親鸞会の真実

8.「親鸞会は新興宗教だ」と住職は言った


講師はきわめて常識的な人で、敬語も話し方もしっかりしていた。・・・・しかし普通、「マインドコントロールされる事があるんですか?」と聞かれて、「仰有るとおりです」と答えるはずがないだろう。質問の仕方を間違っていたのかも知れない。

そう思うとなんだか馬鹿馬鹿しい様な気もした。何のために文京区まで行ったのだろう。しかし家内の言うとおり学生はとても礼儀正しかったし、講師も普通の人間という感じがした。オウム真理教とかとは違うみたいだ。そういえば何か団体名を言っていた。親鸞会とか言っていたな・・・。

寺とは違うという話だったが、同じ浄土真宗ということで、住職が知っているかも知れない。うちの寺の住職は私の同級生である。早速電話をかけた。

すると、事情はわかったからすぐにあおう、と言う。翌日の夕方に私は住職を訪ねて寺に行った。住職は少年野球の監督をしていたが、それを切り上げて私を待っていてくれた。

住職の話によると、

・親鸞会は新興宗教である。
・毎年大学で勧誘を行って、沢山の被害者を出している。
・合宿ではマインドコントロールされている。
・余りの活動の激しさに、学業放棄・中退するものも多い。

と言うことだった。

私は相当なショックを受けた。今までなんだかんだ言いながら、息子のすることは間違いないと安心していたからだ。

住職の話によると、親鸞会は新興宗教に詳しい人の間では有名で、最近大学で積極的に布教を行っていて、それで大学当局との軋轢も絶えないのだという。

家に帰ってみると息子も帰っていた。
住職から聞いたことをそのまま伝えると、息子もかなり驚いていた。

しかし息子は、反論もした。

「合宿ではマインドコントロールなど無かった。」
「マインドコントロールされているとわかったら、それはマインドコントロールではない。知らず知らずのうちにされているのだ。」
「学業放棄・中退している先輩などいない。」
「そんなものはいくらでも偽装できる。私は中退していませんと言えばいいだけのこと。」
「大体親鸞会にまだ入会していないし、入会を勧められたこともない。」
「これからきっとそういう誘いがあるに決まっている。」

結局私も息子も世間知らずだったのだ。

住職によると、脱会するときにはこちらから会いに行ってはならない。会いに行くと説得されるから、電話で一言止めますと言えばいい。そのあとは決して連絡を取ってはならないと教えられた。

大学に入ってからまだ3ヶ月程度しか経っていない。この時期に正体がわかったというのはある意味では幸せなことだったのだ。

ついに息子もやめる、と言うことになって、私は安堵した。
ここ数ヵ月間、自分を悩ませて来たつっかえ棒がとれたという感じだった。

 

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