似て来るのでしょう。

日本代表選手を見ていて感じたのはパリーグの選手、特にロッテ、ソフトバンクの選手の活躍でした。先発した野手9人の内、川崎、西岡、松中、里崎、今江、小笠原これに対してセリーグは多村と青木の両外野手だけでした。内野・捕手は全てパリーグの選手で固めていたのです。この試合では投手も大リーグの大塚を除くと3投手ともパリーグの選手でした。代表メンバーの野手の中に巨人と阪神の選手が一人も居ないのです。巨人はエースの上原そして阪神は抑えの久保田と藤川を出してはいますが野手が一人も居ないというのは余りにも不自然で協力しなかったというのが本音でしょう。要するにセリーグのチームでは自己中心、自分のところは名門チームでそのような大会に選手を出す必要が無いと考えたのでしょう。米国でも名門ヤンキースが余り協力的では無く、松井選手も出場を辞退せざるを得ないのと同じなのでしょう。今回の大会でも西岡、今江、里崎の活躍は光りました。ロッテの人気は今年も上昇するように感じます。今回の優勝と国民の注目の度合いを見て今後はナショナルチームに呼ばれて辞退するような選手は居なくなる事でしょう。

この大会は余り注目をされていないようで、米国では日本の優勝を大きくは取り上げていなかったようです。優勝した後に選手達が優勝して球場を出てみるとサンディゴの街ではほとんど関心を持っていないように見えたと話をしていました。しかしながらこの決勝戦は多くの国に中継され、各地のニュースでも取り上げてられています、この点は大きいと思っています。以前阪神が優勝した際にパリで多くの日本人が集まって喜んでいたが、フランス人がそれを不思議そうに見ていたという記事がありました。日本国内のニュースは日本から一旦外に出ると全く報道されておらず関心も無いのですが、今回の優勝は盛り上がりに欠けたとは言え世界大会であり、その意義は大きいと思います。韓国がこの大会後にシーズン終了後に日韓戦を開催する事を提案していましたが、野球の国際化はこれからドンドンと進んで行くのでしょう。巨人-阪神戦の結果よりも野球でもサッカーと同様に日本ナショナルチームに関心が向く時代が始まったのかも知れませんね。



21・巨人の展望 (2006年 1月21日)
昨年は阪神、中日と優勝を争うのではないかと目されていた巨人ですが、最下位にも近い5位と不本意な成績でシーズンを終わりました。10年位前までは巨人戦のチケットはプラチナチケットとも言われてなかなか手に入り難いものでしたが、昨シーズンの後半は中継もされない存在となってしまいました。松井が抜けた後にスター選手が育たないのが原因のように見えます。中軸を打つのは他のチームで活躍して盛りを過ぎた選手ばかり、高いお金を出して連れて来てもチームの底上げ、人気の回復には繋がらなかったように見えます。かえってチームの和を乱してお荷物になっていたように見えます。

監督を原さんに戻して再出発した巨人、今年はなかなか強いのではないかと見ています。ペタジーニ、清原、江藤、ローズと言った重い選手を一掃し、軽めの選手で手堅くまとめているのでチームのまとまりも良くなると見ています。新たな選手はマリナーズから来たディロン、そしてロッテからの移籍して来た李の二人です。清原らが居なくなり一塁手不在が心配されましたが、新加入の二人が入り状況は一転し今度は逆に一塁手争いが熾烈になった感じです。李は外野も守れるので両方とも使かう事は出来るのでオーダーは組み易くなったと思います。

1・中堅・清水
2・遊撃・二岡
3・右翼・高橋
4・三塁・小久保
5・左翼・李
6・一塁・ディロン
7・二塁・仁志
8・捕手・阿部

というなかなか豪華で切れ目の無い打線が組めます。高橋、阿部が怪我で万全では無い点が心配ですがポジション争いが熾烈な状況となれば代わりの選手も予想以上に活躍するかも知れません。内野手には小坂が居ますので、誰かが怪我をしても大丈夫です。高打率が期待され、ホームランも打てる打者が並ぶとなると相手投手には驚異でしょう。少なくとも昨年よりは上位に食い込んで来る事は間違いないと見ています。鍵は捕手の阿部が一年を通じて活躍する事が出来るかどうかに掛かっていると見ています。

投手に関しては野口、豊田と実績のある選手を取りました。投手のスタッフを見ますと工藤、桑田等のロートルが多く、長いシーズン戦うには若手がどの程度成長するのかが注目点です。2,3年目の投手の中から2人くらいローテンションに入る投手が出れば強いでしょう。




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