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おすすめハイキングコース (31)

【ボルミオ周辺(イタリア)】


チーマ・ビアンカ山頂 Cima Bianca 〜 モンテ・ヴァッレチェッタ山頂 Monte Vallecetta
(往復約1時間)
モンテ・ヴァッレチェッタボルミオ村から南東側によく見える山で、その支峰のチーマ・ビアンカまでロープウェイで手軽に上ることができます。ボルミオ村の南側を流れるフロドルフォ川を越えた先にゴンドラリフト乗場があり、これで先ず中腹の「ボルミオ2000」に上ります。更にロープウェイに乗り換えると海抜3,000mのチーマ・ビアンカ山頂「ボルミオ3000」です。ここからは東にオルトラーからグラン・ゼブルーモンテ・コンフィナーレモンテ・ヴィオーツピッツォ・トレゼーロ等に至るヴァルフルヴァ谷奥方面の山々のパノラマ、南にモンテ・ソブレッタ、北にボルミオ村という素晴らしい眺望が楽しめ、レストランもありますので歩かない方でも上ってくる価値があります。ロープウェイ乗場の下(北側)を通って西側に出ると、モンテ・ヴァッレチェッタの山頂は目の前。尾根伝いの道を辿って30分余りで十字架の建つ山頂(写真)に立てます(本当の山頂はもう少し先のようですが)。山頂からはプンタ・ディ・ピエートラ・ロッサアダメッロ山群ピッツォ・スカリーノをはじめとするマレンコ谷方面の山々も含め、360度の眺望が広がります。(2011年7月)


ステルヴィオ峠 Passo dello Stelvio / Stilfserjoch 〜 レートルシュピッツ(別名プンタ・ローザ/ピッツ・コッチェン)山頂 Rötlspitz / Punta Rosa / Piz Cotschen
(往復約3時間)
ステルヴィオ峠はボルミオ村の北に位置する海抜2,758mの峠で、南チロル地方との境界であるほか、スイス国境にも隣接しています。スイスのミュスタイル谷からもポストバスで行けますが、ボルミオ村始発の峠行き路線バス(一日2往復のみ)に乗ると、険しいブラウリオ谷Valle del Braulioのつづら折れの道を遡って約50分で到着します(この道は自転車レース「ジーロ・ディターリア」の山岳コースに度々採用されています)。峠にはホテル・レストランや土産物店が建ち並び、南側の氷河の上へロープウェイも通じていますが、我が家は北側の道を辿って先ずドライシュプラーヘンシュピッツェ(別名チーマ・ガリバルディ)Dreisprachenspitze/Cima Garibaldiに登りました。僅か15分ほどでイタリア・スイス国境の礎石や軍隊の砦跡がある山頂に達し、ガリバルディ小屋Rifugio Garibaldiのテラスでオルトラー(チロル最高峰)・スコルルッツォ山ベルニナ連峰等の眺望を楽しむことができます。山頂の北側でウンブライル峠方面への道を左に分け、イタリア・スイス国境の尾根ブライトカム(別名クレスタ・ラルガ)Breitkamm/Cresta Largaの上に付けられた道を北へ辿ると、再び分岐があって左手の岩の上へ続く道に入ります(右手の道は少し下手を並行して進み、ファラッチカム連峰東斜面のトラバース道に繋がっています)。右手にオルトラー(写真)、左手にベルニナ連峰等を眺めつつ進んでケルンを過ぎると、いよいよレートルシュピッツへの登りに掛かります。先ず氷河キンポウゲシコタンソウを愛でながら東斜面をトラバースし、東肩にあたるセッラ・ダ・ピッツ・コッチェンSella da Piz Cotschenの分岐を左折して登り切るとイタリア・スイス国境の東峰、そこから岩の裂け目を渡った先の西峰が山頂です。山頂からは往路で眺めた山々に加えてチーマ・デ・ピアッツィファラッチカム連峰も一望できます。帰路は同じ道を引き返しますが、ケルンの手前から東側(下手)の道に入ると、途中に第一次世界大戦当時のオーストリア軍の野営地跡があります。(2011年7月)


ステルヴィオ峠 〜 ウンブライル峠 Umbrailpass
(約1時間半)
ステルヴィオ峠から上記と同じ道を辿ってドライシュプラーヘンシュピッツェに登り、山頂北側の分岐を左折してスイス領内の道を緩やかに下ります。やがてジグザグ道の急坂になりますが、ここを過ぎれば再び草原の中の緩やかな下り道です。右手にレートルシュピッツを眺めつつ西進すると、ムランツィーナ川の最上流部を渡り、ピッツ・ウンブライル(写真)の麓に建つスイス税関の建物前に出てきます。税関の北隣にレストランがあり、その前からミュスタイル谷方面行きのポストバスが出ています。税関前の車道を南へ数分進むと、国境のウンブライル峠を越えた先にイタリア側の管理事務所(第4管理所Quarta Cantoniera)があり、その前にボルミオ〜ステルヴィオ峠間の路線バスが停車します。第4管理所の向かいにもレストランがありますが、我が家が訪ねた日には営業していませんでしたので、スイス側のレストランでバス待ちの時間を潰しました。(2011年7月)


サン・ジャコーモ・ダム Diga di San Giacomo 〜 アルピセッラ峠 Passo di Alpisella 〜 リヴィーニョ Livigno
(約4時間半)
ボルミオ村のミラノ通りに面したバスターミナルからカンカーノ湖Lago di Cancano行きの路線バス(一日2往復のみ)に乗ると、ヴァルディデントロ村Valdidentroからつづら折れの道をトッリ・ディ・フラエーレ峠Passo Torri di Fraéleまで上り、その先の第2カンカーノ・ダムを見下ろすモンテ・スカーレ小屋Rifugio Monte Scaleの前まで連れて行ってもらえます。ここから歩き始めても良いのですが、カンカーノ湖とその上手のサン・ジャコーモ湖Lago di San Giacomo di Fraéleの周囲を巡るミニバスの便がありますので、我が家はこれを利用して2つの湖を隔てるサン・ジャコーモ・ダムの北詰に建つヴァル・フラエーレ小屋Rifugio Val Fraéleの前からスタートしました。サン・ジャコーモ湖の北岸の道ウメバチソウイブキジャコウソウ等の草花を楽しみながら西へ進み、湖の北西端に建つサン・ジャコーモ・ディ・フラエーレ礼拝堂Chiesetta San Giacomo di Fraéleを経て(ここまでミニバスで来れば更に40分ほど時間を節約できます)、その少し先の分岐から右手の山道に入ります。サン・ジャコーモ湖を一望できる地点(写真)まで登れば、間もなく樹林帯を抜けて行く手に草原のアルピセッラ谷Valle Alpisellaが広がってきます。左手から上ってくる広い道と合流する辺りがアッダ川Addaの源流域で、池と草花が点在する谷底を西へ緩やかに登ってアルピセッラ峠に至ります。ここから西側の谷に沿って明るい森の中の道を下ればリヴィーニョ湖畔Lago di Livignoに建つレストラン「ヴァル・アルピセッラ」Ristoro Val Alpisellaの前に出ます。南に見える「山羊の橋Ponte delle Capre」を渡って湖畔を南下し、シュペール川沿いの道を進んでリヴィーニョ村へ到着します。リヴィーニョはモンテ・デッラ・ネーヴェやカロゼッロ山へゴンドラリフトが通じる山岳リゾートですが、免税地域のためむしろ高額品の買物客で賑わっています。また南北に長い村ですので、ショッピングの前に帰りのボルミオ村行き路線バスの発車場所を確認するのをお忘れなく。(2011年7月)


アルノーガ Arnoga 〜 ヴィオーラ谷峠 Pass da Val Viola 〜 スファズー Sfazù
(約5時間半)
国境の峠を越えてスイス側へ下るハイキングコースです。ボルミオ村から上記リヴィーニョ村行きの路線バスに乗って約30分、道がフォスカーニョ峠に向けて大きくヘアピンカーブを曲がる場所にあるアルノーガのバス停で下車します。ヘアピンカーブの突端から細い舗装道路に入り、ヴィオーラ・ボルミーナ谷Val Viola Borminaの奥に聳えるコルノ・ディ・ドズデーに向かって緩やかに登っていきます。アルペ・カンポAlpe Campoを過ぎた先の駐車場で舗装道路は終わり、そのまま砂利道を進むと、レストラン「バイタ・アルトゥメイラBaita Altumeira」の辺りから徐々に左手の眺望が開け、ボルミーナ川沿いの平原アルペ・ドズデーAlpe Dosdèの奥にラーゴ・スパルモ連峰を美しく眺められるようになります。道端の草花を楽しみつつ更にコルノ・ディ・ドズデーの北麓まで登るとヴィオーラ谷湖Lago di Val Violaが現れ、行く手にはスイス領の山コルン・ダ・カンプが見えてきます。ヴィオーラ谷湖の一段上手の池の畔ヴィオーラ小屋Rifugio Violaが建っていますので、休憩していきましょう。ヴィオーラ小屋からセネキオの黄色い花が咲き並ぶ道を登り詰めると国境の礎石があるヴィオーラ谷峠です(ヴィオーラ小屋の裏手から登る峠の方が少し低いようですが、我が家は北側の放牧場の中の広い道を登って別の峠を越えました)。峠のスイス側にはイタリア側と同名のヴィオーラ谷湖Lagh da Val Viola(写真)が見下ろせます。北側の湿原プラーン・ダ・ラ・ジェンツァーナPlan da la Genzanaを迂回してこのヴィオーラ谷湖畔へ下り、その先の樹林帯の中の分岐を右折すればアルペ・カンポ小屋Rifugio Alpe Campoが建つアルプ・カンプAlp Camp、直進すればサオゼオ小屋Rifugio Saoseoが建つルンガックアLungacquaに至ります。どちらに歩いても山小屋の前から小型ポストバスに乗って幹線道路沿いのスファズーに出ることができますが、午後の早い時間帯にはこのバス便が無いので、我が家はパリュ氷河を遠望しながらスファズーまで更に1時間弱歩きました(スファズーのバス停前にもレストランがあります)。我が家はスファズーから南行きのバスでポスキアーヴォPoschiavoの町に出て、ベルニナ線の電車に乗換えティラーノ経由でボルミオ村へ戻りましたが、逆に北行きのバスをラ・モッタLa Mottaの集落で下車してリヴィーニョ行きのバスに乗り換える手もあります。(2011年7月)


マドンナ・デイ・モンティ Madonna dei Monti 〜 ゼブルー谷奥 Val Zebrù 〜 サン・アントニオ San Antonio
(約6時間)
ボルミオ村の東に延びるゼブルー谷を歩くコースです。ボルミオ周辺では動物を多く見掛けられる場所として知られています。谷の入口にあたる高台の集落マドンナ・デイ・モンティまで、ボルミオから一日3往復のバス便があります。観光案内所の前がバスの終点で、ここからコース番号「29」の標識に従い、広い林道を辿って谷奥へ向かいます。道は一旦ゼブルー川の左岸に渡り、道端の草花小屋を眺めつつ緩やかに登っていくと、再び右岸に戻って牧畜農家が点在するゼブルー・ディ・フオーリZebrù di Fuoriのアルプに出てきます。更に進んでプラミーゲンPramighenの農家小屋を過ぎると、間もなくレストラン「ラ・バイタLa Baita」とカンポ小屋Rifugio Campoが現れますので、暫し休憩していきましょう。更に1時間弱進んだ先がバイタ・デル・パストーレBaita del Pastoreで、カスミソウミミナグサ苔マンテマをはじめ、数多くの草花を楽しむことができます。農家小屋の脇の分岐を左折して北側斜面を少し登ると、谷の南側の高峰群は勿論、北側のサッソ・ロトンドトゥールヴィーザー・シュピッツェモンテ・ゼブルーグラン・ゼブルー等の山々のパノラマ(写真)が広がります。モンテ・ゼブルーの中腹にクイント・アルピーニ小屋Rifugio 5º Alpiniが建っているのもハッキリ見えます。カンポ小屋を到達点にして戻ってしまうとこの眺望は得られませんので、時間と体力に余裕があれば是非ともここまで登ってみてください。帰りは来た道を引き返しますが、マドンナ・デイ・モンティ発のバスは夕方までありませんので、我が家はゼブルー川左岸の道を直進し、高台の集落プラダッチョPradaccioを経由してヴァルフルヴァ谷の眺望を楽しみつつ谷底のサン・アントニオ村まで歩きました。ここからサンタ・カテリーナ始発の路線バスに乗ってボルミオ村へ戻れます。(2011年7月)


サンタ・カテリーナ・ヴァルフルヴァ Santa Caterina Valfurva 〜 ピッツィーニ小屋 Rifugio Pizzini-Frattola 〜 ブランカ小屋 Rifugio Cesare Branca 周遊
(約7時間)
上記ヴァルフルヴァ谷の奥に位置するサンタ・カテリーナ村は静かな山岳リゾートで、ボルミオ村から路線バスに乗って30分弱で行けます。終点のバス停からフロドルフォ川に沿った舗装道路を東へ進んでフォルニ谷Valle dei Forniに入ります。右手にチェレーナCerenaのアルプを見た後、ステッラ・アルピーナ小屋Rifugio Stella Alpinaを通り過ぎると、間もなく立派な山岳ホテルのフォルニ小屋Rifugio Ghiacciaio dei Forniが見えてきます。ここから東へ直進すればブランカ小屋方面ですが、先ずは北側の上手の道を辿りましょう。右手にチーマ・サン・ジャコーモフォルニ氷河を眺めつつ進むと、道は次第に北へ方向を変えてチェデック谷Val Cedecに入っていきます。谷の奥に建つピッツィーニ小屋(写真)に到着したら、グラン・ゼブルーやチェヴェダーレ山を眺めながらの食事休憩をどうぞ。帰りはチェデック谷の東側の道を南下すると、往路に辿った谷の西側の道フォルニ谷の下流方面を見下ろしつつ、岩場の斜面をトラバースしてブランカ小屋に至ります。小屋の前からはフォルニ氷河末端を間近に眺められます。ここから急な砂利道を谷底へ下り、ダム湖の脇を通ってフォルニ小屋まで戻ったら、後は往路と同じ舗装道路を逆に辿ります。サンタ・カテリーナ村の手前でフロドルフォ川の左岸(南側)へ渡ると、少し遠回りになりますが河畔の遊歩道を散策しながら村の中心部へ戻ることができます。(2011年7月)



※ 各コースの標題末尾の括弧内は、歩行に要した時間です(施設の見学や休憩等に費やした時間を含んでいません)。

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