オロロン太鼓の概要

 オロロン太鼓は、昭和48年に当町文化連盟の力添えと広く町民の文化に対する熱意が結集されて発足しました。
天売島の天然記念物「オロロン鳥」にあやかって名付けられた『オロロン太鼓』は羽幌町の誇る郷土芸能です。
 かつて炭鉱の町として繁栄したこの地も緑豊かな自然美と、大地・海の恵まれた産業の町として変身し、豊富な観光資源とともに文化の薫り高い町として活気に満ちています。
 以来オロロン太鼓メンバーの熱烈な練習により、地域はもとより道内の数多い和太鼓団体の中でも特色のある曲作りにメンバー一同一丸となり取り組んでいます。
 その間多くの地域の方々に愛されるオロロン太鼓でいたいと願い活動を続けてまいりました。
太鼓の団体では道内初の北海道太鼓祭を羽幌町に於いて主催し、200余名の打ち手が集結しての大競演や北海道の祭典札幌雪祭り・すすきの祭等、多数の祭典・イベントに参加しており、また、地域活動においても、日本海の荒波の中勇壮に打ち渡る『天売・焼尻海峡祭』『羽幌神社祭』『羽幌町民芸術祭』など、広く活動を続け、地域の文化・観光・事業に参加致しております。
 更にこの太鼓を通じて心の文化を末永く伝えるため、少年少女おろろん太鼓(オロロン太鼓ジュニア)を育成し、長い道のりを夢見て毎日を楽しみに活動しております。

  オロロン太鼓・曲目紹介

 慕情オロロンくずし(浮島太鼓)
 武蔵海流揃打ち(怒涛太鼓)
 秀峰ピッシリ流し(開拓の詩)
 望郷吹雪返し(羽幌四季太鼓)
 波保呂ばやし(祝い太鼓)
 昇龍
 飛翔
 輪音

慕情オロロンくずし(浮島太鼓)
 北の最果て、日本海に浮かぶ夫婦島、数十万羽の海鳥と荒々しくそびえ立つ岩肌はオロロンの島天売島
 澄みきった海面に緑をなし色鮮やかに調和したオンコの島焼尻島
この島に住む人々の純粋で素朴な生活感情を、はげしい大太鼓ときびしいリズムの細バチにのせて打ち上げる。

武蔵海流揃打ち(怒涛太鼓)
 容赦なくサガレン降しは吹く、岩肌にくだける波しぶきにカワサキ船はかすむ、武蔵水道は怒涛のごとく荒れ狂う、命知らずの海の男は闘志に燃える。
秀峰ピッシリ流し(開拓の詩)
 残雪深き山すそに
     嫁ぐ娘とせせらぎは
 幼馴染の若者に
     流れとどけき笛の音か
 目がしらこらえる若者の
     流さぬはづの涙打ち
 北国のきびしい自然と恵まれない風土の中で、若い娘のロマンと開拓の苦労に一生をかけた情熱をその姿と四季折々の情景を笛の音に始まり、太鼓の音色で歌い上げる。
望郷吹雪返し(羽幌四季太鼓)
 ピッシリ連峰の融雪が始まる頃、麓では春を向かえ若葉が芽を吹き、太陽の日射も一段と増し北国にも短い夏の季節が来る。
若者たちの躍動も束の間農家では刈り入れの準備が始まる頃、夜になると遠く盆太鼓が聞こえるとき、羽幌は本格的な秋。
収穫を終える頃から冷たい風が吹き、やがて凍てつく長い長い冬への旅立ちが始まる。
 だが、羽幌の子供達のロマンはここから始まります。
波保呂ばやし(祝い太鼓)
 羽幌町は、砂金の採取に始まり捕鯨・にしん漁・農業開拓と厳しい自然条件を克服し、今日の羽幌町を築き上げる。
 人々は、一時の心の安らぎを求めるとき、単調なリズムと太鼓の音に喜怒哀楽をのみほし明日への逆境に立ち向かう生涯感を表現した。

昇龍
羽幌神社大祭、後祭り後半に管内最大の三尺大宮太鼓をメインに宮太鼓・締太鼓の地打ちに乗せ演奏される曲
各々の太鼓を代わる代わる打ち続けるシンプルな編成・構成ではあるが
和太鼓の特性を十二分に生かした奏法は観衆を魅了する

飛翔
 飛来する渡り鳥の生涯を模した曲
海鳥の巣立ちの力強さと哀愁を繊細に表現する

輪音
舞台演奏時の「昇龍」と共に演奏されプロローグ的役割を果たす
静寂の中に響き渡るこの音色は後の壮大な展開を予想されるに余りある曲調で寸分狂わぬ呼吸と一体感を要求される



  オロロン太鼓・北海道太鼓連盟合同曲

 山彦
 飛躍
 巴・彩


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