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おすすめハイキングコース (19)

【アーデルボーデン周辺】


エングストリーゲンアルプ一周 Engstligenalp
(約1時間)

アーデルボーデン周辺では最も手軽に行けて美しいハイキングエリアです。アーデルボーデンからバスに約20分揺られて終点のウンター・デム・ビルクUnter dem Birgまで行き、ロープウェイに乗り換えれば8分で到着。ロープウェイ駅を出た瞬間から正面にどっしりとヴィルトシュトルーベル(標高3,244m)が迎えてくれます。広々とした平坦なアルプの中央に牧畜農家があり、これを遠巻きに一周する遊歩道が設けられています。 案内標識には車椅子マークがあり、つまり車椅子の方でも楽しめるコースという訳です。ヴィルトシュトルーベルの左にシュテークホルン、更に左方にはチンゲルロッホティックホルンの特徴ある岩山が眺められ、遊歩道の両側には可愛い花々が咲き乱れてまさに桃源郷に来た気分。ロープウェイ駅の近くにレストランもありますが、ここはお花畑に座り込んで休憩する方がお勧めです。散策だけで物足りない方には、山を越えてダウベン湖方面やジンメン滝方面へ抜けるコースがあります。
アルプからはエングストリーゲン滝Engstligenfälleが流れ落ちていて、その様子はアーデルボーデンの村からも遠望できます。ロープウェイで下山したら、ウンター・デム・ビルク駅の裏手から林の中の道を辿って滝の下まで行ってみましょう。20分ほどで滝のビューポイントに出て、帰りは川沿いの別の道を通って戻れます。但し、麓から見えるのは滝の下半分だけです。上半分はロープウェイからも少し見えますが、じっくり眺めたい方はロープウェイを使わずに歩いて下山してみてください。(2003年6月)


エルジゲンアルプ Elsigenalp 〜 エルジックホルン山頂 Elsighorn (往復約3時間半)
エルジックホルンは、アーデルボーデンのあるエングストリーゲン谷と、東隣のカンデル谷との間に聳える展望台です。アーデルボーデンからフルーティゲン行きのバスに乗って10分余りのアクセテンAchsetenで下車し、別のバス(というよりワゴン車※)に乗り換えます。ワゴン車はフルーティゲン方面からのバスを待ち合わせて発車し、急斜面に付けられた細い道をぐんぐん登ってロープウェイの乗場エルジックバッハElsigbachに着きます。ロープウェイに乗れば6分で広々としたエルジゲンアルプに到着です。ここから山頂を目指して500m余りの標高差を登っていきますが、エルジックホルンは周囲の険しい山々と違って山頂まで草原に覆われたなだらかな山なので、道端の草花を楽しみながら2時間足らずで到達できます。途中からは右手に氷河を纏ったブリュムリスアルプ連峰が次第に顔を出してきます。
標高2,341mの広い山頂(写真手前)からは360度の展望が開けます。東にはブリュムリスアルプからドルデンホルンを経てバルムホルンまでが間近に一望でき、眼下はカンデルシュテークに続く深い谷です。北側にはフルーティゲンの街とニーゼン山の向こうにトゥーン湖までが見渡せます。南側はヴィルトシュトルーベルからヴィルトホルンに連なる山々です。
帰りは同じ道をエルジゲンアルプまで下りてきたら、一見農家にしか見えないエルジック小屋Elsighütteのところで南へ直進すると、エルジック湖Elsigseeを経由してからロープウェイ駅に戻ることができます。残念ながら湖畔には休憩施設が無いので、下山を祝すビールはロープウェイ駅近くのレストランまでお預けになります。(2003年6月)
(※)アクセテン〜エルジックバッハ間のミニバスは、道路拡張工事のため2017年の夏は殆どの便が土日曜のみの運行になっていますのでご注意ください。


アクセテン Achseten 〜 コラーレンシュルフト Cholerenschlucht 〜 アーデルボーデン Adelboden (約2時間)
上記エルジックホルン登山の帰りにお薦めしたい散策コースです。アクセテンでバスに乗り換えずにアーデルボーデン方面へ10分ほど歩くと、次のバス停トレーゲルTregel(直接行く場合はここでバスを降りてください)の手前から谷へ下りる遊歩道があります。谷底の川に架かる橋の上からポッホテンケッセルPochtenkessel(岩が水流で漏斗状に浸食された地形)を眺めたら、谷の反対側を登って民家の裏手から牧草地脇の道に出ます。谷の対岸のバス道を眺めながら暫く歩き、林を抜けると、コラーレンシュルフトの入口が見えてきます。アーレシュルフトなんかに比べるとずっと小規模な地中渓谷ですが、その代わり無料ですし、崖に引っ掛かっているような岩の上まで足元が透ける鉄格子階段を上っていくのは結構スリリングです。渓谷の上まで上り切ると車道に出ますので、後はアーデルボーデンの村へ向かってまっすぐ歩いていくだけです。ずっと上り坂になるので少し疲れますが、村の手前から眺めるヴィルトシュトルーベル(写真)や谷の向こうに聳えるグロース・ローナーの岩山は、大変美しい絵になる風景です。(2003年6月)


チェンテンアルプ Tschentenalp 〜 ヘルンリ Hörnli 〜 アーデルボーデン (約2時間)
チェンテンアルプにはアーデルボーデンの村の中心部から黄・青・赤の3連結ゴンドラリフトが15分毎に出ています。山頂駅に隣接したレストランのテラスは、眼下のアーデルボーデンの村とその向こうのヴィルトシュトルーベル山群を眺めるのに最適の場所。下山ハイクを始める前に、レストランの裏から15分ほど登ってシュヴァントフェルトシュピッツSchwandfeldspitzに寄りましょう。山頂(写真)は余り広くありませんが、クシュール山頂に繋がる尾根や、その西側のアルブリストホルンも含め、360度の眺望が広がります。眺めを楽しんだらレストランに戻り、なだらかな草原の尾根道を下っていきます。マウンテンバイクも楽しめる広い道です。牧場を通過して中腹まで下ると、ヘルンリ高山植物園に到着します。小規模ですがスイスアルプスの主要な草花が集められていて、エーデルワイスもあります(入場無料)。ここから山腹の道を辿ってアーデルボーデンに戻ります。上記のコラーレンシュルフトからの道より少し上を歩くことになり、眺めの良さは同じですが、こちらは下り坂になるので楽です。(2003年6月)


シラーレンビュール Sillerenbüel 〜 ハーネンモース峠 Hahnenmoospass 〜 ガイルス Geils (約2時間)
シラーレンビュールもアーデルボーデンからゴンドラリフトで手軽に行ける展望台です。ゴンドラは村から谷へ一旦下りて乗り換えとなり、谷間に沿って緩やかに進んでいきますが、ベルクレーガーBerglägerを過ぎると一気に高度を稼いでシラーレンビュールに到着します。ここには広いテラスレストランがあり、ヴィルトシュトルーベル方面の眺めは前山が少し邪魔になりますが、チンゲルロッホティックホルンの両側にバルムホルンとリンダーホルンの頭が並び、西には遠くにヴィルトホルンが眺められます。ここからハーネンモース峠まで約1時間の尾根道は植物の道Themenweg Botanikと名付けられていて、その名のとおり道の両側に沢山の種類の草花が咲き乱れています。花の名前の説明板があちこちに設置されていて高山植物園の雰囲気です。ハーネンモース峠(写真)に近づくと、ヴィルトシュトルーベルの眺めも良くなってきます。峠にはホテル・レストランがあり、近くの高台には手製のグライダーを飛ばして楽しんでいるオジサンが大勢いました。眼下に見えるガイルスのレストランまでゴンドラリフトが通じていますが、歩いて下りても40分ほど。時間があれば南側の迂回ルートを辿ることもできます。ガイルスからはバスでアーデルボーデンに戻れます。(2003年6月)


ハーネンモース峠 〜 ジーベンブルンネン Siebenbrunnen 〜 ジンメ滝 Simmenfälle (約4時間)
上記のハーネンモース峠からは、西側のレンク方面へ下りるルートが幾つもあります。手軽なのはビュールベルクBühlbergまで1時間歩いてレンク行きのバスに乗るコースや、メッチベルクMetschbergまで40分ほど歩いてチェアリフト・ロープウェイ・バスを乗り継ぐ方法などですが、時間があればこの「滝巡りコース」も変化があってお薦めです。ハーネンモース峠からヴィルトシュトルーベルに向かって南下し、レーゲンボルツホルンRegenboldshornの西側の峠を越えてからは長い下り道です。正面にグレッチャーホルンやヴィルトホルンを眺めながら牧草地を下り、ポンメルンアルプPommernalpを過ぎると林に入ります。アンメルテンバッハAmmertenbachの急流に出会って少し上流へ歩くと、レツリベルクRäzlibergの平原が現れます。ここは手前に小さなレストランがあり、奥には山腹から湧き出したジーベンブルンネンの滝(写真)があってランチを広げるのに最適です。休憩後はアンメルテンバッハとの合流点まで来た道を戻り、そのままジンメ川沿いに下ります。途中バルバラ橋Barbarabrückeの迫力ある激流を見て、平地に出る手前にジンメ滝があります。滝のすぐ近くにレストランがあり、ここからレンク行きのバスが出ています。(2003年6月)



※ 各コースの標題末尾の括弧内は、歩行に要した時間です(施設の見学や休憩等に費やした時間を含んでいません)。

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