日本のプロ野球を見て-01 (98-2005年)




日本を見ていて気になるのは「プロ野球」です。横浜優勝や阪神優勝そしてパリーグの新規参入、色々な話題を取り上げて行きます。





12・オリックスの野望 (2004年12月25日)
今年の騒動の主役は何と言いましてもオリックスでした。オリックスは人気の無いパリーグの中でも一番人気が無く、イチロー選手が大リーグに移籍した後、スター選手も居らず成績も低迷していました。この現状を何とかしなければならないと、そして関西の人気チームである阪神タイガースと並ぶそれを超えるチームにしたいと考え、近鉄球団を吸収合併する事を決断しました。この実現の為に近鉄球団を巻き込み、これを吸収合併するという行動に出、球界の大物オーナーの合意を取り付けた上で、「近鉄球団には買い手が無く、近鉄の救済者、パリーグそしてプロ野球の全体の為の行動であること」を世間にアピールしました。

(1)近鉄のファンを取り込む
(2)フランチャイズは大阪にし、従来の神戸でも試合を行なう。これにより阪神を挟撃する
(3)近鉄との合併で両方の良い選手だけを取り込み、残りの選手は他の球団に引き取ってもらう
(4)一リーグ10球団に持ち込み、阪神と同じ土俵に並ぶ。

最初はオリックスの思惑通りに動いていました。巨人・渡辺、西武・堤等の大物オーナーが強く支持、ファンの間でも多額の赤字に苦しむ近鉄球団に買い手も無いとなれば仕方が無いという雰囲気が出ていました。

そして年末を迎えた現在、来年のチームの骨格も日程も決まり、年が明ければ選手は一斉に自主トレに励み、シーズンに向けての動きが始まります。現在の時点でオリックスの野望は完全に挫折しているに見えます。近鉄ファンの取り込みは完全に失敗しているように見えます。「合併」とは名ばかりで実際には近鉄は消滅しオリックスに吸収されたというのは実際のところでしょう。「バッファローズ」の名前は残しましたが、ユニフォームもロゴもマスコットも全てオリックスそのまま、これでは近鉄ファンはしらけるばかりでしょう。全く新しいものを用意するか、せめてもホームかビジターのいずれかのユニフォームを近鉄仕様にすればまだファンはまだ付いて行ったと思います。近鉄ファンのページを眺めると旧近鉄への思いが強く、旧近鉄球団の選手を応援して行くようなページが多くありました。個人的に見ても主力が東北楽天に移ったので、こちらの方が近鉄の後継球団という印象があります。

そして今後は主に大阪を本拠とすることで、神戸に居たオリックスファン達もかなりしらけています。また元からのオリックス・ファンにとり愛称が「バッファローズ」になる事には戸惑いがあるように見えます。要するに近鉄ファンの取り込みに失敗し、オリックスファン、特に地元の神戸のファンも失っている、かなり厳しい状況にあります。新たなファンの開拓などはとても考えられる状況ではないように見えます。二兎を追い一兎も得ずというのが正直なところです。近鉄も変に意固地にならずにさっさと球団を売却した方が懸命であったように思います。

合併球団であるという事で大阪府と兵庫県の両方を本拠とする特例を認めさせる事には成功しましたが、阪神のファンを取り込む事など全く出来ないでしょう。そして選手に関しては二つのチームの良いところ取り、カスはよそのチームに引き取ってもらう腹積もりで居たのでしょうが、これは余り成功しているとは言えないように見えます。近鉄のレギュラーの中で中村は大リーグへ、大村はFAを宣言して福岡ソフトバンクへ、磯部、吉岡、福盛そして最後には岩隈、これらの選手はオリックスに入る事を拒み東北楽天に行きました。現在のオリックスのメンバーを見ますと確かに選手層は多少厚くはなったように見えますが、最下位に終わった昨年と戦力的には変わりが無いように見えます。近鉄出身の野手の中でレギュラークラスなのは水口と北川くらいです。そして出身チーム間の選手間のしこりも残っているように見えます。

一リーグにする、拒否する岩隈を敢えてプロテクトし、最後は失うという事がありましたが、オリックスは組織の上に居る人、大物さえ引き込み賛意を取り付ければ問題は無いと考えていたように見受けられます。有力オーナー、コミッショナーが賛成すれば一リーグになると思っていたのでしょう。これは完全に失敗に終わりました。岩隈選手への対応にも同じような傾向がありました。パリーグ会長を取り込み、プロ野球協定を盾に主張しましたが、プロ野球ファンの見る目は厳しく最後はこれに屈服する形となりました。これで投手陣の中で昨年の勝ち頭は僅か8勝、外人を除き近鉄からローテンション投手を得ることにも失敗しました。要するに結論として選手の補強にも失敗、ファンを失いそしてチーム内の和も全く無い状況からのスタートとなりました。合併により得たものは少なく、これに反して代償はかなり大きいという結果になりました。

振り返りますと要するに最初のスタート、第一歩が間違っていたという結論になります。今回のような形での合併はもう二度と起きないでしょう。来年以降に何らかの再編が起きるにしても、もっと違った形を取ると思います。信用を失いファンから厳しい視線を投げ掛けられているオリックス、足して二で割った球団として来年は何かと東北楽天と比較され、もし楽天よりも下になり、最下位にでもなるような事があれば批判は増大する事になるのでしょう。ただ一つの救いは監督に近鉄そしてオリックスの監督を務め、人望もある仰木さんが就任した事です。選手に一体感を持たせ、好成績を残す事が出来れば自然と批判は無くなって行く事でしょう。

パリーグは元々関西のチームが半数を占める関西のリーグという印象がありました。近鉄の消滅で残るのはこのオリックスだけになった訳であり、セリーグの阪神と競うのだけではなく協力する事も可能であるように思います、オリックスの首脳部も頭を切り替え、ニューヨークのメッツとヤンキースのような関係を構築する事を目指せば良いと見ています。何かと注目されるパリーグですが、関西唯一のチームであるオリックスが元気になる事がパリーグそしてプロ野球全体を活性化させるのには不可欠である事は間違い無いと思います。球団幹部そしてオーナー会社の方がファンの目線で物を考える事が出来るか注目しています。

なお、元近鉄の梨田さんや大阪の財界の人達を中心に新たなチーム作りの機運が盛り上がっています。今年オリックスがある程度の人気を集める事に失敗し、関西の中で地位を固められない場合には厳しい事態になる事も想定されます。



11・プロ野球の行方-03 (2004年12月12日)
ドラフトなども終わり、来シーズンの日程、それぞれのチームの来年の戦力も明らかになって来ました。東北楽天ゴールデンイーグルスが加入し来年も2リーグ制となり、両リーグの交流戦も実施されるようになりました。大方ファンの臨むような形で決着して安堵しています。

その中でオリックス・バッファローズが気になります。問題の発端となった近鉄球団を吸収したのですが、当初は「誰も買ってくれない近鉄を救う正義の味方」のシナリオでした。巨人、西武などのオーナー等と描いたこのシナリオ、「パリーグは赤字が続きとても経営が続けられる状態ではない上、チームが減少するのでやむを得ず1リーグにする、選手も権利ばかり主張するのでは無く、年俸の高騰に歯止めを掛ける事に協力するべきである。」というものでした。オリックスとしては近鉄の主力選手とファンを取り込み、神戸と大阪の両方で半分づつ試合を行い、一リーグにして阪神と同じ立場で戦う事により関西の阪神の牙城を一気に崩すという目論見であったと思います。

現在の状況は近鉄はオリックスに吸収されて名称には「バッファローズ」の名前が残り、来年は大阪と神戸で半分づつ試合を行なう事は予定通りでしたが、パリーグは新規参入でそのまま残りました。合併球団という触れ込みでしたのでユニフォーム等がどのようになるのか注目していましたが、「オリックス」そのもので、「近鉄は消滅した」事を強く印象付けるものでした。

これでファンは新球団について来るのか、疑問に思いインターネットのファンサイトを眺めてみたのですが、近鉄ファンの意見は非常に厳しく合併後にオリックス等は応援出来ないというものがほとんどでした。これは当然であると思います。当初もう一組の合併が囁かれた時に「横浜-ヤクルト」の話も出ていましたが、横浜がヤクルトに合併されたら応援するか?」と聞かれたら即答で「ノー」でしょう。チームカラーが違うしとても球団が消滅したらとても応援する気になどなれるものではないと思います。また合併話が持ち上がって以来、選手やファンの声を一切聞き入れず、球団論理だけで行動した事には誰も納得出来ず不信感が増大した事も大きいと思います。

オリックスのファンページも多くは閉鎖されている、もしくは「応援しない」と書かれています。近鉄ファンを取り込む事に失敗しただけでは無く元々のオリックスファンも失っているように見えます。特に神戸の皆さんの落胆は大きいように見えます。「神戸を本拠としている」事で応援して来た人は大阪に移転する事で一気にモチベーションが落ちているように見えます。オリックス球団は足し算の上に相乗効果があると見込んだのでしょうが、実態は引き算の上、更に悪い状況となっています。オリックスの球団関係者は本当はプロ野球のファンで無いのか?と疑ってしまいます。

新規参入の東北楽天には期待しています。以前ロッテ・オリオンズが数年間仙台を本拠地にして居た事があるのですが、当時、選手達は誰も仙台には住んでおらず、本拠にしていた東京スタジアムが無くなって仕方が無いのでこの田舎で野球をやっているという意識が見え見えでした。恒久的に本拠地にする気など毛頭無く、数年後に大洋(現在の横浜)が川崎から横浜に移転して川崎が空くとそそくさと引っ越して行きました。その時の選手達の嬉しそうな笑顔が仙台市民には強く印象に残っています。

今回新規参入した東北楽天はそのような仙台市民の気持ちを考えて行動しているように見えます。田尾監督が「自分は直ぐに引っ越します、選手も仙台に引越しをするように」と話しており、仙台に根付く事を宣言しているのは良かったと思います。福岡ダイエーや昨年本拠を移した北海道日本ハムの成功例を参考に地域密着を心掛けるようです。また選手の査定に「ファン・サービス」が加えられた事も良いと思います。ファンがサインを求めても無視するような選手、キャンプでも「練習を見せてやっている」というのが横行していたように思います。新庄選手が「かぶりもの」で評判になりましたが、ファンに喜んでもらう工夫を選手自身が考えるべきでしょう。

さて、来年の東北楽天ですが、戦力不足が懸念されています。近鉄・オリックスの主なレギュラークラスは合併球団に持って行かれ、控え選手と他の球団の戦力外の選手などが中心です。新規球団という事で選手が前向きにやる気を持って立ち向かう事を期待しています。現状では岩隈選手が来るか来ないかで戦力がかなり違うと思いますが、現状で考えますと一軍28人の登録は:
(先発)一場・ホッジス・川尻・金田・山村・渡辺
(中継)戸叶・谷中・小山・吉田・
(抑え)高村・福盛・河本

(中) 飯田
(二) 大島
(三) 斉藤
(左) 礒部
(DH) 川口
(一) 吉岡
(捕) 藤井
(右) 平石
(遊) 塩川

控え(6)新里、野村、西谷、坂、鷹野、森谷

くらいでしょうか?確かにダイエーや西武と試合を行なうには少々辛い気もします。4番サードで活躍出来る外人選手、アリアス?は欲しい気がします。

補足(2004年12月25日)

その後、投手陣にはメイヨット、ラスの両外人、玉木そして大エースの岩隈が加わり、内野手にはマイナー選手とロペス選手が加わりました。かなりの戦力アップという気がします。これで外人が思惑通りの働きを示す事が出来ればまずまず戦えるように思います。一軍かどうかの境目くらいの選手が多く結構競争は熾烈なものになりそうです。故障者が出てもある程度の戦力を保つ事が出来る事は年間を通して戦うペナントレースには有利だと思います。岩隈が期待通り20勝近く挙げる事が出来ればAクラス入りそしてプレーオフ進出も夢ではないかも知れませんね。

(先発)岩隈・一場・ホッジス・川尻・金田・メイヨット(小倉)(山村)
(中継)戸叶・谷中・玉木・渡辺 (徳元)(小池)(小林)
(抑え)高村・福盛・河本 (ラス)

(中) 飯田
(二) 斉藤
(三) ロペス
(DH) マイナー
(左) 礒部
(右) 川口
(一) 吉岡
(捕) 藤井
(遊) 塩川

(控え)新里、西谷、大島、平石、鷹野、竜太郎 (関川)(山崎)(佐竹)(森谷)



10・プロ野球の行方-02 (2004年11月20日)
7月の時点では有力オーナーの意図に従って合併そして1リーグに突き進むと見られていましたが、ファンを中心とする大きなうねりが働き2リーグ維持そして交流試合の実現などファンの望む方向に進んで来た事を素直に喜んでいます。今回の一連の動きを見ていますと日本の人達の底力を感じます。有力オーナー達はプロ野球は自分達が支配している、自分達のものである、自分達の思いのままに動くと信じていたのでしょう。近鉄がバンザイしてそれをオリックスが救い、ダイエーが再生会社になった時点でロッテが救済に乗り出す、有力オーナー達は自分達が救世主となり解決を図り10球団にして一リーグ制に移行しようと考えていたのでしょう。オリックスは大阪に本拠を移して近鉄と合併で選手を選択して両チームのファンを取り込み、神戸をサブの本拠として阪神を挟み撃ちにしようと考えていたのでしょう。世論作りも着々と進み、東京のキー局も多くはオーナー系列ですからパリーグの赤字体質の問題を解決する方法は他には無いと世間を納得させる予定であったのでしょう。

ライブドアの登場で話は一変し、長い議論の末に最後は楽天の参入で決着しました。一リーグ制を強行に進めようとしていたオーナー達は「別件スキャンダル」で次々に追放されてしまいました。その破壊力はすごいもので西武は東証上場を取り止めになるまで進行し、ロッテとの合併を推進していたホークスの球団社長はエッチスキャンダルで逮捕されてしまいました。ナベツネさんは株式の名義貸しで問題になり、株式は東証で一時整理ポストに入れられてしまうほどで、今後これらの人達が球界に発言力を維持する事はなくなったと思います。ライブドアの堀江さんは参入はなりませんでしたが、近鉄買収で手を挙げてから最後まで一貫した主張を繰り広げ、全くブレがない事には感心しました。

昔はパリーグと言えば関西電鉄3球団(南海、阪急、近鉄)の印象が強かったのですが、これが全て無くなり新しい時代に入ったという印象を強く持っています。楽天が参入し、ソフトバンクがホークスのオーナーとなり、来年はパリーグが一段と人気が上昇する事でしょう。各球団共に地元密着型、地域を大事にする営業を行なうのでしょうから、少なくとも北海道、東北、九州ではセリーグよりもパリーグとなると思います。その中で期待していた一リーグは実現せず、チーム数も減らない事になり、オリックスはあてが外れたのではないかと思います。また従来の近鉄ファンがオリックスファンになる事はほとんど無く、オリックスファンも離れている・・両方のファンから見放されてしまったように思います。新球団の楽天がユニフォームが決まっていないので全員同じ白のユニフォームで練習、それに対して合併オリックスは従来のオリックスと近鉄のユニフォームのままで両チームが交じり合う事も無くバラバラになり練習していました。インターネットでファンサイトを見ますと多くのオリックスファンサイトは停止、また近鉄ファンサイトはそのまま旧近鉄応援となっており、オリックスに変更というのはありませんでした。新生オリックス・バファローズ応援というサイトは無く合併に批判的な意見ばかりが目立っています。旧来の有力オーナー達の思惑で動いたオリックスが貧乏籤をひいたのかも知れませんね。さて、残る問題は西武で、当面は球団経営を続けると宣言していますが、これも不透明になっています。シダックス辺りが買収し、静岡移転にでもなるのではないかと見ていますが如何でしょうか?



09・プロ野球の行方-01 (2004年07月01日)
日本のプロ野球が揺れているように見えます。50年以上に渡り2リーグそれそれ6チームの体制で続いて来ておりそれが当たり前と思っているファンには晴天の霹靂という感じでしょう。近鉄球団の経営が行き詰まり、買い手がないので仕方が無いのでオリックス球団と合併するという情報を流してファンを牽制していますが、実際に新たな買い手が現れても「売らない」と拒んでいるのを見るとこれは詭弁でしょう。

野茂投手が大リーグに行って以来多くの選手が大リーグに参加しています。NHKだけを見ているとパリーグの選手より大リーグの選手の方がずっと画面に出て来ます。例えば新庄選手は大リーグに在籍していた時には三振をしても取り上げていたのに日本ハムに戻ってからはホームランを打っても登場しません。巨人、阪神それとダイエーしか客が入らないというのが現状であり有力オーナー達が目指すのは人気チームだけの1リーグなのでしょう、ここへ向かって最初から十分な準備をしてから合併話を出したのでしょう。ファンの目からは唐突に見えますが準備は万端整っていると考えるのが自然です。

感情的には有力オーナーの傲慢と映りますが、よく考えますと12球団しかないのに何故2リーグ制にしなくてはならないのか合理的な説明が出来ません。また大リーグが日本でも身近な存在になり、日本のプロ野球がローカルな組織である事が明白になっています。長島選手、王選手が活躍した時代とは様変わりしています。オーナー達は経営者であるが故に一番危機感を持ち今後そして将来のビジョンを描き動き出したのでしょう。その事自体は悪い事ではないのですが、出し方が少々まずかったように思います。ファンや世論に十分情報を提供しコンセンサスを取ってから進めればここまでの混乱は無かったように思います。

有力オーナー達の強い意向でしょうから多分1リーグ8球団制への移行は止められないでしょう。パリーグのオーナー達も巨人や阪神との試合を望んでいるのでしょう。個人的にはパリーグでは長年近鉄を応援して来ただけに残念ですが、経営責任を負っていない、腹が痛まない立場の人が文句を言っても通らない事でしょう。ただせっかくの大変革を実施するのであれば幾つかの事を実践して欲しいものです。

(1)二軍、三軍の独立化、リーグの地元密着化:日本では多くの都市に立派な球場があり、ナイター設備が整っています。二軍・三軍を独立のチーム、名前も完全に一軍とは変えて欲しいものです。例えば一軍が福岡ホークスであれば、二軍は熊本に本拠地を置き別の名称で別のチームとして地域密着型にしてリーグを戦うようにすれば良いと思います。サッカーのJ1、J2のようなイメージに持って行けると思います。このような対応を行えば2軍までを考えれば16チームとなり現在のチーム数よりも増加すると考えられます。具体的には、仙台(盛岡)、松山(高知)、新潟(金沢)、長野(甲府)、岡山(高松)、静岡(浜松)、鹿児島(宮崎)、熊本(長崎)を本拠地とする。この時に関西と関東には一切このようなチームを置かないように二軍リーグを作れば全国でプロ野球が楽しめるようにない、地元チームを応援して盛り上がると思うのです。

(2)野球ルールの一部手直し:試合時間が長い、引き分けは面白くないという意見があります。サッカーを見慣れてしまいますと3時間を超える試合時間には耐えられない気がします。野球のロールを根本から変える事は出来ないでしょうから幾つか特設のルールを付ければ良い思います。具体的には2つの事を実施してみては如何でしょうか?大リーグでもやっていない事を行うべきであると思います。まず一つはカウントを1-1から始めることです。実際には2振3球となります。投球数が減るのは間違いありませんし、試合時間は劇的に減るでしょう。次に引き分けを無くす為にホームラン競争はどうでしょう。12回まで同点の際にはホームラン競争で決着を付けるというものです。両チーム3人の打者と投手を1人を決めて真剣勝負のホームラン競争を行うのです。3人が終わり同数の時には4人目を出すと言う形で決着がつくまで行うのです。サッカーのPK戦のように盛り上がるのは間違いないでしょう。

プロ野球が大リストラを行い縮小均衡に向かう動きになっていますが、これは日本そのものの縮図であり、多くの国民が注目しています。多くのファンの本音は、買収に手を挙げている若い企業家が近鉄の新しいオーナーとなりチームもパリーグも存続した上で、旧態然とした球界に新しい風を入れ改革を進めて欲しいというものでしょう。今後の成り行きに注目です。



08・日本ハム・ファイターズ (2003年12月10日)
プロ野球、今年のシーズンオフで最大の話題は「日本ハム・ファイターズ」が本拠地を札幌に移転する事でしょう。ダイエーが福岡に移転して以来の大移動ですが、これが成功すれば日本のプロ野球、特にパリーグには大きなプラスになると思います。ダイエーは移転した時に福岡を頭に付けて「福岡ダイエー・ホークス」としましたが、ファイターズの場合には都市名では無く、「北海道」を頭に付けるようです。北海道全域をマーケットとして意識しているのと、「サッポロ」が特定のビール会社の名称になっており、「札幌」を避けたのだと思います。この移転により東京からパリーグのチームが無くなる事になります。

日本ハムは戦後誕生したチームで、最初の頃は東急セネターズとして後楽園を中心に試合を行っていました。後楽園を本拠地とする球団が多いので、自前の球場を持つ事になり、東急玉川線(現在は田園都市線)沿線、世田谷区の駒沢球場を本拠地を移しました。また東急は経営を系列の東映に任せて東映フライヤーズという事になりました。その後、駒沢球場がオリンピックの競技場として使用される事になり、移転を余儀なくされて当時大学野球だけが使用していた神宮球場に本拠を移しました。駒沢時代には巨人の赤バット川上と並び青バットの大下弘など個性的な選手が多い野武士集団で人気があり「駒沢の暴れん坊」の異名を持っていましたが、緻密な野球は苦手でなかなか勝てませんでした。

個性的であるというのは要するに自分勝手、チームとしてはまとまりの無い状態でした。例えば山本八郎選手、「けんかのはっつゃん」の異名を取る非常に個性的な選手で、捕手から初めて一塁手、そして外野と何でもこなす?選手ですが、一塁手と外野手のシーズン最多エラーの記録も持っています。何時も喧嘩ばかりしており、「はっつゃんの喧嘩」見たさに駒沢球場に足を運ぶファンも多かったようです。このような状況を一蹴する為に元巨人監督の水原弘が監督に招かれました。水原は慶応時代にはスタンドから投げられたリンゴを投げ返して大騒ぎになった「リンゴ事件」でも知られますが、六大学そして巨人を通じて選手として監督として常に花道を歩んでいました。球団はチームの改革をこのスマートでクールな緻密な野球を得意とする水原に託したのです。

水原はチームの改革に乗り出し、勝手な行動には厳罰で臨み、選手の意識を変えて行きました。その当時のパリーグは西鉄と南海が強く、優勝にはなかなか届きませんでしたが、就任2年目、62年のシーズンは開幕ダッシュに成功し、2位南海に大差を付けて独走態勢を作り上げました。打順は西園寺、青野、毒島、張本、吉田勝豊というもので安打製造機との異名を持つ史上ただ一人3千本安打を達成した張本が4番に座る強打線でした。投手は土橋と久保田の二本柱でした。土橋は剛速球で相手をなぎ倒して行くタイプ、一方の久保田はコントロールの良い投手でした。久保田はこの後、セリーグの審判となり、久保田の判定は非常に正確かつ公平との評判で 名審判として有名になります。この年東映フライヤーズはリーグ優勝を遂げ、セリーグの覇者「阪神タイガース」と対戦します。当時の阪神は強力打線に加え、小山・村山の両エースを擁し、非常に強力なチームでした。大方の予想は阪神有利でしたが、知将水原は阪神に勝利して初の日本一になりました。特に張本選手はヒット製造機として大活躍、日本プロ野球史上唯一の3千本安打を記録した事は特筆ものです。また同時に唯一の被爆者であり、被爆手帳を持っていた事も忘れてはならないでしょう。選手生活を断念したのも被爆の後遺症で目に軽い障害が出た事が直接の原因であったようです。

64年にそれまで球団創設以来、巨人共に後楽園を本拠地にしていた国鉄スワローズと本拠地を交換する事になりました。これは同じ球場にセリーグのチームが2球団在るのは良くないというものでした。これ以降現在に至るまで両チームの本拠地は40年間同じであった訳です。結果的にはこの本拠地交換はこの球団にとっては余り良くなかったと思っています。ともあれ後楽園を本拠地にして東映フライヤーズは阪急の台頭もあり、優勝こそ出来ませんでしたが、怪童尾崎行雄の活躍などもあり、水原監督の時代には常に上位に位置する人気チームでした。もう一人東映フライヤーズの選手出身として有名なのが八名信夫さん、岡山東から明治大学を経て東映フライヤーズに投手として入団、日生球場での対近鉄戦のマウンドで倒れて選手生活を断念、東映に悪役スターとして転進、現在では70人の悪役商会なる悪役の団体のリーダーとして映画・テレビで活躍されています。

更に東映フライヤーズで有名なのは「振り逃げ事件」です。昭和35(1960)年7月19日の駒沢球場での対大毎戦のこと、東映が3−1とリードして迎えた8回表、大毎の攻撃は二死満塁、そして打者は主砲・強打者の山内でした。東映はエースの土橋、そしてカウントはフルカウントの2−3となり、最高の舞台となり、注目の次の1球、土橋はインサイドへキレの良いシュートを投げ込み、山内は手が出ず、球審・井野川の判定は「ストライク!」、勝負あったかに見えたこの3ストライク目のボールを安藤捕手が後逸してしまったのです。土橋はずかさず、安藤にボールを追うよう指示したが、ベンチの保井浩一監督(代理)は、「なにをぐずぐずしている。チェンジだ、さっさと戻れ!」と命じた。狐につままれたような顔で、土橋や安藤ら、東映ナインはベンチに帰りました。一方の大毎、二死だったから各走者は全員走っていた。山内もベンチから指示が出されて相手野手の居ない中をゆっくりとダイヤモンドを一周してホームイン、主審の判定は「セーフ」で4点が記録されました。東映側は猛烈に抗議し没収試合も辞さないという雰囲気でしたが、ルール上は文句の無い「振り逃げ」であり、大毎に4点が入り、試合も大毎の勝ちとなりました。この年のオフに東映は水原の招聘を決めていますが、監督にはまともな人を据えなければならないと思い知った試合であったように思います。

水原の退任後はチームは低迷、映画産業の低迷もあって73年には身売りされて日拓ホーム・フライヤーズという事になりましたが、話題は野球の事では無く、ユニフォーム、何と7種類用意して毎日換えるというものです。翌年の74年からは現在の「日本ハム・ファイターズ」となりました。日本ハムは元々は徳島ハムという会社でしたが、ライバルの伊藤ハムが強い東京を中心とする関東の市場をターゲットとする為に球団を買収したのでした。フライヤーズという名称はこの時にファイターズに代わりましたが、イニシャルの「F」を残し、Fから始まるものを選択したのだと思います。

日本ハム球団となってからはなかずとばずでしたが、81年、ストッパーに江夏を擁して親分・大沢啓二監督の時代にリーグ優勝を果たしました。セリーグの覇者は巨人でいずれも後楽園を本拠地とするチームで「後楽園決戦」と呼ばれましたが、人気は圧倒的に巨人で、結果も巨人の勝利となりました。その後は冴えないパリーグ下位チームとなって余り話題になる事もありませんでした。88年に当時甲子園で大活躍してヒーローになった二人の投手(芝草宇宙・島田直也:横浜・ヤクルト・近鉄)をドラフト6位とドラフト外で獲得し、SSコンビと話題になりました。他のチームが余り関心を持たない二人の選手ですが、その後のこの両選手の息の長い活躍を見ていますと獲得に熱心であった当時の高田監督の眼識は確かであったのでしょう。

最近は目立たない巨人の影に隠れた球団という印象を持たれています。選手の紳士ではあるが地味でおとなしく個性が無い、人気のセリーグに対する不人気の象徴みたいになっていたように思います。球場に足を運びますと満員の巨人とは全く違い、空席が目立ち、観客席には修学旅行の生徒の姿が多く見られます。不人気の為に選手の補強もなかなか思い通りにはならず、この2年ドラフトで有望な高校生を指名しようとすると「あなたの所だけはお断り」という事で、寺原(ダイエー)、高井(ヤクルト)をドラフト直前で指名を断念しなければなりませんでした。しかしながら今年の目玉の高校生、須永(浦和学院)は強行指名しました。当初は巨人以外には行かないと頑なでしたが、見事に説得して入団が決まりました、これも札幌効果でしょう。数年前まで一般的には日本ハムといいますと打つ方では阪神に移籍した片岡そして投げる方では岩本投手の「まいど!」くらいしか印象がありません。その中で最近、小笠原選手というスターが出て来た事に注目しています。バットを高く構えて確実にボールを捕らえる姿は落合を彷彿とさせます。

今回札幌に移転するにあたり、新庄を獲得したのは大きな意味があると思います。話題性、そして人気の面は勿論、現在、内野には小笠原を初め、木元、金子、ベテランの田中(幸)など他球団にひけを取らない選手が並んでいますが、外野は阪神から獲得した坪井を除いては目に付く選手はおらず、その坪井も成績はそこそこ残しましたが阪神から追い出されたという被害意識が残ったままで、日本ハムの一員となり切れないままシーズンを終わりました。シーズン後半、坪井が調子を落としましたが、これがチームの失速の大きな要因であったように思います。そこに札幌移転そして新庄の加入という事になり来年は大きな変化の年になるように期待しています。

来期を考えるに、新庄だけでは外野手がまだ不足という感じがします。指名打者も含めて一線級の選手が最低4人必要だと思います。優秀な外人もしくはトレードで一人、そして西浦辺りの飛躍を期待したいと思います。投手は建山がストッパーとして確実に成長しているだけに先発陣の充実が急務であるように思います。個性的な「あっち向け投法」で有名になった吉崎、エースの金村、ミラバルは計算出来ますが、これに続く先発陣が後二人は必要であると思います。岩本の復活、そして甲子園優勝投手(桐生一)である正田の奮起が待たれます。トレードでの獲得も必要でしょう。駒不足の中、意外と期待の新人・須永(浦和学院)のデビューは早いかも知れませんね。そして捕手では実松の成長が期待されています。このように見ますと楽しみの多いチームであると思います。

現在ダイエーがパリーグの中では実力、人気とも秀でており城島、井口、川崎、和田、斉藤等人気選手が多く居ますが、これは福岡ドームが何時もファンで一杯である事が大きな要因であると思います。東京ドームの試合では「日本ハム」の試合を観戦に来るファンよりも「東京ドームで野球を観る」という人が多かったのではないかと思っています。札幌ドームは北海道の球団である日本ハムの球場、そこに来るファンは当然「日本ハム」の試合を観戦する為に来るお客で、これは力になると思います。自軍を応援する満員の観衆の前でプレーをする事になれば選手の意識にも大きな変化が出て来るでしょう。来年からは九州と北海道ではセリーグよりパリーグに注目が集まり、パリーグ全体にも活気が出て来るのではないかと期待しています。ダイエーが福岡に移転して南海とは全く別のチームカラーとなって行ったように、日本ハムも今回の移転で長い間背負って来た「暴れん坊・東映」のイメージから離れ全く別の北海道のチームとして独自のチームカラーを持ったチームに成長して行く事でしょう。来年のパリーグに注目しています。



(ファンの方のメッセージ)
野球小僧の時代から田舎で稲刈りのあとの田んぼで石をぼろきれでくるんでボールにそして適当な枝を切ってバットに代用し遊んだ頃は急映フライヤーズだった。兄の影響下フライヤーズをなぜか応援しラジオにかじり付きスコアブックを附けていました。年に一度くらいの東北への遠征以外はTVが無い頃の時代ゆえプロ野球を見るチャンスも無かった頃はアナウンサーが頼りでした。青バットの大下外野手が一試合七打数七安打の記録を残した事は忘れられない快挙です。日ハムの在京応援団の一角にフアンクラブのメンバーとしてグッズをかざして最近10年程東京ドームに通っていました。一塁側、ライト側のフアンの中で隣同士語らいながらの応援は独特のムードで盛り上がります。今度在京のフアンを残し北海道に移住?した経営者の見識は高く評価出来ます。早くも道産子たちが立ち上がり新たなフアン層が結成されて新庄選手を暖かく歓迎する光景は東京の日ハムフアンも嬉しくなります。今年は球団も惜しみなく本気で資金を支出してるのはそれだけ移転に賭けた訳です。阪神の18年ぶり優勝と似た様なサイクルでの次期優勝は大分現実味を帯びて来そうです。水原、大沢両監督の次の優勝監督はヒルマン監督か?今年の日ハムに注目しましょう!!Viva!Nippon Ham Fighters!



07・ダイエー日本一 (2003年10月26日)
昨日、福岡ダイエー・ホークスが阪神を破り、4勝3敗で日本シリーズを制覇しました。王監督は色々な制約がある巨人では出来なかった理想とするチーム作りを福岡で実現したように見えます。個性的な城島捕手を初め、井口、松中等のスター選手、そして今年2番バッターとして急成長した甘いマスクと独特な軽やかなバッティングスタイルで人気の川崎選手、4番の小久保選手抜きで3番から番まで4人の選手が100打点を超えたる程の破壊力、これだけのオーダーを組め打率リーグ5位の柴原が9番を打っているのですからすごいものです。そして投手陣はエースの斉藤そして杉内、寺原、和田、新垣と荒削りな感じはありますが、完投も可能な5人の20代前半の若手投手を揃えている。実力的にも現在の12球団の中では一番のチームであり、チャンピオンにふさわしいチームであると思います。まだまだ伸びる可能性が高い若い選手が多く、この先数年はパリーグの中では図抜けた存在となるでしょう。外野の控えが足りないとの岡本や篠原まで繋ぐ中継ぎ投手の不足を感じますのが、これはオフにしっかりと補強する事でしょう。パシフィックは来年、上位3チームによるプレーオフで優勝を決める方式に変更になりますが、圧倒的なダイエーの実力を鑑みますと色々と批判はあるのでしょうが、これは上策であるように思います。現在ですと一位にならない限り2位も最下位も同じですが、3位まで入れば可能性があるとなれば下位チームも最後まで諦める事無く戦い、消化試合を減らす事が可能であると思います。

対する阪神・星野監督は最後はやはり勝てない監督のように感じました。6戦、7戦と連敗してしまいましたが、先発投手にどうしても疑問が残ります。星野監督は短期決戦に必要な非情さを示せなかったと思います。6戦はムーアか福原出来れば福原、7戦は井川と読んでいましたが、6戦で第2戦で滅多打ちにあった伊良部を温情をかけて先発させた時点で流れが変わり勝利の女神は遠のいたように思います。星野監督については引退が先に報道されていましたが、勝つ執念がどこかで空回りしてしまったように思います。今年の阪神は強かったですが、ベテランが多く、来年以降に繋がるのかどうか疑問です。今年は16連勝とカモにした横浜は来年はリベンジに燃えることでしょうから、少なくとも今年のようなぶっちぎりの優勝は多分難しいでしょう。

今年のシリーズは7試合とも地元が勝利、勝ち投手はほとんどが左投手などの特徴が挙げられていましたが、関西と九州、それぞれ地域を挙げての応援になっていたの一番印象的でした。フランチャイズが必ずしも上手く機能していないと考えられていたプロ野球、この点ではダイエーの勝利は良かったと思います。東京の巨人、関西の阪神、名古屋の中日、広島の広島は地域のチームとしてしっかり人気を集めていますが、いずれもセントラルリーグ、その中で今回の福岡ダイエーが着実に九州で人気を集め、球場を一杯にし、そしてシリーズを制覇してチャンピオンになったという事はパシフィック全体にも大きな刺激となったでしょう。ダイエーが福岡に移る前には一時期、パリーグは東京周辺と大阪周辺に3チームづつ、巨人と阪神の人気に隠れていてガラガラの球場で試合をしている2流のリーグという印象がありましたが、ダイエーそして王監督が完全にそれを払拭したように思います。来年からは日本ハムが北海道に移転します。当然お手本はダイエーでしょう。試行錯誤で営業し、観客を動員した手法の多くは取り入れる事が出来るでしょう。この日ハムの移転でとうとうパシフィックで東京に本拠地を置くチームが無くなりました。低迷しているロッテ、オリックスも来年は監督が交代し巻き返しを図ることでしょう。来年のパリーグは期待出来ると楽しみにしています。

今後のプロ野球を考える上でフランチャイズ、地域に根ざしたチーム作りは大切であると思います。首都圏に4チーム、関西圏に3チームとまだこの両地域に多くのチームがひしめいています。仙台、静岡、岡山(高松)、熊本(鹿児島)辺りに分散出来ればもっと盛り上がるのではないでしょうか?百万人に満たない都市では準フランチャイズとして例えば熊本と鹿児島で半分づつ開催するなど、ある程度試合を振り分ければ良いと考えます。個人的には上記の4地域に新しいチームを作り、両リーグ8チームづつとして、それぞれ東西4チームづつに分け、それぞれの一位がプレーオフを戦うようにすればポストシーズンが長くなりより面白くなる思うのですが。今年のアメリカンリーグのヤンキースとレッドソックス(4勝3敗でヤンキース)のように巨人-阪神のプレーオフなどという事も可能になります。

(コメント・1)
ダイエーは故根本GMの下、九州地区の即戦力を集め、また、営業面にもものすごく力を入れ、阪神よりも先に主催試合300万人突破をしてます。オリックスは来年から中村勝弘元版新監督をGMに就任させ、なんとかオリックスを復活させようと取り組むんでいます。どちらかというとパリーグの方が危機感があるせいか、球団経営に必死さが見られます。セリーグの人気球団である巨人や阪神が現状の人気にあぐらをかかず、星野さんの提言等をもっと真剣且つ、具体的に取り上げていくようでなければ、日本の野球界そのものが取り残されていくような気がしてなりません。

(コメント・2)
ダイエーは優勝してよかったわたしは別にファンではありませんが世の中TVなどの解説も含めてみんな阪神寄りの番組作りでいささか頭に来ていましたもっと平等にしろよ!!という気持ちと当地には福岡出身のダイエーファンが多いからかな

(コメント・3)
自宅から歩いて5分のところに 戸塚ダイエーがあります。さっそく優勝セールに出かけました。衣料品関係は20%、雑貨類は10% 電気製品は5% DISCOUNTでした。でも、品物はいっぱい並んでいるのですが、欲しいと感じるものがありません。商品の展示の仕方にもよるとは思いますが、一言で言えばただ置いたの感覚が強すぎます。すぐ近くに西部デパート オーロラモール(食料品は 自由が丘の ザガーデンが出店しています。) がありますがどうしても比較してしまいうちの神さんは新鮮に感じるオーロラモールに行きたがります。私は王さんのダイエー球団を応援したいので、ダイエー本体の売却問題で少しでも手助けしたいので、あえてダイエーで買い物するように進めています。優勝セールで、DVDRAM と日用品を求めました。お客さんは初日と有って普段の日曜の3倍は入っていました。





06・阪神優勝(2003年 9月16日)
昨日、阪神タイガースが18年振りに優勝しました。優勝の日には大阪の街はタイガースファンで溢れ返り、みなみの繁華街、戎橋からは何と3千人以上の方々が川に飛び込んだようですね。万年最下位の駄目集団を見事に再生して常勝チームにした星野監督の手腕が高く評価されているようです。たかが野球、されど野球であると思います。阪神の今年の戦い、スーパースターが居なくても自軍の次の打者を信じて繋いで繋いで行く、ほとんど負けそうでも可能性を信じて必死に喰らい付いて行くなど、その戦う姿を見ていますと確かに見ている人に感動と勇気を与えてくれたように思います。今年は阪神ファンではなくても応援していた人は多いと思います。それほど卓越した戦力とは思えないのに圧倒的な大差で余裕で優勝をしたのを見ますと組織の活性化には何が必要なのかという事に対して問題提起をしたと言えるでしょう。

優勝を成し遂げた星野監督が大きくクローズアップされていますが、実際にはその前の野村監督が選手の意識を変え、阪神球団の意識を変えて来た面もあるのでしょう。そして星野監督の特集番組を見ていましたが、「血の出ない無血革命など無い」「生え抜きがやらないから俺がなるんだ」「勝負の世界にも筋書きはある、基本をおろそかにすると負けに繋がる」などもっともな発言ですが、これを実践し、やり抜いた星野監督は見事であると思います。

また面白いと思うのは前半余りにも強く、7割を超す勝率を挙げていた時には根っからの阪神ファンは「あんなの阪神やない」と言い、夏のロード、そして優勝前のロードで1つ勝つのにもがき苦しんでいるのを見て「これが阪神や、我が子や」と言っていた事です。優勝して欲しいと願うもののファン心理はかように微妙で我侭なもののようです。また日本中が阪神ファンになったような錯覚を持ちます。一番人気のある巨人はどうなってしまったのでしょうね。お金で他球団の中心選手や外人選手を獲得してある程度の戦力を集めても所詮はチームでの戦い、他の選手を信頼して戦っている集団の方が最後は勝つのでしょう。球団の姿勢を早急に建て直し、王選手、長嶋選手が活躍した当時のようなプロパーの選手が活躍する魅力あるチームに戻って欲しいものですね。

この阪神の優勝でもう一つ感じたのが、日本というのは他の国から孤立した独自の世界を築いているという事です。阪神優勝というのは日本国内ではビックニュースなのですが、日本を一歩出ますと全く価値を失い、報道される事もありません。米国の野球、欧州のサッカー等世界のメジャースポーツは他の国でもそれなりに関心を持たれており、日本も含め多くの国でニュースとして放映もされます。これに対して阪神優勝というのは日本以外では全く取り扱われる事は無かったと思います。新聞の報道によりますとパリやロンドンの繁華街で阪神ファンが気勢を上げてそれを現地の人が奇異な目で見ていたとあります。多分英国やフランスの人には凱旋門やピカデリーサーカス付近で、ほろ酔い加減になって六甲おろしを歌っている集団が何を喜んでいるのか理解は出来なかった事と思います。

阪神優勝が高く評価されていますが、優勝と言いましても僅か6球団のリーグの中の事、18年間優勝が無かったとしても信じられないの奇跡が起きた訳では無い様に思います。これからは何事、世界の中で見える日本となる工夫、努力をして行く必要があるのではないでしょうか?野球に関しても世界の中で関心を持ってもらえる努力、例えばパリーグの球団が台湾で公式戦を行った事がありましたが、もっともっと色々な努力をして行く必要があるように感じます。例えば台湾、韓国を含めて東アジアリーグという形にするとか、大リーグの中に入り込んでしまう等考えられる方策はあるように思います。阪神が今年やったような感動的な野球を日本だけでは無く世界の人に知ってもらう事は日本を理解してもらう良い方法の一つであるように思います。




05・イチロー選手と新庄選手 (2001年 3月25日)

大リーグに今年初めて日本から野手が挑戦している。イチロー選手と新庄選手。どちらも関西の球団に所属し、昨年はそれぞれのチームで4番打者で強肩足もある、中心選手として活躍した。共通点は結構ありますが、性格的には好対照の二人、米国でも対照的なアプローチ見せている。イチロー選手は日本で首位打者を7年連続獲得した日本を代表する好打者、大リーグに行く際にも破格の条件で、レギュラーは当然、どの程度の活躍を見せるか?あわよくば首位打者も狙えるのでは?等、非常に注目が集まっている。大リーグに行っても黙々とトレーニングに励み、自分のペースで調整し、オープン戦でそれなりの活躍、何時も真面目に取り組み、オープン戦でバントまで試してみる、研究熱心で如何にも従来の日本人そのものという印象を受けます。インタビューにも淡々と笑顔も無く無難な答えをし、まずは想像通りと言って良いと思います。

これに対して新庄選手は大リーグ契約としては最低給料、一軍ベンチに残れるのかというのが目下の注目点、イチロー選手とは大分レベルが違うように見えます。宇宙人みたいな新庄選手、野村監督がチームに来てピッチャーとの二刀流を目指すなど何かと話題の多い選手ですが、結果は何時も3割には大きく届かず、偉大なる中堅選手という印象を受けます。モデルになるとか野球を辞めるとか言い出しどうもよく分からない選手というイメージがありますが、枠に嵌められる日本の社会に違和感を感じていたのではないでしょうか?

野球とベースボールは似て非なるスポーツであるという意見を聞いた事があります。野球は監督の指揮下、緻密な計算で戦う、要するにチマチマしている、それに対してベースボールは力と力のぶつかり合いであると。新庄選手は勉強をしてチマチマとした作戦を実行するという野村野球を理解し実行するのが苦手で逃げ出したように見えてなりません、純粋にゲームに入り、打ち守るというゲームを楽しみたいと思っているのではないでしょうか?

大リーグに移籍が決まった時に新庄選手は活躍するかどうかという質問に日本以上に活躍するか全く駄目かどちらか、という意見が多かったように思います。実際にメッツに入り、外野手の競争は非常に厳しく、オープン戦を通じて日々生き残りを賭けての戦いが続いているのですが、新庄選手は悲壮感等全く無く、如何にも楽しそうに取り組んでいるように見えます、今までの日本人とは何か違うものを感じます。試合後のインタビューは何時も面白く、バットが折れると悲しくなり子供のようにすねてしまいインタービューも無し、何とも不思議な選手です。

しかしオープン戦ながら4割を超えている打率というのは驚異的であり、日本でも記録した事が無いのでは?守備は一流、足もある新庄選手ですが当初チームはそれほど大きな期待を抱いてはいなかったのではないでしょうか?周囲からは守備固めにでも試合に出して話題にして日本人の観客を呼び込むという「客寄せ」に過ぎないと冷ややかに見られていたのではないかと思います。まだオープン戦の段階で断言は出来ませんが、新庄選手大リーガーとして十分にやって行けるように思いますし、また大いに期待したいと思います。

外国に出ると思わぬ活躍をする事は大いにあるように思います。日本という社会が持つ独特な枠にはどうも上手には対応出来ないということなのでしょう。当地でもサッカーで廣山選手が抜群の活躍をしています。日本では特に目立つ選手では無かったと思いますが本場での活躍、本来持っている力が発揮出来るのでしょう。今後もスポーツに限らず色々な分野で外国で花開き活躍する日本人が出て来るような気がします。



04・今年のプロ野球 (2000年 2月09日)

今年もプロ野球のキャンプが始まり、キャンプの様子などが報道され始め、シーズンの到来、球春が近いことを感じます。昨年のキャンプは西武の松坂と阪神の野村監督という二人のスターが居て、これを中心に報道されていましたが、今年は大物新人選手がいないので長嶋監督の背番号「3」が一番話題と言う状況、ちょっと寂しい感じがします。

その中で特に注目しているのは、「横浜ベイスターズ」は2軍を横須賀(追浜)に本拠を置く「湘南シーレックス」という別の名前で独立採算を目指すと言う話題です。今までのプロ野球は2軍も同じユニフォームで名称も同じで、おまけみたいな扱いであったのでこれは画期的な事だと思います。横浜は12球団で唯一チーム名に企業名が入っていない地域密着のチームであり(広島は広島東洋、巨人は読売ジャイアンツ)プロ野球のあり方に関して常に新しい試みを行っている球団だと思い、今回の決断も評価したいと思います。またオリックスはもう一歩進んで、2軍に別の名称を付けると共にスポンサーを別にしたということです。2軍は穴吹工務店という会社がスポンサーで将来は独立採算を目指すようです。今後はこのような動きがより活発になる事でしょうね。

湘南シーレックスでもう一つ面白い試みなのは、サッカーとのタイアップも行うという事で、J-2の「ベルマーレ・湘南」と共通のチケットも販売するとか。プロ野球を面白く見るためには2軍が面白くなければならいないと思います。横浜の2軍のように1軍とは別の地方都市に本拠を構えて地元密着の球団としてアピールする必要があるでしょう。そしてチーム名は全て地名にすることを原則として企業名をはずすようにするべきでしょう。横浜球団の挑戦に期待して行きたいと思います。ユニフォームも別のものを使うとか、そうなれば1軍の選手は横浜のユニフォームに誇りを持つようになり、2軍の選手は何とか1軍に這い上がるように一層努力するようになることでしょう。

それにしても球団が少々少な過ぎると思いますし、余りにも東京と大阪周辺に偏っているように思います。一気にセ・パ8球団、16球団にしては如何でしょうか?札幌、仙台、静岡、岡山、熊本(鹿児島・長崎)などを本拠とした球団を新設して全国で楽しめるようにして欲しいものだと思います。入札を行い権利を販売するようにしては如何なものでしょうか?当然ですが、セリーグの方は権利が高くなるでしょう。それをプロ野球全体のために役立てるようにすれば良いと思うのですが。

そしてもう一つは、崖っ淵・後の無いロートル投手達でしょう。かつて中日で押さえの切り札的な存在であった、阪神・依田投手、阪神にさえ不合格になり、広島入りした元近鉄のエース山崎投手等の活躍を期待しています。一昨年、近鉄のエースとして活躍した阿波野投手が新天地、横浜で中継ぎ専門として復活、優勝に大きく貢献したという例もあります。頑張って欲しいものですね。

今年はどこが優勝するのでしょうか?パリーグはダイエー、西武、オリックスの争いになるでしょうが、この中で今年はオリックスが強いのは?センターを守ることになる新人の葛城選手に注目して行きたいと思います。イチローというお手本が居るので成長が早いように思います。葛城が期待通り活躍し、2番葛城、3番イチローという打順になれば相手投手には嫌な存在となるでしょう。また投手陣では星野の穴をどのように埋めるかでしょうが、昨年のダイエーの例もあり、若手が伸びて来るような気がします。

セリーグは勿論横浜ベイスターズでしょう。打撃は球界1,2を争う程で心配は無いと思います。投手陣は佐々木が居なくなり不安視する向きもありますが、小宮山投手が加わり先発は数が余る程、佐々木が居ない分、俺がという意識が働くでしょう。先発要員としては、小宮山、斎藤、川村、三浦、野村、戸叶、福盛、矢野と数が揃っており、中継ぎ、押さえにも廻せると思えます。中継ぎ押さえには実績のある阿波野、五十嵐、島田、横山そして外人に新人の木塚あたり、明大のエースとして活躍した木塚は一昨年の川上のような活躍を期待したいと思います。この他にも昨年活躍した小桧山、森中などの投手もいて、1軍枠に入れない投手も出て来そうです。

そして、対抗は中日でしょう。大リーグで大活躍しているキャッチャーを獲得、打線に厚みが増し、投手陣はセリーグでは屈指でしょう。中日と言いますと昔は結構面白い投手が居ましたね。全盛期の王選手に股下から球を投げた小川健太郎投手、ちぎっては投げ、ラジオのアナウンサーが追い付けない程のインターバルで投げていた松本ゆきつら投手、事業家でとうとう純正タレントになった坂東英二投手など。あのような個性的な投手をまた見たいものですね。

また巨人もあなどれないでしょう。工藤などの加入で投手陣に不安が無くなり、何となく今年は清原もやりそうな気配、高橋、松井、マルティーネス、江藤、清原と続く打線はかなりの脅威という気がします。ただ巨人の場合はよその球団から4番バッターをかき集めるのが好きですね。この数年、落合(中日4番)、広沢(ヤクルト4番)、石井(近鉄4番)、清原(西武4番)、マルティーネス(西武4番)と集めて来ていますがどうも成果が出ていない。それに2軍から這い上がってやっとレギュラーになれても他のチームから移籍して来る選手にたちまち取られてしまうのであれば控えの選手や2軍の選手の士気にも影響があるのでは?チームを一つにまとめるのも大変でしょうね。ただし、今年の清原はどうも何かやりそうな気がします。本気になっているように見えるのですが如何でしょうか?

それ程4番打者を集めるのが好きなのであれば、もう徹底して、田中(日本ハム)、ローズ(横浜)、古田(ヤクルト)を加え、投手を除いて全部4番打者というチームを作ったらどうでしょう。捕手:古田、一塁:清原、2塁:ローズ、3塁:江藤、遊撃:田中、左翼:マルティーネス、中堅:松井、右翼:高橋と。これなら優勝は間違いないでしょうね。でもこの打線で8番を打つのは誰になるのでしょうね。1番:江藤、2番:田中、3番:松井、4番:ローズ、5番:高橋、6番:マルティーネス、7番:古田、そして8番:清原?。

そして阪神、昨年は野村監督の入団でどう変わるかと注目を集めましたが結局は指定席の最下位に終わりました。「阪神」ということに問題の根源があるように思います。チームの体質を変えるのは非常に難しいのではないでしょうか?そこで思い切ってオリックスと全取り換えをしては如何でしょうか?監督、コーチからスタッフまで全員交換、要するにユニフォームを取り換えて、今まで阪神としてやっていた人はオリックスのユニフォームを着てパリーグで、そしてオリックスの選手は阪神のユニフォームを着てセリーグで戦うというものです。これなら阪神は一躍優勝候補になるでしょうし、オリックスは二流だが有名選手の集団となりファンに感心を持ってもらえるでしょう。

セリーグ予想
チーム名 投手力 打撃力 順位
横浜
巨人
中日
阪神
広島
ヤクルト

先発投手が充実し、球界随一を誇る打線も健在、今年は横浜の優勝を予想。巨人は重量打線、工藤が入り投手陣の強化もあるが、槙原、斎藤には大きな期待は出来ない。小野、岡島、木村あたりが成長しないと苦しいのでは?中日は投手陣が安定、星野・山田体制で今年も安定している。ただ、近鉄とのトレードで門倉、古池を放出し、小池、佐野を取ったトレードが不可解。いてまえ打線の打者を取り打線の強化を図るべきであったように思います。阪神は野村2年目、今年は川尻がある程度計算出来ると思う。昨年川尻は巨人との開幕3連戦、意表をつくバスターで話題になっただけ、チームに貢献出来なかったので今年の活躍に期待したい。広島は佐々岡以外に計算出来る投手が居ない。紀藤、黒田、沢崎あたりが急成長しない限り苦しいのでは。ヤクルトは影が薄いチームになってしまった。古田次第であるが、上位は難しいのでは。

パ・リーグ予想
チーム名 投手力 打撃力 順位
オリックス
西武
近鉄
ダイエー
ロッテ
日本ハム

オリックスは星野を放出して投手陣にやや不安定感があるが、ここ数年ずっとAクラスを維持し安定感がある。今年は葛城の加入で打線に粘りが出ると思う。混戦を制すると予想。西武は投手陣では中日と共に球界随一を争うが打線に迫力が感じられない。近鉄は打線はリーグ一だが、投手が壊滅して昨年は最下位に終わった。今年は中日から門倉が加入、投手陣の柱が出来てチーム力は大幅アップと見る。若手投手陣の底上げいかんでは優勝も可能な戦力。新任の梨田監督、小林コーチの手腕に注目。ダイエーは昨年は不安視された投手陣がふんばり優勝したが、工藤が抜けた穴は大きい。連敗癖を克服出来るかが鍵でしょう。ロッテは昨年一度は首位に立ったが優勝戦線に踏みとどまれなかった。巨人から移籍の石井頑張り次第では上位に食い込めるかも知れない。日本ハムは弱体投手陣。ドラフトでは左腕投手を補強したが効果が出るまでは後2,3年はかかると思われる。



03・プロ野球・99(99年 2月22日)

 プロ野球のキャンプが始まり、今年もスポーツ・ニュースの中心はプロ野球になって来ています。一つ気になるのは、今年の話題の中心が新人選手と何人かの監督、後は野手の投手兼任などで、本来中心になるべきスター選手のニュースが余り無いのが不満です。注目を浴びているのはやはり阪神の野村監督、野村再生工場がどう発揮されるのか注目です。

 この中で、ファンを始め、皆が一番驚いているのが新庄外野手の投手兼任でしょう。昔、オールスターでイチローが投手をすることに対して徹底して野村さんは反対して批判していたのに、今回のこの奇策、当時のイチロー選手の所属するチームの投手コーチが現在、中日投手コーチの山田、かなり来ているのではないでしょうか?そして長島監督ですね、カリスマ的にな人気のこの監督、球場に来る人のお目当てが監督というのはちょっと寂しい気がします。そして松坂大輔投手、新人なのに西武の人気を一人で支えているという、何か変な印象を受けますね。それにしてもこのプロ野球の人気回復ぶり、Jリーグ・サッカーの人気凋落と対照的に見えますね、ベルマーレ・平塚などは経費節減でキャンプも行わないという話ですから。



02・横浜ベイスターズ優勝(98年10月17日)

横浜ベイスターズがセリーグで優勝を飾った。ファンの一人として非常に嬉しい、でもよく考えると、同じ横浜でも「横浜高校」は春夏連覇で今年2度も4千校の頂点に立ったのと比較してみると、僅かセリーグ・6球団の中の勝者に過ぎないのであるが。それでも連日テレビに新聞に結構大きく取り上げられている。横浜ファンとしては優勝というのはいつも他のチームがするもので余り関係が無いと思っていたのですが、マスコミで大きく取り上げられ、たたえられ主役になっているのを見ると経験が無いだけになんか恥ずかしささえ感じます。それにしてもテレビを見ていると急に横浜ファンが増えてしまったように見えますが如何でしょうか?まあ「勝つ」というはこういう事なのでしょうが。

 作者は熱狂的なファンですが、実は小さい時、もの心がついた時には既に「大洋ホエールズ」のファンであったのです。実際、何故どうして大洋ファンになったのか理由が判らないのです。当時はサッカー等はまだマイナーなものであり、小学校の時にはどの子も野球帽をかぶって登校したものですが、生まれ育った東京ではほとんど全員揃って巨人ファン、それも当然で当時の王・長島の巨人は絶対的な存在であったように思います。野球帽を買いに行っても店には巨人のマークのものしか無く、それを買ってわざわざ大洋のマークに取り替えてもらったのを覚えています。

 この球団、長い間ファンとして過ごしている間に「球場」「チームの名称」も変わりましたが、とにかくずっとチームカラーが同じに思えるのです。選手の方は当然どんどんと入れ替わっているのですが、どうしても同じ印象を受けるのです。まず特徴としては「強いのか弱いのか判らない」;ものすごい点差でも逆転したり、連勝してみたり、とものすごい強い時もあれば反対にどうしようも無い程弱い時もある、上位チームには勝ち越しても最下位に負け越すこともしばしば、(昨年も2位にはなりましたが、優勝したヤクルトには勝ち越し、最下位・阪神には負け越しいる。)

 よく打つチームだが細かい野球は苦手、管理野球は苦手、また選手層が薄く、レギュラーと控えとの差が大きい。投手の防御率は悪く、先発投手陣はいつも他球団と比較すると見劣りがする。というものです。一口で言うと意外性の面白さと言えると思います。どちらかと言うとアバウトな球団で管理野球が苦手というのはどうも一貫しているように思います。例えば広島で何回も優勝した古葉監督が来ても、選手を管理しチームを改造して細かい野球に挑戦するとどうしても力が出ない。これに対して今回の権藤監督はバントしない、試合前のミーティングはしない、選手の自主性を尊び、データよりも感性を大切にする監督なのだそうですが、横浜ベイスターズに非常に合った監督だと思います。権藤さんが巨人とか阪神の監督になった場合、果たしてチームに合うかどうか判りませんが、横浜のチームカラーにはドンピシャだったように思います。

 38年前の優勝の話がよく出ていますが、優勝出来なかった38年間にも多くの名選手が居たことを思い出して欲しいものです。名球会に入った平松投手、松原内野手は勿論、野手では長田選手、中塚選手、江尻選手、など特に忘れてはならないのは田代選手でしょう。意外性という意味では一番のように思います。難しいボールを芸術のようにホームランする一方、球とかなり離れた空振りをする、もう一度見てみたい選手です。投手では遠藤投手、斎藤投手、アンダースローの山下投手なども良かったように思います。

 今年の優勝では当然佐々木投手が大きく取り上げられていますが、その佐々木投手に繋ぐ島田投手、五十嵐投手の二人の貢献が大きかったように思います。島田投手は甲子園で大活躍し、確か夏の大会の優勝投手だったように記憶しているのですが、プロ入りを希望していて、スカウトも頻繁に接触していたのですが、その年のドラフト会議ではどこからも指名されず、自宅で泣いていたという記憶があります。甲子園のライバルで、現在日本ハムで活躍している芝草宇宙投手は指名を受け、その対照的な光景を思い出します。結局ドラフト外で芝草投手と共に日本ハムに入団し、その後横浜に移籍、現在では中継ぎの中心となっています。もし佐々木投手が居なかったら島田投手がストッパーになっていたのではないでしょうか?もう一人の五十嵐投手は昨年はシーズン途中に怪我をして、活躍の割には認められず、その為に更改交渉では球団との折り合いが付かず越年交渉となった経緯があります。その悔しさをばねにしての今年の活躍は見事であったと思います。

 野手では鈴木外野手の活躍が目立ったと思います。5年連続首位打者のイチロー選手に隠れて目立ちませんが、マークがきつくなる中での2年連続首位打者は見事であったと思います。

 また横浜ベイスターズの特徴としては選手の多くは横浜育ち、巨人のように人気とお金で次々と他球団の4番打者、大リーガーを獲得することなど出来はずもなく、地道に選手を育てて行く、また球団名から企業名をはずし(現在、12球団で唯一)、地域に密着したチーム創りを心掛けて来た球団の姿勢も評価出来ると思います。

 日本シリーズの相手はパリーグでは常勝の西武ライオンズ、是非日本一になって欲しいものです。前回は大毎オリオンズ(現在のロッテ)に対して4連勝だったので、まだ日本シリーズの試合での敗戦を経験していない唯一のチームとなるわけです、今回も4タテを期待したいものです。





01・プロ野球について(97年11月  1日)

日本のテレビ番組でやはり気になるのが「プロ野球」の情報です。熱狂的な横浜ベイスターズのファンである作者は今年のペナント・レースは特に力が入りました。もそかすると優勝するのではないかと夢を抱いたものです。

しかしながら、日本のプロ野球たったの12チームしか無いのに、どうして6チームづつ二つに厳密に分かれていて練習試合(オープン戦)と日本シリーズ以外では絶対に対戦しないのでしょう、またどうしてそのことにファンが無関心なのでしょう。私は「オリックス」−「巨人」とか「横浜」−「西武」等という試合を是非シーズン中にみたいですね。パリーグからはこのような交流試合を行おうという話が起きているのをセリーグが異議を唱えているという、どうしてなのでしょう。セリーグの方が人気があり、テレビに映る巨人戦があるので、その利権をパリーグにも与えると「損してしまう」という発想なのでしょうか?

でも本当にそうなるのでしょうか?むしろ全部のチームに人気が出て、パリーグは今より注目され、人気が出て来るでしょうが、セリーグはもっと人気が出るように思うのですが。要するに底上げされると思うのですが如何でしょうか?





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