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小屋原温泉【熊谷旅館】
大田市三瓶町小屋原1014-1
TEL(0854)83-2101

立寄り時間
問合せした方が無難/400円

宿泊しました
一泊二食9000円程
(ひとり宿泊)
小屋原温泉
含二酸化炭素-ナトリウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉
37.6℃ pH=6.0
蒸発残留物=5330mg
Na=1500mg K=130 Ca=260
Mg=64.0 Fe2+Fe3=2.3 F=0.4
Cl=2500 SO4=232.0
HCO3=1300 CO2=3100
H2SiO3=53.0 HBO2=140
(S55.2.4)




温泉巡りを目当てに山陰地方を訪問する人の殆どが宿泊地としてチョイスするであろう小屋原温泉「熊谷旅館」です。津軽における古遠部温泉的存在でしょうか。御多分にもれず私も宿泊しました。三瓶川に沿って建つ熊谷旅館は周囲を深い木々に囲まれた随分とアクセスの悪い場所に位置しています。レンタカーを借りなかった私は大田市駅からバスに乗り新池田へ。そこからはお宿の車で迎えに来ていただきました。途中の景色は山と田畑と少しばかりの民家が見える実に長閑なもの。

到着した熊谷旅館は、一見すると農村の公民館かなにかのよう。風情や鄙びはなく看板がなければ温泉旅館とは気が付かないかもしれません。客室は2階にあり、1階は浴室と食堂(広間)となっています。部屋はごく普通の和室旅館。浴衣、タオル、歯ブラシセット、お茶セットが置かれていました。

食事は1階の大広間でいただきます。訪問日は私の他に関西地方から来られた初老の男性5人組がいらっしゃったのですが、途中、道に迷ったとかで到着が遅れ、結局私ひとりポツンと寂しく食事をとる事に。食事内容は地のものを中心にした素朴な料理がテーブルに並びます。派手さはないものの、どれも丁寧に作られた美味しいものばかり。量も私にとっては多い位で大満足でした。「もう少し遅い時期に来られれば新蕎麦を食べていただけたのに」と、お宿の方。私が食事を終える頃、ようやく道に迷っていた男性5人組が到着したのですが「真っ暗で、道もややこしいし携帯も繋がらないしマイッタ!」とグッタリな御様子でした。

さて、お待ちかねの温泉です。かねがね「素晴らしい」と聞いていましたが、噂に違わぬ良いお湯でした。古びた木造廊下に四つの浴室が並び、大きさの異なる四角い浴槽がひとつづつ。各々を貸し切り利用できます。せっかくなので手前からひとつひとつ浸かってみる事にしました。湯はすべて同じようですが、浴槽の大きさが違うので印象も少しばかり違ったもの。仄かに貝汁濁りを帯びた湯は、人肌よりやや温かな程度なので長湯は必須。入った瞬間ピリピリと来るもので、体はアッという間に泡に包まれます。鼻下あたりまで浸かると唇もピリピリ。湯を飲むと炭酸の強い薄甘塩ダシ鉄味。浴槽も洗い場も析出物がゴッテリと付着し、浴槽底はゴツゴツとしたものになっていました。浴室は鄙びた風情があり薄暗い中での静かな湯浴みは秘湯ムード満点。窓の外は鬱蒼と繁る木々、そしてサラサラと流れる川の音だけが聞こえます。備品はシャンプー、石鹸。23時〜6時はお湯の入れ替えの為入浴不可。上がった直後は肌寒さを感じる湯ですが、次第にポカポカ、指先までもがポカポカ、まるで熱い湯に入ったみたく体が赤く火照っていたのにはビックリでした。

これだけ良い湯があるのだから、さぞや宿泊客で混むのだろうと思いきや、満室になる事はほとんど無いそう。ただ、昼間は地元の老人クラブで貸し切りにする事が時々あるそうで、そういう日は宿泊もお断りするらしい。お宿には女性大好きという犬「サブちゃん」もいて一緒に遊んでくれます。表玄関の「熊谷旅館」の看板下では殆どのお客さんが記念写真をとるとの事。私もすすめられましたが、へそ曲がりな私は「自分の写真は後で見ると飯が不味くなって嫌なのじゃー」と逃げて来ました。
(04年10月宿泊の感想)

(まぐぞー)




小屋原温泉「熊谷旅館」外観



宿泊した部屋



浴室1



浴室1
朝お湯を入れている途中
表面には膜と泡が沢山



浴室2
(ここが一番気に入った)




浴室2の湯口





熊谷旅館 浴室3




熊谷旅館 浴室4
ここだけ木造浴槽



熊谷旅館 夕食1




熊谷旅館 夕食2
栗御飯が美味しい



熊谷旅館 朝食



サブちゃん



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