2012年政変(ルゴ大統領からフランコ大統領へ) 






2012年政変(ルゴ大統領からフランコ大統領へ)



不法占拠して退去指示が出ていた農民が排除執行を行う多数の警官を殺害した事の対応を批判して議会がルゴ大統領の弾劾を審議し始めました。非合法な土地無し農民に対して毅然とした態度を示さないルゴ大統領に対して牧場主、企業家等が自身の安全と財産の保全の為に議員達を動かしたのかも知れません。これに反発し、これはクーデターであると主張する農民が多数アスンシオンに向い議会に抗議を行い国会前に集結しました。議会による政変は結局2日間で収束しフランコ新大統領が誕生しましが周辺国は強烈に異議を唱えてそれぞれの大使を引き上げています。ただ治安上の問題は全く無く市民は普通に暮らしています。集会等もありますが平和的なもので危ない事は無いようです。権力争いはうんざりというのが一般国民の本音だと思います。早く解決して皆で前へ向かって進んで行かなければなりませんね。政変、新政権成立、激動後の一週間を追います。



新政権が成立し一週間経過しました(2012年06月29日)
早朝6時半からフランコ大統領がデニス副大統領を訪問する形で正副大統領の会見を行われました。昨日の副大統領の宣誓にフランコ大統領が欠席し「何かあるのでは」との多少の疑惑があったので直ぐに払拭する必要もあったのでしょう。それにしても毎日早朝から政府は動き出し忙しそうにしています。課題が山積みで仕事をする必要があるのでしょう。何か起きると迅速に対応する必要に迫られている政権です。メルコスールではパラグアイが次の選挙によって選ばれる政権が成立するまで出席を停止する処置が取られる見込みです。経済的な制裁は実施されない見通しですパラグアイ代表の出席停止処置が施行される間に中国との自由貿易交渉を締結する事はしない見込みです。ABCコロールの一面は「パラグアイの席にヴェネズエラが座った」とパラグアイの出席停止処置が施行されヴェネズエラの代表が参加している状況をこのように表現していました。

弾劾が成立し新政権が成立し一週間経過しました。新政権への抗議のデモは各地で断続的に続いていますが参加者は予想以上に少なく次第に沈静化しています。社会は平静で日常に戻っています。企業等が作る団体はフランコ新政権の支持を表明しています。上院議長にはオビエド党のマット氏が再選されました。この政権の任期は来年の8月15日ですので一年と僅かの期間ですが今年の後半から実質的な大統領選挙に入り来年4月には選挙で選ばれた次の大統領が決まり、それ以降はこの政権単独で大きな決定は難しくなるでしょう。色々な制約が在る中でどのような政治を行なって行くのか注目です。



(写真:オヴィエド・マット氏:ウルティマオーラ紙)

IPS(社会保健機構)の長にはフェルナンド・シルバ・ファセッチ氏がに決まりました。



(写真:フェルナンド・シルバ・ファセッチ氏:ウルティマオーラ紙)

メルコスル、パラグアイの加盟資格停止 (日経)
パラグアイ大統領が国会の弾劾決議で失職した問題で、同国など南米4カ国で構成する南部共同市場(メルコスル)は28日、アルゼンチン中部メンドサでパラグアイ抜きの外相会合を開き、地元メディアによると、来年4月の大統領選まで同国の加盟資格を停止する方針を固めた。29日に開く首脳会合後に発表する見通し。アルゼンチンでは反政府デモが頻発しており、政情不安が飛び火することを警戒して弾劾を批判。隣国パラグアイの新政権に厳しく対応することで、自国の反政府勢力増長を抑える狙いがありそうだ。左派のルゴ前大統領に反対する右派政党が多数派を占めるパラグアイ国会は22日、土地を占拠した貧農と警官隊との衝突事件の責任を問いルゴ氏を弾劾、フランコ副大統領が昇格した。メルコスル加盟国のブラジル、アルゼンチン、ウルグアイはいずれも左派政権。


パラグアイのルゴ大統領 本紙に語る・前代未聞 24時間足らずで罷免・民主主義回復へ国民的たたかい(赤旗)
上院による一方的な弾劾決議で罷免された南米パラグアイのルゴ大統領は6月28日、本紙と会見しました。ルゴ氏は、24時間足らずで大統領を罷免したのは前代未聞だと批判。南米の地域機構にも訴えて国民とともにたたかう姿勢を示しました。私の政権は、全国の公立病院や診療所での外来診察を無料にするなど、すべての国民を支援する社会政策を進めてきました。こうした政策は常に右派からの強い抵抗を受けました。今回の動きの背景に、社会政策を嫌う一握りの富裕層や大土地所有者がいることは間違いないでしょう。上院による弾劾と罷免は、パラグアイだけでなく中南米地域全体の民主主義に重大な影響を与えます。大統領に対する弾劾は過去にもありました。しかし今回のように24時間足らずという短時間に、選挙で民主的に選ばれた大統領を罷免するというのは、パラグアイでは前代未聞のことです。2003年と1931年にあった大統領に対する弾劾手続きは、どちらも3カ月以上かけて行われました。憲法は大統領に対する弾劾手続きを明記しています。しかしそれは今回のようなやり方が許されるという意味ではありません。国会のやり方は実際には憲法違反であり、「国会によるクーデター」と呼ぶ理由もここにあります。パラグアイは南米南部共同市場(メルコスル)の原加盟国です。メルコスルはアスンシオンでの首脳会議で調印した条約により設立されました。そのパラグアイが、民主主義の問題で今回の首脳会議に出られない。このこと自体が事件の重大性を示しています。南米諸国連合(UNASUR)の発展など中南米の地域統合が進み、私の政権もそれを推進してきました。今回の国会の動きは、地域統合の流れにも否定的影響を与えます。民主主義を回復するために国民的たたかいを進めます。メルコスルやUNASUR、米州人権委員会に不当性を訴えるとともに、民主主義を守ろうと運動を進めている国民と力をあわせます。ルゴ政権与党「弾劾は憲法違反」:パラグアイでは大統領に対する弾劾は下院が要求し、上院が決議を上げます。別表のようにルゴ氏に弾劾手続きが伝えられたのは6月21日の午後6時。翌日の正午には反論を迫られ、与えられた時間も2時間でした。ルゴ政権を支える政党の一つ、社会主義運動党(PMAS)のロシオ・カスコ副議長は「裁判などの場合、事前に余裕を持って通告を受け、弁護を準備する権利が憲法で認められている」と指摘。「今回は通告から反論まで18時間しかない。しかも夜は役所などを使えないので準備時間は実質5時間だ。憲法違反は明らかだ」と批判します。地元紙ABCコロル(26日付)によると、「民主主義が深く傷つけられた」というルゴ氏の主張に同意する人は61%に上ります。




パラグアイ資格停止へ・大統領罷免受け メルコスル首脳会議(赤旗)
南米4カ国が加盟する南米南部共同市場(メルコスル)の首脳会議が28日、アルゼンチン西部メンドサで始まりました。現地からの報道によると、同日は外相級会合が行われ、上院の一方的な弾劾決議でルゴ大統領を罷免したパラグアイについて、資格停止とすることで一致したもようです。29日に首脳レベル会合を開き確認します。メルコスルの正式加盟国はブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの4カ国。メルコスル諸国はルゴ氏に対する弾劾・罷免が一方的で、民主主義に反すると批判しています。フランコ副大統領が率いる新政権を認めず、今回の首脳会議には招待していません。ブラジルのパトリオタ外相は28日、「現在のパラグアイには全面的に有効な民主主義が存在しない」と指摘。メルコスルの民主主義条項に基づいて「参加資格が停止されるだろう」と述べました。一方、経済制裁は見送る見通しだといいます。メンドサでは27日からメルコスル社会サミットも開かれています。同サミットは首脳会議の関連行事で、メルコスルの正、准加盟国の労働組合や非政府組織(NGO)などに所属する市民約800人が参加。先住民の権利や医療・教育の充実などさまざまなテーマで議論しています。社会サミット参加者らは28日、ルゴ氏に対する弾劾を拒否し、中南米地域の民主主義を守るために行動することを確認しました。社会サミットの開幕式にはアルゼンチンのティメルマン外相が出席。パラグアイ上院による弾劾を批判し、「ここにはルゴ氏に寄り添う人々がいる。ルゴ氏は一人ではない」と訴えました。




副大統領が決まりました(2012年06月28日)
副大統領には北部コンセプシオン出身の青党のベテラン議員であるオスカル・デニス氏が選出されました。副大統領の任期が2年に満たない場合には議員の中から選ぶ決まりになっており、青党、愛国党、オビエド党議員の賛成で決まりました。なおルゴ氏を支持する議員と赤党の議員は欠席しました。これで新しい政権の陣容がほぼ固まりました。正副大統領とも青党という事になり青党による政権であることがはっきりしました。メルコスール会議にはパラグアイは出席する事が出来ません。パラグアイに対する制裁が検討されていますが、経済制裁は行われない見通しです。



(写真:オスカル・デニス副大統領:ABCコロール紙)

ルゴ氏はブラジルの新聞のインタビューに答えて、「自分が現在一市民であるとすれば再戦禁止を規定している大統領選挙に出馬しても規定違反とはならないね、政治の世界は何でもありさ」等と話しており政界に留まる強い意志を示しました。



(写真:ルゴ氏:ウルティマオーラ紙)

孤立深まる新政権・南米諸国“弾劾”認めず・パラグアイ(赤旗)

南米パラグアイのルゴ大統領を一方的な弾劾決議で罷免して発足したフランコ新政権が孤立を深めています。今週には南米南部共同市場(メルコスル)と南米諸国連合(UNASUR)がそれぞれ会議を開き、パラグアイ情勢を協議する予定ですが、両機構の加盟国の大半が弾劾手続きに疑問を唱え、新政権を承認しない立場をとっています。大統領に昇格したフランコ副大統領を支持する上院議員の一行が、弾劾決議についての「真の情報」を伝えるとして、隣国ブラジルを訪問中です。しかし、パラグアイのメディアによると、27日に予定されていたルセフ大統領との面会は実現しませんでした。ミゲル・サギエル上院議員は「ブラジルは弾劾についてイデオロギー上の考えがある。そのため大統領とは会えなかった」と語りました。ブラジルは、弾劾決議が一方的で、ルゴ大統領に十分な反論時間が与えられなかったことなどから「民主主義の破壊があった」と批判し、駐パラグアイ大使を召還。これまでにアルゼンチンやチリなど南米の6カ国が大使を召還しています。28日からアルゼンチンで開かれるメルコスル首脳会議に新政権は招待されていません。26日にワシントンで開かれた米州機構(OAS)の緊急会合で、中南米8カ国でつくる米州ボリバル同盟(ALBA)諸国は弾劾を「国会によるクーデター」だとOASが認定するよう要求。パラグアイの大使は“弾劾には何の問題もない”と主張しましたが、多くの国は弾劾のやり方に懸念を表明し、調査を求めました。米国はかつて中南米の政変を支援してきましたが、同国のカルメン・ロメジンOAS大使も「弾劾手続きの速度に関心を抱いている」と発言。手続きにおいて憲法秩序がすべて守られたのかどうか調べるために、調査団を送ることを支持すると表明しました。




困難な状況の中で(2012年06月27日)
隣国のアルゼンチン、ボリビアではストライキや反政府デモの動きが高まり不安定な状況になっています。そえぞれの政府はパラグアイの政変を苦々しく思っているのでしょう。農民と警察が衝突したクルグアトゥでは警官7名と農民側11名の合計18名の犠牲者が出ていますが、農民側は警察による殺戮であると主張し抗議し政府に保障を求めています。実際には18名の人がどのようにして亡くなったのかは分かりませんが不法占拠していて警察が排除する為に来て先に警官を攻撃しその対抗上警察が強い態度に出たのは当然だと思うのですが彼らの論理としては権力の乱用という事になるのでしょう。大統領は内戦のような状況になる事は避けなければならないとしています。毎日早朝から仕事を初めておりほぼ一日執務室に居るようです、内外で多くの課題を抱えて難しい局面が続いています。またスペイン政府は説明を求めるとして大使を呼び戻しました。



(写真:抗議する死亡した農民の家族:ABCコロール紙)

スポーツ大臣にはバスケットボール連盟会長のマルセロ・ベドヤ氏が就くことが決まりました。



(写真:マルセロ・ベドヤ氏:ABCコロール紙)


メーリングリストでの意見:地球の裏側の小国の政変なのであまり関心がないのですが、日本人の感覚からすると南米の政治は不思議ですね。ルゴ元大統領が失脚したのはパラグアイ国内政治の失敗(土地無し農民と警官の衝突で多数の死者が出たこと)が原因だそうで、一応、国内的には合法的手続きにより罷免されて新しいフランコ大統領が選ばれたのだから、ブラジル、ベネズエラ等の外国がルゴ元大統領を擁護するのは理解できません。さらに制裁によりパラグアイを南米国際機構からの追放の理由になることも理解できません。ブラジル人やベネズエラ人の利益が侵害されたわけでもないのにパラグアイの国内政治への干渉ですね。パラグアイ国内政治も理解できませんね。ルゴ元大統領は2008年の選挙で選ばれて5年の任期も後9ヶ月くらいしか残っておらず、再選はありえないのだから、わざわざ罷免するまでもなく、政治的には死に体なので、よりふさわしい次期大統領を誰にするかについて今努力をしたほうがよかったのでは。もともと、民主国家では選挙で選ばれた大統領や政権に失望することは、普通です。韓国では、自殺したノムヒョン前大統領も選挙時には人気があったのですが、任期中には韓国の国会で弾劾の動きがありました。米国でも、ブッシュ(子)前大統領を嫌う米国民は多かったと思います。日本でも、「マニフェスト詐欺」で政権を取った民主党が、嘘をついて消費税増税しています。選挙民の中には腹が煮えくり返る思いを持った人もいると思います。次の選挙でその気持ちを投票で表そうと思っているでしょう。それが普通の手段だと思います。

大使を呼び戻す等の国が増えている中、英国は2005年に閉鎖した大使館を再開すると発表しました。陣容は大使と官員7名だそうです。在ロンドン・パラグアイ大使は以前日本大使をしていたミゲル・アンヘル・ソラーノ・ロペス大使で今回の政変でこのニュースが三面記事扱いになるのではないかと心配されていたようですが逆に新政権には力を与えるものとなったようです。



(写真:ウイリアム・ハーグ英国外務大臣:ABCコロール紙)

金曜日にアルゼンチンのメンドサで開催されるメルコスールの会議にルゴ氏を大統領をとして招聘しようとする動きがあります。これはメルコスールは中国との自由貿易協定を検討しており台湾と国交があるパラグアイ対策なのかも知れません。またパラグアイを出してヴェネズエラを参加させるという動きもあります。出席に意欲を示していたルゴ氏は昨晩突然自分は出席しないと発言、十分に自分の意図は示すことが出来ている、メルコスールがパラグアイに対して経済的な制裁を加える事には賛成しないといと語りました。産業界からはいっそのことメルコスールから脱退した方が良いという意見さえ出始めています。



(写真:ルゴ氏:ABCコロール紙)

一方でホセ・フェリックスフェルナンデス・エスティガリビア外務大臣はメルコスールのメンバーが極端な制裁処置を取るとは考えられない、粘り強く交渉を続けて行けば理解を得る事は可能であると熱っぽく語りました。



(写真:ホセ・フェリックスフェルナンデス・エスティガリビア外務大臣:ウルティマオーラ紙)



打開に向けて(2012年06月26日)
パラグアイに在住しているブラジル人は代表を送りブラジル政府と会合を開き、新政権を認めるよう働き掛けます。ルゴ政権は外国人の権利よりはどちらかと言いますと土地無し農民側の言い分を聞いていた経緯があり、多くのブラジル系の牧場主は不法占拠に手を焼いており、合法的な権利をしっかりと認める新政権を認めるよう働き掛けるものです。パラグアイ政府もブラジルに新政権の合法性を説明するミッションを送る事を検討しています。国内事情もありまた数ヶ月前からパラグアイからの輸入を制限する動きがあり頑なになっているアルゼンチンよりもブラジルを優先的に説得しようとしているようです。閣僚人事もほぼ終わり国民の納得、支援を得るためにもルゴ政権との違いを示す必要があり、それぞれの課題に迅速に対応する必要があります。米州機構等でパラグアイは説明を行い、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイから出て行けと言われているがこれでは三国戦争の再来ではないかと訴えていました。米州機構では正式に新政権を認める国は無くパラグアイに代表団を送る事が決まりました。写真に写る大統領の表情にも苦悩の様子が現れています。国際社会から新政権を認めて貰う為にも正当性を主張するのであれば仕事をしっかりし、不正等を起こさないよう成果を出すようにしなければなりません。またエドワルド・フェリッポ工業連盟会長は「ルゴ氏こそクーデターを起こしている張本人で嘘つき」とルゴ氏を強く非難しました。



(写真:フランコ大統領:ウルティマオーラ紙)



(写真:ブラジル系住民の会合:ABCコロール紙)

司法も議会も門を閉ざしておりルゴ氏は奇跡が起きない限り政権には復帰出来ないと発言、1992年にブラジルで弾劾により辞職したコロール元大統領は議会の審議のスピードが速いからと言って違法とは言えないとルゴ氏への弾劾は合法との見方を示しました。本日は交通量も普段の平日に完全に戻り皆忙しそうにしていました。政治の話はほとんど無くなり、テレビも平常の放送となりまるで何も無かったようにさえ見えます。明日予定されていた政権支持のデモ行進は反対派との衝突を懸念して中止となりました。



厳しい船出(2012年06月25日)
月曜日となり平日、いよいよ新政権が船出します。大臣を指名しその宣誓が行われ新政権が動き出す事でしょう。午前7時にはアントニオ・アルボ氏が厚生衛生大臣として宣誓を行う為に大統領府に到着しました。8時20分頃から大臣宣誓が行われました。ブラジルは多少軟化しており、内政干渉しない、大統領を元のルゴ氏に戻すのは難しいとの見解を示しています。アルゼンチンは国内事情もありパラグアイの政変を利用しているのだろうとマスコミは伝えています。厳しい議会決定に反対する勢力は日曜日、中心部のアルベルディ通りで集会を行なっていましたが月曜日になったとの事で解散させられました。一方のルゴ氏は元の閣僚を集めて早朝から会議を行なっている様子で復権に向けて動き出す可能性もあります。今週アルゼンチンで行われるメルコスールの首脳会議にルゴ氏が招待されたようです。石油公団はヴェネズエラは石油の供給を停止したが今後2ヶ月分の備蓄があるので当面心配する事は無いとの事です。ウルグアイのムヒカ大統領はパラグアイに対して来年4月に予定されている選挙を早めるよう促しました。

裁判所はルゴ氏から出されていた弾劾は違憲であるという申し立てに対して却下しました。これによって司法からも今回の弾劾は合法との見解が出た事になります。また青党党首・ブラス・ジャノ氏はオビエドの党と共同で全国の青党など新政権への支持を訴え水曜日の午後6時から平和的な形で支持をするデモを開催するので参加して欲しいと呼び掛けています。抗議のデモは盛り上がりますが新政権を賛成しよう、支持しようというデモがどのようなものになるのか注目です。

アルゼンチンはブラジル、ウルグアイと共同でメルコスールと中国の関税協定を進めようとしており中国の代表とブエノスアイレスで会合を持ちました。今回の弾劾で中国と国交の無いパラグアイは参加出来ずに居るのでこの機を利用しているとも言われ、アルゼンチンはパラグアイをメルコスールから外しヴェネズエラを入れようとしているとまで囁かれています。パラグアイがメルコスールに参加出来ない間にメルコスールと中国の間で合意に至るような事がありますと台湾に依存する部分が大きいパラグアイは外交上かなり困った事態となります。極端な場合メルコスールか台湾か二者選択を迫られる事態も想定されます。

温家宝・中国首相、メルコスル諸国との自由貿易協定を提案(ロイター)
中国の温家宝首相は25日、訪問先のアルゼンチンで、メルコスル(南米諸国連合=ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ)と自由貿易協定を結びたいとの考えを示した。温家宝首相は、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ各国大統領とのビデオコンファレンスで、「中国とメルコスル諸国が自由貿易圏を創設する可能性について、フィージビリティ調査を実施すべきだ」と述べた。メルコスルにはパラグアイも参加しているが、パラグアイは台湾との結びつきが強く、中国とは外交関係を樹立していない。温首相はまた、アルゼンチンのフェルナンデス大統領と一連の協定に署名するとともに、農業当局者に対し、アルゼンチンからのトウモロコシ輸入を拡大したいとの考えを示した。アルゼンチンのフェルナンデス大統領は、中国とメルコスルの関係強化は経済成長を促す上で重要な要因だとして、「中国は原材料の生産国にとって歴史的な機会を提供してくれる」と述べた。しかし、通商アナリストは、ブラジル、アルゼンチンとも輸入品から国内産業を保護する政策を重視しているため、中国との自由貿易協定構想には慎重に対応するとみている。




(写真:裁判所の決定:ABCコロール紙)

一方のルゴ氏は支持者、側近、前閣僚等を集めて会議を行い「自分は大統領であり、フランコ政権は認めない、影の内閣を組織して正当性を訴える」と発言、今週アルゼンチンのメンドサで開催されるメルコスール首脳会議への出席に意欲を示しその場で自分の主張を訴えるとしています。政権側は出席を認容するようですが、国の代表では無くあくまで個人参加という立場です。セントロのテレビ局の前には議会の決定に抗議する人が多く集まりましたがその他の地区でも呼び掛けがあったようです。アスンシオン郊外のルケ市は抗議する為に集まった人は25人だったそうで全国的な盛り上がりとはなっていません。



(写真:ルゴ氏:ABCコロール紙)

全面的に戦う決意のようでウェッブサイトまで開設しています。



(ルゴ氏支持のサイト)

長い間ディオニシオ・ボルドが勤めていた財務大臣を誰が務めるのか注目されていましたが、経済学者として有名なマニュエル・フェレイラ・ブルスケッチを大臣に指名しました。



(写真:マニュエル・フェレイラ・ブルスケッチ新大臣:ウルティマオーラ紙)

午前中は多少交通量が少ないように見えましたが午後に入り全く普通の交通量に戻り街の様子も普段のアスンシオンです。それぞれが自分の日常に戻り普通の日に戻っています。治安的には全く問題はないようで、むしろ突発的な事態を警戒して何時もよりも警官が多く居ますので安全かも知れません。夜になり国会前の広場では新政権を支持し、周辺国に対して新政権を認めるよう求めるデモが起きました



(写真:新政権を支持する集会:ウルティマオーラ紙)



周辺国の厳しい反応(2012年06月24日)
新政権は周辺国の厳しい反応に手を焼いています。国民多くの本音はルゴ氏が大統領職から退いてほっとしているというものでしょうが、南米の周辺国はこれを認めてしますとそれぞれの国で今まで築いて来た大統領への権限を著しく損なうとして反発しています。パラグアイの民主主義がまだまだ未成熟で政治に不慣れな者を選択してしまう段階にある、他の南米諸国では経験して乗り越えて来た段階に未だに留まっている事が要因でしょう。民主主義の定着には苦い経験する時間が必要なのでしょう。ブラジルでは1992年にコロール大統領が弾劾されましたが休職中に辞任して政権交代が実現しています。弾劾が確定した時点で自らルゴ氏が辞任すればここまで騒ぎにはならなかったでしょう。周辺国は手続きを問題視しており、ルゴ氏を積極的に支持している訳では無く、同じような事が自国で起きる事を懸念しているのでしょう。これを受けてルゴ氏は国際社会が自分を支持しているとして表に出て自身の正当性を主張しており更に混乱を深めるのでは無いかとの懸念が広がっています。パラグアイに住むブラジル人はブラジル政府に対してフランコ新政権を支持するよう要請しているようですが、パラグアイの生命線と言われるパラグアイ川の航行を止められる事態も想定されフランコ政権は最初から厳しい対応を迫られています。ここを乗り切れるのか手腕が試されています。

なぜ今ルゴ氏を外す必要があったのか任期が来年の8月15日までですので残り1年と2ヶ月しかないので今やらなくても良かったのではないかとも言われています。巷では就任数ヶ月後からルゴ氏はもう持たない辞任するのでは、亡命するのではと囁かれていました。癌が見つかった時には健康上の理由として退陣するのではないかという観測もありました。治安が次第に悪化し北部ではゲリラが活動を行う等一般市民にとっては余り良くない兆候が出ており、大統領選挙と同時に行われる上院・下院議会選挙においても現職の大統領の強みを生かして左翼的な政党が台頭するのでは無いかと心配する人が多く居たのも事実です。

アルゼンチンに続きウルグアイ、ブラジル、チリも大使の引き上げを決めました。ヴェネズエラは石油の供給を停止すると通告しています。メキシコとペルーは自国の大使を呼び寄せ対応を協議するとしています。中南米周辺諸国の反発は新政権の予想を遥かに超えるものであり、対応に苦慮しています。メルコスール議会もクーデターと看做し態度を硬化させています。新政権としては周辺諸国に外交ミッションを派遣したいところですが、周辺諸国の強硬な姿勢を見ていると直ぐに派遣するのは難しいかも知れません。ルゴ氏を支持するしないではなく、今回の議会のやり方自体への批判が広がっています。一ヶ月くらい前に議員が自由に使える政策費を大幅に増額する法律が議会に提出されそれに反対する学生等市民が国会前で抗議を行い取り下げたという事件がありました。国民の議会への不信感、政治への不信感が根底にあり、問題を複雑化しています。来年まで待たずに早急に選挙を行い新たに大統領を選出するように周辺諸国から圧力を掛けられるかも知れません。パラグアイは内陸国であり孤立しては生きていけないだけにどのようにこの事態を解決するのか注目されています。

昼近くにはセントロでは民主主義を求める抗議集会が行われテレビで中継されています。田舎の農民たちでは無くどちらかと言いますとインテリの若者、それに政権が代わると失職する恐れの在る公務員等が中心となりクーデターには反対、独裁反対、民主主義を守れとの主張です。ある者は何故広場前の建物の屋上に狙撃兵を用意していたのか問題視していました、最後は力で抑え込もうとしていたのでは無いかという訳です。要するに筋を通せという主張です。ただアスンシオン市内は平穏で普通の日曜日と何ら変わらない雰囲気です。ルゴ氏は来週アルゼンチンのメンドーサで開催されるメルコスールの首脳会議に出席すると表明しました。また在パラグアイのブラジル人は農場主を中心に土地無し農民の不法占拠に悩んでおり、ブラジル政府に新政権を認めるように嘆願するようです。

パラグアイ新政権 周辺国承認せず(NHK)
南米のパラグアイでは、議会の弾劾を受けた左派のルゴ大統領が失職し、代わって保守派のフランコ副大統領が率いる新政権が発足しましたが、周辺の中南米諸国は「非民主的な手段による政変だ」などとして新政権を承認しない方針を打ち出し、混乱が広がっています。パラグアイでは今月中旬、東部の地方で富裕層が所有する土地を分配するよう求める農民と警官隊が衝突して17人が死亡し、責任を問われた左派のルゴ大統領が22日、議会の弾劾決議を受け失職しました。こうした事態を受け、これまでルゴ大統領と対立してきた保守政党のフランコ副大統領が後任の大統領に就任し、新たな政権を発足させました。しかし、隣国のアルゼンチンをはじめベネズエラやエクアドルなど周辺の中南米諸国は「非民主的な手段による政変だ」などと相次いで懸念を表明し、新政権を承認しない方針を打ち出しており、このうちアルゼンチンは、パラグアイに駐在する大使を召還する方針を明らかにしました。フランコ新大統領は、周辺諸国に外相を派遣して理解を求めることにしていますが、各国とも突然の政変に警戒を強めており、パラグアイとの間で緊張が高まる事態も予想されます。


パラグアイのルゴ大統領、弾劾で罷免 「議会によるクーデター」との非難も(APF)
南米パラグアイの上院は22日、フェルナンド・ルゴ(Fernando Lugo)大統領(61)の弾劾裁判を開き、賛成39、反対4の賛成多数で罷免を決めた。この決議に諸外国からは非難の声があがっている。同大統領は、土地問題をめぐる騒乱の制圧で17人が死亡した不手際の責任を問われた。元カトリック司教の同大統領は、複数の隠し子がいる問題も指摘されていた。大統領が罷免された約1時間後、フェデリコ・フランコ(Federico Franco)副大統領(49)が後任に宣誓就任した。議会内部では歓声が上がる一方、議会の外では大統領罷免に反発する群衆と警官隊が衝突した。キューバ外務省は「議会によるクーデター」と弾劾決議を非難し、新政権を承認しない方針を表明。また、チリのアルフレド・モレノ(Alfredo Moreno)外相は国営放送で、弾劾が「この種類の手続きに必要な最低限の条件を満たしていない」とコメントした。中米諸国は共同声明を発表し、同大統領に対する弾劾を受け入れないよう国際社会に求めている。


パラグアイのルゴ大統領が弾劾で失職、近隣諸国は大使召還(ロイター)
南米パラグアイの上院は22日、ルゴ大統領の弾劾決議を可決した。前日の下院に続く決議となり、大統領はこれを受け入れて失職した。フランコ副大統領が代行を務めることになったが、近隣諸国から「クーデターだ」などとする非難の声も上がっている。同国北東部で発生した土地をめぐる警官隊と農民との衝突で17人が死亡した事件を受け、野党が多数派を占める議会はルゴ氏の責任を追及し、弾劾手続きを取った。ルゴ氏は23日夜、記者団に対し「『議会のクーデター』によって退陣させられた」と非難。パラグアイは孤立に直面していると述べた。これを受け、隣国アルゼンチンは23日、「民主的な秩序が破壊」されたとして、駐パラグアイ大使に召還を命じた。同国のフェルナンデス大統領はルゴ氏の弾劾決議を「クーデター」だと非難し、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイの南米4カ国が加盟する南米南部共同市場(メルコスル)への参加停止などを含む措置を講じる可能性を示唆した。また、パラグアイにとって最大の貿易相手国であるブラジルも23日、駐パラグアイ大使に召還したほか、ウルグアイもパラグアイに対し、早期の選挙実施を求めた。


ロイターにある「代行」では無くフランコ氏は大統領に就任しています。



(写真:貿易の90%は河川運送に頼っている:ABCコロール紙)

大統領に弾劾決議・「民主主義に傷」市民ら抗議(赤旗)
南米パラグアイのフェルナンド・ルゴ大統領が22日夕、上院の弾劾決議によって罷免されました。大統領の反論を事実上封じた即決ともいえる決議に対し、国民の抗議活動が高まっています。現地からの報道によると、弾劾審理でおもに問われたのは、土地を不法占拠していたとされる農民と警官が衝突し、17人の死者が出た15日の事件に関する責任です。大統領が占拠問題に適切に対応せず、農民をあおったとされました。審理は大統領を一方的に中傷する文書にもとづいて行われ、大統領の弁護側に与えられた反論時間は2時間だけでした。事実関係の調査は一切ありませんでした。出席した上院議員43人(定数45)のうち39人が弾劾に賛成しました。ルゴ大統領は弾劾決議を受け、「議会の決議には従うが、パラグアイの民主主義は深く傷つけられた」と述べました。国会周辺には、弾劾決議に抗議する市民が集結しています。警官隊が放水などで散会させても、再び集結する事態が続いているもようです。パラグアイは1993年、35年間の軍事独裁政権を経て民政移管しました。2003年に民主的といわれる選挙が実施され、08年の選挙でルゴ元司教が当選。医療の無料化や汚職の摘発など一定の成果をあげてきました。しかし、上下両院とも少数与党という困難に加え、貧困対策の重視や南米の革新政権との連携などに対し保守派からの反発を受けていました。新大統領には、保守・真正急進自由党のフランコ副大統領が昇格します。大統領弾劾に異を唱えませんでした。


(メーリングリストへの投稿):先日、アスンシオン市民(女性)にルゴ大統領の訪日を知らせたところ、「何かせびりに行ったのだろう。」との冷たい反応に驚きました。



(写真:セントロで続けれている反対集会:ウルティマオーラ紙)



(写真:フランコ大統領:ウルティマオーラ紙)

昨日の満面の笑顔から一転、窮地に立ち困惑の表情のフランコ大統領の写真が掲載されています。タイトルは「大使が去り、メルコスールへの参加を差し止められパラグアイへの圧力が増している」とあります。週末が終わり明日から平日に戻りますがどのようにこの事態を打開して行くのか、ブラジルは内政には干渉しないという立場なので南米の中心国ブラジルの承認を取り付ける事が一番でしょう。

夜になりセントロなど市内を一周して来ましたが特に変わったような様子も無く何時もの静かな平和な日曜日でした。金曜日には皆の注目が集まっていた国会前の広場には誰もおらず静かでした。ただ唯一人が多く居たのはアルベルディ通りの50メートル程で数百人の人が集まりテレビを通じて議会の不法性を訴えている集会が開催されていたのが唯一の目立った点でした。午前中から夜に至るまで議会に抗議する人達の演説が続いています。



フェデリコ・フランコ大統領初日(2012年06月23日)
23日の土曜日はアスンシオンは全く平常に戻り昨日までの騒動が嘘のような感じになっています。フランコ大統領は農民達への対応、そして外交特に関係の深い近隣諸国並びに米国の理解を求める事を最優先課題に挙げ、各国に派遣している大使に指示を出していました。最も神経を使っているのは隣国のアルゼンチンで、在パラグアイ大使の引き上げを通告して来ました。隣国のブラジルとアルゼンチンを納得させられるか最初から難題を抱えてのスタートとなりました。



(写真:フランコ大統領:ウルティマオーラ紙)



(写真:フランコ大統領:ABCコロール紙)

一方のルゴ氏は支援者と共にテレビの前に現れました。昨日とは異なり攻撃的な表情です。「これは民衆に対するクーデターである」と主張しました。



(写真:ルゴ氏:ABCコロール紙)



フェデリコ・フランコ大統領誕生(2012年06月22日)
ルゴ大統領の弾劾成立によって大統領職を辞任し副大統領であった青党・フェデリコ・フランコ氏が大統領に就任しました。午後7時に宣誓を行い正式に大統領となりました。チャコ地方の開発がパラグアイ発展の鍵となるとチャコ開発の重要性を強調していました。前回の大統領選挙では青党の候補であったのですが、60年間以上続いた赤党の政権に勝つため敢えて聖職者としてクリーンなイメージのルゴを大統領候補にし、自身は副大統領候補となりました。選挙に勝利し4年間、副大統領であったのですが、ルゴは非常に専制的で余り目立つ存在では無く、今年行われる大統領選挙の青党候補の予備選では惨敗しほとんど存在感を示せなくなっていました。今回の政変で久しぶりに多分70年ぶりの青党政権となります。また、非常に親日家でもあります。最初にやらなければならない仕事は近隣諸国との関係で、今回の政変をクーデターと看做している事に対して説明して理解を求める事が必要となります。特に反米左翼的な政権であるボリビア・エバ・モラレス、ヴェネズエラ・ウーゴチャベスを説得するのは大変だと思います。「議会によるクーデター」と非難しています。また青党内で現在は党首でも次期大統領候補でも無いフランコ氏が大統領に就任した事で青党内の立場がどのようになるのかも注目です。また正式の大統領であり、一部に書かれているような代行ではありません。青党としては何と72年振りの大統領となります。

空席となった副大統領に関してはパラグアイの法律で大統領任期5年の内、最初の3年間に空席となった場合には選挙によって選ぶ、残りの2年の時には上下院議員の中から選ぶという規定があるそうで、議員の中から副大統領が選任される事になります。



(写真:フランコ大統領:ABCコロール紙)



(写真:就任演説を行うフランコ大統領:テレビの画面)



(写真:フランコ大統領:ABCコロール紙)



(写真:フランコ大統領:ABCコロール紙)

内務大臣にはカルメロ・カバジェロ氏、外務大臣にはフェリックス・フェルナンデス・エスティガリビア氏が内定したとの事です。残りの大臣は明日・土曜日に任命するとの事です。



(写真:内務大臣に内定しているカルメロ・カバジェロ氏:ABCコロール紙)

またフランコ大統領はルゴ氏の権利を尊重すると約束し、ルゴ氏は来年の選挙に上院議員を目指す事を考えるとサバサバした表情で語った。



(写真:辞任してさばさばした表情のルゴ氏:ABCコロール紙)

僅か2日間の政変劇は特に大きな混乱も無く収束に向かっています。アスンシオンにはもっと多くの農民が押し寄せるとの観測もありましたが、多くのバス会社がチャーターを拒否して思うようにバスを調達出来なかったようです。また国会前広場で無用の混乱が起きないようルゴ退陣賛成の人達には近寄らないように呼び掛けたようです。あっけない政変、そして直ぐに収束してしまい、押し寄せた農民達は普通の市民の支持を全く得られずアスンシオンでも厄介者扱いをされ寒い事もあり、完全に空振りに終わり三々五々帰って行ったようです。その後国会前の広場には誰も居なくなり静かだったそうです。

パラグアイ大統領を罷免 上院、治安悪化などで弾劾裁判(朝日)
南米パラグアイの上院は22日、治安の悪化などを理由とした、ルゴ大統領の弾劾(だんがい)裁判を開き、罷免(ひめん)を決めた。規定に従い、同日、副大統領のフィデリコ・フランコ氏が大統領に就任した。ルゴ大統領は、08年4月の大統領選で、それまで61年続いていた保守政権を倒し当選。中道左派の大統領として、貧困層への支援などに取り組んできた。だが、今月15日、他人の土地に入り込み占有する農民と警官隊が衝突し17人が死亡する事件があり、守旧派が「治安悪化は行政の不行き届き」などとして弾劾裁判を求めていた。


パラグアイ 大統領弾劾決定で辞任へ(NHK)
南米のパラグアイでは、土地の分配を主張する農民と警官隊が衝突し、死者を出す事態となり、大統領に責任があるとする議会が弾劾を決議し、来年の大統領選挙まで不安定な政治情勢が続きそうです。パラグアイ東部では、先週、富裕層が所有する土地を分配するよう主張する農民が抗議行動を行い、強制的に立ち退かせようとした警官隊と衝突し、17人が死亡しました。この事態を受けて、内相と警察幹部が辞任しましたが、議会は納得せず、責任はフェルナンド・ルゴ大統領にあるとして、弾劾の審理に入りました。その結果、下院が弾劾を可決したのに続いて、上院も22日、賛成多数で可決し、大統領の弾劾が正式に決定しました。ルゴ大統領は「議会の決定に従う」と述べ、大統領の職を辞す考えを示しました。パラグアイでは、大統領の弾劾を受けて、フランコ副大統領が職務を代行することになりましたが、来年4月には大統領選挙が予定され、政治的な駆け引きが始まっているだけに、不安定な情勢が続きそうです。


パラグアイ:ルゴ大統領罷免 農民と警官隊の衝突めぐり(毎日新聞)
南米パラグアイ上院は22日、農民と警官隊の衝突による死傷事件に関し、ルゴ大統領(61)の責任を問う弾劾裁判で有罪と認定し、罷免した。ルゴ大統領は「今日、殴られ傷つけられたのは私ではなく、パラグアイの歴史と民主主義だ」と演説した。ルゴ大統領は失職し、フランコ副大統領が昇格する。ルゴ大統領は、今月15日、首都アスンシオンから北東に約240キロ離れた農村で農地を占拠していた土地なし農民と警官隊が衝突し、少なくとも17人が死亡、80人が負傷した事件の責任を問われた。弾劾手続きをとったが、議会の多数を占める反大統領派の野党による追い落としといえる。下院は21日に弾劾決議を可決している。国会前ではルゴ大統領を支持する農民の一部が抗議のため投石を始め、警官が催涙ガスなどを発射して一時混乱した。パラグアイでは少数の地主が農地を専有し、土地を持たない季節農業労働者との紛争が続いてきた。


今回の騒動の根底には一般市民特に大小を問わず農場主、牧場主、企業家等実際にパラグアイ社会を支えている人のルゴ大統領への不満、不信があったのでしょう。政権発足の際にはクリーンなイメージで登場しそれまでの赤党を中心とする賄賂にまみれた不正だらけ、私利私欲に走る政治に対してこれを刷新して欲しいと国民が強く願い、私利私欲の無い聖職者として登場したルゴに託したのでしょう。実際に大統領に就任してみますと、国家元首というのは何をしなければならないのか全く理解していない事を露呈してしまいました。政治経験が全くないので外交、経済に関して素人であり、実際には政治の先頭に立って采配を振るうことは出来ない事が直ぐに分かりました。聖職者として生きて来た人で政治の経験も働いてお金を稼いだ事もないような人には難しいのは当たり前の事でしょう。周囲の人はそれならばと、とにかく祭り上げて好きなだけ外国に旅行させ、大事な決定をさせないようにしていたようにさえ見えます。この3年半で75回外国に出掛けたそうです。一番の支持基盤は貧困地帯の貧困層であったので上に国全体の立場から政治を行う感覚が不足していたようにも見えます。ただ確かに今まではほとんど目を向けられなかった貧困層に対して老人に生活助成金を渡す等目を向け改善に向けて着手したのは事実であり、その点は評価されても良いでしょう。

サンペドロ県で聖職者をしていた時代にはその職務にはあってはならない事ですが教会の掃除婦等その辺の女性と手当たり次第に関係を持ち分かっているだけでも数名の子供を有しています、お母さんは全部別です。これでは道徳的も不合格と多くの国民は思っていた事でしょう、普通の国家であればこれだけでモラルの点で国家元首を辞任するでしょう。豪華な自動車を買い、専用の飛行機を買いと自分の為に多くの金を使い、批判を受けていました。一番の問題は治安の事でルゴ政権の間、土地無し農民は大統領の支援があると考え、次第に行動が大胆になって来ました。左翼ゲリラ組織とも繋がりを得たようで武装し反社会的になって来ました。裁判所の決定を伝え、話し合いに来た丸腰の警官の代表を取り囲んで殺害するという暴挙に対してあたかもこれらの無頼漢の犯罪者を擁護するような態度を見せた事により本当にパラグアイを支えている中上級層の人からレッドカードを出され、それぞれが知り合いの議員に働き掛け超党派で静かにルゴ排除を準備し一気に実行に移したのでしょう。かなり以前から連立を組む青党は邪魔な大統領を排斥するチャンスを探していたように見えますが、赤党はみすみす青党に政権が移る事を良しとせず弾劾にまでは至らない状況が長く続いていました。警官殺害を見て大牧場主等赤党を支えている人もルゴでは治安はますます悪くなる考え、見切りをつけたのでしょう。

ルゴはこれに対して盟友のエクアドル・コレア大統領、ヴェネズエラ・チャベス大統領、ボリビア・モラーレス大統領等南米の各国に正当な選挙で選出された大統領を排除するのはこれはクーデターであると訴え、また最大の支持層である貧困農民層に議会に抗議するよう働き掛けたのでしょう。議会の手際の良さはたいしたものですが、これにはルゴ排除に対する国民大多数の暗黙の支持があったからでしょう。大統領が正式に交代しますとアスンシオンに来ていたルゴ支持の2500人程度の貧困層の農民は完全に孤立し、市民からは厄介者扱いされ市内の他の公園に集められましたが、アスンシオンに支援者が居るはずも無いので泊まる所も食事も無いまま寒い中一夜を過ごしたようです。土曜日の昼近くになりようやく食事が差し入れられ帰るバスが用意され帰って行きました。テレビでこの人達にインタビューをしていましたが、その話に拠りますと僅かなお金が与えられてアスンシオンに来たようでどうやら強い信念があって来たのではなさそうです。多少のお金を貰ってアスンシオン行きのバスが用意されてそれに乗ったという訳です。要するに金で動員されたという訳です。



ルゴ大統領弾劾が成立、大統領は辞任(2012年06月22日)
22日午後5時過ぎ上院で投票が行われ弾劾賛成39、反対4、欠席2という結果で弾劾が成立しました。これにより大統領は罷免となり青党の副大統領フェデリコ・フランコが大統領という事になります。そのニュースが伝えられると国会前では警官隊に向い発炎筒のような物を投げつけ小競り合いが始まりました。何人かが怪我をしたようですが、群衆は雲の子を散らすように広場から去って行きました。暴徒化しなければ良いのですが心配です。

午後6時過ぎからルゴ大統領は辞任の話を始めました。この4年間の自分の業績を振り返り国民に挨拶を行いました。大統領は辞めても一国民であると強調、最後は「パラグアイ万歳」で締めくくりました。これで平和的に政権譲渡が行わる見通しとなり騒乱等が起きるという最悪の事態は避けられそうです。その後国会前の広場も平静に戻り静かに大統領を見送っていました。ルゴ氏は午後6時半には大統領府を去ってランバレの自宅に戻って行きました。これにより一連の弾劾騒ぎは収束しました。



(写真:大統領府を去るルゴ大統領:ABCコロール紙)



(写真:辞任の挨拶を行うルゴ大統領:ABCコロール紙)



(写真:国会前の衝突:ABCコロール紙)

パラグアイ大統領失職・野党と対立、議会弾劾(共同)
南米パラグアイ上院は22日、前日の下院に続き、中道左派のルゴ大統領の弾劾決議を可決した。ルゴ氏は可決後の演説で「議会の決定に従う」と受け入れを表明、同氏は失職した。ルゴ氏与党出身のフランコ副大統領が来年8月の任期満了まで代行を務める。地元メディアなどが報じた。野党が多数派を占める議会との対立が激化、貧困層に人気の高い元司教のルゴ氏は就任から約3年10カ月で政権を追われた。来年4月の大統領選に向け、与野党の候補者選びが本格化しそうだ。同国北東部で先週、土地を占拠していた貧農らと警官隊が衝突し17人が死亡。野党側は、貧農による各地での土地占拠問題を放置してきた大統領の責任を追及し、弾劾手続きに踏み切った。下院は21日に決議案を可決していた。ルゴ氏は2008年4月の大統領選で約60年間政権を維持してきた右派政党候補を破って当選。カトリック神父ながら当選後に複数女性との隠し子が発覚し、評判を落とした。先月末に訪日し、野田佳彦首相と会談したばかり。


大統領、弾劾で罷免=農民と警官隊の衝突に責任−パラグアイ(時事)
南米パラグアイの上院は22日、農民と警官隊の衝突事件をめぐる対応の不手際を追及されたルゴ大統領(61)の弾劾裁判を行い、賛成多数で有罪と認定した。大統領は失職する。衝突は今月中旬に発生。同国東部で農場を不法占拠した農民に対し、排除を試みた警官隊が発砲、双方で計17人が死亡した。内相や警察幹部などが更迭されたが、大統領は自らの責任を否定。反大統領派が多数を占める議会での弾劾手続きは「違法なクーデターの試み」と反発していた。



ルゴ大統領側の弁明が議会で行われる(2012年06月22日)
朝から農民の指導者の一人エルビオ・ベニテスが到着し100台を超すバスで続々と農民がアスンシオンへ向い国会前は昨日の夜と異なり土地無し農民等で一杯になっています。大統領支持を訴え、気勢を挙げています。今回の議会の弾劾開始の審議は民主主義を踏みにじる暴挙であり大統領を支持するとしています。今の所静かに集会を開いており、大きな混乱は生じていませんんが上院の審議が始まる正午過ぎから緊張した状況になるのかも知れません。セントロが不穏な雰囲気になるのを見て多くのバスが運行を見合わせており、これから通勤に支障が生じるのでは無いかと心配されています。パルマ通りもまだ早朝なので店は閉まっていますが早朝から開店する事で有名な食堂は今日は閉めておりひっそりとしているようです。

昨日示されていたスケジュールに従い、正午から大統領側の弁明が始まりました。大統領は大統領府に残り代わりに弁護士団が議会に出席しています。左翼的なエクアドルのコレア大統領等はこれは一種のクーデターだと問題視しており、南米諸国連合(南米独立国12ヶ国)ではこの問題を取り上げ、代表団を派遣し両者の仲介を行うとしており、午後議会での審議の間、大統領府でルゴ大統領と会談しています。ただここまで対立が鮮明になってしまった現状ではルゴ大統領が職務を継続するというような合意はもう難しい情勢です。国際社会からは弾劾への手続きがおかしい民主主義では無いとの指摘がなされており、ロシアは不快感を表わにし、ブラジルは誰が代わりに大統領として就任しても大統領とは認めない、ヴェネズエラは石油の供給を停止すると議会の拙速な決議に圧力を掛けています。本日16:30に結審することになっていますが、ルゴ大統領は国際社会からの圧力もあり、この弾劾自体が違憲では無いかと反論しており裁判所に訴えを提出する等あくまでも職務を続ける意向です。市内は週末の金曜日という事もあり、休業する商店、事務所も多く道路は閑散としてまるで祝日のようです。結審後の混乱を心配する人が多く事務所も早めに閉める所が多いようです。午後4時の段階ではほとんどの店、事務所は閉めているようです。



(写真:土地無し農民のリーダーの一人・エルビオ・ベニテス:ABCコロール紙)



(写真:議会には出席せず大統領府に向かうルゴ大統領:ABCコロール紙)



(写真:ルゴ大統領の弁明を行う弁護士団:写真正面:ABCコロール紙)

前列中央のアドルフォ・フェレイラ氏が主に弁明を行なっています。弁護団は弾劾裁判に至る議会側の無理なやり方を法的側面から明快に批判していました。



(写真:ルゴ大統領の弁明を行う弁護士団:テレビの画面)

国会の前には田舎から出て来たマニフェスタンテと呼ばれている議会に反対のルゴ支持者が集まっています。ルゴ大統領は3万人は集まると発言していましたが、実際には2500人程度のようです。多くはサンペドロ県等中部の貧困県から来ているようです。ABCコロールに写真が出ていますが、この写真の右側向いに警察庁があります。ただ不思議なのは昨日の昼ごろまで仕事をしている我々一般のアスンシオン市民は事態を全く知りませんでした。最初に聞いたニュースは「田舎から農民が大挙アスンシオンにやって来る」というものでした。田舎の農民達は国会で弾劾を審議しており、それが可決される可能性が高い事を察知して直ぐに行動を起こしたとすると田舎人達の知的レベルは相当高い、驚くべき政治感覚という事になりますね。



(写真:国会前の様子:ABCコロール紙)



(写真:国会前の様子:ウルティマオーラ紙)



(写真:国会前の様子:ABCコロール紙)

南米諸国連合の代表団は今回の大統領弾劾の手続きには問題があり、大統領を弾劾するというのであれば今後パラグアイに協力出来ないと警告、ヴェネズエラは「パラグアイのクーデターは認めない」態度を明確にしています。ニカラグア、ボリビア、ヴェネズエラは米州機構にこれはクーデターであると提訴しました。また、副大統領府では一部の若者が警官と小競り合いを起こしていましたが大事にはならなかったようです。



弾劾へ向けて(2012年06月21日)
クルガトゥにおける土地無し農民と警官隊との衝突で双方に多数の死者が出た事件の責任を追求しルゴ大統領に対して議会が弾劾を行うように求め、下院では圧倒的多数で可決し現在上院で審議が続いています。警察は法律に基づき不法に土地を占拠している土地無し農民に対して退去するように勧告し、警官の代表が丸腰で話をしに向かう途中、農民達に虐殺される事から双方で武力衝突が起き多数の犠牲者が出ました。不法に土地を占居した上に警官隊に対して武器で攻撃した農民と名乗る無頼漢に対して毅然とした態度を示さず、内務大臣の首をすげかけ対応処理そして責任を押しけるだけでこの問題から逃げようとする大統領の態度に議員が怒り、下院では連立与党を組む青党も弾劾賛成に廻り圧倒的多数で弾劾を行う事を可決しました。

これに対して大統領は「自分は辞任しない」と宣言し、これに対して青党の大臣の多くは辞表を出し、またイタイプダムはこの混乱を見て「警告レベル赤」としてパラグアイの混乱に対して警戒しています。我らの大統領を守れと各地の土地無し農民はアスンシオンに結集し「大統領を守る、議会を取り囲み議員を外に出さない」と息巻いています。上院の議決次第では大統領に対して強く退陣を迫る事態も考えられルゴ大統領側はかなり追い込まれているというのが現状です。軍は最高司令官である大統領に従うとして現在は静観しています。大統領-武装不法占拠者-土地無し農民、議会-警察の対立という不思議な構図となっています。土地無し農民など経済的に恵まれない人達から支持を受けて大統領になった経緯があり、不法占拠者に対しても無碍には出来ず対応した事で不法占拠達は自分達は事を起こしても大統領は味方になってくれると考え警察官殺害という暴挙に出たとも考えられます。ごく一般的な市民からは不法者、無頼漢の味方をして社会不安を煽っているという意見も多くあります。

午後になり国会議事堂前にはルゴを支持する人とルゴの辞任を求める人両方が集まり不穏な雰囲気になりましたので警官が二つのグループを分け、その後ルゴ辞任を求める人達は立ち去りました。上院は午後6時から審議を再開し22日の正午から2時間大統領側に時間を与えその後弾劾に賛成する議員の反問があり、16:30に結審をすることになっています。警察はアスンシオンに警官を集め警備を強化し万一の事態に備えています、警官の数は4千人と言い各所でチェックを行なっています。多くの企業は終業を早め何時もですと渋滞になる午後6時頃にはメインストリートのマリスカル・ロペスもほとんど自動車が通行しない閑散とした状況になっています。多くの市民は99年の政情不安の際に国会議事堂前の公園で混乱が起き銃撃戦となり多くの犠牲者が記憶があり、混乱を心配しています。午後6時過ぎの状況としては大きな混乱も無く国会では淡々と審議が行われ、外の公園ではルゴを支持する人が集まっていますが警官隊がしっかり取り囲み特に目立った混乱はありません。

明日の上院においても連立を組んでいた青党も弾劾賛成を表明しており、弾劾が結審される可能性が高くなっています。混乱を避ける意味でルゴが大統領職を辞任する可能性もあり、その際には副大統領のフランコ氏が大統領になるようです。任期が来年までなので改めて副大統領を選ぶ事はなさそうです。あくまでも大統領職に固執すると弾劾が決まった後に国会前に集まっている支持者達が騒ぎ出す可能性もあります。午後7時の状況では国会議事堂前の広場ではお人形が出て音楽、踊りが出て屋台が賑わいまるでお祭りのように平和な雰囲気になっています。全ては明日に持ち越しです。何も起きない事を確認して皆さん普通の行動に戻りセントロ地区以外では何時もの人出で日常に戻っています。

夜になり市内は平静に戻り全く普段通りに戻っています。テレビも定時放送になり何事も無かったような雰囲気です。新聞、テレビなどマスコミもフランコ政権になった時の閣僚人事、大統領の弾劾にどのくらいの日数がかかるか、99年のク-バス大統領の時には5日かかったなどと報道されており、ルゴ大統領は確実に辞任に追い込まれる事を前提とした報道が目立っています。連立政権で青党等の支援があって成り立っていたルゴ政権ですが、自身の政党は議会にほとんど議席を持っておらず孤立しており、継続して政権を担うのは難しいと見られています。



(プログラム:22日の審議スケジュール:ABCコロール紙)

パラグアイ下院で弾劾決議採択 大統領は抵抗(共同)
南米パラグアイで土地を不法占拠していた貧農らと警官隊が衝突し17人が死亡する事件があり、同国下院は21日、ルゴ大統領が占拠問題への対応を誤ったのが原因だとして弾劾決議を採択した。ルゴ氏は同日、異議申し立てなどにより辞任を免れる努力を続ける方針を示した。パラグアイ上下院でルゴ氏の与党はいずれも少数派。上院でも決議案は近く可決される見通しで、その後、弾劾に向けた手続きが始まることになるが、時間がかかる見通し。ルゴ氏の任期は来年8月まで。再選禁止規定があり、来年4月に予定されている大統領選には出馬できない。



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