マンホール蓋改善の前例

マンホール蓋のスリップ対策について行政に聞き取りに行くと、必ずといっていいほど出てくる
のが、高知県高知市の集中豪雨後のマンホール緊急安全対策の話だ。

事件の概要は、集中豪雨により、下水道内で圧縮された空気がマンホール蓋を押し上げ、空
いたままになってしまい、そこに2人の方がはまり、そのまま帰らぬ人となった。

当時、今の国土交通省である建設省は、有識者、地方公共団体等からなる「下水道マンホー
ル緊急対策検討委員会」を設置した。                                 

    私は、その後高知市がどのような対策をしたのか電話で聞き取りを行った。
 
             高知市下水道保全課電話ヒアリングレポート
                                        2002年11月20日

                          話者   下水道保全課  課長 森沢幸盛さん
                          最話者     origin   代表  斉藤唯

1)平成10年に洪水でマンホールの蓋が外れて、そこに人がはまって二人の方が亡くなられた
事件がありましたが、高知市ではどのような対応をとられましたか?

A.下水道のマンホールのマニュアルができました。詳しくは「下水道安全対策の手引き」という
本を日本下水道協会が出していますので、見てください。

2)それによって高知市では、どのような対策されたのですか?

A.当時下水道普及率は43%でして、高知市内、汚水、雨水含めて1万4400個マンホールが
あり、内1万616個に対策しました。その内容は3つあります。1つ目は、圧力がかかると少し浮
いて空気が逃げる仕組みにしました。2つ目は、近くに空気だけ逃がす施設を造りました。3つ
目は、中蓋として網を設置して、万が一蓋が外れたとしても、大丈夫なようにしました。


3)費用は、いくらかかりましたか?

A.マンホール一個につき20万から30万です。


4)どこから費用は出されましたか?

A.一部国から補助は出ましたが、市から出しました。


5)借金ですか?

A.借金です。


6)スリップ対策を何かされていますか?

A.特別にはないです。


参考−1万616個×25万円=26億5400万円     

                           
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