ポンプ、噴霧機、散布機2

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ダイシン背ノウ形噴霧機SH-8型で、レバーを倒し圧力をかけるとピストン軸回り(左写真スプリング回り)から水が漏れてきます。

これは、ピストン軸下部にあるワン皮パッキンの劣化が原因です。

ピストン軸を引き抜くため、ポンプ・プライヤでピストン軸の抜け止め金具(正ネジ)を外します。

ピストン軸を外してみると、やはり!?ワン皮パッキンは劣化しています。

このワン皮パッキンを交換します。

ワン皮パッキンを外します。

最初に割りピンを外す必要がありますが、腐食してラジオ・ペンチで抜き取る事ができず、ピン抜きポンチで抜き取りました。

腐食した頭部10㎜(軸部6㎜、ピッチ1.0㎜)のナット2本も腐食していました。

新品のワン皮パッキンを取り付けるとこんな感じになります。

1つだけ厚さの薄いナットとのW締めになります。

2つのナットの締め付けは、力をかけず割りピンが通ればOKです。
また、ナットはステンレスが望ましいです。

ワン皮パッキンは破れ易いので、ピストン軸の挿入は気を付けて行います。

また、パッキン外周にリチウム・グリースで良いので、薄く塗付してから挿入するといいかと思います。





工進パブール・ポンプSU50Vで、メカニカル・シールの交換です。

まだ水漏れもなく交換する必要はないのですが、諸事情があり交換します。

頭部17㎜のボルト4本を外しポンプ・ケース(渦巻室含む)を取り外します。

インペラを取り外します。

どうやって取り外すのが正解か難しいところですが、私はシャフトをパイプ・レンチで固定し、インペラにバールを2本を引っ掛け、じわりと回して外しました。

インペラは破損し易いので、2本のバールに均等に力を加える、つまりインペラが割れないように力を分散させて回すという事です。

逆ネジなので右回しで緩みます。

このようにインペラのネジ部は逆ネジなので、取り付ける時は左回しになります。

インペラを外した後は、メカニカル・シールを取り外します。

メカニカル・シールを外します。

トラクターのオイル・シールとは違って簡単に外せます。

膠着が酷く外れない場合は、マイナス・ドライバの先端をハンマを使って差し込み、起こしながら外していきます。

ベアリングも交換するのでシャフトを取り外しました。

プーリ側の穴用スナップ・リングを外し、インペラ取り付け側の軸頭を、銅ハンマなどをあてがいハンマで叩けば抜けます。

ネジ山を潰さないために銅ハンマを使います。





メカニカル・シールが取り付く箇所を、潤滑材を吹き付け紙ヤスリできれいに磨きました。

最後は、コンプレッサでエア吹きしておきます。

シャフトを取り付けたら、リチウム・グリースを塗付しメカニカルシールを取り付けます。

シリコン・グリースでもOKです。

メカニカル・シールの取り付けにハンマは必要ありません。

向きを間違えないように気を付けて、手で確実に取り付けます。

後は、インペラ、渦巻室、ポンプ・ケースを組み付けて完了です。





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