>>> CAIRO 14 / NOV / 2003 *FRI*



ウトウトするものの眠れない!長い!!尻が痛い!!! 腕時計ばかり、100回くらい見ていたかもしれない。モハメド1も同じく眠れないらしい。飛行機は当初の予定より少し遅れているようだが、それでも現地時間2:40に着く模様・・・ああ、どうしよう。眠れないので日記を書いていると、理解不能なのをわかっていながらモハメドが覗き込む・・・ったくうざいゼ。(乱れた日本語ですみません。でもこの先、もっと荒れて読み苦しい・聞き苦しい暴言大噴出となります、あしからず・・・がエジプシャンとの実際の会話は英語で行われております。)
「何書いてんだ?」
あんたのことヨとは言わず「昨日の日記ね」。で、歩き方のカイロのページを読んでいると
「君、エジプトに友達いるのかい?」
「んなものいねぇよ」
「ひとりで旅行するの?」
そうさ1人さ、2週間だ、今日のホテルだって予約してない、歩いて探すんだ、なんとかなるだろってなことを言えば、
ユー・アー・クレイジー!
呆れられる。んまっ、
失礼な! しかし、タフリール広場までバスで出るつもりだと言うと
「あ〜なるほど、君、ちゃんとタフリール広場って知ってるんだね」。
バカにすんなよー。そして、タフリールにはヒルトン2つにシェラトン、マリオット等々5つ★ホテルたくさんあり$100くらいで泊まれる、予約してなくても大丈夫、しかし韓国は$140出しても3つ★で狭かった・・・と思い出す限りのホテルの名を挙げ再び韓国の文句を言う。

到着2時間前、カイロ時間0:40に朝食。チキンかフィッシュかを聞かれ、モハメド1はフィッシュと言ったのに、もうなくなったからと(なら聞くなっつうの)チキンですまされていた・・・。で、本当に豚肉が混ざってないかどうか心配なのか、チキンの上にのっかってるのは何だ(マッシュルーム)、ゼリーの下に沈んでいるこの固形物は何だ(ぶどうの実)といちいちうるさい。「なら食うな」という言葉は飲み込んでおく。

◆ INFLIGHT MEALS ◆

チキンソテー+きのこソース ★
フェットチーネ ××
ペンネと野菜のサラダ ××
しわくちゃなパン   ぶどうゼリー

チキンに添えられている大量のパスタ(緑のフェットチーネ)が特に不味し。

深夜3:00、遅れてカイロ到着。モハメド1はせっかちで、着陸してすぐ上の棚から荷物をおろそうとして乗務員に怒られる。それでも懲りずに携帯を取り出し電話し、飛行機が止まると通路側の私を押しのけるように「グッドラック」と言い残して先に出て行った。私も後に続いて飛行機を降り、皆が行く方に歩く。こんな時間に現地に着いたことはないし、だいたいこのターミナルが第1か第2かすらわからない。免税店らしきものはあってこの時間でも開いてはいるが、カンボジアやベトナムの空港並みに品揃え薄、そのくせ大型の冷蔵庫が並んでたりしてよくわからない。
到着ロビーまで出ると両替所が並んでいて、一斉に男どもに勧誘される。
ビザ!チェィンジ!プリーズ!!
大声で怒ったように言うからちと怖い。両替所でビザの印紙$15を購入して入国手続きに進む。団体の場合、ビザ代まで1人$25とボられる(?団体手数料がかかる??)ことが往々にしてあるらしく、もう$10出せと言われれば戦う意気込みで$15出すが、要求されることはなかった。両替は$50=307£E(エジプトポンド)、したがって1£E=¥18。1£E=¥30くらいの頃があったが、ここ数年でエジプトポンドは暴落したらしい。
入国審査官はイラク情勢番組なんかで目にするモスグリーンの制服に帽子をかぶった濃い中近東顔のイカツい面々。入国に並ぶ人たちを観察してみると、韓国人団体も日本人団体と同数くらいいる。審査官もまた大声で何かひとりごとを言いながら、しかし我々には何を聞くこともなくわざわざ大きな音をたてるようにがしゃがしゃとスタンプを押している。ビザ印紙は審査官のオヤジがぺロッと舐めてパスポートに貼り、きったないサインを加えられて返ってきた。

荷物も無事すぐ出てきて、さて。ロビーの中から外の様子をうかがうと・・・・いるいる、獲物を待ちかまえる客引き連中!逆に外からガラスにへばりつくように中を覗き込む
無数の目!! 周辺は団体ツアー客ばかりで同志を見つけ出すこともできず、到着ロビーには時間をつぶす場所どころか腰を下ろすベンチすらない。団体客はバスに乗り込んでいく連中もいればまだロビーで待たされている連中もいるが、キョロキョロしながらつっ立ってると、なんとなく警備員に追い出されそうな雰囲気。さすがにためらうが、ここには長くいられない。勇気を出していざ外へ!!
「ヘイ、
タクシー?!
僕はガバメントスタッフだ!
どこ行くの!
何探してる?!
「ディス・イズ・マイ・エージェンシー!!」

案の定、一斉に客引きに取り囲まれ、ついて来られる!! 荷物と共に逃げるように小走りで‘Bus Stop’の表示にしたがって行くこと50m、ほんの2分ほどの間に15人くらいにたかられ声をかけられる。逃げながら、横目で脇を見れば‘Travel Agency’‘Taxi’‘Tour’など看板を掲げた小さな事務所がズラリ並んでいる。
うるせ〜!!! タクシー嫌いなんだ! どう言おうが乗らないぜ!!」
「じゃあどうするんだ?」
「バスで行くよ」
「この時間バスはないぞ」
知ってらぁ、何時からだ?」(どさくさにまぎれて聞いてみる)
「6時半だ」(たぶん適当に答えてる)
「ああ、待ってやろうじゃないか」
しかし表示にしたがって歩いたはずがバス停はどこだかわからない。それでも客引きから逃げるべくとにかく夢中で歩くと、出発ホールの方に出た。幸い出発ホール側には待合椅子もたくさんあり、わりと明るく客引きもいない。すぐ近くに‘何も言わなさそうな警備員’が数名。よってその警備員に見守られて?夜明けを待つことにする。「歩き方」にカイロ空港の客引き&タクシードライバーは極悪以上の詐欺師、特に女性が1人で乗るなどもってのほか、なんて捺印押されてるんだからもう逃げるしかないのだ。久々の1人旅、初めての中近東、イスラムの国、そしてラマダン(断食)中、しかも今日金曜はイスラムの休日礼拝の日。普段は刑務所の壁程度の高さの警戒ハードルも今回は六本木ヒルズくらいにリセットしておかないと、身ぐるみはがされて捨てられるなんてことになりかねない?! 20℃くらいあるとはいえ湿度が低いので肌寒い。ジャケットをひっかけ冷たいスチールのベンチで横になる。目の前には航空会社の事務所があり、時々職員が出入りしている。

6時、薄明るくなってきたので行動開始。下の階に降りてみると小さなカフェがあり、白人の男がひとりだけコーヒーを飲んでいる。トランクを持ったままトイレのドアを押すと、いきなり巨漢のおばさんが新聞だかゴザだかをひいてゴロリ横たわり、かたわらにバケツとタワシとトイレットペーパーを置いたまま
ガーガー往復大いびきをかいて爆睡中。

!!!(本日無言の絶叫、その1)

トイレに住んでるのか?!
ほんとはこのおばさんにバクシーシ(チップ)をあげて紙をもらったりするのだが、私が入って用を足し水を流しても全く気づかない。ドアを開けた瞬間もぶったまげるが、蹴り飛ばしても起きないだろう熟睡度にもぶったまげ。
トイレの前で暇そうに座り、「何でも聞いてよ」と言わんばかりの顔をした警備員にバス停の場所を聞くも、英語がわからないらしい。それならそんな顔すんな、ジロジロ見るんじゃねぇ・・・と思いながら今度はカフェのおじさんらしき人。彼は自ら私の前に進み出てきて、「どこに行くんだ?」
バス停だと言えば外へと手招きし、車の並ぶ駐車場広場の向こうの方を指さす。
「今バスが停まってるところ?」
「違う、まだその向こうだ」
「あの建物のところ?」
よくわからないまま教えられた方向に行ってみるが、つぶれた売店があるだけ・・・。


しかし空港の前、おそろしく閑散としている
駐車場と道路があるだけで
ホテルも店も、建物らしき建物すら全くない、見えない
なんてとこ!!

駐車場をうろつきながら兄ちゃん2人組に聞く。1人はかろうじて英語がわかるがほんのカタコト。日本人だと言えばサッカーのワールドカップがあったねとボールを蹴る真似をして嬉しそうな顔をするが、でかいバス市バスのバス停と言ってるのにセルビス(乗り合いタクシー、バン)のところへ連れて行き、ドライバーと勝手に交渉して“40£E”などと数字を紙に書いて提示してくるから話にならない。
タクシーじゃなくてバスつってるでしょ!!
そのままその場を去ってまたウロウロ・・・あ〜誰も信じらんない。もう10人以上に聞いたのに10人とも違うことを言い、しかも全部嘘。知らないって言葉を知らねえのか?!と怒りながら再び空港内に舞い戻り、インフォメーションのおじさんに聞けば「そこを出て、左に行って、下!」 ポーターに聞いても「下の階」。でも下の階っても駐車場しかないじゃん?? 諦めてやっぱりタクシーに交渉しようかと思いかけたその時、前の広場にバスが入ってくるのが目に入る。え?!あれがバス停?!

なんて不親切なのよ!!
わかるわけがない
こんなバス停見たことないぞ
青い小屋にはちゃんとおじさんがいて
タフリールに行くなら
「356に乗るんだよ」

しばらくして356とは違う番号のバスがやってきた。しかしバスの番号すらアラビア語、356は‘Гo¬’、歩き方のアラビア語ページとにらめっこである。バスのドライバーはしばらく小屋のおじさんと立ち話をし、ツカツカと私の方に近づいてきたかと思えば、
「これは356じゃないが乗ってけ、ターミナル1で乗り換えたらいいさ」。
どうやら今いるのはターミナル2で、ターミナル1までは歩いて行けないほどに離れているらしい。バスには誰ひとり客はいないが、座席は前後の間隔が異常に狭くものすごい密度で詰め込まれていてリクライニングもなし、ほぼ直角。
30分乗るのもキツいシロモノ。隣に人が座れば例え子供だろうが身動きとれない、満席だったら窒息死する。このレベルが当たり前??だとすればバスでの長距離移動は私には絶対不可能。タイの長距離バスもけっこうキツいものがあったが、そんなの比べ物にならないほどひどい。何かの紀行本にあった‘世界三大地獄乗り物’の中に確かパキスタンのバスが入ってたっけ・・・なんてことまで思い出してしまう。市バスの運賃25pt(5円)からで空港からタフリールまでは2£E(40円)。このドライバーにいくら払えばいいんだろう?と思っていると奴はハンドルを握り前を向いたまま右手の指を3本こすり合わせる。バクシーシ(イスラムで言う喜捨、正確にはチップとはちょっと意味合いが違う)をねだるジェスチャー。払おうと思っているところに先にこう露骨に要求されると気分のいいものではないが、エジプトでは当たり前の習慣と飲み込んで2£Eを渡す(ちょっと渡しすぎたかも)。すると彼は気をよくして?ターミナル1のバス停に着くとすぐ私のトランクをひょいと抱えて356のバスに先導し、「OK?」と一番前の席にぽんと置いたのだった。ただこの後、ほんとに多くのシーンでバクシーシを要求されたが、中にはほんの1、2mしか荷物を持っていないのに要求してくる奴もいて、さすがにそれには憤慨したし「払えない」とハッキリ断ることもありました。

356のバスはさっきのバスよりシートは柔らかくリクライニングもきくようだが、座席の密度はあまり変わりない。乗客は私以外に地元人3人で、待つことなくすぐ出発。2人は空港からすぐの住宅街で降り、残る1人はラムセス中央駅前で降り、タフリール広場までは私だけ。朝早いからかラマダン中だからか金曜だからか、道も町も閑散としている。空港から20分と少し、ドライバーは広場に着くと「タフリール!」と教えてくれ、また2£Eを渡してバスを降りる。幅の広い道路、頭上は立体交差、古いコンクリートの建物が並ぶ様子はちょっとしたヨーロッパの都市の郊外、といった感。

目星をつけたホテルの通りに向かって歩きはじめると、間もなく英語巧みなアジャ・コング似のエジプト男に勝手についてこられる。こんな早朝、通りはひとけがないのにどこで見張っているのか・・・どうせホテルの客引きだろうと最初はいっさい無視、力いっぱいの目力で
ギロリとにらむも全く効果なく、それどころか
「英語わかんないの?ジャパン?
コリア?チャイニ?ねえ何とか言ってよ、どこ行くのさ??
行く手を阻むようにまくしたて顔を覗き込んでくる。空港で獲物を待ちかまえてた悪徳職員と同じ!
「どけ!うっせーんだよ、タコ!!」
と当たりたくなるがそこはおさえておさえて・・・こちらの情報さえ与えなければ、ついて行きさえしなければ逆に情報収集できるかも、と目を合わせることなく単語のみ返答してみる。
「タラアト・ハルブ・ストリート」
目指すホテルの通りの名を言えば
「オー!間違っているよ!!そりゃあっちだ! 地図見せてみろ・・・・今君が歩いてるのはこの方向だ」
思わず足を止めてしまうと同時に、なぜかムッとしてしまう。カイロ到着たった3時間で重度の人間不信に陥ってしまった私、日本じゃありえない(?!)ほどヤ〜な奴に変貌する。不信感500%の顔+やや小バカにした口調(?)で
「あんた何言ってんの?」
「本当さ!ビリーブミー!こっちだよこっち、タラアト・ハルブ・ストリートだろ?!」
アジャコングは手招きしながら今来た道を戻ろうとする。この男とその言葉を信じるかどうかは賭けであるが、信じてOKという神の声が聞こえた、のではなく必死でそう言う様子が演技とも思えず下心も見えなかったので、道案内には素直に従ってみる。すると案の定、奴は嬉しそうな顔になりますます饒舌で、カイロは初めてか、エジプトは初めてか、ひとりで旅行するのか、ここまでバスで来たのか、そりゃいいアイデアだなどと言い、そのうち君は僕の娘に似ているだの、自分はホテルで働いてるだのと怪しいことを言い始めた。奴が怪しい人物(詐欺師?)である決定的な証拠は、『地球の歩き方』を知ってたこと! 私が握りしめていたそれを
アルヒカタ・・・などと言うのである!! このバイブルを持って1人キョロキョロ、右も左も物価も何もわからない日本人に近づいては騙してきたに違いない。自らそんなボロを出すなんちゃって詐欺師に騙される旅行者もかなりどんくさいけど・・・。4差路のところまで来た道を戻るとアジャは
「タラアト・ハルブ・ストリートはこっちだよ!」
とちゃんと教えてくれるが、その後もなんだかんだついて来ようとするので
「もうわかったから
アンタ来なくていい! 1人で行けるから!!」
と振り切り決して振り向かず、「ウェイト!ウェイト!」と言う声も無視して教えられた方向へひたすら早足で急ぐ。アジャもこいつぁ騙せないと諦めたのか、幸い追いかけてこなかった。それどころかいつの間にかさっさと道路を横断し、自ら姿を消すように歩道から裏道へ入っていった。

そしてまた、しばしひとけのない朝のカイロ中心地。
アジャのお陰で無事タラアト・ハルブ通りに出、Luna Hotelを探して『歩き方』に載っている通り、ビルの上の‘黄色い看板’を探していると再び別の客引き男が出現。テロリスト、オサマ・ビン・ラディンをもう少し太らせたような、60歳前くらいと思われるコイツ(以後‘ウサマン’にします。うさん臭さも加味して)がまた、アラビア語の朝刊片手に申し合わせたかのように
“Luna Hotel”の名刺を持っているのであった!! このホテルを探してるんだろ?と言わないかわりにホテルの名刺を差し出す。でもこの男はきっとLuna Hotelの人間ではない。『歩き方』に良いと投稿されているホテルの名刺を持ち、あたかもそこの従業員もしくは旅行会社の人間のようなそぶりをしながら連れて行き、ホテルからマージンを受け取る客引き(ホテル側が雇っている場合も)。しかしここは現にそのホテルを探していたんだし、ちょっと自分では見つけられそうになかったし、ふっかけられたら逃げればいいし(逃げられるのか???)と反抗せずついて行く。と、ホテルは思っていたよりまだ少し先で、わかりにくし。ちなみにウサマンのいでたちは、長いあごひげを生やしているが頭には布など何も巻いておらず、服装もYシャツに普通のズボン。

靴屋と時計屋の間の暗い道を入っていくと、ビルの谷間が吹き抜けになっており、そこにホテルの大きな看板があった。エレベーターは一応あるが、ヨーロッパの古い建物にありがちなドア手動のエレベーター。先ほどのアジャと違って意外と無口なウサマン(これがまたかなり不気味)に先導されるまま、古くて狭いエレベーターに乗る。彼がドアを閉めると
ガックン!!とすごい音をたてて上り始めて

!!!(本日無言の絶叫、その2)

エレベーターというより貨物を吊り上げるクレーンかリフト、ちと怖い。


エレベーターを降りると
アラブの怪しさと日本のラブホのいかがわしさを
たして2で割ったような
オシャレなつもりでいて趣味の悪い電飾の入口
ひとりだったら引き返していたかも


でも見せてもらった部屋はこぎれいで
雰囲気も趣味も悪くない
やたら天井が高い
シャワー、エアコン、朝食つきツイン
1泊70£E(1400円)



予約なしでも問題なかったが、まだチェックアウト後の掃除が終わっておらず、掃除が終わるまでロビーで待たされる。ロビーには水タバコやラクダの刺繍のタペストリー(アラビア絨毯?)が、従業員男だけとは思えない上品さで飾ってあり、ソファーとテーブル・椅子が何組かある。隅のテーブルには別の従業員だかゲストだか、ナイナイの矢部みたいな存在感のない男がひとり何をするともなく暇そうに座っている。掃除を待つ間、ロード・オブ・ザ・リングのフロドから少年のおもかげと目力を取り除いて気の弱さを足したようなフロントの兄ちゃん(くどい形容でごめんなさい)が一度奥へ行き、干しあんずほどの大きさのドライフルーツのようなものを小皿に3粒ほど乗せて持ってきた。
「プリーズ・トライ」
美味しいよと笑顔ですすめられるが、
硬いのなんの!! まったく歯が立たず、矯正装置が外れると大変に困るので吐き出してしまう・・・(で、フロドや相変わらず暇そうにこっちばかり見ている矢部に苦笑いされる)のちに市場で山と積まれているのをよく目にすることになる、干したなつめやし。オアシスの特産品?で栄養価は高いらしく、日本でも買えるがヒッジョーに硬くてマズい。興味ある方はお試しを・・・。
すると今度はシャーイ(紅茶)を入れて持ってきてくれる。トルコでいうチャイ、HMちゃんもトルコのホテル、絨毯屋、人ん家?で何十杯と飲んだ(飲まされた)という紅茶、エジプトでも行く先々でサービスされるウェルカムドリンク。耐熱ガラスのコップに注がれたそれにはすでに砂糖が入っているのかいないのか、ポットにいっぱいの砂糖と共に出されるが、そのままでもまったく苦くない。しかもグラスの底には茶葉がうんと沈んでいて、しかしグラスを傾けてもプカプカ浮いてこないから不思議。これは濃くて美味しい。中国のお茶同様、どこで飲んでもハズレなし。

しかし私のそんな様子を、ウサマンもそばのテーブルに座って眺めており、気弱なフロドがツアーのファイルを出してくると、たまりかねたように私の向かいに座りなおして口を挟んできた。矢部は英語が話せないのか、非常に話をしたそうな顔をしながら我慢している(?)。このホテルでも、カイロ市内観光やギザ・サッカラ・メンフィスなどの郊外観光コース、そしてルクソールへの1泊2日コースなどが申し込めるようだ。が、値段は書かれていない。すかさずフロドに値段を聞くと、急に英語がわからないようなふりをしてモゴモゴ・・・はっきり言わない。そこでまた人間不信が復活・倍増。値段がわからないのに申し込むわけねぇだろ
、そんなことならすすめるなっつーの。ナンダヨ、てめえまでつるんでんのか、どいつもこいつもエジプト人って皆こうなのかよ!・・・と頭をめぐる暴言はエスカレート。ポーカーフェイスを装いながら(?)心は大荒れそんな私にかまわずウサマンは、フロドが奥へ行った隙に身を乗り出して
「このホテルのツアーは高い、僕にはいいアイデアがある」。
ちっくしょー、『歩き方』に騙されたか?! “スタッフは親切、ツアーへの勧誘もなく”なんて全然嘘じゃん・・・。しかしもう私には今この場から荷物を抱えて逃げ出して他のホテルを当たる元気は残っていなかった。外に出ればまた無数にいる客引きに近づかれるだろうし、もっとひどいホテルに飛び込むことになるかもしれない。
ウサマンはポケットから紙切れを出して、勝手にピラミッド周辺の略図を書き始める。
「ギザ・メンフィス・サッカラ・ダハシュールを1日でまわるツアー、僕が提案するのはこうだ」
そしてそこから延々15分、恐ろしく詳しい郊外の説明がなされるのである。
「ここからギザまではタクシーでたったの10£E(200円)、いいか、ギザには6つのピラミッドがある。6つだ、3つじゃない、クフ王、カウラー王、メンカウラー王、それからここにクイーンのピラミッドが3つだ。ギザではラクダに乗ってスフィンクス、ピラミッドを見てまわってパノラマポイント(3大ピラミッドを写すのに最適な写真スポット)も行く。クフ王のピラミッドの下には太陽の船博物館がある。もちろんこれも見る。ギザから次のサッカラまでは16kmで・・・」
まくしたてはしないが絵を描きながらゆっくり、エジプト人にしては訛りの少ない英語で淡々と続ける。所々やたら細かい数字を出し、しまいには
「今日は金曜だからシタデルは閉まっている、考古学博物館も早く閉まる、だから市内観光は明日の方がいい、
今日は僕と一緒にピラミッド観光をするべきだ」。

長時間の移動と着いて早々詐欺師たちの熱烈歓迎にホトホト参った私、当初の計画も今日は市内観光、ピラミッドは明日の予定だったが、それを訴えても、どう断っても、言葉をかえてはきり返してくるウサマンのしつこさには、もう怒りを越えて滑稽さを覚えてしまう。そしてとうとう、疲れは思考回路も麻痺させてくる。
なんでアンタがついて来なきゃいけないんだピラミッドぐらい1人で行かせろ、といういつもの意地っ張りな自分ともう1人、自信を失いつつある弱気な自分が見え隠れ。カイロの市バス乗車の難しさを空港から身をもって体験し、また十数人にウソ教えられながら、怒りながらバスを探してはギザまで行くなんていくら安くてもヤだ郊外はタクシーチャーターだと決めた自分が、とりあえずギザまで10£Eで行くってんのならこの男を利用してみてもいいかも、とリセットしたはずの警戒ハードルを下げる。その先の観光はまたその場で交渉だ。
「わかったよ、とりあえず10£Eでギザまで連れてけ、でも
あんたにガイド料は払わないぞ。それでもいいならひと休みしてから出かける」。

ようやくウサマンから逃れやっと部屋に荷物を置いてつかの間の休息。ぬるいシャワーを浴びて歯を磨き、日本から持ってきたお茶を飲んで貴重品を小分けにする。ここに来るまでにどれだけの人に目をつけられ、声をかけられ、利用しながら逃れてきたんだろう? そしてこの先どうなっちゃうの??
意を決して10時、部屋を出るとウサマンはロビーで従業員か他の客だかと喋っていた。再び怖いエレベーターで下に降りる。彼の話し方や態度はどちらかといえば紳士的でおだやか、必要以上に近づかないのが不気味であるが、いざという時の逃げ足はこんなジジイより絶対に早い自信はあるし、殺されはしないだろう。通りを歩きながら
「新聞買う?」
「買わない」
「甘いものは好きか?」
「好き」
というわけで朝からクッキーのような焼き菓子がピラミッド型に積まれたお菓子屋で、ウサマンにいちいち横から「これが美味い、僕のおすすめはこれだ」などと口出しされながら朝食代わりにクッキーを8、9個買う。量り売りで2£E(40円)。

こちらも精一杯かわいくしたつもりであろう
いまいちなディスプレイ
とにかく甘そうで全然美味しそうに見えないが
見た目ほど不味くもなかった

ラマダン中はお菓子の消費が倍増するらしく
夕方にはほとんど売り切れてた

ラマダンといっても日中食べられないだけで、日没から日の出までは自由に食べられる。しかし日中は飲み物も口にしてはいけないらしく、敬虔なムスリムは唾液すら飲み込まないように道に吐き捨てる。そんなだからラマダン月が真夏に当たる年は命がけの大イベントだし(さすがに病人は断食しないらしいが)、ストレスも相当なもの。よってラマダン中の夜はほとんどの人が逆に過食に走るらしく、甘い物の消費も数倍になるんだとか。このエジプト旅でも毎日、日没前にお菓子屋に行列ができていたり人々が目の色を変えて食料を買い求めるさま、そして食べ物を目の前に並べて、日没を教える大砲の音が街に鳴り響くのを今か今かとを指をくわえて待つ人々の異様な光景を目にすることになるわけだが、そんな極限状態の人々の様子は、実は古代エジプトの遺跡よりも強烈だったかもしれない。
そこまで命がけで宗教を信仰するのはなぜ?そこまで人間を信仰させる宗教とは何ぞや?? 単純でいて到底答えられない質問をし続けられているようだったが、冷めた目で見ればそんな人々がちょっと可笑しくも思えたし、イスラム教徒に生まれなくて良かったと思ったり。

ウサマンが流しのタクシーを捕まえる。カイロのタクシーは基本的に黒と白のツートンで、エアコンつきはまずない。砂埃モウモウだろうが排気ガス蔓延だろうが、そしてどんなに暑かろうがおかまいなく窓全開で突っ走る。メーターはついていても使われていない。なるようになれ・・・・と乗り込む私。ウサマンはアラビア語でドライバーに行き先を告げ、乗り込んですぐ、窓から交差点に立っていた若い警官にも大声で話しかける。と振り向いた警官は笑顔になり、彼もまた大声で何か返す。
「僕の息子さ」。
これは本当なんだろうが(演技だったらすごい)、こやつの息子にしてはイケメンな方じゃんと改めてジロリとウサマンを見てみたりする。
車はスムーズに流れ、よく見るとギザへ向かう道路の途中には両側にパピルス屋が並んでいる。郊外の大型ホテルにくっついている店も多く、団体客がバスで押しかける用っつうか強制連行される用の土産物屋がずらり。ウサマンも
「パピルス・ミュージアム(‘ミュージアム’とは名ばかりの単なる土産物屋)に行かないか?僕がいれば安くしてもらえるよ」
などと言いやがるが、こちらがひとこと「ノー」と言えば「オーケー、ノープロブレム」ともうそれ以上何も言わない。くどいところはくどいが、ひくところは驚くほどさっとひくつかみどころのなさが、こちらのペースと思惑を狂わせる。そんなことを考えていると、今度は先ほど買ったクッキーの袋を指して
“Why don’t you eat your breakfast?”
(これ、今だに頭の中では「どうして食べないの?」と訳してしまうんですよねぇ・・・未熟ですな・・・)
「僕らはムスリムだから食べないけど、そんなことに気を遣わなくていいよ。ムスリムの前だろうが、君が食べるのはかまわない」。
そう言いながらも、私がそれじゃあとモソモソ食べ始めると、彼は見ないふりをするように窓の方に顔を向けて
「美味しいか? 日本の甘いものと同じかい?」
とツバをごくりと飲み込んでいたのは見逃さなかった。不味くはないが、オートミールクッキーみたいなボソボソ感にアンズジャムがたっぷりのってたりしてノド渇きそう。・・・とやや油断しているとウサマンが爆弾発言。
君は僕の娘に似ている
アジャが吐いたのと同じフレーズ!!

15分か20分ほどでギザに着いたらしい。カイロ市内から思ったよりずいぶん近く、ピラミッドのロケーションもまたびっくりするほど不自然な街中にある。というよりピラミッドのせいでこんなに近くに街ができたのかもしれない。建ち並ぶコンクリートの建物の間からピラミッドのてっぺんがちらと見えて一気に
鳥肌

!!!(本日無言の雄叫び、その3)

そして、
でかっ!!! この‘チラリ度’、偶然だが、演出だとすれば上手すぎて感心しちゃうほどでした。しかしウサマンはドライバーに何か言い、「ピラミッドに行く向こう側の道は閉まっているからこちらからまわるんだ」と未舗装の細い道へと曲がらせ、路地裏を無理矢理のように入って行き、そして車が止まったところを見ると・・・ラクダ屋。
“Camel tour”だか“Sightseeing”だか看板を掲げた小さな店の前に、つながれたラクダが2頭と、茶色い(最初は白だったが砂に吹かれて薄汚れたみたいな)ガラベイヤ(といっても無地な布をただストンとかぶっただけみたいな民族服。シンプルなマタニティーワンピースかネグリジェのようでもある)に頭に布巻いたラクダ引きじいさん。
やっぱり・・・!!!
車から降りぬべきか、いやしかしこのドライバーも信用ならない。いよいよ、ここは降りて走って逃げるしかないかと来た道を振り返り、将棋王くらいの先手読みの速さで逃げ道を考える。ウサマンが約束通り、ドライバーには10£E払ったのでいいと言い、10£E渡してさっさと降りると、ドライバーはその金を握ったまま何やら大声でウサマンにわめき始めた。逃げるのを忘れて?思わず様子をうかがう。車の中で2人はしばらく言い争っていたが、やがてウサマンも降りてドライバーはもと来た道を戻っていった。その間にもラクダ引きじいさんが
ウェルカム〜〜!!
と両手を広げて近づいてきて握手を求めたりして、な〜にがウェルカムだ!
来たくて来たわけじゃないやい、騙してボるだけの最低最悪なラクダ引きに誰が頼むかってーの!といきなり飛び蹴りしたいところをまた我慢、無視してウサマンに
「何だったの?!」
「あいつ、50£E(1000円)払えとふっかけてきたんだ。ギザまでの相場は10£Eなのに。悪い奴だ」。
私のために悪徳ドライバーを追い払ってくれた?ウサマンの行動もよくわからないが(道を教えてくれたアジャとか、悪い奴のお陰で逆に小さなピンチをすり抜けてたりして・・・)、
ここからが修羅場。振り返ればすぐそこにピラミッドが見えてるというのに感動してる場合じゃない。ウェルカムおやじとウサマンはまあまあって感じで、とりあえず店の中に入れと言い出すが、ここは入ってはいかん!!!という神の声に(単に雰囲気から感じた勘です)首を振る。
「君はラクダに乗りたくて来たんだろ? ピラミッドはいくつあるか知ってるのか?」
「6つだろ、でもラクダには乗らねぇ」
「広いし砂漠だ、歩いてなんか回れない」
「んなわけないだろ嘘つき! 騙されねえぜ! あんたたちの世話にはならないよ!
ちゃぶ台があったらひっくり返したいところ、小石があったら投げつけたいところ、どちらもなくて残念だったが、せいいっぱい怒った顔でそう吐き捨て、その場から小走りで逃げ出した!!!
「おい、どこ行くんだ?!」
ウサマンはそう言ったが大声を出すこともなく、アジャ同様、追いかけてもこなかった。振り返らずひたすら来た方向とピラミッドの見えていた方向に歩き、もういいかなというところで振り返る。どうやら修羅場から脱出成功・・・。ラクダの店からピラミッドの入り口、チケット売り場までほんの数百メートル、数分行く間にも土産物屋、飲食店の客引き、そして別のラクダやロバ引き20人以上に声をかけられました。

 
教訓:「君は僕の娘に似ている」と言う奴は詐欺師。

エジプト初日から危機一髪体験、さすがの私も冷や汗噴出。そして逃げ出したはいいが、この先どうしよ??

チケット売り場前に思わず座り込み、参ったなあもう・・・とボヤきながら水分補給。するとそこに「ヘイ、タクシー? サッカーラ、メンフィス? グッド・プライス!」とタクシーの客引きがやってきてカチンとくる。いちいち相手にし、キレてたらもたない。恐るべしエジプト、恐るべしエジプシャン。えらいところに来ちゃったかも・・・・。
しかし先のことはあとで考えることにして、なにせ目の前はピラミッドなんだし、チケット買って中に入れば客引きからも逃れられる。というわけで20£E(400円)のチケットを買いまず正面のスフィンクスに向かって歩く。


初っ端からすったもんだのお陰で
はじめは感動薄かったけれど
じっくり見てると
嬉しさがこみ上げてきました

でも5000年前から
ずっとここにあったなんて
想像不可能
まったくピンとこないなぁ

スフィンクスから奥のカフラー王のピラミッドまではかなりの距離があり(500mくらい)、石畳の参道が伸びているが、現在その参道の上は歩けない。このスフィンクス、ピラミッド、参道に葬祭殿などをまとめて‘ピラミッド・コンプレックス’(ピラミッド複合体)と言うそう。写真で見ると近そうだが、ギザ3大ピラミッドだけでも規模は広大で、炎天下歩いて回るのはかなり体力消耗します、詐欺師の言ってた通り、夏は酷すぎ。ちなみにこの日は32、3℃くらい?? ま、ツアーなら3つ全てを歩いて回るようなことはまずないのでご安心を(観光バスは遺跡内まで入れる)。

横から見ると
バランス悪いんじゃないかと思うほど長くて
ピラミッドと一緒に写さないとサマにならない
ぶかっこうさ
高さは140m強でさほどでもないが
底辺が200m以上あるから
大きく見える&ド迫力
ずっしり抜群の安定感と存在感
凛々しくって美しい

遺跡内もラクダ引きの無法地帯で、特にピラミッドの底辺周辺を歩いていると、カーメル、カーメルとしつこくうるさい。有名な話、「ノルダケ、ワンダラー」と乗せておいて降りるときに$10要求するんですと。ラクダって背が高いから乗ってしまえば人質状態で絶対1人では降りられないんだって。警官が追い払うほど悪質な奴ら、無数にいたけど観光客は誰ひとり乗ってませんでした。何と声をかけられても無言で目も合わせないのがいちばん。

ホントに圧倒された時って
どうやって作ったんだろ?
なんてあまり考えないものかも

純粋に、この目で見られて
生迫力を感じられて良かったと思いました

クフ王のピラミッドの内部見学は1日限定300人で大人気、チケット争奪には早朝から参戦せねばならないが、3大の中でいちばん小さいこちらメンカウラー王のピラミッドは入場制限なし、追加料金10£E(200円)。ただし入り口で荷物チェックがあり、カメラは持ち込みも禁止。そのくせ預ける所もなく、預かってもらうような人もいない私はちょっと困る。ったくなんとかしてくれよと文句言いながら、でもせっかく買ったチケットを無駄にするのも悔しいし、1つくらい中に入っておきたいしで大きな一眼レフとデジカメ両方(よりによってカメラ2機持ってる私・・・)リュックの奥の方に隠し(隠せたところがすごい?!)係員の前、なにくわぬ顔で適当にガサゴソかきまわして中を見せてパス!! さっきの修羅場ほどにドキドキしたりして。

穴開いてるが
ここから入るんではなく
下の階段から
10£Eで中に入っても
ムダなだけだったか

玄室への通路は頭をかがめて中腰で急な、それもすれ違うのがやっとの狭い斜面を下りて行かなければならず、ちょっと面食らう。それに
蒸し暑い!! 酸素も薄い!! でもそうやって降りてみた玄室には何もない。盗まれて何も残ってないんだっけか?

ピラミッド3つを歩いて回るだけで1時間半、12時。暑さと乾燥と空腹と、詐欺師・ラクダ引きと戦いながらの観光。気力体力ともに充電警告表示が点灯しているが、フラフラとクフ王ピラミッドのふもとの太陽の船博物館に吸い込まれる。

館内は土足厳禁
チケットを買いX線検査を受けると
フィンみたいにでかい麻の靴下を渡され
靴の上から履いて皆でペタペタと歩く
フローリングなのでコケそう、滑りそう
ピラミッドから発見された世界最古の木の船
船体を上からはもちろん
船底を下からも見学できるよう
廊下が張り巡らされているが
入館料は25£E(500円)で
なんとピラミッドより高い
エジプトの物価からしてもヤケに高い

ここまで見学して午後1時。
ピラミッド地域を一歩出るとまたタクシーや馬車の客引きにたかられてうんざり。相変わらず返事もせず目も合わせず、ピラミッドの入り口から大通りまで土産物屋の並ぶ中、食べ物を探して歩くが美味そうな物は見つけられず、結局売店で1.5リットルのミネラルウォーターを3£E(60円)で買っただけでタクシー捜しにうつる。
ガイドブックでだいたいの物価や相場はチェックしたが、それでも3£Eのミネラルウォーターすら適正価格だったのかわからないし、タクシーもまた無数にいるが、向こうから声をかけてくる奴はだいたいボるのが目的だろうからと信用できない。今日いきなりエジプトにのりこんだんだからそんなものかもしれないが、わからない→人に聞く→嘘つかれる→人間不信 という公式がまるで数学的帰納法のように半永久的に反復され、半日にしてえらいこっちゃ・・・とこの先の旅の続行が思いやられるワタクシ、大変な旅をスタートさせてしまったかもしれないのでした。
チクショー!負けるもんかっ!!


                                
        Continue...



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