身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)

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2016年

6月30日(木曜日) 裁判官の本分って何だ

 僕のような、しがない田舎記者(横浜はでっかい田舎です)のところにも大手の週刊A誌から、岡口基一裁判官について話を聞かせてほしいと取材依頼があった。「裁判官の品格」(現代人文社)という著書を出しているからだろうけど、この本の「品格」とは表面的な品位を言っているのではない。形式的な上品さは、さほど重要な問題ではない。憲法と人権を遵守し、当事者が納得できる判断をすることこそが裁判官の仕事の本質であり本分だろう、というのが拙著の趣旨だ。もちろん取材にもそのように答えた。

 個人的にどんな趣味を持とうが悪ふざけをしようが、きちんとした仕事さえしていればそれでいいではないか。法廷で半裸や全裸になったわけでもあるまいし。いちいち目くじらを立てるようなことではない。

 「裁判官の品位と裁判所に対する国民の信頼を傷つける行為をした」(渡部勇次・東京高裁事務局長)と言うのであれば、憲法と法律と事実に従った審理をしていない裁判官や、人事権を振りかざして裁判官を管理統制しようとする最高裁事務総局などの司法行政の姿勢や体質こそ、むしろ厳しく問われなければならないはずだ。検察や捜査当局や政府や大企業の言い分を鵜呑みにして、明らかに権力の意向に沿った一方的な判断を漫然としている裁判官こそ、むしろ「国民の信頼」をものすごく傷つけていると思うよ。

高裁裁判官、ツイッターに上半身裸の写真投稿、厳重注意(朝日)=28日付朝刊

http://digital.asahi.com/articles/ASJ6W51FFJ6WUTIL02B.html?iref=com_alist_8_04

◇◇

 公示後の党首討論には応じず、民進党の公開質問状への回答も拒否する安倍自民党。「選挙をフルで戦っている」「期日前投票の前に議論を終えておくべきだ」「既に選挙戦が始まっている」。いずれもまともな理由とは到底思えない詭弁ばかり。政権政党としても総理大臣としても実に不誠実で、有権者に対して「説明責任を果たさない」ことの理由には全くなっていない。民進党の支持者も主権者だということを、安倍自民党は理解していないようだ。

 争点を隠して改憲などの本音(思惑)を明らかにせず、そのまま選挙を終えようとする安倍自民党の態度は卑劣極まりない。そんな民主主義や立憲主義があるものか。どこまで有権者を愚弄すれば気が済むのだろう。公正な選挙のプロセスを自ら放棄して恥じない安倍政権に、有権者はそれでも一票を託すのだろうか。

民進質問状、回答を拒否=萩生田官房副長官(時事)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160630-00000067-jij-pol


6月29日(水曜日) 海外派兵は「人を殺すため」だろ

 災害派遣の自衛隊と海外派兵の自衛隊は全く別ものだ。安倍自民党が憲法を無視して成立させた安保法制の下で、外国の紛争地に自衛隊が出動するのは「人を殺すため」そのものではないか。「人道支援」では断じてない。

 NHKの討論番組で共産党の藤野保史政策委員長が、5兆円を超えた防衛費について、「人を殺すための予算ではなく人を支えて育てる予算を優先する」と述べた発言は不適切でもなんでもない。自衛隊の活動のすべてを否定したのではないのだから、自衛隊員を不当に貶めたのでもない。共産党の藤野氏は、発言撤回も政策委員長の辞任もする必要はなかった。選挙対策(戦略)として仕方なかったのだろうけど、発言撤回や辞任は筋違いでおかしい。

 それにしても政権与党と御用メディアの共産党叩きは尋常ではない。安倍自民党と補完勢力の面々が共産党を叩くのはさもありなんだが、産経やNHKがここぞとばかりにネガティブキャンペーンを展開している。しかも共産党だけでなく野党共闘を誹謗中傷し、分裂分解させようと必死。露骨すぎる。政治的中立を装って上手いことやろうといった努力や工夫をする余裕すら、産経やNHKにはないようだ。この国のメディアのお粗末さはなんとも形容し難い。暗澹たる気分になる。

◇◇

 常子「戦争をたたえて国民を煽るような雑誌は作りたくないんです」、五反田「もう作らなくていい。僕に赤紙(召集令状)が来た」、常子「そんな…(絶句)」。NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」から。70年も昔の話ではなく、これからまた同じようなことが再び起こりそうな予感がする今のこの時代。政治も社会もメディアの状況も。もう既に「戦争をたたえて国民を煽るような新聞や雑誌や番組」を作っているではないか。歴史からみんな学んでいるはずなのに。


6月28日(火曜日) 労働組合離れ

 民間企業の労働組合離れは以前から指摘されているが、身分保障が手厚い国家公務員の世界でも変わらないようだ。御用組合や親睦会や互助会のような労組では意味はないし害悪でしかないが、労働者の権利と人権を守るためにきちんと主張し、内部から組織のありようを監視して意見を言う存在は必要(というより不可欠)だと思う。民間企業でも役所でも学校であっても。

霞が関でも労働組合離れ加速、外務省や文科省では消滅(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ5M64Z6J5MULZL004.html


6月27日(月曜日) 半年ぶりのFB

 半年ぶりにフェイスブック(FB)に投稿した。いろいろ鬱陶しいからフェイスブックには顔を出さないようにしているのだが、憲法の危機的状況と安倍晋三の頭のおかしさについては、参院選を直前にして、なるべくあっちこっちのチャンネルで発信しておくべきかなと思ったので。

 ちなみに投稿した記事は2本で、どちらもこの「身辺雑記」に掲載した文章の転載だ。「憲法を守るのは『日常』を守ること」(6月23日付)と「テレビで際立つ安倍首相の異様さ」(6月26日付)。

→(Facebook)https://www.facebook.com/noriaki.ikezoe


6月26日(日曜日) テレビで際立つ安倍首相の異様さ

 安倍晋三首相がテレビ画面に登場して話し始めると、この男の異常さと異様さが際立つ。政治的立場だけでなくむしろ人間性について、明らかに異様な言動が続いている。もしそこのところに気付かない(気付くことができない)のだとしたら、それは見ている側がよほどのボンクラで人を見極める目がなく、物事の真偽を確かめる力が劣っているということなのだろう。

 テレビ朝日「報道ステーション」の党首討論(21日)で、収録時間がわずか1分過ぎただけで腹を立て声を荒げて番組関係者を罵倒した場面も、TBS「NEWS23」の党首討論(24日)で、「ガリガリ君」を政治資金で購入した事実を山本太郎議員に指摘され狼狽して取り乱した場面も、いずれも安倍首相の精神的な異常さを端的に示して見せた。

 そもそも報ステでは、党首討論が公示後に1回しか行われないことを指摘されたことに対し、事実と異なる反論をした挙げ句に、話をそらそうとキレ始めたのは安倍首相自身だったわけで、だれが見ても異様な光景だった。党首討論の回数そのものではなく、公示後の回数の少なさが批判されていたのだから、「党首討論の回数は多い」といった安倍首相の反論は詭弁でしかない。その上で安倍首相は、収録時間の1分超過について難癖をつけたのだった。尋常ではない。「ガリガリ君」の購入問題での逆ギレにしても、もう少しまともに冷静に誠実に対応できないのだろうか。

 しかも自分は人一倍べらべらと中身のないことを延々としゃべり続け、ほかの党首の発言に割り込んだり遮ったりを繰り返すばかりか、他党を根拠なく誹謗中傷し罵倒する。その一方で、自分が厳しい批判や非難の対象になると激しく興奮し、目を泳がせつつ嘘八百と詭弁をまくし立てながら逆上する。ヤバすぎないか。こんな頭のおかしな総理大臣は見たことがない。


6月25日(土曜日) 選択肢が豊富な都内候補者

 都内の参院選ポスター掲示板は多彩で面白いなあ=写真(東京都葛飾区内)。何を基準にどんな立場で一票を投じるにせよ、選択肢が豊富なのはいい。ちょっとうらやましいぞ。


6月24日(金曜日) 牽強付会

 英国の国民投票でEU離脱派が過半数を制した。英国の階層社会や所得格差や「大英帝国」(連合王国)に対するアイデンティティ(プライド)の強さが投票行動にも表れたのだろうけど、注目すべきは北部と南部の見解の違いが、くっきり鮮明になったことだよなあ。

 英国北部のスコットランドと北アイルランドは、EU残留派が際立って多かった。EUの分裂崩壊の危機だけでなく、大英帝国自体も分裂する可能性が強まったが、さもありなんだと思う。英国の分離独立運動にさらに拍車がかかるのでは。むしろ分離独立は自然な流れのように思うけど。

 英国EU離脱派勝利のニュースを受けて、安倍晋三首相が早速、伊勢志摩サミットやアベノミクスの「成果」を都合のいいように自画自賛。「日本の政治の安定こそが世界から求められている」などと牽強付会の演説をかましている。サミットでの安倍の主張は全く根拠がなく、各国首脳から強く反論・否定されたし、為替相場の激変(円高)と株価急落で日本経済はどん詰まりなのに。

 事実を平然とねじ曲げて、都合よく話をすり替えることにかけては右に出る者なし。どこまでも大嘘吐きで厚顔無恥なトンデモ総理大臣だな、安倍晋三って。


6月23日(木曜日) 憲法を守るのは「日常」を守ること

 ごくごく普通に当たり前の毎日を生きている市民にとって、日常の暮らしが何よりも大事なのは当然だろう。だから選挙で経済や景気や福祉政策が最大関心事なのも、至極もっともだと思う。だけどそれに加えてぜひ憲法のあり方も同時に考えてほしい。今の憲法を変えて、政権にフリーハンドを持たせようとする動きが着々と進んでいるからだ。

 憲法は国家権力を制限する最高法規であって、国民を縛る道具ではない。ところが安倍政権は憲法を改正し、国家権力(政府)が制約なくこの国と国民を自由にできるようにしようとしている。しかも選挙の争点として提起することなしに。まさに「争点隠し」そのものではないか。こういう卑劣で姑息な態度を「だまし討ち」と言う。

 選挙が終わって「国民に信任された」と宣言されてから、「そんなつもりではなかった」と言ってももう遅い。「戦争しない国」から「戦争できる国」に憲法が書き替えられれば、私たちのささやかな生活は壊され、自由で平和な毎日はなくなってしまう。国民のために国家(政府)があるのではなく、国民は国家(政府)に支配され管理される存在になるだろう。私たち国民の自由や権利や人権は間違いなく大幅に制限される。

 今の憲法を守るのは、今ある日常を守ることに直結している。憲法のゆくえは、暮らしに直結する最も大事な争点の一つだ。


6月22日(水曜日) 私憤から公憤へ

 あまりに受講態度がふざけている学生に対し、久しぶりに厳しく注意した。「私語厳禁と最初の講義でも告知したはずだが、この授業を受けたいと思って参加しているほかの学生に迷惑だ。他人の学ぶ権利を侵害する行為は絶対に許されない。これが最終通告だから」。学生を怒る行為はこちらも実はものすごく疲弊して精神的に疲れる。クラス全体が引き締まったからよかったけど。

 でもまあ思ったよりも教室の雰囲気は悪くならなかったので少しほっとした。むしろ、僕の言葉に共感してくれている学生が多かったようにも感じた(たぶん)。

 参院選公示。「怒りの気持ちは基本的には私憤だが、私憤から公憤へと発展させる視点も必要なんじゃないかな。きょう公示された参院選ではみんな漏れなく選挙権を行使できるはず。もう大学生なんだし、できればもっと社会的関心と問題意識を持っていろいろ考えてほしい」。せっかくの参院選公示日なので、1年生対象の授業で5分ほど、余談としてそんな話をした。結構真剣に聴いてくれていた(と思う)。


6月21日(火曜日) 党首討論で品性のなさ露呈

 報道ステーションの参院選党首討論。「簡潔に述べる」「簡潔に答える」と言いながら、だらだらくどくどと、まるで中身のない話を一人でべらべらしゃべり続ける安倍晋三首相。ウザ過ぎる。どれもこれもひと言で済む話なのに。頭の悪さを見事にさらし続けているよなあ。争点をずらして話をはぐらかすことで、安倍晋三は議論を故意に混乱させている。

 しかも事実をねじ曲げて平然と嘘八百を並べ立てる。安倍晋三って馬鹿なだけでなく、姑息で卑劣極まりない最低の男だよなあ。今さらだけど。

 おまけに最も多くの時間を使って一方的にべらべらとしゃべっていたくせに、「時間を守ってもらわないと困る」などと最後にキレてメディアの伝え方と報ステを非難し、捨て台詞を放って席を立った安倍晋三。内閣総理大臣の品性や器というよりも、人としての品格や常識のなさを全国に見せつけたように思える。

 自分勝手で他人の話や批判に耳を傾けることは一切せず、相手の話を遮るばかりか発言に割り込んでくる安倍晋三。都合の悪い批判をされると目がキョロキョロと不自然に動き、視線が宙をさまよう安倍晋三。しゃべればしゃべるだけ醜態をさらしボロが出る安倍晋三。まともな感覚がある視聴者ならこうした言動と態度を見て、呆れ果てるとともに嫌悪感を抱くんじゃないかな。

 憲法を守ろうとする側が、憲法をねじ曲げて土足で踏みにじる側(安倍自民党)に対し、「憲法改正を争点にして話をしろ」と迫るのは、争点隠しをあぶり出すためなのだから当然ではないか。選挙論戦の中では大事なことにあえて触れず、選挙が終わったら「白紙委任された」とばかりに、好き勝手するのは安倍独裁自民党の常套手段だろうに。真摯に向き合って議論することなく、詭弁を弄して話をそらそうとする安倍晋三の不誠実さが際立つ。


6月20日(月曜日) 「どこを歩こうが私の勝手」

 「そこのあなたっ。そんな派手な化粧して贅沢をする人間は日本国民の敵なんですよっ!」「そこのあなたっ。堂々と道の真ん中を歩き過ぎですっ!」。居丈高で偉そうな大日本婦人会の連中の態度と台詞は、いつ見てもやはり胸くそ悪くてむかつく。そんな威圧的なおばはんの言葉に対し、「どこを歩こうが私の勝手です」と毅然と言い返した常子に拍手。(きょう20日放送のNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」から)

 まさに今のこの時代や社会にリンクするような光景ではないか。戦前・戦中を描く「ドラマ」の中だけでは、かろうじてNHKも的確な放送ができるのかもしれない。ニュース部門はすっかり事実上の国営放送(政権の広報宣伝機関)だけど。

◇◇

 原子力規制委員会が、運転開始から40年が経過した関西電力高浜原発1・2号機について20年の運転期間延長を認可した。本来の耐用年数を超えて老朽化した原発を、平然と堂々と稼働させる愚行。事故の起きる可能性(危険性)がさらに高まるような認可をして、どうするつもりなんだ。原発推進が既定路線の安倍政権と電力会社の言いなり。最初から運転期間を延長させる結論ありきの手抜き審査。いったいどこが原子力「規制」委員会なのか。「推進」委員会そのものではないか。むしろ原子力「寄生」委員会なんじゃないか。

 原発などなくても動かさなくても電力は十分に足りている。なぜわざわざ危険を侵す方向に進もうとするのか。地震大国のこの国では、いつどこで大地震が起きてもおかしくない。今原発が無事なのは、奇跡のような偶然と幸運が続いているだけに過ぎない。政府も電力会社も規制委員会も、そして原発立地自治体も、福島原発事故の大惨事から何も学んでいないのか。

 もしもまた再び、原発で炉心溶融のような大事故が起きたら、だれがどうやってどんな責任を取るつもりなのか、納得できるように具体的に説明してから稼働させろよ。


6月19日(日曜日) 沖縄の怒りは日本の怒り

 残虐な事件が何回も繰り返される沖縄の「怒り」は、沖縄だけでなく「日本の怒り」であるはず。事件の背景には米軍基地の存在がある。不平等な日米関係の解消こそ不可欠だ。沖縄の人たちの怒りは、繰り返される米兵らによる残虐な事件への至極当然な心情の吐露だが、それは本土で暮らしている私たち自身の問題でもある。決して他人ごとではないし、他人ごとであってはならない。

 その県民大会に出席を拒む自民党と公明党。彼らはいったいどこを向いているのか、だれのために仕事をしているのか。自公安倍政権の姿勢や本質そのものを象徴している。

沖縄県民大会、6万5千人が追悼、海兵隊の撤退求める、被害者の父がメッセージ(琉球新報)

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-300866.html

◇◇

 参院選応援のため吉祥寺駅前で街頭演説した安倍晋三首相に対し、帰れコールが鳴り止まず。安倍首相は「私は子供の時、お母さんから人の悪口を言ってはいけないと言われた」と応酬しながら、共産党と民進党を批判し続けたという。

 自分の家族を他者に示す場合には「父」「母」「兄」「姉」「祖父」「祖母」などと表現するのが常識だ。まともな社会人なら、「お父さん」「お母さん」「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」といった言葉は他人には使わない。「美しい国」やら「道徳」やら「家族」を重視しているはずの安倍首相ご自身は、いったいどんな家庭教育や躾(しつけ)を受けてきたのだろうか。


6月17日(金曜日) 有権者が怒るのは当然だ

 「舛添都知事批判はいじめと同じだ」などと抜かしている輩がいるがとんでもない。公私混同だけでなく税金泥棒(公金横領)をしたのだから、有権者が怒って疑惑の徹底追及と辞任を求めるのは当然ではないか。むしろ怒らない方が納税者としてどうかしている。大事なのはその先だ。

 舛添都知事だけでなく、都議会総務委員会の集中審議や百条委員会設置を拒む自民党都議や、さらに甘利明・前経済再生担当大臣の金銭授受疑惑にも同じように怒るべきだ。それこそが主権者としての責任だろう。舛添都知事が辞任すればそれで気分すっきりだなんて、まさに愚民そのもので馬鹿げている。そんな愚かな有権者を一番喜ぶのは安倍自民党だけに違いない。

 それにしても、集中審議や百条委員会を拒む自民党都議には強い憤りを覚える。「潔い引き際で尊敬できる」「男らしくて立派」などと口走るに至っては噴飯ものだ。都議会を解散されることを最も恐れていたのだろうけど、いっそのこと舛添都知事に都議会を解散してもらった方がよかったかもしれない。有権者を馬鹿にするにもほどがある。実にふざけた態度ではないか。都民はもっと強く激しく怒っていい。

◇◇

 福島第一原発事故で、東京電力の清水正孝・元社長が「当時の首相官邸からの指示」として「炉心溶融」の言葉を使わないよう社内に指示した、という報告書を東電の第三者検証委員会が公表。その報告書に対し、「炉心溶融の言葉を使わないように官邸が指示した事実はない」と民進党の枝野幸男幹事長らが敢然と反論している。至極もっともな反論だと思う。

 炉心溶融の可能性があることについては、枝野幹事長自身が当時の記者会見ではっきりと認めていたのだから。それなのにわざわざ「炉心溶融」の言葉を使わないように指示する意味がないし、そんなことをする必然性やメリットはどこにもない。

 そもそも東電の依頼で調査した第三者委員会がうさん臭さの固まりだ。東電関係者から聞き取り調査しただけで、官邸サイドや官僚など東電関係者以外の話を全く聞いていないなんて論外だろう。舛添都知事の言い訳を代弁しただけの「第三者の厳しい目」と全く同じ手法ではないか。

 東電が依頼した第三者委員会のメンバーの佐々木善三弁護士は、舛添都知事の依頼者の「第三者の弁護士」でもある。つまり「裏付け」を一切取らずに依頼者(東電や舛添都知事)の主張を一方的に代弁するのは、いかにも検事出身らしい佐々木善三弁護士の常套手段と言っていい。もっともらしい報告書をでっち上げて、東電自身の隠蔽体質を他者(当時の官邸)に責任転嫁するなんて許し難い犯罪行為だ。恥を知れ。

 一方の言い分だけを鵜呑みにして、裏付けも取らず事実確認もせず、それで公正で信頼できる報告書なんて書けるわけがない。元検事のこの男はそんなことも分からないのか。隠蔽工作と詐欺行為の共同正犯そのものだ。

◇◇

 ネット上の事実無根の戯言をそのまま記事にする産経記者。裏付けを取らず一方的な思い込みと決め付けの記事を量産する、産経ならではのいつもの光景だ。まず結論ありきで都合のいい材料だけ集める産経の手法は、今に始まったことではない。極右だとか時代錯誤の復古主義だとか国粋主義だとか、そういう政治思想的な立場どうこう以前の話だ。

 事実確認も裏付け取材もまともにしない(できない)ばかりか、悪意と偏見に満ちた産経の捏造記事で、いったいどれだけ多くの人が酷い目に遭わされたことか。そういう人たちに何人も直接会っているので惨状はよく分かる。彼らがやっているのは言論でも報道でも何でもない。言論や報道の名前を借りただけで、ヘイトスピーチと同じだ。

産経ニュース「サクラ報道」は当事者に取材せず、記事削除し謝罪(ハフポスト)

http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/17/sankei-mata-gase_n_10521222.html


6月16日(木曜日) 投票行動に反映させる責任

 舛添都知事が辞職すればそれで終わりでいいはずがない。20日に予定されていた都議会総務委員会の集中審議を取りやめ、百条委員会設置も拒む自民党。「政治とカネ」の真相や背景を徹底追及する気などさらさらなく、参院選への影響を抑えて自民党批判をかわすことしか考えていない。都議会を解散されることも恐れていたのだろうけど(どうせなら舛添都知事に都議会を解散してもらった方がよかったかもしれない)。主権者たる国民は、この事実をしっかり理解し投票行動に反映させる責任と義務があるはずだ。

◇◇

 「首相が引導」「直接電話、語気強め」。冗談も休み休みにしろよとしか言いようがない。まるで安倍首相が「政治とカネ」と真剣に向き合い、舛添都知事を毅然と叱りつけて辞任に追い込んだかのような伝え方。舛添都知事を担いで支援し続けたのは安倍自民党ではないか。いかにも日経新聞らしい酷い提灯記事。どうしようもないな。

舛添氏説得、首相が引導、直接電話、語気強め(日本経済新聞)

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO03658620W6A610C1EA2000/

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 地震のたびに毎度しつこく言うけど、原子力発電所の直下や直近で大地震が起きたらどうするつもりなんだ。函館など北海道南で震度6弱の地震。北海道の泊原発、対岸の青森県の東通原発、六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場に異常は確認されていないとのことだが、それはたまたま奇跡的な幸運が続いているだけだということを強く自覚すべし。いつどこで大地震が起きてもおかしくないこの地震列島で、原発を造って動かすなんて正気の沙汰ではない。


6月15日(水曜日) 一票を投じた都民の責任は

 深く考えもせず調べることもせず、舛添要一や猪瀬直樹や石原慎太郎に一票を投じて、こんな連中を東京都知事に選び続けている都民の責任も大きいと思うよ。国政選挙も同じだ。主権者としてもっと真剣に選挙に向き合わないと、取り返しのつかない大変なことになる。

◇◇

 参院選の応援演説に出かけて、安倍晋三首相と菅義偉官房長官の政府のトップ2人が官邸不在。舛添都知事や石原慎太郎・元都知事の無責任さや公私混同よりも、むしろはるかに悪質なのではないかと思う安倍政権の無責任さと傲慢さ。もちろん舛添や石原も論外なのは言うまでもないが。それと甘利明・前大臣も。

トップ2の官邸不在「極めて遺憾」民進・岡田氏が批判(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ6H6D4NJ6HUTFK01X.html

◇◇

 6月15日の都議会本会議がなかなか始まらず、MXテレビが5時間も資料映像を流し続けたと伝えるJ-CASTニュース。そもそも7日の都議会代表質問と8日の一般質問を生中継せず、13日の総務委員会の集中審議もメインの「MX1」を使わず、サブチャンネルの「MX2」で生中継した放送局に、報道機関としての役割など期待できるわけがない。期待しろという方が無理だろう。

 そして、都政や都議会に斬り込まない(斬り込もうともしない)MXテレビの体質や本質(しがらみ)を鋭く指摘するような視点や問題意識は、そもそもJ-CASTニュースにも最初からないよね、というのがこの話の本当のオチだ。「資料映像を流し続けた」などと面白おかしく伝えるくらいしかできないのが、いかにもJ-CASTニュースらしい。

MXテレビで5時間「BGMと資料映像」都議会が始まらず「時間切れ」(J-CASTニュース)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160615-00000008-jct-soci

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 今年度の前期講義の教室は新館の7階。さすがに階段はきついのでエレベーターを使っているのだが、講義直前の時間になると3基あるエレベーターはいつも学生で大混雑し、長蛇の列ができるので閉口していた。なかなか1階ホールに降りて来ないし、やっと来ても満員で乗れないこともある。だがしかし。「教員専用エレベーター」なるものが新館の奥にあることを、きょう初めて知った。なんと、そんな素敵なものが存在していたとは。ギリギリの時間帯はとても助かる。教えてくれた先生に感謝。


6月14日(火曜日) 自民・公明の責任こそ重大

 これほどまでに厚顔無恥な男を都知事に担いで支持してきた自民党と公明党が、参議院議員選挙で何百万票も減らすだけのダメージを受けるように、舛添都知事には思いっきり往生際悪く醜態をさらし続けて、できるだけ無様にみっともなくジタバタしていただきたい。それこそが舛添都知事の最後の仕事(ご奉公)だ。

 製造者責任はとてつもなく大きくて重いと思うよ。自民・公明の責任こそ厳しく問われなければならないはずだ。舛添都知事だけでなく、猪瀬直樹・前都知事も、石原慎太郎・元都知事も、そしてもちろん甘利明・前経済再生担当大臣も同様に。


6月13日(月曜日) 「ドミノ倒し」を

 舛添都知事に辞任を迫らない都議会自民党。せっかくの一問一答なのに、原稿を棒読みするだけで厳しい追及をあえてしない都議会自民党。舛添都知事を擁立し支えてきた自民党の本質が、実によく分かる都議会総務委員会の質疑だった。舛添辞任は時間の問題だ。しかし舛添都知事の辞任だけで満足していいわけがない。ドミノ倒しで、甘利明・前経済再生担当相の責任追及と逮捕・強制起訴、そして安倍自民党の崩壊へと連鎖させなければならないはずだ。

◇◇

 安倍晋三は本当に時代錯誤だなあ。戦前で時間が止まっているのだろう。まさに思考停止。いくら戦前回帰したいといっても、総理大臣の発言とはとても思えない。

「首相、共産を非合法政党みたいな扱い」民進・岡田氏(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ6F6JV0J6FUTFK010.html


6月11日(土曜日) 時代錯誤の政権を批判

 「生長の家」が安倍政権に反対する立場を鮮明にした。「民主政治が機能不全に陥った時代の日本社会を美化するような主張を行っている」「日本を再び間違った道へ進ませないために、明確に反対の意思を表明する」などと、断固とした姿勢で安倍政権を批判している。拍手。「創価学会」とはえらい違いだ。

「生長の家」参院選で与党を支持せず、安倍政権を批判(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ6B5W4YJ6BUTFK00T.html

今夏の参議院選挙に対する生長の家の方針「与党とその候補者を支持しない」(生長の家・公式)

http://www.jp.seicho-no-ie.org/news/sni_news_20160609.html

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 テレビ東京の番組「世界ナゼそこに?日本人」に、統一教会の信者が多数回にわたり出演。「信者であることなどを隠して虚偽の事実を交えて物語を創作した」と、全国霊感商法対策弁護士連絡会が指摘している。どう考えても不自然だろう。テレ東の幹部あるいは番組スタッフに、何らかの意図があったのではないかと疑わざるを得ない。テレビ東京はすべての視聴者に対し、事実をもとに納得できる説明をする責任がある。

テレ東番組「旧統一教会信者が多数回出演」、弁護士指摘(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ6B6DSJJ6BUCVL01Y.html?iref=comtop_8_02


6月10日(金曜日) 「人質司法」変化の兆しか

 微妙な事案なので判断が分かれると思うけど、ある意味で「大岡裁き」のような温情判断なのだろう。被疑者や被告人が長期間勾留(身体拘束)される「人質司法」は、特に否認事件で顕著だ。そうした「推定無罪」とはほど遠い刑事司法の現状改善の傾向が背景にあって、少しでも現状を改善しようという姿勢の表れなのだとすれば評価できる。

娘が挙式、組幹部の勾留を5時間半停止、大阪地裁が決定(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ6603ZVJ65PTIL00Z.html?iref=comtop_8_01


6月9日(木曜日) 安倍首相の議事録改竄

 安倍首相は5月16日の衆院予算委員会で、民進党の山尾志桜里政調会長に対し「議会の運営を少し勉強した方がいい。私は立法府の長だ」「立法府と行政府は別の権威だ」などと発言。この予算委の議事録の答弁部分を、安倍首相が「行政府の長」と修正していたという。政府は既に「単なる言い間違いであることは明白だ」とする答弁書を閣議決定している。

 「議会運営を勉強しろ」と野党議員を攻撃する中で断言した発言が、「単なる言い間違え」とは到底考えられない。しかも安倍首相は過去にも何回も同じような発言を繰り返しているのに、「単なる言い間違え」のはずがないだろう。

 安倍晋三は立法と行政の違い(三権分立の概念そのもの)がそもそも全く理解できておらず、混同しているのだ。そうでないのであれば、自分自身を独裁者だと思い込んでいるのだろう。おまけに議事録の字句の誤りなどを修正するのではなく、発言内容そのものを改竄(かいざん)し削除して、なかったことにしてしまうとは。こんなにとんでもなく頭のおかしな男が、平然と総理大臣を続けていられるこの国の未来を強く憂える。

安倍首相「立法府の長」発言を訂正、議事録では行政府(毎日)

http://mainichi.jp/articles/20160610/k00/00m/010/049000c


6月8日(水曜日) だれが見てるか分からない

 「この間、コンビニの前を歩いているのを見かけました」「本屋にいるのを見た」などと学生に言われることがある。どうやら◯◯駅の周辺には学生が結構住んでいるらしい。教員も意外とたくさん住んでいるという話を聞いた。知らなかった。だれにどこで見られているか分からないよなあ。うっかりした行動や、いかがわしい本の立ち読みなんかできないな。してないけど(苦笑)。

 そうしたらまるでだめ押しのように、「国会前のデモにいましたよね。ニュースで見ましたよ」と久しぶりに会った大学の先生に声をかけられた。昨年の国会デモ取材の時かあ。知らない間にテレビに映ってたんだ。それにしてもそんな数秒の画面によく気付いたものだ。むしろそのことに感心させられる。


6月7日(火曜日) 主権者の責任

 「情報操作とジャーナリズム」をテーマにした、きのう6日の授業の板書=写真。学生にリアクションペーパー(ミニレポート)を書かせている間に撮影した。

 この日の授業では、公共放送であり自主独立した報道機関であるはずのNHKが、安倍政権にじわじわ浸食され、圧力や介入を受け続けた結果、権力監視の役割を果たさないどころか、政府の広報宣伝機関(事実上の国営放送)に成り果てた現状を解説。ニュースを鵜呑みにせず、どういう立場で何を伝えているか、何を伝えていないか、どんな伝え方をしているか見極めて情報を吟味することを強調した上で、選挙権を行使してしっかり意思表示するのが主権者の責任だ、と力説して講義を締めくくった。

◇◇

 きょう7日の朝5時半のNHKニュースで、アナウンサーが「重版」を「ジュウバン」「ジュウバン」と連呼するのを聞いて絶句。その後もニュースの中で訂正されることはなかったが、NHKの公式ニュースサイトを見たら正しいアナウンスになっていた。

 生放送中のフロアやディレクターは、アナウンサーの読み方がおかしいと思わなかったのかな。視聴者や関係者に注意されて、以降のニュースやニュースサイトでは修正したのかもしれない。それにしても「重版」を「ジュウバン」なんて読むとは、プロのアナウンサーとしてあまりにも無知で恥ずかしいと思うぞ。「麻布十番」でもあるまいし。

 【追記】午前5時台終わりの「まちかど情報室」と気象情報の間で、テロップを出して訂正していた、と教えて下さった方がいた。同じニュースを6時台に読んだものが、ニュースサイトにアップされたのではないかという。「まちかど情報室」までしか見ていなかったので知らなかったが、さすがに周囲のスタッフはすぐに気付いたか。そりゃそうだよなあ。ご指摘ありがとうございました。

萩尾望都さんの新作掲載、少女漫画雑誌が異例の重版(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160607/k10010548271000.html

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 【メモ】「初めて」と「始めて」の使い分けができていない学生が少なくない。何回注意して教えても直らない。書き間違えているのではなく明らかに混同しているのだが、実は大人でも区別できていない人って結構いるんだよなあ。意外だけど。


6月6日(月曜日) 主権者としての意思表示

 沖縄県議選で、翁長知事与党が過半数を維持。米兵にも安倍政権にもこれだけ酷い目に遭わされ続けていて、主権者として怒らない方がおかしい。沖縄では至極当然の民意が示されたと言っていい。さて私たち本土の主権者はどうする。

翁長知事与党が過半数、「反基地」高まり、沖縄県議選(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ644WMTJ64TPOB005.html

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 舛添都知事の政治資金について「第三者」の弁護士が調査結果を公表し、「不適切だが違法とは言えない」と判断した。とんでもない茶番だ。しかも、どこまでヒアリングしたのかとの記者の質問に対し、そんなものは必要ないと怒りをあらわに開き直る弁護士。これのどこが「第三者の公正で厳しい目」で判断したというのか。「依頼者(舛添)の利益」を守ってるだけだろうが。有権者はみんな分かってるんだけど。

 税金を使って私的に飲み食いした舛添が論外なのは言うまでもないが、「第三者」の検察出身の弁護士もとんでもないな。仕事を頼まれたからって、なんでも引き受ければいいってものでもないと思うのだが。著しく社会正義に反した仕事をして恥ずかしいと思わないのだろうか。

 そして検察が不起訴を決定し国会が終わった途端、どういうわけか睡眠障害とやらもすっかり完治し、元気いっぱいに政治活動を再開したのが甘利明・前経済再生担当大臣だ。これまたとんでもない茶番ではないか。ここまであからさまに有権者を馬鹿にするのも珍しい。選挙でしっかり意思表示するしかない。


6月5日(日曜日) 本気さが全く感じられない

 米国政府・米軍・日本政府が言う「綱紀粛正」「再発防止」が、いかに上っ面の言葉だけで実効性がないかよく分かる。同じことが何回も繰り返されるのは、沖縄に米軍基地があるからだ。

 まるでデジャブのように続く米兵らの凶悪犯罪や重大事故に対し、日本政府が「極めて遺憾」「強く抗議」と本気で思っているのなら、米側に口先だけ申し入れるのでなく毅然と断固たる姿勢で、日米地位協定の抜本改定と米軍基地軽減を求めるべきだろう。「国民の生命と財産を守る責任がある」と言うのであれば、なおさらではないか。

【速報】米兵を逮捕、酒酔い・逆走で衝突、重傷負わす、沖縄・嘉手納(沖縄タイムス)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160605-00000010-okinawat-oki

 そして、またもや形だけの「抗議」と「心からの謝罪」が繰り返される。もはや日米両政府間のセレモニーと化している。虚しいやり取りが何回も続くばかりだ。日本政府(安倍政権)は、いったいだれの生命と財産を守ろうとしているのだろう。

米兵飲酒事故、ケネディ氏「心から謝罪」、岸田氏が抗議(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ654HLMJ65UTFK002.html


6月3日(金曜日) 役割と責任

 ギャラクシー大賞に「報道ステーション」の2つの特集。ヒトラーがワイマール憲法を悪用した経緯や、自民党改憲草案の「緊急事態条項」の危うさを視聴者に分かりやすく提示したことなどが評価された。「これこそがジャーナリズムの役割と責任」に同感。「クローズアップ現代」のキャスターを務めた国谷裕子さんには特別賞。これも至極妥当な判断だと思う。

2015年度ギャラクシー大賞は『報道ステーション』ニュース番組で初(オリコン)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160602-00000357-oric-ent

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 甘利明・前経済再生担当相らの金銭授受疑惑の不起訴処分に対し、市民団体が検察審査会に審査を申し立て。東京地検特捜部がサボタージュで不起訴にしても、検察審査会では覆って強制起訴になるはず。明白な証拠はそろっているのだから、起訴されて断罪されなければ著しく社会正義に反する。

甘利氏ら不起訴、市民団体が不当だと審査申し立て(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160603/k10010544971000.html?utm_int=news_contents_news-main_004

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 入学試験の結果と卒業時の成績には全く相関関係がみられず、「特に1年の6月第1週の出欠状況が、その後の学生生活を左右する」という。なるほど。腑に落ちる東京理科大の調査結果。

<大学成績>1年で決まる?、卒業時と一致、東京理科大調査(毎日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160603-00000007-mai-life


6月1日(水曜日) 進む学力低下

 午後から2コマ授業。夕方からの講師懇談会では、学生の学力低下が話題になった。授業に集中できず単位も取得できずに、卒業できない学生が増えている、といった現状への対策などが話し合われた。普通に講義ノートが取れない学生は確かに多いが、授業中に教室の最前列でおでんを食べる学生がいるとの報告には驚いた。注意したらその学生は翌週にはサンドイッチを持参したという。

 このほかアイスクリームやスナック菓子を食べながら授業に出る学生もいるそうだ。都内の有名私大や国立大学の先生からも、大教室の最前列で授業中に平然と弁当を広げたとか、女子学生が爪を切り始めた話は聞いたことがあるけど、幸いにも僕は授業中に食事された経験はないなあ。いくらなんでも酷過ぎる。論外だよ。もし僕の授業でそんな学生がいたら、「ネット(ユーチューブ)にアップするから」と宣言した上で動画撮影するかな。

 懇談会の後、立食パーティー形式の懇親会に参加。昼食を食べる時間がなくてずっと空腹だったのでとてもうれしい。その後さらに何人かの先生と一緒に、横須賀・追浜(おっぱま)のスナックへ繰り出す。アットホームな雰囲気で感じのいい店だった。


5月31日(火曜日) 「不登校法案」

 午後から永田町。参議院議員会館で開かれたフリースクール超党派議員連盟の合同総会を取材。継続審議になった「不登校法案」がどうなるか、さらに不透明さ(いろんな意味で)を増していることだけは分かった。さらに衆参議員会館内を回って、各会派の議員や秘書から話を聞く。背景や今後の展開がほんの少しだけ見えてきた(ような気がする)。


5月30日(月曜日) 高水準の「主権者教育」

 午後から「戦争とマスコミ」をテーマに講義。舛添都知事の公私混同疑惑、甘利明・前経済再生担当相の金銭授受疑惑、安倍首相のサミット合意捏造発表と消費増税再延期、ベッキー不倫報道といった話題のニュースに触れながら、主権者としての権利を行使し意思表示することの意味と、権力を監視し判断材料を提供するメディアの役割や責任について話をした。

 学生の反応はまあまあかな。最低限伝えたいことは伝わったんじゃないかと思う。高水準で有益な主権者教育をしたつもり。目前に迫りつつある国政選挙では、主権者としてしっかり怒ってしっかり意思表示してくれるものと信じている。夕方から午後9時過ぎまで大学の図書館で、学生の作文添削をひたすら続ける。眠い。疲労困憊。


5月27日(金曜日) 気迫に欠けたオバマ演説

 広島に行かないよりは行った方がはるかにいい。それ以上でも以下でもなかったオバマ大統領の広島訪問、というのが率直な感想だな。原爆資料館(平和記念資料館)の見学はわずか10分。約17分のスピーチは「所感」でなく「演説」だと思うけど、話を広げ過ぎて抽象的で曖昧でほとんど心に響いてこなかった。

 もちろんオバマ大統領は何一つ悪い発言はしていないし、未来に向かって戦いのない理想の世界を希求し、そのための勇気を訴える演説はむしろ崇高だと思う。それだけに教科書的で総花的で、気迫や熱さが感じられず不満に感じた。

 米国内の世論に配慮し相当苦心して練り上げたスピーチだったのだろうとは思うけど、原爆資料館や平和記念公園で実際に感じた空気や「思い」がどこにも反映されていないのだから、気迫や臨場感や熱気に欠けるのは当然だろう。安倍首相の演説は論外。いつも通り空疎で全く中身がない。みっともなくて恥ずかしい限りだ。オバマ大統領は、隣に突っ立ていた安倍のことなど全く眼中になく、はなから相手にしていないと思う。

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 「G7の場ですよ。各国の首脳がそろった場でこういう資料を出して、リーマン・ショックの前と同じような状況になるかもしれないというようなことを言われたことは、非常にショックだ」(岡田克也・民進党代表)。

 まさに自殺点を叩き込んだ安倍晋三。何の根拠も説得力もないのに「リーマン・ショック級の危機再来」などと繰り返しても、各国首脳から一斉に異議が出るのは当然だろう。選挙直前なので有権者の反発を抑えようと、消費増税再延期の言い訳を安倍政権が必要としているのは明白。日本国内ならいつも通りの嘘八百が通じるかもしれないけど、世界を相手にそんな馬鹿げた話が通用するはずもない。間違いなくG7の首脳や各国メディアから安倍は嘲笑されている。恥ずかしい。

「総理自身の知性、非常に気になる」民進・岡田代表(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ5W6S9TJ5WUTFK00W.html?iref=comtop_8_08


5月26日(木曜日) 仕事に不可欠な道具

 仕事でいつも使っているボールペンのインクが切れた。0・7ミリの赤。書き味も文字の太さも濃さもインクの出具合も言うことなしで、しかも値段も格安の1本98円。学生の作文添削には不可欠なんだけど、いつも購入しているコンビニのどこにもない。品切れでなく棚のコーナーそのものが消えていた。えっ。少なくとも先月末まではあったのに。他店も同様で入荷予定もないという。

 同社の別製品や他社製品をいくつも試したが、どれも使い勝手が悪くて話にならない。仕事のモチベーションは下がる一方だ。あきらめきれず、同系列や他系列のコンビニや文具売り場をしつこく探し回って、十数軒目でようやく発見した。残り5本。もちろんすべて買いましたとも。もしかしてこのまま製造中止なんてことになったらどうしよう。自衛手段として引き続き探索を続行し、とりあえず見つけたら即座に購入するつもりだ。


5月25日(水曜日) 日米地位協定の改定なぜ迫らない

 不平等条約である日米地位協定について、改定を強く迫らない日本政府はいったいどこを向いているのか。だれのための何のための政府なのだろう。日米首脳会談後の安倍首相とオバマ大統領の共同記者会見で、安倍首相は「悲惨な事件を起こさないためあらゆる手を尽くす」と、何ら具体性のない使い古された曖昧な言葉を繰り返すだけ。これでは植民地の司令官と何も変わらないではないか。

 安倍首相の言葉には具体性が全くない。沖縄で起きた事件について「断固抗議した」「強い憤りを覚える」などと強い口調で述べるだけでは、沖縄で何回も何回も延々と繰り返される悲惨な凶悪犯罪(殺人、強盗、強姦、ひき逃げ)の根本的で本質的な解決には何の役にも立たない。異常な基地負担の軽減と地位協定の改定なしに、「安心安全な当たり前の日常」は沖縄には戻ってこない。

 馬鹿の一つ覚えのように「再発防止策の徹底など厳正な対応を求めた」と繰り返す安倍首相。沖縄の人たちは捨て駒なのか。この男はどこの国の総理大臣なんだ。北朝鮮や中国に対するのと同じくらい厳しい態度で、日米地位協定の改定や沖縄の基地負担軽減を、どうしてオバマ大統領に迫らないのか。


5月24日(火曜日) ネット粘着の思い込み

 独りよがりな妄想をかき立て、身勝手な錯覚や一方的な感情を強要しようとするのは、何も女性アイドルの一部のフアンだけに限った話ではない。インターネット上でも見ず知らずの他人に対し、勝手な思い込みに基づく意味不明な妄想を、一方的にぶつけてくる頭のおかしな人は少なくない。

 僕も何度かそういう人に粘着されたことがある。送られてきたメールに儀礼的な謝意を一度返しただけで、先方が勝手に親しみを感じてくれるのは別に構わないのだが、しかしいったん先方が意に沿わないと感じた文章や言葉を目にしたら、突然攻撃的になり一方的に批判を始め、罵詈雑言を浴びせてくるのだ。

 勝手に親しみを覚えて、勝手に怒り狂って、勝手に非難して、勝手に思い込んで妄想する。スルーしていても相手をしたとしても関係ない。そもそも見ず知らずの他人で、直接会ったこともないし、まともに言葉を交わしてもいないのに。とにかくすべてが一方的なのだ。思い込みが激しくて厄介で困った人はどこにでもいる。

 幸いなことに僕は、そういう厄介な人との接触はネットの世界だけで、これまでのところ実害はないが、念のために気をつけた方がいいのだろうなとは思う。世の中にはいろんな人がいるもんなあ。善意の人ばかりではないし。女子大生アイドル刺傷事件のような災難は、いつだれの身にも起きても不思議ではない。


5月23日(月曜日) 誤りを認めることの大切さ

 「謝罪は何も変えない。しかし『原爆投下はどうあっても間違いだ』と言うことは謝罪より重要で、未来を変えると考える」。至言だと思う。

→オバマ米大統領広島へ「誤り認める、謝罪より重要」ピーター・カズニック氏=アメリカン大教授(朝日、22日付国際面)

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12370216.html?ref=pcviewer

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 「4球投げなくても、球審に敬遠の意思を示せば打者を歩かせられる」という米大リーグのルール改正について、「もしそうなれば、本塁打を打ったとしてもベースを一周しなくていいことになってしまう」とイチローが批判。全くその通り。さすがイチローだ。

→【MLB】イチロー「投げずに敬遠適用」懸念「それも野球の一部」「野球変えてしまう」(Full-Count)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160523-00010013-fullcount-base

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 どういうわけか自宅では仕事に集中できない。喫茶店や図書館など外だと作業がはかどるのはどうしてだろう。しかしそういうのって僕だけではないと思うんだけどなあ…。例えば、漫画家とか作家とか。

 時間制限があって、緊張感を強いられる特別な空間にいることによって、自分自身を追い込んだ状態に置いているからこそ、外の方が集中できるのかもしれない。自宅だといろんな意味で誘惑だらけだし。


5月22日(日曜日) そこに米軍基地があるから

 「沖縄はまさに現在進行形で『戦場』だと言える」「この国の政府は明らかに沖縄の側でなく、何か別の側に立っている」

<社説>「殺害」示唆、植民地扱いは限界だ、許されない問題の矮小化(琉球新報2016/05/21)

http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-283046.html

 「これらの犯罪は、沖縄に基地が存在していなければ起きていなかった。県民は基地あるが故の犯罪にさらされ続けているのだ」

<社説>全基地撤去要求、日米政府は真剣に向き合え(琉球新報2016/05/22)

http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-283584.html

 「『最悪のタイミング』という言葉に象徴されるように、サミットや米大統領の広島訪問、参院選への影響を気にするだけで、沖縄の人々に寄り添う姿勢が感じられない」

社説[女性遺棄事件]声上げ立ち上がる時だ(沖縄タイムス2016/05/21)

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=169189

 「沖縄では基地が女性の人権を侵害する『暴力装置』のような存在になっている。当たり前に生きる権利すら保障できないような政府はもはや政府とはいえない」

社説[米軍属暴行殺害供述]再発防止策は破綻した(沖縄タイムス2016/05/22)

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=169307

 そしてまた再び沖縄で米兵が。「綱紀粛正」なる言葉にどれほど意味があるのか。米兵の犯罪が何回も繰り返されるのは、そこに米軍基地があるから。

沖縄米兵、酒気帯び運転容疑で逮捕、綱紀粛正誓ったが…(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ5Q421LJ5QTPOB001.html?iref=comtop_8_04

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 「池田大作=創価学会=公明党」と合体している自民党が、民進党と共産党などの野党共闘に難癖を付けるなんて、ちゃんちゃらおかしい。自己矛盾もはなはだしいだろ。「志が小さい」のはどっちだよ。

自民・谷垣幹事長「民進が共産などと連携」を批判(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160522/k10010530981000.html?utm_int=news_contents_news-genre-new_002


5月21日(土曜日) 短い記事だけど

 「週刊金曜日」5月20日号に、「『不適切メール』免職教諭に停職6カ月の再処分」と「教育機会法案を4党共同で衆院提出」の短い記事2本を執筆しました。

 「停職6カ月の再処分」の記事は、これまでもこの「身辺雑記」で報告してきたように(2016年3月24日付「身辺雑記」ほか参照)、東京都教育委員会の異常さと暴走ぶりを整理しコンパクトにまとめたものです。都教委の一方的な発表を鵜呑みにして、ろくに取材もせず書いている一部報道が、事実とは全く異なっていることがよく分かる記事です。ぜひお読み下さい。

 「週刊金曜日」に「教育機会確保法案を衆院に提出」の原稿を出して校了した後に、衆院文部科学委員会が衆院採決を先送りにして継続審議にする方針を決定したという話が入ってきた。雑誌ではタイムリーに対応できないのが辛いところ。時期的にピントのずれた短信記事になってしまった感は拭えないなあ。

 参院の民進党から、今夏の参院選の野党共闘を見据えて、「共産党と社民党が反対している。全会派一致でないとまずい」との声が上がったのが先送りの判断理由のようだ(朝日)。そもそも超党派議連は一貫して「全会派一致で成立を目指す」と言っていたのだから、それなら最初から法案提出などしなければよかったのに。魑魅魍魎の政界の動きはもう何がなんやら。

 みんなが納得できるように、もっとたっぷり時間をかけてじっくり議論すればいいじゃないか。なぜそんなに拙速に法案を成立させようとするのだろう。そこが何よりも一番の問題だ。

 しかし今国会の会期末までまだもう少し時間はあるので、「あくまでも今国会での法案成立」を目指す動きも水面下では続いているようで、まだまだ紆余曲折がありそうだ。


5月20日(金曜日) 壊れたレコード

 「厳しい第三者の目で調査してもらう」と、壊れたレコード(死語)のように同じ答えを延々と繰り返す舛添都知事の記者会見。全く中身のない答弁をエンドレスで繰り返すだけ。酷い。もはや詰んでいるのが明らかな「へぼ将棋」を、ただただ引き延ばしているだけじゃん。質問の答えになっていない答弁をひたすら繰り返すのは安倍首相も同じだけど。

 アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の「エンドレスエイト」よりも酷いものを、舛添都知事の記者会見で目の当たりにした感じ。ネズミ男は都民や有権者や記者を馬鹿にしているとしか思えない(僕は元都民だけど有権者ではあるぞ)。

 間違いなくお手盛の「厳しい第三者の専門家」になるのだろうけど、もしも「厳しい第三者の専門家」に軒並み断られたらどうするのだろう。調査結果が出せないから公表もできないし説明もできない、という屁理屈(詭弁)になるのかなあ。

 【悲報】「厳しい第三者の目」が今年の流行語大賞の候補に急浮上か。三省堂「新明解国語辞典」も注目か。→(語釈候補)【厳しい第三者の目】「政治家の生態を公衆に見せるため専門家に調査を依頼すると称し、突きつけられた多くの疑惑や使途不明金に対し、お手盛りのごまかしを算段し、公私混同の事実をうやむやにする、都知事をはじめ政治家独特の手法。」

舛添知事、辞任は否定、支出問題は第三者に調査依頼へ(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ5N4QBHJ5NUTIL022.html

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 またもや沖縄の米軍関係者(元米兵)による凶悪犯罪で、地元沖縄の住民に犠牲者が。安倍晋三は本気で「強い憤りを覚える」のなら、何はともあれ沖縄の基地負担をまず軽減しろよ。「綱紀粛正と再発防止を求めていく」などと十年一日の世迷い言を繰り返すのではなく。

安倍首相「強い憤り覚える」米国に厳正対応を要求、米軍属逮捕(時事)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160520-00000027-jij-pol

 根本的な解決策は基地撤去しかないだろう。ましてや名護市辺野古に米軍基地を新しく造るなんてあり得ない。「米軍普天間飛行場の移転先の選択肢は辺野古だけ」と馬鹿の一つ覚えのように繰り返す安倍内閣は亡国政権だ。

社説「米軍属女性死体遺棄、日米両政府に責任、防止策は基地撤去しかない」(琉球新報)

http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-282393.html


5月18日(水曜日) 王将にて

 餃子の王将で餃子定食を頼んだら、隣の席に座っていた年輩の男性が、「あんちゃん今、定食を注文したやろ。これあげるわ」と言って定食の割引券をくれた。見ず知らずのおじさんは食事を終えて帰るところだったようで、「ほな」と店を出て行った。親切なおじさん、どうもありがとう。(ちなみに実際の男性の台詞は大阪弁ではありません。雑文執筆上の演出です。)

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 中学生でも知っている「行政、司法、立法」の区別すらつかない安倍晋三は、やはり正真正銘の筋金入りの馬鹿だった。憲法を読まず理解できず、立憲主義も知らない内閣総理大臣。だからこそ何でもアリなんだな。かなりヤバいよ、この国。

安倍首相「私は立法府の長」衆院予算委、混同し発言か(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ5L6H5HJ5LULFA03N.html


5月17日(火曜日) 今夜の「重版出来!」

 今夜の火曜ドラマ「重版出来!」(TBS)は、「新人ツブシ」の異名を取るベテラン編集者にスポットが当てられた。所属していた漫画週刊誌がかつて廃刊に追い込まれ担当漫画家との関係が壊れたトラウマから、熱血編集者が「サラリーマン編集者」に変貌した過去が明らかになる。

 担当編集者を一方的に非難する漫画家もどうかと思うが、それがきっかけで「9時─5時」勤務の「サラリーマン編集者」に徹するようになって、会社の利益「だけ」を優先させているというのも、あまりに極端すぎるのではないか。話自体は相変わらず面白く、出演陣の演技も魅力的なのは変わらないし、編集者の心情も分からなくはないけど、しかしそれでも紋切り型な「トラウマ編集者」の描き方がちょっと引っかかった。


5月16日(月曜日) 情報統制

 取材を受けることで「生徒が過剰な負担を感じる場合もある」と宮城県教委は説明するが、それは生徒本人が自主的に判断することだろう。官製情報しか外に出すな、と学校や教員に事実上の圧力をかけているのと同じではないか。これこそまさに「情報統制」。どこかの島国の政権がやっていること(やろうとしていること)とそっくりだ。

宮城県教委、生徒への取材仲介「不適切」と通知(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160516/k10010522651000.html?utm_int=news_contents_news-main_005

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 茨城県北部で震度5弱。茨城南部、栃木南部、埼玉、千葉、神奈川東部などで震度4。東京、神奈川西部などは震度3。横浜南部の自宅も結構強い横揺れを感じた。揺れ始めるとほぼ同時に、久しぶりにケータイの緊急地震速報が鳴った。地震が起きるといつも大騒ぎする自宅裏山のカラスどもは、なぜか今夜は静かだった。

 こんなふうに、いつでもどこでも大きな地震が起きる国に僕たちは住んでいるのだから、原発なんか造るな、動かすなといつも言ってるじゃないか。悪いことは言わないから、さっさとすべての原発の廃炉に向けて動き出しなさい。


5月15日(日曜日) 添削

 学生の作文を読んで添削。なかなか労働意欲が湧いてこなくてエンジンがかからない。ちなみに作文の内容そのものは次第によくなっていて、確実にレベルアップしている。文章表現力はもっと勉強する必要があるけど。


5月14日(土曜日) 出稿

 50行ほどの短い原稿を2本書いて出稿。


5月13日(金曜日) セコ過ぎるネズミ男

 本当に会議をやっていたにせよ、やってなかったにせよ、重要な会議だったにせよ重要でなかったにせよ、いずれにしても家族旅行の宿泊費や飲食費をまるごと政治活動費だと言い張る舛添都知事の言い訳に、納得する都民がいったいどれほどいるのか知りたい。

 ネズミ男の非常識さと厚顔無恥な言い訳の酷さに呆れるばかり。見苦しいしみっともないよなあ。有権者を愚弄するデタラメで珍妙な弁明ばかりだが、とにかくセコい。セコ過ぎる。小銭をちょろまかすにしても、そのやり方や言い訳のすべてがセコい。

 「定例会見後、湯河原の別荘に行くんですか?」。爆笑。昨夜の囲み取材での記者からの質問とのことだが、きょう13日の都庁会見でも同じ質問をすればよかったのに。

舛添都知事「会見後湯河原行くんですか」に怒気も(日刊スポーツ)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160513-00000083-nksports-pol


5月11日(水曜日) あり得ない2連発

 イオン金沢八景店(旧ダイエー)の2階ホールで午後7時前、中学高校生らしい男子生徒5人ほどが騒いでいた。衣料品売り場のすぐそば。男女の店員数人は分かっているはず(大声で騒いでいるのは聞こえているはず)なのに放置したまま。信じられない。こんないい加減な店で買い物をする気になるだろうか。そのうちエレベーターで悪ふざけしたり、カートに乗って通路を走ったりと次第にエスカレートしていった。それでも注意も制止も何もしない。

 「注意しないのですか」と店員に尋ねると顔を見合わせて「分かりました」。接客業としてあり得ない対応だろう。快適な環境で買い物を楽しんでもらおうという客に対する気配りも、やる気も熱意もプロ意識も全く感じられない。道理で客もまばらなはずだ。ダメだねこの店。こういう店に未来はないと思う。少なくとも僕はもう利用しないし近付かないことにする。ご愁傷様。

◇◇

 突っ込みどころがあり過ぎて、しかもなんら説得力がなく、詭弁とも言えないお粗末な言い訳ばかり繰り返す舛添要一・東京都知事には、あきれてものが言えない。湯河原の別荘に通っていたことについて「今後は公用車は使わない」。問題はそこじゃない。毎週末に任地から離れてしまうことが、東京から遠く離れた湯河原に出向くこと自体がそもそもあり得ない話だ。無責任にもほどがある。そして公私混同。

 舛添都知事が強弁を重ねれば重ねるほど、怒りと嫌悪感と不信感は増すばかりだ。間違いなく都民の反感は急カーブを描いて上昇していることだろう。冗談みたいな見苦しい言い訳を偉そうに重ねることが、どれほど納税者である主権者の怒りを増幅させているか、たぶん本人は分かっていないのだろう。辞任も秒読みかな。


5月10日(火曜日) 裁断廃棄はNGワード

 今夜放送のドラマ「重版出来!」第5話も面白かったが、出版関係者や著者には間違いなく身につまされる辛い話だった。単著を出して数年後、担当編集者に「倉庫に本を置いておくのにもお金がかかる」と言われたことを思い出した。裁断廃棄処分の危機は免れたけど、残念ながらその本は重版出来にはならなかったなあ。裁断廃棄は辛過ぎるNGワードだ。

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 【おことわり】5月2日付「身辺雑記」の文末に「追記」を掲載しました。


5月9日(月曜日) 腐りきった都教委という組織

 【速報】「メール免職裁判」で懲戒免職処分を取り消す判決が確定した都立高校の男性教諭に対し、東京都教育委員会は9日、停職6カ月の再処分を発令した。

 複雑な家庭環境で親から虐待されていた女子生徒を男性教諭がフォローし続けていた事実が東京高裁で認定され、都教委による懲戒免職処分の不当性を厳しく批判する判決2016年3月24日付「身辺雑記」参照)が確定したにもかかわらず、人権侵害とも言えるこうした処分を平然と、しかも執拗に行う都教委という組織は(事務局だけでなく処分を認めた教育委員も)腐りきっている、と改めて思う。

 男性教諭を停職処分にする(これ自体不当だが)と言うのであるならば、事実に反する校長の陳述書を捏造(公文書偽造同行使)して裁判所に提出させた都教委幹部(人事部職員課の相賀直・管理主事)こそ、信用失墜行為で懲戒免職されなければおかしいのだが、現時点で男性教諭以外の処分発令は確認していない。

 捏造した証拠を堂々と裁判所に提出し、法定での審理を公然と愚弄し、確定判決の事実認定を一顧だにしない。これほど理不尽で不公正な処分と著しく社会正義に反する教育行政が、まかり通っていいのだろうか。当初から取材を続けてきた記者としても一人の市民としても、全く理解できないし納得できない。ふつふつと怒り(私憤ではなく公憤である)がわき上がってくる。

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 【北朝鮮そっくりニュース】日本の公共放送NHKの取材班が、アベジョンイル体制や原発政策について不適切な報道を行ったとして、モミジョンイル一派の事情聴取を受け、放送や取材の中止を命じられ、番組改編や左遷人事などの処分を受けていたことが分かりました。BBCなどが9日、伝えたものです。男性記者がおよそ8時間にわたって放送内容について尋問を受けたということです。

 アベジョンイル政権の当局者は、AP通信などの取材に対して「事実をゆがめた報道をし指導部を批判した」と述べました。アベジョンイル政権は、国内外のメディアによる体制批判に神経をとがらせており、過去にもメディア関係者が当局の恫喝や圧力を受けるなどしたケースが起きています。

◆なぜかそっくり参考記事=北朝鮮当局、英BBC取材班を一時拘束、退去処分に(NHKニュース)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160509/k10010513621000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_006


5月7日(土曜日) 懲りない日本外交

 懲りない愚かな日本外交。ロシアはいったん自分のものにした領土を1ミリたりとも返す気などない。返すわけがない。安倍晋三はプーチンの台詞を都合よく解釈して得意満面のようだが、先方は歯牙にもかけないと思うよ。いつものように金だけふんだくられて、いいように利用されて適当にあしらわれてうやむやにされるのが落ち。同じことを何回繰り返せば気が済むのだろう。

 無駄にばらまく金があるなら国内に回せよ。いい加減に北方領土はあきらめて、福島原発の事故処理や福祉や年金や教育の分野に、貴重な税金を使った方がいい。そもそも安倍の自己満足としか思えない選挙前パフォーマンスのために、われわれの血税を浪費するなんて許し難い愚行だ。学習能力のない馬鹿ほど始末に負えないものはないという話。

安倍首相、対ロ経済協力表明=領土交渉進展へ切り札(時事)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160507-00000058-jij-pol


5月3日(火曜日) 憲法遵守するのは権力者側だ

 安倍晋三が改憲派集会に寄せたビデオメッセージ「憲法は国の未来、理想の姿を語るもので…」。改憲派の憲法観は根本的に間違っている。憲法は、天皇や首相や国務大臣や国会議員ら権力者の暴走を縛り、権力者がやっていいことと悪いことを示すために存在している。憲法を守る義務があるのは国民ではない。権力者側にこそ遵守義務がある。

 国の最高法規である憲法は権力者に守らせるためのもので、その憲法に従って政治を行うのが立憲主義だ。憲法は国民に守らせて国民を縛るための道具では断じてない。権力者の価値観を一方的に押し付けるための物語や作文でもない。権力者の都合のいい詭弁に国民は騙されてはいけない。権力者に勘違いさせてはいけない。

 そもそも改憲派の主張と論理は主客転倒している。「国民あってこその国家」「国民に奉仕するのが国家」であるはずなのに、改憲派は「国家あってこその国民」「国家に忠誠を誓い服従するのが国民だ」などと主張する。そのうえ御国のために死ぬのは当然とまで言ってはばからない。あまつさえ国家(政府)に異を唱える者を「非国民」や「反日」と決め付けて排除する。

 こんな乱暴で馬鹿げた国家観に従えるものか。いったいどこの軍事独裁国家だよ。こんな時代錯誤の乱暴な国家観に基づいた連中が起草した憲法草案など、それこそお里が知れるというものではないか。「思考停止」しているのは安倍晋三や改憲派の連中のオツムだと思うよ。

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 漫画家・小説家といった執筆者と編集者との関係は、確かに出会うタイミングや相性や運によって大きく左右されるよなあ。真摯で親身な対応をする人か否か、編集者に的確な助言ができるだけの知識や才能があるかどうかも重要だ。アタリもあればハズレもあるよね。今週もドラマ「重版出来!」(TBS)は、面白いだけでなく含蓄のあるいい話だった。

 何はともあれ、新人編集者の黒沢心さん(黒木華)が面倒を見た御老体が、漫画家デビューできたのはよかった(微笑)。

 同人誌即売会や出版各社も全面協力のドラマ撮影だったのか。すごい。道理でリアルなはずだ。細部まで手を抜かずしっかりていねいに描くドラマは、間違いなく良いドラマだと言っていい。

<ドラマ「重版出来!」に同人誌即売会コミティアが登場!本物のコミティアをスタジオ内に再現した異例の撮影現場を写真で紹介!!>(コミスン=comic soon)

http://comic-soon.shogakukan.co.jp/blog/report/juhan-tv-comitia-offstage-report/


5月2日(月曜日) 執筆者への筋と礼儀

 きのう5月1日に放送されたTBSラジオの番組「渋谷和宏・ヒント」が、「週刊金曜日」の伊田浩之副編集長をゲストに招き、4月8日号に掲載された記事「原発の再稼働を認めた裁判官と再稼働を止めた裁判官の素顔」(拙稿)を取り上げた。記事を基に、原発訴訟をめぐる裁判官の人事異動などの「司法の闇」を紹介する内容だったが、執筆者について何ら触れることなく進行する番組には、不可解さと不信感を覚えざるを得なかった。

 原発特集に力を入れる編集姿勢を雑誌編集者が説明するのは大いに結構なことだし、担当裁判官の動向について説明するのも問題は何もない。各裁判官の経歴を紹介することも、公表されている事実だから遠慮するようなことは全くない。しかし、それぞれの経歴に対する「評価」をはじめ、人事異動の「背景や分析」などに関する事柄は、記事執筆者の独自取材と判断に基づいて書かれたオリジナルの著作物にほかならないのだから、引用者は自分の言葉とは区別して紹介すべきだろう。

 記事の文章を読み上げているだけにもかかわらず、あたかも出演者自身の取材結果や見解のように語るのは、執筆者への礼儀に反するばかりか、著作物に対する正当な扱いとしておかしくないか。記事の執筆者について何も説明されないまま、記事内容を自分の言葉として公共の電波に乗せるのは、引用・出典などの断りなしに記事や論文を書くのと同じではないか。取材の成果を掠め取られたような違和感と不快な思いを強く抱いた。

 番組では、「『週刊金曜日』4月8日号に掲載された『原発の再稼働を認めた裁判官と再稼働を止めた裁判官の素顔』という記事に注目した」と説明しているからそれで十分だ、と考えたのかもしれない。しかし、ラジオを聴いている人たち全員が「週刊金曜日」の当該記事を必ずしも読んでいるとは限らない。むしろ「そんな記事が掲載されていたのか」と初めて知った人の方が圧倒的に多いだろう。ゲスト(もしくは編集部員)による記事だと受け止めた聴取者は少なくないのではないかと推測する。

 だとすれば、記事の執筆者について「最低限の説明」はするべきではないか。それが筋であり礼儀ではないのか。メディアに携わる人間として信じ難い対応だ。番組のパーソナリティーである司会者もゲストも、どうしてひと言だけでも触れて説明しなかったのか理解に苦しむ。取材記者としても著作権者としても納得できない。

 【追記】「週刊金曜日」の伊田浩之副編集長から電話がありました。「番組側が触れなくても、編集者からひとこと執筆者について紹介するべきだった。慣れない出演でテンパっていたとはいえ申し訳なかった」との言葉をいただきましたので、了解しました。(2016/05/10追記)


5月1日(日曜日) 新人アニメーター講座

 東京・田無(西東京市)へ。ベテランアニメーターのふくだのりゆき氏が主催する「ようこそアニメ業界へ/新人アニメーターオリエンテーション」を見学した。多忙を極める業界で、基礎を教わる機会のない原画マンや制作進行を対象に、アニメ制作の基本を伝授し交流の機会も設けるという自主講座だ。さまざまな制作会社(スタジオ)から約30人が参加。先輩の話に熱心に耳を傾けていた。新人を育てたいとの使命感に支えられた無償企画に拍手。


4月30日(土曜日) プリンターのインク

 プリンターを買い替えてからインクの減り方が激しい。前のプリンターと比べて2倍とまでは言わないけれど、1・5倍くらいのスピードで「インク残量がわずかになりました」と表示される気がする。プリンターの製造販売メーカーはインクの販売で大きな利益を得ているという話を聞いたことがあるが、ちょっとあこぎすぎないかと思わざるを得ない。


4月28日(木曜日) 「高校新聞と生徒自治」

 「週刊金曜日」4月29日・5月6日合併号の「日本国憲法特集」に、「高校新聞と生徒自治/原子力教育を紙面で批判/受け継がれる不屈の記者魂」を執筆。新聞が持つ批判力や監視機能を受け継ぎ、ジャーナリストとしての感性を発揮する高校新聞部の記者魂をレポートしました。

 本来の高校新聞は、学校の「広報」ではなく「ジャーナリズム」そのもの。新聞部や生徒会は高校生の言論・自治活動です。生徒自身の自由な取材と紙面制作(記者活動)を保障することこそ、本当の意味での「主権者教育」なのではないかと思います。


4月27日(水曜日) 前の時間が休講だと

 前の時間の講義が休講だと、次の講義の出席状況にも影響が出ることを初めて知った。やけに欠席者が多いと思ったら、前の時間から続いてそのまま次をさぼっちゃうのか。まあ気持ちは分からなくもないけど。「時間つぶしをしていたら授業時間を間違えて出られませんでした」と授業終了後に、わざわざ申告に来た学生がいた。意外(?)に真面目で律儀じゃないかとちょっと感心。

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 仏の顔も三度まで。そもそも3人死傷事故を起こした欠陥車リコール隠しの時点で致命的だった。そんな反社会的な会社が存続していること自体が不思議なほど。燃費データ偽装どころの話ではなかろうに。僕なら三菱の車は絶対に買わない。

 三菱自動車はもう会社組織そのものを解散して、車の製造を止めた方がいい。むしろ自動車製造業から完全に足を洗うべきだと思うよ。信用失墜云々以前の問題で、公道を歩き車で走るすべての人にとって生死に関わる問題だ。危なくてしょうがない。

三菱自の客離れ深刻、1日当たりの新車受注半減(読売)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160427-00050084-yom-bus_all


4月26日(火曜日) 権力監視機能を放棄したNHK

 ドラマ「重版出来」(TBS)は主人公の新人編集者の黒木華が断然はまり役だ。副編集長のオダギリジョー、先輩編集者の荒川良々、編集長の松重豊といった面々も文句なし。第3話の今夜は出番がなかったが、重鎮漫画家の小日向文世(第1話)や営業部長の生瀬勝久(第2話)の演技もさすがだった。話が面白いのはもちろんだが、俳優陣の演技もこのドラマの大きな魅力だ。視聴率がどういうわけかイマイチ低いというのが残念で、ものすごく謎である。

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 衆院総務委員会で籾井勝人会長が、「原子力規制委員会が安全である、続けていいということであれば、それをそのまま伝えていく」と説明。権力監視機能を完全放棄したNHK。現時点で原発に異常がないことと、大地震で壊滅的被害が出る危険性があることとは全く別だ。規制委の判断や政府の主張を鵜呑みにせず、批判的に検証することこそが報道の役割ではないか。

 何回でも言うが、「稼働中の鹿児島川内原発1・2号機、異常なく運転」「原子力規制委『川内原発、運転を続けても問題ない』」というテロップを、繰り返し流し続けるNHKはどう考えてもおかしい。川内原発に今は異常がなくても、直下地震が起きれば取り返しのつかないことになる。だから運転停止を求める声が広がっているというのに。これでは報道機関でなく広報宣伝機関だろう。公式発表だけをそのまま伝えるNHKの姿勢を、籾井会長は公然と肯定し正式に認めたわけだ。もうどうしようもないな。

NHK会長「原発はコメント加味せず報道」再び持論(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ4V7560J4VUCVL02P.html


4月25日(月曜日) 今期テレビアニメ評

 【今期アニメ評】はっきり言って今期放送のテレビアニメは不作だ。「毎週見るのが楽しみ」「どうしても次回も見たい」と思える新作は3本しかない。

 ◎「Re:ゼロから始める異世界生活」(テレ東)、◎「境界のRINNE第2シリーズ」(NHK教育)、◎「ふらいんぐうぃっち」(日テレ)、◎「ちはやふる」(MX=再放送)、◎「夏目友人帳シリーズセレクション」(テレ東=再放送)、◯「甲鉄城のカバネリ」(フジ)、△「少年メイド」(TBS)。

 このほかは残念ながら、見続けるのは苦痛としか言えないものばかり。あまりにも安直で馬鹿馬鹿しくて、ひねりも独創性もなくて二番煎じで、退屈すぎて視聴に耐えられないなあ。


4月23日(土曜日) 既に政権の広報宣伝機関なのに

 NHKの籾井勝人会長が「原発については公式発表をベースに伝えることを続けてほしい」と理事や局長らに指示。もう既に十二分なほど安倍政権の広報宣伝機関の状態なのに、さらに大本営発表を徹底せよとは。心配性にもほどがある(皮肉)。

 テレビ画面のL字テロップでNHKは何回も何回も、「稼働中の鹿児島川内原発1・2号機、異常なく運転」「原子力規制委『川内原発、運転を続けても問題ない』」「停止中の佐賀・玄海原発、愛媛・伊方原発、松江・島根原発、異常なし」などと、一方的な政府広報をしつこく繰り返し垂れ流しているではないか。さらに広報活動を徹底強化せよと、余計なことは伝えるなということか。

 活断層と原発の危険性について徹底検証せず、原発の運転停止を訴える声にも触れず。権力を監視し批判する報道機関としての役割を、NHKという組織は完全放棄している。NHKの職員はこれでいいと本気で考えているのか。「おかしい」とか「なんとかしなければ」という思いはないのか。

 厳しい言い方になるかもしれないけど、何も行動せずものを言わないNHK職員も、籾井会長の共犯で同罪だと思う。「あのとき発言して行動していればよかった」では遅い。戦時中や軍事独裁国家ではまだないのだから、団結して行動することはできるはず。それこそがジャーナリズムの使命を果たすことではないだろうか。あまり期待せず、でもほんの少しだけ期待する。

熊本地震:原発報道「公式発表で」NHK会長が指示(毎日)

http://mainichi.jp/articles/20160423/k00/00m/040/126000c


4月22日(金曜日) 世界が認める「報道の不自由な国」

 「国境なき記者団」による「報道の自由度ランキング」で、日本は2010年の11位から年々順位を下げ続け、2016年の日本の順位は前年の61位からさらに下がって72位だったことについて、菅義偉官房長官が「わが国は憲法で表現の自由が保障されている」などと主張した。

 いくら憲法に立派なことが書いてあっても、政府がその最高法規を遵守せず、蹂躙し冒涜していることが問題なのだが。そう言えば中国政府高官も、言論弾圧や人権抑圧の批判に対して同じような反論をしていたが、安倍政権と中国政府の体質はそっくりではないか。

 そもそも「報道の自由度ランキング」で日本が坂道を転がり落ちるように順位を下げているのは、安倍政権になってからだ。先進各国のメディアや人権団体からこうした日本の言論状況が厳しく批判されながら、安倍政権はよく恥ずかし気もなくサミットの議長国なんかやれるものだと思う。たぶん各国の首脳も内心では安倍政権を軽蔑しているに違いない。みっともない。

報道の自由「極めて確保」菅氏、ランキング下落に反論(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ4P4WFDJ4PUTFK003.html


4月21日(木曜日) 命と安全よりも目先の利潤

 「福島第一原発事故への反省から決めたルールが、早くも骨抜きになろうとしている」「首相はなしくずしに方針を転換してきた」。朝日社説の指摘の通り。まさに本末転倒で支離滅裂で強引な原発推進策。全く理解できないし許し難い。安倍政権が何よりも優先するのは、国民の命と安全よりも、経済効率と電力会社の目先の利潤だ。こんな連中にこの国の未来を任せるわけにはいかない。だれがどこからどう見ても「亡国政権」そのものではないか。「愛国右翼」を自称する人たちはなぜ、安倍政権を徹底糾弾しないのだろう。不思議でならない。

原発40年規制、早くも骨抜きなのか(朝日社説)

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12320288.html?ref=editorial_backnumber


4月20日(水曜日) 無自覚過ぎるNHKキャスター

 テレビは萎縮することなく伝えているか。各局の報道番組のキャスターたちに聞く朝日新聞の連載企画。1回目はNHKニュースウオッチ9(NW9)の河野憲治キャスター。「僕たちの現場で外から圧力を感じたり、萎縮して忖度したりすることはありません」。本気でそう思っているのだとしたら、あまりにも無自覚で鈍感過ぎるし、いろんな意味でアンテナの感度が摩耗し過ぎていると思う。

 NHKのニュース番組が、いったいどれだけ政権与党の意向に沿ったニュースを垂れ流していることか。別の言い方をすれば、伝えるべきニュースを伝えていないということだ。もはや報道機関などと称することはあり得ず、安倍政権の広報宣伝機関あるいは事実上の国営放送と表現するしかない。そんなNHKの現状を把握していないことと、その現状に危機感を抱いていないこと自体が、そもそもジャーナリストとして失格だ。

教えて!ニュースキャスター(1)表現の自由、「過敏」であるべき、河野憲治さん(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12318485.html?ref=nmail

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 大学の文章講座の授業2クラスで、昨夜のドラマ「重版出来」について少しだけ触れた。「自分の思いを相手に伝えるには、具体的に分かりやすく表現することが大事」という流れで話したのだが、ドラマに対する僕の感動の度合いがどれだけ伝わったかは分からない。最近の大学生はテレビを見ていないし、ましてやドラマなんて見ないみたいだし。そもそもテレビドラマには興味や関心があまりなさそうだもんなあ。でもやっぱりオススメ。


4月19日(火曜日) 「重版出来」第2話も秀逸

 ドラマ「重版出来」(TBS)は2話目も抜群に面白かった。やる気と志と才覚と行動力のある人間は、どんな部署でも力を発揮するし、周りの人間もいい意味で感化され影響を受けてプラス方向に展開する。ドラマの中だけでなく実社会でも全く同じだ。こういう話は見ていて気持ちいいし、頑張ろうという気にさせられる。

 編集と営業と書店員さんの熱いスクラム。熱意と誠実さと真摯な姿勢が心を動かして、しかもそれがきちんと結果に結びつく。嘘っぽい作り話でなくて結構リアルな話であるだけに、余計に感動するよなあ。ええドラマやった。

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 環太平洋経済連携協定(TPP)の承認案と関連法案は、今国会での成立困難な情勢で先送りに。そうなることが分かっているのに、国会ではTPPに多くの時間を費やしながら、熊本地震に関する質疑はろくにしない。いったい何を考えているんだ。そして今月下旬には欧州外遊に出かけてしまう安倍首相。どうやら熊本地震の被災地支援や原発対応は二の次らしい。安倍首相の頭にあるのは、選挙対策と政権維持と憲法改正だけなのだろう。


4月18日(月曜日) 意味不明で訳が分からない

 まったくもって安倍政権の震災対策は意味不明で、さっぱり訳が分からない。被災地への対応だけでなく、原発も経済も外交も国会答弁も。

 まともに説明しないばかりか堂々と嘘八百を並べ立てる。都合が悪くなると逆ギレしてヤジを飛ばし誹謗中傷をまくし立てる。専門家さえも予想できない大地震が頻発している時に、止めるべき原発を止めない。耐用年数を過ぎた老朽化した原発の運転期間を平然と延長してさらに動かそうとする。

 これまでのどんな内閣でもこれほど支離滅裂で酷いのはなかったんじゃないかな。これでもし再び原発事故が起きたら、いったいこの国はどうなってしまうのだろう。これほど明らかに頭のおかしな総理大臣と、強制的に心中させられるなんて絶対嫌だよ。勘弁してほしい。

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 3000字ほどの原稿をようやく書き終えて出稿。写真3枚も無事に送信して、ほっと一息。


4月17日(日曜日) TBSの公共広告が多すぎる謎

 TBSテレビ(情報7daysニュースキャスター)で流されるACジャパンの公共広告放送が異様に多い。なぜだろう。ほかの民放各局では比較的普通に企業CMが流されている。他局もたまには公共広告を流しているが、TBSの放送量は半端なく多い。熊本大地震に配慮した企業側の都合による自粛だけが、理由とも思えないのだけど。


4月16日(土曜日) 地震活動拡大と原発の危機

 今後の地震活動について、専門家はさらに別の活断層が動く可能性を指摘。地溝帯沿いの多数の活断層は、四国や紀伊半島を通る中央構造線断層帯に連なる。地震活動が南へ拡大する可能性も。連動する地構帯や断層帯が刺激されたら、東にも南にも地震の活動範囲が広がり得るということではないか。川内原発(鹿児島)も伊方原発(愛媛県)もマジで危険だ。

 危険性が指摘され予見されたら、まずは安全確保のためにストップするのが基本中の基本ではないのか。新幹線だって在来線だって危険を察知したらただちに停止するではないか。なぜ原発は止まらない(止めない)のか。大惨事が起きてからでは遅いのに。電力会社や政府の思考は異常としか言いようがない。

「震源、じわじわと東に」別の活断層に影響の可能性(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ4J34VYJ4JULBJ00G.html

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 年間被ばく線量の国際基準について事実無根のデマを平然と公言するなど、環境相としての知識も見識もなく国会議員の資質にも欠ける丸川珠代に、原発についてあれこれ言う資格などないはず。とりあえずお前は黙ってろ。不愉快極まりない。

川内原発「停止させる必要ないと判断」丸川環境相(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ4J40XNJ4JULFA006.html

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 菅義偉官房長官「(振動が)基準よりも低いので異常がなく、現状において心配はない」。現時点の揺れが問題なのではない。いつ原発直下で大地震が起きるか分からない状況で、なぜ原発を停止しないのか、そこが問題なのに。最悪の事態を想定して、最善の安全対策を講じるのが危機管理ではないのか。「振動が低いので心配ない。現状で原発を停止する必要はない」だなんて、原子力規制庁の役人や政府首脳の発想はどう考えてもまともではない。国民を愚弄するにもほどがある。

官房長官「原発は異常なし」原子力規制庁から報告(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ4J4GNCJ4JULFA009.html

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 熊本地震に対する安倍政権の対応が的外れで不的確すぎる。大規模地震が頻発する中で「屋内避難を指示」なんてあり得ないし非常識そのもの。まったくどこまで被災者の神経を逆撫ですれば気の済む無能な総理大臣なのか。現場の状況や心情を察することなく、ほんのわずかな想像力も働かず危機管理能力も欠如。川内原発の即時停止をかたくなに拒むのも同様だ。

熊本地震:首相、屋内避難を指示、「現場を知らぬ」知事が不快感(毎日)

http://mainichi.jp/articles/20160416/ddp/001/040/003000c


4月15日(金曜日) 原発事故が起きてからでは遅い

 昼過ぎから都内で取材。その足で永田町へ。午後2時半から衆議院第一義員会館。超党派議員連盟が成立を目指している「不登校法案」に反対し、白紙撤回を求める不登校当事者や保護者らの記者会見に顔を出す。親の会の代表、当事者の会の代表、NPO法人の全国ネットワーク代表、弁護士、教育学者ら10人以上が延々と意見表明するので、2時間半近くに及ぶ会見になった。長すぎるよぉ。

 その後さらに同会場で3時間近く関係者の意見交換会。そして首相官邸裏の溜池山王の居酒屋で懇親会。そんなわけで、またしても終電ギリギリで帰宅するのだった。超眠い。

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 熊本でまた震度6強の地震(16日午前1時25分)。さらに立て続けに震度6弱などの大きな地震が何回も発生。一昨日の14日から16日未明にかけて、もはやどれが本震でどれが余震なのか不明といった状況が続く。14日の激しい揺れとは全く別の地震が起きているとの説も有力だ。有明海と八代海沿岸には津波注意報も出された。愛媛でも大きな揺れを観測した。玄海原発(佐賀県)も川内原発(鹿児島)も伊方原発(愛媛県)も、とにかく原発はすべて危ないということだろう。

 地震列島のこの国では、いつどこでどんな大地震が起きるか分からない。つまりいつでもどこでも大地震に襲われる可能性があるのだ。そんな場所に原発を設置し運転するのはどう考えても無理がある。非常識極まりないと言わざるを得ない。直下型地震が発生したらどうするのか。とにかく原発はすべて今すぐ止めるべきだ。取り返しがつかない事態が起きてからでは遅い。


4月14日(木曜日) 地震列島に原発は不要

 熊本県で、熊本地方を震源とする震度7の地震が発生。尋常ではない大きさではないか。これが原発の近くの震源だったらどうなるのか、電力会社と政府は想像してみればいい。鹿児島の川内原発の直下の地震だったらどうするつもりなんだ。全国各地で原発の運転差し止め訴訟を審理している裁判官たちは、この国の住民が大地震と隣り合わせで生きている事実をよく考えて判断せよ。

 熊本では震度7の地震に続いて、震度6弱や震度6強といった非常に強い揺れの余震が続く。日本列島は大地震の危険性に常にさらされているという事実を、今さらながら再認識させられる。原発の再稼働なんてあり得ない。ましてや老朽化した原発の再稼働など論外だ。

 余震でも震度6強って…。もはや本震とほとんど変わらない。そもそも震度7の地震は東日本大震災以降はなかった。それと同程度の大規模地震。被害が次第に判明するのが心配だ。何回でもしつこく言うが、原発事故が起きたら取り返しがつかない深刻な事態を招く。こんな地震列島で原発を稼働させるのは自殺行為だ。学習能力のない電力会社もアホ政権もいい加減に気付けよ。

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 熊本の大地震に関係なくさっさと引っ込んだ「NEWS23」の星浩キャスターと違って、「報道ステーション」の番組枠以降も引き続き、地震情報を伝え続ける富川悠太アナと小川彩佳アナのコンビに、報道&アナウンサー魂を見た。さすがに翌日(既に今日)の放送に影響がないか心配。若いから体力も気力もあるのだろうが、午前2時を過ぎてようやくほかのアナウンサーと交代した。

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 安倍政権になってからますます貧困格差は広がるばかり。教育立国を掲げ人材育成こそ最重要課題としてきたはずのこの国で、経済格差が拡大し貧困層が増えてくれば、当然それは子どもの教育機会にも大きな影響を及ぼす。何が「一億総活躍社会」だ。何が「美しい国」だ。実に「情けない国」だよ、まったく。

子どもの貧困格差、日本は先進41カ国中34位(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ4D6305J4DPTFC014.html


4月13日(水曜日) ライブは聴衆次第

 コンサートや演劇や落語などのライブは、会場に集まったお客さんの質だとか雰囲気に大きく左右されるという。演者や話し手の力量はもちろん重要だが、目の前にいる観客がライブを作り上げる大きな要素となる。演者だけでは決して成立し得ない。まさに二人三脚。演者と会場が一体化することで、初めて成功へと導かれるのがライブの真骨頂だろう。

 聴衆の反応が影響するという点では、授業や講演や演説も全く同じだ。学生と一緒に作っていく授業の場合はなおさらそう思う。学生自身が「教材」の半分以上を占めると言っていい。学生によって授業内容は激変する。年度によって大いに助けられたり頭を抱えたりすることになるのだが、さて今年度は…。


4月12日(火曜日) 「重版出来」に超期待

 TBSのドラマ「重版出来」は面白かったなあ。ストーリー展開も魅力ある登場人物も俳優陣の演技も演出も、どれも申し分なかった。ここ最近のテレビドラマの中では秀逸の出来だと思う。志や意欲のある新人が前向きに頑張る「お仕事ドラマ」は見ていて気分がいい。主人公に感情移入して応援したくなるばかりか、こちらも奮闘しようという気にさせられる。来週以降にも超期待。


4月11日(月曜日) テレビの終わりの始まり

 新装した「報道ステーション」(テレビ朝日)は「無難」なスタートだった。今後の番組スタッフの切り口やニュースの掘り下げ方と、コメンテーターがどこまで鋭く斬り込んだ発言をするかを注視したい。トップ項目の沢城みゆき(声優)のナレーションは悪くなかったが、その後のニュースのナレーションもすべて沢城みゆきが担当したのは、ちょっと食傷気味だったかも。

 新装「報ステ」はともかく、月曜夜のTBSとテレビ朝日のバラエティー番組のキャスティングには愕然とさせられる。差別主義者で詭弁家で二枚舌の関西系のテレビ司会者と自称弁護士を、なぜわざわざ使うのか理解に苦しむ。何らかの(政治的)配慮があったとしか思えないのだが、こんな反社会的な人物を、しかもよりによって比較的良心的な報道機関とされるTBSとテレ朝が、このタイミングでレギュラー出演者として公共の電波に乗せるとは…。いよいよ終わりの始まりなのか。

 バラエティーや情報番組だとしても、彼らのような人間はあえて一切使わない選択をして、意地でも自分たちの放送局と番組には関わらせない、という姿勢を強く打ち出すことはできなかったのだろうか(もちろんそんなことを公言などしなくてもいいのだけど)。もはやそんな余裕は両放送局にはないのだろうか。なんだかなあ。がっかりだよ。


4月9日(土曜日) 政権批判こそ「公正な」報道だ

 東京地検特捜部が甘利明・前経済再生担当相と同氏事務所の口利き問題をめぐって、あっせん利得処罰法違反の疑いで強制捜査に着手。TPP交渉の関連資料はほとんどすべて黒塗り。政府与党はまともな説明をせず、国会答弁も甘利前担当相の国会招致も証人喚問も拒み続けるばかり。デタラメ政権の徹底追及こそ「公正な」報道の責務であり役割だ。

◇◇

 「今の(安倍晋三)総理の言う自由は、総理がヤジを飛ばす自由、総理が憲法を勝手に解釈する自由、総理がメディアを規制する自由なんです」。まったくだよ。実に身勝手な総理だよ。これほど頭のおかしな総理にここまで好き勝手にやりたい放題させるとは、どこがどう「美しい」国なんだ。早くなんとかしないと。

安倍総理の言う自由は「ヤジ・憲法解釈…」民進・山尾氏(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ49751YJ49UTFK00C.html


4月8日(金曜日)「メール免職裁判」の判決確定

 【速報】「不適切なメール」を女子生徒に送ったとして東京都教育委員会から懲戒免職処分とされた都立高校の男性教諭が、処分の取り消しを求めた裁判で、処分を取り消した一審の東京地裁判決を支持し、都側の控訴を棄却した東京高裁判決(3月24日付「身辺雑記」参照)に対し、都側は定められた期日までに上告しませんでした。このため、懲戒免職処分の取り消し判決が確定しました。さすがの都教委も、上告しても到底勝ち目がないことだけは、愚か者なりの頭でどうにか理解したようです。

 今後は都教委が男性教諭に対して、どのような理不尽な追加の懲戒処分(再処分)をしてくるか、教諭がいつ教壇に立って授業ができるようになるか、が焦点になります。

◇◇

 【メモ】「メール免職裁判」の今後について、夕方から都内の法律事務所で開かれた弁護団会議(対策会議)に参加する。まずは判決確定を参加者全員で祝福した後、都教委がこの日の午前、男性教諭に対して強行した事情聴取の分析検討、再処分された場合の法的対応、校長陳述書を捏造した都教委人事部職員課の相賀直・管理主事らに対する法的手段、などが話し合われた。


4月7日(木曜日) 「裁判で原発を止める」

 あす8日発売の「週刊金曜日」4月8日号の特集「裁判で原発を止める」に、「再稼働を認めた裁判官と再稼働を止めた裁判官の素顔/法曹界の超エリートたちは原発事故を直視しているのか」を執筆しました。「国策」に沿わない判決や決定を出すと左遷人事も。それでも憲法と良心と信念に従った判断を貫くのか、それとも上ばかり見て出世を考えて最高裁事務総局の顔色をうかがいながら判断するのか。だれのための何のための司法かが問われます。


4月6日(水曜日) 教室から学生があふれ出る

 新年度の授業初日。1年生対象の定員28人の講義(作文演習)に2倍以上の学生が集まって、教室に入りきれずにあふれ出た。立ち見の学生もいる。仕方なく空いている近くの教室を勝手に使って臨時で収容したが、マジで困るし閉口する。新入生たちだって困惑するだろう。

 定員制の講義なのは分かっているのだから、事前に受講希望を取って抽選すればいいではないか。どうして開講前に抽選をしないのか理解に苦しむ。物理的にできるはずだと思うのだが。1回目と2回目の授業は履修者が確定しないので、無駄になってしまうんだよなあ。毎年毎年、懲りずに同じことが繰り返される。ちょっと信じ難い。


4月4日(月曜日) 記者志望の大学生

 高田馬場の喫茶店で、早稲田大学の学生から4時間半ほど話を聞かせてもらった。記者志望ということもあって話が弾む。本来の取材だけでなく、先輩記者の一人として体験談や助言なども。余計なお節介かもしれないけどついつい。志があって問題意識もある若手の存在は、こんな時代だからこそ頼もしく心強くてうれしい。ぜひしたたかに入社試験をクリアして新聞記者になってほしい。

◇◇

 芳林堂書店が自己破産して閉店したのかと思っていたら、書泉が芳林堂の書店事業を引き継いだのか。高田馬場のF1ビルをのぞいたら、芳林堂書店の看板のままで営業が続いていた。以前の芳林堂とは別の「書泉カラー」の本屋さんになってしまうのだろうか。書棚の雰囲気がどこか違うような感じがした。


4月3日(日曜日) 都教委の「犯罪行為」は許されない

 都立高校の男性教諭が、懲戒免職処分の取り消しを求めた裁判の控訴審判決(3月24日付「身辺雑記」参照)の「週刊金曜日」の記事について、補足と背景説明を少しだけしておきます。

 「週刊金曜日」の記事では、控訴審判決の事実認定が、一審判決よりも格段に現実を冷静に踏み込んで分析していること、いかに東京都教育委員会の主張がおかしいかを判断していること、について読者に分かりやすく伝わるように執筆しました。それともう一つ、記事で強調したかったのは、都教委人事部職員課の相賀直・管理主事による校長陳述書の捏造の事実です。

 控訴審判決では触れられていませんでしたが、審理の中で陳述書捏造が明らかになったのは事実であり、これが都教委による「犯罪行為」「権力犯罪」であるのは明白ですから、徹底的に糾弾されるべきだと判断し、これまでの記事でも必ずこの件は指摘しました。今回の記事でも同様です。

 事実確認もせず、懲戒免職を一方的にでっち上げた都教委の行為は重大な問題で、都教委事務局はもちろん、教育委員の責任も厳しく問われるべきだと考えます。

 判決言い渡しの直後に、綿引万里子裁判長に対し、札幌高裁長官栄転の異動が発令されました。これは都教委に対してはある意味、相当なダメージになったのではないかと思います。箸にも棒にもかからない裁判官の判断でなく、「これだけ優秀な裁判官の判断だ」と思わせることになるからです。

 引っ込みがつかなくなった都教委は引くに引けず、完全に進退が極まってしまい、もはや泥沼から抜け出せない状態にあるのかもしれません。しかし彼らは全員が税金で養われている公僕です。主権者である都民に奉仕し学校現場を手助けすることこそが彼らの仕事です。ましてや事件をでっち上げ事実に反する公文書を捏造することなど許されるはずがありません。組織の解体も視野に入れた抜本的改革が望まれます。


4月2日(土曜日) 大岡川の桜

【横浜・大岡川の桜1】まだ満開という感じではないが、日ノ出町の周辺は花見客で大賑わい。川沿いに並ぶ屋台はどこも盛況だった=写真(4月2日夕方、旭橋から下流のランドマークタワー方向を望む)。

【横浜・大岡川の桜2】まだ満開という感じではないが、日ノ出町の周辺は花見客で大賑わい。川沿いに並ぶ屋台はどこも盛況だった=写真(4月2日夕方、長者橋付近で)。

 都内の桜はどこも満開だそうだが、横浜市内の開花状況は都内と比べて結構タイムラグがある。自宅の近くや小学校の校庭、公園、駅前の桜はどれも7分から8分咲きといった感じ。それだけこれからまだまだ楽しめるということでもあるけど。それにしても肌寒いし曇り空だというのに花見客が多くて驚いた。僕は別件のついでに花見をしただけなのだが、結構和ませてもらった。

 だけど桜って本当は散り際が一番きれいなんだよなあ。小劇場の芝居のワンシーンみたいに桜吹雪がはらはらと舞い、川面や地面は桜の花びらでいっぱいになって、まるでピンクの絨毯を敷き詰めたようになるのは感動的だよね。


4月1日(金曜日) 「メール免職裁判」記事掲載

 本日発売の「週刊金曜日」4月1日号の巻頭トピックスに、「『不適切メールで教諭免職』都教委の控訴棄却/生徒との信頼関係を認定」を執筆しました。これまで「身辺雑記」や雑誌などでも何回も発信してきましたが、東京都教育委員会の一方的な発表を鵜呑みにした各紙報道と、教育現場の実態とは全く違います。今回の控訴審判決とこれまでの取材を基に、事件の真相や背景を分かりやすく1ページの記事にまとめました。

 2週間ほどすれば、ネット(Yahoo!ニュースなど)でも記事が読めるようになると思いますが、それまでは「週刊金曜日」本誌でご覧下さい。


3月31日(木曜日) 原稿執筆

 追加の電話取材をしつつ終日原稿執筆。

◇◇

 古舘伊知郎キャスターの「報道ステーション」(テレビ朝日)出演最終回を見る。番組最後の約8分間の大演説で古舘氏は「圧力があって辞めさせられたのではない」と強調していたが、しかしそれでも「報道番組で自由な発言ができなくなりつつある」という言い方から、時代や社会の澱んだ空気に対する「うんざり感」はなんとなく伝わってきた(ように思う)。


3月30日(水曜日) 報道関係者は自問自答を

 ジャーナリズムは何のためにだれのために存在しているのか。自分はなぜ記者になったのか。テレビも新聞も出版もメディアに関わるすべての人間は、今こそ真摯に自問自答して実践すべきだ。報道は権力を監視するのが最大の役割であって、権力のための広報・宣伝媒体ではない。

テレビ報道、強まる同調圧力、金平キャスターが語るいま(朝日/オピニオン面)

http://digital.asahi.com/articles/ASJ390GWWJ38UTIL06L.html?iref=comtop_6_01

◇◇

 事件の悪質性とは別に、冷静な判断が求められる。過去にさかのぼって処分することの是非、逮捕も起訴もされいない不透明な時点で処分することの妥当性、事件と学業とは切り離して考えるべきかどうかという教育問題としての課題、など。

「さかのぼって処分することは困難」少女誘拐「卒業取り消し」問題で揺れる千葉大(弁護士ドットコム)

https://www.bengo4.com/internet/n_4472/

◇◇

 元裁判官や現役裁判官の話が聞けて、ようやく記事にまとめられるだけの材料が集まりつつある。執筆の方向性もなんとか見えてきた。原稿の締め切りを延ばしてもらった甲斐があった。ほかにまだ電話待ち状態の取材対象が2人いるけど、とりあえずまあなんとかなりそう(かな)。


3月28日(月曜日) 再び調べもの

 追加で調べなければならないことが出てきたため、再び春休み中の大学のSCC(情報センター)へ。土曜日と同じように空いているだろうと思っていたら、結構な数の学生が来ている。回線は混雑しているし、プリントアウトもバッティングするといった感じで閉口したが、今回は調査項目が少なかったので速やかに任務完了。

 【おことわり】3月27日付「身辺雑記」の記事末尾に「追記」を掲載しました。


3月27日(日曜日) 都教委の無法に加担する記者たち

 女子生徒に不適切なメールを送ったとして、東京都教育委員会から懲戒免職処分とされた都立高校の男性教諭が、処分の取り消しを求めた裁判の控訴審判決3月24日付「身辺雑記」参照)と、それをめぐる報道について。

 都教委が流す一方的な広報をもとに、「変態教師」「わいせつ教師」であるかのような一方的な記事を垂れ流すことに、各紙の記者は何のためらいも疑念も良心の呵責も抱かないのだろうか。事実関係を確認すれば、複雑な家庭環境で親から虐待を受けていた女子生徒の求めに応じ、男性教諭がメールを返信した経緯が分かるはずなのに。

 しかも一審判決と違って、控訴審判決ではそういう背景にもていねいに触れて事実認定を大幅に変更しているのだから、判決文をきちんと読めば都教委の発表や主張がいかに一方的でおかしいか、容易に分かるはずなのに。

 にもかかわらず、各紙記事(読売、朝日)は「免職は量刑が重過ぎる」という判決の結論部分にしか触れようとしない。それだと、都教委が免職処分を発表した際や一審判決の時の報道と変わらないではないか。都教委が流す一方的な情報をもとに「変態教師」のレッテルを貼ったニュースを垂れ流したままではないか。

 この事件と裁判は、免職処分が不当に重過ぎることだけが問題にされているのではない。女子生徒が親から虐待を受けていた事実も把握せず、女子生徒から話も聞かず、メール内容の真偽や背景の確認もせず、そればかりか虚偽の校長陳述書まで作成して裁判所に提出し、権力を濫用して免職処分をでっち上げた「都教委の異常さ」が問われているのだ。

 これほどまでデタラメな教育行政の横暴や無法がまかり通ることによって、苦痛を受けて疲弊するのは学校現場の教師と生徒たちだろう。そんな状況をただすのがメディアの役割ではないのか。

 都教委の一方的な発表をそのまま垂れ流すだけの記事を連発し、控訴審の判決内容もろくに読まず理解もできないまま、事件の本質に全く触れようともしない。そのようないい加減な記事を書いていて、それでも権力を監視する報道記者と言えるのか。ジャーナリズムの一翼を担っていると胸を張れるのか。

 学校現場で起きている矛盾や、生徒の窮状に真摯に向き合おうとしている教師の姿をまともに見ようとしないばかりか、都教委の一方的な発表をもとに人権侵害と言っていい記事を平気で書く。しかも教育行政の「異常な振る舞い」をただす報道もしない。これでは権力監視といったレベル以前の話ではないか。むしろ都教委の犯罪的行為に記者が加担しているに等しいと言ってもいい。同業者として、情けなくて恥ずかしくて虚しくて涙が出そうになる。

 【追記】共同通信の記事は、メールの内容に踏み込んだ判決文をある程度咀嚼し、一審判決では触れられなかった部分を紹介する努力をしていた。恵まれない複雑な家庭環境で女子生徒が虐待を受けていた事実などについては全く触れていないが、しかしそれでも、「教員としての資質に疑問は抱くが」「保護者からの抗議で発覚」「判決は教諭の行為を『極めて不適切』と非難」などと、ピントがズレているばかりか誤解を招きかねない書き方をしている読売や朝日の記事とは少し違っていた。(2016/03/28)


3月26日(土曜日) 調べもの

 自宅のパソコンからはアクセスできない情報サービスに接続するために、大学のSCC(情報センター)で調べもの。春休みのキャンパスでしかも土曜日の夕方だから空いている。おかげで仕事がはかどるはかどる。


3月25日(金曜日) ネトウヨの作り方

 「米国人の19歳の女の子」という設定のマイクロソフト社製の人工知能が、ネット上の会話を通じてあっという間に、虐殺や人種差別やヒトラーを肯定し礼賛する極右思想に染まっていった。今の社会に通底する実に深い話だ。考えさせられるなあ。無知ゆえの無批判な吸収力と刷り込みと感化と洗脳と。「ネトウヨはこうやっていとも簡単に作られていく」という過程がとてもよく分かる。

「Microsoftの人工知能は、なぜ虐殺や差別を支持するようになったのか」(BuzzFeed Japan)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160325-00010001-bfj-sci


3月24日(木曜日) 「メール免職裁判」控訴審で画期的判決

 女子生徒に「不適切なメール」を送ったとして、東京都教育委員会から懲戒免職処分とされた都立高校の男性教諭(34歳)が、処分の取り消しなどを求めた裁判の控訴審で、東京高裁(綿引万里子裁判長)は3月24日、「処分は裁量権を逸脱し濫用している」として処分を取り消した一審の東京地裁判決を支持し、都側の控訴を棄却した(処分背景や経緯は「週刊金曜日」2015年1月30日号、6月19日号、10月30日号などで詳報)。

 高裁判決は、複雑な家庭で精神的に逃げ場のない生活を送っていた女子生徒の求めに応じたメールだと認定。「『わいせつなメールの送信』とは異質とも言えるほど悪質なものであるとまでは言えない」とした上で、家庭環境に恵まれない生徒の窮状を見かねての支援目的だったことや、女子生徒が現在も男性教諭に感謝していることについて繰り返し触れるなど、一審判決の事実認定を大幅に変更した。

 男性教諭は、クラス担任の女子生徒に性的表現を含む「不適切なメール」845通を送信したとして、2014年7月14日付で懲戒免職処分とされた。教諭は、複雑な家庭環境で親から虐待されていた女子生徒の相談に乗り、高校生活を支えて励ますためのメールだったと一貫して主張。

 これに対し都教委は、女子生徒が親から虐待を受けていた事実を把握せず、女子生徒から話も聞かずに一方的に男性教諭の懲戒免職処分を決めた。しかも教諭が不利になるように、事実に反する校長陳述書を都教委人事部職員課の相賀直・管理主事が捏造し、校長から裁判所に提出させた。校長はその後、「都教委の指示で不本意ながら虚偽の陳述書に署名捺印した」として新たな陳述書を裁判所に提出したことが、審理の中で明らかにされている。

 判決は、男性教諭が女子生徒に送信したメールを詳細に検討。メールの大半は生徒からの問いかけに応じるもので、送信したメールの一部に性的な内容や恋愛感情を表現するものが含まれているが、多くは他愛のない会話や単なる挨拶、返事にとどまり、「わいせつなメールの送信」とまでは言えないと判断した。【速報短縮版】


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