13時58分、黒い太陽は2度目のダイヤモンドリングを輝かせて皆既は終了した。やはりダイヤモンドリングはカメラにおさめることができず。同時に再び、裸眼では見ることのできないいつもの光を取り戻すもんだから
「うっわー、まぶしいでやんの!」(`´;
一瞬にして闇も終焉。暗い劇場から急に外に出たときの感覚にちょっと似てる。そんな変化に目がついていけないのと、最後まで奇妙すぎる出来事に数秒は固まっていたと思われるアタシ。でも何百人といる周りの人間の大部分が、ほどなくして去り始める。おおお・・・もう帰っちゃうわけ?! まぁ確かに、こんな摩訶不思議、不気味でスリリングでドラマチックな皆既の瞬間を見ちゃったら、もう満ちて元に戻るだけの部分日食なんてちっとも面白くないのはわかる。けどせめてもうちょっと余韻に浸ったらどーよ?(そういう人も少しはいたけどね。)
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短い時間を共有した、サングラスをまわしあったオジサン達もトルコ語で、英語でお礼を言い、私に握手求めながら
「君と一緒にこんな素晴らしい体験ができてよかったよ!」
「この先もいい旅をね!」
と笑顔で言い残して行っちゃった。
そんな、余韻に浸らない人々につられて私も丘を離れ、ビーチの方に下りてみる。つーか、驚くことに、いつの間にか上着がほしいほど体が冷えてるの。シーズンオフの海からの冷たい風が吹き上げてくる丘の上にはこれ以上いられないってほどに。皆既を待つ間はあんなに暑かったのに・・・輝きこそ極限まで何も衰えないようにみせかけて、間違いなく気温は下がってた様子。太陽が欠けるってこういうことなのか! 時間差はあれど、肉眼のみならず肌でも食を感じられたことに気づいて、ますます奇妙な感覚に襲われる。やっぱり生じゃなきゃ!!
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地中海リゾートにはこれまで縁らしき縁なかった私の勝手な想像だけど、アンタルヤだってかなりいいとこいってんじゃないの? 海の色、水の色、空の青さ、ビーチの長さにゴミのなさ。夏じゃないのにこれだもん、真夏はもっと強力にきれいなんだろうなぁ。もっとも、シーズン中はゴミだらけだったりしてね。いずれにせよ南仏や南イタリアあたりのヨーロッパサイドにも、アレキサンドリアとかチュニジアあたりのアフリカサイドにも負けてないよ、きっと。すぐ向こうに雪山が望めるなんてところも他にないんじゃない?
ささ、お腹空いたし、なんか食べにいこ。とビーチを歩きながら振り返って日食めがねをかざしたら、まだ太陽ってば三日月くらいにうんと細いんだ。

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カレイチっていう旧市街に行くのにトラムに乗ってみる。でもこのトラム、まったくやる気ないらしい。1本だけ細々と延びてる路線を見るからにそれは明らかだが、本数少なすぎ。30分に1本、運が悪けりゃ1時間に1本。カレイチまで歩くには遠いし、でもタクるほどでもなし、ドルムシュつかまえるのもなんだか得意じゃないし、この町じゃイケメンライダーが拾ってくれそうな感じもない・・・んでたらたら待った。
電車が来てから財布にお札しかないことを気にしたけれど、なんてことはありません。運転手のほかに徴収係がちゃんといますんで。どこまで乗っても1YTL(85円)。床が木だったり、チリンチリン鐘鳴らしてみたりとレトロな感じが松山の路面電車と似てて妙に親近感わくんだな。
ここってほんとにトルコ? ヨーロッパ調なところもあるし、どうにも不思議な町なんだよねえ。
ロンプラに載ってるケーキが美味いらしいってんで目をつけまくってたレス
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トランは中途半端な時間のせいか、はたまた日食なんていう世紀のイベント直後のせいか、お客さんゼロ。というより今日は完全に営業を放棄しているように見え、仕方なくトラム駅前の角のファストフード屋台。
階下に濫立するケバブ屋で客引き競争につかまる。
兄ちゃん 「ケバブ50gにペプシかアイランがついて2YTL
(170円)だよ!」
おかぽん 「アイランて何?」
兄ちゃん 「ヨーグルト・ドリンクさ」
トルコではメジャーな飲み物なのに、ガイドブック見てなかったわ。ちなみにケバブ100gだと3YTL、アイラン2個のセットは2.5YTLらしい。
しかしどの店も頑張ってるのは客引きだけで、いったん客をとっつかまえてしまえばたかが削ぎ落とすだけのケバブなのにくるのが遅いわ、テーブルも床もきったないわ(セルフじゃないのにね)給仕の男たちは格好もよくないし愛想も悪い。それにそのアイランってやつがだ、ケバブとはあんまり相性よくないんだわ。
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ビーフケバブのサンドイッチ ★★★
見た目よりウマイが、ギリシャではじめてケバブサンド食べたときみたいな
感動はまったくなし |
遅すぎる昼メシは結局4時・・・。お腹満たしたらカレイチをうろうろ。壁だけが残る要塞の中にはちょっとメルヘンチックで可愛いオスタルや土産物屋が並び、ヨットが並ぶ港の上にはちょっと気取ったシーフードレストランとか。
| でも坂だらけでしんどくて、店もたいして惹かれなくて(イスタンブールで買えるだろうものしかないし)、長居したくなるような小洒落たカフェなんかもなくて(喫煙人口あまりに多すぎてどこもかしこもタバコ臭すぎ)、夜行バスの時間まで時間つぶせるほどには面白くない。 |
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ハガキは10枚1ユーロ。
「ドルだと何枚?」
「US1$でも10枚OKだよ!」
レートはえらく違うと思うんですけど・・・と聞いておきながら、こんなの10枚もいらないよ、といういまいちなカードばっかでやめ。
それにしても、カレイチに泊まらなくてよかったとつくづく。ホテル予約してても、迷路みたいな路地に迷うこと間違いなし。車入れないところも多く |
て、なおかつ荒い石畳の激しい坂道をトランクなんて引きずれない。

7時、やっと暗くなってきた。しばしたそがれてみた。ここからの眺め、忘れないよ。
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荷物を取りにホテルに戻って、オトガルまで今度はタクってみたらUS$11もかかる。もちろんメーターで、15分くらい。そんな車と人があふれる幹線道路をとばすタクシーの窓から、流れてゆく町並みをぼんやり。この国の人って自転車というものに乗らないのかなぁとか、でもデブは少ないなぁ、もしかして日本人より少ないかもネとか、世界のトヨタ!の車がほとんど走ってないのはなんでかなぁとか思いながら、今日という1日、ものすごく長かったような気がするけれど、これ以上ないくらいいい1日だったなぁ、と。オフシーズンに来ると退屈な町なのに、なぜかもうちょっといてもよかったかなと思える、そんな町。
アンタルヤのオトガルもでかいのだが、きのきいたレストランは皆無。キオスクで買ったビスケットとチョコレートをかじりながら、ハガキを書いて日記を書く。それでも広いトルコ各地への夜行バスが次々出て行くのを眺めながら1時間くらいはボケー(暇)。
出発が最も集中している21時、1列に並んだ何十台もの大型バスがいっせいにハザードをたいて出て行くさまは、空軍の出撃さながらのスンゴイ迫力。さっすがバス大国。
そして22時前、やっと乗り込んだKENT社のギョレメ行きは外国人率2%(つまり50人中私ひとり)。バスはデラックスだけど隣と席くっついてるからツライ。という以前に、私がこの世でいちばんキライな乗り物は夜行バスなのであり、どんなバスだってヤなものはヤなのだ。昔、米グレイハウンドの夜行でさんざん怖い&しんどい思いをしたトラウマも
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あるかも知れぬが、あれから時間がたっても、場所が変わってもやはり・・・やはりしんどい&眠れないことには変わりなし!
22時出発、23:30頃休憩、3:00頃休憩、5:30頃休憩・・・・その間幾度となく小さな町にストップし、そのたびにアナウンス、休憩のたびにアナウンス。照明だって点けられるし、隣の人は乗り降りするし。あとで人気のKENT社よりも、それほど人気ないネヴシェヒル社の方が数倍よかった(だろう)ことが判明。ネヴシェヒル社、KENTよりは1〜2時間ほど時間かかるが、乗客はたった7人くらいしかおらず、後ろの座席占領してゴロリ横になれたんだって! って、カッパドキアで会ったSAM君(日本男子)の話。
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