おすすめハイキングコース (6)

【ダヴォス周辺】

ダヴォスを見下ろす断崖絶壁の道
ゴッチナグラート Gotschnagrat 〜 シュトレーラ峠 Strelapass 〜 シャッツアルプ Schatzalp
(約4時間半)

ゴッチナグラートからパルゼン小屋Parsennhütteを経てシュトレーラ峠に至るヴァイスフルー山腹の道はパノラーマヴェークPanoramawegと呼ばれ、ダヴォス周辺のハイキングコースの中で最もメジャーなところです。眺めの良い海抜2,200〜2,300mの高さに殆ど起伏の無い広い道が続いており、散歩感覚で楽しめます。ゴッチナグラートへはクロスタース・プラッツ駅前からロープウェイで15分。ここから歩き始めて30分程でパルゼン小屋に着きます。夏は営業していないようですが、前のテラスからはヴァイスフルーに繋がるカール谷と、反対側にはラントクヴァルト川の谷の奥にシルヴレッタホルンの氷河が眺められます。道は幾つかの谷や尾根を巻きながら進み、眼下には次第にダヴォス湖やダヴォスの市街が見えてきます。眺めの良い尾根にはベンチが置かれていて、ランチを広げるのに最適です。ヴァイスフルーヨッホへのケーブルカー(2002年の夏は点検のため運休でした)の線路を潜って更に進むと、迫力ある断崖絶壁の道(写真)を経て、シュトレーラ峠の小屋はもうすぐです。峠からは西方にサピューン谷の眺めが広がります。小屋のレストランで休憩したら、ダヴォス市街を目指して山腹を下っていきます。シャッツアルプまでのリフトはスキー用なので、その脇の道を歩いて下るしかないのですが、疲れた足にはこの砂利道の直滑降が意外と辛いかも。シャッツアルプは気持ちの良い牧草地で、高山植物園や長い滑り台があり、子供達の歓声が響いています。ここからケーブルカーでダヴォス市街へ下ります。(2002年8月)

イェーリ湖から流れ出るイェーリ川
ヴェーゲルフス Wägerhus 〜 イェーリ湖沼群 Jöriseen 〜 フェライナ小屋 Berghaus Vereina (約4時間半)
ダヴォスからフリュエラ峠越えのスーシュSusch行きポストバスに乗り、峠の手前のヴェーゲルフスで下車します。バス停の前には小さな小屋があるだけで、既に海抜2,200mを超えているため周囲は荒涼とした雰囲気です。ここから北側の登山道を登っていきます。フリュエラ峠の湖やその向こうのフリュエラ・シュヴァルツホルンを眺めながら登り、小さな雪渓を越えると、海抜2,725mのイェーリフリュエラ峠Jöriflüelafurggaに到着です。ここからは眼下に目指すイェーリの湖が連なって見え、その右に氷河を纏ったフリュエラ・ヴァイスホルン、左にゴーリホルンが聳えるというパノラマが広がっています。一息入れたら急斜面を湖に向かって下り、湖畔でランチにしましょう。氷河の融水であるため湖はエメラルド色をしています。中央の湖から流れ出る川(写真)に沿って谷を下ります。下るにつれて緑が深くなり、イェーリ川が作る幾つかの小さい滝を楽しむうち、フェライナ小屋に到着します。ここは山奥とは思えない綺麗な造りで、泊まりたくなるくらいです(トイレの便座もハイジ&ペーターで可愛い!)。ビールとソーセージで完走を祝ったら、小屋が運営するミニバスに乗ってクロスタースへ戻ります。ミニバスには定員があるので、予約しておく方が無難です。(2002年8月)

リナーホルンから眺めるアムゼルフルー
リーナーホルン山腹周遊 Rinerhorn (約1時間)
ダヴォス周辺の山々は標高が余り高くない割には積雪量が多く、夏のロープウェイの多くは6月末頃からしか運行されませんが、リーナーホルンへのゴンドラリフトだけは比較的早くから動いています。ダヴォスからフィリズール方面行きの電車で8分のダヴォス・グラリスDavos Glaris駅前から乗り込みます。約8分で頂上駅へ。といっても、ここはリーナーホルンの中腹にあたり、本当の山頂は背後に黒く聳えています。スキー場として開発された場所のようですが、谷の向こう側の山々が美しく(写真)、南側にはベルギュン方面の尖鋒(ピッツ・エラ?)も遠望できます。ここから山腹を北方へ平坦な道が伸びており、尾根の避難小屋辺りまでは老人や家族連れを含め散策する人で賑わっています。尾根からはセルティック谷奥の高峰が望めます。セルティック谷へ下るハイキングコースもありますが、我が家は時間の都合で尾根を少し登り、山腹を周遊してゴンドラリフト山頂駅へ戻りました。(1999年6月)

ラントヴァッサー河畔の遊歩道
フラウエンキルヒ Frauenkirch 〜 ダヴォス・プラッツ Davos Platz (約1時間)
これはハイキングコースというより散歩道。上記のダヴォス・グラリスへ行く電車の車窓から、線路に並行して流れる川沿いに気持ち良さそうな遊歩道が続いているのが見えます。ダヴォス・グラリスの手前のフラウエンキルヒ駅(その名のとおり近くに美しい外観の教会があります)で下車し、ダヴォス市街まで歩いてみましょう。川沿いは並木道になっていて、初夏には菜の花等が一面に咲いているところもあり、気分爽快です。ところどころにベンチが置かれていて、老夫婦の散策向きといった趣です。(1999年6月)



※ 各コースの標題末尾の括弧内は、歩行に要した時間です(施設の見学や休憩等に費やした時間を含んでいません)。

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