直線上に配置

おすすめハイキングコース (18)

【オーバーヴァルト周辺】


オーバーヴァルト Oberwald 〜 ビドマー Bidmer 〜 フルカ峠 Furkapass 〜 ローヌ氷河末端 Rhonegletscher
(約6時間半)
ゴムス谷Goms最奥の村オーバーヴァルト駅で下車し、東へ延びるウンターヴァッセルン地区Unterwassernの家並みを抜けると、フンガーベルクHungerberg行きのチェアリフト乗場があります。これが動いていなくても、谷の奥へ続く舗装道路を辿ると、途中で折り返すように登ってゲーレGereの集落を経由し、1時間余りでフンガーベルクに至り、ゴムス谷を一望できます。ここから尾根を直登する道もありますが、我が家は北へ続く緩やかな登り道を辿り、牧畜小屋のあるレンゲスLengesを経てビドマーの尾根に登りました。海抜約2,400mのこの尾根からは、北にローヌ氷河、西にグリムゼル峠方面の眺望を楽しめます。尾根の東端でフンガーベルクから直接登ってきた道と合流し、テリシュトックのガレた北斜面ムットバッハMuttbachの谷を巻くようにトラバースしていくと、ヴァリス・ウーリ両州の州境であるフルカ峠に到着します。峠からは西へ延びる車道の上手に付けられた遊歩道に入りましょう。前方にグレッチGletschの谷、左手にグロース・ムッテンホルンムット氷河を眺めつつ進み、行く手の尾根を回り込むと、いきなりローヌ氷河の流れが至近距離に現れます(写真)。眺望を楽しんだら、岩場を下ってホテル・ベルヴェデールBelvédèreの前に出てきます。周辺にマーモットが棲む展望テラスから、眼下の谷底を走るフルカ山岳蒸気鉄道のSL列車を見下ろした後、奥の売店内で入場料を払えば、ローヌ氷河の末端に掘られた「氷の洞窟Eisgrotte」に入ることができます。ホテル・ベルヴェデールの脇からオーバーヴァルトまたはアンデルマット方面行きのポストバスに乗れます(便数が少ないので要注意)。(2009年9月)


グリムゼル峠 Grimselpass 〜 シーデルホルン山頂 Sidelhorn 〜 オーバーアール湖 Oberaarsee 周遊 (約6時間)
オーバーヴァルト村の北に位置するグリムゼル峠には、村からポストバスに乗って20分余りで行けます(朝のバスは前日までに電話予約が必要ですのでご注意ください)。バス停西側の駐車場の脇から延びているオーバーアール湖方面行きの車道を少し進むと、左手にシーデルホルンへの登山道の入口があります。岩の多い斜面羊たちに挨拶して登った先にフーゼック小屋Husegghütteがあり、早くもガーレンシュトック等の山々の眺望が広がります。小屋の南側で尾根の上に出て、これを西へ進むにつれて右手前方にラウターアールホルンとウンターアール氷河、更にフィンスターアールホルンとオーバーアール氷河を一望できるようになります。シーデルホルンの肩から先はガレた急斜面を登り、グリムゼル峠から約2時間で山頂(写真)に達します。山頂からは西にラウターアールホルンとフィンスターアールホルン、東にローヌ氷河の末端、南西方向にヴァリスアルプスの峰々等、360度のパノラマが楽しめます。登ってきたのと反対側の尾根を南西へ下ると間もなく分岐があり、左手へ下るとシーデルホルンの南麓を回ってグリムゼル峠に戻ります。右手の道を下ると眼下のトリープテン湖畔Triebtenseewliに至り、ラウターアールホルン等の山々が湖面に映る姿を楽しめます。トリープテン湖畔から西への砂利道をオーバーアール氷河を正面に眺めつつ緩やかに登り、ベーレック小屋Alpinhütte Bäreggの前を通り過ぎると、いきなり前方が切れ落ちてオーバーアール湖が全容を現します。急斜面を下り、オーバーアール小屋Berghaus Oberaarのテラスで食事休憩しましょう。オーバーアール湖のダムの上からオーバーアール氷河の眺めを楽しんだら、車道を辿って帰路につきます。対面通行ができない幅の道路なので、車両の通行時間が制限されていて、車道とはいえ静かです。左手にずっとグリムゼル湖を見下ろす展望の良い平坦な道で、次第にアーチ型ダムホスピッツが近づき、その後につづら折りの車道を眺めつつ、トーテ湖畔Toteseeのグリムゼル峠に戻ってきます。(2009年9月)


ゲルマー湖一周 Gelmersee
(約2時間)
オーバーヴァルト〜マイリンゲン間のグリムゼル峠越えバスに乗り、グリムゼル峠から20分余りマイリンゲン方面へ下ったハンデックHandeggバス停で下車します。バスは途中のグリムゼル峠で30分間停車しますので、「北海・地中海分水嶺の碑」が建つ丘から眺望を楽しんだり、マーモット公園で可愛いマーモットを観察したりして時間を潰してください(従ってマイリンゲンから来る方が便利ではあります)。ハンデックのバス停から少し北側にある分岐を右手へ登っていくとケーブルカー「ゲルマーバーンGelmerbahn」の乗場があります。このケーブルカーは世界一の斜度を誇り、屋根の無い車両からの眺めは迫力満点です。ケーブルカーを降りるとすぐゲルマー湖畔ですが、先ずは右手へ進んでダムの上からリッツリホルンアルプリシュトックグリムゼル峠方面湖の奥に並ぶ山々の眺望を楽しみましょう。ダムを渡った先の湖の南岸(写真)には草原が広がり、リッツリホルンディーヒターホルン等の山々を眺めながら休憩するのに最適です。滝のようなテルティTelltiの谷川を越えると、正面にゲルマーヘルナー連峰の険しい峰を仰ぎつつ進み、岩壁の細い道や落石でできたアーチを経てディーヒターバッハDiechterbachの河口に至ります。この辺りがゲルマー湖の最奥部で、ゲルマー小屋への登り道が分岐しています。大岩の斜面に付けられた北岸の道を辿ってケーブルカー乗場へ戻ります。ケーブルカーは30分毎の運行ですが、ハンデック発着のバス便が少ないので、予め時刻表を確認のうえ余裕をもって下山してください。ケーブルカーの麓駅からは吊り橋ハスリ谷の眺望を楽しみつつ谷の対岸に渡れ、そこから遊歩道を下った先にホテル・ハンデックHandeckがあります。ゲルマー湖畔には残念ながら飲食施設がありませんので、バス待ちの休憩はここのテラスでどうぞ。(2009年9月)


オーバーヴァルト 〜 ミュンスター Münster
(約4時間)
ゴムス谷の北側斜面の中腹をトラバースする遊歩道「ゴマー・ヘーエンヴェークGommer Höhenweg」を歩くコースです。遊歩道はオーバーヴァルト村の北側から始まりますが、鉄道駅の裏手から林道を登っても合流できます。ヨストバッハJostbachの谷川を越えて明るい樹林帯の中を西へ歩いていくと、オーバーゲステルン村Obergestelnの上手で視界が開け、ヴァイスホルン等の山々を眺められます。ここで道が3つに分かれていて、広い林道はグリムゼル峠方面への登り道ですので、オーバーゲステルン村への下り道との間にある細い道を選びます。間もなくミーリバッハMilibachを越え、農家小屋の点在するアルプ(写真)に入って眼下にウルリッヒェン村Ulrichenが近づきますが、この先のオーバーバッハOberbachは深い谷なので、谷奥への登り道を辿って回り込まなければなりません。谷を越えて戻ってくるとゴムス谷の南側に並ぶ山々の名前を記した説明板があり、眺望を楽しめます。眼下に飛行場を見下ろしつつ更に進み、ニーダーバッハNiderbachを越えるとゲッシネン村Geschinenが見えてきます。その上手にあるゲッシナーバッハの谷を回り込んで越えた先の分岐を下れば、ミュンスター村に至ります(「ゴマー・ヘーエンヴェーク」は分岐の先も延々とベルヴァルトBellwald村まで続いていて、歩き通すには9時間以上かかります)。ミュンスターは古い木造家屋の多い落ち着いた村で、歴史あるホテル「クロワ・ドール・エ・ポストCroix d'Or et Poste」での食事休憩もオススメです。村の下手にある鉄道駅から電車に乗れます。(2009年9月)


ヌフェネン峠 Nufenenpass 〜 グリース峠 Griespass 〜 コルノ・グリース小屋 Capanna Corno-Gries
(約3時間半)
ヌフェネン峠はオーバーヴァルト村の南方にあるティチーノ州との州境を成す峠で、オーバーヴァルト駅前からアイローロAirolo方面行きのポストバスで行けます(このバスも朝の便は前日までに電話予約が必要)。峠からはフィンスターアールホルンヴァンネンホルン等のベルナー・アルプスが一望できるほか、バス停脇のに映るピッツォ・ガッリーナ等の山々も綺麗です。ひととおり景色を楽しんだら、南西方向に見えるグリース氷河を目指して歩いてみましょう。先ず南側に聳えるヌフェネンシュトックに向かって歩き、谷底の旧峠を右に折れて下ると、バスで上ってきた車道の急カーブ地点に出ます(ここでバスを降りて歩き始めることもできます)。ここから南へ分岐している舗装道路をエーゲネ谷を右手に見下ろしつつ進んでいくと、グリース人造湖のダムに至ります。ダム手前の駐車場から斜面を登り、十字架やケルン(写真)の建つ高台からグリース湖の眺めを楽しんだら、そのまま湖の東岸斜面の道を南下します。湖の南端付近がイタリアとの国境になるグリース峠で、更に南へ下ればイタリアのフォルマッツァ谷に至りますが、我が家はここから引き返し、グリース湖東端の分岐を東へ辿ってコルノ峠Cornopassからグリースホルンを見上げました。コルノ峠から東へコルノ谷Val Cornoを下っていくとコルノ・グリース小屋に達します。ここから東方向へ進むとベドレット谷の南斜面をトラバースして遥かアイローロ方面まで歩けますが、北東方向へ下るとクルイーナCruinaのバス停に出て、ヌフェネン峠またはアイローロ方面へ戻れます(バスの便数が少ないのでご注意ください)。(2009年9月)



※ 各コースの標題末尾の括弧内は、歩行に要した時間です(施設の見学や休憩等に費やした時間を含んでいません)。

前のページへ  次のページへ  トップページへもどる

直線上に配置