はしご湯のすすめ福島県の温泉


洲走の湯 洲走の湯

河沼郡会津坂下町片門
TEL(0242)85-2658
立寄り時間要問合せ/350円


夜間の暗い8時に探し廻ってようやく到着する。お宿のような感じもしましたが宿泊できるのかは不明。一般の鄙びた農家のような民家に訪問したような感じで、地域の公衆浴場的な存在にもなっているようです。現に近所の方々が家族でお風呂に入りにきていました。創業130年という案内も掲げられていて、建物の年季の入りようは納得。館内の壁に1日湯治や半日湯治の料金の設定も掲示されていました。ちょうど帳場兼居間ではお宿の方々が賑やかに食事中で家庭的雰囲気が漂っていました。お酒もグイグイと進んでいた様子。

お風呂は外観や館内の雰囲気からして全く鄙びて無く、きれいで清潔な現代風なタイル浴槽でした。4人は入れる浴槽には無色透明、無味無臭の湯が満たされています。取り立ててなんも特徴もないのですが、只見川沿いの湯をはしご湯した後に加え一日の締めの湯に最適のホッとする湯であります。
(05年4月)


(三昧)



男性浴室




館内


南東北界隈を巡る温泉好きには愛読者も多いであろう温泉本「温泉 体にいい湯・宿(歴史春秋社)」。当然のごとく私も愛読しているワケですが、その本に紹介され、数年前より妙に気になっていた温泉宿。それが洲走の湯であります。何が気になるって、そのネーミング。「洲走って‥‥、一体何!?」ちなみに同書、西山温泉老沢温泉旅館の満開笑顔の父さんに魅せられたのも私だけではないハズ。

さて洲走の湯ですが、夜暗くなって訪問した所為か散々迷いました。あちっへグルグル、こっちへウロウロ、やっと辿り着いた場所は野中の一軒家。昭和初期に建てられたという古びた建物は昔ながらの農家のようにも見えます。ガラガラと引き戸を開けると、これまた昔懐かしい木造家屋の世界が広がり、薄暗い照明の中に、長い年月使い込まれて来たであろう柱や廊下が浮かび上がり、どこか懐かしい素朴な香りも漂います。

そんな洲走の湯ですが、浴室だけはどうやら近年改装されたらしく、玄関付近とはガラリと雰囲気の異なる、ごくごく普通のシンプルなタイル造り。使い勝手のよいカランも三つ並び、鄙びを期待して行くと「あらら」となるかもしれません。4人程入られる浴槽に無色透明無臭激熱湯(沸かしの鉱泉)がチョロチョロと投入、浴槽内で適温となっています。投入量がとても少なく鮮度に欠けますが、優しい浸かり心地のスベスベ湯です。ここは御近所の銭湯としても使用されているらしく、マイお風呂セットを持参した方々が入れ替わり立ち替わり訪れていました。湯上がりは肌がサラサラとする気持ちの良い湯。一日に締に入ると良い夢が見られそうです。ちょっと雰囲気が長野県の大谷地鉱泉にも似ていた。
(05年4月)


(まぐぞー)



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