
アスンシオン市
アスンシオン-1
パラグアイの首都アスンシオン、空路でパラグアイに入るほとんどの人はアスンシオンに到着する事になります。パラグアイの政治経済の中心であるアスンシオン、ここではセントロと呼ばれる旧市街の魅力について解説して行きます。
概論(2009年 5月15日)
パラグアイの表玄関であり、政治経済の中心都市である首都の「アスンシオン」の正式名称は長いので覚えるのが大変です。「ヌエストラ・セニョーラ・サンタ・マリア・デ・ラ・アスンシオン」と言い、1537年8月15日に拓かれました。(この日は現在でも祝日となっています。)以来パラグアイの中心として発展を続けて来ております。特に観光資源として挙げられるものはほとんど無いのが実状です。首都としては小規模なアスンシオン市内、中心部だけを見物すると多分1日で見終わってしまうでしょうね。中心部の主な見所は下記の通りです。
大統領官邸(ホワイトハウス)</FONT>:実際に大統領が執務を行っているホワイトハウス
国会議事堂:公園の奥にある、かわいらしい建物
川港、物資のかなりの部分はここから入る。
独立の家:独立記念博物館となっている。
戦没者慰霊教会:衛兵が立っている、パラグアイの靖国神社
旧アスンシオン駅</FONT>:薪で走るSLの始発駅であった。
があり、歩いて廻れます。外国から主にブラジル人が買い物客は来ますが、実際には観光を目的とした人はほとんど来ないのが実状です、従いまして定期遊覧観光もバスもありません。でもこの荒らされていないのが最も魅力的な点だと思います。世界の多くの観光都市、リゾートと呼ばれる場所は残念ながら、観光化されて、作られた部分が多いですね。人々も心なしかすれている印象を持たれると思います。アスンシオンは、素朴であり、ゆったりとした気分を味わい、のんびりと過ごせる街です。街の一番の繁華街は「パルマ通り」、でもそれ程大きな通りではありません。観光客相手、特にブラジル人相手のの「電化製品」「運動靴」「酒・たばこ」等が売られています。

(写真:アスンシオン市航空写真)
国会議事堂は中華民国(台湾)の援助で建設されました。

(写真:国会議事堂-01)

(写真:国会議事堂-02)
長い間、国会議事堂として使用されて来た建物で現在の国会議事堂のはす向かいにあります。現在は博物館として公開されています。

(写真:旧国会議事堂)

(写真:議事堂前広場-01)

(写真:議事堂前広場-02)

(写真:議事堂前広場-03)

(写真:議事堂前広場-04)

(写真:大統領官邸-01)

(写真:大統領官邸-02)

(写真:大聖堂)

(写真:大聖堂横の古い建造物)

(写真:テレレ)
パルマ通り・セントロの風景(2009年 5月15日)
セントロのメイン通りはパルマ通りですが、最近はより外に引っ越しをする企業が多く過疎化しています。首都のメインストリートとしては少々物足りない気がします。

(写真:パルマ通り-01)

(写真:パルマ通り-02)

(写真:パルマ通り-03)

(写真:パルマ通り-04)

(写真:パルマ通り-05)

(写真:パルマ通り-06)
セントロにはコロニアル風の建物が多くあります。

(写真:セントロ風景-01)

(写真:セントロ風景-02)

(写真:セントロ風景-03)
パラグアイ河が見えます。

(写真:セントロ風景-04)

(写真:セントロ風景-05)
以前制作の説明
南米の首都の中では小振りですが、安全さでは1、2を争う程で、安心して過ごせます。よく「砂漠ですか?」「インディオの街ですか?」と尋ねられるのですが、これはかなり違います。マスコミにもほとんど取り上げられず、日本では余り情報が無いようなので、何故か「貧困に苦しむインディオの街」を想像して来る人が多いようなのですが、実際は「杜の中に在る田園都市」「ヨーロッパ系の人が中心で、広い地域に邸宅が並んでいる都市」なのです。確かに貧富の差は大きいですが、飢えているような人はまずいません、皆結構楽しそうに歩いていますよ。街には大きなショッピングセンターがあり、世界中の物資が溢れ、ケーブルテレビで世界各地のテレビを見ることが出来ます。文化的な水準、生活水準はかなり高いと思います。快適な生活を送れる街です。また、美人が多いのも特徴でしょう。首都であり、人種のるつぼですから、世界の料理がリーゾナブルな価格で楽しめます。日本、中国、韓国、イタリア、ドイツ、スペイン、アラブ料理等、皆どれも本格的です。勿論マクドナルドのハンバーガーも食べられます。
(写真)街の様子-2
また民芸品、工芸品を見て回るのも楽しいでしょう。パラグアイの伝統的な民芸品であるニャンドゥティというクモの巣の形をした刺繍、また金細工、焼き物、パラグアイ音楽の代表であるパラグアイ・ハープの工房等が郊外に点在しています。これらを一日かけて見て回るのも楽しいでしょう。アスンシオンから自動車で一時間程のところに「イパカライ湖」があります。海の無いパラグアイではこの湖畔がアスンシオン市民の別荘地(サン・ベルナルディーノ)になっています。週末をここで過ごす人が多く、アスンシオンの奥座敷といった感じで、一大リゾート地になっています。

(写真)街の様子-3

(写真)街の様子-4

(写真)街の様子-5
街の中心部にはコロニア風の建造物が多く、歴史を感じます。古い建造物と新しいビルが混在しているアスンシオン、歩いて散策するだけでも楽しめる街です。

(写真)街の様子-6

(写真)街の様子-7

(写真)街の様子-8
最近は近代的な建造物も多くなり、街が変貌しています。ただし、中心部は古い街で駐車場が余り完備されておらず、自動車の渋滞がひどいので中心部から外に事務所を移す企業が増えています。中心部の空洞化が進んでいるように思います。
メイン・ストリート「マリスカル・ロペス大通り」
アスンシオンの街の中心を走るのがマリスカル・ロペス大通りです。ブエノス・アイレス、サンティアゴなどの他の南米諸国の首都には大きな片側4車線以上のメインストリートがありますが、インフラの立ち遅れているパラグアイでは片側2車線のこのマリスカル・ロペスがメイン・ストリートとなります。両側には樹木が植えられていて緑が多く、また環境保全の為にこの通りに面している建物の外観は基本的には変更出来ないことになっています。両側には多くの事務所がありますが、どこも元々の住宅を改装して利用しているものです。

(写真)マリスカル・ロペス大通り-1

(写真)マリスカル・ロペス大通り-2
不定期市場
メルカード4のように常設の市場の他に毎週1回だけ行われる市場があります。ブラジルではこのシステムが非常に上手く機能しており「フェイラ」と呼ばれ、日常の食料品はほとんどここで手に入れる事が出来ます。毎日場所を変えて同じ曜日に市場が立つのです。ポルトガル語では曜日の名称が「第二市場:月曜日」「第三市場;火曜日」以下「第六市場;金曜日」となっていますが、何か関係があるのかも知れませんね。
パラグアイでも同じ様なシステムなのですが、ブラジルで見たほどは多くなく、また青果物中心で魚介類から肉まで何でも揃っていたブラジルとはかなり様子が異なります。それでも庶民の味方で、いつも多くの人で賑わっています。

(写真)不定期市場-1
写真は市内中心部で毎週・土曜日に行われる市場の様子です。大きなブラジル産の西瓜が売られていました。この写真を撮影した後で一番手前に見える西瓜を買いましたが、1個約300円です。持つとかなり重く腰を痛めそうなほどです。

(写真)不定期市場-2
オレンジは袋詰になって売っています。50個で200円ほどです。これを買ってジュースにして飲みます。とても甘く、勿論そのままでも食べる事が出来ます。ただし、中の袋がかなり硬く、そのままの場合はまず皮を剥き、少し穴をあけて中のジュースを吸い出すというのが一般的に見られる方法です。
住宅地
パラグアイには至る所、一年中を通じて綺麗な花が咲いています。その花の中でも一番華やかで見事に咲くのが「ラパチョ」です。パラグアイを代表する花と言って良いでしょう。ブラジルにも同じ花が咲いているのですがこちらは「イペー」と言います。花には白、青、黄色がありますが、豪華なのはピンクです。最初に咲き、また数が多いのでアスンシオンの町は花で一杯となります。色は多少濃いですが、日本の桜を連想します。次ぎに策には黄色のラパチョです。大きな樹木にこぼれるばかりに咲いているラパチョは本当に見事なもので鮮やかです。
ここアスンシオンでもラパチョが至る場所に咲いています。住宅地もラパチョだらけになります。

(写真)ピンクのラパチョ-01

(写真)ピンクのラパチョ-02

(写真)ピンクのラパチョ-03

(写真)住宅地-1

(写真)住宅地-2

(写真)住宅地-3

(写真)住宅地-4
ラパチョの木の中には白もあります。写真で見るよりも実物は見事で見とれてしまいます。道路を走っていても、ついよそ見をして危ないですね。これの方が日本の桜に近い印象を持ちますが如何でしょうか?

(写真:白いラパチョ)

(写真:黄色のラパチョ)
(写真:近くで見ると)
蒋介石(2006年 4月 1日)
パラグアイは南米唯一の台湾政府承認国です。国共が戦い、共産党の優位が確立して台湾に逃れた国民党政府が現在の台湾政府です。そして台湾の現在の礎を築いたのが蒋介石です。その蒋介石の像がアスンシオンにあります。これも多分南米唯一でしょう。通りは「蒋介石大通り」との名称が付いており、蒋介石の像の後ろ側は中国風の公園になっています。

(写真:蒋介石の像-01)

(写真:蒋介石の像-02)

(写真: 中国風の公園)
不法住宅
河川の近くには中南米諸国ではどこでも見られる不法住宅があるという現実があります。農村では食べて行けないので多くの人が都市に出て来る、しかしながら大多数の人達は教育が為されていないので、良い仕事には就けない。中心部の河川の近くにはこのような人が簡易な住宅を作り住んでいます。雇用状態が厳しい中、多くの人は路上で物売りなどをしてその日暮しをしているようです。
河川に近い為に一旦増水すると浸水する住宅も多く、普段でも余り衛生状態は良くありません。

(写真)河川の近くに在る不法住宅地-1

(写真)河川の近くに在る不法住宅地-2

(写真)河川の近くに在る不法住宅地-3

(写真)河川の近くに在る不法住宅地-4
その他
次ぎに訪問して欲しいのは港です。アスンシオンがパラグアイの中心として発展を遂げて来た一番の要素は天然の良港に恵まれていた事が挙げられると思います。パラグアイ河はアスンシオン付近でで大きくカーブし方向を変え、そこに大きな入り江が出来、この場所が現在のアスンシオン港となっています。
アスンシオン港はパラグアイ河に沿って出来た内陸の港ですが、実際に見に行きますと規模は大きく、海に面している通常の港のような錯覚を覚えます。大きなコンテナ・ヤードがあり、パラグアイに入る荷物の多くはここを経由することになります。
アスンシオンは大河ラプラタ河の最大の支流であるパラグアイ川に面しています。パラグアイ川の対岸は緑の平坦な大地です。この地平線に沈む夕日は雄大そのものです。市内に一個所高くなっている丘(ランバレの丘)があり、ここから市内パラグアイ川が一望出来、すばらしい夕日も見ることが出来ます。このパラグアイ川の上流には、パラグアイ、ブラジル、ボリビアにまたがり世界最大の湿原パンタナウが広がっています。また、アスンシオン港からは対岸の中州まで船が出ています、これは観光船ではなく生活船ですが、これに乗り、河から眺めるアスンシオンもまた良いものです。お奨めは、この河での豪快な釣りを楽しむことで、ドラードを始め大型の川魚が豊富です。アスンシオン付近ではさすがに釣れにくくなっているようですが、少し下流に行き、船を仕立てて、大物を狙いに行きましょう。釣りの好きな方には一生の思い出になる事でしょう。
街には日本と同様に元気な女子学生達が沢山歩いています。

(写真)街には元気な女子学生が溢れている
(写真)大統領府(ルーブル宮を模したパラグアイのホワイト・ハウス)
(写真)大統領府・反対側から
2日目:近郊の観光。ルケ市:金細工で有名。アレグア市:陶芸の町。素朴で味わいの在る焼き物の町、春は苺の産地。サンベルナルディーノ市:アスンシオン市民の別荘地で、幻像的な湖イパカライ湖に面している。アレグア市:パラグアイの代表的な民芸品・ニャンドゥティ(蜘蛛の巣状のカラフルな刺繍)工房の見学。途中ののどかな田園風景を楽しんで下さい。
(写真)アスンシオン市街地(我がアパートから 撮影)