大菩薩峠


「峠」と言う文字は見るからにスッキリしていて、判り易い文字である。
「峠」は、一般には山の坂路を登りつめた所、
山の上りから下りにかかる境の意味である。

「峠」はトウゲと読むが、昔はタウゲと読んでいたらしい、
「タウゲ」はタムケ(手向)が転じたものという。




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峠について・・、

「峠」と言う文字は見るからにスッキリしていて、判り易い文字である。
更に、読みの響きもいい。

峠はトウゲと読むが、昔はタウゲと読んでいたらしい。

「タウゲ」はタムケ(手向)が転じたものといい、如何にも意味有りげである。 
それは旅の人、通行者が道祖神に「手向け」をするからといわれる。

尤もで、「手向け」とは手を向ける、手を合わせる、合掌するという日本人特有の自然神から根ざした感性なものである。

「手向けの神」:旅人が道中の安全を祈るために幣物《へいもつ:神に奉献する物の総称》を手向ける峠などの神、

「手向け草」:旅人が行路の安全を祈るために神に供える物。布・糸・木綿など。
         
万葉集1:「白波の 浜松が枝の 手向け草 幾代までにか 年の経ぬらむ」

「手向け花」:神仏・死者の霊などにたむける花

「手向山」:道路や坂の神などに幣帛《へいはく・幣物に同じ》をたむけることにきまっている所、
又それのある山

他に「手向け歌」、「手向け水」など・・、神聖な呼び名がある。


峠は、一般には山の坂路を登りつめた所、山の上りから下りにかかる境の意味である。


そして、「峠」と言う字は国字だそうである。 

国字というのは、その国の国語を表記するための文字、その国で公式に採用されている文字のことで、舶来の漢字ではなく日本で作られた字・「和字」のことである。

そういえば、「峠」という字を和英辞典で引いても、単純に「pass」或いは「a mountain pass」(山を越える)としか出てこない。 

峠という本来の字は、英語には存在しないのである。


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『 人が旅をして越し方と行く末の中道に立ち、
越し方を懐かしみ行く末を祈るため手向けし、祈願する。
その邂逅は、縹渺たる旅情である。

山が有り上が有り下が有る・・、

その中間 に立つ地点を「峠」という。

そこは、煩悩と菩提の境であり、不化衆生の聖賢の位置である。
そして、正しく天上と地獄の人間の立場である。

人生は旅であり、旅は無限である。

峠というのが有って、
そこに回顧があり低徊(思案に耽りつつ行ったり戻ったりすること)があり、
中心があり、要軸がある。

峠に立って、人生は始めて荒涼索漠から救われる。 』





大菩薩峠の「介山荘」より(昭和45年:1970年3月)





」という一字で、これだけの意味合いも持つのも驚嘆に値するのである。


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