14時前、アスワンに戻ってきた。腹減ったぁ〜〜。本日胃袋にはいまだジュースしか入っていない。とうとう本格断食に突入か。しかしまだまだ食事はお預けで、空港から再びタクシーでアスワンの町に戻りながらたっぷり郊外を観光する。
初めてカイロに降り立った時、深夜の空港で外の様子ををうかがった時、ガラス越しにこちらを覗き込む無数の目を発見した時のドキドキが少しばかりよみがえる。うんざりしつつ、いまなお空港から、駅から、ごったがえす客引きの中へ一歩踏み出すには勇気がいる。でも、ここではタクシー以外に手段がない。空港を出る人のほとんどはそのままゾロゾロと大型バスに乗ってしまう団体客。待っているタクシードライバーたちも「また獲物はいないか・・・」とボンネットに腰かけたりして暇そうにふてくされていたが、私がツカツカと交渉に進み出るととたんに血色をかえ、あっという間に7、8人が群がる。
「どこ行くんだ?」
「ホテル?」
「フィラエ?アスワンハイダム?!」
「カム!!」
「ゲットオン!」
寄ってきた連中がそれぞれ一斉に言いたいことを言う。待て待て!あたしゃ聖徳太子じゃないのさ!(←これ、どこかでも言ったような・・・) 言葉を返す前に連中をぐるり見渡すと・・・ガラベイヤ姿からシャツにズボンの普通の格好まで、若いのからじいさんまで、怖そうなのからそうでもなさそうなの、英語上手いのから下手なの、ヒゲ面でちょっとむさくるしいのからわりとこざっぱりな顔、そして小汚いのからこぎれいなのまで、まさしく十人十色。同じエジプシャンとは思えないほど、てんでばらばらな面々。もちろんエジプト人とヌビア人の両方がいる。ついにはなんでこんな脈略のない男らに取り囲まれなきゃいけないのよ?と思ってしまう。
「アスワンハイダムとフィラエとオベリスク、1時間20£E(400円)で!」
するとその一言で早くも3人くらいが脱落、両手のひらを上に向け話になんねぇって感じで自分の車の方に戻っていく。1時間20£Eが安すぎるって?んなこたないでしょ! 一方残った連中はなおも言いたい放題。
「アスワンハイダムとフィラエとオベリスクだろ、3時間かかるぞ」
「70£Eだ!」
「20£Eはノーグッドだ!」
「20£Eならフィラエには行けないぞ」
連中は時給20£Eという私の提示を理解せず(アスワンのタクシーに時給制は通用しないのかな?)、20£Eで全て回れと言ってると勘違いしてワアワア文句を言い説教をする。
「70£E? ダメダメ、だから1時間20£Eつってるでしょ!」
落ち着いて人の話聞けっつーの。そうこうしながら、若さと顔に加えていちばん気が弱そうな点から1人のヌビアン・ガイに目をつける。4、5人いたがおかぽん的には彼以外に選択の余地がなかったと言った方が正しい。単に、やっぱ男は若さ、わざわざ中年や年寄りを選ぶなんてねぇ・・・というわけではなく?エジプシャンの苦手なタイプは年齢と共に比例増加するからである。見た目からしてお断りなのは、頭にはターバンみたいなの巻いてて薄汚れたガラベイヤ、ガリガリに痩せてて髭っ面にギョロ目の頑固じいさんタイプ。それが典型的な初老のエジプシャンなのかも知れないけど、どうも怖い。前歯が折れてたりするとことさら。そして見た目そういう風貌のじいさんには大きく2つのタイプがあって、たいていどちらかに属する。1つはただ町の路地裏で何もせずぼーっと座って時の流れるのを待ってる地蔵か物乞いみたいなタイプ、もう1つは必死のあまりますます怖い形相になりながら店頭や乗り物の客引きに精を出すタイプ。前者は怖くないが、後者はやたら声が大きいことが多いのもブー。なぜか若い男で頭に布を巻いている奴はめったいないし、もし巻いていても、若いと威厳が足りないせいか似合わないせいか怖さはない。もちろんガラベイヤを着てるということじたいにも抵抗はないけれど、初老・ターバン・ガリガリ・目力などの項目があらかじめ揃っているところに加わると、NGポイントとして加算されてしまう。背の高い若い男が着てればそれなりに格好いいんだけどなぁ(何でも格好よく見えるか)。ガラベイヤ姿も、カイロではあまり見かけなかったが地方ではまだまだ健在。長くなったが、とにかく苦手な奴らの雑音から逃れるべく、
「あんたのに乗る! ダムとフィラエとオベリスク、1時間20£Eで決まりね!!」
と目をつけたヌビアン・ガイを強引にまるめこみ?!白い乗用車ワゴンに乗り込む。乗ってもなおターバンじいさんはついてきて、開いていた車の窓にひじをつき、
「いいか、レイディー、20£Eはノーグット! 20£Eはノーグッドだ!!!」
とうるさい。英語はノーグッドしか知らないらしい。ドライバーの彼はただ後ろを振り返ってうんうん頷くだけ。だから誰も全部回って20£Eとは言ってないじゃん!
「オールで40£Eは?!」
何時間かかるかわからないがそう提案してみると、
「オーケー!!!」
とたんにドライバーは笑顔になって納得、一気に解消。ターバンじいさんは「!!!」という顔(やられたぁ、獲物逃したぁと顔に書いてた)でついてたひじを滑らせそうになる。そこでまた私は「ちっ、40は出しすぎかな?」なーんて思ってしまう。30£Eでもよかったかもしれないけれど、歩き方には50£Eが相場とあるし、まぁよかろう。そしてこの場で、朝の空港まで40£Eは高すぎたことも確定して、「あの野郎っ!!」
自称26歳のドライバー、ヌビア人で首が長く、短髪でチェックのシャツに白のパンツとこざっぱり。わりと無口かつ物腰ソフトで英語はカタコト、とてもガイドできるほどの話術はないのが、疲れているぶんには逆にありがたい。彼は珍しく?禁煙家のようで、車内にも禁煙のステッカー。私は大のタバコ嫌いなのだが、それ以外に禁煙をすすめなければならない職業人としてもこれには好感度UP。タバコ嫌いには住みにくい国だよねぇ。でもささやかな抵抗、車内禁煙運動続けてくだされ。ギリシャをはじめ南欧は概してひどいがエジプトは群を抜いて喫煙人口が多い気がする。男たちは夜になるとカフェに溜まりシーシャ(水タバコ)を吸い、そんな煙につられてか旅行者も歩きタバコ・くわえタバコ、お陰で町を歩いているだけでタバコ臭くなってしまう。ホテルの部屋にもレストランはどのテーブルにも必ず灰皿が用意されている。
まずアスワンハイダム、空港から10分くらい。手前に検問があって通行料5£E(100円)。ロータリーで一旦停止時にエンストし、その際エンジンが非常にかかりにくそうで一抹の不安がよぎるが間もなく復活。
ケタはずれの大きさでダムとは思えず、湖の中にもとからあった中洲もしくは浅瀬に堤防を築いたような錯覚にとらわれる。ドイツとソ連の協力で1970年に完成、これによってナイル川の氾濫はなくなり莫大な水力発電も得たが、琵琶湖7倍以上の人造湖、ナセル湖の出現により失ったものも多いとか。ヌビア村や救済された数ヶ所以外の遺跡は水没、ダム周辺のみならず下流域まで悪い意味の環境変化(塩害や雨による浸食)も。とはいってもこんなに派手に造っちゃったものは壊せない、ダムが破壊されたらカイロは3mの水に浸かっちゃうんだってさ〜、ひょ〜〜。(だから軍事的機密になってて、写真も観光スナップ撮影以外は禁止とのこと)。
幅3.6km!
デカすぎてダムと言われてもピンとこない
もとからあった土手を
コンクリートで固めたみたい |
 |
見て面白いものでもないし
眺めがいいわけでもなし
デカいんだぞーって数字を並べた
説明書きもあったけど
ま、とにかくすごいってことで十分
途中下車5分で観光終了 |
 |
|
やっぱり米国ユタとかアリゾナに似てる! 乾ききった気候、空と湖の青さと赤茶けた大地・岩。グレン・キャニオン・ダムがコロラド川をせきとめ巨大な人造湖、レイク・パウエルを作ったこと、ダムにはビジターセンターがあって観光名所になっていることまで。空腹のせいか、ふと、グレン・キャニオン・ダムのすぐ近くのマクドナルドでフィレ・オ・フィッシュ食べたなぁ、なんてことを思い出してしまう。(Mちゃん、覚えてる?) もちろんここにマックはありません。
郊外のメイン観光スポット、フィラエ(イシス)神殿はアスワンダムの人造湖に浮かぶアギルキアとかいう島にある。もともとフィラエ島にあったが、こちらもまたハイダムによって水没するため、ユネスコが移転させたらしい。全くご苦労様である。そんなフィラエへのボート乗り場まではダムから16km。観光客の少ない時間なのだろうか、ボート乗り場の駐車場に車は少なく、バスは1台もない。
「何時に戻ってくる?」
「わかんない」。
本当にどのくらい時間がかかるかなんてわからないから、アバウトに言い残して待っていてもらう。
駐車場隅のチケット売り場で神殿の入場券を買い、その先のボート乗り場に降りて行って船頭とは各自交渉しなければならない。神殿までの船は別料金。一応往復20£Eという公定料金があるとかいう話だが、そんな料金表はどこにもないし、噂通り20£Eで船を出す奴なんていないのが現実。エジプト政府よ、旅行者に余計な労力使わせたりヤな思いさせないよう大々的に船の料金定めてください。ピラミッドのラクダ引きほどはたちわるくないが、なんでこうも野放しなのよ! しかしどういうわけか、意外にこの船乗り場の船頭たちだけは客引きにあまり懸命でなく、バリバリの気合と覚悟を用意して臨むと空振り・空回りな感じ・・・声はかけてくるが船の中からで、即座に数人に囲まれるようなこともない。たまたま堤防につけた船首の近くにいた奴に聞く。
「いくら?」
「ゴー20、リターン20で40(£E)だ。」
「たけぇ、往復で20にしろー。」
「ダメだダメだ、片道20だ」。
振り返り、やっと寄ってきた他の船頭2、3人に聞く。
「誰か20で行くって奴いない?」
申し合わせたように全員首を振るが、40と言った男が少し下げる。
「よし、35で決まりだ、乗れ!」
「勝手に決めてくれるなー、20にしろ〜!」
別の船頭のところへ行こうとすると、
「30でどうだ?」
なんとなくの雰囲気と、私自身の気力不足?でここで手を打つ。選んだのはやはり同年代くらいの船頭。怖いものなしデパートでも値切ってみるような‘天下の関西おばちゃん根性’で頑張ればさらに安くなったかもしれないが、10£E(200円)下げるのにも疲れてしまった。これも低血糖のせい? にしてもこういう時だけ、関西おばちゃん雇いたいわ・・・。30£E(600円)が(安すぎて)不当な値段とは思えないが、言われたまま40£Eで行く客も多いのか、船頭は了解して船を出したくせに全然気ののらない顔。思いっきり‘面白くねえな〜、ケチなガキめ’と被害者的な顔しやがる(そう見えた)から、私も‘あぁ悪かったねぇ、ケチで’と顔に書いてムッツリする。知ったこっちゃない、こっちだってそうボられてたまるもんか!なのさ。
 |
フィラエへのボート
エンジンつきで大きいのは30人乗りくらい
何人で乗ろうが1隻の値段
私はまたも1人で貸し切りチャーター
島の遺跡まで10分 |
船頭に「1時間で戻ってこい」と急かされるが
んなこと言われてもねぇ
「わかんないよ〜」
フィラエでも毎晩ライトショーがある
が、そのために再びアスワンの町からタクシーで来て
さらに船をチャーターして・・・はちょっと面倒
(ちなみに船の運賃も‘夜間割増’が存在するらしい) |
 |
|
「あっちの陰で待ってるから、見学終わったら合図して」。
島の船着場のすぐ向かいに別の島があり、岩の陰で他の船が3隻ほど待機していた。
 |
アブシンベル同様
ダム建設で今の島に移築
そう言われても全くわからない
素晴らしい保存状態と規模 |
 |
並ぶ柱も荘厳、壮観
有名遺跡はさすが裏切りがない
期待に応えてくれる度200% |
|
レリーフも細かいところまでよく残っていて、ほんとに3000年前?! アンコールワットのびっしりレリーフも目が回りそうなほど緻密ですごかったけど、古さの桁が違う。上を見上げレリーフに目をとられるあまり、ライトアップ用の照明に思いっきりつまづきかなり派手な音で蹴飛ばしてしまう。かろうじてコケはしなかったが、周辺にいた人たち皆に振り返られる・・・失礼。
これってホルス神?
ガイドブックと見比べる
“ハヤブサの姿をしている天空の神”
“父はオシリス神、母はイシス神”
載ってるだけで30以上の神々
読めば読むほど混乱する
アンコールのレリーフは宗教の力、ここは神の力
いずれにせよ信仰がもたらすエネルギーって計り知れない
形になると圧倒されるものばかり
それでも
形になりきれてない‘何か’の方が強大な気がする |
 |
 |
文字があったということじたい
すごいですね
文字がこんなに彫られてる遺跡も
エジプト以外には少ないのでは? |
|
なかば夢中、なかばヘロヘロ、気がつけば1時間半も神殿内をウロウロしている。周囲は水辺なのに暑すぎる!! 朝から持ち歩いてきた2リットルの水もついに涸れて、いよいよマジ断食。今日だけでかなり日焼けもしてしまい、空腹を通り越して空腹中枢は鈍りかけ、ノド渇いた〜、暑い〜、だるい〜・・・。
対岸の岩場の陰で待っていた船頭は、私が船着場に姿を現すとすぐ気がついてボートを寄せてくれた。神殿は4時までのはずだが、3時半すぎても欧米人団体が島に見学に向かっている。降り際に30£Eを手渡し、船頭はありがとうとも言わないが、フルーカのモハメドVみたいに約束を破ることもなかった。
タクシーのガイも土産物屋の店員や他のドライバーと喋っていたが、私の姿を見て先に車に戻る。
町はずれすぐのところにある‘切りかけのオベリスク’を目指して急ぐが閉まってる! 通常5時まで開いているはずなのに、ここもラマダンで3時にクローズか。これもちょっと予感はしていたが、ドライバーの方が気を遣って車を降り、自ら門のところにいた係員に入れないかと交渉してくれたり?する。でもタイムアップはタイムアップ、人情で入れてくれるようなお国でないことは100も承知で期待もしない。周囲は今も石が切り出されている様子、‘切りかけ’というのがどういう状態かひと目見たかったけど仕方ない、あきらめ。もう、毎日どこかで振られてるよなぁ・・・。
ホテルに帰る途中、明日朝のフライトでルクソールへ行くことを話すと、彼は明日の空港までの送迎をかって出る。歩き方の相場通り、ためしに25£Eと言ってみたところ、ひとことも反論されることなく合意されてしまう。こうスムーズに話がまとまるとそれはそれで狐につままれた気分になったりして、相変わらずエジプシャン・タイムというものやエジプト人流のペースと感覚がつかめない私。9時20分にホテルの下まで迎えに来るよう頼むと、念のため9時20分に合わせておけと彼は自分の腕時計を出した。コイツぁこれまででいちばん感じのよいドライバー、あたしの選択眼もまんざら歪んでないかな。
「兄ちゃんありがと!また明日ね!」
水と食料を求めてスークをさまよえば
昨日と同じところを歩いても
新たな発見がある
どうよ、お茄子もこのデカさ |
 |
|
落ち着いて食事ができそうなレストランを探すが、ガイドブックに載っている数店はどこもいかにも量多そうな、ケバブやチキンのヘビーそうなセットメニューばかり。エジプトのレストランで20£E以上も出そうものなら、肉の塊や大皿が何品も並んで大変なことになりそうだ。30分くらい歩き回っても決定的な店を見つけられず、かといって昨日のコフタの店も美味しかったけれどやはり違うものが食べたくて、結局ホテルの近く、最初に1度覗いたテイクアウトOKなシュワルマの店へ。
屋台的、ファストフード的レストラン
店頭にはスコッチエッグや
各種ピクルスが並び
その奥でシュワルマが回り
さらに奥ではチキンやケバブが焼かれてる
2階席もあってわりとはやっている |
 |
|
並ぶ惣菜を見てると、店の奥にアブシンベルへの飛行機で一緒だった日本人バックパッカー2人がいる。ケバブを覗き込んでいた彼らは、注文を済ませると2階席にあがって行った。行動も、ひかれる店も一緒。
今日もまた撮っていると「撮ってくれぇ〜」で写真大会
エジプト男(あくまで悪い奴以外)は写真撮られるの好きみたい
撮ってるとギャラリーや他の店員が邪魔したりちょっかい出したり笑わせたりするからまた大変
デジカメの液晶画面で撮った画像をすぐ見せると、これがまた大ウケでした
|
「シュワルマサンド1つとスコッチエッグと茄子のピクルス、ちょっとずつね!」
適当に注文すると、大将は各々をタヒーナにはさんで持ち帰り用にしてくれた。お勘定も適当で、
「5£E(100円)でいいや!」
「おー!!ありがとう!」
今日も様々な呼び込みを浴びながら数百mを帰る。
◆ DINNER ◆
左から
スコッチエッグサンド ★★
ピクルスサンド ★
シュワルマサンド ★★★
5£E(100円) |
 |
このシュワルマサンドがいちばん美味
スコッチエッグは店頭に並んでた時の
見た目ほどは美味しくなかった
胃が縮んだのかピクルスは食べきれず
実はピクルス、ひとくち食べて
「ん??」
これはたくさん食べるとヤバいかも・・・
と直感、嫌な予感がして
途中でやめました |
 |
|
そして直感的中!! 正確には3つのうちのどれが犯人かわからないが、2時間後にはお腹が悲鳴を!!きたあ〜〜! ホーチミンでのTママと同じ状況。これまで約20ヶ国、暑い国、アジアの屋台や汚れた食器にも、自分の汚れた手にも平気でわりと何でも口にしてきた私が初めて下痢の洗礼。それでも、健康ではないかもしれないが普段から頑丈さ、なかでも回復力に自信のある私は「まぁ出るもの出たら治るだろうよ、明日には・・」と甘くみて、遅くまでお腹抱えながら10通以上のハガキやカードや日記を書く。というわけでアスワンから出したエアメールには、体調不良のことはまだいっさい述べられず、カイロの詐欺師やタクシー、フルーカとの喧嘩と酷な暑さを小さい字でギッシリ書きたて、最後2、3行の追伸にほんのちょっとツタンカーメンやピラミッド他遺跡の素晴らしさを付け加えるといった具合。
その夜、全く眠れないほどではないが、お腹痛さに起きること3、4回。この私が胃を壊すことはあってもお腹を壊すことはないだろうという妙な過信から、薬だって目薬以外持ってきていないのだ。うるさいスークと相変わらずなアザーン、ここにきて下痢が睡眠妨害に加わるとは・・・ちーーっ。
しかしその後、まるで開腹して手でかき回されているかのような、グルグルと不気味な音をたてるお腹はなかなか静まる気配を見せず、症状のこっぴどさに気づくと同時に倒れこむことになろうなんて、まだ思ってもみないのでした。
Continue... |
|