はしご湯のすすめ山形県の温泉


蔵王温泉 川原湯共同浴場
蔵王温泉 川原湯共同浴場

0236-94-9328(蔵王温泉観光協会)
6時〜22時
200円

訪問:03年5月、11月、06年3月、8月、12月、08年1月、9月、09年8月



蔵王の共同浴場の一つ、「川原湯共同浴場」に再訪しました。外観の木造湯小屋はいかにも浴舎という雰囲気が漂っている建物となっています。5人サイズの長方形浴槽は底がスノコ状になっている造り。そのスノコの下部より源泉が湧出しており、お湯は新鮮そのものです。浴槽脇の塩ビ管からは水が投入されていて、常時15L/minほど加水されていました。湯温は44℃、きれいに透き通ったお湯はほんのり青みがかった様にも見えます。浴槽底のスノコには黄白い湯華がたっぷりと付着。濃厚な酸性湯でタマゴ臭、みょうばん臭がたまらん臭になっています。

お湯がきれいに透き通っていたので、気になってスノコの下を観察してみました。そこには大量の湯華が堆積しています。ちょっとだけ手で仰いでみると湯華が舞い上がってきてしまいました。あまり長湯は出来ませんが、出たり入ったりを繰り返して湯を満喫してしまいました。お湯で顔をザブザブしたら、肌が突っ張る感じ。それにしてもこの浴舎にこの浴槽、そしてこのお湯、どれをとっても良いものです。
(06年3月)

(三昧)



細い路地にある共同浴場。風情ある浴室の中を覗くと、足元がスノコ状の長方形木造浴槽がひとつ。実に素朴な造りです。3〜4人程が入られる大きさの浴槽からは絶え間なく湯が溢れ出し、洗い場は全面水没状態。青々と澄んだ湯は、まるで山奥にひっそりと湧き出る泉のように神秘的。そんな美しい光景に見惚れつつ浴室に足を踏み入れると・・「あちちちちっ!」。これがまた、結構な熱湯でありました。

熱さに悶絶しつつの掛け湯の後、意を決して浴槽へ。「くぅーっ」と唸りながら体を沈めるとザブーン!湯が洗い場に大洪水をもたらし風呂桶もクルクル踊る。しばらく湯浴みをしていたものの、結構な熱さに「こりゃたまらん」と洗い場に避難するも、浴槽から溢れる熱湯がザブザブ。体全体を包む湯も熱いですが、微妙に尻や足に打ち寄せる湯はもっと熱く感じる。というより痛い。浴槽の縁に爪先立ちで立ってみたり、片足になってみたり。逃げ場のない洗い場で悪戦苦闘。これが独りだったからいいものの、端から見るとかなり間抜けだったかも。

どうやらこの川原湯共同浴場、浴槽底より新鮮な湯が湧き出ているようで、鮮度は素晴らしくいいです。壁づたいに細い管がのび、少しばかりの差し水も。強い明礬臭と硫黄が香る湯で、口に含むと「スー−ッパイ!」。暖かな時期もいいですが、寒い雪の日に入ったらば、ジーンと染み入る感がたまらなく心地よかった。それにしても浴槽側面と足元がスノコというのは、なんとも不思議な気分。スノコの先を覗き込むと、ずっと奥まで湯が広がり、それが果てしない宇宙のようにも思えて、熱い湯に入っていながら、なぜかこう「ゾクッ」と来るものがありました。
(06年3月)

…………………

再訪しました。が、今回は今までで一番ぬるく、湯汚れもあり、およそ川原湯らしからぬ状態の湯。「湯汚れ」に関してはスキーシーズンなので利用客が多く仕方ない事ですが、「ぬる湯」に関しては男性側による加水口の細工に原因があるようです。送水管の構造上、単純に加水口を塞ぐ方法だと男性側の水までも女性側に流れ込んでしまい水量が倍になってしまう。しかも、誰かがその細工をした後、元に戻さず浴室を出てしまったもんだから、御近所さんも「これじゃあ全然温まらないわね〜」と苦笑いする程。そんな女性湯の状況を察知してか、男性側にいた御近所のオジサンが浴槽に水が流れ込まないようにしてくれ、なんとか湯温は回復。これまでは、ゾクッとする程に神秘的に澄んだ湯も、本日はベタっとした白濁り。パーフェクトな川原湯にも、こういう時があるんですね。

というワケで、あまりに心残りだったので翌朝も訪問。すると、いつもの綺麗に澄んだ熱湯が溢れ、昨夜の悔しさをすっかり取り戻した湯浴みとなりました。
(06年12月)

(まぐぞー)




男性浴室




スノコの底に湯花が
たっぷり沈殿



脱衣所から見た
女性浴室



女性浴槽




スノコの向こうは
男性浴槽



男女とも、少しぱかりの
差し水もあります



路地の途中に
建っています


裏から見ると
湯小屋の全景がよくわかります


贅沢な捨て湯



河原湯共同浴場源泉 酸性-含鉄・硫黄・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 48.1℃ pH=1.45 蒸発残留物=3770mg H=36.1mg Na=75.6 K=58.7 Mg=77.6 Ca=114.4 Al=298.4 Mn=4.0 Fe2=89.5 F=23.9 Cl=783.5 Br=4.1 I=0.5 HSO4=2661 SO4=1975 H2SiO3=146.7 HBO2=4.3 CO2=387.0 H2S=18.4 (S63.10.21) ※加水あり


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