はしご湯のすすめ栃木県の温泉


大出館
塩原元湯温泉 大出館

那須塩原市湯本塩原102
0287-32-2438
10時〜14時
600円

訪問:01年9月、02年10月、05年6月



元湯温泉でもここは他の旅館と建物は隣でも、訪れるには道を大回りしないと到着できない。大出館には墨の湯と呼ばれる黒色の色をした珍しい源泉を持っている。基本的にここは混浴で、女性専用もある、墨の湯は混浴である。湯治場雰囲気漂う館内は硫黄の香りが漂っていて好きな方にはたまらないだろう。
(01年9月)

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塩原温泉郷のなかでもお気に入りの温泉地である元湯温泉。今回も大出館に立ち寄りでお世話になることにした。駐車場は満車なのでお宿の少し手前にある駐車スペースに車を止める。日曜日だったのでかなりの賑わいが想像される。

エレベーターにて浴室のある階下へ。珍しい黒いお湯で有名な墨の湯がある混浴浴室は、相当な混雑振りで芋洗い状態。横目にしていつもの混浴の御所の湯に浸かる。内湯が二つの他に露天風呂がある。薄緑白色濁り湯が満たされる浴槽に、やや灰色がかった薄緑白色濁り湯が満たされる浴槽の二つがある。タマゴ臭がプンプンに漂う湯はHS=14.8&H2S=13.3となかなかの数値だ。湯口に備え付けのコップで源泉を味わうと苦味とエグ味があり決して美味しくはない。

分析書の泉温で71.3〜67.6℃というのも面白い。計測中も常時にわたり、泉温が変化しているという事なのか。いつも思う事なのだが大出館の源泉はいくつあるのだろう。次回、聞いてみるとしよう。のんびりと露天風呂に浸かり、目を瞑り自分の世界に入っているとヒグラシが大合唱でワシャワシャと鳴いていた。
(05年6月)

(三昧)



塩原元湯にある人気のお宿です。元湯には全部で3軒のお宿があるのですが、大出館だけが他の2軒と離れた場所に位置しています。大出館の駐車場は、お宿へ下る坂道の手前に一つ、続いて坂道の途中に二つめがあります。お宿の前には車を停める事ができないので、この二箇所いずれかに駐車するのですが、なにしろ人気のお宿、坂の途中のお宿に近い駐車スペースは休日ともなると滅多に空く事はありません。

大出館は少し高台の山の斜面に建ち、辺は深い樹木に覆われています。名物の真っ黒な「墨の湯」と、硫黄臭プンプンの白濁湯が人気で、塩原の中でも特別に混んでいるイメージがあります。私は立寄り利用させていただきました。

浴室は「混浴の墨の湯(黒濁内湯)&鹿の湯(白濁内湯)」「混浴の内湯&露天風呂」「女性用の内湯&露天風呂」「家族風呂」の計4箇所という充実ぶり。各々の浴室は隣り合っていたりと近い位置にあるのですが、裸での行き来はできません。

私はまず女性用浴室へ。内湯浴槽には硫黄臭プンプンの、ちょいと白濁した湯がたっぷり注がれています。他には誰もいなかったので「貸しきりだ〜ウキキキっ」と喜んでいたら、どこからともなく虻がブイーン、そして私の左手をチックン!内湯にいながらにして虻に刺されてしまった。続く露天風呂は、高台から緑深い樹木を見下ろしながら湯浴みができます。が、こちらにも虻がウヨウヨ。あまりに虻が多く早々に露天風呂から退散せざるをえない状態でした。

次は混浴の墨の湯へ。中を覗くと先客は女性3人。これはチャンスと私も湯浴みに混ぜていただきました。このお湯は、名前のごとく、まさに「墨」で、まるで墨汁を流したようです。黒湯といえば横浜のモール泉を思い出してしまいますが、ここの黒は、真の黒。真っ黒。「まっくろくろすけ出ておいでー」の世界であります。湯花といいましょうか、これまた黒い、一見ザラッとした粉が漂い(しかし肌触りにザラ付きなし)、まさに墨汁ワールド。なんとも怪しい浴感です。私が「さっき女性浴室で虻に刺された」と言うと、「このお湯は虫刺されにも効く」などと言ってましたがホント?そうこうしているうちに、先客のオバチャントリオが「もう出るわー、お先ぃー」と言い、次々と墨の湯の隣にある白濁湯浴槽に入るのです。どうやら、黒い墨を白濁湯に浸かり落としている様子。

さて、脱衣所へ出ると、入れ替わるようにして60代位の父さんが入って来ました。ところが父さんは、廊下と脱衣所の間の扉をバーンと開けっぱなしにしているではありませんか。私が「開けっ放し!」と言いつつ扉の方に目線を送ると、父さんはムッとした顔で私を見るのです。なのでもう一度「開けっ放し!」と言ってみると、父さんは渋々顔でようやく扉を閉めるのであります。一応女性も居るのだから、脱衣所の開けっ放しは御勘弁。
(02年10月)

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数年振りの再訪です。元湯といえば、どうも「ゑびすや」や「元泉館」が好きで、大出館まで来る機会がありません。休日に訪問した所為か、相変わらずの大人気です。

今回も女性用浴室から。脱衣所を抜けるとまずは5人程入られる長方形浴槽があり、相変わらずの硫黄臭プンプン、投入時は無色透明、浴槽内でやや緑がかった白濁湯が満たされています。湯口にはグレーの湯花が沈殿し、飲泉コップがあったので一口飲んでみると、ニガウリのような苦味のあるタマゴ風味。不味いです。浴槽内は適温で、スベスベ浴感の気持ちよい湯。備品は石鹸が置かれています。

前回「虻の王国」だった露天風呂は、さすがに6月であれば、まだ敵もいないようで、ようやくノンビリ湯浴みを楽しむ事が出来ました。深い樹木を見下ろす眺めの良さは健在です。白濁湯の満たされる石造りの浴槽は5人程入られる大きさ。湯は内湯よりやや「ぬるめ」となっていました。しばらくの湯浴みの後、満足したので内湯へ戻ろうとしたその時!‥‥‥チックン。またやられてしまった!!6月の早生まれの虻に背中を刺されてしまいました。グゾーッッ!!

次に「墨の湯」を覗いたところ、こちらは殿方で満員御礼。まさに「梅雨だ一番!男祭り」状態。これではさすがのオバチャン(私)も入る事はできません。今回は「墨の湯」は諦め、家族湯にでも浸かろうかと10分程空くのを待ったのですが、なかなか出る気配もなく、面倒になって大出館を後にしました。
(05年6月)

(まぐぞー)




混浴内湯
左が「平家かくれの湯」
右が「御所の湯」



湯をかき混ぜたら
黒い湯花がモワーッと




「墨の湯」ではないのに
アッという間に
黒くなってしまった



混浴露天風呂「岩の湯」



女性内湯「高尾の湯」



湯口



女性露天風呂「子宝の湯」
夏は虻多し!


湯に浸かると
こんな具合です


絶好調に変色した蛇口


※墨の湯は他にお客さんがいたので画像はありません


御所の湯 含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 71.3〜67.6℃ pH=7.1 平均湧出量=138.4L/min(掘削自噴間欠) 溶存物質計=4171mg Na=1042.7mg K=71.3 Ca=123.2 Mg=23.6 Al=0.2 Mn=0.4 Fe2=0.1 F=0.8 Cl=1186.2 HS=14.8 SO4=65.7 HCO3=1306.2 H2SiO3=249.0 HBO2=86.5 CO2=174.3 H2S=13.3 (H5.10.1)


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