はしご湯のすすめ宮城県の温泉


東鳴子温泉 田中温泉
東鳴子温泉 田中温泉

※閉館しました

玉造郡鳴子町大口字鷲ノ巣24
8時〜20時/200円

訪問:04年1月、05年9月

■田中温泉源泉(土蔵わき)/ナトリウム-炭酸水素塩泉
■田中温泉源泉(堰向かい)/ナトリウム-炭酸水素塩泉

→詳しい成分内容はこのページの一番下


とても印象に残ったお宿の一つです。はたしてこのお宿は営業しているのかどうか?そんな事を感じながらの入館となりました。夕方も日が暮れる頃に訪問、電気が付いていないので心配。真っ暗なフロントのガラス越しにおばあちゃんが横になって寝ている。はて?入湯できるのかな。良く見ると入浴料200円の案内書きが、、、。後から来たお客さんがお金をフロントに置いていく。自分もならって同じく200円を置く。晴れて入湯へこぎつく。相変わらず館内は暗く妙な感じ。

お風呂は混浴大浴場、女性浴場、貸し切り浴槽が2つある。とりあえずは2つある貸し切りの家族風呂から。両方とも内側から鍵をかけて貸し切りにできる。石造り浴槽で2人が浸かれる大きさです。湯は薄紅茶色透明、弱アブラ臭?モール臭?弱つるすべ感の湯。混浴大浴場はかなりの薄暗さで妙な感じです。湯色は暗いので不明、アブラ臭で金気味、他のお客さんは浴室隅のほうで独り静かに体を洗ってます。湯治客も宿泊で何人かの方が宿泊しているようです。
(04年1月)

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鳴子温泉郷の中でもお気に入りの東鳴子温泉。その東鳴子にある田中温泉に再訪問してみました。昼間の明るい時間に立ち寄るのは初なので、じっくりと湯を堪能しようと立ち寄りしました。受付帳場と言って良いのかは分かりませんが、ガラス越しの向こう側にはおばあちゃんが居られて受付て頂いた。

混浴大浴場のお湯具合いを確認したかったので、すぐに浴室へ。細長い不思議な浴槽に満たされている湯は、なんとも好みです。灰色がかった緑色というのでしょうか??焚き火をした新聞紙の燃えカスのような、黒い大小様々な湯鼻がごっそりと浴槽底に沈殿しています。両手で掻き混ぜてみると、浴槽内は黒い湯華が漂い妙な感じです。弱アブラ臭、つるすべ浴感の43℃と熱め。また、もう一つに適温の浴槽もあります。熱め浴槽と比較すると、ややお湯の新鮮さに欠けているように思えました。ココの浴槽はさっさと浸かって撤収する。

今回、受付のおばあちゃんにいろいろ聞いてみた。なかなかの話好きで話出したら止まらない。因みに旅館部の旅籠(はたご)は日帰り可能浴場とは別源泉の浴槽があり2食付きで6000円、7000円、8000円の設定。おばあちゃん談「あたしが言うのもなんだが豪華な料理が食べられて、これで6000円かとビックリするよ」との事だが、、、。真相は不明。
(05年9月)

(三昧)


宿泊した高友旅館の斜向かいにあったので立ち寄ってみました。表から見える玄関は2箇所あり、入浴の場合は向かって左側の方へ行きます。夕方訪問したのですが、館内は受付事務所以外の電気は殆ど消され無気味な程真っ暗。たまたま同時に入って来た近所の奥さんが浴室の説明をいろいろしてくれたので助かりました。

奥さんに連れられて、まずは家族風呂へ。ひとり入ると満杯になってしまう小さな浴室がふたつ並んでいて、各々中から鍵をかけられます。湯は二ケ所とも同じでしたが、せっかくなので両方入ってみる事に。浴室は片方が小さく、もう片方がそれよりひとまわり大きい。小さい方は熱め、大きい方はやや温めでした。スベスベする湯は油臭。薄茶色の湯の中に溶きタマゴのような薄茶色の湯花漂うものでした。飲むと重油っぽい味が口に残ります。

続いて家族風呂の向かいにある「女性用浴室」へ。こちらは瓜のような細長い形をした浴槽で、3-4人も入れば一杯になってしまう大きさ。お湯は家族風呂のものと一緒。こちらの方が浴室の扉を開けた瞬間の油臭は強かった。一緒に湯浴みしたおばあちゃんが「ここに宿泊して湯治している」と仰ったのには少しビックリ。なにしろ浴室と事務所以外の館内電気は殆ど消されていたので、てっきり宿泊客はいないものかと思っていました。湯浴み後おばあちゃんは、真っ暗な廊下の向こうの闇の中に、ゆっくりゆっくりと消えてゆきました。この他日帰りで立ち寄りできる浴室に混浴大浴場があります。こちらは中庭のようなスペースを囲むドーナッツ型の不思議な浴槽で、家族風呂や女性風呂と比べるとかなり広々としています。お湯も前出の二ケ所とは違ったもので、御近所の銭湯的存在なのか、ひっきりなしに湯浴み客が訪れていました。
(04年1月)

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田中温泉を再訪しました。前回は夕方の訪問だったので湯の様子がいまいちわからず、また、宿の古さと館内照明の少なさも手伝って、なんともオドロオドロとした印象を受けたのですが、明るいうちの田中温泉はそんな事はありませんでした。

まずは前回、暗さと湯気で暗中模索状態だった混浴大浴場へ。以前は露天風呂でもあったのかと思える円形の空間を囲むように細長く彎曲した浴槽がひとつ。相変わらずの油っぽい臭いの漂う黒みがかった湯が満たされています。適温のスベスベとした浴感で、湯の中には黒い湯花が大量に浮遊。色、臭い、風情共に「ああ、東鳴子に来たなぁ」と旅情心をくすぐられる湯です。この浴場内にはもうひとつ小さめの浴槽があり、そちらには触るのも危険な熱めの無色透明湯が少量流し込まれ、浴槽内で白湯花漂う黒みがかった「ぬるめ」となっています。飲泉コップが置かれていたので一口飲んでみたところ、「もったり」とした機械油のような風味を感じました。

続いて女性湯と貸しきり湯へ。こちらは湯溜め中で、今回は見学のみとなりました。まだ誰も入っていない為か表面がバキバキの湯膜で覆われ、そっと手を入るとノペノペと張り付いて来ます。

さて帰り際、女将さんがいらしたので少しばかり立ち話。なんでもこの田中旅館は平安からの歴史があるそうで「実は私も知らなかったのよ、最近になって、絵巻っていうの?そういうのに記されているのを発見したの」と。また、女将さんによると旅籠部には日帰り不可の別源泉もあるとの事で「へぇー、それはどんなお湯なんですか?」と聞いたところ「同じ敷地で出てるから、たいして変わらないけれどね、ふふふっ」との事でありました。
(05年9月)

(まぐぞー)



混浴大浴場


黒ずんだ湯が満たされる


無数の黒湯花



大きな黒湯花も


混浴大浴場
もうひとつの浴槽


大浴場の脱衣所



女性浴槽


女性浴槽湯口


家族風呂その1



家族風呂その2


受付


お客さんのワンコ

■田中温泉源泉(土蔵わき)/ナトリウム-炭酸水素塩泉/80.5℃ K=30.0mg Na=231.0(64.9mv%) NH3=7.5 Ca=47.2(15.2) Mg=22.8(12.1) Fe2=0.8 Cl=38.2 SO4=42.8 HCO3=820.8(86.9) CO2=257.7
■田中温泉源泉(堰向かい)/ナトリウム-炭酸水素塩泉/80.5℃ K=40.0mg Na=308.5(78.4mv%) NH3=7.5 Ca=29.2 Mg=2.6 Cl=61.7(10.1) SO4=39.1 HCO3=885.3 HS=0.7 CO2=281.3 H2S=1.0


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