はしご湯のすすめ秋田県の温泉


強首温泉 強首ホテル湯治館 強首温泉 強首ホテル湯治館

大仙市強首字上野台28-7
TEL(0187)77-2211
9時〜19時/400円
(お客さんがいない時は18時頃に終わる事も)
水、木曜日休み

訪問:04年8月、05年5月

強首温泉(大場崎・上野台の混合)
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
57.2℃ pH=6.9 溶存物質計=8750.9mg
Na=2209.8mg(65.10mv%) K=57.7NH4=2.1 Mg=51.8 Ca=899.9(30.41)
Sr=6.8 Ba=24.9 Mn=0.3 Fe2=6.0Fe3=0.6 F=0.5 Cl=5046.8(96.67)
Br=7.0 I=1.6 SO4=7.0 HCO3=281.7 H2SiO=112.6 HBO2=33.8 CO2=90.6
(S63.3.25)


強首温泉は石油・天然ガスの試掘にて湧出したそう。

「強首ホテル・湯治館」は「強首ホテル」の自炊部です。お宿に隣接の東北一大きい屋内ゲートボール場が一際目を引きます。立寄った時は湯治のお客さんも少なく、お宿をきりもりしているおばちゃんも暇そうでした。立寄りは400円で9-19時までですがお客さんが少ない時は18時頃で終わりにしているそうです。お風呂は男女別の内湯が一つだけあるだけ。1×2mちょいのタイル張り浴槽ですが赤茶色の鉄分と思われる析出でタイルはほとんど見えません。また浴室に入ったとたんにほのかにアブラ臭が鼻をつきます。湯は笹濁り、塩味、微苦味、アブラ臭。25L/min程度をパイプから浴槽へ投入の掛け流し。浴槽から湯が排出される通り道には析出がびっちりと付着しています。源泉は強首ホテルの所有で道路を挟んだ敷地に湧出箇所がある。他のお宿にも配湯しているそう、おばちゃんの話し。おばちゃんはもっとたくさん世間話をしたかったようだが次の湯巡りがあるので切りのいいとこで撤収しました。
(このレポは「みしゅらん」掲示板へ投稿した文に手を加えたものです)
(04年8月)

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前回、湯が素晴らしかったので再訪してみた。お宿を一人で切り盛りしているおばちゃんは、変わらずに元気。夏のお盆、ゴールデンウィークに訪れたがいずれもお客さんがおらず、おばちゃんも暇そう。浴室は変わらずに健在でうれしい。若干に赤茶の析出物がパワーアップしている。湯はアブラ臭が少し弱くなった気がする。強首温泉の中で、湯はココが一番良いと実感する。
(05年5月)

(三昧)



強首温泉は秋田県内の中でも比較的関東圏の方などには馴染みの薄い湯治場と思います。重厚な建物でお馴染みの「秘湯を守る会」の宿があるので、かろうじて名前位は御存知かもしれませんが。温泉場はほんの数軒の湯治宿が点在する侘びしい地区で、あとはただ、田畑と少しばかりの民家と商店がポツリポツリと佇むばかりです。有名な秘湯会のお宿は温泉宿の集まる地区からは随分と離れた所にポツンと位置し、強首本来のイメージとは、ちょっと違う感じもします。

さて、そんな強首温泉ですが、今回は「強首ホテル」の湯治部に立ち寄りしました。お隣の大きく立派なホテルとは別に、小さな鄙びの佇まいです。訪問時は昼間だというのに誰ひとりいません。受付のおばちゃんが実に退屈そうにしています。浴室は館内の奥の方にあり、男女別に内湯がひとつづつあります。浴室に一歩足を踏み入れて「おおおおっ〜!」思わず声をあげてしまいました。なにしろ浴室内は油臭と臭素の間の子のような臭いでムンムンだったからです。そして浴槽に目をやると、これまた「おおおおっ〜!」、3〜4人入られる浴槽からは、緑がかった黄土色の湯がジャンジャン溢れ出し、析出物も絶好調で付着しています。湯は熱めで、複雑な塩味。おばちゃんに「水でも入れて調節して」と言われましたが、これはこのまま楽しむしかないでしょう。うーん、秋田の隠し玉と言っても過言でない程、素晴らしい湯っこです。誰も居ない鄙びた浴室で、存分に黄土色の湯と香りを堪能しました。備品はシャンプー、ボディソープ。

湯上がりは、おばちゃんにすすめられるがままにソファーに座り、しばし雑談。「今は暑い夏だから湯治客が誰も来ない」とつまらなそうでした。ロビーに飾られたオバ様達のドレス姿の写真やら、ゲートボール大会のはなしやらを聞いたりしましたが、その間、体からは汗がダラダラと出て止まりません。相当な温まりの湯です。帰り際、すぐ横にあるという源泉湧出地を見学。おばちゃんによると、強首の温泉宿は皆ここからの配湯で、遠く離れた「秘湯会の宿」にまで送っているそう。本当かな?だとしたら、ドえらい距離の配湯だけれど。
(04年8月)

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前回訪問時のインパクトが強く再訪しました。相変わらず発汗の凄い湯です。そしてこれまた相変わらずですが、お客さんがおりません。週一だった湯治部の休館日が週二になり、いずれ近隣のお宿のように閉館してしまうんじゃないかと心配でなりません。強首温泉はマスコミ露出度の高い秘湯会のお宿の一人勝ちのような状態で、これには非常に歯がゆい思いをしています。お湯の質は湯元に近いエリアの方が良いワケで、ぜひとも「強首ホテル湯治部」や「おも観荘」へも足を運んで欲しいと思うのです。

そんなワケで強首ホテル湯治部ですが、受付け嬢のおばちゃんは今回も優しく迎えてくださいました。ただ、やはりお客さんが少ないのが気掛かりなようで、「湯っこはいいのに、なんでお客さんが来ないのか?」と溜め息をついていました。
(05年5月)

(まぐぞー)




男性浴室



男性浴室 湯口



析出物がコッテリ付着



女性浴室


浴室入口


湯元


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