南大東島 >>> 那覇 >>> 岡山 15 / JAN *WED*



朝、飲み物を買いに出て戻ってくると常さんが今朝売店で買ってきたばかりという大東寿司をすすめてくれる。

せっかく自分が買って食べているものを
私の姿を見たとたん
自分はいつでも食べられるからと
全部分けてくれて申し訳ない
店で食べるものも店によって
買って食べるものもそれぞれに少しずつ味が違う

玄関先で頂いていると、今日も欠かさない日の出撮影から戻ってきたらしいSさんが、「9時に南大東気象台見学、電話で予約したんですよ」。なんとまぁ、少しの時間も無駄にしない島旅の達人!! 気象台については私が持っている資料には何の掲載もなかったが、那覇空港のRAC予約カウンターに置いてあった南大東の無料ガイドブックには見学できると書かれていたらしい。

で、製糖工場より気象台の方が興味大な私はSさんについて行くことに。Mさんは今日午後ダイビングの予定だが、午前中、潜れるかどうかの連絡待ちで宿を動けないという(彼女の携帯はauなのでここでは使えず。JフォンのSさんも「使えないのわかってたから持ってこなかった」)。

南大東地方気象台の建物は非常にきれいで
中も広く高そうな精密器機やコンピューターがズラリ
そのわりに職員の数が少ないような感じを受けたが
今は39人ほど(昔は70人近くいたそうです)
小柄なおじさん職員が丁寧に案内説明してくれる
毎朝8時と昼2時(だったかな?)
以後6時間毎に年がら年中
上空の気温や気圧を調べる為の
バルーン上げがあるので
その時間に合わせて見学させてもらうと
より面白そう

気象台見学が思ったより早く終わり、11時の飛行機までまだ時間があるからと製糖工場も覗いてみる。
事務所でお願いすると、いちばん奥に座っていた所長か副所長っぽいおじさんがちょうど出かけなければならず忙しいようで、「午後来てくれる?」と言われるが、もう今日このあと午前の飛行機で島を離れることを言うと、「せっかく大東まで来て工場が見れないんではねぇ」と快く引き受けてくれた。見学者用に簡単な説明図をコピーした‘原料糖製造工程図’を渡され、忙しいにも関わらずなかなか詳しく説明しながら案内してくれて、こっちの方が気を使ってしまう。

事務所から工場の建物に歩いて行く間にも
荷台にさとうきびを山積み積んだトラックが
何台もひっきりなしに入ってくる
1日1000トンもが収穫・精製されているそう
そして工場内
音がうるさく、いるだけで虫歯になりそうな
強烈な甘いニオイ!!
工場が稼働するのは年間3ヵ月だが
それにしてはコンベヤー、ボイラー、タンク
フィルター、ヒーター、ミキサーetc全てが巨大で
「いいの?」ってほど間近で見せてもらえ
中学の時の社会科見学なんかよりずっと
面白い!

1000トンのさとうきびから精製される糖原料は約100トン、その年のさとうきびの質によっても変わってくるそうだが、だいたい原料の11%が‘砂糖の素’となって神戸や東京に船で届けられ、さらにいろんな砂糖に生まれ変わる。ここでは糖の原料が作られているだけで、‘大東島で作られた砂糖’というものは存在しません。Sさんは他の島でも製糖工場見学したことがあるそうだが、ここの工場は規模も大きくとても良かったと言ってました。

こうしてSさんのお陰もあって、帰る日の午前中のわずかな時間まで無駄なく楽しめた南大東もいよいよ去る時が。Mさんは無事午後ダイビングできることになったそう。実は彼女、仕事を辞めて来て、この旅から帰ったらすぐ就職活動なんだとか。25日頃まで沖縄でのんびりするようでうらやましい!(大東から那覇に戻り、その後八重山の黒島に渡ったそう。)

そんなMさんが後日送ってくれた‘大東犬’の写真
雑種だが絶海の孤島という条件が作り出した
突然変異??かこの短足ぶり!
島に10匹ほどしかいないようで
気をつけて探さなかった私は見つけられませんでした

11時、1泊2000円(安すぎる!!)×2泊とレンタサイクル1000円の計5000円をお支払いして再び常さん運転のバンで空港へ。‘午前便’で那覇に戻る私を16時の午後便で戻るSさんが見送りに来てくれる。(乗り継いで羽田に着くのは夜10時とかだって!) 空港ではまたまた金城さんと再会、彼も同じ便で那覇に飛ぶよう。島のお土産といえば‘大東ようかん’と‘マグロジャーキー’くらいしかなく、大東ようかん購入。民宿を出る時から、
「2人がいなくなると寂しくなるねぇ〜、Mさん1人になっちゃうねぇ〜。」
と繰り返していた常さんだが、空港での別れ際にはほんとに今にも泣きそうな顔になるもんだから、常さんの元気なうちにまた来たいなぁ、とつくづく名残惜しくなってしまった。沖縄のオバァってばほんとに暖かい!! Yちゃんも言うけど、沖縄に行ったらオバァと話さなきゃ! 民宿金城はやはりまだ出稼ぎの男性客と比べると女性の旅行客なんかはぐんと少ないようで、常さんは今朝も、
「やっぱり女の子と話をする方が好きサぁ。」
と洩らしていました。みなさん、大東島に行ったら民宿金城に泊まって常さんと語ってください!
「ほんとありがとう!! 元気でネ!!!
Sさんにも、
ありがとう! 写真送りますね!」

11:25、ほぼ満席のRAC862便は那覇に向けて離陸。今回も揺れることなく1時間で那覇に帰還。
岡山便への乗り継ぎになんと4時間もの待ち時間があり、国際通りまで余裕で出られるとのことだが、以前羽田で松山への最終便に乗り遅れた(!!)トラウマで、おとなしく空港内でお土産物色。瑞泉6年古酒、沖縄そば、紅芋タルト、粟国の塩、ちんすこうショコラ、ハーブ石鹸等を買い、お決まり?ブルーシールのアイスクリームを食らう。
年末の旅行から帰国後1週間、年末からずっとハードワークでかなりなお疲れモードを引きずったまま飛んだ沖縄だが、島の面白さにそんな疲れもなんのその! 今後ますます離島にハマりそう。でも帰るとまたしばらく多忙な日々が待っている。寒そうだし・・・などと考えていると、あぁぁ〜〜帰りたくない!!このまままたどこかの離島に飛んでしまいたい!!と帰りたくない病に襲われ、この私が非常な切なさを覚えてしまいました。

16:20、那覇発JTA16便岡山行き。鹿児島の桜島がよく見え、無常にも松山の上空を通過する。ここで降ろしてくれー!と言いたくなるが18時過ぎ岡山空港着陸。天候は雨、気温摂氏0℃という機内アナウンスに卒倒しそうになる。
さぶい
5日間山の中の駐車場に停めてあった車のフロントガラスは見事バリバリに凍りついており、解凍されるのに時間がかかって悲しさを増強させる。でも明日からまた仕事、頑張って帰んなきゃ!

かようにして昨年の八重山に負けず刺激いっぱい出会いもいっぱい、見るもの聞くもの食すもの全て大コーフン・大感激にて終了した沖縄離島旅パート2、お世話になった皆さん、ほんと〜〜〜に
感謝々ですっ!! またいつかどこかの島で再会できるといいなぁ。残念ながら一緒に行けなかったYちゃん、一応2人分楽しんできたけど(1人で満喫しすぎちゃってゴメン!)、これに懲りずにいつか絶対行ってみて! そしてSさん、今後も並大抵でない(笑)行動力で離島に飛び、楽しい旅行記と貴重な情報の提供続けて下さい。あたしも飛ぶぞぅ!!

                                           
nd



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