前立腺の病気 #002 前立腺炎

 

 前立腺に関する病気の2つ目は、「前立腺炎」である。炎症である。

 胃炎にも「急性胃炎」と「慢性胃炎」があるように、前立腺にも、「急性前立腺炎」「慢性前立腺炎」がある。

 

 さて、ある男の話である。

 その男の白いはずの精液(ザーメン)が、ある日、真っ赤になったのである。びっくりした男は、あわてて病院に行った。

 

 医者は、早速、肛門から指を入れ前立腺を触診。そして、前立腺を強くマッサージ。

 強く押された前立腺からは、溜まっていた精液がおちんちんを通って出てくる。ほぼ透明できれいな物である。それをガラス板に取って、顕微鏡などで見るのである。

 

 しかし、それでは異変が見られない。すると、その医者は言ったそうである。

「トイレに行って、精液をこの容器に出してきてください。」

「えっ!どうやって出すんですか?」

「何とか出してきてください。」

「そんな、簡単にこんな所では出せませんよ。」

「しかし、出してもらわないと調べられませんでしょう?」

「はあー。」

 

 本当は、その医者のそばにいた

「出すのを可愛い看護婦さんに手伝って貰いたい」

と言いたかったそうだが、それって、犯罪に近いと思い、仕方がないのでトイレに行き、あれこれ考えながら、必死になって出したそうである。

 その結果、「出た」のである。

 シャーレ入った精液を持って診察室に行ったときは、その可愛い看護婦さんを意識して、もの凄くはずかしかったそうである。

 

 Hさん、こんな生々しい話をばらしてしまって済みません。近くの者が、「Hさんて誰?」と聞いても、絶対言いませんから。

 

 さて、「急性前立腺炎」は、前立腺が大腸菌などの細菌に感染して起きる。

    ・発熱   ・腰痛   ・残尿感、   

    ・睾丸と肛門の間の不快感や痛み   ・排尿時の痛み

などが、症状であり、

    ・安静にすること

    ・抗生物質や抗炎症剤の服用

が、主な治療方法である。

 

 「慢性前立腺炎」は、急性の場合と似たような症状に加え、

    ・性欲の減退

などがある。

 治療方法は、

    ・「前立腺マッサージ」

    ・抗生物質の服用

    ・アルコールを避ける

などの気長な治療しかない。

 

 女であるが故に「子宮」関係や「更年期障害」などが有るが、男も女に負けず大変なのである。

 


 

 精液を検査しても分からなかった「Hさん」は、次の検査を受けることになった。それは、肛門から直腸に「超音波を出す棒」を入れ、画像を撮るというものであった。

 

Hさん…「そんなもの入れたら痛いやろ。」

看護婦…「大丈夫です。器具を風船のようなもので包み、その中にお湯を入れます。」

    「滑りやすいよう薬も塗りますし、お湯で冷たさもないですから。」

         

 いよいよ始まった。肛門から器具が入れられるが、潤滑液のため痛くもないし、温かさもちょうど良い。

それを少しずつ奥に入れられるとき、Hさんは思ったそうである。

「これって、ホモの人たちのしていることに近くないか?」

 

 それに、器具を前後させられると、変な気持ちになりかけたのである。

すなわち、痛いどころか、どちらかというと気持ちがよい方に近かったそうである。

「イヤな検査でご免なさい。」と看護婦が言ったそうだが、Hさんは、返事が出来なかったそうである。

 

 検査の結果、前立腺の一部が硬くなりかけていたので、薬を貰い、マッサージを受けることになったそうである。その後、前立腺は快復の方向に向かったようである。

 

 念のため、断っておくが、この検査以来、Hさんがアブノーマルな道に足を踏み入れていったというような話は、決して無い・・・・はずである。

 ね?Hさん。