訪日しての感想-その2 ( 訪日時期: 2004年 3月 )




前回がその前から2年以上経過しての訪日でしたが、今回の訪日は約8ヶ月のインターバルしか無い訪日でした。まだ前回の余韻が残っているという感じで、東京に到着しても全く違和感無く日本の雰囲気に入る事が出来ました。なお、今回は滞在期間が短く、東京のみの滞在でした。東京都から出たのは横浜にブラジル料理を食べに行った時だけでした。住んでいると日常で特に驚く事も珍しい事も無いのでしょうが、一旦離れて訪問する日本は不思議の国です。



01・新宿から成田空港へのアクセス (2004年 4月06日)

日本からアスンシオンに戻る際に思うのは交通費、成田空港までの費用の高さです。世界の多くの国では空港から中心部までタクシーを利用しても大体50ドルというのが相場ですが、成田からですと到底そのような料金では行く事が出来ないでしょう。となりますと当然ですが、公共交通機関を利用するという事になりますが、一番多くの方が利用されている「成田エクスプレス」「リムジン」でしょうが、どちらもかなり割高です。それでも利用するのは成田空港へはリムジンかエクスプレスという常識が出来上がっている、これは「外国へ行く」という非日常の行為には特別な交通機関がふさわしいと考えるからなのでしょうか。

最寄の駅は東京西部の京王線・調布駅、ここから成田まで行く際には都営新宿線直通・本八幡行きに乗り、終点で乗り換えて京成・八幡駅から普通の電車(特急)に乗り成田空港まで行きます。京成は特急が約20分間隔で運行されている、また京王・都営も本八幡行きは急行が在ります。これですと乗り換えは一度だけ、電車はごく普通のものですので、どちらも頻繁に運行されていますし、料金もリムジンなどの1/3程度です。当然ですが予約も何も要りません、好きな時に直ぐに乗れるという利点もあります。勿論ごく普通の電車ですので通勤・通学その他普通に電車を利用する人と一緒という事になります。混んでいる時間には奥の方に居るのが良いでしょう、本八幡も成田空港もどちらも終点ですので、最後にゆっくりと降りれば良いのですから。

京成電鉄は都内では足立区、葛飾区辺りでかなり路線が蛇行しており、終着駅が上野という事もあり東京の西側に住む者にとっては利用する機会が余り無く馴染みが薄いものですが、八幡駅(京成)がある市川市辺りから先は成田までかなり直線的になっており、千葉駅を経由するJRよりもむしろ近い感じです。ただ乗り換えの駅が都営新宿線が「本八幡」京成が「八幡」と駅名が異なっているのは不思議な感じです、乗り換え駅になっているのでは無く、離れていると錯覚されている方も多いのかも知れません。また乗車している時間もリムジンやエクスプレスとほどんど同じくらいですが、面倒なチケットの予約購入等はありませんし、電車の間隔も20分くらいですので、返って拘束時間は少なくて済むのではないでしょうか?面倒な事が嫌いな方には向いていると言えそうです。

都営新宿線 (新宿-本八幡 急行 30分):以前は40分かかっていたが、急行が運行されるようになり、30分に短縮された。京成電鉄 (八幡 - 成田空港 50分) です。

京王線・井の頭線沿線の方にはお勧めのルートです。また小田急線沿線、西武新宿線沿線の皆さんも同様に新宿から都営線に乗れば2回乗り換え(新宿と本八幡)で簡単に成田空港に着く事が出来ます。鉄道会社の「高い電車に乗せ乗せ作戦」には抵抗したいところです。これだけの値段の差があるとは到底思えません。荷物を持って乗り換えが面倒という声もありますが、新宿駅で成田エクスプレス発車ホームまでは他の路線からかなりの道のりです、大きな差があるとは思えません。少なくとも皆さん新宿駅までは普通の電車を利用されるのでしょうからそのまま成田空港まで行っても構わないと思います。

新宿から成田空港駅までの料金比較

1・都営新宿線(急行)+京成(特急)(本八幡・八幡乗換え) 1170円
 (360円 + 810円):1時間 20分 + 乗り換え時間(八幡・本八幡) 

2・リムジンバス 3000円 : 1時間 25分

3・JR/成田エクスプレス 3110円 : 1時間 15分


なお、京成の場合、成田空港第二ターミナル駅までですと790円で合計は1150円となります。



(写真:本八幡行き急行電車:調布駅)



02・南米-日本線 (2004年 4月06日)

今回の訪日は安いチケットを入手した事で「よし行こう」と決めてから出発までは時間が無く慌しく出掛けました。当然の事ですがこのような安いチケットには色々と制限があり、丁度時期的に春休みにも重なり帰途の予約は思うようには取る事が出来ませんでした。東京からサンパウロまで普通に日本航空で行きたかったのですが、東京-ニューヨークが予約が入らず、仕方が無いのでほぼ同時刻に出発するアメリカンに乗りました。

さて、このアメリカン航空ですが、例の9・11でテロに悪用されて以来乗客の数は減り、コスト削減の為かサービスもより悪化してしまっているように感じました。食事の内容も乗務員の対応も芳しいものではありませんでした。昼はサンドイッチ1個と小さいポテトチップの袋1つという感じです。それさえも油断をすると貰えません。本を読んでいたらあっという間に通り過ぎてしまいました。またアルコール飲料はビールも含めて1個5ドルもしくは600円取ります。これでは食事は弁当を持参で出掛けた方が良さそうでした。乗務員も横柄で感じが悪く苦情を言うとどなり返されました。バス以下の待遇、教育も全く為されていないという感じです。その中でただ一つ良かったのは座席の広さで、さずがに大きい人が多いのでしょう他の会社のものよりは広いようでした。さて、アメリカンでニューヨークまで行き、それから日本航空に乗り換える事になったのですが、ニューヨークでの乗換えが最大の不安でした。あの大きいニューヨークの空港でどのようになるのか、大きい荷物を二つ抱えていますが、大丈夫なのか不安での帰途となりました。

(成田空港にて)
成田空港アメリカンのカウンターに行き荷物の計量をしました。携帯の荷物は一人当たり2個で重さは32キロと定められていますが、多くの方に色々なお土産をいただき、少々重くなっていました。計ってみますと「40キロと33キロ」で、まあ33キロは許容範囲と認めてもらい、40キロの方を減らす必要に迫られました。幸いにも手荷物にまだスペースがありましたので、本等の重そうなものを抜き取り再計量し、34キロ、これでもまだ2キロのオーバーですが、時間も無く何とか頼み込み通してもらいました。そしてニューヨークでの乗り換えです、そこはアメリカンのカウンターですから直ぐに教えてくれると思っていましたが「バスが走っていると思います」との返答、どうやらよく分からないらしい。その内に責任者らしい人が出て来て「無料の電車が巡回している」との事で地図を渡されました。巡回している無料の電車は確かに走っているのですが、それは内側の車線だけで反対側は地下鉄が乗り入れており、途中で外に出て行くようになっていました。到着するアメリカンは「8」ターミナル、日本航空の方は「1」ターミナルで実は隣同士なのですが、この無料電車に乗りますと逆周りにほぼ一周する必要がある事が分かりました。(下の地図を参照)

そして荷物です。33キロと34キロの携帯荷物と本などがぎっしりと詰まって非常に重くなった手荷物を持っての旅行です。「荷物はアスンシオンまで通しになるのでしょうか?」と聞きますと「アメリカンと日本航空の間では協定があり、荷物を運べるので、ニューヨークに着いた時には荷物を受け取り、検査を受け、外に出ると直ぐに乗り継ぎのカウンターがあるので、そこで携帯荷物を預ければ手荷物だけでターミナルを移動出来る」という説明でした。またニューヨークからの搭乗券(日本航空)もここで同時に発行するのでニューヨークでは何の手続きも不要で飛行機に乗る事が出来るということでした。

(ニューヨークにて)
さて、ニューヨークに到着しますと入国検査に時間がかかります。偉そうにしている係官に刑務所の囚人のような待遇を受けながら皆じっと耐えて入国検査をを待ちます。ようやく終わり2個の重い携帯荷物をピックアップし、さて手押し車をとみますと何と有料で「2ドル」とあります。細かいお金も無いし時間も無いので2個の重い大きな荷物並べその上に手荷物を載せてやっとの思いで押しながら外へ出ました。外に出ますと確かに東京で説明があった乗り継ぎカウンターがあったのですが、荷物はその先にある荷物係りのところまで持って行けという説明でした。何とか辿り着きそこで「日本航空サンパウロ行きに乗せて欲しい」と言うと「出来ない自分で運べ」というのです。時間も余り無くこのような荷物を持っての移動は到底無理であり、事情を細かく説明すると先ほどのカウンターで交渉して欲しいと言うのです。また戻り先ほどと同じ説明をしてもよく理解してもらえず、荷物係りの人にも説明に加わってもらい、ようやく荷物の受け取りに納得してもらい、携帯荷物を預ける事が出来ました。

時計を見ますと余り時間が無く走って外に出て例に無料電車を探しました。確かに上に走っているのが見えましたが、そこは米国で、親切な案内も何も無くホーム着いてもどちらが地下鉄でどちらが無料巡回電車かの掲示がありません。そこら辺りの人達に何回か尋ね(1人だけですと間違いが多く不安ですので)ようやく巡回電車に乗る事が出来ました。巡回電車は丁度「ゆりかもめ」のような感じで無人の小型の電車で各ターミナルに止まり動いて行くのですが駅の表示が分かり難いので降りる先を間違えないよう注意が必要でした。各ターミナルに駅が一つづつという訳では無く、2つのターミナルで駅が一つという場所があり、注意が必要でした。



(写真:空港内路線地図:反対の電車に乗りますと外に出てしまう)

ようやく目指す第1ターミナル駅に着くと余り時間が無いので走って行き入国検査に向かおうとしますと東京で渡された搭乗券では駄目で日本航空で搭乗券を受け取って来いというのです。仕方が無いので重い手荷物を持って走ってカウンターに行きますと日本航空の職員がカウンターの前で当方の搭乗券を持って待っていてくれました。「田中さんですね」と差し出されたのは確かに当方の搭乗券、時計を見ますとほとんど時間が無いので走ろうとすると「飛行機は30分程遅れています」という事で何とか間に合いました。日本航空の係員の方は「何で東京-ニューヨークも当社の便をご利用されないのですか?」と尋ねられました。「予約が取れないので仕方が無いのでアメリカンでここまで来たのです」と答えると不思議そうな表情でした。日本航空に乗りますと乗務員の親切さがありがたかったですね。夜間にはせんべいとお菓子が自由に食べる事が出来るようになっており、歯ブラシも用意されている、食事もまともでアルコール類も飲む事が出来る・・ほっとしました。

それにしてもアメリカンの航空関係者は東京もニューヨークも不勉強な方が多かった、一度で納得の行く説明があった事はありませんでした。行ってみると違うという事が多く何回も確認が必要でした。米国を経由する飛行機は本当に不愉快です、日本-南米線を欧州経由に変更する事を願うばかりです。



03・花見 (2004年 4月08日)
この時期に訪日したのは初めてで、日本で桜を見るのは実に16年振りでした。毎年見ている日本の皆さんでも桜に対しては特別の重いが感慨があるようですが、長い間日本を離れている者に取っては本当に綺麗な見事なものと改めて感嘆しました。パラグアイで見る景色、自然はくっきりとしているのに対して日本の景色は中間色の淡い世界、その中心にあるのがこの桜なのでしょう。

桜の花の下では花見が行われるのが日本の伝統、東京の桜の名所でも酒宴が開かれていました。当方も知人が「花見においで」誘っていただいたので、3月28日(日)出かけてみました。上野公園等の無料の場所は中央にテントがあったり、イラン系の人達が多かったりし、また人も多く場所取りも非常に大変とのことで、知人は毎年「新宿御苑」で開いているそうです。新宿御苑を訪れたのは小学校の遠足以来ですが、入場料200円を払い中に入ると人の波、広い園内では全てのスペースが人で埋め尽くされている、そんな大宴会になっていました。これほど多くの人が集まる酒宴というのは世界でも日本だけではないでしょうか?迫力がありますね。



(写真:酒宴:新宿御苑)


大きなグループで宴会をやっている所が多かったのですが、中には2〜3人の少人数でお弁当を食べている人も目立ちました。春の陽気の元桜の下で大地に座っての飲食というのはこれ程気分が良いものとは知りませんでした。日本に生まれ育った当方ですが実は生まれて初めての花見宴会だったのです。



04・豚丼 (2004年 4月08日)
日本では食の信頼が問題になっています。その中で狂牛病騒ぎから米国牛の輸入が制限され、訪日前には吉野家等の牛丼が姿を消した事が報道されていました。牛丼というのがどの程度日本の人達に浸透していたのかは分かりませんが、連日日本のマスコミで取り上げられていた様子は少々騒ぎ過ぎという印象がありました。

訪日して改めて見回しますと確かに「吉野家」というのはあちらこちらにあるのが分かります。新宿辺りですと向かいあって吉野家というような場所さえありました。吉野家だけではなく松屋やその他外食のお店が粗方チェーン店になっているのが分かります。以前は学生や汗を流す人向けに「めし屋」みたいなものが沢山あったように思いますが、姿を消しているように見えます。うどんの「はなまる」そしてラーメンの「日高屋」も着実に増加しているようで日本人の食事の選択肢が着実にパターン化、マニュアル化している様子が分かります。吉野家で豚丼を試してみましたが可もなし不可もなし、無難なものでした。このような食事を続けていますと味音痴にならないかと心配になります。

南ポリネシアのある国では魚を中心にした伝統的な食生活が食料不足などからオーストラリア産の高脂肪食品である羊肉のあばら肉にとって代わり肥満と成人病の元になったという話を聞きましたが日本も同様の道を辿っているように見えてなりません。日本の伝統的な食は大豆の加工食品を蛋白源にした健康的なものであったと思います。今回の一連の騒動を見ていますと納豆や豆腐を中心にした伝統的な食生活を見直すチャンスになれば良いと思っています。牛肉が使えなくなり、安易に「豚」に切り替え多くの人は従いましたが、味噌汁+豆腐+焼魚+ご飯というような定食に変えて欲しかったように思います。



05・新宿 (2004年 4月11日)
訪日した時に真っ先に行くのは新宿です。特に何かという訳ではないのですが、新宿を歩くのが好きなのです。歌舞伎町は最近は韓国人や中国人が増え雰囲気もかなり変わって来ていますがエネルギッシュな街であるという点は何時も変わっていないように感じます。街を歩きますと狭い範囲に非常に多くの店舗がある事を再認識します。一つの細長いビルに飲み屋が20軒くらい入っています。よくこれだけのお店があり、そして成り立っているものだと感心するばかりです。レストラン、飲食店の数がどれ程になるのか想像も出来ません。世界にここほど集積している場所は他には無いでしょう。

駅の東と西では雰囲気が全く異なり、最近では高島屋や紀伊国屋を中心に急速に渋谷区側の南口が発展し大きく変化しています。駅の改修工事が進んでおり、ますます巨大な街になって行くのでしょう。訪日してよくやるのが新宿一週です。東口から歌舞伎町を一周して西武新宿駅そしてガードを通り西口へ、飯屋が並ぶ横丁を通り広場そしてヨドバシを中心とする街へ、甲州街道を通り南口から3丁目に抜ける・・僅かの距離ですが東京の縮図とも言える景色です。歌舞伎町のストリップの横に区役所があるのはここらしい景色ですね。

新宿一帯は勿論新宿区なのですが、高島屋はもう渋谷区になります。地図を見ますと落合、中井、馬場、目白駅の西口、早稲田、神楽坂から信濃町、神宮球場そして飯田橋辺りまで新宿区になっています。狭い範囲に色々なものが詰まっている感じですね。



(写真:新宿靖国通りから歌舞伎町を見て)


新宿で夕暮れ時にネオン輝く光景の写真を撮影していますと横で同じように写真を撮っている何人かいましたが、何れも外国人でした。日本から生活の場を南米に移して長い年月が経過しますが、当方もこのような光景の写真を撮るようになったのは外国人的感覚になったのかも知れませんね。



06・新宿で振り返えさせる (2004年 4月09日)
新宿には何時の時代も奇抜な格好をした人がたくさん歩いており、一時はガングロのお姉さん達、今では髪を様々な色に染めてモヒカン刈にしているお兄さんが目に付きます。また歌舞伎町2丁目に行きますと綺麗な女装の方とか派手なコスチュームのお嬢さんなどが闊歩しています。このような光景に慣れっこなり、少々の衣装では驚かないし、振り向かないようになっています。この新宿で今回一度だけ思わず振り向いてしまいました。当方が振り向きますとすれ違った人達が次々に振り向いており、その人は多くの人を振り向かせているのです。

さてその時の事をお話しましょう。月曜日の昼下がり靖国通りを歩いている時のことでした、それほど人通りは多くなく行き交う人達も奇抜な服装では無くごく普通の人達が歩いている・・そんな感じでした。その中で真っ赤なベレー帽にこれも真っ赤なセーターを着てチェックのマフラー、濃紺のミニスカートという服装の方が向こうから歩いて来ました。どの服も多少派手ではありますが、それほど奇抜な服装とは言えません、むしろセンスの良いものばかりでした。体は少し細身ですが中肉中背で特に変わった事もありませんでした。目に入った時には特に不思議も無く、すれ違ったのです。視覚に入った情報が脳に達し解析をするのでしょうが、すれ違った後に「あれ!」と思ったのです。そこには長く綺麗に手入れされた髪には不釣合いな男性の顔があったのです。

人を振り返させるには当初視覚的に情報が入った時には目立つが特に驚かせる事は無く、よく考えると驚くような場合なのでしょう。この方もお化粧をしていれば男性と分かっていても人は振り向かいでしょう、またメンズスカートとして全体の雰囲気が男性的であればこれも降り向かいかも知れません。綺麗に女性の着こなしをしているメンススカートなので人が振り返ったのでしょう。新宿で人を次々に振り返させて行くすごい奴ですね。この方の写真を撮れなかったのが残念です。



07・東京散歩 (2004年 4月09日)
南米で暮らす以前は東京に住んでいたのですが、東京が日常の世界の時にはどのような街なのかという事には余り関心がありませんでした。東京がふるさとでもあり、長らく離れて久しぶりに訪問するとそのすばらしさに改めて驚きます。少年時代には非常に広いと思っていたのですが実際に歩いてみますとそれ程では無い事に気が付きました。サラリーマンをしている時には時間に仕事に追われ、休日も用事を済ます買い物をするだけに出掛けており、特に東京を見つめることはありませんでしたが、このように訪日しますと東京を新鮮な視点で見直す事が出来ます。時間がある時には地図を片手に街を歩くようにしています。以前は出版社のポケットマップ東京版を利用していたのですが、今回は百円ショップのを利用しました。ダイソーが出している「携帯マップ・東京23区」なるものは勿論100円、内容もしっかりしており、十分でした。

歩くのは大体、千代田区、中央区辺りが多いのですが、歴史的な場所や名前は知っているが訪問した事が無い場所が多いのには何時も驚きます。秋葉原付近で地図を見ると近くに「神田明神」がある事に気が付きました。時代劇ではよく登場する名前で「明神下の〜」などで御馴染みの場所なのですが、今まで江戸時代の場所という印象が強く、当然現在も存在するという当たり前事に考えが至りませんでした。何時も行っている秋葉原の電気屋街からほんの数分の場所に神田明神はありました。綺麗に塗られた門を入ると江戸的な雰囲気が満ちた空間がありました。



(写真:神田明神)

神田明神を本郷通りに出て反対側を見ますとうっそうとした林が目に付きました。地図を見ますと「湯島聖堂」とあります。ここも名前は知っていても今まで行ったことがありません。更に歩くと直ぐによく知った御茶ノ水駅に着きました。御茶ノ水も秋葉原も昔からよく行く場所ですが、そこから一歩歩くと色々な名所がある事をほとんど考えずに東京で暮らしていたのだと反省するばかりです。



08・ヨドバシ・カメラ (2004年 4月08日)
訪日する前に景気が本格化し、株価も上昇しているというニュースを聞いていましたが確かに売れているお店は売れており、景気の確かな足取りを感じました。特に「ヨドバシ」の好調さには驚きました。「新宿西口駅のそば」で始まる宣伝歌は耳に残り、ヨドバシの存在は昔から知っていましたがカメラから現在は家電・コンピュータ販売に比重が移り、新宿駅の西口の前という地の利もあり賑わっていました。秋葉原系の家電量販店の中には不振の店も多く、ヨドバシの強さはどこにあるのか興味をひきます。店内を回って特に変わった発見はありませんが、当たり前の事をしっかりとやっているという印象があります。

まず「売りたい商品よりも客が買いたい商品を並べている」事が挙げられます。例えば人気の液晶テレビ、買いたい価格の商品がずらっと並んでいます。並べ方にも工夫があるようで例えばDVDを買う場合探す手間は他の店と比較するとかなり短くて済みます。そしてポイントカードの勧め方が上手、最近は顧客の囲い込みを図る為にポイントカードを導入するお店が多いのですが、レジで手軽に簡単に加入出来、カードがその場で手渡されますし次の買い物から利用出来る、全ての商品に共通しているのも強みであると思います。今回の日本滞在中に色々な場所で買い物をしましたが、結局ポイントカードはこのヨドバシだけ作りました。他のスーパー等のカードは手続きが面倒で作る事はしませんでした。次回の買い物の際には前回のポイントが割引されますので、何か買う際にはやはりヨドバシに来てしまいます。DVDが異常に売れていましたが高額の家電を購入した人達が買っている面があると思います。

店員の教育も良く客サイトに立った説明が上手に為されており、親切でした。友人にソフトを買うように依頼されたのですが、その商品はアップグレードするもので、以前に買っているユーザーのみに売られるもので店頭では販売しない商品だったのですが、店員はそのように説明すると販売している会社に直ぐに電話で照会し、購入の仕方を丁寧に説明してくれました。ここでは買えない商品に対しても親身に相談に乗り説明する姿勢をみてこのようなサービスが行われているのであれば多くの客が来るのも納得です。このヨドバシカメラがいよいよ秋葉原に乗り込むようです。既存の電気量販店では不振の所も多いようですがこのヨドバシの進出が良い刺激になれば街の活性化に繋がるかも知れませんね。



(写真:ヨドバシ)



09・サッカー観戦 (2004年 4月10日)
以前は訪日した時にはプロ野球を観戦しましたが、今回は初めてJリーグの観戦に行きました。実家は三鷹市大沢の野川沿いで直ぐ横に「味の素スタジアム」があり、徒歩で10分程で行けるというのが最大の理由です。今回はFC東京のサポーターの方に案内していただきました。(経緯は福田選手応援ページで)パラグアイではしばしばサッカー見物に出掛けるのですが、競技場の雰囲気、応援のスタイルそしてサッカーそのものもかなり違うもので驚いてしまいました。まずとにかく競技場が綺麗で立派なのに驚きます。芝も鏡のように整えられており、パラグアイの競技場とはかなりの違いを感じます。応援についても整然と行われ、欧州や南米の応援スタイルを真似ながらも独自のものを作ろうとサポーターの皆さんが努力されているのがよく分かります。観客も20代から30代前半までの方が多いのもパラグアイとはかなり違った感じです。ゴール裏の自由席で1500円と入場料はかなり割高なのは仕方がないのでしょう。(パラグアイは一番高い席でも2万グアラニ:400円)

サポーターも野次はありますが、物を投げる人はおらずマナーを守って観戦しているのには驚きました。選手の個々の技量はよくは分かりませんが試合の内容はかなり異なるように見えます。余り選手同士が当たらない、パスよりもドリブルでの突破が多い、スペースを利用する攻めよりも縦への突進が多いという感じです。審判が多少の当たりでも直ぐにファールを取っているのを見ると当たりが弱くなり、ドリブルの突破が有効なのでしょう。この日の試合はFC東京と人気チームの鹿嶋アントラーズで、アントラーズが先制し、それをFC東京が追い掛けるという展開でしたが、後一歩及ばす地元FC東京の敗戦となりました。試合に負けてもサポーターは暖かい声援を選手に送っていました、これもパラグアイとは違う所ですね。FC東京は攻めのチームで楽しいサッカーを見せてくれ試合自体は非常に面白く楽しむ事が出来ました。

少し心配になったのは観戦している多くの方が常連のサポーターである事です。また空席もかなり目立ちました。野球はほとんどの方が一般の方で応援団はあくまで少数というのとは対照的であるように思います。ごく普通の人が楽しく気軽にサッカーを見に来るまでにはまだ至っていない、サッカーがまだ日本の中では特殊な位置付けになっているのでしょう。サッカーが本当にプロ野球のように根付くまでにはまだ暫く時間がかかるように思われます。大スクリーンがあるので試合開始前にホーム出場選手の紹介をするなどの工夫をすれば初めて来た人には良いと思います。サッカー文化が根付くまでサッカーを楽しんでもらう工夫はもう少し必要なのかも知れません。



(写真:観戦した FC東京 対 鹿嶋アントラーズ の試合 3月27日)

ただこの試合を観戦して楽しい東京FCが好きになりましたね。実家の傍の地元のチームで地元商店街でもFC東京の旗がはためいています。これからも応援し、訪日して試合がある時には観戦に行きたいと思います。



10・プロ野球開幕 (2004年 4月25日)
この時期に丁度プロ野球が開幕しました。今年はセリーグは4月の第一週からですが、パリーグは一週間開幕が早くパリーグだけ開幕という事でした、何でも今年からプレーオフを導入するので時期を早める必要があったそうです。一方のセリーグはと言いますと大リーグから松井秀喜選手が在籍しているヤンキースを呼び大リーグの公式戦を開催、併せて東京ドームで阪神そして巨人とのオープン戦を開催するという事でした。それそれ商売の都合があるのでしょうが、わざわざパリーグの開幕を霞ませるような事をしなくても良いのにとも思います。

さて、パリーグの開幕戦、3試合が行われその中で西武-ロッテの試合が中継されていましたのでテレビ観戦しました。開幕戦という事もありそれなりに観客も入っていましたが、セリーグと比較すると馴染みの無い名前ばかり、特に西武のオーダーを見て知っている選手は和田選手くらいという感じでした。松坂が先発でロッテに捕まり、ロッテが快勝するのですが、それほどランナーが出ていないにも拘わらず試合が長いという印象を受けました。一球毎のインターバルが長過ぎるという事と一人の打者に対しての時間が掛かり過ぎるという印象があります。

以前日本に住んでいる時にはこれが当たり前と思っていましたが、時代の変化とサッカーに慣れたせいで特に長く感じるようになっているのだと思います。インターバルの方は打者が打席を外すのを少なくするとか、投手交代の時間を少なくする等の工夫である程度は短く出来ると思いますが、努力だけではドラスティックな短縮は無理かも知れません。一人の打者が長すぎるのはフルカウントが2-3である事に問題があるように見えます。カウントを変更するとなると野球のルールを大きく変更する事になるので難しいでしょうが、例えば打者のカウントを1-1から始めるなどと言う事は出来るのではないでしょうか?実際には2振3球という事で3球でフルカウントになります。打者も積極的に打つようになるでしょうし、投手の負担もかなり軽減する事が出来るようになると思います。試合時間を劇的に短縮する事が可能になると思いますが如何でしょうか?



11・ブックオフ (2004年 4月09日)
日本に行っての楽しみは書店でのひと時です、大きな書店で色々な本を手に取り数冊は買って持って来ます。しかしながらこの数年書店に出掛けて魅力的な本が少なくなって来ているように感じます。新刊本は軽薄な感じの本が山積みされていますが、購買意欲をそそられるものはほとんど無いのです。理由を尋ねてみますと「ブックオフ」の影響が強いというのです。昨年訪日した時にもブックオフは知ってはいましたが、駅から離れている場所にあるようで、行く事が出来ませんでした。

今回は知人が自動車で近くに在るブックオフに連れて行ってくれました。中に入ると新本のように整然と本が並べられているのには驚きました。ほこりにまみれた古本屋のイメージとは全く違う、着眼点の良さに感心するばかりです。ほとんどの本が100円で売られています。種類も多く気に入っている作家の本も多数ありました。15冊買って1575円、これは確かに安いです。銀行に勤務しているある友人は何でも3千冊ほど本を買ったのだそうです。自宅は本だらけになっているようですが、総額30万円の買い物なので、たいした負担では無いと説明していました。ここで本を買った後に普通の書店に行きますと本が1冊2千円、これでは買うのが馬鹿らしく感じ、多くの人は新刊は買わないという行動になるのもうなずけます。

ただ心配なのはブックオフも過去の遺産で品揃えをしている訳です。従いまして新刊の不振が続きますと将来が心配です。また出版業界がこの為に新刊の発行を手控えるのは困った事ですね。



12・フリーター (2004年 4月10日)
NHKで日本には4百万人以上のフリーターが居るという番組があり、フリーターが増え続けている事が紹介されていましたが、今回の訪日で意識して街を歩いてみますと確かにそのような方達が多くなっている事を実感しました。実際にお会いして話を伺かった方達は非常に優秀であり、前向きに仕事に取り組む方、また趣味やその他の活動に力点を置いている方と正社員で拘束時間が多くなると出来ない、その人にとってより価値のある優先順位の高い事を行うために選択しているように感じました。よく言われているようなフラフラしている人達という側面だけでは無く、日本でサラリーマンをするとかなりの時間を拘束されてしまい自分の為の時間を確保する事が難しくなり、自分の目指す人生を諦めなければならない事もあるのでしょう。自分らしく行きたいと考えている人が増えている事も一因のように見えます。

物が溢れる豊かな時代になり、稼ぐ事に対するモチベーションが薄れて来ているのかも知れません。そこそこの収入があれば食べて行ける、それよりも自分がやりたい事をして毎日を過ごして行きたいと思うのでしょう。日本人の生き方、価値観が大きく変化して来ているのかも知れません。このような状況が進めば雇用が変化し、社会のある姿が変わるのかも知れません。労働のあり方の過渡期なのだと思います。

ただ深刻な事態も進行しているという話も耳にします。最近は就職出来ない事を苦にして自殺する大学生も多くなり、実質的な失業者も増加しているという事です。雇用の不安定化は社会を不安定なものにしてしまうでしょう。外見の繁栄の中でもがき苦しんでいる人達も増えて来ているのも間違いないようです。



13・電車 (2004年 4月11日)
東京に行き実家に戻りますとj自家用車はありませんので毎日出掛ける時には当然電車を利用する事になります。毎回の訪日毎に確認しなければならないほど首都圏の交通網は整備されて便利になっています。東京とその周辺の電車の総延長そして駅の数は膨大なものになるでしょう。このような都市は世界にまず無いと思います。

ある時、東京散歩をしていますと橋の上(昌平橋)で数名が並んでカメラを向けて待っている光景に出会いました。カメラの方を向きますと御茶ノ水駅の方向を狙っているのです。左に中央線、右に総武線そして先の方には丸の内線の線路が見えます。一度に3つの電車が走行する瞬間を狙っているようでした。電車が走る東京の風景というのは何故か落ち着きますし見とれてしまいます。皆さんと並んで当方もデジカメを皆さんと同じ方向に向けて待っていましたが、2つの電車が同時に通る瞬間すら難しい事が分かりました。それでも写真を撮影したのが下の写真です。小さい時に電車が好きで毎日時刻表を眺めて過ごしていた少年時代を思い出してしまいました。



(写真:お茶の水付近を走行する中央線快速)

上の写真、東京らしい風景ですね。



14・駐車場 (2004年 4月18日)
東京というのは不思議な都市で、多くの方が自家用車を持っているが、余り使わない。どこを歩いてもほとんどの家には自動車、それもかなり綺麗なのがありますが、通勤等に利用されている様子はありません。世界の多くの都市では自家用車で通勤するのはごく普通であると思いますが東京では自動車を置いて通勤するのが普通のようです。自宅から事務所までが離れている、交通状況が悪い等の理由があるのでしょうが、一番大きな要因は駐車場の料金にあるように見えます。

友人で都心まで自動車で通勤している方が居ますが、どこに行っても駐車場の支払いが大変です。都心では食事か買い物をすると千円くらいは当たり前という感じです。郊外でも大体が買物3千円で1時間サービスというような場所が多くアスンシオンのような無料の場所は無いように見えます。新宿や渋谷等の繁華街では自動車を一旦停止するのも大変でした。

そして感じるのは一台当たりのスペースが非常に狭いという事です。多分設計段階で一番多く自動車を収納出来るように設計しているのでしょう。パラグアイでは頭から突っ込んで自動車を入れる事が多く東京は反対に後ろから入れる事が多いのですが、国民性の違いよりは駐車場のスペースの問題であるように思っています。東京は電車が発達し、便利に利用出来ますが、その反面自動車での外出は難しく出来ているように見えます。小さいお子さん、老人などが居る家庭では自動車で出掛ける事が多くなるのでしょうが、近所の大きな駐車場がある場所に行く事になるのでしょう。新宿などの都心の繁華街は若者だけになり、弱者を排除する場所になってしまっているように見えます。当方などは何か小さい時には休みと言いますと新宿に出掛けていたので、新宿に対して愛着がありますが、大人になって初めて新宿等の都心に行く人が増えて来ますと「都心はよその街」みたいな東京人が増えるのではないかと心配しています。



15・犬 (2004年 4月18日)
昨年訪日した後に自宅で犬を飼いました。犬を飼うのは少年時代以来の事です。中型の犬ですが、散歩などに連れて行く必要があるなど結構面倒なものでもあります。このような事情で今回訪日しまして始めて犬を意識しました。東京では犬は静かなのか少ないのか夜でも余りワンワンと吠える声は聞こえません。想像ですが、しつけと吠えない品種を飼うようにしているのではないでしょうか?日本から来られる方がよく「アスンシオンには野良犬が多い」との感想を耳にしますが、それらの犬の多くは飼い犬であると思います。当方の家の近所にも放し飼いと言うよりは「ご自由」になっている犬が沢山居ます。東京を歩いていて一度も犬が自由になっているのを見たことはありませんでした。放し飼い等はもっての他なのでしょう。

さて、近所の散歩に出掛けますと犬を連れている方をよく見掛けます。大体手入れが行き届き綺麗な毛並みの犬です。散歩する時もよく訓練が為されているようでご主人の横をヒタヒタと歩きます。他の人に寄り添うこともましてや飛び掛る事はまずありません。一方のアスンシオン、犬の散歩でも犬を放して散歩される事が多いのです。自由に走り回り、その辺に「うんこ」をします。誰もその処理をしませんのでアスンシオンの道にはよく「それ」が落ちています。一方の東京は「それ」はその場でご主人が処理し持ち帰るのだそうですね。

アスンシオンでは犬はおおからに育ります、しつけなどは十分ではありませんし、よく吠えます。これに対して日本の犬はよく訓練が為されており、静かです。これを見ていて両国の子供達も同じなのではないかと思ってしまいました。どちらが良いのかは分かりませんが。



16・テレビ (2004年 4月11日)
訪日した時の楽しみはチャンネルを回す事です。パラグアイではスペイン語の放送は多数ありますが、日本語はNHK国際放送だけで、日本語に関してはチャンネルは一つです。実家でテレビを見ますとチャンネルを回すことが出来る快感を味わえます。民放に加え衛星放送があり、横浜テレビ他色々と選択肢があるので到着してしばらくはガチャガチャとチャンネルを切り替えています。しかしながら、その内にどこも余り内容が変わらず同じような事の繰り返しになっている事に気が付きました。

ある日、午前中時間がありましたので、テレビを見ようと意気込み座りました。その前日にいかりや長介さんが亡くなられた日で、一回は確かにこのニュースに興味がひかれましたし、「8時だよ全員集合」を見ていたので残念な気持ちもありますが、午前中ほとんどの局で繰り返し繰り返しこればかりでした。ご冥福はお祈りしますが、もう少し別の話題、楽しい番組を見たいと思ってチャンネルを回すのですが期待するような番組はありませんでした。これでは幾らチャンネルが増えても同じ事のように思います。その日に起きた話題としては確かに最大のものでしょうが、いかりやさんのご逝去だけが日本中の関心事とは到底思えませんでした。

テレビの番組を見ていますと教養や知識に繋がるような番組は余り無いように見えます。軽薄で内容の無いような番組、芸能界の出来事やどうでも良いようなニュースが多過ぎるように見えます。政治経済の話題も底の浅いものばかりでした。社会の深層に迫る番組や歴史を取り上げるような番組というのはついに出会えませんでした。結局一番見ていたのは何時も見ているNHKというような結果になってしまいました。



17・景気回復 (2004年 4月08日)
訪日したのは3月で決算期であったのですが、多くの企業では好決算という事で株価は上昇し、街はかなり明るいという印象を持ちました。デパートを始め多くの場所で人は溢れていますし、物がよく売れているように見えます。本格的な景気回復になっているようにも見えましたが、反面どことなく「うそくさい」感じがあります。もしかしましたら外見とは異なる厳しい実態が裏にあるのではないかと疑ってしまいます。

バブル以降多くの企業はかなり厳しい決算を経験して来ました。3月になる度に危機が叫ばれ、多くの企業が倒産するのではないかと皆が心配をして来たものです。毎年ある程度の淘汰はありますが、多くの企業は持ち堪えて今日に至っています。今回ある程度景気が回復し、株価が上がったのは事実ですが、企業は厳しい時に「益出し」そして「決算の乗り切り」を勉強し、良い決算にするにはどうすれば良いのかを勉強して来ているように見えます。多少良くなっても決算方式を急には変更する事は出来ないでしょうし、悪い時期の学習効果もあるでしょう。この為に実体以上の好決算になったのではないでしょうか?

今回の景気回復は本物か?という事ですが、これはかなり危ういものであるように見えます。雇用情勢は回復していませんし、財政の赤字も増大している、そして国民間に米国債が大量に在る。国際情勢はイラクそしてパレスチナの問題は深刻さを増すばかり、東アジアは朝鮮は依然として脅威のままであり、韓国、台湾も政情が流動化している。ここに来て中国がバブルの様相を呈しており、4大銀行の不良債権は増すばかりという危機的な状況にある。内外に問題山積のこの時代、国民が安心して働ける状況では無いように思います。消費の増加も決して良い意味では無く、将来に対する不安から今の内に使っておこうという心理が働いているようにも見えます。次回景気が落ち込む際には相当危うい事態になるのでは?と心配になりますね。



18・漫画喫茶 (2004年 4月08日)
前年訪日した時に利用した漫画喫茶、今回も数回利用しました。これでシャワーがあれば住みたくなるというような感想を持っていましたが、今回行きますと多くのお店でシャワーが付いていました。漫画喫茶の中でも勝組と負組があるようで、どこでも混んでいたのは「マンボウ」というチェーンでした。全室が個室になっており、インターネットとDVDが付いている、そして何より良いのは椅子が大きくフカフカしており、気持ちが良いという事です。夜間利用というのがあり、シャワーもありますので、ホテルの代わりに利用する方も多いのではないかと思います。
個人的にも一晩利用してみたいものです。

このマンボウの良いのは飲み物が自由であり、その割りには値段はリーゾナブルで、一時間であれば400円くらいです。多少時間があり、喫茶店でコーヒーを飲むので漫画喫茶で過ごすという方が良いと考える人が多いのも当然でしょう。東京中にありますが、どこも待ち時間が必要なほどの混み方でした。比較的空いている他の店は飲み物が自由では無い、そして何よりも重要なポイントは個室になっていないという事です。値段が少々安くても自分の空間になっていないと気持ちが安まらないし、常に覗かれる可能性があるというのは余り気分の良いものではないと思います。




19・ブラジル料理「ドーラス」 (2004年 4月08日)
友人に美味しい本格的なブラジル料理をご馳走になりましたので紹介します。東京などにもブラジル料理店はありますが、どうも話に聞きますと日本人向けにアレンジされており、また価格も少々高いようです。その中で横浜市鶴見区に在る「ドラース」は味も価格もそして量も納得のものでした。

ブラジル料理・ドーラス
横浜市鶴見区本町通2-84-1 ニックハイム第7-101  鶴見駅から徒歩15分
平日 17:00〜23:00 土・日・祝 12:00〜23:00
045-510-3201



(位置図)

店内は写真にあります通りそれ程広くはありませんが、ブラジルの雰囲気がそのまま伝わって来る感じです。この鶴見には多くのブラジル人が出稼ぎで来ており、その人達の「溜まり場」的な場所のようで、皆さんサンパウロで見かけるような日系ブラジル人のようで話している言語はポルトガル語ばかりでした。この時はほぼ満員でしたが、日本の方は居ないようでした。



(写真:店内の様子)

訪日してこのような自然な南米的な場所に入ると訪日しているという緊張がほぐれ何となく「ほっと」したき分になります。当方もすっかり南米人になったのかも知れません。

料理は非常にバラエティーに富んでいます。シュラスコ等の肉料理は勿論、魚もありますし、勿論フェジョアーダもあります。値段は定食で1200円程度、これでかなりのボリュームです。写真はミラネーザですが、これが実に美味しい、南米でも食べた事が無いほどの味でした。そして量は南米風です。



(写真:料理・ミラネーザ)

首都圏に住んでいる方にはお勧めの場所です。本格的な南米を体験出来るすばらしいスポットですね。



20・インド・カレー (2004年 4月11日)
日本で何が食べたいか?友人・知人に食事に招待される事があります、「せっかくの日本ですね、何が食べたいです?」と聞かれる事がよくあります。相手の方は「寿司」「鰻」「天婦羅」などの答えを期待しておっしゃっているのでしょう、勿論このような日本食も大好きであり、是非とも食べたいので友人・知人と一緒に食事をする時には和食を堪能するようにしています。寿司も天婦羅も当地でもいただく事が出来ますが、やはり本場は日本、東京でいただくものは一味違うと感心します。ご招待下さった方には感謝するばかりです。

さて、東京を歩いていますと一人で食事する事もあります。この時に何を食べるかと言いますと多くの場合「カレー」とか「ラーメン」となります。ラーメンは中華料理という事になっていますが、外国で中国料理店でラーメンを見た事はありません。これはどうも日本食の一部のように思います。醤油風味のあっさり味の東京のラーメンも美味しいですが、やはり九州の豚骨スープのラーメンが好きですね。新宿にある熊本ラーメン「桂花」には必ず一度は立ち寄ります。

そしてカレーです。インド風のカレーそしてタイ風グリーンカレー等が食べたいと探します。タイ料理もインド料理もパラグアイにはありませんので、カレーは自宅で作るか、広島・内山田で食べるかしかありません。勿論それでも美味しいのですが、日本人向けに味が変化している印象があります。本場のは少々きつい感じがありますが、個人的には好きですね。さて、今回も昼時、吉祥寺で探してみました。以前行ったタイ料理店がなくなっていましたので、「本格インド料理」を探したところ、直ぐに見つかりました。探す料理が直ぐに在るのが日本、本当に便利で良いですね。

店は地下にあり、看板には「インド・パキスタン料理」とあり、昼の定食(ランチ・バイキング)というのがありました。カレーは「豆」「羊」「鶏」の3種類とご飯はおかわり自由、飲み物は紅茶とインド風乳酸飲料が自由というものでした。見るからに本格的であり、宗教的に食べない「牛」「豚」が無いので本格インド風と期待してお店に入りました。中に入りますとカレーのかおりが一杯でした。数名の人が働いていましたが、全員がインド人もしくはパキスタン人のようで、忙しそうに働いていました。



(写真:吉祥寺にあるカレー店:パトワール 吉祥寺店)

味は非常に良かったですね、満足いたしました。日本の一般的な家庭のカレーと比較しますと香辛料が強い感じでサラサラしている。辛さはお好みで調節してくれますが、辛めにしますと食べた後に強烈に辛さが来ました。なかなかの味で癖になりそうです。次回の訪日の際にはこのお店を目指して吉祥寺に出掛ける事になりそうです。

パトワール 吉祥寺店
住所:武蔵野市吉祥寺本町1-9-10 レインボービルB1
tel:0422-22-3999 定休日:無休 営業時間(平日) 10:30 〜 22:00




(写真:羊のカレー)



21・果物と野菜 (2004年 4月11日)
日本に行きますと毎日のように買い物をします。依頼されたもの、自分の欲しい物、まるで買出しツアーのような感じになってしまいます。色々なものを買いますので色々なお店に立ち寄ります。「日本の物価は高い」と感じる事が多いのですが、特に強く感じるのは青果物の高さです。

パラグアイである知人の家を訪問した際に金柑の木があり、木全体に実が付いており、果実が下に落ちている程でした。「この金柑取って良いですか」と尋ねると「好きなだけ取って持って行って良いよ、ほとんど誰も取らないから」との事で袋一杯実を取り持って帰りました。日本でこの金柑が八百屋で売られているのを見ました。「ただ今大好評、おすすめ品、きんかん」とあり中を見ますとなるほど金柑が10個ほど入っている。どう見ても特別なものでは無くパラグアイで食べているものと大きさ形も同じように見えました。小さい金柑の実が大事そうにパックに入って380円という値段が付いているので驚いてしまいました。



(写真:八百屋で金柑が売られている)

その隣でキーウイが売られているのを見ますとこちらは4個で280円、まだ納得出来る値段です。全般的にパラグアイと比較して柑橘類は日本は高いように思います。それも100倍以上の価格差があるように感じます。これを見て日本に居る時には柑橘類は余り口にしないようにしています。そして日本からパラグアイを訪問される皆さんにはパラグアイでは果物野菜を沢山召し上がって欲しいですね。

それにしても日本は物価が高いですね。デフレと言いますが日本の特に食料と交通費は高過ぎるように思います。八百屋に並んでいる商品は綺麗で大きさも揃っていますがどことなく本物という気がしません。余計な手間と労力を掛けて値段がつり上っているのかも知れませんね。



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