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おすすめハイキングコース (34)

【ロイッテ周辺(オーストリア)】


ロイッテ Reutte 〜 ウーリ湖 Urisee 〜 ノイヴァルト Neuwald 〜 プラーン湖畔 Plansee 〜 シュトゥイベン滝 Stuibenfälle 〜 ロイッテ (約7時間)
プラーン湖(写真)はロイッテ村の東の山中にあるチロル地方で2番目に大きい湖です。ロイッテ村からアルクバッハ川Archbach沿いの道を遡るか、南のハイターヴァング村Heiterwangからアクセスするのが近道ですが、我が家は北側のノイヴァルトの森を抜けてプラーン湖の奥に出る周回コースを歩きました。先ずロイッテの東に隣接するブライテンヴァング村Breitenwangから草原の中を北へ歩いてミュールMühlの集落へ。集落の北側でアルクバッハ川に架かる橋を東へ渡って森の中へ続く遊歩道に入り、高速道路を潜るとウーリ湖が現れます。ウーリ湖の北側の林道を緩やかに登り、ゲーレバッハトル川Gehrebachtlの谷を越えると再び右手の眺望が開けてノイヴァルトアルペNeuwaldalpeに至ります。草花が点在する明るい林道を更に東進すると狩猟小屋のあるクークラウゼKuhklauseでツヴィーゼルバッハ川Zwieselbachを越え、そこからアルテンベルクAltenberg南麓のまで緩やかに登り返します。峠から先はツークシュピッツェ山群を正面に眺めながら下り、車道に出合ったら右手へ進むと間もなくプラーン湖畔に建つホテル「フォレレForelle」前に出てきます。ホテルのレストランで休憩した後はプラーン湖の北岸を西進する方が圧倒的に近道ですが、我が家はホテルの東側にあるキャンプ場を抜け、湖の東端を経て南岸の静かな遊歩道を歩きました。行く手にターネラー山コールベルクシュッピツェ等を眺めつつ進み、湖の南端から林の中の道を直進するとプラーン湖とハイターヴァング湖Heiterwanger Seeの結節部に架かる木橋が現れます。木橋を渡ってプラーン湖岸を北上し、その先の小プラーン湖Kleiner Planseeの畔を進むと、フラウエンブリュンネレ礼拝堂Kapelle Frauenbrünneleを経てアルクバッハ川のダムに至ります。ここからアルクバッハ川の右岸を下ると途中に吊橋のある道「ミニスターシュタイクMinistersteig」、左岸を下るとシュトゥイベン滝を見下ろす道「ヘルマンシュタイクHermannsteig」です。どちらの道を辿っても、やがて高速道路を潜ってブライテンヴァング村へ下ってきます。(2012年4月)


ムーザウ Musau 〜 フュッセナー小屋 Füssener Hütte 〜 フラウエン湖 Frauensee 〜 ロイッテ (約6時間)
ロイッテ村の北西に位置するライン谷Raintalの奥を訪ねるハイキングコースです。ロイッテ駅からドイツのケンプテンKempten方面行き列車に乗って2駅目のムーザウ駅で下車します(フュッセンFüssen行きの路線バスでも行けます)。駅から牧草地の中を西へ歩き、ムーザウアー・ベルクの山腹を登る山道に入ります。落葉広葉樹の明るい森を南へ斜めに登っていくと、アクセルAchselと呼ばれる展望所に出て、レッヒ川流域の村々から遥かツークシュピッツェ山群まで眺めることができます。ここからライン谷へ回り込み、北斜面に付けられた林道(写真)を西へ進んでいくと、タンハイム山群の主峰ケレンシュピッツェの麓に広がるアルプの中に山小屋が建つムーザウアー・アルムMusauer Almに至ります。更に進んでケレンシュピッツェギンペルが間近に迫るライン谷の最奥部にはオットー・マイア小屋Otto Mayr Hütteヴィリ・メルクル小屋Willi Merkl Hütteフュッセナー小屋の3棟が並んで建っています。夏ならライン谷奥の峠を越えてフュッセナー・イェッヒレFüssener Jöchleからゴンドラリフトで西のグレン村Gränへ下ったり、北のフィルス村Vilsまで下山ハイキングを楽しんだりもできますが、我が家が歩いた春先は未だ残雪が多くて、春クロッカスの咲く山小屋群の前までが限界でした。来た道をムーザウアー・アルムの下手まで戻り、分岐を右折してザーババッハ川Sababach沿いの道をゾイリング山を眺めつつ下ると、ハーレコップフ山の東麓を南へ回り込んだ先にフラウエン湖が現れます。湖畔のカフェで休憩したら、南の山麓に下り、右手にハーネンカムの山並みを眺めつつ礼拝堂の前を左折してレッヒアシャウ村Lechaschauへ。レッヒ川に架かる橋を渡ればロイッテ村に戻ります。(2012年5月)


シュヴァンガウ Schwangau 〜 アルプ湖 Alpsee 〜 ピンスヴァング Pinswang (前半ドイツ、約3時間)
バイエルン王家ゆかりの地域を歩くコースです。ロイッテ駅前始発の路線バスで国境を越えてドイツの美しい街フュッセンFüssenへ。駅前でバスを乗り換えて東隣の村シュヴァンガウで下車します。草原の中の道をタンハイム山群を眺めつつ東へ辿り、山々を背景に建つ姿が絵になる聖コロマン教会Colomanskircheに立ち寄ってから、南の山麓に見えるロープウェイ乗場へ向かいましょう。ロープウェイでノイシュヴァンシュタイン城(写真)を眺めながらテーゲルベルクTegelbergに上ると、東に主峰ブランダーシュローフェン、北にフォルゲン湖、西にフュッセン市街、南にレッヒターラー・アルペンからゾイリング山タンハイム山群に至る360度の眺望が楽しめます。山頂駅に併設されたレストランも眺望抜群ですが、一段下に建つ「テーゲルベルクハウスTegelberghaus」はマキシミリアン2世が建てたという歴史ある山小屋で、ここのテラス席も良い雰囲気です。テーゲルベルクからの下山ハイキングもいろいろ楽しめますが、我が家はロープウェイで下った後、山麓駅から川沿いの遊歩道を辿ってノイシュヴァンシュタイン城のを抜け、ホーエンシュヴァンガウ村Hohenschwangauのメイン・ストリートを通ってホーエンシュヴァンガウ城を眺めながらアルプ湖畔に出ました。2つの城を望めるアルプ湖南岸の遊歩道を西へ進み、湖の西端で王妃マリーの記念碑Marienmonumentを見てから「親王の道Fürstenstraße」に入って森の中を西へ緩やかに登ります。国境の峠を越えてオーストリア領に入ったら、左へ折れてオーバーピンスヴァングOberpinswangの集落(中心部にホテル・レストランが1軒あります)へ下っても良いですが、直進すると牧場の中に建つ農家民宿「ガストハウス・ツム・シュルクセンGasthaus zum Schluxen」に至りますので、気持ちの良いテラスで軽食休憩をどうぞ。ピンスヴァング村の各集落にはロイッテ〜フュッセン間の路線バスが立ち寄りますので、最寄りのバス停から帰路につくことができます。(2012年4月)


ウンテラー・ブライテンベルク Unterer Breitenberg 〜 シュタイナッハ Steinach 〜 プフロンテン Pfronten (ドイツ、約3時間)
ロイッテ駅から上記ケンプテン方面行き列車に乗って20分余り、国境を越えてドイツ領に入った最初の停車駅プフロンテン・シュタイナッハPfronten-Steinachで下車すると、駅前にゴンドラリフト乗場があります。ゴンドラに乗り込んで南へ上った場所がウンテラー・ブライテンベルクで、眼下に長々と横たわるツィルムグラートの右にフュッセン市街、左にプフロンテン村を一望できます。夏ならここから南に聳えるアッケンシュタインの山頂を経由してフュッセナー・イェッホレの峠まで歩くパノラマコースが人気のようですし、西のブライテンベルク本峰を巡る尾根歩きも手軽に楽しめそうですが、我が家が出掛けた時期は未だ残雪が多かったので、これ以上登るのは諦めて下山ハイキングを楽しみました。下山道は山頂駅のアルゴイ小屋Berghaus Allgäuの下手からスタートし、一旦東のプラッテンバッハPlattenbachの谷川を経由してゴンドラリフトのケーブル下に戻ってきます。ケーブルに沿った道(写真)をジグザグに下り、山麓の牧草地に出たら、山麓駅は前方の山上に見えるファルケンシュタイン城址の方向ですが、我が家は牧畜農家が点在する牧草地を西寄りに進んでシュタイナッハ村へ出ました。川沿いの小道を辿ると水辺が美しい高山植物公園Alpengartenがあり、中心部のレストランで食べた昼食も美味でした。ここからのどかな住宅街を北へ進むとプフロンテン村の中心に至ります。マイバウムが建つ広場の先を右折して牧草地の中を東へ進むと線路が見えてきますので、これに沿って北上すれば間もなくプフロンテン・リート駅Pfronten-Riedに到着します。(2012年5月)


プフロンテン 〜 ファルケンシュタイン Falkenstein 〜 アラート湖 Alatsee 〜 フュッセン Füssen (ドイツ、約5時間半)
上記のファルケンシュタイン城址が建つ尾根を縦走するハイキングコースです。我が家は上記プフロンテン・リート駅から東へ歩いてマイリンゲンMeilingenの集落から山裾の高台の道を南下し、ガストハウス「マンツェンシュテューブレManzenstüble」の先から山道に入りましたが、距離的にはプフロンテン・シュタイナッハ駅(上記参照)から歩き始める方が近いでしょう。中腹に現れる瀟洒なホテル「シュロスアンガー・アルプSchloßanger Alp」の先から急坂を登ると、山頂直下に建つ山岳ホテル「ファルケンシュタインBerghotel Falkenstein」に至り、そこから一登りで山頂のファルケンシュタイン城址です。城址は展望台になっていて(写真)、南にアッケンシュタイン等の山々が近いほか、西にプフロンテン村、北に大平原と湖沼群、東に遥かツークシュピッツェ山群方面等、360度の眺望が楽しめます。山岳ホテルの脇からジグザグに下って「マリアの洞窟Mariengrotte」を観たら、遊歩道を東へ辿って展望の良い「アレックス・アイテラー広場Alex Eiterer Platz」で一旦舗装道路に出ます。これを東へ少し進み、案内標識に従ってオーストリアとの国境を成すツィルムグラートZirmgrat(別名ツィルメングラートZirmengratまたはヴァイセンゼーベルクWeißenseeberg)の尾根道に入ると、やがて右手の展望が開けてフィルス川の谷タンハイム山群を美しく眺められます。国境の尾根道はこの先下りになり、「4湖展望台Vierseenblick」を経て、牧草地の中に素朴なレストランが建つザローバー・アルムSalober Almに出てきます。ここから南のフィルス村へ下ることもできますが、東への林道をゾイリングホッホプラッテ等の山々を眺めつつ下ると美しい湖アラートゼーに至り、湖畔に建つホテル・レストランで食事休憩ができます。この先は平坦な舗装道路で、オーバー湖Oberseeミッター湖Mitterseeを経て保養地のバート・ファウレンバッハ地区Bad Faulenbachに至ります。住宅街を南へ抜けてレッヒ滝Lechfallを見下ろす歩道橋を渡り、レッヒ川沿いに歩けばフュッセンの街に到着です。フュッセンの街では聖マング修道院に併設された博物館を訪ねたり、騙し絵の出窓が印象的なホーエス城から市街を眺めるも良し、中心街のライヒェン通り買物を楽しむも良し、です。(2012年5月)


ヴァンク山頂 Wank 〜 エスターベルク Esterberg 〜 ガルミッシュ・パルテンキルヒェン Garmisch-Partenkirchen (ドイツ、約3時間)
ミュンヘンから電車でロイッテ村へ向かう際、ドイツの山岳リゾートであるガルミッシュ・パルテンキルヒェン駅でローカル線へ乗換えになります。ロイッテ〜ガルミッシュ・パルテンキルヒェン間は所要1時間弱ですから、充分に日帰り観光圏内です。ヴァンクはガルミッシュ・パルテンキルヒェン市街の東に位置するなだらかな山で、山頂直下までゴンドラリフトで上れます(山麓乗場までは鉄道駅のパルテンキルヒェン側から市内バスで行けます)。大きなレストランが併設された山頂駅「ゾンネンアルムSonnenalm」から上手に見える山小屋ヴァンクハウスWankhausに向かって数分登ると、その裏手が山頂です。西側にガルミッシュ・パルテンキルヒェン市街ツークシュピッツェ山群、南にドライトーアシュピッツェをはじめとするヴェッターシュタイン山脈、北にシュタッフェル湖など、360度の眺望を楽しむことができます。山頂駅に戻り、南東側に見える支峰ロスヴァンクRoßwankに向かって下山ハイキングに出発です。道はロスヴァンクの手前から左へ旋回し、北側に見える山ホーアー・フリッケンの麓に広がる平原エスターベルクへ下っていきます。エスターベルクの放牧場の中央に農家レストラン「エスターベルクアルムEsterbergalm」がありますので休憩していきましょう。この先は西へ続く林道を辿ると、前方の谷底にファルハント村を見下ろす辺りで道が南へ方向を変え、ダックス礼拝堂Daxkapelleを過ぎる頃からツークシュピッツェを正面に眺めながらの快適な下り道となります(写真)。ゴンドラリフトのケーブルに出合ったら、山麓駅は右手のすぐ下です。我が家は山麓駅の下手にある墓地を経由し、住宅街を抜けてガルミッシュ・パルテンキルヒェン駅まで歩きましたが、ケーブル下から林道を直進して聖アントン教会に立ち寄るのも良いでしょう。(2012年4月)



※ 各コースの標題末尾の括弧内は、歩行に要した時間です(施設の見学や休憩等に費やした時間を含んでいません)。

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