はしご湯のすすめ福島県の温泉


西山温泉 下の湯旅館
西山温泉 下の湯旅館

河沼郡柳津町西山温泉
TEL(0241)43-2021
要問合せ/400円


下の湯
含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)
69.6℃ pH=6.8 5.0L/min(自然湧出) 溶存物質計=5221mg
Na=1639mg(90.77mv%) K=199.6 Mg=2.6 Ca=31.1 Al=0.4 Mn=0.4 Fe2=0.1
Li=2.2 F=1.2 Cl=2224(80.38) HS=0.9 SO4=290.9 HCO3=556.0 Br=4.0
I=0.5 H2SiO3=155.7 HBO2=112.1 HAsO2=0.6 CO2=128.6 H2S=1.7
(H5.9.21)



西山温泉の鄙びたお宿「下の湯」です。ココへ到達するには吊り橋を歩いて渡って行かなくてはなりません。到着するとお宿のどこにも「下の湯」などの看板や案内などが掲げられていなくホントにココがそうなのか心配してしまいました。人様の民家風な外観。入湯を申し出るとなんなくOkでした。

玄関から廊下を奥へ進むと浴室があります。簡素なコンクリ製風呂が2つで混浴です。片方の浴槽は48℃もありとても浸かることができません。もう片方は42℃とちょうど良い湯加減。ココはなんと言っても湯質の良さです。無色透明で焦げたような硫黄臭、とろみ感のある湯、塩味ダシ味で複雑な湯です。湯華も漂っています。言う間でも無くかけ流し。とても温まる湯で浴後は汗がなかなかひきません。

また分析書を見ると塩化物泉とありますが、HS=0.9 H2S=1.7の数値から硫化水素型の硫黄泉ではなかろうか。気に入ったお宿。
(04年6月)

(三昧)



隠れ里のような西山温泉の中でも、ひときわ隠れている下の湯です。西山温泉を訪問する度に一軒一軒温泉を訪問していたのですが、既に営業を止めている所を除いて、ここが残る最後の一軒となりました。「下の湯」は看板が出ていないので初めて訪問する場合は見つけにくいかと思いますが、「中の湯」前の橋を渡ると右手に「滝の湯」があります。その左脇に細い小道があり、そこを進んだ先にあります。道のどん突きに吊り橋があり、渡った左手の一見普通の農家のようなお宅が「下の湯」です。

浴室は混浴ひとつきりですが、訪問時は他にお客さんがいなかった為のんびり浸かる事ができました。浴室にあるのは実にシンプルなコンクリの内湯浴槽のみで、熱湯・温湯と仕切りによってわけられているのですが、温湯の方でも相当熱く、熱湯にいたっては、おそらく人間の耐えうる湯温を超えているであろうと思われます。湯は熱湯槽に流し込まれ、続いて細い切れ目のような所から少しづつ温湯の方に注がれます。これがまた絶品の湯で無色透明トロミ有り、焦げた硫黄のゴムにも似た臭いが浴室内に充満し、もうたまりません。熱湯の方には白い溶き玉子状湯花。湯は、飲むとこれまた美味で、薄塩ダシのタマゴスープ味。浴感や浴室の雰囲気が新湯の女湯に似ていると思いました。この日はまるで真夏のような晴天。浴室の窓からは青々とした緑が葉を揺らし、そして爽やかな川面の風が吹き込みます。あまりに静かなひとときで、遠い昔にタイムスリップしたかのような錯角に陥りました。
(04年6月)

(まぐぞー)




普通の民家



浴室は混浴ひとつのみ



熱い湯には白い湯花



お湯は美味しい


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