身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)

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2017年

11月17日(金曜日) やっぱり久米宏のNステがいい

 やっぱり久米宏の「ニュースステーション」は、ほかのどんなニュース番組よりも最高に素晴らしかったなと改めて思った。前からずっとそう確信していたけど、今夜の「金スマ」を見てその思いを再確認した。ぜひテレビに復帰して久米宏のNステを再開してほしい。今でもそう切望している。

 でも73歳だからさすがにもう無理だろうなとあきらめていたのだが、「古館伊知郎の報道ステーションを見て、Nステを辞めなければよかったと思った」「今でもできるかもしれない」との久米宏の言葉を聞いて、だったらぜひNステをもう一度やってほしいと強く思った。その心意気があるのならできる。再登板してよ。

 今夜のTBSテレビ「中居正広の金スマ」は久米宏の特集。テーマは「久米宏のニュースステーションの原点はザ・ベストテンだった」。久米宏と黒柳徹子が登場して、Nステ誕生の背景を骨太にしかも面白く楽しく伝えてくれた。いい番組だった。番組スタッフとキャスターとゲスト出演者のテレビに対する愛を感じた。

 Nステ最終回で久米宏が語った「戦後生まれた日本の民間放送は戦争を知りません。国民を戦争に向かってミスリードした過去は民間放送にはありません。これからもそういうことがないことを祈っています」という言葉にしびれる。すべての志のあるニュース番組スタッフの心に深く響いた台詞だと思う。生放送にこだわり、中学生にも分かるニュースにこだわり、未来に向かってニュースを伝えることにこだわった久米宏のNステ。その精神の根っこにある思想だ。


11月15日(水曜日) 根拠も議事録も記録もない説明

 「行政が歪められて私物化され不当な利益誘導(=認可)がされた」ことが検証されるべき国会の加計学園獣医学部の審議で、「国家戦略特区」の条件を満たす具体的根拠も説明できない、認可に至る根拠も示さない、議事録もない、記録もない、という政府答弁のデタラメ。そもそも「根拠」自体がないのだから、説明できるわけがないのだけど。

 そして案の定、与党側の質問は全くの無駄。むしろ害悪でさえあった。当事者だった自民党の義家弘介・前文部科学副大臣は延々と30分も使って、「メディアの恣意的報道と野党の結論ありきの姿勢が問題」などと質問(主張)。ネトウヨが吹聴しているデマと変わらない、根拠のない誹謗中傷を並べ立てた。これが丁寧で真摯な説明なのか。こんなふざけたやり取りがまかり通るなんて、もはやこの国の国会には、議会制民主主義も立憲主義もない。

 ちなみに「日本維新の会」の議員は与党側と同じ。安倍自民党の補完勢力と言うより、むしろ一心同体。国会での質問を聞いていれば一目瞭然で、小中学生でも容易に分かる話だ。存在そのものが百害あって一利無し。今さら言うまでもないことだけど。


11月14日(火曜日) 権力チェック機能

 記者会見を主催するのは権力者側ではなく、本来は記者側(記者クラブ側)でなければならない。といったことを先々週の授業で話したが、大事な問題なので要点をまとめて再掲しておく。

 記者会見を開くか開かないかは、だれが判断し、だれが決めるのか。だれにとって会見は必要ないのか(必要なのか)。そこがポイントだ。権力者の恣意的な判断で会見が開かれたり開かれなかったりすれば、権力者の都合のいい時に都合のいい質疑だけが行われ、記者側による権力チェック機能は果たせなくなってしまう。だれが質問するか、だれがどの質問者を指名するかも重要だ。

 例えばトランプ米大統領は記者会見をほとんど開かない。ツイッターで自分に都合のいいことを一方的に発信するだけだ。お気に入りの記者以外の質問は受け付けず、質問してもまともに答えないことが多い。しかも都合の悪い話は「フェイクニュースだ」と断じて退ける。

 こうした対応が、主権者たる国民の疑問に答え、説明責任を果たしたことになるだろうか。問題があってもなくても会見に応じ、都合の悪い質問でも誠実に対応して答えるのは、公人(権力者)の最低限の義務であり責任だ。これは国会での野党質問と政府答弁にも通じる問題だと言っていい。

◇◇

 介護が嫌でお年寄りの入居者を溺死させるなら、最初から高齢者施設で介護の仕事なんかするな。障害者を殺害した障害者施設の職員も同様だ。それと同じようにメディアで働く人間に対しても、権力監視の取材をする気がないなら、最初から記者やディレクターになるな、と言いたい。

◇◇

 【メモ再掲】11月19日(日)=18日の土曜深夜1時20分から=NHK総合で、「ブレイブ勇敢なる者・えん罪弁護士」の2回目のアンコール放送。有罪率99・9%の日本で14件の無罪判決を勝ち取った今村核弁護士を紹介し、「三鷹バス痴漢冤罪事件」にも触れた力作。見逃した方は、この機会にぜひ。=画像は番組再放送のポスター。


11月13日(月曜日) 「与野党半分ずつ」の不思議

 それでも世論調査で安倍内閣の支持率がアップする、この国の不思議。JNNやNHKなど各社の世論調査で、それぞれ安倍内閣の支持率が不支持を上回った。しかし何よりも愕然としたのは、国会の質問時間を「与党と野党で半分ずつにすべき」との回答が38%だったことだ(NHKの世論調査結果)。議会制民主主義・議院内閣制への無理解が、これほど多いことに絶句する。

 議席数に応じて「与野党を公平に」というと、いかにももっともらしく聞こえるが、野党が質問してこそ政権をチェックできるわけで、そもそも与党議員による厳しい政権追及などあり得ない。政府側の答弁イコール与党側の主張であって、その時点で既に「与野党半分ずつ」になっている。与党の主張は詭弁で、説明責任を果たさずに済ませるための方便に過ぎない。

 【追記】一方、毎日や朝日の世論調査では、国会の質問時間について「野党に多く配分する」が54%(毎日)、「野党の質問時間を減らす自民党の提案に反対」が55%(朝日)という数字が出ており、NHKの調査結果とは相当な隔たりがある。これは質問と回答文の示し方の影響が大きいと思われる。

 NHKの調査結果は、「現状を維持すべき」26%、「野党に多く配分するものの、与党の時間を増やすべき」14%、「与党と野党の時間を半分ずつにすべき」38%、「議席数に応じて与党に多く配分すべき」11%となっているが、これらの回答文の文言には巧妙な誘導意図を感じる。違和感が拭いきれない。NHKニュース部門スタッフの報道姿勢と問題意識を疑う。

安倍内閣「支持する」46%、「支持しない」35%、NHK世論調査(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171113/k10011221971000.html


11月12日(日曜日) 滑稽すぎる安倍「下僕」外交

 安倍首相がバンカーで転んだことについて、トランプ大統領「私は見ていないが、ヘリコプターが上空から(転ぶところを)撮っていた。私は感動した。今まで見てきたどの体操選手よりも素晴らしかった」。明らかに完全に馬鹿にされている。どう考えても下僕か子分か手下の扱いではないか。少なくとも親しい相手や尊敬する他国首脳に対する言葉ではない。

 これだけ馬鹿にされながら、それでもへらへらとトランプに擦り寄る安倍首相の滑稽で無様なことと言ったら。これ以上の恥辱はないはずだけど、自称「愛国者」の安倍政権支持者たちは、対米追従に終始する安倍「下僕」外交を、いったいどのように評価しているのだろうか。

首相バンカー転倒、トランプ氏「どの体操選手よりも…」(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASKCC6WR0KCCUHBI01R.html

◇◇

 映画「シン・ゴジラ」のテレビ放送(テレ朝)は、やっぱりエンドロールはカットか。まあテレビだからしょうがないか。いずれにしても「シン・ゴジラ」の迫力シーンは、やっぱり映画館の大きなスクリーンで見ないとね。テレビ放送だと、どうしても限界があるよなあ。


11月10日(金曜日) 「ごり押し」そのもの

 「他大学に比べて教育水準が著しく劣っている」「高齢の教員や学位のない教員ばかり」「国家戦略特区の条件を満たしていない」などと、大学設置審議会委員からも異論や疑問や反対意見が噴出したにもかかわらず、結論ありきの文科省側の「指導」「誘導」で、加計学園獣医学部の設置認可を答申。これぞまさしく「ごり押し」そのものではないか。

 獣医学の専門家たちから、これほど低レベルな大学施設はないといった「お墨付き」を得ながら、「世界に冠たる素晴らしい大学」(菅良二・今治市長)、「世界に冠たる素晴らしい獣医学部」(加計孝太郎理事長)などと、恥ずかし気もなく胸を張って公言できる神経がそもそも理解できない。しかし詐欺師の言葉と考えれば、それもまた至極当然の発言なのかもしれない。

 森友・加計学園と原発問題に関してだけは、NHKのニュース部門にも熱心で志のある記者がわずかに残っているようだ。認可答申の「ごり押し」の実態と異様さがよく分かる。

「加計学園」獣医学部、大学設置審、最終段階でも緊迫の応酬(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171110/k10011219211000.html


11月9日(木曜日) したたか中国外交

 なるほどそうか、訪中したトランプ米大統領を習近平・中国国家主席が歓待し、国賓を上回る扱いで手厚くもてなすのは、トランプが人権問題に欠片も関心がないことも背景の一つにあるのか。夕方の情報番組でそんな話を耳にしたが、妙に納得した。オバマ前大統領と違って、米国内はもとより世界の人権問題にもまるで興味を示さないのだから、そもそもトランプが中国の人権問題について言及も批判もするわけがない。

 中国政府にとってトランプ大統領は、この上ない安全牌というわけだ。むしろ御しやすいと考えているかもしれない。その上で習近平・国家主席は、米中の両超大国首脳の親密ぶりを誇示して、毛沢東に並ぶ指導者と称する自身の偉大さを、国内外にアピールする算段なのだろうか。入念に練られた戦略に脱帽するしかない。

 一方のトランプは、習近平のことは超大国を統べる大親分であると認め、対等な関係で接する相手として最大限に気遣いながら、単なる子分に過ぎない安倍晋三はパシリとして扱う。何でも言うことを聞く安倍首相はトランプ大統領にとって、しょせん下僕かポチのような存在に過ぎないのだろう。これが安倍首相の言う「美しい日本」ということらしい。情けないしみっともないなあ。なんだかんだ言って、中国外交が一番したたかかもしれない。


11月8日(水曜日) 記者の本分

 権力を監視し、社会の矛盾や問題点を検証して、弱い立場にある人たちの声を伝え、事実を積み重ねて問題提起する、そんなメディアの本来あるべき姿を忠実に果た(そうと)している記者は多くても2割くらいかなあ。といったことを具体例を示しながら授業で話したら、結構大反響だった。ちなみに昨年までは「3割」と言ってきたが、今年は「2割」に下げてみた。それでも「甘い」「そんなにいない」という意見もあるけど。

 学生にとっては衝撃的な数字だったようだが、しかし権力の宣伝マン同然の記者ばかりではないからこそ、貴重な情報も世に送り出されることになる。「主体的にニュースを見て取捨選択する力を身につけようと思う」「いい記事には応援メッセージを送って積極的に反応したい」などの感想も多く寄せられ、こっちが逆に勇気付けられた。

◇◇

 同僚の大学の先生が、かなりマニアックなアニメファンで、日本国内だけでなく海外の聖地巡礼にまで出かけるほど、熱心なアニメオタクだということが分かった。授業が終わった後にそんな話で盛り上がって、次回講義の準備がほとんどできなかったけど、面白かったからまあいっか(笑)。


11月6日(月曜日) 拉致問題の政治利用

 北朝鮮の脅威を煽るだけ煽りつつ、拉致問題を都合よく政治利用し続ける安倍首相。本気で解決する気などさらさらないのに。トランプ大統領「拉致被害者の家族の悲しい話を聞いた。日本に帰国できるように晋三と緊密に連携協力していく」→「北朝鮮の脅威は容認できない」→「ミサイルを撃ち込む」。早紀恵さん「戦争はやめて」。哀れ、拉致被害者と家族たち。

 結局のところ、トランプ大統領は日本に武器や防衛装備品をたくさん売りつけたいのが本音で、安倍首相はその要求を丸呑みして莫大な税金を軍事予算に注ぎ込み、軍拡路線(と憲法改正)に向かって突き進みたいだけ。似た者同士の2人だから気が合うはずだ。国民はそっちのけ。権力の私物化しか頭にない。


11月5日(日曜日) 秋期テレビアニメ評

 【秋期テレビアニメ評】◎ボールルームへようこそ(MX)=夏期から継続放送、◎3月のライオン第2シリーズ(NHK)、◎クジラの子らは砂上に歌う(MX)、◯ネト充のススメ(MX)、◯魔法使いの嫁(MX)、△キノの旅(MX)、△いぬやしき(フジ)、▲干物妹!うまるちゃんR(MX)、▲アニメガタリズ(MX)。【番外】◎中二病でも恋がしたい(TBS)再放送、◎シュタインズ・ゲート(MX)再放送。

 【編注】◎=かなり面白い。オススメ。◯=そこそこ面白い。楽しめる。△=論外ではないけど、ちょっと期待ハズレ。▲=暇だったら見る。

◇◇

 【メモ】心に残った今朝の新聞記事4本。余録(毎日)。「著者に会いたい・『大家さんと僕』矢部太郎さん」(朝日)。「悩んで読むか、読んで悩むか・『ウソはいけない』と教えるには、取り返しのつかない嘘もある、吉田伸子さん」(朝日)。「速水健朗の出版時評・図書館と文庫、対立生まぬ貸し出しに期待」(朝日)。朝日の3本は読書面から。

◇◇

 NHKの正午のニュース冒頭で、トランプ大統領が川越の霞ケ関カンツリー倶楽部に向かう様子を延々と生中継したのには呆れた。横田基地に到着し演説した内容を録画映像で淡々と伝えるならともかく、ゴルフ場に出向くライブ映像を正午のニュースの冒頭から全国中継するとは。なんとも恥ずかしい「公共放送」だ。

 NHKがお手本とするBBC(英国放送協会)が、こんなみっともないニュース番組を放送するだろうか。大統領の娘のイバンカ氏の取り上げ方も異常だったけど。

 どうせなら加計学園の加計孝太郎氏も霞ケ関カンツリー倶楽部に招待して、トランプ大統領と一緒にプレーすればよかったのに。安倍首相が「わたくちの腹心の友なんでしゅ」と紹介し、親密ぶりを世界にアピール。地獄絵図のような気もするが。


11月4日(土曜日) 独り言ですが

 ツイッターで、3カ月も前の世論調査の結果だとか、半年も前のニュースをツイートする人って何なのだろう。「これは最近の情報や出来事なのか、しかしそれにしては何か変だなあ」と元記事を確認すると大昔の話だったりする。何の脈絡も必然性もなくしれっと発信するたちの悪さ。そしてそれをリツイート(再発信して拡散)する人が続出する。困惑するばかりだ。

 あと、以前にどこかで見たようなツイートだなあと思って、確認してみたら案の定、一字一句すべて同じ文言の「他人のツイート」を、そのままコピペして自分のツイートとして繰り返し発信している人がいる。つまりはパクリ(剽窃)である。そしてこれまた、それを平然とリツイートする人がいたりして。まったくもって意味不明のカオス状態だよなあ。

 えーっとまあ、独り言です。気にしないで下さい。

◇◇

 「3月のライオン」(NHK)第2シリーズの第4話。陰湿ないじめで同級生を転校させて後悔すらしない連中に加えて、相談されながら何の対応もしない担任教師のクズっぷり。こいつらに天罰が下ればいいのにと心底思いながら見た。いじめられている友達を守ろうと全力で努力したひなちゃんと、彼女の行動を力いっぱい褒めた祖父に拍手。桐山零は百手先まで読んで解決策を探れ。きれいごとで済ますのではなく、クズ連中をきちんと詰ませる手立てを見いだしてほしい。

 ちょうど日本シリーズの決着がついたところで、気分よく絶妙のタイミングで始まった「3月のライオン」。内容は重く深く苦しくて深刻な展開だけど、ひなちゃんのことは川本の家族と桐山零がそろってバックアップしてくれそうなので、心配はしていないぞ(切なる願いも込めて)。


11月3日(金曜日) みっともない国

 「美しい国」→「みっともない国」「情けない国」「恥ずかしい国」。安倍政権がやってることは何もかもが全然美しくない。みっともなくて情けなくて恥ずかしいことだらけだ。権力を私物化し、父娘ともに世界中で総スカンの米大統領の娘を異様に持ち上げ、国賓級の厚遇で会食し、念入りに接待ゴルフのための練習までする安倍首相。米英仏各紙からも揶揄され皮肉られる始末。ああ、みっともない。

 朝から晩まで、大統領の娘を芸能人みたいに扱って喜んでいる日本のテレビも、相当異常で情けなくて恥ずかしい。馬鹿じゃないかと思う。本当にみっともない。テレビ朝日の「報道ステーション」とTBSの「NEWS23」が、批判的に取り上げていたのは救いだった。この国のテレビ報道が総崩れでなくて、ほんの少し安心した。

 それにしても、念入りに接待ゴルフのための練習までする安倍首相っていったい…。衆院選前に大仰に叫んでいた「国難」とやらはどこへ行ったんだ。

◇◇

 産経は「新聞」ではない。政党やどこぞの団体の機関紙どころか宣伝ビラ以下でしょう。大学の授業のレポート課題として、学生に新聞各紙の記事を比較検討するように指示した中には、とりあえず産経も入れたけど。

産経新聞コラムのウェブ版、「排他的」見出しに批判次々(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASKC1666HKC1UTIL04M.html


11月2日(木曜日) 加計学園認可の見通し?

 文部科学省大学設置審議会の専門委員会の意見がまとまり、加計学園獣医学部は今月10日の審議会答申で開学が認可される見通しだという(NHKニュース)。マジか。世論の動向を見極めて事前に地ならしするためのアドバルーンか。教授陣やカリキュラムなど教育環境だけ見ても、どう考えても認可不適当だと思うが。そもそも学生が集まるのだろうか。

 衆院選が自民党圧勝でなく、安倍首相が窮地に追い込まれるような結果であれば、文部科学省大学設置審議会は、加計学園獣医学部を認可する意見ではまとまらなかっただろう。安倍政権を延命させた有権者の責任は大きい。加計学園問題とは、それほど安倍首相が大きく関わる重要な政治案件ということだ。

加計学園獣医学部の来年4月開学、認可される見通しに(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171102/k10011208861000.html

◇◇

 【メモ】11月19日(日)=18日の土曜深夜1時20分から=NHK総合で、「ブレイブ勇敢なる者・えん罪弁護士」の2回目のアンコール放送が決定。NHKのプロデューサー氏から連絡をいただいた。今村核弁護士の奮闘と人柄を紹介し、「三鷹バス痴漢冤罪事件」にも触れた力作だ。見逃した方はぜひ。=画像は番組再放送のポスター。


11月1日(水曜日) 相変わらず度し難い首相会見

 安倍首相会見は相変わらず意味不明で、質問にまともに向き合わず、誠実に答える姿勢とはほど遠いものだった。野党の国会質問時間削減の感想を聞かれても、関係ない話をだらだら続けるだけで、促されてようやく最後に述べたのが「総理大臣としてはコメントを控える」。だったら最初からそのひと言だけ答えろよ。

 こうやって安倍首相は記者会見と同様に、国会でも野党議員の質問をはぐらかし、まともに答えず時間を無駄に浪費するだけ浪費して、「謙虚に真摯に誠実に丁寧に説明した」と言って立ち去るのだろう。その上さらに、野党の質問時間を減らそうと画策するのだから、議会制民主主義と議院内閣制と国民を愚弄する、とんでもない度し難い総理大臣だ。

◇◇

 記者が政治家や役人ら権力者と飲食するのは、必ずしも悪いことではない。割り勘で(奢られたら奢り返す)対等な関係であれば、親しくなって信頼関係を築いた上で情報を得るのは、必要な取材行為だ。大事なのは、仲良くなっても書くべきことは書く、批判すべきは批判することだ。

 権力と一体化して癒着し、「権力を監視する」という記者としての職責を果たさないのが問題なのであって、飲食自体が悪いわけではない。権力との距離を見極め緊張関係を保つ。それを忘れたら報道の仕事は成り立たない。権力者に都合のいい情報を垂れ流すのは広報・宣伝であって、報道・ジャーナリズムではない。


10月31日(火曜日) 弁護団会議

 昨日と今日と立て続けに、行政訴訟と国家賠償請求訴訟の弁護団会議に参加した。事件の当事者や被害者遺族の切実な訴えに直に接して、陳述書や準備書面の構成や訴訟の組み立てを学べて、意見を述べる機会も与えられる。信頼してもらえて、そういう場に出席させていただけるのはうれしい。記者として大変ありがたいことだ。感謝。

◇◇

 さすがハロウィーン。渋谷のスクランブル交差点だけじゃない。昼下がりの東京・四ツ谷でも夕方の横浜でも、猫耳を付けた女の子やスパイダーマンのコスプレをした大学生(たぶん)が、ごく普通に当たり前のように闊歩していた。全く違和感なし(笑)。

◇◇

 ツイッターのクライアント「ついっぷる」がきょうの午後1時でサービスを停止した。夜に帰宅してから別の新しいクライアントを使っているのだが、まだ慣れていないこともあって全然しっくりこない。タイムラインの閲覧も投稿もぎくしゃくして上手く使いこなせていない。うーん。早く馴染めるといいなあ。「ついっぷる」復活してくれないかなあ。

◇◇

 【おことわり】10月29日付「身辺雑記」の冒頭部分を加筆修正しました。記事の趣旨は変わりません。


10月30日(月曜日) 議会制民主主義の破壊

 「国会議員が等しく質問できるように、議席数に応じた質問時間を配分するのは当然」などと主張している菅義偉官房長官や自民党の若手議員やネトウヨは、議会制民主主義・議院内閣制を根本的に理解していないようだ。政府をチェックするのが野党の役目。その野党議員の質問時間が与党議員よりも多いのは、むしろ当然ではないか。

 そもそも政府・与党側は「答弁」という形で、自分たちの主張を十分過ぎるほど発信しているではないか。安倍首相は質問にまともに答えず、質問と関係ない話をだらだらと続け、しかも事実と異なる嘘を並べ立てる。その上さらに、野党の質問時間を削減するなんてとんでもない。議会制民主主義の破壊にほかならない。

野党の質問時間削減に枝野氏反発「とんでもない暴論」(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASKBZ3GD8KBZUTFK003.html

 立憲民主党の枝野幸男代表は「とんでもない暴論」、共産党の小池晃書記局長も「非常に姑息でせこい」と批判。だよね。全くその通り。自民党に一票を入れた有権者は、与党議員の質問で埋め尽くされる、そんな「翼賛国会」を本当に望んでいるの?

国会:自民が質問時間増を要求、追及回避狙い、野党は反発(毎日)

https://mainichi.jp/articles/20171031/k00/00m/010/119000c


10月29日(日曜日) 「事実」を大切にしない風潮

 野党の国会質問時間削減を取り上げた28日の朝日新聞デジタルの「第一報」記事に対し、「朝日新聞の論調の弱さはどうだろう。とんでもないと言え」と猛烈に批判する人たちがいる。「批判していない、甘くてぬるい、新聞社の姿勢が見えない」と言うのだ。

 28日の朝日の「第一報」記事からは、この問題の深刻さを懸念し、問題提起する姿勢がしっかり伝わってきた。朝日は事実に基づいて批判的に大きく報じている。朝日新聞デジタルの記事を引用して発信する数多くのツイートからも、それは十分に証明されていると言っていい。

 デジタルの記事だけでない。同日付の新聞紙面では1面カタの本記のほかに、4面の関連記事でも大きく伝えている。4面ではトップで「『質問封じ』野党は批判」と3段見出しを掲げ、図解入りで詳しく問題提起した。朝日の「第一報」記事の、どこがどう甘くてぬるいのだろう。さっぱり分からない。

 「新聞紙面では1面のほかに4面にも大きく記事が掲載されている」と指摘すると、「2面に記事がない」「新聞社としての見解はどこにもない」「デジタル版しか読まない層にも端的に伝えるべきだ」といった頓珍漢な批判が飛び出すのだが、2面や3面でなく、4面に関連記事が掲載されていると何か不都合があるのだろうか。

 最初は朝日の「第一報」記事について批判していたはずだったのが、そのうちいつの間にか、翌日以降の紙面での扱いや社説の有無に論点がずらされていった。当日や翌日の紙面に社説を掲載しないことが、朝日の政権批判のぬるさそのものだと言うのだ。

 ちなみに多くの場合、社説は論説委員室での討議を経て執筆されるので、掲載までタイムラグが生じる。当日掲載の記事に社説で即日対応するのは難しく、翌日以降に紙面化されることが多い。毎日新聞は翌日の29日付の社説で、この問題を取り上げた。僕も毎日のその判断を支持する。翌日の紙面に社説を掲載すべきだと個人的には思うが、しかしそれは朝日の「第一報」記事に対する評価とは全く別の問題だ。

 そもそも朝日デジタルの「第一報」の記事と見出しだけでも十分に、この問題の深刻さは伝わっている。朝日新聞としての姿勢も伝わってくる。なるべく早く社説を書いた方がいいとは思うが、「翌日に」社説を掲載しないだけで、朝日新聞を非難し罵倒する理由が理解できない。事実に反する放言は、安倍首相の朝日批判と大差ない。この人たちはいったいだれと何と戦っているのだろう。

 そして批判の矛先は、「的外れな批判」を指摘したこちらにまで及んできた。僕は「第一報」以降の朝日の記事や紙面での扱いについて、全く言及などしていないというのに。

 衆院選前の日本記者クラブ主催の党首討論会で、安倍首相は「朝日新聞は加計学園の問題で、愛媛県の加戸前知事の国会証言を報じていない」と唐突に批判を始めた。しかし実際には朝日は翌日に見出しを立てて報じている。前提となる事実が間違っているのに、事実と異なるデマを堂々と吹聴し正当化してはばからない。そんな風潮が広がっていることに愕然とする。

 これまでも何回か述べたが、自分たちの狭い世界と価値観でしか物事を判断できず、思い込みだけで事実に反した一方的な言説を繰り出す人にはうんざりするばかりだ。事実と異なる発信はデマ。そうしたデマを拡散するのも同罪だ。狭量で思い込みが強い人たちには理解できないだろうけど。

 事実を大切にせず、確認もせず、思い込みだけでデマを振りまく人たちがはびこる風潮を深く憂慮する。でもまあ、国のトップがアレだから仕方ないか。

【本稿の冒頭部分を加筆修正しました。趣旨は変わりません】


10月28日(土曜日) ついに野党の「質問封じ」まで

 今度は、野党の質問時間を減らすことを政府・自民党は検討しているという。これほどあからさまに野党の質問封じをするとは。政府・与党は一体化しチェック機能が果たせないからこそ、野党に質問時間が多く配分されているのに。そんな極めて常識的な慣例さえ叩き壊すとは、安倍自民党はどれだけ姑息で傲慢で傍若無人なのだろう。どこまで慢心し増長するのだろう。これのどこが「謙虚」で「丁寧に説明」する態度なのか。そもそも与党議員の質問ほど無駄なものはないが、それ以前に、国会審議自体に応じないというのだから救い難い独裁政権だ。

野党の衆院質問時間、削減検討、政府・自民、配分で(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASKBW5J39KBWUTFK010.html


10月27日(金曜日) 狂気を感じる茶髪指導

 髪の毛の黒染め強要は違法な指導だ、と女子高生が提訴。大阪府立高校教諭ら「生来的に金髪の外国人留学生でも、規則では黒染めをさせることになる」。何という理不尽。何という傲慢不遜。教師失格というよりも人として異常。狂気さえ感じる。

 そもそも髪の毛は黒色でなければならないとする感覚と、強制的に他者の髪の色(髪の毛の長さも同様)を変えさせようとする発想自体がおかしい。人権侵害であるし犯罪行為でもある。体罰も同じだと思うが、こういうことに積極的で熱心な教師は、相手(生徒)を「教え諭す」のではなく「支配する」という意識が強いのだろう。根本的に勘違いしている。ほかの教師から異論や疑問の声は出なかったのか。だとしたらなんともおぞましい教師集団だ。教育委員会も同罪だ。

「黒染め強要で不登校」生まれつき茶髪の女子高生が提訴(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASKBS6D22KBSPTIL024.html

◇◇

 スペインのカタルーニャ州議会が独立宣言を賛成多数で可決。これに対しスペイン議会上院は、州の自治権を一部停止する政府案を承認。州と中央政府との対立は決定的に。民族自決の原則を尊重するならば、民意に基づく独立宣言を力でねじ伏せるのはいかがなものかと思うけどなあ。似たような動きは世界各地で起きている。深刻な問題だ。


10月26日(木曜日) 国会審議を拒む民主主義

 政府・自民党は、首相指名選挙を行う特別国会を開いた後、臨時国会の召集を見送る方針。所信表明演説や代表質問にも応じないという。そもそも今年6月に憲法の規定に基づいて、野党4党が臨時国会召集を要求したのに3カ月以上も放置したばかりか、審議を一切行わないまま、安倍首相は臨時国会冒頭で衆院を解散した。またかよ。まさに独裁国家ではないか。

 総選挙後もまた同じ手法で国会審議を拒み、説明責任を果たさない。森友・加計学園問題の追及から逃げるため、情報を徹底的に隠蔽し国会審議に応じない安倍政権の卑劣な姿勢は一貫している。国会と国民を愚弄した、こんな無法がまかり通るなんて。もはや民主国家の体をなしていない。

 憲法を無視して、自己都合で国会審議に応じなくてもとがめられず、好き勝手に国会を解散し、権力を私物化しても平然としていられる。そんな安倍政権下のこの国の政治状況は、中国や北朝鮮の独裁国家体制と全く何も変わらない。

◇◇

 本音で思ってることをいつもそのまま言葉にする麻生太郎・副総理兼財務相。この人は、何を言っても自分の地位は絶対に揺るがないと確信しているのだろうが、そんな政治家を許している(放置している)側にも問題がある。そもそも国民の不安を煽って「北朝鮮の脅威」を選挙戦に利用した安倍政権の幹部が、自ら「北朝鮮のおかげ」などと放言するとは、主権者たる日本国民を二重三重に馬鹿にしている。許し難い。

衆院選勝利「北朝鮮のおかげ」麻生氏(時事)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171026-00000130-jij-pol


10月25日(水曜日) 「小池さんのおかげ」

 極右団体「日本会議」の集会に自民・維新の国会議員らが参加して、改憲へ気勢をあげたという。自民・公明に維新と希望を加えると衆院の議席は8割を占める。「小池百合子さんのおかげで民進党が真っ二つになった。こういう状況をつくってもらった」(衛藤晟一・首相補佐官)。

 まともな民主国家とは思えないような状況が、着々と積み上げられていくことに戦慄を覚える。それにしても「小池さんのおかげで」って…。まあそういうことなんだろうけど、しかし改憲はそんなに簡単には進まないと思うよ。この国の国民はそこまで馬鹿じゃない(と信じたい)。

改憲派「天の時を得た」、「日本会議」主導の集会で訴え(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASKBT5RGMKBTUTFK00W.html


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