こぼれ話ダジュール 


こんなに遅れて良いものか!?

バンクーバー〜ロンドンはノンストップ、飛行時間約9時間のところ
途中2度もストップしロンドンまでの所要時間は何と2倍の18時間であった。
26〜27回海外旅行をしているがこんな遅滞は初めての経験だ。
飛行機は一旦乗ったら機長の判断次第で乗客は人質のような状態に置かれる。
人質とは物騒な言い方だが、乗客には有無を言わさずという事である。
最初のストップは急病人が出た為で、すでにグリーンランド上空にいたが先へは進まず
カナダのバッフィンアイランドにある空港に逆戻りしたのである。
ここで給油もして2時間強費やした。
人命第一であるから2−3時間の遅れはしょうがない。
ロンドンで乗り継いでニースに行くのだが次の便に乗れば良い事だし
人一人の命が助かれば良いではないかと思った。
その後は順調に飛行していた・・・
が、
後2時間位でロンドンかという時にアナウンスが・・・
クルーの飛行時間は組合規定で決まっており、ロンドンまで飛ぶことは出来ないというのである。
で、
スコットランドのグラスゴーに着陸し新しいクルーを乗せるというのだ。
でもグラスゴーには待機のクルーはおらずロンドンからやって来るのを待つ事になる。
えぇぇー!!! 又もやストップー?
準備が出来次第出発とのことだが、今回はロビーに出て足をのばしてもよいと
アナウンスが続く。
 文句を言っても仕方がなく黙って待つより他はない。
この時点で乗り継ぎ便はなく、ロンドン泊まりが決定的となった。
ロビーに出て予約してあるニースのホテルに電話で事情説明しキャンセルをした。
やっとヒースロー空港についたのは
現地時間夜の11時を回っていた。予定では午後2時到着のはずが・・
航空会社(BA)が用意したホテル(シェラトン)にたどり着き
用意された軽食をつまみ早々に
親子3人川の字になって寝たのである。
あぁ〜疲れた。
BAはホテルと翌日の乗り継ぎ便確保以外何の賠償もしてくれない。
9時間の遅れでニースでの貴重な1日が無駄になったというのに!
憤懣やるかたない。

 

なんという偶然

ニース3日目の朝、時差のせいで早起きしたので朝食前に散歩でもと、
娘と二人で海岸の方へ出かけたら
我が亭主の古い知り合いのロンドン在住英国婦人を見かけた。
まさか!?
この女性には私も過去3回、(パリ、バンクーバー、ロンドンで)会っている。
まぎれもなく彼女である。
声を掛けると相手は頭の中で☆、?、!、☆、?が飛びかっているよう表情をしていた。
まさかこんな所で、
お互い興奮して4−5cmは飛び上がったのではないかと思う。
彼女は今晩だけ空いているので是非夕食を共にと招待してくれた。
ホテルで寝ている我が亭主をよそに女二人で
その夜のスケジュールを取り決めてしまったのでありました。

もしも散歩に行かなかったら、1分でも時間がずれていたら
絶対に会う事はなかったわけで
偶然の不思議を感じてしまう。
こんな事があるから世間って広いようで狭いと多々思う。

その晩は海岸通りにある立派なホテルのダイニングルームで
すっかりフルコースをご馳走になったのであります。
以下が私のいただいたお料理です。(メニュー名はデザート以外覚えていない)
   
前菜 フォアグラとパイにリンゴと葡萄のソティー添え  
   主菜   兎肉とオマールエビのクリーム煮ライス添え  
グリーンサラダとチーズ3種の盛り合わせ
デザート CRÈME BRÛLÉE (A rich French custard- famous for it's hard, caramelized sugar glaze)

我が亭主と娘は蟹のスープと各々違うポアソン(魚料理)、サラダとチーズ、シャーベットを注文。
誠にどれをとっても美味でありました。
イヤーでかしたぞ!と
我が亭主は今回ばかりは私に深く深く感謝したのです。

早朝に起きた事、散歩に出た事、偶然にも彼女を見かけた事。
いわば
私のお陰で
一家そろって
美味しいフルコースディナーのご馳走に招待されたのだから。
「早起きは三文(以上)の得」って事も実感したのです。

P.S.なんという偶然

そうそう、行きのバンクーバー国際空港でも知りあいというか、顔見知りがいた。
直ぐ近くの店のハーフオーナーが空港売店で週何日かパートの仕事をしていたのだった。
我が亭主が見た事のある顔だな〜と思っているうち・・・気が付いたのだ。
向こうも気がつき、そこの店先で少々立ち話をしたのであった。

二度あることは三度あるというから・・・

P.P.S.なんという偶然

上記の英国婦人と早朝の出会いの直後、午前7時半頃ホテルへ戻る途中のこと、
ただ今活動休止中という
郷ひろみさんとすれ違った。
と思う。
話をしたとか声を聞いた等本人確認した訳ではないが
確かに郷さんだと思う。
彼は黒のウインドブレーカーを着て朝の散歩という出で立ちだった。


水の色に感激

今迄で水の色に感激し感嘆の声を上げたのは3度ある。
最初は25年以上前、
群馬県白根山の湯釜(火口湖)
山の斜面を登って行き見えた色はハッと息を呑む美しさであった。
何とも形容し難いのだがオパールのような白濁したブルーが非常に印象的。
次は1988年カナディアンロッキーに行った時に見た
ペイトウ湖、氷河の溶けた水で真っ青。
そして今回の
コート・ダ・ジュール
みなそれぞれに神秘的で幻想的で
水の底には水の精がいるような気がする。
この美しさがいつまでも変わらずにと願う。


心のこり

ちゃんとした事前調査を怠ったせいで
マティス設計のチャペルを見損ねた。
ニースの美術館や博物館は殆ど火曜日が定休日
ところがこの時期には、マティスのチャペルは火曜日と木曜日だけが開館日。
パリの時はしっかりと調べ出発前にはだいたいの日程を立てていたが
今回は良くて前日か、当日になって行き先を決めるような
のんびり気分であった。
マティス美術館でチャペルの模型はみたのだが、
やはり実物を見てみたかった。
光を通したステンドグラスがとても美しい礼拝堂らしい。
あぁ〜心のこり。

心のこり
(2)


南仏の料理の代表といえばブイヤベース
宿泊ホテルの直ぐそばにブイヤベースで有名らしいレストランがあった。
海岸へ出る通り道なので気が付いたのだが、
日本語の雑誌の切抜きや、有名人の色紙や写真が張り出ている。
米国俳優のアンソニー・クイーン、デザイナーの高田賢三、
辰巳拓郎、城戸まあ子etc.
「最高のブイヤベース!」などの言葉が添えてある。
でも
お値段が高い!
我が亭主の一言「Unreasonable price」で
毎日お店の前は通ったもののついに入る事はなかった。
やっぱりちょっと心残り
「最高のブイヤベース」とやら食べれば良かったな〜。

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