ニューヨーク市(米国)




ニューヨーク市は世界で一番有名な都市であると思います。本・雑誌・ホームページ等でも多く取上げられていますので、ここでは南米から訪問した視点で街の印象を綴って行きたいと思います。また訪問された方はブエノス・アイレスとサンパウロとの比較も出来ると思います。2001年 7月ニューヨーク市で全米日系人大会が開催され、これに参加する為に訪問しました。




ニューヨーク市(米国)(2001年7月末〜 8月上旬)

第11回・全米日系人大会・ニューヨーク市

ニューヨーク市、この世界の中心の街にはあらゆる人種が集まり世界を動かす機関車としての役割があると思います。作者のような「南米に在住する日本人」から見るとまた日本から見るのとは違った視点があるように思います。街を歩いていて、一目で中南米出身と分かる人が多いのでが、彼らを見て作者はどうしても「仲間意識」を持ってしまいます。英語よりスペイン語、ポルトガル語に馴染みがあり、彼らと一緒に毎日を過ごしているのですから当然であると思います。バス、地下鉄等の公共機関を利用しますと、利用者の大半は「マイノリティー」と呼ばれる人々です。3大マイノリティーは黒人、アジア系、ヒスパニック系ということのようですが、作者は「ヒスパニック・アジア系」要するにダブル・マイノリティーという訳ですね。このダブルマイノリティーから見たニューヨーク市を綴ります。ただし、実働3日間なので、ほんの一端しか見る事が出来ず、その僅かな期間の体験である事をお断りしておきます。



1・ミッドタウン

ニューヨーク市というのは地図で見ますと広大なニューヨーク州の隅に位置する都市であり、その中でマンハッタン島というのは実に狭い範囲である事に驚きます。縦に長いこの島の幅は僅かに3キロ、面積は東京の山手線程と聞きます。ニューヨークと言いますとまず思い浮かべるのが摩天楼ですが、実は来るまではこのマンハッタン島全域が摩天楼に覆われているのでは?等と想像していました。実際には有名なエンパイヤーステートビルなどの摩天楼が聳えているのはこの島の中部、ミッドタウンと呼ばれる一角に過ぎない事が分かりました。

(写真)ミッドタウン:五番街

(写真)ミッドタウン:高層オフィス街

ミッドタウンの高層ビル街を散策すると「アー、ニューヨーク市に来たな・・・」という思いに浸ります。5番街、ロックフェラーセンターなど映像で知っている「ニューヨーク市」そのものですね。ホテルも多く観光客も目に付きました。日本人・中国人、中南米人等の外国からの観光客も勿論多いのですが、英語を話す観光客、要するに米国各地から来ているオノボリサンも多いのが特徴ですね。

(写真)ミッドタウン:ロックフェラーセンター

そして当然訪れるのが「エンパイヤーステートビル」でしょう。世界で最も有名なビルであり、ゴジラそしてアルマゲドン色々な映画で何回も倒された・・。自由の女神と共にニューヨーク市のシンボルと言えるでしょう。高層ビルが林立する地域の一番南側に位置しています。



(写真)ミッドタウン:エンパイアーステートビル

(写真)ミッドタウン:エンパイアーステートビルから北側の景色

この北側の景色は想像通りのニューヨーク市、東北側を撮影しますといかにも「ニューヨーク市」という写真が撮れました。

(写真)ミッドタウン:エンパイアーステートビルから南側の景色(国際貿易センターが見える・・)

そして南側を撮影しますとほとんど高層ビルが無いのが分かります。ダウンタウンには低層ビルしか無いという訳です。遠くに多少高層ビルが見えているのはウォール街を中心とした金融センター地区にあたります。中はお土産屋、売店等になっています。そしてコンピュータグラフィックを利用して、ゴジラ役として雑誌の表紙に登場というスタジオもあります。米国人というのは結構こういうのが好きですね。

(写真)ミッドタウン:エンパイアーステートビルの中での光景

そしてもう一つ、ミッドタウンのそのまた中央に位置するのがタイムズスクウェアー、要するに繁華街の中心です。ここに行きますと連想するのが「新宿」、高層の分迫力はこちらの方があるように思います。「都会」という印象を受けますね。歩いているのは観光客が多いですね。日本人特に若い女性を多く見かけました。歩いている人を見ているだけでも結構楽しいものです。

(写真)ミッドタウン:繁華街の中心、タイムズスクウェア−

(写真)ミッドタウン:タイムズスクウェアー-02

日本と違うのは観光客受けするような仕掛けですね。警官は騎乗してさっそうと歩いています。騎馬で携帯というのは如何にも今風ですね。

(写真)ミッドタウン:タイムズスクウェアーの警官:馬上で携帯

そして色々な人がいます。特に人気を集めていたのがこの人です。通る人が記念写真を撮っていました。

(写真)ミッドタウン:タイムズスクウェアーの人気者

この地域には日本人ビジネスマンが多く、また観光客も多く居ますので当然の事ですが寿司屋等の日本料理店も沢山あります。ただし、値段が高い!日本の5割増しくらいでしょうか?このニューヨーク市の物価はどうも日本より高いように思います。税金がかかりその上に強制的にチップが必要、15%は置かなくてはならないと訪れたラーメン店で言われてしまいました。ラーメンを食べて12ドルくらい、円に換算しますと1,500円、日本の倍くらいの感覚ですね。パラグアイで食べ放題のシュラスコ屋でも7,8ドル程度ですから本当に高い気がします。それでも日本人ビジネスマンで一杯でした。ニューヨーク在住の方に伺うと寿司屋に行くと100ドルくらいは掛かるというのですから南米人には辛いですね。でも味は確かに良かったと思います。

(写真)ミッドタウン:ラーメン屋 

タイムズ・スクウェアー並びにここを通る繁華街42番街は以前は非常に荒れた地域で薬の売人がたむろし、ポルノショップが幅を効かせていたそうです。「危険地帯」というレッテルで危ないニューヨーク市の代表的な場所であったそうです。現在の市長が断固たる方針を打ち出し如何わしいものを追い出して代わりに女性・子供の喜ぶような店を入れたそうで、現在ではニューヨーク市は米国でも最も安全な都市なのだそうです。確かに街を歩いていて「危ない」という気はしません。サンパウロとは比較出来ない程、歌舞伎町よりも上という感じですね。

街を歩いていると確かにポルノショップ等は一軒も無くあるのは「ディズニー・グッズ」そして「サンリオ」のお店までありました。いかがわしい物には遂にお目に掛かりませんでした。

(写真)ミッドタウン:キティーちゃんのお店  

ニューヨーク・ヤンキースのお店というのもありました。勿論メッツのもあります。ここではグッズの他、チケットも買えるということですがシステムがダウンして買えませんでした。ニューヨークに来て感じたのはしばしばシステムがダウンしている、という事です。日本と比較すると何か大雑把、それで特に大きな文句も出ていないとすれば南米と共通した感覚なのかも知れませんね。

(写真)ミッドタウン:ヤンキース・グッズ

そして、女性に人気なのがミュージカル、その数に驚きました。数年間同じ出し物を出していて、それで毎日ほとんど座席が埋まるというのですから大したものです。人気があるライオン・キングはディズニーの映画、ロングランの「オペラ座の怪人」を見ましたが満員、その舞台の仕掛けには驚きました。ただ一人85ドルというのは如何にも高く感じます。ホテルで購入すると120ドルくらいになるのだそうです。手数料が高い!というのがニューヨーク市のもう一つの印象ですね。何でも「お金」、力のある人は住み易い社会でしょうが、弱者が生き抜くには厳しいかも知れませんね。

(写真)ミッドタウン:ミュージカル・ライオンキング

(写真)ミッドタウン:ミュージカル-オペラ座の怪人開園前



(写真)ミッドタウン界隈

さて、観光客が多いという事で当然お土産店も多く、中に入りますと綺麗に陳列されています。ここでも「スペイン語の店員」と頼めばまず間違い無く居ますので言葉の不自由はありません。日本では義務教育から大学まで延々と英語を勉強したのですが、実際に使える代物ではなく、どうしても毎日使っているスペイン語を聞くと安心してしまいます。一番使った英語は「CAN YOU SPEAK SPANISH ?」という結果になってしまいました。(大体顔雰囲気、英語の感じからスペイン語が出来るかどうかは分かります)

(写真)ミッドタウン:お土産店-01




(写真)ミッドタウン:お土産店-02

さすが米国、凝ったお土産が多く、このバイクなど精巧なものです。このような商品は余り南米では見かけませんね。

(写真)ミッドタウン:精巧なお土産品

そして国旗をあしらったお土産物が多いのも印象的です。「アメリカ合州国」というのが売りなのですね。



(写真)ミッドタウン:国旗をあしらったお土産品が並ぶ

(写真)ミッドタウン:歓談するご婦人方

ミッドタウンも多少上がり、60丁目付近になりますともう余り高い建物はありません。風景も下記の写真のようになります。東京のような風景ですね。

(写真)ミッドタウン:中層のビルも多い

市内を綺麗に保っている事には敬意を表しますね。下の写真を見ても実に綺麗です、ただ全市という事では無く、この表玄関にあたるマンハッタン島のイーストサイドが特に良いという印象を持ちました。国連本部もありますからね。

国際連合のビルは湖畔の一角にありました。街の中にごく自然にありました。ピストルを縛ったモニュメントが印象的ですね。



(写真)国際連合




(写真)国際連合前のモニュメント



(写真)国際連合・歴代の事務総長

(写真)ミッドタウン:右はルーズベルト島

ミッドタウンを下がりますと32丁目にエンパイヤステートビルがあり、それからダウンタウンまでには余り観光地もありません。地図を見ますと「グラマシー」とか「チェルシー」と呼ばれる地域が広がっています。ミッドタウンの半分の地域を占めると思います。

(写真)ミッドタウン:チェルシーの街角-01

このチェルシー行ってみますと何の変哲も無い住宅地で確かに観光客らしき姿を見る事はありませんでした。普通の街という訳で特に面白くないという事でしょう。でもこれが地元の人の街なのかも知れませんね。

(写真)ミッドタウン:チェルシーの街角-02

(写真)ミッドタウン:チェルシーの街角-03

(写真)ミッドタウン:チェルシーの街角-04

さて、されに地図を見ますと32丁目から60丁目くらいまでの高層ビル街はマンハッタン島の東半分なのです。では西側は?早速出掛けてみました。要するに「ウエストサイド」、あの有名な映画の舞台となった場所という事でしょう。

(写真)ミッドタウン:ウエトサイド−01

実際に行ってみますと建物が大雑把に建っているのです。全体的に緻密さが無いというのは南北共通したアメリカの特徴なのかも知れませんね。アジアや欧州とは違った世界だと思います。

(写真)ミッドタウン:ウエストサイド-02

(写真)ミッドタウン:ウエトサイド−03

(写真)ミッドタウン:ウエストサイド-04

ミッドタウンはやはりニューヨーク市の表玄関ですね。


そして川岸を見ますと観光船の発着埠頭があります。



(写真)観光船の発着埠頭

そしてその横には軍用の船が見えました。万一の事態に備えているのでしょうか?



(写真)軍用船


2・ダウンタウン

ダウンタウンと呼ばれる地域には、ヴィレッジ、リトル・イタリア、中国人街などがあり、庶民的で親しみ易く今回の旅行でもしばしば訪問した場所です。

この中で食事に数回訪れたのがイーストヴィレッジ、アスター駅の近くにあるインド街です。南米特にパラグアイにはインド人が全く居ないのでインド料理というのは家庭で作るカレーくらいしか味わえません。本場のカレーが食べたいと訪問しましたが、美味しく安いのですっかり気に入ってしまいました。前菜・スープ・料理・デザート・コーラ・ご飯・ナン(インド風のパン)というコースで昼から6時までですと5ドル弱というニューヨークとしては嬉しいお値段です、すっかり気に入ってしまいました。

(写真)ダウンタウン:イースト・ヴィレッジの一角に在るインド人街

イタリア人街と中国人街は隣合わせにありました。近年、中国人街の発展は目覚しいものがあるそうで、イタリア街は押され気味なのだそうです。それでもイタリア人街は活気に満ち溢れています。多くの土産物そしてレストランが軒を連ねています。以前はここも危険な地域であったようですが、現在では家族連れが安心して食事に訪れる街になっています。

(写真)ダウンタウン:賑やかなイタリア人街

(写真)ダウンタウン:イタリア人街のお土産屋

イタリア料理店の厨房を覗いてみますと仲間?(南米人?)らしき人々が働いています。英語で語り掛けてみても全く理解出来ないようで、スペイン語で尋ねると不思議そうな顔をしていました。聞けば全員エクアドルから来て働いているそうで、英語はよく理解出来ないようで、仲間同士、スペイン語で生活しているようです。周囲に多く居る中国人でスペイン語を話す人等いないのでしょう、アジア系がスペイン語を話すのに興味を持っていました。作者も南米から来ていると話すと嬉しそうに色々と語ってくれました。やはり南米仲間?という感じですね。

(写真)ダウンタウン:レストランの厨房はラテン系が支える

さて、中国人街に入りますと彼等独特の世界が広がっています。中国の人はどこへ行っても世代を超えて中国人であり続けるようですね。感覚が日本人とは全く異なっているのでしょうか?香港に居るのと変わらないような商店そしてレストラン、美味しい中国料理をいただく事が出来ます。中をよく見ていますとベトナム料理店も混在しているようでした。こちらも手ごろな値段で料理を楽しむ事が出来ました。

(写真)ダウンタウン:拡張を続ける中国人街-01




(写真)ダウンタウン:拡張を続ける中国人街-02



(写真)ダウンタウン:拡張を続ける中国人街-03

そしてこの少し北にはヴィレッジと呼ばれる地区があります。グリニッジ・ヴィレッジとかイーストヴィレッジとか呼ばれる場所でお洒落なお店、レストラン、カフェ等が並んでいます。夜ともなれば若者の街として不夜城となります。六本木・原宿というのはこの辺りの雰囲気を参考にしているのかも知れませんね。午前1時過ぎに行きましたが、賑わっており、とても深夜とは思えない雰囲気でした。

(写真)ダウンタウン:グリニッジ・ヴィレッジの景色-01

(写真)ダウンタウン:グリニッジ・ヴィレッジの景色-02

イーストヴィレッジ・ソーホー地区の方は多少落ち着いた印象を持ちました。学生が多く闊歩しており、やはり若者の街であるようです。日本からの学生さんもこの地区に多く暮らしているのかも知れませんね。

(写真)ダウンタウン:イースト・ヴィレッジの景色-01

(写真)ダウンタウン:イースト・ヴィレッジの景色-02

(写真)ダウンタウン:イースト・ヴィレッジの景色-03:正面は大型書店

そして劇場、オフ・ブロードウェーとも呼ばれるもので、イーストヴィレッジにあるこの劇場は人気が高いとの事でした。

(写真)ダウンタウン:イースト・ヴィレッジに在る劇場:オフ・ブロードウェーと呼ばれる


3・アップタウン

アップタウンはミッドタウンの北、セントラル・パーク付近を指します。静かな地域でほっとする空間があり、喧騒のミッドタウンとはまた違ったニューヨーク市を感じました。

(写真)アップタウン:セントラル・パーク

セントラルパークにお洒落なレストランがありました。米国人と欧州人の違いというのは恥もてらいも無く、作りたいものを作ってしまう事にあるように思います。映画にしろテーマパークにしろ米国産のものは桁違いという印象があります。セントラルパークにあるこのレストランもおとぎの世界を実現したような感じでした。この写真には写っていませんが、レストランの前には馬車が待機しているのです、女性が喜びそうな演出たっぷりのレストランですね。

(写真)アップタウン:セントラル・パークの中に在るレストラン入口

レストランの内部も夢のような世界を演出していました。写真では余りよく分かりませんが、緑と陽の光がシャンデリアに複雑に反射してそれは綺麗なものでした。ここでは代表的なアメリカ料理?が食べられると聞き、試してみましたが、非常に美味しく感じました。

(写真)アップタウン:セントラル・パークの中に在るお洒落なレストラン

アップ・タウンの街角を撮影してみますとまるで英国のような雰囲気ですね。古くしっかりとした建物が並んでいます。格調ある街並みという印象を持ちました。

(写真)アップタウン:街角-01



(写真)アップタウン:街角-02




メトロポリタン博物館

そしてこの一角にかの有名なメトロポリタン博物館があります。これはすごいですね。特に目を引いたのはエジプトコレクション、美術館の中に遺跡をそのまま持ち込んだようなコーナーがあり、驚いてしまいました。アジア、アフリカ、などの民族資料も豊富、日本のものも数多くありました。絵画もものすごい量で圧倒されました。




(写真)アップタウン:メトロポリタン美術館・外観



(写真)アップタウン:メトロポリタン美術館



(写真)メトロポリタン美術館・展示-01




(写真)メトロポリタン美術館・展示-02



(写真)メトロポリタン美術館・展示-03



(写真)メトロポリタン美術館・展示-04



(写真)メトロポリタン美術館・展示-05



(写真)メトロポリタン美術館・展示-06



(写真)メトロポリタン美術館・絵画の展示


3・アッパー・マンハッタン

アップタウンをさらに北上し、マンハッタン島の一番北に位置する地区がアッパー・マンハッタンです。実はこの地区が一番親近感を感じました。何となく南米の雰囲気に一番近いのです。一瞬、サンパウロの下町のような錯覚を抱くほどです。多くの住人がマイノリティー、特に黒人とヒスパニックが多く、この地区ではスペイン語が大手を振っています。バスで隣になった黒人のおばさんもかなりスペイン語が達者でしたが、周囲がヒスパニックで覚えたという事です。

(写真)アッパーマンハッタン:街角-01

この下の写真の地域などは中南米的な雰囲気で聞こえて来る音楽もラテンばかりでした。、

(写真)アッパーマンハッタン:街角-02

(写真)アッパーマンハッタン:街角-03

ただこの地区もちょっと町外れになると非常に単調な大雑把な景観になります。下の写真の景色などその典型です。淡々と同じ建物が続いている・・

(写真)アッパーマンハッタン:街角-04



(写真)アッパーマンハッタン:街角-05



4・クウィーンズ

地図を見るとミッド・タウンの向かいはクウィーンズと呼ばれる地区でジョン・F・ケネディ空港もここの地区にあります。空港からミッドタウンに向かうバスはこの地区を横断しますが、来るまではどんな地区なのか全く知りませんでした。実際に行ってみますと工場や倉庫などが立ち並ぶ地域でした。

(写真)クウィーンズ:工場・倉庫などが林立している

降りて歩いてみますとこれまた殺風景、どうもニューヨーク市という場所は殺風景な街なのでは?と考えてしまいます。

(写真)クウィーンズ:街角:殺風景な印象

(写真)クウィーンズ:風景



(写真)クウィーンズ:駅


5・ブロンコス

アップタウンをさらに北上しますとマンハッタン島とブロンコスの堺の水路に到達します。テレビ等を見ていてマンハッタン島の南側、東側、西側は出てきても北側は出て来ないのでどうなっているのか何時も不思議に思っていましたが、川のような水路になっているのですね。

(写真)ブロンコス:マンハッタン島(左)とブロンコスの間の水路

(写真)ブロンコス:街角

実際に行ってみますとしっかりとした住宅街になっていました。


5・ブルックリン

マンハッタン島の南端の向かい側に位置するのがブルックリン、この地名も昔から知ってはいましたが、テレビなどで紹介される機会が少ないのでイメージは持っていませんでした。

賑やかな地区もありましたが、なるほどここもニューヨーク市なのか・・と考えてしまいました。素朴な庶民的な街という印象を持ちました。

(写真)ブルックリン:街角-01

(写真)ブルックリン:街角-02

(写真)ブルックリン:街角-03


6・屋台

ニューヨーク市のレストランの値段は高く、毎日昼に利用出来る人は限られてしまうように思います。庶民の味方は屋台でしょう。ニューヨーク市を歩いていると実に様々な屋台に出くわしました。その幾つかを紹介しましょう。

(写真)屋台-01:ブルックリン

(写真)屋台-02:ブルックリン

(写真)屋台-03:ミッドタウン

(写真)屋台-04:ロアー・マンハッタン

(写真)屋台-05:ロアー・マンハッタン

(写真)屋台-06:ロアー・マンハッタン

(写真)屋台-07:ミッドタウン

ここにあるパンはどこでも目にしました。野球観戦でも皆これを食べている・・一つ買ってみましたが、余り美味しいものではありませんでした。ケチャップや辛子を付けて食べていました。

(写真)屋台-07:売っているパン

(写真)屋台-08:ミッドタウン

一番よく利用したのがこのナッツ売り、ピーナッツですと1ドルで甘くなかなか美味しく、おやつには最適でした。

(写真)屋台-09:ミッドタウン

(写真)屋台-10:ミッドタウン

中南米風の屋台も多くありました。屋台の多くはマイノリティーがやっているのですが、ヒスパニックが非常に多いように思いました。下の屋台のように軽食と言うよりは料理を出している屋台もありました。

(写真)屋台-11:ダウンタウン

楽しい屋台に混じりいかがわしいバック売りも商売をしています。いかにも見るかに怪しそう、このようなバックを買う人が果たしているのでしょうか?



(写真)いかがわしいバック売り


7・ヤンキース・スタジアム

さて、せっかくニューヨークに来たのですから「野球」が観たい。野球観戦に出かけました。ニューヨークにはヤンキースとメッツがありますが、どちらかがニューヨークで試合をしているので、まず観戦する事が出来ます。この日は世界最強のチーム・ヤンキースの試合があり、観戦して来ました。

スタジアムまでは地下鉄で行く事が出来る事は対メッツ戦を「地下鉄シリーズ」と呼ぶ事でも知っていましたが、場所はマンハッタンの北、ブロンコスに入った所でした。綺麗な場所をイメージしていましたが、ニューヨークの中では下町的な場所でした。地下鉄と言いましても郊外電車で確かにスタジアムは駅に隣接しています。レフト側のスタンドが迫っています。



(写真)ヤンキースタジアム:地下鉄の駅

まず感じたのは値段が高いという事です。パラグアイでサッカーを観戦する場合、リーグ戦ですと一番高い席で5ドル程度ですが、こちらは55ドル。少々高いので33ドルのチケットを購入しました。

(写真)ヤンキースタジアム:入口

球場の中はよく整備されていて、売店が並んでいました。パラグアイではアルコール類は一切御法度なのですが、こちらはビールを売っていました。確か日本でも売っていた記憶がありますが、新鮮な印象を受けました。

(写真)ヤンキースタジアム:軽食販売

観客席の傾斜は非常にきつく見下ろすという感じです。指定された席に行ってみますとレフト・ポールの後ろで丁度バッテリーが見えない席でした。日本の球場ですと内野席はバックスタンドに近づく程値段が高く、幾つかに分けられており、チケットの値段も違うのですが、ここは同じ階であれば自由に行き来でき、せっかくですので、バックネットの後ろ一番良い場所に陣取り観戦しました。球場はレフト側に地下鉄が走っていていびつで日本の球場に慣れた目には違和感を感じました。試合開始予定時間になってもどんどんと観客が来場し、始まるような気配はありませんでした。選手もグラウンドに現れず、本当に始まるのかと心配になった程です。予定時間直前にヤンキースの選手が守備に付き、さっと米国国歌が流れます。想像していたのと違うのは誰も歌わず聞いているのです。

さて、試合が開始されてゲームが進行してもまだどんどんと観客が入って来るのです。試合途中でも構わず買い物に行く人も多く通路は常にごった返していました。横を向いて話しに夢中になっている人も多く全体にザワザワとした感じの中で試合が進行して行きます。決してお行儀が良いとは言えず庶民が気軽に観戦しているという感じです。小さい時から見慣れた野球の試合、サッカーよりも楽に観戦出来ましたね。たまには野球も良いものです。

(写真)ヤンキースタジアム:観客席-01:傾斜がきつい



(写真)ヤンキースタジアム:観客席-02:傾斜がきつい

後はブーイング、米国では本当に声にして「ブー」というのですね。パラグアイでは口笛で不満を表しますがこの点は違いました。そして日本の野球と違うのは演出が上手いという事です。センターの後ろに画面があるのですが、そこに出る画像が洒落ている、感心しました。観客を見ているとヒスパニックも多く、スペイン語がよく聞こえて来ました。選手の名前を見てもこれまたヒスパニックが多く、選手も観衆も半分はヒスパニック?と思う程でした。そして試合時間が長い・・サッカーは2時間で終了しますが、この試合6-2でレンジャーズが勝利したのですが、四球の少なくヒットもそれぞれ10本以下、これで3時間以上かかりました。何とか標準で2時間〜2時間半で終わるようにする工夫が必要であるように感じます。



(写真)ヤンキースタジアム:形状がいびつ-01

(写真)ヤンキースタジアム:形状がいびつ-02


8・地下鉄物語

地下鉄に関してはサンパウロ、ブエノスアイレス、サンティアゴと紹介して来ましたが、ニューヨークの地下鉄も紹介したいと思います。

一般的な駅は下のウォール街駅のようになっています。緑のサインがあるのが入り口で赤が出口だそうです。

(写真)地下鉄:ウォール街駅

アストール駅のように屋根が付いているのもあります。なかなか素敵ですね。

(写真)地下鉄:アスター駅(ダウンタウン)

大きな駅になりますと色々な線が乗り入れています。都心では色分けされているグループ毎に同じ路線を走ります。この駅では青グループ、黄色グループ、赤グループと中央駅までのシャトル線の4路線があるという訳です。

(写真)地下鉄:タイムズスクウェアー駅

切符はこの自動販売機で買います。ボタンを押して行くのですが、最初に「言語の選択」があります。これが4ヶ国語、英語、スペイン語、イタリア語、韓国語なのです。どうしてこの4つなのか理解に苦しみましたが、とにかくスペイン語を選択し、次々に選択して行きますと最後に「現金?カード?」と聞いて来ます、4ドルの一日パスを買うので「現金」を選択して20ドルを入れますとお釣りが無いと表示が出て仕方が無くカードで購入しました。他の人の買うのを見ていますと確かにカードで買うケースが多いように見えました。

(写真)地下鉄:自動販売機

(写真)地下鉄:改札口

(写真)地下鉄:クウィーンズ・ボロ駅

地下鉄の電車に余りバラエティーは無く大体下のような電車です。路線図を見ていて、「S」線というのが2キロくらい1駅だけ走っているというので試しに乗ってみました。小型で可愛い地下鉄が走っているのではと期待して行きましたが全く同じ電車でした。Sはシャトルの略で中央駅とタイムズスクウェアーの間を走っています。この間地上を歩いても10分かからない程度で電車を待って乗り降りするのとどちらが楽か考えてしまいました。

(写真)地下鉄:シャトル(1駅だけの地下鉄)

マンハッタン島を出ますと地上を走る事が多くなります。これでどこまで行っても同じ値段なのですからありがたいものですね。これと比較しますと東京の地下鉄は不便で高いですね。

(写真)地下鉄:電車(4号線)



(写真)地下鉄の駅・プラット・フォーム



(写真)地下鉄の駅・出口-01

近代的な駅ばかりではありません。古い駅の出口は時代を感じます。



(写真)地下鉄の駅・出口-02



9・その他の乗り物

その他の乗り物を紹介します。

地下鉄と並んで庶民の足と言えばバスですね。これも多く走っていました。地下鉄と共通のチケットで乗れて便利です。

(写真)市民の味方・バス

感心したのは弱者に対して配慮が為されているという事です。パラグアイ等では安心してバスに乗る事が出来ないのですが、ここでは日本同様安全運転、そして車椅子で利用するのも簡単に出来ます。僅か数回しかバスに乗りませんでしたが、車椅子の方が3回乗車して来ました。

(写真)バスのサービス

そして観光バス、2階建てバスで上がオープンになっていて観光には最適ですね。ロンドンの観光バスによく似ています。

(写真)観光バス

最後にお勧めはロープウェー、ミッドタウン59丁目からルーズベルト島まで5分で結んでいます。決して観光用ではないようですが眺めは良く、1.5ドルと安くお手ごろです。夜ここから夜景を見るとすばらしいという話でした。このルーズベルト島には障害者など多数の住民が住んでおり、地下鉄の駅もあります。

(写真)ロープウェー:マンハッタンとルーズベルト島を結ぶ:クウィーンズ・ボロ・ブリッジと並行


追記(2001年10月11日)

今日で、あの悲劇から丁度1ヶ月が経過しました。全米日系人大会が7月の末にニューヨークで行われ、この大会に参加する目的でニューヨーク市を訪問しました。この約1ヵ月後にあの破壊が起き、ニューヨーク市が悲しみの街になってしまいました。毎日、テレビで観る画像はまさしく1ヶ月前に訪問した街角、とても他人事には思えませんでした。国際貿易センターは訪問しませんでしたが、近くまで行き、ディスカウトショップで数時間過ごしたのですが、完全に破壊されていました。当方が訪問したのは、夏休みの真中で、楽しい、明るい、活気あるニューヨーク市を体験する事が出来ました。事件後は同じ景色があるとしても人々の気持ちには大きな違いが出来ている事でしょう。本当に良い時期に訪問出来たと思います。残骸はその内に片付けられ、数年もすれば事件の跡形は無くなる事でしょう。しかし米国、そしてニューヨークの方達に与えた心の傷は計り知れないものであると思います。本当の回復までには長い長い年月が必要となるのでしょう。

テロで亡くなられた多くの方のご冥福をお祈りいたします。

追記-02(2004年10月16日)

このページを作成して3年が経過しました。あのテロ以降の米国は閉鎖的な国になり果てて入国の際にはトランジットの客にも疑いの目をむき出しにしています。笑顔で訪問する外国人を差別無く迎えてくれるという話は昔の事となっています。改めてこのページを眺め、当時撮影した写真を数枚追加しました。テロの以前であり、ニューヨークは明るさと自信に満ちていました。現在の怯えそして狂信的に戦争を遂行する米国とは全く別の国のように見えます。


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