モアのミッションまわり1

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オーレック・スパイダ・モアSP850で、前後進のチェンジ・レバーをチェンジ出来ません。

後進位置から前進位置にギヤ・チェンジしようとすると、ギヤ鳴き音がしてチェンジ出来ません。

変速ワイヤと正逆(前後進)ワイヤの動きは問題なく、調整も大体取れています。

正逆切換アーム回りがどうなっているか見てみます。

頭部10㎜のボルトを4本外して、ミッション・ケースの外蓋を外します。

ギヤ・オイルが出ますが、とりあえず放っておきます。

ギヤの破損もありません。

前後進チェンジ・レバーを動かすと正逆切換アームが動いて、正逆ドッグ(ギヤ)はベベル・ギヤ内側凹内(ギヤ)に収まります。
前後進ともギヤの動きに問題はないです。

この状態でエンジンを始動してみると、アイドリング状態で回転してはいけないはずのベベル・ギヤが回転してしまいます。

つまり、アイドリング状態なのにクラッチが繋がっているということです。
これでは、ギヤ・チェンジしようとしても出来ませんね。

原因はクラッチと分かったので、ミッション・ケースからエンジンを分離します。

固定は頭部10㎜の長ボルト4本です。

やはり、クラッチ・スプリングが1箇所切れていました。

1箇所でも切れると、アイドリングでもクラッチ・シューは開いてクラッチが繋がってしまいます。

クラッチを外すので、Uナット(正ネジ)を緩めます。

共回りを防ぐため、ピストン・ストッパを使います。

自作工具のピストン・ストッパは、要らなくなったスパーク・プラグを加工したものです。

Uナットは完全に外さず、軸頭と面一くらいにしておきます。

そして、クラッチを手で持ち上げておいて、銅ハンマで軸頭を真っ直ぐ上から叩きます。

確実に上から真っ直ぐ叩かないと、ネジ部が曲がる可能性があります。

この方法でクラッチは簡単に外れましたが、外れない場合はやっかいです。

クラッチを取り外します。

クラッチ・スプリングだけ交換出来ないので、遠心クラッチASSYの交換になります。

ついでに、Uナットも新品に交換しておきます。

これで、アイドリング状態でクラッチが繋がることはありません。





オーレック・ウイング・モアWM626で、ミッション・ベルトを張ります。

ベルト・カバーを外します。

見るからにミッション・ベルト(走行ベルト)が弛んでいます。

ミッション・ベルトは多少摩耗していますが、張ればまだ使えそうです。

インサイド・カバー、ミッション・ケース、フレームを同時に固定している1本の長ボルトとナットがあります。

左写真のように、その長ボルトとナットを緩めます。

左写真のように、フレームとミッション・ケースの間にバールを入れて隙間を広げます。

この隙間を広げることにより、ミッション・プーリとエンジン・プーリの間隔が広がります。
したがって、ミッション・ベルトを張ることができます。

インサイド・カバーとフレームのボルト穴は長穴になっているので、その分だけベルトが張れるようになっています。

軽く張っておきます。

適当に張れたら、長ボルトとナットを締めます。





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