はしご湯のすすめ福島県の温泉


中ノ沢温泉 西村屋 中ノ沢温泉 西村屋

耶麻郡猪苗代町大字蚕養字沼尻山甲2855
TEL(0242)64-3311
立寄り時間要問合せ/500円(HPには530円と記載あり)

訪問:06年11月

沼尻元湯
酸性-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
71.8℃ pH=1.9 10000L/min(自然湧出) 溶存物質計=3002mg
H=15.0mg(32.94mv%) Na=55.2 K=23.0 Mg=41.0 Ca=264.0(29.15) Sr=0.4
Al=90.2(22.20) Mn=2.0 Fe2=18.2 Zn=0.3 F=23.8 Cl=377.6(22.70) Br=4.0
HSO4=433.6 SO4=1465(65.00) H2SiO3=157.4 HBO2=17.8 H2SO4=13.8 H3PO4=0.1
(H16.9.16)
※温泉利用状況=全ての項目該当なし(ただし温度調整の為、浴槽に加水する事があります)


中ノ沢温泉は沼尻の源泉を引き湯して利用している温泉地。立寄りしたのは朝から受付けている「西村屋」。ここへ来るまで土湯峠を経由したが、11月半ばとなると峠周辺の山々は既に薄っすらと雪化粧をしていた。朝の一番にも関わらずお宿の快い対応に感謝です。

浴室は「内湯岩風呂」「露天風呂」「家族風呂」の三箇所あり全ての浴室を立寄りでも利用可能です。さっそく「内湯岩風呂」から行ってみました。掲示の案内によると内湯岩風呂は時間帯により男女交代?になるようです。浴室中央には巨岩を配置、それを仕切りに左右に一つずつ浴槽があります。左手にあるタイル浴槽は横長のもので6-7人サイズの広さ。お湯は見た目では半透明ですが、浴槽底を見てみると黄白い湯華がたっぷりと沈殿しているのが分かります。試しに掻き混ぜてみたら見事な黄白色完全濁りに変身。強レモン風味、タマゴ臭はほとんど感じられない程度あり。明礬臭にキシキシづいた浴感があります。巨岩上部の塩ビパイプより、48℃の湯を35L/minほど浴槽へ落とし込んでいます。滑り台のような投入方法です。反対側、岩の右手には3人サイズの縦長浴槽もあります。お湯の状況も先の浴槽と同じ、投入量は20L/minほど。岩が浴室中央にあるため、左右の浴槽はお互いの姿が見えない設計になっています。以前に湯元に近い通称「沼尻元湯」にも浸かったことがありましたが、その時はタマゴ臭が目立ったものでした。ここでは引き湯の影響か?タマゴ臭がほとんど感じられないのが残念。

また、二つある家族風呂は立寄りでも利用できるのが嬉しいです。どちらも木造りの浴槽、ただし形は四角や丸だのと多少の違いがあります。今回は3-4人サイズ、四分の一楕円形の木風呂を利用。脱衣所内側より施錠して貸切利用します。お湯はパッと見では無色透明ですが浴槽底に湯華が沈殿しており、湯浴みして掻き混ぜられると半白濁に変化。ちょっと温めに感じたが実測44℃ありちょっと驚き、湯口では48℃。お湯は「岩風呂」と比べると少々こなれた感じのマイルド感がある。

男女別の露天風呂もあります。独立した湯小屋で半分屋根掛けされた露天風呂となっています。5-6人サイズ浴槽は変形のもので、元々のコンクリを塗料などでコーティングしたような状態。湯は青みがかった白濁、みょうばん臭に金属臭がします。湯口ではレモン酸味の中に弱く甘みを感じます。タマゴ臭は殆ど感じられません。湯温44℃、湯口48℃。岩の裂け目の湯口より堂々と80-90L/minもの大量掛け流し。渓流が眼下に流れており、流れの音をバックに聞きながらの湯浴みとなりました。沼尻の引き湯ですが、結構楽しめるお湯。
(06年11月)

(三昧)



豪快な川の温泉として有名な沼尻元湯を引き湯した「中ノ沢温泉」にある旅館です。朝の訪問だったのですが、オソルオソル立寄りを伺うと快くOKをくださりました。やや大きめの観光旅館といった趣ですが、ちょっと古びた感じがあり、帳場まわりや玄関などにはダンボールに入った荷物や食材が乱雑に置かれ、少々雑然とした印象も。

浴室は大きくわけて三箇所あり、全て立寄りOKとの事。まず向かったのが「内湯岩風呂」ですが、ここは時間により男女入替え制となるようです。浴室内には大きな岩を挟んで二つのタイル浴槽があり、ひとつが適温〜ぬるめの3人サイズ、もうひとつがやや熱め〜適温の6〜7人サイズとなっています。無色透明の湯は結構な掛け流し、浴槽底には黄白い湯花がゴッソリ沈殿、湯に浸かるとアッという間に黄色を帯びた白濁湯となります。湯面からはプーンと甘ったるい明礬臭が漂い、口に含むと柑橘系にも似た強い酸味を感じます。比較的ヌルついた肌触りがあるもののキシキシ感もあり、肌にジーンと染み入る湯です。窓の外は林が迫り、すぐ近くでヤマガラが飛びまわっていました。

続いて家族湯へと向かいました。家族湯は二つの浴室が並び、それぞれ形の違う木造浴槽が造られています。それぞれの浴室には小さく「男」「女」との表示もされていたので、場合によっては別浴内湯となるのかもしれません。二つある浴室のうち、三昧は扇型浴槽の浴室を選んだので、私は長方形浴槽へ入ってみました。こぢんまりとした浴室に3人サイズの浴槽がひとつ。湯は先程の「内湯岩風呂」と一緒ですが、こちらの方がやや投入量が絞られていたためか、柔らかくこなれた印象がありました。

最後に「男女別露天風呂」へと向かいました。こちらは独立した湯小屋に湾曲した10人弱サイズの浴槽があります。無色透明熱めの湯がドカドカと投入され、溢れ出しも充分。浴槽底には湯花が沈殿し、足で踏むとフカフカと気持ちの良い肌触りがあります。通常は加水無しの熱め設定のようですが、管を使い自由加水も可能となっています。周囲は林が広がり、すぐ目の前には川が流れるというなかなかの癒しロケーションです。お宿自体はやや古びていますが、各浴場は綺麗に保たれ、お湯もなかなかでした。
(06年11月)

(まぐぞー)




西村屋外観




内湯岩風呂
浴槽(大)



浴槽(大)
別の角度から



浴槽(大)・湯口



浴槽底には
湯花たっぷり沈殿


内湯岩風呂
浴槽(小)



家族湯・1



浴槽底



湯口



窓からの眺め


気になる石鹸


オヤジ臭よサヨウナラ



家族湯・2


浴槽


湯口



露天風呂湯小屋



男性露天風呂



男性湯口



女性露天風呂


底には湯花


加水は、これを利用


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