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「1日のスケジュール表」を円グラフに

 1日24時間を1つの円であらわし、たとえば毎日の睡眠時間を比較したり、受験勉強の時間割にしたり。 そんな「1日のスケジュール表」をエクセルのグラフ機能で作れないか、試してみました。
 以下はエクセル2007での手順・作成例ですが、2002などでも同様です、適宜読みかえてください。
   
 グラフ(a)は毎日の睡眠時間を記録するためのもの。
 就寝時刻が24時以前だと「睡眠」の枠が2つにわかれてしまいますが、この2つを同じ塗りつぶしの色に変更し、一方の「睡眠」のラベルを削除しました。
 エクセルのグラフなので、もとのデータの変更を変更すると連動します。ただそれぞれの開始時刻を連動して表示させるのはギブアップ。例では、就寝時刻と起床時刻をテキストボックスに入力したものを手動で配置しています。

 グラフ(b) は受験対策の時間割。(エクセル・ワードのMOSとか…昔はMOUSでした)
 それぞれの所要時間を目立たせるために、周囲に時計の文字盤のようなものを置いてみました。(a) と同じようにテキストボックスを1個1個時刻の位置に置いてもいいのですが、位置合わせなどちょっと大変そうです。

「時計の文字盤」の作り方 

 1日24時間を、ここでは0から23で表示することにして、左のような表を作成しました。
 A列は「'」(クォーテーション=アポストロフィ)を付けて文字列として入力しています。
 それぞれの値が「1」のものを24個ということで、B列は数値ですべて1と入力。
 この表を範囲選択して、 [グラフ] → [グラフの種類] を [ドーナツ] にして、完了。
  

 [凡例] は不要なので、非表示に。
 データラベルを「表示」にすると、「値」つまりこの例では全部「1」になってしまいます。そこで、 [データラベルの書式設定] → [ラベルオプション] → [ラベルの内容] から、「値」のチェックを外して、「分類名」にチェック。
 下図のようにもとの表のA列の「分類名」が表示されます。
   

 [データ系列の書式設定] → [系列のオプション] → [ドーナツの穴の大きさ] から、スライダ(つまみ)をドラグ、または数値を入力して、スリムなドーナツに変形します。
    

 枠の塗りつぶしや文字色は、それぞれの書式設定から変更。下図2つ目は、もとデータを12時間表記に変更(午前と午後と違う色にしたら見やすいかも←ここでは省略)。
 2つ目の例はプロットエリア(グラフの部分)を [コピー] → [図として貼り付け] から図に変換してあります。ここからはグラフとしての編集は不要なので、図にした方が扱いやすそう。
 白色の部分を図ツールの [色の変更] → [透明色を指定] で透明化。これを適当な大きさに拡大縮小し、別の円グラフにかぶせたりして使えます。
 右の例では、グラフのかわりに図形(オートシェイプ)の「パイ」を使っています。(2002の「パイ」→下記
 例えば睡眠時間だけの記録のような場面では、パイを適当なサイズに変更してドーナツの中に配置。をドラグして開き加減を調整することで、それなりの形になります・・・ね。
     

スケジュール表から円グラフを作成する

 例は受験対策の時間割です、MOS合格に向けて、毎日これだけがんばっちゃうぞ、と。

A列・項目  午前0時をまたがる場合も、まず午前0時スタートとして書いていきます。
C列・開始時刻  スタートは0:00、以下、A列の項目の開始時刻を記入して行きます。
 例では「就寝」の開始時刻は「0:00」ですが、たとえば0時以前、23時に就寝という場合は、その「23:00」の下のセルを「0:00」にします。
   

B列・所要時間  セルB2には、項目「ウォーキング」の開始時刻(=起床時刻)-「睡眠」の開始時刻(=就寝時刻)の計算式を入力します。B2の式は、「=C3-C2」ですね、これをセルB10までドラグ→式がコピーされ、それぞれの所要時間が表示されます。
 セルB11には合計の計算式を入れて、「24時間」になっていることを確認してくださいね。

・円グラフの挿入    このデータ表のセルA1からB10を範囲選択→ [挿入] → [円グラフ]
      
 右図のような円グラフが作成されます。
 タイトル「時間」は適当なタイトル名に変更、または削除。必要なら塗りつぶしの色を変更。
 グラフの中に項目名を表示するには、[データラベル] の設定画面(上記「時計の文字盤」参照)→「分類名」にチェックを入れます。グラフ内に項目名を入れると凡例は不要なので削除。
  (これにドーナツを重ねて、↑最初のグラフ(b)が完成)

・棒グラフに変更   「1日のスケジュール表」は棒グラフの形でも使われていますね。
 上の円グラフを選択し、 [グラフの種類の変更] → [横棒] → [100%積み上げ横棒] にしたのが、下図・左。
 いや、こうじゃなくて・・・この状態で、 [行・列の切り替え] をクリックすると、右のようになりました。
  
 さらに、凡例の位置を変えたり目盛の間隔を変更(「0.5」にすればラインが正午の位置になりますね)、色の変更など。
   

オートシェイプの「パイ」

 エクセル2002の [基本図形] には「パイ」はありませんが、「円弧」や「扇型」が使えます。
 左は [基本図形] →「円弧」。をドラグ→ぬりつぶし。
 右は [その他のオートシェイプ] →「扇型」。影効果を「なし」、ぬりつぶし。
 
      

(追記) 時計の文字盤をデータラベルで作成 

 上の例では、「1時台」という表示になってしまいます。文字盤の数字を時刻「1時」ちょうどにあわせられないか、円グラフの [データラベル] で試してみました。(この項はエクセル2002を使用)

 元データのA列は1から24(文字列)とし、円グラフを作成。
  [データ系列の書式設定] → [ラベルの内容] を「分類名」に。「引き出し線を表示する」をOFF。
 図のように、円の外側に「時刻」を表示。(円グラフが小さいとラベルの位置がずれてしまいます)

   

 [データ系列の書式設定] → [オプション] 。 [グラフの基線位置] を8度に変更。(1時間は15度→その1/2として7または8に)
 円グラフが左図のように傾きます。
 右は、枠線なし・1色に塗りつぶした例。パイ(円弧)とクリップアートをのっけた「手書き」グラフです。
   
 はい、ここまでくれば、上記「ドーナツ」でも同じことですね^^;
 右図はエクセル2002の「ドーナツ」で作成。 
 エクセル2007で書いているときは、「ドーナツ」の方では境界線がつくので使えないと思ったのですが、今2002で試すと右図のように、時刻の数字だけを表示できました。
 エクセル2007の [基線位置] の変更は [系列のオプション] から。
 
 もっと簡単・きれいにできる方法があるのかもしれません。
 これはグラフ作成の1つの練習台として見ていただければと思います、実際にいろいろ試してみることで、エクセルがもっと楽しく使えます。 
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