はしご湯のすすめ青森県の温泉


下風呂温泉 かどや旅館
下風呂温泉 かどや旅館

下北郡風間浦村大字下風呂字下風呂81
TEL(0175)36-2136
立寄りに関しては確認忘れ
宿泊しました:大晦日宿泊で一泊二食10000円利用

訪問:05年12月(泊)

新湯/含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)/74.5℃ pH=7.2 24.3L/min 溶存物質計=3631.8mg Na=882.0mg(69.88mv%) K=102.2 NH4=1.5 Mg=45.4 Ca=194.0(17.63) Mn=6.6 Li=1.3 F=2.0 Cl=1655(85.12) Br=2.8 I=0.9 SO4=255.0 HCO3=164.7 H2SiO3=87.1 HBO2=231.0 CO2=51.3 H2S=13.1 (H14.2.13)


下風呂温泉で前々から宿泊先にしたいと思っていた「かどや旅館」に宿泊する事ができました。年末の下風呂温泉は人出も少なく、静かにのんびりと過ごすには最適なところです。今回はかどやさんにて、めでたくお正月を迎える事ができました。チェックイン後は荷物を置くなり、近隣お宿のお風呂へ立ち寄りさせていただく。

お宿に戻り、しばらくすると夕食となった。食べきれない程の品数がお膳に並べられ、お銚子も一本付きなのが嬉しい。山海の食材バランスが良く、どれも美味しく頂くことが出来た。大晦日の振る舞いとして、21時過ぎに年越し蕎麦のサービスがあるとの事で楽しみにしていた。食後は湯巡りの疲れもあり、布団で横になるとウトウトして寝てしまった。ふと気づくと仲居さんが年越し蕎麦を差し入れに来てくれた。

お風呂は部屋の廊下より階下に進んだ場所にある。男女別内湯が一つずつの浴室だ。変形型のタイル浴槽はなんの変哲もないシンプルなものですが、それがまた良いのです。ゆったりと4人ほどが入れる広さの浴槽には、薄く白っぽく濁った湯が満たされています。浴室には上品なタマゴ臭がほんのりと漂います。浴槽隅にある岩の湯口より塩ビ管が伸びており、その先端には湯華を除去する為に布が被せてあります。結構な量の湯華が溜まっているのか、その重みで下に垂れ下がっていると推測できます。薄白濁り、弱酸味に弱キシ感の湯。誰も居ない浴槽は、しばらくは誰も浸かっていなかったのか、湯の表面だけが熱いです。適度に湯揉みをすると43℃ほどになり、一人で浴槽を独占してしまいました。近くの「新湯共同浴場」と同一の源泉を利用していますが、比べものにならないほどにこちらは湯使いが良くコンディション良しの状態です。

新湯源泉について御主人より話を聞く事ができた。源泉は鉄製の蓋が常時されており、ガス抜きのパイプ管が空中に突き出ている。共同浴場と各旅館に配湯するために、蓋の中は配管がありそこに湯華が溜まってしまうらしい。それを放っておくと、湯華が詰ってしまい配湯量が減ってしまうとの事である。マメな手入れが必要ということであった。他に共同浴場、旅館組合、浜湯系の源泉のことについてのお話や裏話をお伺いすることが出来た。
(05年12月大晦日)

(三昧)


少し前ですが、「新湯に関する事なら、かどや旅館の御主人が一番詳しい」と御紹介いただき、いろいろ教えていただいた事があります。そんな事もあり、「次に下風呂を訪問する際は是非かどやさんに宿泊しよう」と決めておりました。そこで今回、大晦日の宿泊となったわけであります。

「かどや旅館」は新湯のすぐ近くに並ぶ温泉旅館の一軒です。こじんまりとした気取りのない旅館で、この日の滞在は、私達の他には60年来の湯治客という御夫婦一組だけです。冬場の下風呂は雪のないシーズンと比べ極端に客が少ないようで、一組もお客さんがいないお宿も珍しくありません。

部屋は十畳程の和室へ通されました。派手さのないシンプルな部屋ですが、綺麗に清掃され気持ち良く利用できます。外は雪の降り積もる真冬でしたが暖房が効いてポカポカ。テレビ(無料)、浴衣、タオル、バスタオル、歯ブラシセット、お茶セットがあり、トイレは共同。部屋に鍵はなく、貴重品ボックスもないので、金品が心配な場合はお宿に預けます。窓を開けるとすぐ横にお隣の壁が迫り、眺望うんぬんはありませんが、屋根の向こうにほんの少しだけ海が見えました。夏場はお宿独自のサービスとして車にて漁り火見学にも連れて行ってくれるとの事。このお宿で特別印象的だったのは、黒光りするトイレ!四方を囲む壁が黒光りなんですが、初めて入った時は思わず「おおぉ!?」と怯んでしまった。なんというか・・ここだけは不思議なセンスです。

さて、お風呂ですが、男女別に各々シンプルなタイル浴槽がひとつあります。女性用は2人サイズでしたが、男性用はもう少し大きいようでした。湯花ネットの取り付けられた湯口より熱い湯が流し込まれ、浴槽内でやや熱めの薄白濁。上層に熱い湯が漂っているので、入浴前に大きく湯揉みするといいかもしれません。細かな白湯花が無数に舞う湯で、浴槽から常にサラサラと掛け流し。そっと浸かるとザバーッと豪快に溢れ出し、洗い場は洪水状態。湯面からは香ばしいタマゴ臭が漂い、口に含むと薄ダシ塩タマゴ味。湯浴み客が少ない為か、新鮮で心地よい湯です。新湯共同浴場に浸かった後この湯に浸かると、いかに「かどや」の湯使いが良いかが認識できるかと思います。洗い場にはシャワーはなく、備品も石鹸のみ。ここでは、お湯をじっくり楽しみたい。

お楽しみの食事は部屋出しです。海の旅館らしく、夕食、朝食とも魚介類満載でした。魚介類だけでなく、野菜を使った煮物等もバランス良く美味しくいただけました。夕食を終える頃にはお腹がパンパン、大満足です。更にお宿のサービスとして夜9時半頃「年越し蕎麦」もいただく事ができました。

夕食後は新年を迎えるまで部屋でゴロゴロ。そして零時を過ぎた頃、大湯共同浴場裏手にある神社へ初詣。その後、大湯にて「初湯」(元日は特別に夜中も無料開放される)。地元の方々と楽しく新年を迎え、心に残る年明けとなりました。翌朝、「かどや」の御主人に案内していただき新湯の湯元を見学。源泉についてや、共同浴場の現状等を伺う事ができました。お宿の前のお寺さんでは、丁度元旦の獅子舞神楽が行われています。地元青年団によるものでしょうか、見事な舞と神楽に感心してしまいました。

かどや旅館は派手さのない地味なお宿で、海岸沿いにも面していませんが、新湯共同浴場に近く、湯をとても良い状態で楽しむ事ができます。また、御主人や女将さんも人当たりが良く、気兼なく滞在する事のできるお宿でした。
(05年12月大晦日)

(まぐぞー)



女性浴室




湯口&湯花ネット
夕方はこんな具合でしたが・・



翌朝は、湯花がたまり
こんな姿に・・



男性浴室



魚介類満載の夕食
夕食の詳しい画像


朝食も盛り沢山
朝食の詳しい画像



宿泊した部屋


かどや御主人


はしご湯のすすめ青森県の温泉