はしご湯のすすめ宮城県の温泉


東鳴子温泉 高友旅館
東鳴子温泉 高友旅館

大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣18
0229-83-3170
10時〜16時
500円
宿泊しました
03年大晦日自炊部素泊まり暖房費込5000円弱利用

訪問:02年9月、12月、03年12月(泊)、11年9月



鄙びた湯治風情ただようレトロな温泉旅館です。その独特な雰囲気と特異な香りを放つ濃厚な湯が人気で、東鳴子といえば真っ先にココを思い出す人も多いと思います。

迷路のような館内には個性溢れる浴室が点在し、ひとつひとつ浸かり歩くのが楽しいです。ただ、過去に立ち寄り訪問した際は、ひとつひとつの入浴時間が短かったため、どうもいまひとつ心残りの湯浴みとなってしまいました。ここはやはり日帰りではなく、泊まりで一晩じっくりと湯に浸かりこまなくてはダメだなーと判断し、自炊部にて素泊まりする事に。

今回お世話になった自炊部は大浴場寄りの棟にあり、「黒湯」に通うに便利。逆に旅館部棟にある「ひょうたん風呂」へは少々遠くなります。部屋は簡素ながらガス台、ヤカン、調理器具、お茶セット等一通りの道具が揃い使い勝手良。自炊が面倒でも近所にコンビニがあるので、これまた便利。我家もこの日の夕食はコンビニ弁当でした。トイレこそ共同ですが、流し場、洗面台は室内に付いています。部屋からの眺めも良。ただし布団はかなりの煎餅布団。TVのうつりは悪し。宿泊日は折しも大晦日だったのですが、フロントには「TVがうつらない」とのお客さんが相次いでいた。館内には有料の洗濯機、乾燥機も有り。
(03年12月宿泊)




玄関とフロント


玄関内にあった
ツバメの巣


館内



自炊部


宿泊した部屋


宿泊した部屋



宿泊した部屋


宿泊した部屋


部屋からの眺め



黒湯

東鳴子と言えばこの黒湯でしょう。石?コンクリ?造りの変型浴槽にはたっぷりと黒湯が注がれています。黒湯といっても湯は薄緑色に微濁り、石油のような臭いが鼻をつきます。思わず手にすくってクンクンと何回も嗅いでしまいました。浴槽内には白色湯華の浮遊あり。湯温は体感43℃と熱め。源泉は二ケ所から投入されているが詳細は不明。大変に心地よくたまらない湯です。

黒湯浴槽のすぐ隣、一段高台にある長方形浴槽がプール風呂です。湯は無色透明でとろみがあり、タマゴ味で微苦味。温度は37-38と寒い冬場にはちょっとばかし温いかな。浴槽横の壁から突き出たパイプより源泉が15L/min程度の投入。東鳴子の各旅館が利用している集中管理された源泉を使用している様子。
(03年12月)

………………

立ち寄りで再訪してみました。訪問時はちょうど地域のお祭り行事の最中でした。玄関前には貨物荷台を改造してステージ仕様のトラックが陣取っている。キレイに着飾った女性達が大衆演劇のような芝居を演じていた。そんな中、入浴受付していざ浴室へ向かいます。

黒湯浴場は混浴ですが、当日は先客もおらず終始にわたり貸切利用となりました。変形型の8人サイズ浴槽で以前と変わりはありません。濃い緑色濁り、黄白い湯華が湯中を泳いでいます。機械油臭、甘ったるいような臭いと硫化水素臭、弱く苦エグ味。浴槽湯は45.6℃もあるので掛け湯に力が入ってしまいました。

10人サイズのプール風呂は不感温度ほどで相変わらず温めの湯。こちらは鮮度面にいまいち疑問を持ってしまう。
(11年9月)

(三昧)



高友旅館を代表する湯。混浴浴室、婦人浴室とにわかれていて、混浴の方には通称「プール」と呼ばれる長方形の浴槽もあり、そちらには透明な湯が注がれている。「黒湯」の浴槽は勾玉のような形をしていて、濁った深緑色の湯が満たされています。投入されている源泉は黒湯本来の熱い湯と、白い湯花の付いた透明で温めの湯の2本。透明な湯は、てっきりプールのものと同じかと思ったら「別物」との事。

さて、その「黒湯」ですが、やや熱めで強い硫黄臭。濁った深緑色の湯の中に茶や白の湯花が漂います。スベスベする浴感で体がとても温まる。口に含むとモアッとしたタマゴ味。湯浴み後はいつまでも湯の臭いが消えません。壁を隔てたお隣の婦人風呂には小さな浴槽がひとつ。そこにも黒湯が注がれています。が、訪問時は湯量が絞られとても温かった。
(03年12月)

…………………

約8年ぶりの再訪問です。以前と変らぬ雰囲気あるレトロな宿で、創業当時はさぞかしモダンだったんだろうなぁーと思わせます。今回は「ラムネ風呂」が清掃中だったので、名物の「黒湯」のみ利用させていただきました。黒湯は壁を張替えて明るい雰囲気になっていました。一応混浴ですが、何故かこの浴室はいつも他の湯浴み客と一緒になる事はありません。

以前と変らぬ浴槽と湯。深緑色の中に溶きタマゴ状白湯花が漂います。モワッとした重曹の甘味が強く、そして相変わらずの器械油のような独特の臭い。ちょっと浸かっただけで体にジワーンと染み入ります。

お隣のプール風呂は10人サイズ。無色透明な湯で、過去3度の入浴時もそうでしたが、浴槽サイズにして投入量が少ないのか、ぬるめ寄りの適温で、鮮度はいまいち不良でした。

壁を隔てた婦人風呂へも行ってみましたが、訪問時はプールと同じ無色透明の湯が使用されていました。
(11年9月)

(まぐぞー)


2003年12月



黒湯入口


黒湯について


黒湯



湯口その1


湯口その2


プール風呂



プール風呂浴槽


プール風呂湯口


婦人風呂

2011年9月



入口は以前のまま


脱衣所


浴室



別の角度から


浸かってみた


湯口



プール風呂


浸かってみた


溢れ出しの湯道が
析出物で凄い事に



旅館部家族風呂

おそらく初めて立ち寄る方にはここの家族風呂は発見できないかもしれません。宿泊しても気付かないでチェックアウトする方も多いのでは、、、。それほど隠れた所にあるのと、また案内の表示が無かったので分かりずらいのでしょう。石造りの年季のはいった浴槽で中央に仕切りがあって温度が異なります。ほぼ透明、金気味、弱つるすべする湯。湯音はそれぞれ41℃と39℃。源泉投入量を自分で調整可能。家族でゆっくりと湯に浸かる事が出来ます。
(03年12月)

(三昧)



わかりにくい所に位置しています。旅館内をアッチコッチに進み、レトロな雰囲気の扉が付いた「家族風呂」に辿り着きます。浴室内には丸みを帯びた浴槽がひとつ。仕切りでふたつにわかれていて、湯口の方は適温、もう一方が温めになっています。湯口の蛇口で湯量調節するスタイル。お湯はごく薄く白濁り、トロロのような湯花が漂います。浴感はツルスベ、アブラ臭がし、飲むと微甘塩鉄炭酸味。
(03年12月)

(まぐぞー)




入口


浴室


浸かってみた



もみじ湯

自炊部の一階にある貸し切りの家族風呂です。鍵を内側からかけて貸し切りで入湯できます。家族で入湯するのに充分な大きさの石造り長方形浴槽です。湯はプール風呂と同じ、東鳴子地区の共同源泉を利用しています。こちらは43℃と熱めでプール風呂とは大違い、うっすらと白く笹濁り、甘味、タマゴ味でやさしい感じの湯。
(03年12月)

(三昧)



ふたりも入れば一杯になってしまう小さな浴槽。そこに大浴場の「プール」と同じ湯が注がれています。が、浴槽の大きさにもよるものか、湯の様子はだいぶ違う。両方入り比べてみても楽しい。こちらは薄灰濁りの透明な湯に白い溶きタマゴ状の湯花が漂っています。しばらく誰も入っていないと上部だけが高温になるので、下から大きくかき混ぜた後湯浴みをすると丁度良い。結構熱めでキリッとした浴感。飲むと薄甘タマゴ汁味。湯を楽しむにはベストな大きさの浴槽と、浴室にプンと漂うタマゴ臭が嬉しい。
(03年12月)

(まぐぞー)




入口


02年9月


03年12月



03年12月


11年9月


11年9月



ラムネ風呂、ひようたん風呂

ひょうたん風呂名の通り、浴槽がひょうたん型をしたお風呂です。こちらは男性専用風呂となっていて、女性は同じ源泉を使用している「ラムネ風呂」となっています。ひょうたん型浴槽には濃緑色濁り、タマゴ味でアブラ臭。弱つるすべの浴感。42℃で湯の表面は熱いです。泡が浮遊していて体へ付着してきます。これがラムネ湯の由来でしょうか。冬の寒い時に入湯したのですが浴室内は寒かったです。
(03年12月)

…………………

別源泉のこちらにも浸ろうとして行ってみたところ、ちょうどタイミング悪く清掃中で湯抜きしてありました。なので入湯できずでした。それと「この度の地震により、お湯が温めとなりました。よくお確かめになり、ご利用ください」と壁に掲示されていた。どの程度のことを言っているかは未確認ですが、気になるところであります。
(11年9月)

(三昧)



女性浴室のラムネ風呂です。お隣にある男性浴室の「ひょうたん風呂」とは別源泉かと思っていたら同じだった。コンブを溶かしたような深緑色の湯の表面には絵の具を垂らしたような真っ白い湯花が浮いています。アブラ臭のする湯で、体を沈めると沢山の泡がまとわりつきます。その泡がやがてフラフラと表面へ沸き上がる様子は見ていて楽しい。その泡の為、浴感はかなりスベスベ。とても気持ちの良い湯。飲むと薄甘鉄炭酸味。この湯が大変気に入り、阿呆みたく何度も足を運んでしまった。
(03年12月)

(まぐぞー)




ラムネ風呂


ひょうたん風呂


ひょうたん風呂 湯口


■幸ノ湯(黒湯) 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型) 57.8℃ pH=6.7 6.7L/min(掘削自噴) 溶存物質計=2490.2mg Li=0.6mg Na=518.9(85.30) K=36.2 NH4=6.1 Mg=10.5 Ca=33.4 Mn=0.2 Fe2=0.2 F=0.2 Cl=141.1 HS=2.5 S2O3=0.4 SO4=60.0 HPO4=8.3 HCO3=1430(81.02) H2SiO3=228.1 HBO2=13.1 HAsO2=0.4 CO2=385.3 H2S=3.8 As=0.2 (H21.10.2) ※全ての項目で該当なし
■顕の湯(プール風呂、もみじ風呂) ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 74.6℃ pH=6.8 222.8L/min(掘削自噴) 溶存物質計=2252.6mg Li=0.3mg Na=375.7(64.76mv%) K=27.1 NH4=0.7 Mg=34.1 Ca=105.8(20.93) Sr=0.1 Mn=0.8 Fe2=0.1 F=0.5 Cl=104.3 S2O3=0.5 SO4=222.6 HPO4=0.5 HCO3=1166.9(71.53) H2SiO3=197.8 HBO2=14.8 CO2=293.5 H2S=0.3 (H21.10.2)
■玉の湯(ひょうたん風呂、ラムネ風呂) ナトリウム-炭酸水素塩泉 49.3℃ pH=6.5 29.1L/min(掘削自噴) 溶存物質計=1191.4mg Li=0.3mg Na=234.3(83.52mv%) K=20.6 NH4=5.0 Mg=5.8 Ca=13.5 Mn=0.2 Fe2=0.3 Cl=37.6 HS=0.3 S2O3=0.6 SO4=6.1 H2PO4=15.4 HCO3=659.2(88.82) H2SiO3=188.4 HBO2=3.5 HAsO2=0.3 CO2=360.3 H2S=1.0 As=0.2 (H21.10.2) ※全ての項目で該当なし
■鷲ノ湯(旅館部家族風呂) ナトリウム-炭酸水素塩泉 47.8℃ pH=6.5 12.5L/min(掘削自噴) 溶存物質計=1197mg Li=0.3mg Na=199.7(75.37mv%) K=17.1 NH4=2.0 Mg=9.2 Ca=29.3 Mn=0.2 Fe2=0.9 Cl=17.0 HS=0.2 S2O3=0.1 SO4=3.9 H2PO4=3.4 HCO3=661.7(94.76) H2SiO3=250.1 HBO2=2.0 HAsO2=0.1 CO2=400.5 H2S=0.6 (H21.9.14)

【以前の分析】
■幸の湯源泉(黒湯) 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉 59.2℃ pH=7.1 溶存物質計=2568.1mg Na=603.1mg K=36.1 Ca=13.7 Fe2=0.4 Cl=171.1 HS=2.4 S2O3=1.3 SO4=62.2 HCO3=1396 CO2=189.5 H2S=2.2
■顕の湯源泉(プール風呂、もみじ風呂) ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 76.0℃ pH=7.2 溶存物質計=2081.4mg Na=336.5mg(58.21mv%) K=22.8 Mg=32.4(10.62) Ca=142.7(28.31) Cl=104.8(12.39) S2O3=0.4 SO4=211.5(18.42) HS=<0.1 HCO3=1007(69.07) H2S=0.1
■玉の湯源泉(ひょうたん風呂、ラムネ風呂) 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型) 51.0℃ pH=6.5 溶存物質計=1145.2mg Na=223.8mg K=18.3 Mg=6.2 Ca=17.2 Fe2=0.2 Cl=43.4 HS=0.7 S2O3=0.5 SO4=6.8 HCO3=609.3 CO2=208.8 H2S=2.5
■鷲の湯源泉(旅館部家族風呂) ナトリウム-炭酸水素塩泉 45.0℃ pH=6.5 溶存物質計=1171.3mg Na=197.8mg(72.21mv%) K=13.8 NH3=2.6 Mg=9.6 Ca=39.0(16.37) Fe2=0.2 Fe3=0.8 Cl=20.0 HS=<0.1 SO4=1.8 HCO3=623.0 CO2=219.8 H2S=0.2


はしご湯のすすめ宮城県の温泉