草刈機のエンジンまわり2

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共立草刈機JAK21Uで、リコイル・スタータが重くて引けずエンジンをかける事が出来ません。

スパーク・プラグを外してみるとリコイル・スタータは楽に引けますが、スパーク・プラグ取り付け穴から大量の燃料が噴き出してきます。

キャブレータから燃料がオーバ・フローしクランクケースに大量に入り込んできたせいで、リコイル・スタータが重くて引けないという事です。

まずキャブレータを外します。

コンプレッサを使いスパーク・プラグ取り付け穴からエア吹き掃除して、浸入した燃料を外に排出します。

リコイル・スタータをゆっくり引きながら行います。

キャブレータを分解してみるとダイヤフラム・メタリング(左写真中央)が完全に硬化していました。
これがオーバ・フローの原因です。

またオーバ・フローとは関係ありませんが、透明のダイヤフラム・ポンプ(左写真中央左)の硬化はなかったのでダイフラム・メタリングだけ交換します。

硬化したダイヤフラム・メタリングです。

外周の厚みはガスケットです。

通常はこのようにガスケットがへばり付いた状態で外れます。

硬化したダイヤフラム・メタリングの下面です。

この部品(ダイヤフラム・メタリング、ガスケット)だけ交換して、後は通常のキャブ掃除をして組み付ければ終了です。





ロビン草刈機NB2550Hのピストンです。

2本のピストン・リングが決まった位置で取付いています。
安価な草刈機は、ピストン・リングが1本だったりします。

次いでシリンダ・ブロックの内側です。

左右の溝が掃気孔です。

きれいな排気孔です。

よくあるトラブルの一つで吹け上がらない症状は、カーボンが排気孔やマフラを塞ぐことによっても起こります。



ロビン草刈機BH2500で、エンジンが始動しません。

スパーク・プラグ(CMR6A)から火花が出ていませんでした。
酷いカーボン付着です。

プラグ交換だけで直りましたが、このエンジン(4サイクル)は16㎜のプラグ・レンチが必要です。






ラビット草刈機NB2560Hで、リコイル・スタータ修理です。

紐がスムーズに戻らない状態です。

カム・プレートが飛び出してしまっています。

やはりダンパ・スプリングが変形していました。

カム・プレートを外す時は慎重に行い、巻取りスプリングまで外れないように注意します。

新品のダンパ・スプリングです。

後れてトルクを発生させエンジンを始動し易くする役割があります。

紐の結び目がダンパ・スプリングに当らないようにします。

ツメを予め開いておかないとカム・プレートが入らず、リコイル・スタータを取り付ける事が出来ません。

指を離すとツメが閉じてしまうのでやり難いです。





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