身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)

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2017年

3月29日(水曜日) この国を私物化する安倍夫妻の罪

 森友学園の問題は全く何も解明されていないのに、籠池理事長を偽証罪で告発して幕引きを図るなんてあり得ない。財務官僚や昭恵夫人らほかの関係者も証人喚問し、疑惑を解明した上で告発するならまだしも。国有地を不当に格安売却した背景を調べずに幕引きだなんて、自民党は国民を愚弄するにもほどがある。

 森友学園が小学校認可や国有地の売買で優遇されたのは、極右国粋教育を実践する学校だからだ。昭恵氏が名誉校長を引き受けたのは、教育勅語を信奉する森友学園の教育に涙を流すほど感動して共鳴したからであり、大阪府や財務省が異例の手厚さで便宜を図ったのは、首相夫妻がこの学校に深く関わっていたからだ。

 森友学園の極右国粋教育に共鳴した安倍夫妻は、この国の教育と官僚機構と国民の共有財産を私物化したと言っていい。そして都合が悪くなると同志だったはずの籠池理事長をバッサリ切り捨てた。籠池氏も安倍夫妻も腹黒さはどっちもどっちだが、しかし万死に値するのは籠池氏だけではないはずだ。安倍夫妻も同罪だ。

 籠池理事長だけを悪者にして幕引きを図るというのでは筋が通らない。この国の教育と官僚機構と国有財産を私物化する安倍首相夫妻の責任も、同じように厳しく問われなければアンフェアで、著しく正義に反する。

◇◇

 「論題委員」ってなんだよ。そんなの聞いたこともないけど、「論説委員」のことかなと思って記事を読んでみたら「論壇委員」だった。ツイッターの公式ニュースアカウントだけでなく、記事本文ページも朝日デジタルのトップも新着ニュース一覧も、すべての見出しが間違ったまま1時間ほど放置されていたのだが、だれもおかしいと気付かずにアップしたのだろうか。謎だ。新聞社の人間なら普通は「『論題』委員ってなんだ」とアップする前に疑問に思うはずだけどなあ。

@asahi:日本良くするため一つ制度を変えるなら、論題委員の提案(朝日公式アカウント)

https://twitter.com/asahi/status/846944024342790145

日本良くするため一つ制度を変えるなら、論壇委員の提案(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK3W1C4GK3VULZU00D.html


3月28日(火曜日) 政権与党の代弁者

 今朝の「羽鳥慎一モーニングショー」でゲストの山口敬之氏(元TBSワシントン支局長)が、昭恵夫人付の政府職員からのFAXは「ゼロ回答だ」と語気を強めて熱弁を振るっていた。そこまで政府の言い分を代弁しなくてもと驚くほど、必死になって声を張り上げる様子は異様だった。

 時事通信の田崎史郎氏ならもう少し、したたかにぬるっと「政府の代弁者」として振る舞うだろうに。当然、寺脇研、青木理、玉川徹の3氏から「そんなわけないだろ」と反論されたが、集中砲火を浴びても興奮して強弁し続ける姿に、安倍首相の国会答弁が重なって見えた。みっともないなあ。

 政府は28日の閣議で、安倍首相夫人の昭恵氏に公用の外交旅券を発給している、との答弁書を決定した。政府専用機に搭乗する際の使用料(運賃)も徴収していない。それでもなお「昭恵氏は公人ではなく私人である」と言い張る安倍政権。そんな屁理屈が通用するわけがないではないか。夫婦で国を私物化するとは。無法がまかり通る異常な政権だ。

 明らかに公人である昭恵氏を私人と言い切ってしまったことで、嘘や無理や詭弁を重ねに重ねて取り繕う、というループに陥っているようにしか見えない。私物化の正当化。「安倍晋三と不愉快な仲間たち」は、いつまでこんな茶番を続けるつもりなのだろう。

 産経新聞の与太記事やネットのデマ情報を、国会で堂々と振りかざす安倍首相。「ネトウヨまがいの総理大臣」ではなく、「ネトウヨが堂々と総理大臣をやっている」というこの国の異常。もともとおかしかったが、いよいよ前後の見境がつかなくなってきた。

◇◇

 大阪高裁(山下郁夫裁判長)が大津地裁の運転差し止め仮処分決定を取り消し、高浜原発の再稼働を認める判断をした。福島原発事故から何も学ばず、安倍自民党・電力会社・財界の原発推進方針をそのまま無批判に容認し、追認・追随しただけの司法判断だ。

 「原発の安全性が欠如しているとは言えない」「福島原発と同じような事故を防止する対策を行うために不可欠な教訓は十分に得られている」「最大の揺れが連続して発生することはほぼありえず、仮に連続したとしても原発の安全性は確保されると言える」。なんともお気楽で希望的観測に満ちていて、関西電力の主張を丸写しにした決定に愕然とする。

 現状では政権与党の暴走を止めるのは司法しかないのだが、米国と違って残念ながら日本の裁判所はその職責を果たしていない。原発の安全神話をお題目のように唱えるボンクラ裁判官。6年前の過ちをまた繰り返すことに、裁判官は懲りずに再び加担しようというのだろうか。

 さらに愕然とさせられたのが地元の反応だ。「再稼働で地元ににぎわいが戻ってくると期待」(高浜町長)、「妥当で明確な判断に戻った」(福井県知事)といったコメントには、絶望的な気持ちになる。この人たちは実際に自分たちの地元で大惨事が起きて、取り返しがつかない酷い目に直面して悲劇の当事者にならないと、事態の深刻さが分からないのだろうか。しかしその時にはもう後悔しても始まらないのだけど。嘆息。

高浜原発3・4号機、再稼働認める判断、大阪高裁(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170328/k10010927491000.html


3月27日(月曜日) 教科「道徳」に違和感

 そもそも「我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもつ」という「道徳」の学習指導要領の項目は必要なのだろうか。「親しみ、愛着をもつ」かどうかなんて個人の自由であって、まさに個人の「内心」の問題ではないのか。国家(政府)から一方的な道徳や価値観を指図されることへの違和感を強く感じる。

 愛国心や郷土愛などという概念は、それぞれ自分で考えて判断すればいいものだろう。家庭観や家族観や夫婦関係、親子関係にしても同じことが言える。人それぞれいろんな形や事情や背景がある。そう考えれば「道徳」を教科として教えて評価することに、いったいどんな意味があるのか、疑問は深まるばかりだ。

 「教育改革」と称して教育行政に介入し、教育基本法を改正し、愛国心を強調し、そして道徳の教科化を推進してきたのは安倍政権だ。しかしその安倍政権では首相夫婦を筆頭に、大臣や官僚らの振る舞いはおよそ「道徳」「愛国心」からほど遠い。

 平気で嘘をつく、公開すべき資料を隠す、質問者を恫喝する、都合の悪いことには答えない、話をはぐらかす、開き直る、責任をなすり付け合う、立場の弱い者をいじめて排除する──。安倍首相や官房長官を筆頭に、安倍内閣の大臣や官僚にはそんな言動ばかりが目につく。

 その一方で、国民に対して道徳やら愛国心をもっともらしく説いて、一方的な価値観を押し付けようとする。教育勅語を信奉する安倍首相ら日本会議系の極右政治家こそ、まず自分自身の道徳・倫理観と言動を振り返って猛省すべきだろう。話はそれからだ。


3月26日(日曜日) 本質は極右政治家らの関与

 籠池理事長の国有地取得や補助金申請に関する虚偽申請などの詐欺的行為は、もちろん厳しく追及されるべきだ。しかしこの問題の最大のポイントは、極右国粋教育を展開する森友学園小学校の開校に向けて、安倍首相夫妻ら日本会議系の極右政治家がいかに関与し融通し、許認可や払い下げで便宜を図ったかということに尽きる。極右政治家による「教育と行政機構と国有財産の私物化」が森友学園問題の本質だ。

 「昭恵氏は脇が甘い」とか「天真爛漫で無防備に動き過ぎる」「籠池夫婦に利用され嵌められただけ」などと、昭恵夫人を残念な天然キャラのようにまとめて話を矮小化しようとする声があるが、とんでもない。安倍昭恵氏は、極右国粋主義で幼児を洗脳する森友学園の教育に涙を流している。教育勅語の暗唱に感動もしている。確信犯だ。

 しかも政府職員を5人も「秘書」として使って、安倍首相とともに政府専用機にも乗り込む公人中の公人だ。その昭惠夫人が、極右国粋教育を展開する小学校の開校を本気で望んでいたのは紛れもない事実で、間違いなく本気で小学校開校に協力していた。嵌められたのではない。確信犯と言っていい。もちろんその本気度は安倍首相も同じだ。

 思想的な強いシンパシーから、極右国粋教育を展開する小学校を作るために、国民の共有財産である国有地を不当に安く提供できるように便宜を図った。安倍首相夫妻の責任は重大だ。

 「共謀罪」が成立したら、国民の共有財産である国有地を不当に安く払い下げるという背信行為を計画し加担したとして、安倍首相夫妻と財務官僚、稲田夫妻、籠池理事長、森友学園関係者、元代理人弁護士などなど、みんなまとめて立件されて逮捕起訴されるのでしょうか。もちろん「共謀罪」なんか必要ないし、「共謀罪」などなくても立件されて然るべきだと思うけどね。

 籠池理事長の虚偽申請など詐欺的行為はもちろん追及されるべきだが、籠池氏の特異キャラだけに特化して幕引きを図ろうとする安倍政権と御用メディアの動きが、露骨で必死すぎる。猛攻勢をかけ始めている様子に、むしろかなりの焦りと危機感がうかがえる(ように思える)。

籠池氏の偽証罪告発、与党が視野に、野党は慎重(読売)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170326-00050004-yom-pol


3月24日(金曜日) 根底に「極右思想教育」への共鳴

 安倍昭恵夫人付の政府職員が関係省庁に問い合わせや確認をすること自体が、立派な圧力・働きかけだ。籠池氏側への便宜供与・口利きそのものだろう。安倍首相は「籠池氏側の要望に沿うことはできないときっぱりとお断りし、ゼロ回答なので忖度していない」と弁明するが、予算措置にまで言及しているではないか。昭惠氏は報告も受けている。昭恵氏の関与は明白だ。

 民進党の福山哲郎議員が参院予算委員会で、昭恵夫人付の政府職員がFAXを送った行為は公務なのかどうかをただした。政府側は「首相夫人を補佐する」と言いながら公務であることを認めなかったが、「内閣総理大臣夫人付」の肩書きを付けていて公務でないわけがないだろう。当然FAXも行政文書(公文書)ではないか。そもそも昭恵氏を私人だと強弁すること自体が、非論理的な屁理屈であることが図らずも明確になった。

 証人喚問と国会での野党追及で、疑惑や疑問や不信感が広がる一方の「森友問題」。それでも安倍政権は「余裕」なのか。それとも「焦りと危機感」を深めているのか。朝の情報番組で、報道各社の伝え方も温度差があると問われた時事通信の田崎史郎氏「政権が倒れるような話ではない」。明らかに政権が倒れるような話だと思うが。楽観的なふりをしているだけなのか。それとも強がりなのか。政権側のスタンスを知る上では、とても参考になる代弁者(スポークスマン)の一人だとは思うけれども、なんだかなあ。

 自民党は「今までの説明で十分」として、安倍昭恵氏、松井一郎大阪府知事、国有地取引の折衝に当たった森友学園側弁護士、財務省幹部ら政府職員など8人の証人喚問をすべて拒否した。今までの説明で十分なわけがないし、当事者の一方しか話を聞かないのはアンフェアだとみんな思っている。どこまでも不誠実で横暴で不都合な事実を隠蔽する安倍自民党。

自民、昭恵氏喚問を拒否、民進要求に「必要ない」(時事)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170324-00000095-jij-pol

 海外メディアは「森友学園問題」の本質をなかなかよく理解している。「国粋主義の学校」を作るために、共鳴する極右思想・国家主義の政治家や企業家らが大勢集まって寄ってたかって便宜を図った。彼らは学園側からお金を受け取るのではなく、むしろ寄付までしたということだ。そして官僚らは安倍首相夫妻らの意向や顔色をうかがって忖度し、森友学園側に異常なほど親切に丁寧に振る舞ったということだ。「森友学園問題」実はとても分かりやすい構図だと思う。

「国粋主義学校に寄付の疑い」報道も、海外記者が関心(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK3S01TFK3RUTIL06F.html

◇◇

 小学校の道徳教科書に対する初めての検定で、8社の教科書が一部修正してすべて合格。そのなかで、申請段階で物語に友達の家のパン屋を登場させていた小学1年生の教科書に対し、「国や郷土を愛する態度」を学ぶという観点から不適切という検定意見がつけられ、「パン屋」を「和菓子屋」に修正したという。

 なんと馬鹿馬鹿しい。パン屋のどこがダメなのかさっぱり分からない。このほか、「おじさん」が「おじいさん」に、「アスレチックの遊具で遊ぶ公園」が「和楽器を売る店」に修正させられた事例もあったという。何なんだこの国は。気持ち悪いなあ。この国を牛耳っている政治と教育行政は狂っているとしか言いようがない。

 これが安倍首相の言うところの「愛国心」なのか。安倍自民党が目指す「道徳教育」の不気味さと気持ち悪さを、改めて痛感する。一方的な価値観や道徳観や家族観を押し付けようとする教育のおぞましさ。森友学園の幼児洗脳教育と見事にリンクする。

道徳の教科書、初検定で8社が一部修正し合格(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170324/k10010923111000.html

パン屋「郷土愛不足」で和菓子屋に、道徳の教科書検定(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK3P7KX3K3PULZU00T.html


3月23日(木曜日) 安倍昭恵夫人の役割が鮮明に

 籠池理事長の証人喚問は、民進党の枝野幸男議員の質問が最も理路整然としていて無駄がなく、的確に証言を引き出していた。多くの議員たちが思わず真剣に聞き入っていた様子からも、迫真の質疑だったと言える。最大のポイントは安倍昭恵夫人の役割・関与が鮮明になったことだ。

 まず百万円の寄付の受け取りについて、質問の仕方を変えて細部まで詳細に確認したこと。そして国有地をめぐる昭恵夫人への問い合わせ(相談)に対して、昭恵夫人付の政府職員からFAXがあったこと。政府職員がわざわざ財務省幹部に照会して、予算措置にまで言及するFAXを折り返し返信するなんて普通はあり得ない。そうした行為自体が大問題だろう。明確な関与・便宜供与そのものではないか。

 枝野議員の質問は実に見事だった。籠池理事長を吊るし上げるというのではなく、きちんと次につなげる無駄のない内容。籠池氏だけでなくほかの関係者の証人喚問こそが不可欠であることを、だれもが分かるように浮き彫りにする質問の組み立てだったと思う。テンポもよかった。

 一方、きょうの証人喚問で最低だったのは自民党の2人と維新の議員の質問だ。揚げ足取りと恫喝と籠池理事長個人の瑕疵に特化するだけで、森友問題の本質や背景に切り込む姿勢は皆無。特に最後の下地幹郎議員の稚拙さと馬鹿馬鹿しさときたら。相手を恫喝し続けるも自ら墓穴を掘る様子は哀れとしか言いようがない。

 いずれにせよ昭恵夫人を筆頭に、夫人付の政府職員、当時の理財局長、当時の近畿財務局長、森友学園の元代理人弁護士、大阪府知事などなど、籠池理事長と同じ立場と条件(←ここが大事)で証人喚問すべき多くの関係者が、改めて鮮明に浮かび上がってきた。これは国民の代表である国会議員の果たすべき職務・義務だ。

 竹下亘・自民党国会対策委員長「首相や首相夫人が学校の開設などに関わっていた事実はないことが明らかになった」。いやいやいや、むしろ首相夫人の関与が鮮明になったと思うよ。昭恵氏の証人喚問は不可欠だろう。籠池理事長の証言を嘘だと反論するのなら、なおさらもう一方の当事者の話を聞くのが筋ではないか。

民進・共産、昭恵氏の証人喚問要求、自民は拒否の構え(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK3R5WMQK3RUTFK01P.html


3月22日(水曜日) 政府広報も同然の読売社説

 読売新聞の社説が酷すぎる。「共謀罪」の看板を掛け替えただけの法案を「テロ等準備罪」と詐称し、「政府は堂々と意義を主張せよ」との見出しを掲げ、「テロ対策の要諦は事前に犯行の芽を摘むことである。政府は法案の早期成立に万全を期さねばならない」と主張した。まるで政府広報ではないか。

 「テロ対策」を強調しながら、しかしその本質は人々の「内心の自由」に踏み込む。言論・表現の自由や人権が著しく規制される危険性が指摘されているのが「共謀罪」だ。戦前の治安維持法の再来との批判も根強い。それなのに全く何の躊躇いもなく批判も疑問もなく、政府自民党の主張をそのまま広報する読売の姿勢に頭がくらくらする。

 「共謀罪」に限らず「安保法制」や「原発再稼働」でも、読売は自民党の主張をそのままなぞるだけだ。そうした社説を掲げる読売の姿勢は今に始まったことではないが、しかしそんな新聞社が「報道機関」を堂々と名乗っているなんて。あり得ないし噴飯ものとしか言いようがない。

→社説「テロ準備罪法案、政府は堂々と意義を主張せよ」(読売)

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20170321-OYT1T50166.html

→社説「『共謀罪』法案、説明の矛盾が多過ぎる」(毎日)

http://mainichi.jp/articles/20170322/ddm/005/070/041000c

→社説「『共謀罪』法案、疑問尽きない化粧直し」(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12852884.html


3月21日(火曜日) 「テロ等準備罪」の印象操作

 外遊中の安倍首相不在の中、政府が共謀罪法案を閣議決定。「共謀罪」を「テロ等準備罪」(組織犯罪処罰法改正案)と称せば、一見もっともらしく「テロ防止の法律は必要だよね」と多くの国民に思わせるだろう。実際、世論調査ではこの法案を必要と考える人が半数近くを占めた(必要45%、必要ではない11%、どちらとも言えない32%=今月のNHK世論調査)。

 しかし当初の法案には「テロ」の文言すら入っていなかった。そもそも現行の法律で組織犯罪やテロに十分に対応可能であるにも関わらず、あえてわざわざこうした法律を新設しようとする真の目的は、国民の内心の自由や政治思想を監視し事前に取り締まることにこそある。捜査機関による恣意的な拡大解釈が可能で、対象が際限なく拡大される危険性は払拭できない。市民運動や労働運動を制限するための治安立法であることは明白だ。

 盗聴法(通信傍受法)やスパイ防止法(特定秘密保護法)などと全く同じ構図と言っていい。「共謀罪」を新設することで国家(政府)による管理統制が強化され、これまで国民が当たり前に享受してきた自由と人権が制約される。そんな社会体制が急ピッチで構築されようとしている。

 ニュースで「共謀罪」を「テロ等準備罪」などと詐称して伝え続けるNHKや読売は、この法案の本質から目をそらせる役割を果たし(加担し)、明らかに視聴者や読者をミスリードしている。権力を監視し、主権者たる国民に問題点や疑問点などの判断材料を提供する報道機関としてあり得ない姿勢だ。テロップや見出しで「テロ等準備罪」と示し続ける影響は大きく、強烈な印象操作につながる。NHKや読売が政府の広報宣伝機関であることが、改めて明確になったと思う。

◇◇

 国会質疑で議員の質問に誠実に答えない官僚。明らかなサボタージュであり、公僕としての職務を適切に果たさないのは懲戒処分に相当する。証人喚問して強制的に答えさせるべきだ。

「森友だけ対応しないのは不思議」、野党、財務省に苦言(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK3P5VT7K3PUTFK00T.html

◇◇

 安倍昭恵氏「この国のため、社会のため、弱者のため、世界の平和のために、休みもなく日々がんばっております」──。教育勅語を絶賛する昭恵氏らしく、国家に命を捧げる覚悟なのだと言いたいらしい。だったらその勢いで、証人喚問にもぜひ出席を。

渦中の昭恵氏講演「休みなくがんばっている。ご理解を」(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK3P56HGK3PUTIL03L.html

◇◇

 自民側に不利な印象で質疑が終わるのを警戒して、籠池理事長の証人喚問は、自民党議員の質問を最後にしてくれと要望。自民党の対応があまりに姑息すぎて失笑する。そんなことより迫田・元理財局長や安倍昭恵夫人も証人喚問しろよ。

森友学園:与野党、質問順で攻防、籠池氏23日証人喚問(毎日)

http://mainichi.jp/articles/20170322/k00/00m/010/107000c


3月20日(月曜日) 四月馬鹿はまだ先なのに

 安倍首相が訪問先のドイツのイベントで「一部の人だけに富が集まる、あるいは無法者が得をする状態をつくってはならない」と挨拶。何の冗談だろう。よくヌケヌケと恥ずかし気もなく、こんなことが言えるなあと感心する。まさに「お前が言うか」の典型だよなあ。自己批判の演説をしてるのかと思ったよ。厚顔無恥の王様だな安倍珍三。エイプリルフールはまだ2週間も先なのに。

安倍首相「日欧連携を」、メルケル氏同席、独行事で訴え(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK3N3RQ0K3NUTFK003.html

首相、日本とEUのEPAの大枠合意を急ぐ考え(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170320/k10010917871000.html

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 「記憶にない」「担当者に一任した」と都議会の百条委員会で繰り返す石原慎太郎・元都知事のご都合主義と卑劣さはさておいて、石原氏に擦り寄るだけの自民党都議の質問は本当に時間の無駄だった。そこでどうしても気になるのが、衆参両院の予算委員会で23日に予定されている籠池理事長の証人喚問だ。ここでもやっぱり自民党議員は無意味な質問をして、時間を浪費するのだろうなあ。

 都議会も国会質疑も同じだ。自民党議員の質問は与党だから当然だが、突っ込んだ切り口も監視役としての批判も何もなく予定調和で全く面白くない。しかも議席数に応じて時間が割り振られるのでひたすら長い。その分、野党各党の質問時間はものすごく短い。与党は質問辞退すればいいのにと本気で思う。せめてもう少し工夫して質問しろよ。


3月19日(日曜日) 内閣支持率が大幅ダウン

 安倍内閣支持率が前月より7ポイント低下の47・6%。自民党御用達の日テレの世論調査でもこの数字。森友学園の国有地格安売却問題だけでなく、数々の不祥事やデタラメかつ不誠実な政権運営を目の当たりにすれば、実際にはもっと低くてもおかしくないのだが。むしろどうしてまだこれだけの支持率があるのかが不思議だ。

 しかしいずれにしても、安倍政権への不信や疑問や怒りが確実に広がっているのは間違いない。最大の課題は、次の政権の受け皿がしっかりと存在することなんだよなあ。野党各党には頑張ってもらわないと困る。総選挙になっても、投票する先がなければどうしようもないのだから。

大幅ダウン、安倍内閣の支持率47・6%(NNN=日テレ)

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170319-00000036-nnn-pol

 一方、読売の世論調査。安倍内閣の支持率は56%で、前回調査の66%から10ポイント低下。読売の世論調査でも内閣支持率は大幅にダウンしているが、それにしても10ポイントの低下でもなお56%の支持率っていったい…。そもそも前回が66%ってあり得ない異様な数字だな。どういう質問と調査の仕方をしたらこんな数字になるのだろう。想像はつくけど。

内閣支持率10ポイント減56%、読売世論調査(読売)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170319-OYT1T50115.html


3月17日(金曜日) 狭量な安倍強権政治

 「任官拒否者は卒業式に参加させない」──。こういうエピソードを見聞きすると、防衛大出身者や防衛省の制服組の間には、安倍政権への不信感や反発が想像以上に根強くあるような気がする。もちろん稲田防衛相への嫌悪感も少なくないはず。PKOの陸自「日報」問題で、さらなる内部告発の噴出が期待される。

 「価値観はいろいろ。任官拒否は悪いことではない」「同級生の絆を尊重して」「在野で自衛隊の支持者として活躍してもらうための配慮も必要」(防衛大出身の幹部自衛官ら)などの考え方は、むしろ健全だし寛容で懐が深い。詐欺事件は、任官拒否者を卒業式から締め出すための方便だろう。

 安倍政権以外で任官拒否者の「締め出し」を検討したことはないという。いかにも安倍政権らしい狭量ぶりがうかがえる話だ。しかも強権的で威圧的で一方的。卒業生や学校現場への配慮や思いやりは欠片も感じられない。

<防衛大>任官拒否者の卒業式締め出し、詐欺事件が契機(毎日)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170317-00000044-mai-soci

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 森友学園への百万円の寄付疑惑について、安倍首相が「これだけ多額の寄付を私が行うことはあり得ない」と衆議院外務委員会で答弁。実際に百万円を寄付したかどうかはさておいて、教育勅語を園児に暗唱させて軍歌まで歌わせる森友学園を大絶賛していたのだから、そういう極右思想教育の小学校を作るために多額の寄付をすることは十分「あり得る」と思うが。

 内閣総理大臣が地方の私立幼稚園にわざわざ講演に出かける約束をするほど(実際には都合で行けなかったそうだけど)、素晴らしい愛国教育だと夫婦で褒め称えて入れ込んでいたことを考えれば、多額の寄付は「あり得ない」などと言い切るのは、それこそあり得ない話だろう。寄付をしていてもしていなかったにしても、いずれにせよ安倍首相と昭恵夫人が、森友学園と密接な関係にあったことは動かしようがない事実だ。


3月16日(木曜日) 愛国教育に巣食う極右政治家

 「安倍首相が2015年9月、昭恵夫人を通して100万円を森友学園小学校に寄付した」と籠池理事長が参院予算委の視察団に説明。民放各局の情報番組は「あくまで未確認情報」などと伝えていたが、共同、朝日はすぐに正規ニュースとして流した(その後、他社も追随)。籠池氏はこの日に開かれた塚本幼稚園の卒園式でも、保護者に向けて同じような発言をしたという。

 教育勅語を信奉し、戦前の国家主義教育を子どもたちに徹底する森友学園に、安倍首相は昭恵夫人とともに共鳴しているのだから、森友の小学校建設のため多額の寄付をするのは自然な流れだ。前にも指摘したが、「国家のために命を捧げよ」という愛国教育を熱烈に支持する日本会議系の極右政治家らが、寄ってたかって森友学園をバックアップし、便宜を図ったのがこの問題の肝だ。国有地の格安売却はその一環だろう。

 森友学園のような学校が公然と設立・運営され、無邪気な子どもたちが時代錯誤の国家主義教育を施される不気味さ、教育勅語に基づいて「御国のために命を投げ出せる人間になれ」と洗脳されていくおぞましさ。そして安倍首相を筆頭に、そういう学校を支援する極右政治家がこの国を牛耳っている異様さ。この恐ろしい現実をしっかり認識しなければならない。

 あれだけ頑に「参考人招致」を拒んでいた自民党が、一転して衆参両院での籠池理事長の「証人喚問」に応じた。その理由が「総理に対する侮辱だから」(自民党国対委員長)とは。これこそ「民間人」への恫喝そのものではないか。なんというご都合主義。それなら、安倍昭恵氏や財務省理財局長だった迫田英典・国税庁長官も証人喚問しないとアンフェアだろう。


3月15日(水曜日) 無責任

 自分で取材せずに他紙の記事をコピペしたのなら、捏造した町長談話部分だけを削除するのではなく、いったん全文削除するのが筋だろう。取材する気がなかった(あるいは取材できなかった)のであれば、最初から「◯◯新聞の報道によると」と書けばよかったのに。

 他社に抜かれて後追い記事を書かなければならないのに、取材対象と連絡が取れず困ることは確かにある。他紙を参考にすることもあるだろう。海外特派員が現地情勢を伝える際に、地元紙の記事を翻訳して自社原稿として出稿することもあるだろう。でも取材してもいない談話のコピペをそのまま載せるのは、アウトとしか言いようがない。せめて「◯◯新聞によると」と書くべきだ。

読売の談話捏造、全文削除せず「最終的に間違ってない」(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK3H5HW6K3HUTIL02B.html

◇◇

 安倍首相はいつも「任命責任はもちろん自分にあります」と繰り返すが、これまでにどんな責任を取ったというのか。安倍政権でいったい何人の閣僚が退場したと思っているのか。無能で不適格な閣僚を任命した最高責任者として、自分自身の無能さにいつになったらけじめをつけるのか。本当ならもう何回も内閣総辞職となっている。あり得ない無責任さだ。

◇◇

 森友学園問題は、安倍自民党の思想的立ち位置の根幹とリンクしている。すべては教育勅語を基本にした戦前回帰の小学校を設立するため。その「悲願」に向けて、日本会議系の極右政治家らがうようよ集まって便宜を図ったのが、この問題の図式だ。国有地の格安売却も補助金交付も小学校設立認可も。

 極右小学校設立という目的のためなら、前例も法律も道理もねじ伏せる。彼らは国家主義教育を実践する小学校をどうしても作りたかったのだ。そのためならどんなに無茶であっても、国有財産も税金も都合をつけて横流しする。ただし火の粉が飛んできそうになったらさっさと逃げる。そういうことだろう。時代錯誤の自称愛国者らしい。なんともご都合主義な話だ。


3月14日(火曜日) 嘘だらけの国会答弁

 「籠池氏の裁判を行ったことも法律相談を受けたこともない」などと強い口調で明言していた稲田朋美防衛相だが、裁判所に出廷記録が残っていたことで国会答弁の嘘が明白になった。「10年ほど前に大変失礼なことをされたので関係を断っている」と怒りをあらわにするほど強烈な印象が残っているのであれば、森友学園の訴訟に関わったか関わっていないか、法廷に出廷したかしていないか、稲田氏の記憶にないはずがなかろう。むしろ鮮明に記憶しているのが普通ではないか。しかも感謝状まで渡しているのに。次々にボロが出てくる。

 平然と(すぐにばれる)嘘をつく、興奮して声を荒げてまくし立て逆ギレする、ニヤニヤ笑って話をはぐらかす。安倍首相を筆頭に、稲田防衛相ら安倍内閣の閣僚に共通した国会答弁のふざけた態度だ。よほど触れられたくない隠したいものがあるのだろうが、逆上して嘘を重ねれば重ねるほど疑惑が深まる。国民の怒りは沸騰する。そういう意味では、むしろこれはこれで意外といい傾向かもしれない。

 稲田防衛相の職務継続について「全く問題ない」と菅官房長官。問題ないわけないじゃん。虚偽答弁だけでなく、これまでも支離滅裂な答弁ばかりなのに。「日報」にせよ「教育勅語」肯定にせよ。開き直りにしても酷すぎる。もともとだけど安倍政権は滅茶苦茶だな。

「森友」訴訟、稲田氏出廷の記録、04年、大阪地裁が作成(東京)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201703/CK2017031402000119.html

 稲田防衛相が衆院本会議で答弁を訂正し謝罪した。稲田氏は「委員会で突然、過去の資料に基づく質問をされたので」と弁明するが、しかしこれまで何回も質問され、そのたびに「事件を受任したことも顧問弁護士だったことも裁判を行ったこともない」と言い続けていたではないか。虚偽答弁を繰り返したのは明らかだ。まともな言い訳もできず自分自身の防衛もできない防衛大臣。

 総理大臣や防衛大臣や法務大臣にまるでふさわしくない人たちが、最も就いてはいけない役職に就いて職務を行っていることが不幸の始まりなんだけど、そもそも国会議員に選ばれるべきではない人たちが国会議員になっているのが一番の間違いだ、と花粉症でしょぼつく目をこすりながらしみじみ思う。

 稲田防衛相と籠池理事長は、教育勅語をどうこう言う前に「嘘をつかない」「ルールを守る」という基本的な社会常識を、まず自ら実践しなさい。話はそれからだ。

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 この期に及んでこの開き直りに唖然呆然。安倍首相夫人の昭恵氏について「公人ではなく私人であると認識している」との政府答弁書を決定。だったら公用車にも政府専用機にも乗らず、国家公務員の秘書5人も付けず、「内閣総理大臣夫人」の肩書きも使うな。

首相夫人「公人でない」政府(時事)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-00000057-jij-pol


3月13日(月曜日) 潮目が変わったかも

 森友疑惑の幕引きを図ろうと必死な安倍首相だが、明らかに潮目が変わったと感じる。あの政府広報のようなNHKのニュースウオッチ9(NW9)が、冒頭から15分間も森友学園問題の特集を組んで疑問点を厳しく指摘したのだから。民放各局のニュースや情報番組の多くも連日冒頭で取り上げる。籠池理事長の異様な言動だけでなく、異常な政官の対応と教育内容についても。

 国会では新たな疑惑の浮上も含めて野党各党が厳しく追及し、安倍首相が興奮したり話をそらしたりして狼狽する様子も、これまた各局が時間を割いて詳しく報じるようになった。「安倍内閣っておかしくないか」との不信感と怒りが、庶民の間にじわじわと広がりつつあるのを実感する。

 民進、共産、社民の国会質問はどれも鋭くて見ごたえがある。一方、自民と公明の質問は全くの時間の無駄であることが、見事に晒されることになった。これは大きな成果だ。国民の疑問をただそうとしない自公議員が明確になったのだから。次の選挙結果に反映されることを切に祈る。

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 弁明すればするほど矛盾や嘘が次々に露呈。一方、安倍首相も単なる事実確認の質問に対し「犯罪者扱いだ」「尋問口調だ」などと興奮。動揺や焦燥感が隠せない様子だ。追い詰められる安倍政権。外堀から内堀へじわじわと埋められているのは間違いない、

稲田防衛相、森友学園訴訟代理人を否定、受任も相談もない(毎日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-00000051-mai-pol

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 さあいよいよ真打ち登場か。次から次へと疑惑や不正が湧き出てくる感じだ。まだまだあるはず。ドミノ倒しになるか。やりたい放題だった安倍政権も窮地に。

安倍首相、友人理事長への便宜否定、加計学園の獣医学部開設(時事)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-00000122-jij-pol

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 沖縄でも広島でも終戦の日の式辞でも、安倍首相はいつも原稿を棒読みするだけだ。天皇や皇太子や秋篠宮の言葉の方が、はるかに気持ちがこもっていて心を打つ。国会での質問には激しく反応し、すぐに感情を露に興奮してまくしたてるのに、まったく無表情な安倍首相。そもそも東日本大震災の追悼式で原発事故に触れないなんてあり得ない。

福島知事、安倍首相式辞に違和感、「原発事故」文言使わず(毎日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-00000033-mai-pol

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 多くの人が指摘していることだが、朴大統領を罷免した韓国憲法裁判所決定の「国民の信任を裏切り、憲法を守る観点から容認できない重大な法違反行為と見なければならない」の言葉は、安倍首相にこそふさわしいと改めて思う。国会答弁、森友学園問題、共謀罪、原発、沖縄、安保法制、PKO派遣など、どれをとっても。


3月12日(日曜日) まともな「受け皿」が欲しい

 さまざまなイベントや講演に、毎日のように顔を出している安倍昭恵夫人。よくもまあ平然と公の場に出てきてへらへらと話ができるものだ。しかも森友学園問題には一切触れず何の説明もしない。「内閣総理大臣夫人」の肩書きを掲げて、国民の財産である国有地や補助金を掠め取った極右学校を称賛し名誉校長に就きながら、まるで人ごとのような振る舞い。それでも公人でなく私人だと言い張るなんて、あり得ない話だろう。

 夫の安倍晋三首相と同様の厚顔無恥で無責任な言動に対し、嫌悪感と怒りが急激に広がっているのは間違いない。この国がまともな民主主義国であるならば、破廉恥極まりない安倍夫妻には、そろって公の場から永久退場してもらうしかない。

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 民進党の定期党大会で蓮舫代表が、原発再稼働まっしぐらの安倍政権とは違う未来を描くとして、「原発ゼロ基本法案」の作成を表明した。連合や電力系労組は原発ゼロの方針に猛反発しているが、圧倒的多数の国民は脱原発支持だ。連合や系列議員との関係を断ち切ってでも、迷わず原発ゼロの旗を高く掲げるべきだ。

 数々の疑惑や不正の露呈で安倍政権が追い込まれつつある今ここで、民進党が民意に応えて受け皿にならなくてどうする。憲法を蹂躙し立憲主義を無視する安倍首相に引導を渡し、政権を担うことこそ「責任ある野党」の果たすべき役割だろう。

 それができないようではこの国に未来はない。当然だが民進党にも未来はない。そもそもまともな受け皿がなければ、安倍首相が辞任して解散総選挙になっても、どこにも投票しようがないという有権者が数多く出てしまうではないか。選挙の結果「第二の安倍」が登場するのでは意味がない。共産党や社民党との共闘もためらうことなく進めてほしい。


3月11日(土曜日) 「区切り」なんてついていない

 東日本大震災追悼式の式辞で「原発事故」の文言を使わなかった安倍首相。炉心溶融の現場はいまだに深刻な状態のままで、もちろん「アンダーコントロール」なんてされていないのに。

 福島原発事故も南スーダンからの陸自部隊の撤収も森友学園問題も、安倍首相はどれも「区切り」がついたと本気で思っているのだろうか。まるで人ごとのように振る舞うこんな無責任で不誠実で厚顔無恥な人物が、いつまでも平然と総理大臣の座に居座り続けて、しかも民意に反する原発再稼働や憲法改正に躍起になっているなんて。噴飯ものだ。

大震災6年、原発事故文言、安倍首相使わず、追悼式で初(毎日=共同)

http://mainichi.jp/articles/20170312/k00/00m/010/055000c


3月10日(金曜日) 「破綻と崩壊」着実に

 森友学園が小学校設置認可申請を取り下げ。籠池理事長退任も。しかしこれで幕引きなんてことはあり得ない。大阪府の審査過程の不可解さ、国有地の格安売却の問題、虚偽報告の問題、異常な教育内容と幼児虐待の問題、安倍首相夫人との関わり、自民や維新の日本会議系政治家らの介在など、どれもこれも徹底追及されるべき疑惑だらけだ。

 危機感を抱いた安倍でんでん政権から、「風変わりな理事長夫妻の詐欺行為」という結末で終わらせろという強い圧力があったのだとしたら、とんでもない話だ。首相退陣と内閣総辞職にまで発展する大問題なのは間違いないのだから。国会で参考人招致(むしろ証人喚問)して真相を明らかにすべきなのは言うまでもない。

 安倍政権とその周辺に広がる不正や不祥事や疑惑は、森友学園のほかにも山積している。国民が怒りを持続させることが重要だ。もちろんメディアも。

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 籠池理事長の異様な会見。国有地財産を掠め取ったことは棚に上げ、軍国少年に誘導する洗脳教育を自画自賛し、一方的に報道を非難する独演会。子どもたちに「安倍首相頑張れ」と叫ばせて軍歌を歌わせる森友学園は、教育機関ではなく児童虐待機関だ。しかしそんな森友学園が破綻しても「極右人脈」が消えたわけではない。第二第三の森友学園が出てくることに危機感を持つ。

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 自民党の船田元・衆院議員が自身の私立学校経営の経験を踏まえて、国有地払い下げや森友学園の教育は異常だと厳しく批判。幼児に教育勅語を暗唱させ、中国・韓国を敵視するスローガンを暗記させる教育についても、「偏向した内容で幼稚園教育要領を明らかに逸脱している」と断じている。至極もっともでだれもが納得できる真っ当な内容だ。

 ほかにもまともな議員は自民党内にいるはず。安倍首相と心中したくなければ、知性と教養と良識がある議員は声を上げるべきだ。このまま黙っていると、安倍や稲田ら極右独裁政治家と同レベルになってしまうよ。

「森友学園の異常さ」(船田元・公式WEBSITE)

http://www.funada.org/funadapress/2017/03/06/森友学園の異常さ/

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 南スーダンの陸上自衛隊部隊撤収を政府が決定。そもそも陸自のPKO派遣が間違いだった。「戦闘行為はない」と明らかに事実に反する詭弁を繰り返していた安倍政権。虚偽説明と矛盾と失策が露呈して、耐えきれず撤退せざるを得なくなったのだろう。また一つ安倍政治が破綻した格好だ。政権崩壊へまた一歩。


3月9日(木曜日) 真実の隠蔽

 何回でも言うが「国のために命を捧げよ」と教えるのが教育勅語だ。それこそが教育勅語の本質であり根幹だ。「両親に感謝し夫婦仲良く」などとも書いてあるがそこは本質ではない。稲田防衛相らの「教育勅語自体が誤っているわけではない」といった主張は、肝の部分に触れない全くの詭弁・ごまかしだ。

 本質的で根幹となる事柄には触れず、傍流の一部分を取り上げて「いいことも書いてある」などと主張するのは、本筋から外そうとするごまかしに過ぎず真実の隠蔽だ。「両親に感謝し夫婦仲良く」という教えが大事だと言うなら、別に教育勅語でなくてもいいではないか。繰り返しになるが「国のために命を捧げよ」こそが教育勅語の根幹だ。

 「国のために命を捧げよ」と教えるのが教育勅語の本質であり根幹だからこそ、森友学園の籠池夫妻や安倍首相夫妻や稲田防衛相や極右政治家らは教育勅語をありがたがって、教育勅語に基づいた教育を礼賛する。そこには間違っても「国民のために国家がある」といった発想は欠片もない。時代錯誤の極右の国家主義者にだまされてはいけない。

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 森友学園の籠池理事長らの参考人招致を、かたくなに拒む自民党と公明党っていったい何なの。何を考えているんだろう。「都合の悪いことを話されると困るから」といったレベルをはるかに超えて異様で異常。こんなに次々に疑惑が噴出して怒りの声が広がっているのに。本気でこのままごまかし続けられる、逃げ切れると思っているのだろうか。主権者たる国民に対する重大な背信行為だ。

 それにしても、これだけ酷いデタラメな内閣ってないよなあ。歴代自民党の中でも、ここまで平然と嘘をついて開き直って不誠実で不寛容で傲慢で強権で厚顔無恥な内閣は、かつてなかったのではないだろうか。そして疑惑だらけ。説明責任も果たさない。まさに独裁政権。着実に北朝鮮みたいになりつつあるように思える。

 これほど「安倍晋三と不愉快な仲間たち」に馬鹿にされてコケにされて踏みにじられて、圧倒的多数の民意(原発再稼働反対とか籠池理事長らの参考人招致とか)を無視されて、それでもなお50%以上の国民は、安倍内閣と安倍自民党を支持するのかなあ。だとしたら世も末だ。もしかして日本国民はマゾだらけなのか。

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 東京・新宿で久しぶりに先輩記者のMさんと会って、メディアの現状と課題、単行本の企画などについて2時間近く意見交換した。花粉症で労働意欲が著しく低下していたけど、少なからず刺激を受けてちょっとだけやる気が出てきた(ような気がする)。あしたから頑張る。


3月8日(水曜日) 教育勅語を礼賛するおぞましさ

 教育勅語の肯定は日本国憲法と基本的人権の否定と同義。大日本帝国を肯定し戦前日本の復活を目指すことと同じ意味を持つ。「国民のための国家」ではなく「国家のための国民」を礼賛し、国のために命を捧げよと教えるのが教育勅語だ。そんな教育を実践する森友学園を、鴻池議員も稲田防衛相も昭恵夫人も大絶賛し便宜を図るおぞましさ。不気味さ。

 教育勅語を実践し傘下の幼稚園で幼児を虐待する森友学園は、何がなんでも戦前回帰の小学校を今春開校したかったので、なりふり構わず強引なことをしたのだろう。国家主義教育に賛同する日本会議系の極右政治家や企業人に多数支援されているから、国有地売買の違法行為や補助金をめぐる虚偽申請も、経歴詐称も、教員名簿の無断記載も、問題になるはずがないと高をくくっていたのだろう。しかし彼ら支配層に火の粉が飛ぶと、末端の学園理事長は真っ先に切り捨てられる。それが自称愛国者たちの「日本精神」だった、という実にもの悲しく残酷で残念なオチ。


3月7日(火曜日) 国民の大半はドン引き

 「自分たち夫婦は森友学園に利用された、名誉を傷つけられた」と言うのなら、訴訟するなり参考人招致するなりして名誉回復すればいいではないか。せっかく国会の場で真偽をただす機会が提案されているのに、なぜ自民党(安倍首相)は森友学園理事長らの参考人招致を拒むのか。野党議員の質問には興奮して食ってかかるのに。大半の国民は全く理解できないと思うよ。

 幼児に教育勅語を暗唱させて軍歌を歌わせる森友学園(塚本幼稚園)の極右洗脳教育も気持ち悪いけど、「犯罪者扱いするな」「印象操作だ」「隠蔽なんてしてない」と興奮して叫ぶ安倍首相や、参考人招致をかたくなに拒む自民党も恐ろしく気持ち悪い。キモい、じゃなく気持ち悪い。大半の国民はドン引きだよ。

 都内で開かれたセミナーに出席した安倍首相夫人の昭恵氏「なぜこんなに注目を集めてしまっているのか、すごく戸惑っている」──。馬鹿じゃないか。疑惑だらけの森友学園小学校の名誉校長を突然辞任して、何の説明もないからに決まってるじゃん。小学生だって分かることなのに。夫婦そろって本当に頭がおかしい。

 へらへら笑いながら「なんでこんなに注目を集めているんだろう」と語る昭恵氏。まるで人ごと。能天気。無責任。緊張感なし。もはや「天然」という言葉で容認できる範疇にはない。既に昭恵氏は注目ではなく批判の対象になっている。それは首相夫人が「私人」ではなく「公人」だからだ。

 「安倍晋三・内閣総理大臣夫人」という肩書きを掲げて講演し、飲み食いし、公用車に乗って、私立学校の入学希望者募集にも関わる人物が「私人」で通るわけがない。安倍首相や自民党が「昭恵氏は私人だ」などと詭弁を弄して説明責任を果たさないのは、それこそ隠蔽そのものであって国民に対する背信行為だ。

 参考人招致は拒み、国会中継にも同意せず、安倍首相夫人の言動については「私人」「私的行為」と言い張って説明責任を果たそうとせず、共謀罪の説明はまともにしない。都合の悪いことはすべて国民の目と耳から遠ざけようとするのが安倍自民党だ。そうやって法律も予算も好き勝手にするなんて、この国はまともな民主主義国家からはほど遠い。


3月6日(月曜日) だれも納得しない首相答弁

 参院予算委員会で安倍首相「こんなやり取りで違法と言われていたら何だって違法になる」。「こんな」だなんて国民のだれも思っていないだろう。森友学園問題はどこを取っても疑惑だらけ。まっくろクロスケだよ。首相は「法令にのっとって手続きし価格が合理的であれば問題ない」と反論するが、そもそもそこがおかしい。

 北朝鮮の「ミサイル」発射に対し「国民の生命・財産を守る」と力をこめて述べる安倍首相だが、国民の財産である国有地は食い物にしておきながら、不可解極まりない売却額の値引きは「適切だった」ときっぱり。こんなデタラメな値引き売却を「適切だった」なんて、いったいどれだけの国民が納得するだろうか。

 「何回も何回も何回も聞かれた質問に答弁している」「印象操作だ」と何度も繰り返して逆上する安倍首相。興奮して逆ギレして話をはぐらかして、「印象操作」しているのは安倍首相の方だ。国会中継やニュースを見ている国民の大半がそう感じている。

 そしてまたもや懲りずに「私と妻の名誉をさんざん傷つけた」と興奮してまくし立てる安倍首相。海外メディアにまで森友学園問題を大々的に報道されて、この国の名誉をさんざん傷つけているのは安倍首相夫妻なのに。そもそも森友学園の異常で異様な教育内容を大絶賛し、涙を流して感動すること自体がそもそもあり得ない話なのに。逆上して支離滅裂な詭弁を繰り返す首相の「芸風」はもう飽きた。少なくとも過去の答弁と矛盾しないように、小学生にも分かるような説明をしてほしい。

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 「政府による研究者への介入が強まることへの懸念を打ち出す内容」とのこと。「戦争に協力しない、加担しない」という研究者・科学者の良心と理念と志が、再確認されることになる。

学術会議、軍事研究禁止の方針継承へ、検討委が声明案(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK3633WDK36ULBJ001.html


3月5日(日曜日) 問題を矮小化するな

 森友学園問題を取り上げた「バンキシャ!」(日テレ)は、「籠池理事長は特異な人物」という話に矮小化させたい意図が透けて見えた。「どこにでも足を運ぶ気さくな昭恵氏は利用された」とのゲストのコメントでこの話題を締めくくっていたが、「利用された」なんてあり得ない。安倍晋三首相夫妻は森友学園の異常な教育内容を大絶賛し、自ら進んで何回も幼稚園を訪れていたのだから。

 教育勅語を暗唱させられ、声をそろえて「日本を守って下さい」などと発声させられている園児の姿を見て、「感動しました」と涙を流す昭恵氏が、「利用されていた」「仕方なく講演して仕方なく名誉校長を引き受けた」わけがないだろう。

 先に記者会見した鴻池元防災相や、「昭恵夫人も利用されたということだろう」とコメントした下村元文科相もそうだが、「昭恵氏や安倍首相は利用されただけ。悪いのは、強引に小学校を開校しようとした特異キャラの籠池理事長だ」ということで片を付けたいらしい。森友学園側だけの責任にして、早々に幕引きを図ろうと動き始めたようだがとんでもない話だ。

 時代錯誤の国家主義教育、極右洗脳教育を実践する森友学園だからこそ、安倍夫妻や日本会議系の政治家らが次々に集まってきて支援し、国民の財産である国有地を食い物にし、小学校設置認可でも便宜を図ろうとしたのは明らかだ。話を矮小化させて問題の本質をぼやけさせてはならない。


3月4日(土曜日) もう詰んでいるのに

 何十手も先が見通せるプロ棋士だったら、もはやどう転んでも挽回は無理で、詰んでいることを理解して「負けました」と潔く投了するだろう。しかし安倍首相にはそんな力量も知性も教養も倫理観も潔さの欠片もないので、崖から突き落とされるまでたぶん負けを認めることはない。国民の財産を食い物にしながらやりたい放題。おまけに国民の自由と権利を制限しようとする。たまったものではない。


3月3日(金曜日) 不愉快なのは国民の側だ

 きのうの参院予算委員会。山本太郎議員の質問に対し、安倍首相「アッキード事件という言い方は限度を超えている。問題の核心とは関係なく、まさに人の名誉を傷つけるために委員会の場を活用するのは極めて不愉快で遺憾」──。何を抜かすか。安倍夫人の言動は問題の核心の一つだし、この国の名誉を傷つけているのは森友学園と安倍夫妻ではないか。そもそも何より極めて不愉快に感じているのは、国民の財産である国有地を食い物にされた、主権者たるわれわれ国民の側だ。

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 昭恵氏の講演に官邸職員が同行していた。だとしたら、もはや明らかに公的行為ではないか。時代錯誤の国家主義教育や民族差別や幼児虐待を行うトンデモ自称愛国学園を、首相夫人が「安倍晋三内閣総理大臣夫人」の肩書きを掲げて公然と絶賛し支援する異様。

 しかしそういう時代錯誤の教育を繰り広げる幼稚園や小学校だからこそ、日本会議系の自民党や維新の政治家らは、学園側の法外な要望に応じて便宜を図るために動いている、という実態がある。そしてそれを異常だと思わない人たちが、じわじわと広がっていることが何より恐ろしい。

昭恵氏の森友学園講演、官邸職員同行「私的な行為」(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK333W6FK33UTFK009.html

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 「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)が奮闘している。番組冒頭で「公人」である安倍首相夫人の異様な行動力を指摘した上で、本筋の森友学園の国有地格安売却問題に。籠池理事長の異常な行動力、鴻池事務所と役人(近畿・本省)の関係や森友側の要望実現までの流れについてのパネル解説が、とても分かりやすくて面白かった。連日しっかり森友学園問題を伝えていて、きょうも朝から1時間20分たっぷり特集した「モーニングショー」に拍手。

 スタッフも頑張っていると思うけど、司会の羽鳥慎一の説明も上手い。コメンテーターの吉永みち子、長嶋一茂、玉川徹の突っ込みがこれまた実に適切だ。吉永、長嶋、玉川の3人に対して、明らかに政権サイドのゲスト田崎史郎(時事通信社解説委員)の説得力に欠けるコメントが、むしろこの問題のおかしさを際立たせ、さらに番組全体の「公正さ」らしさを担保する形にもなっているのが笑える。こんなに楽しくて充実して中身の濃い「エンタメ情報番組」を見ないなんてもったいない。

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 石原慎太郎・元都知事の記者会見に唖然。怒りを覚えるよりも呆れてものが言えない。豊洲の用地売却主の東京ガスが土壌汚染対策費を負担しなくていいとする瑕疵担保責任の放棄について、「そんな小さいことにかまけていられない」と放言。専門家・担当部局の役人に任せていたとして、責任転嫁する発言を繰り返した。

 都合の悪いことは「知らない」「記憶にない」と言い張り、「豊洲は安全。築地は汚くて危ない。だから豊洲に早く移転すべきで、やるべきことをやらない小池都知事の不作為こそ問題だ」と独自の論理で小池批判を展開した。なんともご都合主義で身勝手。相変わらず無責任で卑怯な男だな。情けない。「石原さんらしくない」なんてとんでもない。これぞ「石原らしさ」全開だった。


3月2日(木曜日) 一目瞭然

 それにしても「森友学園」のニュースが、とうとう全国紙の1面トップに躍り出たのは記念すべきことだと思う。しかも「自民議員と面会」という言葉とセットで大きく扱われた(朝日・東京本社最終版)。ニュースが新聞のどの面でどんな大きさでどのような見出しで伝えられるかは実に重要だ。ニュースの価値判断を一目瞭然に示すことができるからだ。それこそが新聞の持つ特性であり影響力なのだから。編集側もそこはしっかり自覚した上で紙面構成を考えるべきだ。

 それにしても共産党の小池晃議員や、自由党の山本太郎議員らの参院予算委員会での質問・追及の鋭さ、迫力、面白さと言ったら。それに対して自民党や維新など与党議員(維新は実質与党)の質問のつまらなさ。どの政党・議員がどんな立場でだれのために仕事をしているか一目瞭然だ。

 それにしても映像の力の大きさよ。国会審議の場で狼狽し激高し興奮して声を荒げて話をはぐらかし、詭弁を弄し、意味不明の薄ら笑いを浮かべる安倍首相ら。その醜悪な姿をテレビカメラが見事に映し出す様子を見れば、どういう人間がどんな姿勢や態度でこの国を好き勝手に食い物にしているかは一目瞭然だ。だからこそ自民党は国会中継をさせたくないのだろう。

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 次から次に疑惑が…。教育再生やら教育改革やら道徳教育やら愛国心教育とやらに異常なほど熱心なのに、その教育を食い物にするのが安倍首相夫妻ってことでいいですかね。自称愛国者の「愛国」とは、時代錯誤の戦前回帰や国家主義教育であるとともに、私利私欲の利権誘導だということでよろしいか。

安倍首相に「第二の森友学園」疑惑!親友が経営、昭恵夫人が名誉園長の学校法人に特区指定、37億の土地がタダに(LITERA)

http://lite-ra.com/2017/03/post-2957.html


3月1日(水曜日) 「テロ対策」やはり方便だった

 「共謀罪」を自民党は「テロ等準備罪」と称しているが、その条文には「テロ」の表記も定義もない。テロ対策は名目に過ぎず、実際には市民運動や労働運動、団結権、国民が意思表示する権利、思想・良心・表現の自由を制限し取り締まるための方便であることが明確になった。そもそも現行法でも「テロ」や「組織的犯罪」への対応は十分可能なのに、わざわざ共謀罪の新設を画策すること自体がおかしい。本当の目的が別のところにあるのは、もはやだれの目にも明らかだろう。

「共謀罪」法案、自公了承へ、条文に「テロ」表記なし(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK2X52PDK2XUTFK00M.html

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 トランプ大統領と安倍首相に共通する「真っ赤な嘘」。なるほどと思った。<「放射能はアンダーコントロール」という真っ赤な嘘の向こうに崩壊した東芝の社屋や工場が見える>。嘘を嘘と見抜けないと、悲劇的な結末を迎えるという教訓。

終わりと始まり<トランプ大統領と「事実」、真偽の彼岸に立つ国家>池澤夏樹(朝日夕刊)

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12820472.html

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 国有地は日本国民の大切な財産だ。政治家や役人が国民の財産を守らない(損なう)のは、主権者たる国民に対する背信行為だ。安倍首相をはじめ政治家と官僚には説明責任がある。適当な言い訳をして逃げようとしたり、興奮して逆ギレしたり、話をそらして責任転嫁したりすることは断じて許されない。虚偽説明や証拠隠蔽なんてもってのほかだ。

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 安倍首相の妻が私人のわけがないだろう。首相夫人が公人中の公人なのは明白だ。もし私人だと言うのなら、公用車にも政府特別機にも乗らず、外遊にも同行せず、晩餐会にも公式行事にも同席しないというのか。そんなことはないだろう。「私の妻は私人だ」などと参院予算委で反論する安倍首相の詭弁はだれも認めないし、どこの世界でも通用しない。


2月28日(火曜日) 「知る権利」の侵害

 森友学園問題のパネル持ち込みも、籠池理事長や迫田英典・元財務省理財局長ら3氏の参考人招致も、衆院予算委のテレビ中継も、すべて自民党が拒否。やましさの裏返しといった揶揄で済む話ではない。主権者たる国民の「知る権利」の侵害ではないか。民主主義国家でこんなふざけたことがまかり通るなんて(激怒)。驕り高ぶった安倍自民党は主権者をなめ切っている。

森友学園の「パネル」、自民が持ち込み拒否、衆院予算委(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK2W62Q0K2WUTFK00Y.html

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 大阪府が小学校の設置認可基準を緩和していたことが報道各社で報じられたことで、競争原理や新規参入を名目に、大阪府(維新)が森友学園に便宜を図っていた疑惑が周知された。これでこの森友学園の国有地格安売却問題は、「官僚・理財局ルート」(国有地売却)、「森友学園ルート」(ごみ処理・異様な教育内容・民族差別・幼児虐待も含む)、「安倍・政治家ルート」(国有地売却・教育内容への安倍首相夫妻や政治家の密接な関わり)、「大阪府・維新ルート」(同)の4つが出そろったことになる。

 森友学園の問題だけでなく、南スーダンPKOの陸自「日報」問題、治安維持法の再来と批判される共謀罪の新設、稲田朋美防衛相と金田勝年法相のデタラメ国会答弁、原発再稼働、沖縄に対する理不尽な仕打ち……。これだけめちゃくちゃな疑惑やら腐敗やらが噴出して、それでも安倍政権が安泰ならもうこの国は終わりだな。

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 そもそも長時間労働や過労死の解消に四苦八苦しているのに、ましてや金曜日午後3時の早帰りなんか「普通の会社」で実施できるわけないじゃん。いかにも経産省らしい頓珍漢な発想。官僚と安倍内閣の政治家が見ているのは、ごくごく限られた一部の大企業だけなんだろうね。馬鹿じゃないかと思う。だいたい「プレミアムフライデー」なんて名前そのものが気持ち悪い。カッコいいとでも思って付けたのだろうか。

プレ金、実際どうだった? 経産省の目論見外れる皮肉な結果に「自分には関係ない」(SankeiBiz)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170228-00000500-fsi-bus_all


2月27日(月曜日) 情報開示は最低限の責任

 福島原発事故の賠償費用は、東電だけでは到底工面しきれないから「消費者も負担を」ということなのだろうが、百歩譲って受け入れざるを得ないとしても、どれだけの負担を強いているか明示すべきだろう。それが原発の異様さとおかしさの認識につながるのだから。原発の負担は賠償費用だけではない。廃炉費用もこれから莫大な額になる。情報開示は電力会社の最低限の責任だ。それさえしないなんて不誠実極まりない。

原発事故、見えない家計負担、検針票には記載されず(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK2K5VQFK2KPTIL01K.html

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 蓮舫・民進党代表が原発ゼロを断念。マジか。もう少し骨のある「男前」の代表かと期待していたのに。「連合の猛反発」なんか相手にしなくていいのに。圧倒的多数である脱原発の民意を捨てて連合を選択するなんて、正念場の民進党にとって自殺行為だろう。そんなことで衆院選を戦えるのか。本当にそれでいいのか民進党。原発とズブズブの関係にある連合と心中しなくていいのに。

蓮舫氏、「2030年原発ゼロ」表明を断念、連合に配慮(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK2W62X3K2WUTFK00Z.html

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やましさを取り繕うとして逆ギレ

 国会(衆院予算委)で安倍首相の逆ギレ答弁が続いている。森友学園が運営する塚本幼稚園で、年端のいかない幼稚園児たちに「安倍首相がんばれ。安保法制国会通過よかったです」などと宣誓させる狂気の洗脳教育を、夫婦そろって大絶賛していた安倍首相ではないか。「適切でない」なんて手の平返しの国会答弁は卑怯極まりないのでは。もし本当に「不適切」だと思うのなら、「責任を持つ大阪府が判断すべき」と逃げるのも卑怯ではないか。明確に教育基本法違反だと断言しないところに、同じ穴のムジナ臭がぷんぷん漂ってくる。

 夫婦そろって大絶賛していた「事実」があるのに、どこまでも嘘だらけの首相夫妻。しかも卑怯者ときたら救いようがないではないか。「日本人としての礼節」とやらはどうしたんだ。とんでもない「自称愛国者」だよなあ。

 安倍首相は「印象操作」「レッテル貼り」という言葉が大好き。森友学園の新設小学校ホームページから安倍夫人のあいさつ文が削除されたことについて、「怪しげと言わざるを得ない」と指摘された首相は、「あいさつ文を消したのは私でも妻でもない。レッテル貼りはやめましょうよ」と逆ギレ答弁を繰り返す。だれも「安倍夫妻が」なんて言ってないのに。勝手に自分にレッテルを貼るのは滑稽と言うより異様だ。

 やましいことがあるからこそ興奮する。そして懸命に話をそらそうとする。弁明しようとすればするほど破綻していく。嘘や論理矛盾を取り繕うとして逆上し、「印象操作」や「レッテル貼り」に必死になっているのは安倍首相の方だ。

 「事実」を「事実でない」などと言い始めた安倍首相には驚かされた。相当焦っているのだろう。安倍首相が絶大な信頼を寄せている大の仲良しのトランプ大統領そっくりではないか。失笑。

安倍首相、また声荒らげる、昭恵夫人辞任で指摘に(日刊スポーツ)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170227-01784912-nksports-soci


2月26日(日曜日) コウモリがかわいすぎる

 上野動物園のコウモリ(デマレルーセットオオコウモリ)。つぶらな瞳がかわいすぎる。表情というか仕草が猫みたいでかわいい。こんな愛らしい生き物だったなんて知らなかった(驚)。

→(上野動物園公式)https://twitter.com/UenoZooGardens/status/835687747469852672


2月25日(土曜日) 連帯して敢然とボイコット

 トランプ政権が自分たちに批判的なメディアを「人々の敵」「嘘ニュース」と決め付け、CNNやニューヨーク・タイムズ紙などの主要メディアを記者会見から排除する一方、FOXテレビなど自分たちに好意的な保守系メディアやロイター通信、ブルームバーグなどの出席は許可した。

 このニュースのポイントは、出席を認められたAP通信やタイム誌などが、抗議の意思を込めて敢然と記者会見をボイコットした、という点だ。仲間である他メディアの権利(取材報道の自由)を守るために、連帯して毅然とした姿勢を示したのだ。さすがだ。熱いジャーナリスト魂に心震えて涙が出るほど感動する。

 同じように日本で、権力に批判的な特定メディアが取材拒否された時に、日本の記者クラブでは連帯して抗議するだろうか。石原慎太郎都知事や橋下徹大阪市長の記者対応に対して、どのように向き合っただろうか。抗議どころか尻尾を振って権力に擦り寄るY紙やS紙といった日本のメディア。米国のメディア状況とはここが決定的に違う。

トランプ米大統領、CNNなど異例の取材拒否、「人々の敵」と非難(時事)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170225-00000027-jij-n_ame


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