養蚕の道具たち・・・・

養蚕の道具にはちょっと変わったものが多くあります。
物によっては骨董屋さんで見かけるものもあります
ここで紹介している養蚕道具は、我が家で使用している道具なので、他の養蚕農家がすべて使用している道具ではありませんので、ご了承ください。
博物館などで紹介されている、昔の道具こそが、現在我が家で現役で使っているものなので笑えました。
■軽トラック
お蚕の配蚕の際にも、軽トラでやってきて
桑畑から桑を運んでくるもの、出荷の時乗るのも軽トラです

■スーパー飼育台
我が家では通称「ガー」と呼んでいます
下の水色の網の中でお蚕を飼育していて
右下の白いものが、桑の葉を乗せて移動しながら桑くれが
できる台です。
この台が移動する際、ガーといううるさい音がするので、
ガーと呼ばれています。
■縄あみ(あみその1)
上族の時、お蚕を拾うときに使用する網です。

■あみ(あみその2)
上族の時使用する網です。その1と一緒に使用します
■ビニールシート
上族の時使用します。このビニールの上にお蚕を落とします

■肥やし袋
上族の時、お蚕を移動させたり、ふるうのに使用します。
昔の30Kgの肥やし袋を使っています。
最近の肥やし袋は、古くなると劣化してぼろぼろになって
しまって使えなくなるので、昔の袋を大切に使用しています
■移動用クレーン・鉄の箱(名称不明:自作品)
ひきひろいの時に、お蚕を1階からおおだなに運ぶための
機械です。出荷の際、繭をおろすのにも使用しています
昔は、たらいをロープで引き上げていた事もありました。
■回転まぶし
いわずと知れた、お蚕に繭を作らせる道具です。
蚕の上に上る習性を利用して作られた道具で、
最近我が家では、おかいこマンションと呼ばれるようになりました。10棟13階建てで、回転するので、どちらが上だか
分からない建物です。
■えびら・さしだん(かいこだな)
春蚕が小さいときに使用してる台です。
えびらの上にサンザン紙を敷きその上にお蚕を乗せて、
蚕が乾かないように、その上に防乾紙を乗せます。
今では、作る職人もいないので、大切に使用していますが、
だいぶ使い込んで痛んできているので、
ビニール紐や畳のへりで補修して使用しています。
■毛羽取り機(全自動)
枠から繭を外す作業から、毛羽を取る作業まで一貫して
行ってくれる、とっても優れもの機械です。
養蚕農家を引退してしまった農家から21世紀になってようやく
やってきました。
今まで一日掛りで行っていた作業が、半日でおわりました。
機械化!!感動ものです
■出荷用ふくろ
出荷の際、繭を入れる袋です。
現在、東京産の繭は群馬県にある碓氷製糸に
出荷していますが
袋は今では無くなった製糸工場の名前を
印刷されているものもあります。
■選検台(せんけんだい)
各農家が持ってきた繭を一度この台にあけて
みんなで繭を再度検査するための台です。
■はかり
出荷した繭の重さをはかるはかりです
出荷の度に、自分の体重を量っています
■チッパー(コーワカッター)
桑の枝を、細かく砕く機械です。
以前は、燃やしていたのですが、周辺地域への配慮を考え
桑の枝を細かく砕き、肥料として活用しています。

一回の飼育で、桑枝が、軽トラ3台分ぐらいでたので
この処分に頭を抱えていましたが、チッパーをかけると、
小山ひとつ分になってしまうので、大変助かっています。


左写真:蚕が食べ残した桑枝の山

他にも、メインの主役に選定鋏(せんていばさみ)があります:桑の枝を切るのに使用しています。祖父は鎌を使用していました。