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おすすめハイキングコース (9)

【ルガーノ周辺】


アルペ・フォッパ Alpe Foppa 〜 モンテ・タマーロ山頂 Monte Tamaro 〜 モンテ・レーマ Monte Lema (約5時間半)
アルプスの高峰群と湖の眺望を楽しめる尾根道の縦走コースです。ルガーノ駅からベリンツォーナ方面行きのローカル電車に乗って約15分、リヴェラ・ビロニコ駅Rivera-Bironicoで下車します。駅前の車道を北へ暫く歩くと左手にゴンドラリフト乗場があります。ゴンドラリフトで上った先がアルペ・フォッパで、レストランの裏手に著名建築家マリオ・ボッタ氏の設計によるサンタ・マリーア・デリ・アンジェリ礼拝堂Cappella di Santa Maria degli Angeliが建っていますので、是非立ち寄ってベリンツォーナ方面の眺望をお楽しみください。長い滑り台コースの脇を通って登り始め、電波塔の建つマネーラManeraの尾根まで登ると、少し先にタマーロ小屋Capanna Tamaroがありますので、ヴァリス・アルプス等を眺めつつ休憩するのも良いでしょう。ここからモット・ロトンドMotto Rotondoの山腹を経て、やや急な斜面を登り切ればモンテ・タマーロ山頂(写真)です。山頂からはルガーノ方面は勿論、ロカルノ市街マッジョーレ湖も一望でき、またモンテ・ガンバローニョの山腹に点在する山村の姿も興味深いです。モンテ・ローザからミシャベル山群モンテ・レオーネバゾーディノ等を経てアレッチホルン、フィンスターアールホルンに至るアルプスのパノラマは、晴天に恵まれればこの先ゴール地点のモンテ・レーマまでずっと楽しむことができます。モンテ・タマーロを南へ下り、尾根伝いにバッサ・ディ・インデミニBassa di Indeminiとバッサ・ディ・モントイアBassa di Montoiaの鞍部を通ってモンテ・グラディッチョーリMonte Gradiccioliへの登りに掛かります(山頂まで登らなくても右手のトラバース道を通ることができます)。この先はモンテ・ポーラMonte Polaまで平坦な草原の尾根道が続き、そこからアガリオ峠Passo d'Agarioへ下った後、モンテ・マーニョMonte Magnoの山腹を巻いて進みます。尾根上の小山ゾットーネZottoneを経てポンチョーネ・ディ・ブレーノPoncione di Brenoまで来るとモンテ・レーマは目と鼻の先ですが、一旦アラジオ峠Forcora d'Arasioまで下らねばならないのが少し辛いところです。モンテ・レーマには山岳ホテルがありますので、レストランで疲れを癒してからロープウェイでミリェーリャ村Migliegliaへ下りましょう。ミリェーリャ村からはノヴァッジョ村Novaggio経由のポストバスで湖畔の町マリャーゾMagliasoに出てローカル電車でルガーノに戻る方法と、ラモーネ・カデンピーノLamone-Cadempino行きのポストバスで終点まで行ってルガーノ行きの電車またはバスに乗り換えるルートがあります。ミリェーリャ〜リヴェラ間の連絡バスも夕方に1便運行されていますが、上り・下りロープウェイとのセット切符で出発時に買う必要があり、料金も余り安くありません。(2011年7月)


ガンドリア Gandria 〜 ルガーノ市街 Lugano
(約1時間)

ガンドリアはルガーノ市街の東隣にある村で、ルガーノ港から税関博物館経由の定期船で行けます。湖岸の岩壁に貼りついたような小さな村で、土産物や特産の焼物を売る店が狭い通りに点在していて雰囲気があります。ここからルガーノ湖畔に沿ってルガーノ市街に繋がる遊歩道を歩きます。静かな湖面の向こうにサン・サルヴァトーレ山が望め、気分の良い散策が楽しめます(写真)。
ルガーノ市街の東端にあたるカスタニョーラCastagnolaに着けばトロリーバスで中心街へ戻れますが、時間があれば近くのヴィラ・ファヴォリータ美術館Villa Favoritaへ立ち寄ってみたいところです。残念ながら入口がルガーノ市街側にしかないので少し戻る感じになってしまいますが、湖畔に沿って整備された庭園に咲く藤などの花が綺麗です。但し、美術館の中には余り見るべきものが無い気がします。(2001年4月)


モンテ・サン・サルヴァトーレ山頂 Monte San Salvatore 〜 モルコーテ Morcote (約3時間)
ブレ山と並ぶルガーノの展望台であるモンテ・サン・サルヴァトーレ山頂へは、ルガーノ市街の南端パラディーゾ地区Paradisoからケーブルカーで上ります。標高912mの山頂からはルガーノ市街やブレ山を一望できるだけでなく、イタリア領に続くルガーノ湖の入り組んだ湖岸線が見渡せます。ケーブルカー山頂駅の前にあるレストランからの眺めでも充分ですが、少し歩いた山頂に教会があり、その屋根に上ると360度のパノラマが楽しめます。レストラン脇に戻って南側への下山道を辿ります。ルガーノ市街から見ると急な岩山に見えますが、歩きやすいなだらかな道を下っていくだけでチオーナCionaの村に出ます。雰囲気の良い小さな村で、ホテル・レストランもあります。更に進むともう少し大きな村カローナCaronaに至りますが、見逃せないのは村外れにあるサン・グラートSan Grato植物公園。山の斜面一面に色とりどりの石楠花などの花が咲き乱れていて、眼下のルガーノ湖やサン・サルヴァトーレ山を背景にした眺め(写真)が大変美しいです。レストランがあるのでランチもできます。ここから更に南下を続け、ヴィーコ・モルコーテVico Morcoteの村から石畳の段々坂を下ると(これが疲れた足には結構来ます)、モルコーテの村にゴールインです。岬の高台にあるサンタ・マリーア・デル・サッソSanta Maria del Sasso教会からの湖の眺めも良いですし、湖畔に並ぶアーケードの土産物店を覗くのも面白いです。
ここからはポストバスでルガーノへ帰るのが早道ですが、是非とも定期船で戻ることをお勧めします。モルコーテの村は湖上から見てこそ美しさを実感しますし、途中でイタリアの飛び地カンピオーネCampioneに立ち寄ることもできます。我が家は戻る前に対岸のイタリア領ポルト・チェレージオPorto Ceresioへ渡ってみました。鉄道の支線が敷かれている町ですが駅舎も街並みも全体的に廃れた雰囲気で、休日だったので大勢の人々が通りに出ていましたがただ何をする訳でもなく湖畔を家族で散策しているだけなのでした。僅かに目と鼻の先なのにスイスとは違う異国を感じました。(2001年5月)


セルピアーノ Serpiano 〜 メリデ Meride
(約1時間半)

ルガーノ湖の南岸に位置する山モンテ・サン・ジョルジョMonte San Giorgioの西山腹がセルピアーノで、ルガーノ湖岸のブルジーノ・アルシーツィオ村Brusino Arsizioの西外れからロープウェイ(写真)で上れます。ロープウェイ乗場にはルガーノ湖の南東端にある鉄道駅カポラーゴCapolagoからポルト・チェレージオ(イタリア)行きのポストバスに乗りますが、ここは是非その前にリーヴァ・サン・ヴィターレ村Riva San Vitaleへ立ち寄りたいところです。カポラーゴ駅から湖岸を西へ10分ほど歩くと、村の中心にサン・ヴィターレ教区教会Chiesa Parrocchiale di San Vitaleが建っています。教会堂の内部より、隣接して建つサン・ジョヴァンニ洗礼堂Battistero di San Giovanni内壁画が見どころです。村の北側に建つサンタ・クローチェ聖堂Tempio di Santa Croce堂内全面に掲げられた聖画や天井画もお見逃しなく。さてセルピアーノ山上駅に上ったら、西へ約20分歩いて「ホテル・セルピアーノ」のテラス席からルガーノ湖を見下ろすも良し、モンテ・サン・ジョルジョ山頂への登頂(片道1時間半)を目指すも良しですが、我が家は森の中の遊歩道を辿って南へ歩きました。道端の草花化石採掘跡を眺めつつ進むと、森を抜けたところに小さな礼拝堂があり、更にスピニローロSpiniroloの瀝青工場跡と湧水池のあるフォンターナFontanaを経てメリデ村に到着します。村のカフェで休憩したら、村内の散策をどうぞ。中心部のサン・ロッコ教会Chiesa di San Roccoや西外れの高台に建つサン・シルヴェストロ教会Chiesa di San Silvestroの他、この地域で発掘された中生代の化石をふんだんに展示してある「モンテ・サン・ジョルジョ化石博物館Museo dei Fossili del Monte San Giorgio」が必見です。中心部の停留所からポストバスでメンドリージオMendrisioの街へ出られます(このポストバスはホテル・セルピアーノが始発なので、余り歩きたくない方はご利用ください)。(2017年5月)


モンテ・ジェネローゾ山頂 Monte Generoso 〜 サン・フェデーレ San Fedele
(イタリア、約4時間)

モンテ・ジェネローゾはスイス・イタリア国境の山で、上述のカポラーゴ駅で登山電車に乗り換えれば、山頂直下に建つマリア・ボッタ氏設計のレストラン「フィオーレ・ディ・ピエトラFiore di Pietra」の前まで難なく到着します。レストランの館内テラス席からも眺望は楽しめますが、徒歩10分余りで登れますから是非とも山頂展望台(写真)へ。西側に複雑な形状のルガーノ湖が一望でき、その背後にヴァレーゼ湖モンテ・ローザ連峰ミシャベル山群モンテ・レオーネ等が並びます。北西側に見えるルガーノの街の後方にはベルナー・アルプスや中央スイスの山々。北には支峰バラゲットの右奥にベルニナ山群、東にはグリーニャ連峰と、全方位の眺望をお楽しみください。下山ハイキングは登山鉄道の軌道に沿った道や、東のムッジョ谷へ下るコースもありますが、我が家はイタリア側へ下りました。山頂から北尾根を辿る「上の道Sentiero Alto」は積雪が多かったため断念し、山頂駅の近くから東へ分岐する「下の道Sentiero Basso」を選択。間もなく現れる分岐で左折し、北尾根の東斜面をトラバースして東に張り出したサッソ・ビアンコSasso Biancoの尾根上へ。更に北へのトラバースを続けると、右手にピッツォ・デッラ・クローチェを眺めつつアルペ・ペショーAlpe Pescióを通過し、レストランが建つオリメント峠Bocchetta d'Orimentoに到着です。ここから先は舗装道路を辿り(途中のアルペ・グランデAlpe Grandeへ直接下る近道の遊歩道もあります)、グリーニャ連峰等を眺めながら緩やかに下ってサン・フェデーレ村に至ります。サン・フェデーレ村はインテルヴィ谷Val d'Intelvi地方の中心で、ホテルや各種商店もあり、コーモ行きの路線バスが発着しています。(2017年4月)



【コーモ周辺(イタリア)】


コーモ旧市街 Como 〜 バラデッロ城址 Castel Baradello 〜 カメルラータ Camerlata (約1時間半)
ランドマーク的存在の大聖堂Duomoから散策開始。巨大な聖堂内を一巡りしたら一筋西側の通りに出て、カフェ商店を眺めつつ南へ進むと、毎月第1土曜にアンティーク市場が立つサン・フェデーレ広場に至ります。広場に面して建つサン・フェデーレ教会Basilica di San Fedeleは大聖堂より歴史が古く、内部のフレスコ画が見事です。教会脇の小道を通って東へ抜けると市立博物館Museo Civicoがあり、その東側が城壁です。城壁の外側を少し南へ歩き、城壁の角を右折すると城壁沿いに衣類や雑貨の露店が並んでいます(火・木・土曜のみ営業)。南へ1ブロック入ると生鮮食料品の屋内市場もあります。城壁の中央に塔門Porta Torreがあり、ここから南へ延びるミラノ通りVia Milanoを直進。サン・ロッコ教会Chiesa di San Roccoの脇を過ぎた先の分岐で折り返すようにスピーナ・ヴェルデ公園Parco Spina Verdeへの坂道を登ります。丘の上にはバラデッロ城址の塔(写真)が建ち、コーモ市街を一望できるほか、レストランもあって食事休憩ができます。帰路は西へ向かう遊歩道を下ります。直進するとモンテ・カプリーノMonte Caprinoに至り、そこからサンタッボンディオ教会Basilica di Sant'Abbondio(ここも古い歴史を持つ教会で、主祭壇のフレスコ画が印象的です)へ下れば旧市街まで歩いて戻れますが(所要1時間程度)、我が家は分岐を左折して南のカメルラータ地区へ下り、地ビールレストラン食事を楽しみました。カメルラータからは1番または8番の市内バスで旧市街へ戻れます。(2017年5月)


ブルナーテ Brunate 〜 ヴォルタの灯台 Faro Voltiano (往復約1時間)
ブルナーテはコーモ市街の北東側の山上に広がる住宅街で、コーモ市街とはケーブルカーで結ばれています。コーモの船着場から湖岸に沿って東へ数分歩くとケーブルカー乗場があり、早朝から深夜まで15〜30分毎に運行されているので便利です。山上駅の周辺に展望の良いテラス席を持つカフェやレストランが何軒かあり、軽く食事するだけの目的で上ってみても良いでしょう。山上駅の周辺からでもコーモ湖の眺望は充分に楽しめますが、少し散策してみたい方に最適なのがこのコース。山上駅の北側に建つサンタンドレア・アポストロ教会Chiesa di Sant'Andrea Apostolo(内部のフレスコ画が美しい教会です)の前から石畳の遊歩道が北へ続いていて、これを辿って緩やかに登って行くと30分程で「ヴォルタの灯台」に至ります。地元出身の科学者アレッサンドロ・ヴォルタを顕彰して建てられた塔で、灯台としての実用性はありませんが、塔の前はコーモ湖を見下ろす絶好の展望台(写真)です。入場料を支払って塔に入り、螺旋階段最上階へ登れば、北の湖畔にモルトラージオ村、西の湖畔にチェルノッビオの町とその背後にスイスアルプスの山々、南西側にコーモ市街、南にカントゥーの町など、360度の眺望を楽しめます。帰路は来た道を戻ります。(2017年4月)


ブルナーテ 〜 コーモ (約1時間)
上記ブルナーテからコーモ市街まで歩いて下ることもできます。ひとつはケーブルカーの軌道(写真)に沿った遊歩道、もうひとつは南のサン・ドナート修道院跡Eremo di San Donatoを経由する道ですが、地図には北西側の山腹に建つレストラン「ファルケットFalchetto」を経由する道も記されていて、我が家は当初この道を辿って下ろうとしました。レストランまでは舗装道路を下って難なく到着しましたが、そこから先の道が分からなくなってしまい(レストランも閉まっていたので道を尋ねることもできず…)、仕方なく山腹の別荘地の道を南へ進んでケーブルカーの軌道沿いの遊歩道へ出ました。初めのうちはコーモ湖コーモ市街を見下ろしたり、行き交うケーブルカー車両を眺めたりして楽しめますが、その後は余り展望の利かない樹林帯の中を下ります。再びコーモ市街を一望できる階段の道に出れば、間もなくケーブルカーの山麓駅近くに到着します。(2017年4月)


ブルナーテ 〜 モンテ・パランツォーネ山頂 Monte Palanzone 〜 ソルマーノ Sormano (約7時間半)
上記ブルナーテから東へ連なる尾根上を歩くロングコースです。ブルナーテのケーブルカー駅から石畳の遊歩道を登って「ヴォルタの灯台」(上記参照)の直下まで行き、そこから尾根伝いの舗装道路「展望街道Strada Panoramica」を東へ進みます。「CAO小屋Capanna C.A.O.」を過ぎると砂利道または石畳道となり、カルラ小屋Baita Carlaとボンデッラ小屋Baita Bondellaを経てボレット・ファブリーツィオ小屋Baita Boletto Fabrizioへ続いていますが、我が家はカルラ小屋を過ぎた先から左手の遊歩道へ入ってピッツォ・デイ・トレ・テルミーニPizzo dei Tre Terminiの尾根を経由しました。ボレット・ファブリーツィオ小屋の東からモンテ・ボレットMonte Boletto山頂への道が上っていますが、北側山腹のトラバース道を通っても構いません。モンテ・ボレットーネMonte Bolettoneの西肩にあたるモリーナ峠Bocchetta di Molinaまで来たら、モンテ・ボレットーネの北側山腹をトラバースする「ブナ林の小道Sentiero dei Faggi」を辿ってレムナ峠Bocchetta di Lemnaへ(モンテ・ボレットーネ山頂を経由する尾根道もありますが、山頂から南側へ下らないよう注意してください)。レムナ峠の近くにマーラ小屋Capanna Maraが建っていますので小休止しましょう。ここからはピッツォ・デッラジーノPizzo dell'Asinoの東斜面を北へトラバースし、パランツォ峠Bocchetta di Palanzoから草原の斜面を登ってモンテ・パランツォーネに登頂します(疲れていたら、パランツォ峠から西のパランツォ村Palanzoまたは東のカスリーノ村Caslino d'Erbaへ下ることができます)。モンテ・パランツォーネ山頂(写真)からは西にコーモ湖、南にプジアーノ湖、東にレゼゴーネ山グリーニャ連峰、北東にモンテ・レニョーネ等、360度の眺望を楽しめます。山頂から北尾根を下るとカーリオ峠Bocchetta di Caglioで、ここから北へ下ってピアン・デル・ティヴァーノPian del Tivanoのバス停へ向かうこともできますが、我が家は東のカーリオ村Caglioへ下りました。ここには画家ジョヴァンニ・セガンティーニが滞在した家屋があり、彼の絵の複製パネルが村のあちこちに掲げられています。カーリオ村を通る路線バスは少ないので、便が無ければ隣のソルマーノ村まで歩いてください。バスで下手のアッソ村Assoに出れば、コーモ行きのバスまたはミラノ方面行きの電車に乗り換えられます。(2017年5月)


ピグラ Pigra 〜 ボッファローラ小屋 Rifugio Boffalora 〜 レンノ Lenno (約4時間)
ピグラはコーモ湖西岸の村アルジェーニョArgegnoの北側にある山上集落で、アルジェーニョ村の北外れから小型ロープウェイが通じています。コーモからメナッジョMenaggio方面行きの路線バスに乗り、アルジェーニョ村の中心広場を過ぎた次の停留所がロープウェイ乗場前です(バスがアルジェーニョ止まりだったら、終点から歩いてもさほど遠くありません)。ピグラ村の中心部からサン・フェデーレ村方面への車道を少し西へ歩いた先に分岐があり、そこで右手の車道へ入ると折り返すようにピグラ村の上手を抜けて森の中へ入ります。緩やかな登りが延々と続く舗装道路を進み、森を抜けて右手にコーモ湖が見えると間もなく山小屋レストランのあるアルペ・ディ・コロンノAlpe di Colonno(写真)に至ります。更にチーマ・デッラ・ドゥアーリアCima della Duariaの北側をトラバースして進めばボッファローラ小屋に到着です。ここまではずっと舗装道路なので、自動車で上ってくることもできます。テラス席モンテ・ディ・トレメッツォ等の眺望を楽しみつつ軽食休憩をどうぞ。この先は西方のポンナ村Ponnaへ向かうのが最も楽そうですが(ポンナ村からサン・フェデーレ村へバス便があります)、我が家はコーモ湖岸まで歩いて下りました。牧畜農家が点在するグラヴォーナGravonaの集落を経由して急坂を下って行くと、マドンナ・デル・ソッコルソ教会Santuario della Madonna del Soccorsoが現れます。教会前からはコーモ湖の眺望が楽しめ、裏手にカフェがあって軽食も摂れます。ここは「オッスッチョのサクロ・モンテSacro Monte di Ossuccio」として世界遺産に登録されており、教会内部よりも参道に並ぶ14の礼拝堂内にあるイエス・キリストの生涯を再現した彫像群が見どころです。参道の下手から住宅街を東へ下るとレンノ村の中心部に入り、サン・ジョヴァンニ洗礼堂Battistero di San Giovanni Battistaが建つ「2月11日広場Piazza XI Febbraio」の先がすぐコーモ湖畔です。湖岸の遊歩道を進めば、ドッソ・ディ・ラヴェード半島Dosso di Lavedoの突端に建つバルビアネッロ邸Villa del Balbianelloに行けます(歩くのが嫌ならレンノ村の湖岸からボートで送迎してもらうこともできます)。レンノ村からコーモ〜メナッジョ間の路線バスに乗れますが、我が家は遊覧船に乗り、水上から湖岸の村々を眺めつつコーモ港へ戻りました。(2017年4月)


ランツォ Lanzo d'Intelvi 〜 シギニョーラ山頂 Sighignola 〜 カンピオーネ Campione d'Italia 〜 メリーデ Melide (後半スイス、約4時間半)
ランツォはインテルヴィ谷の最奥にある村で、コーモから上記アルジェーニョ村経由の路線バスで行けます。バスの終点はランツォ村の北外れにある病院ですから、少し手前の「ランフランコーニ広場Piazza Lanfranconi」停留所(村の中心)で降りてください。坂道を西へ登り、サン・シーロ教会Chiesa di San Siroの前を抜けて行くと、シギニョーラ山頂へ向かう車道が現れます。車道を辿るのは遠回りになるので、車道が右へ大きくカーブしている場所から森の中の遊歩道に入りましょう。車道に再会すると間もなくレストランがあり、その向かいのスキーゲレンデの脇から再び小道に入って一登りすれば、「イタリアのバルコニーBalcone d'Italia」とも称される国境の山シギニョーラの頂です(ランツォ村から所要約1時間半)。礼拝堂が建つ三角点よりもその下の駐車場からの方が眺めが良く、南のカポラーゴポルト・チェレージオ方面(写真)から、西のメリーデ横断橋サン・サルヴァトーレ山、北のルガーノ市街までを結んで広がるルガーノ湖を一望できます。スイス側への下山ルートは南のアローニョ村Arognoへ下るのが最も楽そうですが、我が家は西のルガーノ湖岸にあるイタリア領の飛び地、カンピオーネを目指しました。駐車場の一段下にあるアスレチック広場ロープウェイ建設跡を抜け、国境線になっている北西尾根の急坂を下ります。アルペ・ディ・プジェルナAlpe di Pugernaを過ぎると次第に傾斜が緩やかになり、湖の対岸にサン・サルヴァトーレ山を望むプジェルナ村Pugernaに出てきます。ここから南へ進むとカンピオーネに入り、住宅街を下って湖畔に出れば、巨大カジノの前からメリーデ経由ルガーノ行きの路線バスに乗れます。我が家はバスの待合せが悪かったので、更に湖岸を南下してフレスコ画の美しいサンタ・マリーア・デイ・ギルリ聖堂Santuario di Santa Maria dei Ghirliを経て再びスイス領に入り、メリーデ横断橋を渡って「スイス・ミニアトゥールSwissminiatur」のあるメリーデ村まで歩いてから電車に乗りました。(2017年5月)


スキニャーノ Schignano 〜 モンテ・ビスビーノ山頂 Monte Bisbino 〜 ロヴェンナ Rovenna (約5時間半)
スキニャーノ村はインテルヴィ谷の南部に位置する集落群で、上記のアルジェーニョ村でランツォ行きとは別のバスに乗り換えて行きます。オッカーニョOccagnoの集落で下車して坂道を南へ登り、ポーザPosaの集落の奥から右手の山道に入ります。右手にインテルヴィ谷を見下ろしつつ森の中を登って行くと、トレヴィッリョTreviglioの分岐を経て尾根上のコルマ・ディ・ビナーテColma di Binateに至り、ここから先は尾根伝いの快適な道になります。10分ほど南へ進むと閉鎖されたビナーテ小屋Rifugio Binateがあり、この辺りからモンテ・ローザ連峰が綺麗に見え始めます。更に約30分でムレッリ小屋Rifugio Murelliに達し、暖炉のある室内やコーモ湖を見下ろすテラス席で軽食休憩ができます。あと約40分歩いてブゴーネ小屋Rifugio Bugoneコーモ湖を眺めつつ休憩しても良いでしょう。ここから西へ進むと車道に出合い、これを登り詰めると礼拝堂が建つモンテ・ビスビーノ山頂(写真)です。山頂からは北西方向にモンテ・ジェネローゾが近く、その左にフィンスターアールホルンモンテ・レオーネヴァイスミースミシャベル山群、モンテ・ローザ連峰等のスイス・アルプスの峰々が並んで見えます。北にはピッツォ・デッラ・クローチェの背後にベリンツォーナ周辺の山々、北東方向にモンテ・ディズグラーツィア、東にグリーニャ連峰、南にコーモ市街と、360度の眺望をお楽しみください。帰りは車道を外れて南へ下ると、サン・カルロ礼拝堂Cappella di San CarloマドローナMadronaの農家群を経てスカローネScaroneの集落に至り、コーモ湖を見下ろしながら更に下るとサン・ミケーレ教区教会Parrocchia di San Micheleが建つロヴェンナ村に到着します。ここからバスに乗れば、コーモ湖岸のチェルノッビオCernobbioの町でコーモ行きのバスに乗り継げます。(2017年5月)



※ 各コースの標題末尾の括弧内は、歩行に要した時間です(施設の見学や休憩等に費やした時間を含んでいません)。

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