双眼鏡...     

 双眼鏡
 25mm級  LO-MAX 10×25 ニコン スポーツスターEX 10×25D CF コーワ BD25−8GR
30mm級 ニコン モナーク 10×36D CF ニューフォレスタ8×32WP KOWA YF30−6  
ビクセン アルティマZ 8×32 ニコン 8×30EU 勝間 WP6×30SB-D    
40mm級 ニコン モナーク 8×42D CF ニコン モナーク X 8.5×45D CF ビクセン アルピナ 10x42      
50mm級 ビクセン アルティマZ 7×50 ニコン 12X50 SE 勝間 GLORY WP7X50SB−D      
特別級
と、
コンパクト級
ニコン ミクロン 6×15 CF ワイド ビノ28 ニコン 遊 4X10D CF ビクセン ジョイフルM6×18 arena H6x21wp

番外編
(買うのは 
やめとけ級)
赤目          
ここに紹介しているのは実際に今使っている、あるいは使っていた双眼鏡。
私の小遣いでは当然ながら格安クラスから中堅クラスまでのの一般庶民級までしか手が出せないので、すわろふすきぃとか、つぁいすとかの超高級セレブ級は・・・当然ないっ! 
 (※誓いを破って、禁断のスワロに手を出してしまった・・・。 まあ、1台くらいは許して・・・。) 
興味の無い人には似たような双眼鏡、知っている人には個性的な双眼鏡、もっとよく知っている人には、やはり似たような双眼鏡・・・ 
また、インプレッションじみた事も書いているけど、あくまでも私の使い方という限定した範囲での比較、かつ個人的主観で公平な評価ではないので悪しからず。 
 (なんせ、ニコン 12X50 SEと、ビクセンのジョイフル M6×18 を一緒に並べているようなサイトなので・・・)  
なお、評価は気づいた度に変わるので、今日の評価と明日の評価がまるで逆になることも頻繁にあるし、他のページと逆の事を書いてあるかも知れないので信用したり、鵜呑みにしたりしないこと。 

※このサイトの内容は、私の使い方により、かなり星見に偏向しています。 従って、鳥見中心に使われる場合の評価とはかなり異なってきますので、万一にでも参考にされる場合はご注意を!
 しかし、まあ、これだけ使ってみて言える事は、”これ1台あれば全てに万能!” という双眼鏡はなく、また逆に、どれでも1台あれば ”無いよりは、はるかにいい!” という事か。
 惑星や二重星などを観察するなら倍率高めのニコン12x50SEは強力な道具だが、星座を追うには広視界の 8x30EUに及ばないし、
 広視界の8x30EUといえども、手ブレのし難さでは、勝間やコーワの6x30機の方が扱い易く、のんびり眺めるならジョイフルM6x18でもいい。
 更に星座限定ならワイドビノ28。 充分に暗い空ならアルティマや勝間の7x50など、他と一味違う眺めになる。
 荷物の都合で1台だけしか持って行けない、鳥見、景色、星見など目的を固定せず使いたいなら、モナークとかアルビナ、アペックスプロなど優等生的汎用防水機、
 散歩のお供で、双眼鏡もあったらいいかも、という程度ならコーワの25mm、室内など近距離中心なら”遊”、あるいはミクロン。 
 しかし、この目的にはこれでないとダメという訳ではなく、拘らなければどの双眼鏡でも(ただストレスが溜まるだけの極悪級は除外)、 愛着さえ持てはそれなりに楽しめる。  
 まあ、1台だけ (普通は1台あれば充分でしょう、って? あなたは正しいっ!) 新しく買うなら口径 30mm から 36mm 程度で倍率6〜10倍の範囲で選べば大きな失敗は無い、と個人的には思う。
 ただし長く使うなら予算は2〜3万円台はみておいた方がいいかも。 これより安価(数千円台からある)なものとは相応の性能的な差があり、またこの価格帯より2倍高価でも、2倍良く見える訳でもない。
   ・・・ と言うのが、今日現在の感想。  

 
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 25mm級 (20〜25mm)
 ○このクラスの特徴
このクラスはバッグに入れて気軽に持ち歩ける携帯性と汎用性。 1台あれば、一応、何にでも使える。
主な用途は旅行、散歩、スポーツ観戦 など昼間主体で、”双眼鏡があった方がいいかも・・・” と思うような用途が主なターゲット。 
監視・観測用途には力不足だが、何を見るにも有ると無いとでは大違い。  マニアックに拘らなければ、普通に使うには十分。
ただし赤目や極悪高倍率ズーム双眼鏡などの宝庫でもあるので、間違っても手を出さない事。 
 △鳥見
夕暮れ時とか、木陰の小鳥などは30mm級と見比べればかなり差はあるので観察には少々力不足だが、散歩がてらに眺めるには十分。
倍率は6〜8倍前後が使い易い。  高くても10倍までが手持ちの限度。  このクラスで50倍、100倍ズームなど問題外。
 △星見
星座めぐりなら○
まったりと星座を眺めるのには向く。  月も半月前後ならクレータの存在は分かる。  
25mm級でも肉眼と比べ10倍近い星が煌めくので、星座を形作る星々が浮き上がってくる。 つまり星座を探し、眺めるには手頃。
同じシリーズでも8倍と10倍があったような場合、つい高倍率側を選びがちだが、倍率は低めで実視界の広いものを選んだ方が、星座を追い易い。 
倍率が高すぎると手ブレするし、星々の間隔が開きすぎて星座を追いづらく、視界も暗くなるし、また細部まで見ようとしても解像度も追い付かず、結局、小口径高倍率のメリットはあまりない。 
 (倍率は6〜8倍くらい、最大でも10倍まで。) 

惑星や星団などの観察・観測するには △
しっかりと観察するには、やはり25mmでは力不足で、少しでも大口径が欲しい。
25mmと比べて、30mm級なら0.5等星の差でも見える星の数は約2倍、50mm級では1.5等星の差が付き星の数では3倍程の差ができる。
単に暗い星まで見たい、より詳細までみたい、という用途なら高価な欧州製25mmより、半値以下で買えるアルティマなど50mmの方が確実に(原理的に)良く見える(はず)。
 ◎美術館、博物館、動物園、コンサート、景色を眺める・・・など
このクラスの一番得意な分野。 ただし、ピントの合う最短焦点距離がけっこう長いものがあるので博物館・美術館用途には要注意。 
もちろん最短焦点距離は短い方が使い易い。
 (2m程度以下なら実用範囲だが、美術館・博物館用途では展示品までもっと近寄れるので、 1〜1.5m程度まで近寄りたい。  コンパクト級で紹介したジョイフル、ミクロンなどの出番。)
倍率は、対象との距離も近いのであまり欲張らず、低めを選択する方が手ブレしにくく使い易い。(6倍でも、6mの距離からでも1mのところに近寄ってみたのと同じ大きさに見える。)
 ◎景色を眺める・・・など
軽く、コンパクトなので携帯し易く、旅行、散歩などでちょっと景色を眺めたりするには最適。 

 ◎野球場、サッカー場など
30mm級の方が私には使い易いが、球戯場などは明るいのでこのクラスでも必要十分。 特に決定的な不足を感じた事はない。  
 ○私の場合
・LO−MAX 10X25 ホームセンター出身だけど、高倍率でないご゛く平凡な仕様で真面目につくられたものらしく、昼間であれば十分使える。 夜は、・・・ははははは・・・・はぁぁ・・・
 しかし星見でも”すばる”が浮き上がって来るし、月の凸凹が分かるし、無いよりははるかにいい。 

・ニコン スポーツスターEX 実売1万円前後。高いと思うか安いと思うか、双眼鏡に対する価値観次第。 この価格帯の中では良くできていると思う。
 このクラスであれば昼間の汎用用途に大きな不満なく使える。 入門級の代表機種。 多くの人はこれで満足できると思う。
 上位価格帯との一番大きな違いは、逆光時にコントラストが落ちる(かなり)ことだが、許容範囲は使う人のこだわり次第。 

・コーワ BD25−8 実売2万円前後。 何にでも使え、欠点らしい欠点も無く、私には使い勝手がいいので稼働率は高い。
 シャープさはそこそこだが、逆光にも弱くはなく、視界の平坦性は3〜4万円クラスの双眼鏡に迫るものがあり、使っていて疲れない。 
 このクラスか、30mm級が1台あれば、普通は必要十分。

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 LO-MAX 10×25(ダハ) ホームセンター出身 必要に迫られ、とり合えず買ったもの。
LO-MAX 10×25 ホームセンター、¥1,980 か、\2,980 くらいだったと思うけど・・・

10数年前、とりあえずの必要に迫られて入ったホームセンターで、賑々しくディスプレイされた超高性能(?)高倍率ズームや赤目双眼鏡の陰でひっそりと佇んでいた、ごくふつ〜の仕様の双眼鏡。

対物前面、接眼後面にそれぞれマゼンタコートらしい反射。 しかし内部はノーコートのように思える。

車のトランクや物置に放置され手荒い扱いを受けながらもトラブルも無く、価格にしてはまじめに作られた双眼鏡。

さすがに逆光になると極端にコントラストが落ちるが、昼間の順光で見る限りにおいては実用の範囲。

夜の星見は・・・比較の対象外だが、無いよりは絶対にいい。

像の湾曲もこのクラス(ホームセンター級)としては少ないし、価格からしたらコストパフォーマンスはかなりいいかもしれない。
ホームセンターにあった、1万円クラスの高倍率ズーム双眼鏡より、確実に勝つ!

ホームセンター出身でも、無理のないスペックでまじめに作られていれば十分に使える(ただし昼間に限る)見本かも。 

ホームセンターなどで購入する場合のポイント。
@.口径にかかわらず、倍率は10倍以下。 (倍率は低い方が使い易い。)
A.ズーム双眼鏡には手を出さない。 
B.IRコート、紫外線・赤外線コートなどという、対物レンズが赤目、金目など派手に着色したものにも手を出さない。 
C.定価と、”高性能!”の言葉に騙されない。 本来の価値は売値以下。 売値が表示された定価の5割以下のものは粗悪品の可能性大。

  ※ 2011.6 お隣さんのお孫さんたちに、まとめて移籍 
 LO−MAX 10×25 

 Field 5.5゚
 96m/1000m
  対物と接眼1面はマゼンタコーティングかと思われる 
 その多、不明
  (LSR-251 と記載・・・品番か?)
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 ニコン スポーツスターEX 10×25D CF (ダハ)
性能はそこそこだが、防水・コンパクトで持ち歩きに便利で使い易い双眼鏡。 
ニコン スポーツスターEX 10×25D CF 会社で少し離れたホワイトボードを見るために、という口実で、サイズ・重量・スタイルを重視して1万円程度で買えるものをと購入。

広視界・防水構造・ターンスライド見口などの仕様は使い易い。

上位クラス(実売1.5〜2万円クラス)と比べれば逆光に弱く、シャープさもコントラストも明らかに差はあるものの昼間・順光の使用では十分使え、大きな不満はない。
サイズも手頃だし防水もされているのでキャッチコピーどおり、スポーツ観戦、旅行、アウトドア用途に適当。
コンサートなどに丁度いいと思う。

価格相応の光学性能に不満は無いものの、ピントリングのバックラッシュが大きいのが個人的には最大の欠点。
ピントリングや折り曲げ機構の操作フィーリングは店頭で比較しても個体差がかなりあり、ニコンブランドらしくない。

星見に主力として使うのは苦しいが、ぼんやりスバルもくっきりはっきり浮き上がってくる。 また、見掛け視界が広いのも好印象。 
木星の衛星を見るのには、かなり力不足だか、条件の良い空で、より大きな口径の双眼鏡で位置を確かめてからなら、根性と念力次第で見えてくる。
実視界は6.5度なので星座を追っているうちに迷子になってしまう事もあるが、昼間使うには見掛け視界が広いので解放感があり、好印象。
入門用として一万円で買える双眼鏡を、と考えた場合、性能、使い勝手、ブランドのネームバリュー、携帯性、防水仕様、耐久性、汎用性など考えても勧められる双眼鏡。  初めての双眼鏡として、80%の人はこれで十分満足できると思う。 
もちろん、もっと良いものや個人の好みもあるので、店頭で他に気に入った物があった場合、これと基準器として比較して決めれば後悔はないはず。
1万円で買える双眼鏡の比較基準器。

初めて双眼鏡を買おうとする人に、夕暮れの薄暗い辺りをホームセンター級と見比べさせると、これでも5人中3人は、”おおっ、”と声を出す位の性能差がある。 (2〜3万円クラスとでは、当然ながら更にそれなりの差はある。) 


   * 2009.01.23 LO−MAXと見比べて、"おぉっ!"と声を出した同僚に移籍
【カタログデータ】
スポーツスターEX 10x25D CF
【キャッチコピー】

●本体内部に窒素ガスを充填したアウトドアでも安心な本格的な防水仕様。
●見掛け視界が65.6°(8x)、65.0°(10x)の広視界タイプ。
●接眼目当てに扱いやすいターンスライド方式を採用。
●2軸折りたたみ方式の小型・軽量タイプなので、携帯に便利。
●スポーツ観戦、旅行、アウトドアなどにおすすめ。

倍率(倍) 10
対物レンズ 有効径(mm) 25
実視界(゜) 6.5
見掛視界(゜) 65.0
1000mにおける視界(m) 114
ひとみ径(mm) 2.5
明るさ 6.3
アイレリーフ(mm) 10.0
最短合焦距離(m) 3.5
質量(重さ)(g) 280
高さ (mm) 103
幅(mm) 114
眼幅調整範囲(mm) 56〜72
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 コーワ BD25−8GR スタイルが好み。 最短距離1.8mm。 視界の乱れが少ないので見易く疲れない双眼鏡。 
コーワ BD25−8GR スポーツスターEXを移籍させてしまうとやはり不便。
手軽に使えるこのクラスをと、当初は評判の良かった ビクセンのニューアペックスHR8×24を考えていたものの、いざ店頭で手にしてみると最短距離が意外と長かったので、より短い、これを購入。

選択の基準は、1.8mの最短距離と、根がミーハーだからプロミナーのメーカー、KOWAのブランドイメージ。
しかしKOWAって言っても知らない人には、キャペジン・コーワ、ウナ・コーワ? 
そんなコーワの双眼鏡が一台くらいは欲しいとマニアックな意図で衝動買い。

店頭で試し見した時は、まず、”見易い”、という印象。 
欠点らしい欠点もなく、使い慣れていたスポーツスターと比較するとすべてに格上。 
じっくりと使っているうちに良さが分かってくる。

特に視界はほぼ全域にわたって目立つ乱れはない。 
手持ちで見る限り、周辺部近くまで点像が崩れず、フィールドスコープを覗いているようなイメージ。
見掛け視界は50度ほどしかないが、昼間使う限りにおいては さほど狭くは感じない。
しかし実視界が広くないので、星見をする場合には星座を構成する隣の星が視界に収まらないのでやや使いづらい。 

30mm級と比較すると、ややコントラストが弱い印象、シャープさにも差はあるが、見比べればのレベル。 
基本的に昼間用で明るいところ〜やや薄暗いところ程度までで使うには軽量小型で使い易いが、夜の星見ではやはり口径の小ささは否めず、30mm級との差は感じる。  

センターでの折り曲げ機構は くの字 に折れるだけなので収納時もサイズはさほど変わらないが、逆に広げれば薄くなるのでバッグへの納まりはいい。
一番いいのは使っていて疲れないこと。 これは常に手元にある双眼鏡として必要な条件。
また、最短距離1.8mの威力は大きい! キャッチコピーの美術鑑賞も十分実用。 

また、光学性能に関係は無いが、レンズキャップに紐が通せるようなっているので紛失防止にいい。 

25mm級2万円台なら選んで後悔はないと思う。 
 (ただし昼間使用の場合。 星見には、やはり30mm級以上をお薦めする。) 
もちろん財布に余裕あり過ぎて使い道に困る人は つぁいす でも、ニコンHGLでもお好きにどうぞ。 

【カタログデータ】
型 名 BD25-8GR
【キャッチコピー】

バードウォッチングだけでなく、アウトドアや旅行用、美術鑑賞としても活躍します。
また、荷物を少なくしたいデジスコなどの撮影の際にも便利です。
●新開発「C3 コーティング」、フェーズコーティング
●レンズ・プリズムにフルマルチコート
●窒素ガス充填・防水構造
●最短合焦距離1.8m
●ツイストアップ見口
倍 率 8倍
対物レンズ有効径 25mm
実視界 6.3°
みかけ視界 50.4°
1,000m先の視野 110m
射出ひとみ径 3.1mm
明るさ 9.6
アイレリーフ 15.8mm
焦点調節範囲 1.8m〜∞
長 さ 111mm
107mm
高 さ 39mm
重 量 320g

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 30mm級 (30〜36mm)
 ○このクラス用途
このクラスから何か目的を持って使う双眼鏡らしい双眼鏡になる。  また汎用に何にでも使えるので 初めての双眼鏡には、 このクラス辺りが使い易い。 
持ち運び重視なら25mm級だが、性能を重視するなら、やはり30〜35mm級の方が1ランクいい。 

価格も数千円から20万円超まで玉石混淆。 価格と性能のバランスがいいのはニコン・モナークなど定価3万円前後(実売は7〜8割前後)のクラス。  
もちろん価格が高いものは良く見えるけど、倍高ければ、倍良く見える訳ではない。 2倍、価格が違うものも、見比べて差が分かる程度。
ただ予算の2倍までなら見比べても”このくらいの差か”と思えるけど、10万円超級と見比べてしまうとハッキリと差が出でしまい、危ない世界に入ってしまうので要注意。
 
また1万円以下のものでも星見でこそ かなりの差はあるものの、昼間用途なら店頭で見比べた限りにおいては問題なく使えそうに思える。(もちろんズーム双眼鏡はお薦めしない。)
ただし、低価格のものは個体差がかなりある(製造時の加工・組立精度や検査なども甘い?)ようなので、購入時にはその場で開封して、視界や使い勝手に違和感が無い事を確認した方が吉。 

鳥見、スポーツ観戦、景色・・・など昼間主体ならこのクラスが最適。
また、このクラスの双眼鏡は、信頼できるメーカー製品なら同じモデルで高倍率側10倍と、低倍率側で7〜8倍程度がラインナップされている事が多い。 
10倍を大きく超えるような双眼鏡 (防振双眼鏡を除く)は信頼できるメーカーでは はラインナップされていない事からも、良識的には通常の実用の範囲を越えていると考えるのが妥当と思う。 
 ◎ 鳥見 (201.10 一部修正)
(鳥見については経験も極浅いので感想程度に見てください。)
このクラスなら大きさ・重さもフィールドを持ち歩きするのに さほど負担にもならず、使い易い。
探鳥会などで周囲を見ても、ベテランから私のような初心者まで、鳥見に使っている双眼鏡はこの30mmクラスから40mm程度のものを使っている人が多い。 
倍率は7〜8倍、高くても10倍が限度、倍率が7倍から10倍に上がってもさほど大きく見えるようには感じないけど、手ブレは倍になったように感じる。

 ・・・・と書いていたが、鳥などの種類を判別したり個体を識別したり、と気合を入れて使う用途には、少しでも近寄って見える倍率高めの10倍がいいと思うが、 この場合口径も40mm 程度の大きな物が望ましいんじゃないか、と思う。 

実際のフィールドでもスーパーベテランらしき人が、一目でそれと分る10倍のニコン35EUを使っているのを よく見かけるが、双眼鏡のホールドもピシッと決まってかなり格好いい。
私のような初心者でも、当初、手ブレで使いづらかった10倍も、ガチッと脇を固めて使うように練習しているうちに慣れてくる。
また逆に、6倍程度の低倍率なら、動きの速い対象でもすぐに追従できるし、手ブレにも有利なので捨て難い。 
使う人の目的によって選択肢は変わってくるが、気軽に使うには30mmクラスの6〜8倍、もっと詳しく観察する目的なら口径を40mmにあげて10倍を選択するのが適切かも。
 もっとも、観察クラスのベテランなら こんな素人のコメントは必要ないと思うけど・・・。
更に、10倍より高い倍率で見たい場合には、やはりフィールド・スコープ(三脚必須だが)の方ががいいと思う。 
鳥見用の双眼鏡で必要な性能は、
まず逆光に対して強い事が必要。 1万円前後で1面だけマルチコートのものと、2〜3万円の全面マルチコートのものとでは逆光になった木陰などで、コントラストにかなりの差がある。 
(最近、実売1万円程度で発売されたコーワのYF30-6 とか、VixenのアトレックライトBR6x30WP とかの6倍ポロ機、低価格だからと侮れない。 入門機としてはお薦めかも。) 
そして色収差。 明るい空などを背景に暗い対象物、あるいは暗い背景に明るい対象物を見たりするとその境目が色づいて見える。 これが強いとシャープ感が損なわれる。
更に、視界の色づき。 私はさほど気にしなかったが、鳥の識別のため、気になる人にはかなりの欠点らしい。 赤目双眼鏡は論外として、かなり高額な高級品でも僅かに黄色みを帯びていたりする。 

 ◎ 星見の1 (星座めぐり、高倍率望遠鏡・双眼鏡のための目標探索用)
星見でも、あっちを見たり、こっちを見たりと星空の散歩をしたり、 高倍率望遠鏡・”大型”高倍率双眼鏡の補助として目標探索するには丁度いいサイズ。
この目的では低倍率で実視界の広い事が望ましい。 倍率は低いほど使い易く、高くとも8倍に抑えるのが吉。 10倍になると手ブレが気になり落ち着いて楽しめない。
また、実視界は7度以上欲しい。 更に、8度以上あれば使い勝手はかなり違う。 しかし、ある程度の性能で、実視界8度以上という双眼鏡は意外と少ない。 
倍率10倍になると実視界も狭くなり、また星と星の間隔も広がってしまうので星座を構成する星々を辿り難くなり、視界の中に入る星の数も減ってしまう。 
一方、低倍率であれば実視界も広いので星座を構成する隣の星が視界に入っている確率も高く、星座の形を追い易く、また視界に入ってくる星の数も増え、賑やかに眺められる。 

 ◯ 星見の2 (観察・観測用途)

手持ちで木星の衛星がわかる下限。 
市街地近くの空では、25mmでも存在は確認できるけど、”あれは木星だから見えるはず”と確信して凝視しないと見えてこないが、30mm級以上であれば衛星の存在で木星と確認できるくらいの差。
この観察・観測用途にはもう1ランク口径の大きな40〜50mmクラスを使うのが望ましいが、30mmクラスでも極限にこだわらなければ十分に実用可能。
星座など広い範囲を眺めるには低倍率側の7〜8倍の方が使い易いが、観測・観測が主目的であれば眺める範囲は限定されるので10倍を選択した方が、木星衛星や二重星なども観察し易くなる。 
倍率10倍を使っても星自体が大きく見える訳ではない(月や大きな惑星は大きく見える)が、星と星の間隔が広がって見分けやすくなる。
一方、デメリットは、まず手ブレし易い事。 そして星座を頼りに目的の星を探すにしても実視界が狭くなるので星座自体を辿りづらく、また視界の中の星々も低倍率と比べて減ってしまうので多少寂しくなる。
ひとみ径による明るさの違いは、倍率8倍なら4近く、倍率10倍でも瞳径3以上はあるので実用上支障はなく、また2台交互に見比べでもしなければ大きな差は感じない。
しかし、このクラスで10倍を越えてしまうと瞳径も3mm以下と小さくなって視界は暗くなり、また手ブレの影響も我慢できなくなるほど大きくなってしまうのでお薦めしない。 
より高倍率を望むならより大きな口径を選択するのが妥当と思う。
また、三脚に固定できるアダプターが付けられれば、いざという時、心強い。 
まあ、30mmクラスでは機動性、手軽さが優先されるので必須ではないが、手持ちで視界がブルブル震える50mmより、三脚に載せてシャキッと見える30mmの方が細部まで良く見える。  
しかしこの口径クラスでは観察・観測目的としては若干の力不足は否めず、もう少し口径の大きな40〜50mmクラスが欲しい。 
 △ 美術館、博物館など(屋内用途)  ○ 動物園など(屋外用途)
このクラスでは屋内の美術館・博物館にはちょっと大袈裟かな、とは思う。  人目を気にしなければ性能・機能に全く問題なし。 
しかし最短距離の短いものでないと、せっかく持って行ってもピントが合わないという笑い話になってしまうので要注意。
屋外の動物園などなら25mm級とともに使い易いサイズ。 
 ◎ 野球場、サッカー場など
屋外で、ある程度の距離がある目標には、このクラスが最適。 小さくても25mm。 大きくても40mmクラスまでが使い易い。
40mm級以上の方がより細部まで見えるのは確かだが、大差はなく、どうせ相手は動いているのだから小さくて軽い方が競技を楽しめる。
倍率は常識範囲の7〜10倍。 ひとみ径は、この口径と倍率範囲なら3mm以上となるので明るさも必要充分。  
 ○ ポロかダハか。
手持ち双眼鏡での感覚的な比較で、絶対的な比較とは言えそうもないので、個人的な感想。  
2万円前後から5万円台までの中堅双眼鏡(Bak4プリズム、レンズ&プリズム全面コート)なら、昼間の用途でダハとポロの型による性能差が顕著になるような場面はさほど無い。
差を感じるのは、やはり星見。 星が点像に収束するか、月の縁に色の滲みがでるか、などの厳しい条件での話となる。 
私の持っている30〜36mm級の、ポロ型とダハ機と比較して共通するのは、星が点像に収束するシャープさ、月の周囲などに見られる色収差などはポロの方が優位。  
しかし像の平坦性や、コントラスト、周辺での星像の乱れなどは、ダハ・ポロのの差というより、価格帯の差の方が大きいように感じる。 (50mm級ではより強く感じる)
単純に光学性能に注目すれば、アルティマや勝間など、ポロ型の方がコストパフォーマンスは高い。
私の場合、昼間の用途では防水仕様で取扱が楽なダハを主力に使い、夜の星見では中心部がシャープで星像が小さく収束するのが好みなのでポロを使う場合が多い。  
 ○ このクラスの標準器は?
 このクラスは実売1万円以下の低価格帯から5桁超の高級品まで出回っているが、私の中では一応の基準としてプリズム材質はBaK4、レンズ、プリズムとも全面マルチコート、更にポロについては窒素ガス充填の防水を条件とすれば、実売でポロ2万円前後から、ダハ3万円前後からとなり、また上限はサイフの都合から4〜5万円台の中堅機種までが上限。
 また、この仕様と価格帯であれば、昼間使用するには大きな差は無く、個性が出るのは星見のようにシビアな条件で、それもどんな性能を一番要求するか個人の好みと経験で評価も変わってくる。
 (ただし倍率10倍を超えるものや、ズームは除外。 店頭でしか確かめた事はないものの、まだ良質と思われるものには出会っていない。)
 資金が潤沢なセレブならライカでもツァイスでもどうぞ、ってところだが一般庶民の私にそんな出費が許されるはずもなく極力ショーケースから目を背けるようにしているし、またニコンHGLとかEDG、 コーワのプロミナーなども ”いいなぁ〜” と思うけど、やはり10万円超級は手が出ず店頭で眺めて涎を垂らすのが精一杯。 
 (※ 宝くじに当たるまでは手を出さないという誓いを破り、とうとうスワロに手を出してしまった・・・。 反省・・・ いかし、確かにいい・・・)
 また、これより低価格帯のものも店頭での見比べだけだが、色ずれ、薄暗い部分の見え方、逆光でのコントラスト、視界の湾曲など中堅クラスとは相応の差があるようだ。 
 (その後、コーワの30mmポロを入手したが、実売1万円を切る価格にしては良く見える! 6倍という倍率もあってかなり使い勝手もいい。、) 

 実売2〜4万円の中堅機種では、突出した性能はなくとも大きな欠点もない、ニコンのモナークが標準器。
 モナークがこの価格帯で最上かというと、色収差もあるし、逆光にも強くはいなが極端な条件で比べればの話で、全体としてのバランスもよく扱い易いし、汎用性も高く、同価格帯の他機種と比べても大きく劣るようなところは無い。  店頭で見比べるなら、どこにでも置いてあるモナークを標準として見比べるのがいいと思う。
 (モナークがあるかどうかが信頼できる販売店かどうかの私の判断基準。 また、私の比較ではモナークを基準とした。)

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 ニコン モナーク 10×36D CF (ダハ) 42mmより小型で双眼鏡らしい双眼鏡を、と選んだ。 迷ったらこれ。 このクラスの比較標準機。 
ニコン モナーク 10×36D CF モナーク42mmと良くも悪くも同じ傾向の視界。
42mmと36mmの口径差による差は実感するものの、私にはこのサイズと、アイレリーフと見口長さのバランスも、42mmよりは使い勝手がよく、稼働率の高い高かった双眼鏡。
ただこの36mmでも、私の目では見口から少し浮かせ気味にしないと視界がひとつの円に重ならない。 あと2〜3mm見口が長かったら、と思う。

昼間の用途では、特に細部まで観察する目的でなければ、42mmとの差はさほど感じる場面はない。
  (夕方や木陰の薄暗いところなどでは42mmとの差は それなりにある。) 

星見ではやはり口径の大きな42mmの方が星もたくさん浮き上がって賑やかな視界になるが、36mmでも充分に楽しめる。
ただ昼間用に選択した倍率(10倍)なので、手ブレにも不利だし実視界も広くないので、星見用としてはもう少し低い8倍の方が使い易いとは思う。  10倍では実視界が6度しかないので星座を追っていく途中で迷子になり易い。
(しかし10倍の倍率で見掛け60度に広がる視界は捨てがたいものがある。木星衛星など見るにも有利。) 

光害で薄明るい空では適度に明るい星までしか見えないのと、星が完全な点像にならない欠点が、かえって明るい星が大きく暗い星は小さく見え、星空を眺めるには具合がいい。 
用途によっては必ずしも光学性能の良い双眼鏡の方が見易いとは限らず、多少の欠点がかえって使い易く感じる。
 (鉛筆を削るには切れ味の鋭い剃刀より、良く研いだ電工ナイフの方が削り易いのと同じ・・・いや、ちょっと違うか?)
”すばる”を見るのに最適サイズ? 木星の衛星も十分”観察”できる最低口径クラスと思われる。

逆光には、他と比べて強くはないけど、とくに弱い訳ではない。 このクラスの標準的性能か。
また色収差(色ずれ)も、空を背景にしたような場面では少し目立つが、やはりこのクラスとして悪い訳ではない。
(ポロの各機種と比べたら、月周辺の色づきが やや目立つかな? というレベル。)

視界の良像範囲は7〜8割程度。 9割を超えた更に周辺では像の流れがやや目立つが、手持ちで使う限りには実用上の支障は感じない。

575gという重量的はこのクラス(中堅クラス)のカタログデータではやや重いが、40〜50mm級と比べれば十分軽い。
 (KOWA-BD, 560g、VixenフォレスタHR,450g・・・ )

シャープ感はアルティマや30EUが勝り、視界の広さは30EU、逆光に対してはビクセン ニューフォレスタ、平坦性は28mmのコーワBD、色収差に対しては勝間のGLORYの方がそれぞれ勝る。
しかし光学性能も大きさも全体的な性能のバランスは良くて とても使い易く、2〜3万円クラスの比較標準器。

双眼鏡が欲しい、予算は2〜3万程度までなら出せるけど何を買ったらいいか、と迷った時、”ニコンのモナークが置いてある店で、モナークと見比べ、使い比べて決めるのがいい” と思う。 
この双眼鏡が置いてある店なら信用できるし、この双眼鏡なら買って後悔する事も無い、と、個人的には思う。 

※ 
防水耐久試験済。
  先日、屋外に置きっぱなしで一夜雨に晒してしまった。 翌朝気づいて水を拭い、除湿機の上にぶら下げ乾燥。
  どうやら曇りもなく、無事、耐久試験を耐えた様子。 やはり防水仕様は心強い。

【カタログデータ】

Nikon MONARCH 10×36D CF
【キャッチコピー】

●プリズムには位相差補正コーティング、高反射ミラーコーティングを採用。
すべてのレンズ・プリズムに多層膜コーティングを施し、明るく鮮明な視界を実現。
●本体内部に窒素ガスを充填した、本格派防水型双眼鏡。
●メガネを掛けたままでも見やすい、ハイアイポイント設計。
●最短合焦距離は2.5m(36口径・42口径機種)。
●グラスファイバー入りポリカーボネイト樹脂を採用した軽量ボディ。
●接眼目当ては扱いやすいターンスライド(回転繰出し)方式を採用。
倍率(倍) 10
対物レンズ 有効径(mm) 36
実視界(゜) 6.0
見掛視界(゜) 60.0
1000mにおける視界(m) 105
ひとみ径(mm) 3.6
明るさ 13.0
アイレリーフ(mm) 15.0
最短合焦距離(m) 2.5
質量(重さ)(g) 575
高さ (mm) 122
幅(mm) 129
眼幅調整範囲(mm) 56〜72

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 ビクセン アルティマZ 8×32 星が点に見えるものを、と選んだもの。 周辺は多少乱れるが中心部はとてもシャープ。 
ビクセン アルティマZ 8×32 30mm級で初めてのポロ。
ダハのモナークと比較し繊細で、やや淡い印象。
(悪い意味でなく、素直とか自然と言い換えた方がいいかもしれない。 光学的な性能自体はモナークより良いように感じる。)

昼間の使用では視界の湾曲が多少残るが気になる程でなく、シャープ感もあるし、逆光性能も平均以上、広い視界全面で良く見えて目立つ欠点はなく、モナークや30E2などの見え味とは好みの差。

明暗境目の色収差は勝間と比べれば少し残るものの、ダハの各機種よりは気にならず、色ずれに注目して見れば気づく程度。

夜の星見でも視界の7〜8割までは良好な点像で、やはりダハの各機種に勝る。
しかし、同じ30mmクラス広視界で、最周辺部までコントラスト維持して星像の乱れも少ないニコン30EU(価格差2倍以上)と比べると、視界の最周辺部ではモヤッとした感じで、星像も乱れ(円周方向に流れる)もやや目立って一歩及ばず、昼間がいいだけに夜の見え方に物足りなく思うのかもしれない。 
しかし特に悪いという訳ではなく、最周辺部を30EUと比べての話で、見掛視界60度程度は十分に良像で不満は無く、それから最周辺部までは”おまけ”と思えば充分納得できるし、手持ちで使う場合は最周辺部まで注視して眺める事は無いので実用上の問題は無い。 

昼間の用途では、いくらか湾曲は残るが大きな欠点ではなく優等生の見え味で広視界の実力も十分に活きている。 
ダハ各機と比べての欠点は防水でない事と、可動部が露出しているので堅牢性に若干の不安がある事。 
実売2万円前後だが、2〜3万円までのクラスでは、光学的な性能はダハ・ポロ含めて一番いいかもしれない。

2.4倍の価格差があっても広視界の末端までの見え味が無いと許せない人はニコン30EU、中心部分の性能を重視し、夜の周辺部は平均的な視界の範囲で品位を保っていれば十分、それ以上はおまけと割り切れるならアルティマ。

主用途はやはり昼間で広視界を活かしたの動きもの。
夜は手持ちで星座を眺めているのがいい。 実視界が広いので目標の星も見当をつけて向ければほぼ一発で視界に入る。
アルティマZ7×50同様、コストパフォーマンスは非常に高い!
・・・ビクセンのカタログから消えない事を、ただ祈る・・・。

・・・しかし、ニコン30EUと用途も性格も完全にダブってしまった・・・
  2009.05 自信を持って ”使える双眼鏡”として、甥っ子に移籍。
【カタログデータ】

アルティマZ8×32(W)
【キャッチコピー】

●パーフェクトフーリーマルチコート
レンズとプリズムの全てに多層膜コーティングを施しました。コントラストに優れた鮮明な視界を確保します。
●ハイアイポイント
アイレリーフ15.mm以上。快適な使用感を導き、長時間にわたる観察でも疲労を感じさせません。メガネをかけた状態でも広い視野を確保します。
倍率(倍) 8倍
対物レンズ 有効径(mm) 32mm
実視界(゜) 8.3°
見掛視界(゜) 66.4°
1000mにおける視界(m) 145m
ひとみ径(mm) 4.0mm
明るさ 16.0
アイレリーフ(mm) 15.0mm
至近距離(m) 約4.5m
質量(重さ)(g) 520g
高さ (cm) 10.1
幅(cm) 16.3
厚さ(cm) 6.1
眼幅調整範囲(mm)
プリズム材質 BaK4
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 ニコン 8×30EU 広視界の周辺まで乱れがない。 昼間の鳥見はもちろん、広い視界は夜の星座めぐりにも最適。 
ニコン 8×30EU
鳥見の定番。 特に説明はいらないとは思うけど・・・

昼間はシャープさ、コントラスト、色ずれ、平坦性などアラ探ししても、普通に使う上での欠点らしい欠点はない。(と思う。)
夕暮れや街灯の奥の薄暗い影でも、黒潰れせず見分けられる。
そして広い視界の端までも一定の質を維持している印象は非常にいい。 
 (現在、30mmクラスでは一番のお気に入りなので、以下の評価も、つい甘くなっているかも・・・) 

星見でも視界の7割くらいまでシャープな点像になる。
30EUにしろ、アルティマにしろ、良くできたポロのシャープさ(星の小ささ)はダハとは一味違う気がする。
星像は視界の8〜9割程度からやや広がるが十分な点像。 周辺部では円周方向に流れるが、崩れ方は自然。
手持ちでは広い視界の周辺部までで崩れはほとんど気にならず、三脚にでも固定して使わない限りは気にならないレベル。 
特に、視界の境目がキリッとしているのがいい。
同じ30mm級スタンダードクラス(中堅クラス)では、視界中心部はアルティマやGLORY もいいが、周辺部までの見え味は、この30EUには及ばない。   

昼間から薄暗くなり始めた夕方まではこれ以上の口径はいらないと思える。
夜間の星見では広視界で星座を眺めるのにいい。 三脚使用ではさすがに最周辺部は多少流れるが、広い視界の隅々まで大きな破綻はなく気持ちよく眺められる。 
周辺部が多少流れるとは言っても、手持ちではわざわざ隅を眺める事は無いので全く気にならない。

一番気に入っているのはその質感。
コーティング面の反射も非常に少なく、内部処理もキチッとされており、外装もカメラのF3を連想される質感(オーラ?)。
30EUは、確実に見るための道具としての雰囲気がある。  

個々の性能ではもっと良いものもあると思うが、広視界でかつその視界全体に亘って品位を保っている双眼鏡は他にはまだ出会っていない。
総合的には現在一般に市販されている中堅価格帯のポロ30mmクラスでは最良ランク。
防水を必要とせず予算的に余裕さえあればこれを買っておけば後悔はない、と個人的には思う、一生ものの1台。
将来、”レゲエのおじさん”になって野宿生活をおくるようになっても多分手放さない・・・・くらいのお気に入り!

(50mmから想像するとニコンSEもかなり良さそうに思えるが実視界は7.5度だし、実機を使った事がないので・・・) 

(追記) この30EU、視界の中に、こと座のベガと二重星ε(本当は四重星)と、やはり二重星のζを同時に入れた状態で、どちらも二重星として同時に認識できる見易さがあり、私の中では鳥見もできる星見用主力双眼鏡として、不動の一軍先発メンバーとして常用。
  テストの結果メモは、 「お星さま」→「だぶる・だぶる・すたあ

(追記2) 個人差は大きいと思うが私の場合、目幅調整しても他の双眼鏡では見口から少し浮かせないと視界の円がひとつに重ならないものが多いが、この30EUでは見口を目にあてた状態でアイポイントがちょうど合い、視界の円がひとつに重なった状態になり、個人的には使い易い。 カタログスペックではわからないし、個人の骨格によってもかわると思うので、実際に試してみるポイントのひとつかもしれない。
【カタログデータ】

8×30E U
【キャッチコピー】


●見掛け視界70°の臨場感あふれる広視界タイプ。
●レンズ・プリズム全面に多層膜コーティングを施し、明るい視界を確保。
●マグネシウム合金を使用した軽量ボディ。
●バードウォッチングの定番機種。
倍率(倍) 8
対物レンズ 有効径(mm) 30
実視界(゜) 8.8
見掛視界(゜) 70
1000mにおける視界(m) 154
ひとみ径(mm) 3.8
明るさ 14.4
アイレリーフ(mm) 13.8
最短合焦距離(m) 3
質量(重さ)(g) 575
高さ (mm) 101
幅(mm) 181
眼幅調整範囲(mm)  56〜72
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 勝間光学機械 GLORY WP6×30SB-D さしあたっての必要性は無かったが、MILスペックに惹かれて買った。完全に趣味の世界。 
勝間 WP6×30SB-D
これぞ、Made in JAPAN, Made in ITABASHI !
完全防水・防塵構造、窒素ガス封入、MILスペック。  ただし ピント調整は IF式なので左右独立。

昼間の使用で中心部のシャープさ、コントラストなど不満なし。 
特に色収差(明暗境目の色づき)の少なさは特筆! 私の比較した条件下ではEDのフィールドスコープ並みで、私の双眼鏡の中では最良。同価格帯のアルティマ、価格差2倍のニコン30EUと比べても勝間が勝る。 
(あまりに色収差が感じられないので何かの間違いかと、デジスコしたりして何度も試したが、視界周辺部でやや感じられる程度で、中心部ではほとんど感じられなかった。) 

6倍なので30mmにしては明るく、夕暮れでも、街灯の影の背景も黒潰れせずしっかり見える。  

視界の湾曲(周辺が浮き上がる)は若干残るが、水平垂直の幾何学模様が並んでいる光景でも見ない限りは目立たず、双眼鏡を左右に振っても視界がユラユラしたりする程ではない。

ただ、視野の最周辺部は甘く、また実視界が8.5度あるとはいっても見掛け視界は約50度と狭いので、筒先の奥に見える景色を覗くような印象は否めない。
目幅の調整や、アイレリーフの最適位置が微妙で、少し外れると視界の境目がモヤッとした感じが、アルティマよりやや目立つ。(見口から入る光を遮ると大きく改善した。) 
ニコン30EUのようにキリッとした周辺の境目を好む人には大きな欠点かもしれない。
(周辺が甘いとは言っても、ニコン30EUと比べての話で、平均的なレベルより特に悪い訳ではない。)

IF方式だが倍率が6倍と低くピントの奥行きが深いので、実使用では覚悟していたほどには気にならない。 
しかしIFはIFなので、遠く近く、また遠く、と頻繁なピント調整を必要とするものには向いてはいない。
また、見掛け視界は広くないので、広々とした景色を眺めた時の迫力には欠けるが、低倍率なのと実視界が広い事で、目標に向ければほぼ一発で視界に捉えられる。 この双眼鏡を使い始めて6倍ファンになった。 

夜の星見では無限遠固定なのでIFの弱点は全く関係なく、中心部の星像はキリッと気持ちよく点になる。
視界の6〜7割は小さな点に収束するが、周辺にいくに従って円周方向に流れる傾向。
目標を探しにくい星見では、広い実視界の効果は昼間より更に大きく、目標辺りに向ければ視界の中に入っている確率が高いので使い勝手がとてもいい。 
また30EUと比べて倍率が低いので見掛け視界はやや狭く星空の迫力は及ばないが、手ブレしにくいので落ち着いて眺められ、三脚固定の必要は感じない。 手持ちで眺めるのに向く。

構造、質感は質実剛健。 30EUのF3に対し、アルティマはFM2、このGLORYはF2や二コマートの硬い触感を思わせる。
重量的には650gで手持ちの中ではビクセン・アルティマの50mm(520g)より重いが、ホールドし易いので気にならない。

完全防水・防塵のMILスペックは別にして純粋に光学性能だけの評価では、中心部の見え味を優先する人なら高評価、周辺部の甘さを許容できない人は厳しい評価を下すかもしれない。
この双眼鏡の評価は好みによって評価も変わり、良くも悪くも個性的な双眼鏡だが、新品購入価格 23,625円の投資を裏切る事はないと思う。  

また、この双眼鏡、ひとみ径、倍率、見口の形状がニコンのデジカメP5000と相性がいい!
画質にこだわらなければ、いつでもどこでも簡易デジスコ!!

付属品は、飯盒型の専用ケース・ストラップ・レインガード・レンズクロス・取扱説明書・品質保証書(5年間保証)
ただし取扱説明書っていっても紙2枚のごく簡単な説明のみで、スペックも何も書いてない。

 ※ モナークに続き、これも丸一日屋外で夜露に晒してしまった。
   カメラ用ブロアで塵を飛ばしただけで特に異常は無し。
【カタログデータ】

WP6×30SB-D
【キャッチコピー】


日本の○○隊や東南アジア某国の軍隊をはじめ、世界各国で採用された6倍の双眼鏡です(刻印は異なります)。
素性の良さをそのままにレンズ系を一新した、国内限定のオールマルチコートモデルで、光線透過率のアップと更にクリアな視野を実現しました。
上品なブラックのスキンで覆われたシンプルなボディーは、完全防水・防塵構造と窒素ガス封入により、過酷な環境下での使用に耐えられるものとなっています。
視野が広く明るいため動く対象を捉え易く、バードウォッチングやスターウォッチングなどで活躍することでしょう。
倍率 6×
対物レンズ有効径 30mm
対物レンズコート  マルチコート
接眼レンズコート マルチコート
プリズムコート マルチコート
プリズム材質 BAK4
アイレリーフ 15mm
実視界 8.5°
1000mでの視野 148m
射出瞳径 5mm
明るさ 25
高さ 130mm
最大幅 178mm
重量 650g
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ビクセン ニューフォレスタ HR 8×32WP 発売前から期待し、発売と同時に購入したもの。 ダハで8度の広い視界。 
ニューフォレスタ8×32WP ビクセンの32mm最新作

32mmの前に出た42mmである程度期待できそうだったので、発売日?に店頭に出るのを待って(本当は店頭に並ぶ直前だけど)、一通り確かめてみた。
このスワロを真似たようなデザイン、好みは分かれると思うし、私の好みでも無かったけど、モナークXと同じように片手でも握り易くて悪くない。 鏡筒間の空間に中指と薬指が入りグリップできるので、このサイズと倍率なら、慣れれば片手ホールドも可能。 

構造上の大きな特徴として、視度調整リングがピントリングと同軸になっている事。 左目でピントを合わせてから、そのビントリング手前に引き出して右目の視度調整し、またピントリングを押し込むという方法。
調整にはひと手間増えるが一度調整してしまえば後はズレる事もないので、実際に使ってみると意外といい。 
ただし何人かで使い回しするには一回一回、取扱説明しなければならないのでやや不便。
また、モナーク36mmと比べ1cmほど長くなって大きく感じるが、重さは15gほど軽くなっている。
また対物レンズカバーキャップがモナークXのようにフリップダウンとなって失くす心配がなくなったのはいい。 使用時に邪魔なら取り外しも可能。
しかし欠点は、このままでは三脚に取り付けできないこと。 

で、光学性能は・・・いつものように店内外を眺め回して確かめても、特に不満なし。
特筆は、視界の広い事! 広視界のポロを覗いているような感覚。
10倍と8倍。 今回、実視界が広くて見易く、手ブレにも有利な8倍を選択し、お持ち帰り。

昼間、覗いた第一印象は手持ちのモナーク10X36とよく似た感じで、大きな差はみられない。
二台交互に見比べればニューフォレスタの方が明暗境目での色収差はやや小さく思えるが、8倍と10倍の倍率差を考慮すれば僅かな差。
私の基準の中ではほぼ同等レベルで、条件によってニューフォレスタが勝る場面もある、という感触。

夕方、街灯の明かりを視界に入れてみる。 テストした時の環境ではフレアもほとんどなく、スッキリした視界はモナークよりも良く、モナークX と互角に見えた。 

そして星見。 この双眼鏡、口径は小さいけど、実力が発揮できるのは夜かもしれない。
星はこのクラスとしてはよくまとまった点像で、月を眺めても周辺の色づきはほとんど気にならないレベル。
良像の範囲も広く、視界の8割程度までは点像もさほど乱れず、平坦性も良い。
そして満月など極端に明るいものに近づいた時、他の双眼鏡だと鏡筒内が明るくなって視界が妨げられてしまうのでフードが欲しくなるが、このニューフォレスタでは内部処理が優れているのか、その影響が非常に小さい。

更に最大の特徴は、その実視界の広さ。  
初めは ”広いな、広いな、見易いな” 程度に思っていたけど、後でカタログデータを見ると実視界 8度となっていた。
使い始めてみると、光害で淡くて肉眼では見づらい星 (”すばる”など) も、見当をつけたあたりに向ければ一発で導入でき、とても使い易い。
36mmモナークの場合、8Xで7度(10倍モナークでは6度)に対してニューフォレ8X32で8度ある。
その差は僅かに思えるけど、面積比では、8Xに対して130%、10Xに対しては178%も広い。
ポロのニコン30EUの8.8度には及ばないものの、防水ダハで8度の実視界を有する中堅の双眼鏡は少なく、ある意味、貴重な1台かもしれない。 星座めぐりには一押し!

意図せず、耐久試験実施。
 あ〜ぁ、また耐久試験をしてしまった。 雨は降らなかったけど、2昼夜屋外に晒しっ放し。
 にゅーふぉれ君、ごめんなさい。 (もちろん異常はなかったけど・・・)
 
ピント合わせの状態
視度調整の状態

ニューフォレスタ  HR8X32WP
倍率 8倍 【キャッチコピー】

スタイリッシュな新型ダハ。
指がかかりやすくたいへん持ちやすい、ヒンジ部が開いた新デザインを採用。
プリズム面に反射率を高める新コートを採用し、夕暮れ時など、薄暗い場面で威力を発揮します。
ニューフォレスタHRシリーズの特長

フーリーマルチコート+増反射コート
レンズ全面を多層膜コーティングした「フーリーマルチコート」+プリズム面への「増反射コート」を採用。

ヒンジ部が開いた新デザイン
すっきりとしたスタイリッシュなデザインで、持ちやすく操作性に優れます。

対物レンズカバー
取り外し可能な対物レンズカバーを装備。大切なレンズを衝撃から守ります。
対物レンズ有効径 32mm
プリズム材質 BaK4
コーティング フーリー
マルチコート
実視界 8.0°
見掛視界 58.4°*
1000m先視界 140m
ひとみ径 4.0mm
明るさ 16.0
アイレリーフ 17.5mm
至近距離 約3.0m
眼幅 約56〜78mm
サイズ
(高さ×幅×厚さ)
13.5×13.3×5.0cm
重さ 560g
三脚取付 不可
その他 防水
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ビクセン アペックスプロ HR8×32SP  これも発売を心待ちにして、即購入したもの。  画質はやや重く感じるが、いつも手元に置いておきたい双眼鏡。  
ビクセンAPEX-PROの、KYOEIオリジナル仕様復刻版!

以前から店頭で同じAPEX-PROの8X40mmを覗くたび、ピントを合わせる視界の中で目標がスカッと浮かび上がってくる心地よさに惹かれてはいたものの、40mm級をこれ以上増やしても使う機会は少ないだろう、と見送っていた。 
しかし馴染みの店員さんからAPEX-PROの30mmを少量だが再販売するらしいとの情報に期待して心待ちにしていたところ、KYOEIにてコーティング改良し復刻販売とのこと。 (現在はヨドバシでも入手可能。) 



ニコンのモナーク 10X36、ビクセン ニューフォレスタ 8X32、そしてこのAPEX-PRO 8X32  
30mm級は、これでポロ3台にダハ3台。 ポロの3台は多少用途・特性は異なるものの、ダハの3台はその用途も特性も完全にダブり、もう病気の世界。

3台とも、全面マルチコート、ダハ面はフェイズコート、補助プリズム面は高反射率コートでカタログ基本スペックもほぼ同類、価格帯も実売 24.000〜30,000円の中堅クラス。 
昼間使う分には、どれも絶対的な差は無い。 
夜の星見では色収差、星像の膨らみ、逆光に対する強さなど光学的な基本性能では、後発あるいは改良再販となるビクセンの2台が僅かに勝る印象だが、モナークも良像の範囲、全体のまとまり、双眼鏡としての扱い易さなど捨て難く、普通はこの3台のうち、どれでも1台あれば充分。 また、どれを購入しても後悔はしないだろう。

で、このAPEX-PROを使った印象は・・・、30mmクラスとしては特筆する大きな欠点は無く、双眼鏡らしい双眼鏡そのもの。
色収差はかなり小さく、月で試してもあまり気にならない。 モナークX(45mm)とかニューフォレスタと甲乙つけ難く、モナーク(Xでないモナーク)には勝る。 が、ポロの各機種、特に勝間の6X30には及ばない。 
平坦性は良い。 歪曲はほとんど気にならないレベル。

周辺部は7割程度までシャープな点像、更に周辺にいくと若干像が滲むがピントを取り直すと点像になるので像面湾曲の影響が多少残っていると思われるが昼間の使用では気にならないレベル、コマ収差はほとんど気にならない。
かなり薄暗い目標でもシャープさとコントラストを保ち、文字が読める限界の暗さはポロのニコン30EUと遜色は無い。
一番気にいっているのは、ピントの山が掴み易く、対象が視界の中でスッと浮き上がってくる心地よさは、同じAPEX-PRO 40mm 譲りで使っていて、とても心地よい。 また、ピントの深度が深く感じるのも扱い易い。
視界の明るさはニコン30EUと交互に何度も見比べ、30EUがやや勝るかな、という程度の差。
欠点は少々重い事。 42mmのモナークよりも重い。

ダハ3台(モナーク10X36、ニューフォレスタ8X32、そしてこのAPEX PRO 8X32) の中で1台だけしか手元に残せない状況になったとすると、・・・ 多分、このAPEX-PROを残すと思う。 ・・・理由は・・・このズングリッとしたスタイル・・・かな?
また、まだ30mm級を1台も持っていないとして、これら3台並んでいる中で選ぶとすれば、やはりこのAPEX-PRO。
しかしポロも含めると・・・ニコン30EU。 選ぶ理由は・・・単に個人的趣味。 

まあ、散歩に行く時、”今日はどれを持っていこうか、”と悩むのがささやかな贅沢か・・・。  
 
 アペックスプロ HR8×32SP
倍率 8倍 【キャッチコピー】

1. 高性能双眼鏡「APEX PRO HR32mm」がより高性能になって復活!
ハイ・コストパフォーマンスな性能ながら、製造終了が惜しまれたビクセンAPEX-PROをベースに、対物レンズのコーティングを最新のものにグレードアップし、プリズムには定評のあるフェーズコートに加え、「高反射率コーティング」を施したKYOEIオリジナル仕様で復刻!!

2. マルチコート+フェーズコート+HR増反射膜コート
レンズ全面を多層膜コーティング「マルチコート」を採用、プリズムには「位相差コート(フェーズコート)」+HR増反射膜コートを採用。

3. 使いやすさと優れた耐久性。
長時間の観察時でも目が疲れにくいハイアイポイント設計。
優れた耐久性のアルミ合金ダイキャストボディ。不活性窒素ガス充填による本格的な防水設計。)
対物レンズ有効径 32mm
プリズム材質 BaK4
コーティング 対物・接眼レンズ:
 全面マルチコート
プリズム:
 2面マルチコート
 +フェーズコート
補助プリズム:
 2面マルチコート
 +HR増反射膜コート
実視界 7.5°
見掛視界 55.3°
1000mにおける視界 131m
ひとみ径 4.0mm
明るさ 16.0
アイレリーフ 16.0mm
至近距離 約2m
サイズ 高12.3×幅12.7×厚4.9cm
重さ 640g
三脚取付 可(ビノホルダーH使用
TOPへ
KOWA YF30−6
KOWAのポロ、それも6倍!

馴染みの某店でKOWA新製品のニュース。 ポロで、それも6倍!
これは無視する訳にはいきません。 6倍です、6倍!
発売日、某店では未入荷だったものの、既に入荷していた某KYOEI で試見。
”KOWAの、新しい双眼鏡、見せてっ!  けど他に義理のあるところがあるから買わないよ。”
と仁義を切ってから一通り見させてもらう。

まずはこの6倍!
う〜ん、これはいいっ! というところは無いけど、悪くは無い。
実売1万円を切る実売価格と、ポロ6倍という仕様なら許せる、許せる。 
ピントリングの中華的赤はいまひとつだけど、待ちに待った6倍!  

続いてダハ各機種(SVシリーズ)を見せてもらう。
各社3万円台の中堅機種と比べ、やや色収差が残った感じはあるが悪くはない・・・が、さすがKOWAという感激も薄い、平凡な印象。
実売価格で6〜7割程度とコスト的なアドバンテージはあるものの、ぜひ欲しいという気持ちにはならなかった。 

と、言う事で、馴染みの販売員さんの某店で予約。 多分、某店での売上第一号?

で、使ってみた印象は?
見え具合は特に目立った特徴はなく、平凡と言えば平凡だが悪くはない。 実売1万円以下という事を考慮すれば上出来。
やはり6倍と言う倍率が全て。 手ブレを気にせず眺められ、普段使いの相棒には最適。
また軽量でラバーコートなので望遠鏡を持ち出す時など、首からぶら下げていても疲れず、また機材にぶつけてもお互いに傷つきにくく、気楽に使えるのがいい。
そして防水のポロ! ダハの方がスマートだけど、私にはやはりポロの方が見易い。
KOWAさん、よくぞ出してくれた!

一方、気にいらないのはピントリングだった。 赤色に塗装(テープかも)した上から楕円の穴を開けたラバーが被せられているが、この凸凹が大きすぎて始めはて使いづらく思ったが、使い込んでくると、支えた両手の中指で両方から押し引きしてピント合わせするには引っ掛かりがあって、今では使い易く思える。 
しかしピントリングの中軸の赤色は、いかにも中華っぽい赤で、目立つのは目立つけど馴染めない。 
使い勝手では、20mmというアイレリーフがもっと長いのではと思われ、裸眼では目を少し離さないと視界の円が一つに重ならない。
 (眼鏡使用者には、視界全部が余裕で見渡せるので大きなメリット。)
 しかし6倍というスペックが百難隠す。 多少の不満に文句を言ってはいけない。 

30mmの6倍双眼鏡、今まで勝間光学のQF6x30、WP6x30と、日の出光学6x30(これは持っていない)しか知らないが、いずれも入手は一般的でなく現物を手にとって確かめ購入できる機会は限られている今日この頃、KOWAの英断に感謝!

  
 
型 名 YF30-6 【キャッチコピー】
●優れた光学性能を持つハイパフォーマンスモデル
レンズ、プリズムにマルチコートを施し、明るく鮮明な視界が得られます。
6倍、8倍のラインナップは、無理のない光学設計と広い視野を実現し初めての双眼鏡としてもお勧めのモデルです。

●メンテナンスに優れたコーワ“KRコーティング”
撥水、撥油性能に優れたコーワ“KRコーティング”を対物レンズと接眼レンズの外面に採用しました。水や油をはじき汚れにくいコーティングのため、メンテナンス性も大変優れております。付着してしまったレンズの汚れも簡単に拭き取ることができ、綺麗なレンズの状態を保つことができます。

●ホールド感に優れたスタイリッシュなデザイン
バードウォッチングや自然観察などアウトドアでの使用になじみ、かつ握りやすさを考慮したスタイリッシュなデザインを採用しました。グリップしやすい構造と手になじむラバーコートボディにより、使いやすさに優れたデザインの双眼鏡に仕上がっております。

●500gを切る軽量ボディ
YFシリーズは長時間の使用を想定した軽量設計で、口径30mmでも500gを切る超軽量モデルです。

●幅広い眼幅調整が可能
眼幅調整範囲が50mm〜70mmとなっており、眼の間隔が狭いお子様や女性にも使いやすいモデルです。

●窒素ガス充填による防水構造
本体内部に乾燥窒素ガスを充填した防水仕様の双眼鏡となっています。突然の雨や水滴などに濡れても本体内部にカビや曇りが生じにくい構造となっています。
型 式 ポロプリズム
中央合焦式
倍 率
対物レンズ有効径 30mm
実視界 8.0°
1,000m先の視野 140m
ひとみ径 5.0mm
明るさ 25.0
薄暮係数 13.4
アイレリーフ 20.0mm
最短合焦距離 5.0m
眼幅調整範囲 50〜70mm
サイズ(mm)
[L×W×H]
160×114×48
重 量 470g

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 Vixen アトレックライトBR6×30W

今度は Vixen の6倍 ポロ

コーワ YF30-6 と比べてサイズ・重さに若干の違いはあるものの、カタログ上の光学仕様はほぼ、と言うか、全く同じ。
久しぶりのヨドバシに馴染みの店員さんがいたのて試見させてもらう。 (なぜか高級品のショーケースに展示。) 
まずは外観。 ラバーコートの外観こそ違いはあるものの、筒先から、見口からと覗いた限りでは内部構造はほぼ同じ。 

まずは初めに、店内の吊りポースターと蛍光灯との境目で色滲みを比べて見る。 6倍と言う倍率なので目立たないせいもあるが両者ともほぼ気にならない程度、通常の昼間の用途では無問題。 
屋外に目を向け、明るい壁面の看板。 シャープさも悪くない。
街路樹の葉っぱ。 特に陰になった部分を見比べる。 1枚1枚が分離して見え、これもほぼ同等。 (同時に陳列してあったモナーク7などと見比べると、さすがに差はあるが・・・)
更に、建物の奥にあるゴミ箱の張り紙の文字。 う〜ん、アトレック・ライトが少々優位・・・かな。 
ビルの壁面で視界の歪みを比べてみる。 どちらも僅かな糸巻き型の収差はあるものの、よ〜く見ないとわからない程度で、実用上は全く問題なし。  というか、優秀なレベル。
差が出たのは屋外のライトアップ用照明の上に乗ったゴミ。 YFでは明るく輝く照明の上に黒い異物として見えるのが、アト・ライトではその形まではっきりと確認できる。

次、久しぶりに雲が薄くなった、夜の星見。
視界に浮き上がってくる星の数、当然同等。 星が点像に収束するシャープさも中心部は悪くない。
手持ちする双眼鏡なら、中心部から5割程度までシャープでさえあれば、周辺部は見えてさえいたら十分、というのが私の考えだけど、一応、周辺部も交互に比較してみる。
YFでは中心部から60%程度までは良像だが、周辺部へいくにしたがってコマ収差らしい乱れが目立ってくる。
アト・ライトの良像範囲はYFよりやや広く思えるが、更に周辺部へ目を移すとコマ収差というより、やや星像が膨らんで、更に最周辺部にいくに従い、コマ収差が目立ってくる。  軽いボケがコマ収差を隠していたのかも。 

月が出ていないので、今度は隣家の門灯に向け、その門灯の明かりを視界から少し外してみる。
まずYF。 門灯が視界から外れてすぐ、太い(門灯の太さ)フレアが視界を横切り、更に少し外していくと視界が白く霞み、視界一つ分ほど外すとまたクリアな視界に戻る。
アト・ライトの場合、門灯ではフレアは出ず、白い霞みもYFより薄い。

視界を移し、今度は少し離れた街灯を視界に入れ、その奥の薄暗い辺りを一緒にして眺めてみる。
今度もアト・ライトが優位。 YFでは薄暗く沈んでしまった辺りが薄明るく見えている。
ニコン30EUなどには及ばないものの、充分に実用範囲。 
鏡筒の内面処理は同じように思えるけど多少は違うのか、またコーティングが多少違うのか、それとも単に個体差かもしれない。 

全体的にみて、ニコン 30EUや、ニューフォレスタには及ばないが、2万円前後のダハ機といい勝負。 
また、同じ 6x30 ポロの勝間と比べ、軽い事と、最周辺部のキレはこの2機種の方がややいいかな、とも思えるけど、その他はやはり及ばない。 

しかし YF30-6 の定価 ¥11,550 (実売 8,580)、アト・ライトで¥13,650 (実売 10,920) を考えると2台ともコストパフォーマンスはかなり良く、入門級としては必要十分で、25nn級とはかなりの差がある。  

YFがいいか、アト・ライトがいいか、私の個体ではアト・ライトは常用しているが、YFはU軍扱いとなっている。
まあ、 1,500 円程の価格差とデザインの好みになるかも。  

 
倍率 6倍 アトレックライトシリーズの特長

●明るく鮮明な視界を実現!
倍率6倍、レンズ口径は30mm。控えめな倍率に設定されているため明るい視野が得られ、手ブレの少ない快適な観察が可能です。

●優れたコントラストとアウトドアユースに最適なボディ
プリズムとレンズ全面に多層膜コーティングを採用し(PFMコート)、極めて優れたコントラストが得られます。ボディは防水設計、レンズ面には汚れが付きにくい撥油コートを施しており、アウトドアユースに最適です。
●長時間でも疲れにくくメガネをかけたままでもOK

野鳥の巣穴観察など、長時間の観察でも目が疲れにくい、アイレリーフ18.0mmのハイアイポイント設計です。メガネをかけたままでも広い視野が得られます。

●嬉しい軽さと小ささで、女性やお子様にも最適なモデル
お子様や女性の目の幅にも無理なく合わせられるよう、約50mmから70mmまでの眼福調整が可能。持っていても疲れにくい軽量モデルで、双眼鏡での星空散歩もじっくり楽しめます。
対物レンズ有効径 30mm
プリズム材質 BaK4
実視界 8.0°
見掛視界 45.5°
1000m先視界 140m
ひとみ径 5.0mm
明るさ 25
アイレリーフ 18mm
至近距離 約5.0m
眼幅 約50〜70mm
サイズ 11.5×16.0×5.4cm
(高さ×幅×厚さ)
重さ 500g
付属品 ソフトケース、
ストラップ(ワイド)

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SWAROVSKI CL 8x30

ついにスワロに手を出してしまった・・・。

30mm だけで既に5台もの双眼鏡があるのに、ついに舶来ブランドに目が眩んだか・・・とお叱りの声が聞こえて来そうだが、この双眼鏡も味のあるやつで、以前から気になって仕方なかった奴。 
しかしそのスワロ、3月から値上がりしてしまうとの事で、会社生活リタイヤを控えた自分へのご褒美として通天閣から飛び降りる気分で入手。 えっ? 通天閣? 通天閣はこの間もう、既にスカイタワーも、東京タワーも、清水の舞台も・・・

お持ち帰りの夜、さっそく覗いて見る。 比較したのは 30mm級で一番のお気に入りニコン 30EU、勝間 6x30、更にひと回り口径を上げ 40mm級のニコンモナークX 8.5x45、ビクセンアルピナ10x42 。 

まずはお月さまで月面端の色づき。 勝間 6x30 には及ばず縁の色づきがあるにはあるが、注目して眺めない限りは気にならない程度。他の3台も同様。あえて差をつければ、勝間<スワロ<30EU<モナークX≒アルビナ。 しかし勝間以外は大きな差は無い。
月面凸凹のシャープさは・・・倍率6倍の勝間がやや不利だが、スワロを含めた残り4台に大きな差は無いように思える。
次、オリオンに向ける。 星座の追い易さ、星の探し易さは実視界のスペックどおり、30EUが一歩リード、続いて勝間6倍、スワロ、モナX、アルビナの順。 
周辺部は、ごく周辺まで(印象では90%近くまで)崩れず、30EUを凌ぎ、スワロが一歩リード。
更に、ちょうど出ている木星で確認してみる。 衛星の確認のし易さ、周辺の星々の浮き上がりでは当然ながら40mmの2台が優位、スワロと30EUはほぼ同等、6倍の勝間は少々不利で、カタログスペックどおり。

ついでに、いつものテストとして街灯を視界に入れたまま、薄暗がりになった奥に書かれた文字が読めるかフレアのテスト試してみたが、全機種とも問題なく読め、比較機の中では一番いいかな、とは思うものの、特筆する程の差は無かった。 
(参: この文字が読めれば中堅実用クラス以上、何か書いてあるな、とわかる程度なら中堅未満の入門クラス。 入門級未満のコンパクトクラスでは視界が白くモヤってしまい、全然読めない。)

日を改めて昼間、じっくりと使ってみる。  
視界の歪曲は、ほとんど感じられない。 視界の端にビルの角とか電柱とか垂直な直線を入れ、ようやく僅かな糸巻き傾向とわかる程度で、下手な写真用ズームレンズより少ない。  
遠くにある鉄塔、木の葉などのシャープ感は 40mm 双眼鏡に劣らない印象。

この双眼鏡、他の中堅クラス双眼鏡と比べ、実視界の広さ、最短焦点距離などの数値は平凡だし、色収差、シャープさ、逆光に対する強さなども、もちろんいいけど価格ほどの差があるようには思えない。
しかし、周辺部近くまで崩れず、歪曲も、また着色もほとんど感じられず、肉眼で見たままが、そのまま近寄って見えるような透明感さえ感じる曇りのない視界は新鮮な驚き。 バーダーの評価が高いのも納得できる。 

また星見では、視界の賑やかさは40〜50mmクラスには及ばないものの、星の点像への収束も、淡い星もコントラスト良く浮き上がってくる。 EDレンズが使ってある訳でもなく、カタログスペックも平凡なのに、何が違うんだろう? 
星座を追うなら、より実視界の広い6倍機やニコン30EUの方が使い易いし、詳細を観察するなら40〜50mmには及ばないが、なぜかこれを使いたくなる魅力がある。 

しかし使っていて、やや気になるのは防水のラバーがきついのか、ややバックラッシュが大きく感じ、ピント合わせの操作感もニコンやビクセンの中堅機の方が滑らかに感じる。 
また、防水ラバーもしっとり感が強めで、タオルやティッシュなどで拭くと、その繊維が付着してしまい、それを払うのに少々手こずる。
・・・が、これらの欠点を差し引いてもカタログスペックに表れないフィーリング、そしてこの透明感のある、長い間眺めていても疲れない視界、更に500gしかない重量も扱い易く、一度使ってしまうと手放せなってしまい、我が家の家宝と奉られながら連日酷使されている今日この頃・・・。


仕 様 キャッチコピー
型名 CL COMPANION 8X30 ★光学設計
CL COMPANION の光学性能はもちろんスワロフスキークオリティ、コストパフォーマンスの非常に高いモデルです。広い視野(1000 メートルで124 メートル:8X30 の場合)だけでなく、90%を超える高い光の透過率を誇ります。そしてこの高い透過率が高品質の像質で視野の中に再現してくれるのです。

★コンパクト、軽量
扱いやすく、バードウオッチングはもちろん、旅行、レジャーにも最適です。

★快適な観察
ハイクオリティの光学系で美しい像質、新たな感動を与えてくれる観察が可能です。

★デザイン
人間工学に基づいた、シンプルで使いやすい設計です。軽量でウエイトバランスもよく使いやすさは抜群です。
ホールドしやすく、操作しやすいので長時間の観察でも疲れを感じさせません。

★設計、開発、製造
スワロフスキー・オプティックの他の製品と同じく、すべてオーストリアのチロル州アブサムの本社工場で作られています。高品質を維持するための必須条件です。

★モデルのラインアップ
CL COMPANION シリーズにはCL COMPANION 8X30 とCL COMPANION 10X30 の2機種があります。
そしてそれぞれにグリーン、ブラック、サンドブラウンのボディカラーが用意されています
倍率
対物レンズ径 30mm
ひとみ径 3.8mm
アイレリーフ 15mm
視野(1000mで) 124m
実視界 7.1°
最短合焦距離 3.0m
光の透過率 91%
コーティング SWAROTOP, SWAROBRIGHT, SWARODUR
サイズ 長さ119×幅114×高さ58mm
重さ 500g
適応温度
(操作時)
-25℃〜+55℃
適応温度
(収納時)
-30℃〜+70℃
防水性能 窒素ガス封入・水深4m
○標準付属品:ネックストラップ、ハンドストラップ、フィールドバッグ、対物キャップ、 アイピースキャップ、 レンズクロス

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40mm級(40〜45mm)と、50mm級

 ○このクラスの双眼鏡
この口径クラスになると、かなり重く、また嵩張るので徒歩で移動する時には相応の気合が必要になる。 (他の荷物を犠牲にする必要があるかも) 
昼間、ただ何となく眺めるだけなら30mmクラスあるいはそれ以下で十分なので、何に使うか、目的をはっきりと定め、その目的に応じたものを入手するのが吉。 

大口径のメリットとは、
 ○集光力が大きいので暗いところでも、目標を観察し易い。 星見なら、より暗い星まで見えてくる。
 ○口径が大きいほど分解能は向上するので、より細部まで観察できる。 
一方、デメリットは、
 △重く、嵩張ること。

これらのメリットが活き、またデメリットが気にならない用途(より大口径を必要とする用途)は、
 @業務用の監視・観測用途。
 A動物、鳥などの詳しい観察用途。 遠くの景色をより鮮明に眺めたい・・・など。
 B星見。

 @業務用途

かつては船舶用、軍用などに防水ポロの7x50が多く使われていたらしいが、今はどうなのか知らない。 知ったかぶりすると恥をかくのでコメントなし。

 A動物、鳥などの詳しい観察用途

野山が主なフィールドとなるので余分な凸凹がない方が携帯し易く、また急な雨にも対応できる事。
また昼間用途なら見え方はダハだもポロでも大差ない(素人の私には2大交互に見比べないと差はわからない)ので、窒素封入の防水ダハが使い易い。
(防水ポロは軽いものもあるだろうけど、信頼できるニコンSPにしても勝間にしてもかなり重く、1.2〜1.5kg。 軽いと言われるビクセンのアスコットでも930g) 
このクラスは各社とも優秀な双眼鏡が揃っているが、どうせ40mm以上のクラスを選ぶなら、ポロの場合、全面マルチコート、Bak4プリズムが中級機としての最低レベル、
ダハ機なら、更にダハ面で生ずる位相差の害を補正する位相差コートがされている事が中級機の最低レベル、更に全反射できないダハ補助プリズム面でのロスを低減させる増反射コート(メーカーによって名称は変わる)されていれば、メーカーでもかなり力を入れた双眼鏡と思える。 
 B星見 
星見の定番としては一般にひとみ径が7mmとなる、口径50mmの7倍機が推奨されている事が多いが、初心者が星座めぐりしようとしても、口径が大きいので見える星の極限等級も上がって暗い星まで見えすぎてしまい、視界の中が星が増えすぎて何が何だか分からなくなってしまうので適しているとは言い難く、星座めぐりには30mmクラスの方が使い易い。
このクラスを星見に使う目的は、目標を定めて観察したり、望遠鏡のサブとして目的の星を探す場合などが主となるので、暗い星まで見えるように少しでも集光力を稼ぎたいし、接近した星々が分離して見えるよう、分解能を少しでも上げたい。 
手持ちの双眼鏡で見比べる限りにおいては相手が無限遠の点像なので光学性能の差がはっきりと出てしまい、星像の収束などポロの方が1ランク勝るので50mmのポロを常用。
ただ、ポロの各機(ニコンSE、勝間、ビクセン・アルティマ)とも星が小さく収縮し過ぎて明るい星とやや暗い星の区別がつかないので、明るい星でやや膨らむ傾向のあるダハ機も併用。 
また従来、星見の定番と言われた瞳径7mmの7x50機、十分暗い空では威力を発揮するが、自宅の光害のある空では背景まで明るくなってしまうので、倍率を上げる(ニコンSE 12倍)か、口径を落とす(40mm級ダハ各機など)かして瞳径を6〜4mmに落とした方がコントラスト良く見えるようだ。 
目的と環境によって、光害の無い空ではひとみ径7mmの7x50に近いポロ、市街地近くではひとみ径6〜4mmの口径40〜50mmクラスで星が適度に膨らむダハ機、更に星座の主要な星を探すために口径30mm程度でいいから低倍率広視界(実視界8度以上)のものが使い易く思える。
 
まあ星見には、残念ながら”これ1台あれば!”というスペックは無いようだ・・・。  

 ○実際に星見に使ってみて・・・ 
・私の場合、50mmクラスは、星見中心。(と言うより、星見専用?) 残念ながらどんな条件でもこれ1台あれば、というものは無く、目的と条件に応じた使い分けとなっている。
  (ただし、こだわればの話で普通に使うなら、どの機種でも50mmのメリットは大きなものがある。)  
・42mmと50mmでは集光力に1.4倍の差があり、見える星の極限等級では0.4等級の差。 
  実際に見比べると、見える星の数が4〜6割ほど増えたような印象だが、空の条件の影響の方が大きく、50mmで なければだめだ、という程の差は無いように思う。
・ひとみ径と倍率は、ひとみ径=口径/倍率の関係があるので、どちらも大きくしたい場合には口径を大きくするしかない。
  ひとみ径を優先するか、倍率を優先するか・・・。
@光害の無い、真っ暗な空なら・・・
 やはり、目一杯ひとみ径の大きい、7X50を使いたい。 良くできたポロの7X50で観る、キリッと収束した星像はいつまで眺めていても見飽きない。
A市街地に近い薄明るく感じるような空なら・・・
 ひとみ径を4〜5mmに落とした方が背景が暗く引き締まり、限界ギリギリの星も、7mmでは薄明るくなってしまった背景に紛れてしまったのが浮き上がってくる。 
 ポロのSE12X50もいいけど視界が狭くなるので、モナーク、モナークXなどのダハ機も気持ちよく眺められる。  
B夜空をあちこち眺めるなら・・・
C望遠鏡で観る星を探すなら・・・
 ひとみ径5mm前後のダハ。 明るい星がポロより僅かに大きく見え、星図との照合もし易い。 
 また、口径は落ちるが30mm程度のダハも暗い星まで見えすぎず、明るい星だけが浮き上がって目標を星座から追い易く、手ブレに有利な 30x6 も好んで使用している。 
D一つの星とか、重星とかを集中して観る場合なら・・・
 迷い無く、SE12X50を選ぶ。 三脚必要だが、12倍の倍率、4mmの瞳径で得られる背景とのコントラスト、SEならではのシャープでキレのいい星像など、この目的には最適。
E星座めぐりするなら・・・
 ひとみ径以前に、50mmクラスでは見える星が増えすぎてどれがどの星なのかわからず、逆効果の場合がある。
 星座めぐりなら双眼鏡自体の基本性能は並でいいので、実視界の広さを優先する(星座を構成する隣の星を見つけるには実視界8度は欲しい)。
 30mmクラスの広視界型(30EU、ニューフォレスタなど)や、 更にお気軽に眺める時は 30mmの 6倍機も手ブレせず見易く疲れないので好んで使っている。 
 (星座めぐりに限定するなら、50mm12倍で実視界5度のニコンSEより、安価なジョイフル M6x18 (実視界7.5度)の方が星座自体は追い易い。) 

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 ニコン モナーク 8×42D CF (ダハ) 双眼鏡らしい双眼鏡をと購入したもの。 42mmにしては軽量。 クラス平均性能の標準機。 
ニコン モナーク 8×42D CF(写真はカタログコピーの合成)
突出した性能はないが、大きな欠点も無いく、野球観戦、鳥見、星見と一通り何でもこなせ、使い勝手のいい双眼鏡。

モナークなら、36mmにしろ、この42mmにしろ、この価格帯では水準以上の性能はあるし、窒素ガス充填の防水仕様、そしてこのクラスとしては軽量であり、どんな用途にも使い易い優等生で、買った後で後悔する事はないと思う。

あえて欠点を探せば、明るい部分と暗い部分の境目での色収差(色ずれ)がやや大きく、この色収差の影響かフレアの影響か、星が点になりきらない・・・などの弱点はあるものの、上位クラスと比べての話であり、同等価格クラスの他と比較して特に悪い訳ではない。
しかし長いアイレリーフに比較して見口が短かく思われ、個人的に使いづらい時がある

目立つ欠点は無い代わりに突出した長所も無く、モナークがあれば何にでも使えるが、これはモナークでないと、という場面もない。

昼間の鳥見。 よく見える。 コントラストも悪くは無いし、そこそこシャープ感もあるし、視界も歪んではいないし、使い勝手もいい。
しかし42mmで見えるものは、同じモナークの36mmでも見え、あえて42mmでなければならない必要性は無いかもしれない。 (ただし薄暗い場所の鳥や物を見る場合の差は大きく、36mmの限界と42mmの実力差を感じる。)

夜の星見。 さすがにモナーク36mmとの口径差は大きく、見える星の数が倍ほど違う印象で、42mmが断然優位。
しかしアルティマ7X50mmと見比べると星が点像になりきらない。
30mmクラスなら星が点像になりきらず明るい星ほど大きく見える方が星座を追い易く感じるが、42mmでも同じ見え方では存在感が薄い。
星見に特化したようなアルティマの見え方には及ばない気はするが、悪くはないし、事実よく見える双眼鏡。
(この双眼鏡で初めて木星の衛星を見たのが、ドロ沼へのきっかけのひとつ!)
また瞳径が5.3mmなので市街地近くなら7X50よりコントラストもバックグラウンドも暗く締まって見える。

ただ嵩張る42mmの大きさはカメラと一緒に持ち出すには負担だし、街中で使うには目立ちすぎ、昼間では36mmで必要十分なケースが多く、夜の星見もアルティマと見比べてしまうと点像が甘いのが物足りなく、稼働率は低くなってしまった。
 
しかし基本的な性能に突出したものは無くとも、平均を下回るところもない優等生的な双眼鏡なので、眠らせておくには惜しく、より使ってくれるだろう、甥っ子に移籍。 

(H22.2. 3追記) 2月中旬〜下旬ふたりでプリズムコーティングを改良した"モナークV"が 出るらしい 出た。
 けど、Vって? ・・・販売員さんの話によると、モナークは先行輸出していてこれがT、国内販売がU、そして今回出るのがVと言う事らしい。
 新型を店内で見比べた限りでは、スッキリとした視界で好印象。 しかし買わない。(買えない) 
 (2013/5 現在、更にEDガラスを使ったモナーク7、5などが出ているようだ。)  
 【カタログデータ】

Nikon MONARCH 8×42D CF
【キャッチコピー】
  
●プリズムには位相差補正コーティング、高反射ミラーコーティングを採用。
 すべてのレンズ・プリズムに多層膜コーティングを施し、明るく鮮明な視界を実現。
●本体内部に窒素ガスを充填した、本格派防水型双眼鏡。
●メガネを掛けたままでも見やすい、ハイアイポイント設計。
●最短合焦距離は2.5m(36口径・42口径機種)。
●グラスファイバー入りポリカーボネイト樹脂を採用した軽量ボディ。
●接眼目当ては扱いやすいターンスライド(回転繰出し)方式を採用。
倍率(倍) 8
対物レンズ 有効径(mm) 42
実視界(゜) 6.3
見掛視界(゜) 50.4
1000mにおける視界(m) 110
ひとみ径(mm) 5.3
明るさ 28.1
アイレリーフ(mm) 19.6
最短合焦距離(m) 2.5
質量(重さ)(g) 610
高さ (mm) 146
幅(mm) 129
眼幅調整範囲(mm) 56〜72
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 ニコン モナーク X 8.5×45D CF 今までの双眼鏡に満足できない部分を感じ、期待して購入したもの。 手持ちのダハでは1番シャープ。 
ニコン モナーク X 8.5×45D CF
たまたま双眼鏡コーナーに立ち寄ったら発売日だったので、早速、店頭でモナ42mmと見比べる。
手にしたバランスはモナと同様、違和感はなく動きもスムーズでいい感じ。 (財布には、嫌な感じ)
モナ42mmの欠点だった、色ずれも目立たず、視界もすっきりした印象に魅かれ、結局、翌日購入。

昼間使用では逆光に強くなった印象。
明暗差の大きな部分で目立っていた色ずれも軽減され、フレアも少なくコントラストも高くなった。

夜の空では星が点像に近づき、モナ36mmや42mmから、ひと皮剥けたような見え味。
視界の7割程度まではシャープな点像。 8割ほどまでは点像を維持し、更に最周辺まで崩れは目立たない

アルティマ 7X50と比較すると、本当に真っ暗な空では星が小さな点像に収束するアルティマのシャープさが勝り、光害の影響を受けた薄明るい空ではコントラストが落ちないモナXが優位。  
(ひとみ径7mmのアルティマでは薄明るくなってしまった背景に紛れこんでしまった暗い星も、ひとみ径5.3mmのモナXでなら暗くなった視界から浮き上がってくる。) 

条件の良い真っ暗な夜空でアルティマと比較すると、コントラストはややモナXが勝り、星の点像への収束はやや及ばない。
しかし、明るい星がより明るく見える印象となり、これはこれで好印象。 

今までモナークの系統しか使っていなかった頃には気付かなかったけど、見比べると従来型のモナはやや黄色みが強く感じられたが、モナXではより自然色に近い。
(店頭で改めて見比べるとHGLでもモナークと同じく、黄色っぽい傾向に感じられたが、長期間使った訳ではないので気のせいかも。)

モナーク42mmと実売価格差1.8倍。 しかしニコン42mm最上位のHGLとは2.3倍。
コストパフォーマンスについてはこだわり次第。
日常的に使うのには従来のモナークで必要十分で、あえてモナークXでなければならない場面はほとんどないが、逆光、木陰、星見など条件の厳しい場面での差は実感する。

【カタログデータ】

モナーク X 8.5x45D CF 【キャッチコピー】

●すべてのレンズ、プリズムに多層膜コーティングを施すことで、明るい視野を実現。
●補助プリズムには誘電体多層膜を採用、ダハプリズムには位相差補正コーティングを施し、明るく自然な色調と鮮明な視界を実現。
●左右鏡体が機軸で連結する構造から生まれる安定したホールディング感。
●ロングアイレリーフ(8.5xは20.6mm、10.5xは16.0mm)の採用により、眼鏡使用時も全視野を快適に観察。
●窒素ガスを充填した本格防水仕様。
●接眼目当ては、扱いやすいクリック付きターンスライド方式。
●グラスファイバーおよびカーボンファイバー入りポリカーボネイト樹脂を使用した、軽量化ボディ。
●操作しやすい、大きなピントリング。
●レンズを保護するフリップダウン式の対物キャップ。
倍率(倍) 8.5
対物レンズ 有効径(mm) 45
実視界(゜) 6.3
見掛視界(゜) 50.1
1000mにおける視界(m) 110
ひとみ径(mm) 5.3
明るさ 28.1
アイレリーフ(mm) 20.6
最短合焦距離(m) 3.0
質量(重さ)(g) 720
高さ (mm) 156
幅(mm) 139
眼幅調整範囲(mm) 56〜72
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 ビクセン アルティマZ 7×50 星が点になる7x50を、と購入。 広くない視界の周辺部ではやや流れるが、中央部のシャープさはさすがポロ。  
ビクセン アルティマZ 7×50
光害の空では、モナ36mm、モナX 45mm、アルティマ50mmも倍率の差はあってもそれほどの違いは感じられない。
 (アルティマ50mmでは逆に背景まで明るくなってしまいコントラストが落ちて見える。)
しかし光害の無い真っ暗な空で覗くと全然別物。
以前、どこかのブログでアルティマを酷評していたのを見た記憶があるけど、多分、本当の星空を見たことのない哀れな人だと思う。

背景のコントラストのきいた暗さはモナX、 星のキリッとした小ささ(点像)はアルティマ、 ステーキ vs しゃぶしゃぶ(実食生活では ピザ vs お好み焼き)どっちが良いかは好みの差。

視界の7割程度までの点像のシャープさはアルティマ。 8割ほどからやや流れ始め、最周辺ではモナXの方が優位。
 (流れるとは言っても中心部がいいので周囲が気になるレベル)

7X50=ひとみ径7mm という仕様上、市街地の空ではバックグラウンドが暗くなり切らず、コントラストが落ちて見えるのはやむを得ない。 
しかし本当に暗い空で使うとゾクッとするような冷たくシャープな星像、コストパフォーマンスは非常にいい!
神戸の空では30mmでも50mmでも大差無く、かえって30mm級の方が見易い場合が多いとは分かっていても、空を見上げる時にはこのアルティマを手にしている。 見える星の数は圧倒的に多い。

比較するには無理あるかもしれないけど、同じスペックで実売価格差3.5倍のニコン7×50SPに買い替えなければならない理由は見つからない。 ・・・と自分に言い聞かせている・・・
(本当はアルティマでこれだけ見えるならニコン7X50ならどうなんだろう、と危ない誘惑に駆られるけど、サイフがダメだと言っている。)

昼間の使用には50mmの必要性をあまり感じないので積極的に使ってはいない。 
やはり夜、それも真っ暗な夜のの覗き(?)専用。


ただ使っていて、構造的に可動する接眼部が浮いている感触で強度は気になり、移動する時には接眼部に余分な力が加わらないよう縮めきるようにしている。  ダハの各機種なら可動部分が露出していないので、ピントを合わせたまま持ち歩いても不安は無く、やはり扱い易い。


※ 最近また悪い癖が出て、タカハシの60mmフローライト・ミニスコープ、ケンコーの120mmアクロマートと、たて続けに買ってしまった。
 そのお蔭で星見も望遠鏡7割、双眼鏡3割の稼働率となってしまったが、観る辺りの見当をつけるのにアルティマか勝間の7x50を自然と手にする事が多く、また稼働率が高くなった。
 やはり、7x50ってのは夜空で何かを探そうとするにはちょうどいい仕様なのかもしれない。
【カタログデータ】

アルティマZ7×50
【キャッチコピー】

●パーフェクトフーリーマルチコート
レンズとプリズムの全てに多層膜コーティングを施しました。コントラストに優れた鮮明な視界を確保します。
●ハイアイポイント
アイレリーフ15.00mm以上。快適な使用感を導き、長時間にわたる観察でも疲労を感じさせません。メガネをかけた状態でも広い視野を確保します。
倍率(倍) 7倍
対物レンズ 有効径(mm) 50mm
実視界(゜) 6.6°
見掛視界(゜) 46.2°
1000mにおける視界(m) 115m
ひとみ径(mm) 7.1mm
明るさ 50.4
アイレリーフ(mm) 18.0mm
至近距離(m) 約14.0m
質量(重さ)(g) 520g
高さ (mm) 18.1
幅(mm) 18.5
厚さ(cm) 6.0
眼幅調整範囲(mm)
プリズム材質 BaK4
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 ニコン 12X50 SE バックグラウンドが暗く締まって見えるものを、と購入。 三脚で眺めるに耐えられる周辺部の見え味もお気に入り。 
ニコン 12X50 SE  星見にはひとみ径7mmが最適と言われているけど、手持ちのポロ型アルティマ7X50(ひとみ径7mm)と、ダハ型のモナークX 8.5X45(ひとみ径5.3mm)を比較すると、小さく収束した星像はアルティマが勝るが、市街地の近くでは背景まで明るくなってしまい、モナークXの方が背景が暗く締まって見える。

 やはりひとみ径7mmの実力が発揮できるのは真っ暗な夜空で、市街地周辺の暗くなりきらない空ではもう少しひとみ径を落として方が見易いように思われる。
 アルティマのシャープさと、モナークXのコントラストを両立させ、50mm明るさでもう少しひとみ径を抑えようとすると倍率を上げるしかないか・・・
 と、つい衝動買いしたニコンの12X50、ひとみ径は4.2mm。

 倍率12倍では、どうせ手持ちで使うには持て余すだろうと、一緒に三脚アダプターも購入したのは正解。
 早速星見したものの手持ちで見続けるのはさすがに苦しく、どこかに肘をついて支えなければ私には辛い。
 手持ちは早々にあきらめて三脚にセットする。 以来三脚アダプターは付けっ放し。
 (手持ちだと手ブレも大きく、視界から目標を見失いやすい。) 

 覗いた視野は期待以上! バックグランドは暗く引き締まり、50mmの星が散らばり非常に気持ちいい。
 ポロのキリッとした星像は視界の8割まで崩れは気にならない。 平坦性も十分。
 倍率12倍なので実視界は5度しかなく目標導入には多少苦労するが、見掛け視界が60度あるので迫力はある。
 また12倍の倍率は、二重星の分離、星団の分離なども7倍と比べてはるかに容易。 

 欠点は長所の裏返しで12倍の倍率。
 短時間ならともかく、手持ちでじっくりと星見を楽しむのは無理。 三脚必須で機動力には劣る。 
 また、倍率が高くなった分だけ狭くなった実視界は、いつも見慣れた辺りなら問題は無いが、星の疎らな市街地周辺の空で、更に馴染みの無い辺りで星を探そうとしても私のような素人には目標が探せない。
 やはり低倍率広視界の双眼鏡の併用がいる。
 条件のいい真っ暗な空では実視界5度の中、50mmの口径で増えた星にまぎれてしまい、目標がわからなくなる。

 ただ、高倍率の欠点と言うより、仕様から予想でき、それを承知で購入したもの。
 光学的な性能では、私の双眼鏡のどれにも勝りこそしても 劣るところは無く、ニコンのブランドネームに恥じない。 
 Binoculars (Jumelles) : Made in Japan
 ラバーコート(防水ではない)の質感は、F5の雰囲気か。
 対物レンズのコーティングは、ごく淡い反射で、写真には意識的に撮らないと写りにくい。 
 重量は900gだけど、上空を見上げる体勢ではバランスが崩れるので積載2Kg以上の三脚が望ましい。 
 (現在、積載2KgのSLIK713EXに載せているが、エレベータが使いづらい以外はベストマッチ。) 
12x50SE・CF
【キャッチコピー】

●明るさを極限まで追求。像の歪みをおさえ、鮮明な視界が楽しめます。
●比重の軽いマグネシウム合金ボディを採用。
●手になじむ形状で持ちやすいデザイン。すべりにくい素材を採用した、ラバーコートボディ。
 
倍率(倍) 12
対物レンズ 有効径(mm) 50
実視界(゜) 5
見掛視界(゜) 60
1000mにおける視界(m) 87
ひとみ径(mm) 4.2
明るさ 17.6
アイレリーフ(mm) 17.4
最短合焦距離(m) 7
質量(重さ)(g) 900
高さ (mm) 182
幅(mm) 202
眼幅調整範囲(mm) 53〜73
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 勝間 WP7×50SB−D 同じ勝間の6X30が期待以上に良かったので、毒を食らわば皿までと購入。とにかくタフ。 
またやってしまった。 KYOEIのHPで勝間の8X30を見て通勤帰りに寄ってみると、大阪には無く、代わりに1台、7X50があった。

勝間 WP7×50SB-D 倍率 7×、対物レンズ有効径 50mm、アイレリーフ 16mm、実視界 7.3°
ごく標準的な7X50のスペック。

”う〜ん、見に来たのは、8X30 (30mmで広視界・完全防水・ポロ)なんだけどな・・・ 50mmはアルティマとSEで足りてるし、稼働率もそれほど高くはないだろうしなぁ・・・ ” と迷いつつも手にとってしまった。

大きさは、高さ×最大幅 185mm×208mm、重量はズシリと重い1,250g
(店内にあった、ニコン7X50SPで "1,485g"、FUJINON 7X50 FMTで"約1.38Kg"などと比べればやや軽い。)

店頭で、店の7X50SP、7X50FMTと共に店外に持ち出し見させて貰う。 
生憎の曇空で星はなく、近くのビルのネオンとその周辺、薄暗い影にある文字など悪条件を探して見比べてみる。
近くのビルのタイル壁で見比べるとFMTの平坦性には及ばないが、悪くくはない。
また視界の透明感?もこの2台に僅かに及ばないかな?と感じたが、チョイ見では価格差2倍、2.5倍の差まではない印象。 そして勝間は 6×30 で納得した信頼できるメーカー。
結局、また誘惑に負け、このHPに登場となった次第。

同じ勝間の30mm(WP6×30SB-D)では650g、他の30mm級各機種520〜575gと比べ若干重いかな、という印象程度だったが、今度の50mm(WP7×50SB-D)の1,250gは、非防水のアルティマ 740g、12X50SE 900gと持ち比べると、店頭でSP・FMTと比べた時より、更にズッシリと重く感じ、私の体力では手持ち許容限度の上限か。

大きさ、重さ、頑丈そうな外観共にニコンの7X50SPと同系統。
実フィールドで見比べた事は無いが、外観はニコンSP! 
他と比べて一回りも二周りも大きなプリズム部のゴツイ印象は、いかにも堅牢な業務用(MILスペックだから戦闘用?)。
夜中に双眼鏡を持ってウロウロしていて職務質問を受けた時、この双眼鏡だと”覗き”の誤解より、”双眼鏡の皮を被った凶器”の不審な持ち歩き?と誤解されかねない。
普通、双眼鏡を足に落としたら双眼鏡を心配するけど、このクラスでは足の怪我を心配する。

その昔、双眼鏡は「光学兵器」として扱われていたらしいが、実は、「弾尽きた最後に振り回して敵を殴打する最終兵器」なのである。(この行、偶然にも4月1日に記載)

鳥見、ハイキングなど ”持って歩く" 事が基本の用途にはお勧めしない。 持って歩くだけで疲れる。
スポーツ観戦でも乱闘時に振り回して威嚇する用途には最適だが、平和を愛する一般人にはオーバースペック。 
美術館・博物館? ・・・まさか。 
やはり星見、船舶などの監視、定点観測・観察など、持って歩きまわる事が不要な用途に限定。  

で、肝心の性能は? 
持って帰って市街地からの光害の影響と、薄曇りでようやく星の見える夜空で、同じ7X50のアルティマと見比べる。 オリオンの縦横三ツ星、ほぼ同等。 肉眼ではごく淡いモヤモヤにしか見えない"すばる"、これもほぼ同等に浮き上がる。
星像自体は視界の8割近くまで崩れないが、曇り気味の空だと最周辺部はアルティマと比べてややモヤッとした感じになる。
最後に月を見比べると縁に緑色の色づきがあるが、アルティマよりやや目立つかな? という程度の差。 ダハ機よりはかなり少ない。
星見定番のSPやFMTなどと実際の星で見比べた訳ではないので差は分からないが、アルティマとの比較では特筆するような大きな優劣は無かった。 (じゃ、買う必要はあったの? なんて突っ込みはいれないこと。)  

そして秘境と呼ばれる某所のすぐ近く(絶対に秘境ではない!)の田舎に帰り、、少なくとも5等星は確実に見える好条件で眺めてみる。
市街地近くではモヤッとしていた周辺部もキリッとキレて、やはり8割近くまで崩れない星、星、星。
一緒に持っていったニコンの12X50SEと比べても同等に暗く引き締まったバックグラウンドに、小さく収束して煌めく星々。
生憎とアルティマまでは持っていかなかったので同時には比べていないが、アルティマでも同じ印象だった記憶。
ひとみ径7mmが得意とする星団・星雲については、星が見えすぎてどこにあるのか探し出せないほどの星々。
パソコンソフトの Stella Theater では7.5等星までしか表示できない(バージョンアップ未完)ので全く追い付かない。

もう少し根性を入れて眺めれば一つ二つは探せたと思うけど、なにせホロ酔い気分では根性が続かなかった。
ホロ酔いついでに北斗七星に向け、ひしゃくの柄の端から二番目にあるミザール(ζ)とその脇にあるアルコルに向けてみると、その辺り一杯に自宅では見えない星々で埋め尽くされていた。(アルコルを見るためにアルコールを飲んだ?)
12X50でも同じように見えるが、実視界視界がやや狭く(SEは5度)なるが、7X50の勝間なら7.3度、視界面積比は2倍となるので視界の中に見える星も2倍、やはり田舎の空では7X50に限る!  

ニコン12X50SEとは得意とする用途が違うので単純比較はできないが、手持ちで見る限りでは星の収束具合、視界の平坦性など、視界の7割以上の範囲で劣らない。 (三脚で固定して見ればSEが優位。)
用途の重なるアルティマ7X50とは同時に比べてはいないが、ほぼ同等の印象。 違いは物理的な重量差と頑丈さの差かと思う。
 (まあ、普通はどっちか1台でいいとは思う。) 

その他、コーティングは、対物レンズ"マルチコート(内面)+マゼンタコート(外面)"、
接眼レンズ"マルチコート+マゼンタコート(元玉1面)"、プリズムはマルチコートとなっている。 
プリズム材質は当然 BAK4
この仕様の中で、外面がマゼンタコート、内面はプリズムとも全マルチコートというのが面白い。
(目立つ外の1枚だけがマルチコートで、他は良くてマゼンタ、下手をするとノーコートなんてのも多いので・・・)

※その後、勝間光学に在庫問い合わせのついでにコーティングについて質問したところ、次のような回答を頂いた! 
(回答の概略) 
「質問につきまして、対物レンズ・接眼レンズ共に以前は全面マゼンタコートとなっておりました。
その後、光線透過率をアップさせるために、内面のみマルチコートに変更しました。
当時のマルチコートはマゼンタコートよりもコート膜が弱く、キズがつきやすくはがれやすいなどの問題もありました。そのため、外側は丈夫なマゼンタコートのままにしたのです。
これは元々この7X50が軍隊や漁船などで酷使されることを前提としていたことによるものです。」

と言う事で、外面がマゼンタコートのままなのは酷使に耐えるため、と納得。 よ〜し、使い倒してやるぞ!!

▼ 「WP7×50SB-D」 仕様
【キャッチコピー】

欧米各国の軍隊で採用された7倍の双眼鏡です(刻印は異なります)。
接眼レンズ・対物レンズの一部は既にマルチコートに変更済みでしたが、この度プリズムの全面をマルチコートとすることになりました。
これにより双眼鏡の定番中の定番と言われるモデルにおいて、光線透過率のアップと更にクリアな視野を実現しました。
上品なブラックのスキンで覆われたどっしりしたボディーは、完全防水・防塵構造と窒素ガス封入により、過酷な環境下での使用に耐えられるものとなっています。
大柄ですがホールド感も良く手持ちによる使用は可能であり、スターウォッチングやマリンレジャーなどで活躍することでしょう。
船舶の備品にいかがですか?

こちらはスケールなしの通常品です。
視界を遮るものがないのですっきりと見ることができます。

倍率
対物レンズ
有効径
50mm
対物レンズ
コート
マルチコート(内面)
+マゼンタコート(外面)
接眼レンズ
コート
マルチコート

マゼンタコート(元玉1面)
プリズムコート マルチコート
プリズム材質 BAK4
アイレリーフ 16mm
実視界 7.3°
1000mでの視野 128m
射出瞳径 7.14mm
明るさ 50
高さ×最大幅 185mm×208mm
重量 1250g
カラー ブラック
○勝間光学機械製 (Made in Japan)
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 ビクセン アルピナ 10x42 某、星のイベントで衝動買い!

今度は衝動買い+確信犯。

某、星のイベントで、入手
他にアルティマ8x32、その他(アスコット?だったかな)なども出ていた。 
アルビナ8x42も有ったらしいが気付いた時には既に売り切れ、10倍も他の人が開封し手にとって見ていた。 
開封までしてしまっては、もう買われてしまうのかな、とは思ったものの、心の中で”戻せ、戻せ”と念力を送っていたのが通じたのか、購入を見合わせて戻したのをすぐ手に取り、試見もせず、”これ、ちょうだいっ!” と即刻入手。 

アルビナ ・・・ 店頭で覗くたび、バランスもいいしデザインも好みだし、見え味もいいと気になって仕方なかった存在。
最初に買う時、アルビナにしていたらこれで満足して双眼鏡病には感染しなかっただろう、と思っていた機種。 
しかし既に買っていたモナークと完全にダブってしまうので入手を見送っていたものの、ビクセンのHPで、”在庫がなくなり次第販売終了となります” などとあるのを残念に思っていたところだった。
しかも1万円でお釣りのくる価格!  買った後で聞くと、デッドストックだったという代物で未開封だった様子。

さっそく手持ちのモナークXと見比べてみる。
(比較対象がモナークでなく、モナークXを競争相手にした事に注目してください。)
10倍という倍率は私の好みからすれば高く、手持ち許容範囲の上限。 実視界は約6度。
近くの山に向け、針葉樹の葉っぱのキレ、後ろの木立からの浮き上がり具合も私には好み。
自宅に帰った夜、厚い雲間から僅かに覗いたベガで見比べれば、星像の収束も、コントラストも、二重星の見え具合もモナークXに勝るとまでは言わないけど、負けていない。
翌日、曇ってはいるものの明るい空を背景にした電線の端末処理の黒いゴムカバーで色収差を確かめるとモナークXに勝ってしまった。
黒い電線の左右に緑と紫の色滲み、周辺ではモナXとほぼ同等だが、中央部ではアルビナの方が色滲はが少ない。 
 (注:条件を変えるとまた見え方も優劣も変わってくる。 白い碍子などはモナXが優位。) 
モナークX ≧ アルビナ > 通常モナーク という印象で、まずは期待通り。 


忘れていた。 ひとつ欠点がある。 それは対物側のレンズキャップ、見口側のレインカバーが共にキツい事。 
特にレインカバーは異様にキツく、冬にはプラスチックが更に収縮するのか、見口にはまらない。 (私のだけかな?) 

用途は・・・倍率10倍、ひとみ径4.2mm、実視界は6度。 本来は昼間の鳥見の方が向くんだろうけど、主として空の条件が悪い時の星見用。 時々その他。 完全にモナークX とカブってる。  
これを最後に、もう双眼鏡は打ち切りだぞっ!  宝くじが当った時に EDG を買うまでは ・・・
 アルピナ HR10×42WP 【キャッチコピー】
倍率 10倍
●位相差コート&フーリーマルチコート
ハレーションを防ぎ解像度を劇的に高める「位相差 (フェイズ)コート」を採用。 さらにレンズ全面を多層膜コーティングした「フーリーマルチコート」の採用により、明るく鮮明な視界を確保。
●防水設計
不活性窒素ガス充填による本格的な防水設計。水辺での使用や悪天候時にも濡れることを気にすることなくお使いいただけます。
●ハイアイポイント
アイレリーフは16mmまたは22mmのハイアイポイント設計。長時間の観察でも目が疲れにくく、メガネをかけたままでも広い視界が得られます。
●ラバーコートボディ
衝撃に強い、丈夫なラバーコートボディ。アウトドアシーンのタフな使用にも安心です。
対物レンズ有効径 42mm
プリズム材質 BaK4
実視界 6.1°
見掛視界 61.0°
1000m先視界 107m
ひとみ径 4.2mm
明るさ 17.6
アイレリーフ 16.0mm (ハイアイポイント)
至近距離 約2.0m
眼幅 約55〜76mm
サイズ 高さ15.3×幅13.4×厚さ4.9cm
重さ 670g

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 特別級 (と、ローコスト・コンパクト)
このクラスはマニアックな代物を載せてみた。

ニコン ミクロン
何だこれ? との第一印象だったのが十分以上に実用。
日常の用途の大半はこれでもこなせる実力!  しかし、・・・星見には向かない・・・鳥見も、かなり苦しい・・・かな・・・
ワイド・ビノ 
倍率 2.3 倍、しかし実視界は28度という、典型的なマニアック仕様。 キャッチコピーどおり ”肉眼以上、双眼鏡未満!!”
市街地近くの空でも視界の中に星座が浮き上がってくる。 
元はオペラグラスらしいけど、もっぱら星見専用。 星見には強力な武器だが、鳥見には・・・持っていくだけ無駄かも・・・。 
景色を眺めるには・・・ けっこう楽しいかも。 
ビクセンSG2.1x42
ワイドビノの国産版? 
実視界 12.2 度という参考スペックだが、コントラストが低下する周辺部まで含めればオリオン座は余裕で収まるので、スペックで保障されない実視界はワイドビノより広いかもしれない。 
ただしワイドビノでは視界周辺まである程度のコントラストを維持しているが、SG2.1x42 のカタログ参考スペックの実視界 12.2 度より周辺部分のコントラストはかなり落ちる。
しかし 12 度より外側は 28 度辺りまで見えるには見える。 また視界中央部(カタログスペックの実視界 12.2 度の範囲)の像質はワイドビノより優れ、見口側レンズも大きいので扱い易い。 
ニコン ”遊” 
4倍のコンパクト。 ポケットでの持ち歩きもできる大きさ、重さ。65g 
軽くてバッグの中でも場所を取らない、4X10。
ニコンの分類では「ハイクラスコンパクト」って、なってるけど、ハイクラスの安売りじゃないかな。 ・・・ 確かに口径10mmとは思えないくらい良くは見えるけど・・・ 
ビクセン ジョイフルM6×18
マニアックな「特別級」の項目に入れたけど、25mm級に特別参加させた方が良かったかもしれない。
扱い易い6倍。 最短焦点距離1m。
実売2,980円!を馬鹿にしちゃあいけない。 5,000〜8,000円台の8〜10倍双眼鏡よりはるかに扱い易い実用機。 こういうのが欲しかった! 
見掛け視界は広くないので迫力には欠けるが、実視界は7.5度あるので目標も捉え易く、軽くて倍率も6倍なので手ブレにも強く安定して眺められる。 
メーカーの狙いは若い女性層だとは思うが、色さえ気恥かしくなければオジサンでも使い易く、特に初めての双眼鏡には最適。  昼間使うならこれで大半の用途に不自由はない。  
(この双眼鏡に敬意を表して表題に、”ローコスト・コンパクト”を追記した)  
なお、ここで紹介したのは M6 X 18 でポロプリズムのもので、同じジョイフル6倍でも、H6 X 18 はダハプリズムなので別物。  店頭で覗いただけで実フィールドで使った事が無いのでコメントも無し。 

ビクセン アリーナ H6x21WP 

カタログ落ちした ジョイフル M6 X 8 に入れ替わって発売された6倍機。 
同じ6倍でのジョイフルは非防水だったが、アリーナは防水仕様となったので、より気軽に使えるようになった入門機。 
ただポロのジョンフルと比べ、アリーナはダハ・プリズム(もちろんこの価格帯なのでガラス材はBK7で、位相差コートは無し)なので視界のシャープさは一歩譲るが、悪くはない。
また、美術館や博物館で使う目的なら、至近距離が3.6mと長いので向いているとは言えない。  
しかし実視界は7.3度あるし、軽量コンパクトで防水の6倍機、入門用の最初の一台としてはお薦めの機種。 こだわらなければ、この一台だけでも充分楽しめるし、将来グレードアップしてもサブとしてバッグの中にでも入れておけば充分に使えるはず。  
 
 
 
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 ニコン ミクロン 6×15 CF
レトロな格好に惹かれて。 意外なほどシャープ 
ニコン ミクロン 6×15 CF

ショーケースの中で鎮座されていらっしゃるのを、好奇心から出して貰って、覗いてしまったのが悪かった!

こんな小さなのでは、と期待もせず覗いた視界は以外にもくっきりはっきり、第一印象は ”なっ何だ、こりゃ、” 

コンパクト(掌に隠れる)でレトロなデザイン、25mmクラスに劣らないスッキリ、クッキリの視界。
レトロ趣味の飾りでなく、十分実用に耐える本物の双眼鏡。
欲を言えば、もう少し倍率は低く、そして最短合焦距離が短いと更に使い易い。 
※ 展覧会などで、柵からの距離が近くまで寄れる場合、最短合焦距離2mではピントが合わず、わざわざ一歩後ろへ下がらないといけない場合がある。 
 薄暗い館内では、ミクロンのひとみ径 2.5mm 程度が、視界が暗くならない下限の印象。 

今では常時バッグに入れて持ち歩き、定期券を忘れても諦めるけど、これを忘れたら遅刻しても取りに帰る? 
(現在、バッグ常備の座は「遊」に譲り、防湿庫で静養中。) 

サイズで予想したのを超えるシャープさは並の25mm級には劣らない。
夜の星見、まさか本気で考える人はいないだろうけど、すばるを楽しむには十分!

コストパフォーマンス比較の対象外!

娘、Ma に移籍(2009.1.25)したものの、やはり再購入。
 まったく同じ双眼鏡を2台も買ったのは、これが最初で最後(のはず)。
 

【カタログデータ】

ミクロン 6x15 CF
【キャッチコピー】

●軽量かつコンパクトで携帯に便利。
●ニコンの双眼鏡史上に名を刻む「ミクロン」ブランド。
●最短2mまでピント合わせが可能なので、美術館や博物館でも威力を発揮。
倍率(倍) 6
対物レンズ 有効径(mm) 15
実視界(゜) 8.0
見掛視界(゜) 48.0
1000mにおける視界(m) 140
ひとみ径(mm) 2.5
明るさ 6.3
アイレリーフ(mm) 10.1
最短合焦距離(m) 2.0
質量(重さ)(g) 130
高さ (mm) 48
幅(mm) 108
眼幅調整範囲(mm) 56〜72
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  ワイドビノ28 衝動買い。 28度の広視界は一度使ったら手放せない。 分る人だけが分る超個性的双眼鏡。 
ワイド ビノ28 笠井トレーディング、復刻バージョンのガリレオ式。

普通の双眼鏡をイメージして買った人の98%は期待を裏切られ、知って買った人は120%満足できる実に怪しげな代物。 

購入前に覚悟していた事 (覚悟しておくべき事)。
 @昼間は使うメリットは少ない。 夜専用!! 
   (・・・と、一度は書いたけど、本来のオペラグラス用途にはいいかも。  少々重いのとに IF方式なのを我慢すれば。)
 Aメガネは使用不可。(メガネ使用では広視界が得られない)
 BIF式なので片目づつピント調整必要。

使用感
事前覚悟の条件はそのまんま!
しかし星見(星座めぐり)に使えば評価一転! 自分の目が良くなったような感覚。 実に楽しい!
本当に 「肉眼以上、双眼鏡未満!!」 は名キャッチコピー
真剣に星を観察するには向かないかもしれないけど、のんびりと星空を眺めるには最適!!

星は+1等から+2等級ほどだけど、それでも星の数で言えば4〜5倍くらいに増える。
ただ、市街地では星の数が多くなると同時にバックグランドまで明るくなってしまうので、しっかりと暗い空で使いたい!

また、キャッチコピーの広視界を得るには対物レンズギリギリに目を近づけないと広視界は得られない。 メガネ使用では良さは分からない。 (乱視でなければ可。 遠視・近視は強度でなければ直視可能。)

昼間使用しても、何? これ、双眼鏡? あまり大きく見えない・・・
 そりゃぁ、そうだろう、 2.3倍だから。
 (大きくは見えないけど、近くには見える。 やっぱり、一応、双眼鏡は双眼鏡  ・・・というよりオペラグラスだけど・・・)
 鳥見には・・・まあ、これをバードウォッチングに持って行く人はいないでしょう・・・。
 しかし夜、使い慣れてから昼間に使ってみると、またこれはこれで楽しい!  
 双眼鏡って、大きく見るものでなく、近寄って見えるのを実感する。 

 (追記) ”あまちゃん” の最終週 152回、153回の冒頭で鈴鹿ひろ美が景色を眺めているシーンで使っていた双眼鏡は、ほぼこのワイドビノだろうと推定。
 今まで昼間はあまり使って無かったので試しに景色を眺めてみると、これがなかなかのもの。
 もちろん大きくは見えないが、広い視界に加えてコントラストも良くなり、なかなかいい感じだ。
  (しかしシャープさに関しては・・・いまいちかな・・・) 
 まさか薬師丸さんの私物って事は無いだろうからスタッフが選んだんだろうけど、双眼鏡を使った事の無い人か、あるいは双眼鏡の事を良く知っている かなりマニアックな人なんだろうな・・・。 

その他
 梱包を開けても取扱説明書の添付無し! 
 全部わかっている人だけ買いなさい、って? これはこれで納得。
 無限遠にピントを合わせたままでは付属ケースに入らない・・・
 ストラップが無いので何か紐を捜さないと・・・ 
 ピントのリングが動き易くマーキングも無いので工夫必要。

 WideBino の視界イメージ (実写ではない!)

 ちょうどオリオン座が視界いっぱいに入る。


【カタログデータ】


ワイドビノ28 【キャッチコピー】
「肉眼以上、双眼鏡未満!!」
 対物レンズ直径 40mm
倍率 2.3倍
実視野 28゚
最大寸法 123mm×43mm×50mm
重量 290g
合焦機構 IF
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  Vixen SG2.1x42

国産 WideBino !

初めにことわっとくけど、最初の一台にはけっしてお薦めしないマニアック・クラス。
しかし星座を眺めるには WideBino と同様、楽しい双眼鏡!

ガリレオ式なので光学的な型式も、用途も WideBno28 と同じ。
しかし一番の違いは国産で、刻印も堂々と Made in Saitama ! 
更に加工・組立は”わかる奴だけわかりゃぁいい!”のオプトミヤウチ!

カタログデータでは Widebino28 の実視界 28度に対して 12.2度となっているが、さっそく見比べてみと・・・
”あれ・・・?” ほぼ同等か、このSG2.1x42 の方が広いように思える。  オリオン座が余裕で収まった ! 
カタログスペックの実視界 12.2 度ではオリオン座は収まらない筈だが、実視界28度はありそうに思える。

曇り気味の空なので参考程度だが、覗き易さと中央部分での星像のまとまり感は SG2.1x42 が優位、周辺部のコントラストは Widebino28 の方が良い。
※ SG2.1x42 では中心部から60%程度までは良好なコントラストだが、70%程度からかなり低下し、星像のまとまりもかなり乱れてくる。 
  このカタログスペック実視界 12.2度というのはコントラスト・像質が維持できる範囲ということかもしれない。  

この SG2.1x42 なり、Widebino28 なり、星見するならぜひ欲しい道具だが、当然だかどちらか1台あればいい。
しかしカタログスペックの実視界 12.2度の範囲での星像の質を重視して、それより周辺部ではコントラストも像質も低下するが、Widebino28 と同等まで見える事は見える SG2.1x42 を選ぶか、星像の質は若干落ちるが実視界 28度(程度)の全体である程度のコントラストと星像のまとまりを維持している Widebino28 を選ぶか・・・ 悩ましいところかな。 

おまけスペック ・・・ SG2.1x42 では見口側のレンズが大きいので、ルーペ代わりにも使える! 
      (Widebino28 でもルーペ代わりに使えない事はないが、見口側レンズが小さいので見える範囲が狭い。) 



SG2.1x42 の視界イメージ (実写ではない!)

参考スペックの実視界を越えて、オリオン座が余裕で収まる。 
しかし視界周辺部は白くモヤってコントラストも低下する。 

中央部分の縦・横の三つ星の像質はこのSG2.1x42 の方が良い。
しかし周辺部の白くモヤった部分に入るペテルギウスやリゲルの星像はかなり乱れてくる。 
【カタログデータ】
Vixen SG2.1x42 【キャッチコピー】
倍率 2.1倍 星座観察用の低倍率双眼鏡
星空観察のために開発された、倍率2.1倍、口径42mmの双眼鏡です。広い範囲を見渡せるため、倍率6〜10倍程度の通常の双眼鏡に比べて開放感があります。
星座の星の並びや星座の中にある星雲、星団などの天体を確かめながら観察できるほか、天の川を構成する星ぼしを視野の中に数多くとらえることも可能です。肉眼で見るよりも星が明るく見え、郊外の暗い夜空はもちろん、都会でも星空を楽しむことができます。

Made in Saitama
「SG2.1×42」は、レンズ研磨、金属加工から組立までのすべてを埼玉県内で行った、 “Made in Saitama”の製品です。株式会社ビクセン(埼玉県所沢市)が製造工程全般を管理するとともに、対空双眼鏡製造で高い実績のあるオプトミヤウチ(埼玉県寄居町)が部品・金属加工、組立を担当しています
対物レンズ有効径 42mm
コーティング フーリーマルチコート
アイレリーフ 8.4mm(注)
最短合焦距離 約 2m
眼幅範囲 55〜74mm
重量 410g
三脚取付不可
<参考(おおよその目安)>
 ・実視界:12.2°
 ・見掛視界:25.2°
 ・アイレリーフ:8.4mm※
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  ニコン 遊 4X10D CF バッグに常時入れておけるものを、とかなり迷った末、購入。 見掛けより以外に実用的。 
とりあえずの必要性は無かったものの、どうしても欲しくなってしまった。 

口径10mm、当然星見には向かない。  それでも目視の+0.8等星で、星の数は2倍程度には増える。

また、鳥見にも向かない。   倍率4倍なので、隣の植木に来た鳥程度。

しかし、数m〜数十m程度までの距離ならとても使い勝手がいい。
 双眼鏡の倍率は大きく見える倍率でなく、距離が [1/倍率] に短縮できる、というのが実感できる。
”双眼鏡”としての能力は低いが、老化した目の力を補う道具としての効果は絶大! 

用途はやはり、美術館・博物館、コンサート、屋内スポーツ、旅行のお供。
 ホワイトボードを見るには最適! 
 またこのサイズとデザインならどこで使っても違和感はなく、”ノゾキ” と誤解される恐れもない!

口径10mmなので、性能的にはミクロンより1ランク落ちる感じだけど、重さ65g。
 ポケットに入れてもまったく負担にならない。 
 現在、通勤バッグの中が定位置で常時携帯。 



しかし、重大な欠陥発見!

 欠陥は本体ではなく、付属のケース。
 レンズがケースの底から露出してしまい、そのままバッグやポケットにへ不用意に入れて持ち歩くと、一番大事なレンズが埃まみれになり、傷がついてしまう。

 ・・・ニコンって、いつから見てくれ重視になってしまったんだろう・・・
   

 
付属ケース

 ケースの底からレンズが覗いている。 

代替えケース

 デジカメ用(880円)

双眼鏡のストラップを、ケースのストラップ用リングに通すと、ケース紛失防止に丁度いい! 
遊(ゆう) 4x10D CF キャッチコピー
カラー ワインレッド
●ニコン双眼鏡史上、最薄(厚さ19mm)・最軽量(質量65g)。

●凸凹がないフラットなボディは、持ち運びに便利。

●「視度調整機構」を省いた構造により、眼幅調整とピント合わせだけの簡単操作。

●3色のカラーバリエーション。(エボニーブラック、シャンパンゴールド、ワインレッド)
倍率(倍) 4
対物レンズ 有効径 10mm
実視界(゜) 10
見掛視界(゜) 38.6(40.0)
1000mにおける視界 175m
ひとみ径 2.5mm
明るさ 6.3
アイレリーフ 13.7mm
質量(重さ)() 65g
高さ 52mm
幅(mm)*1 93
眼幅調整範囲 57〜72mm
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 ビクセン ジョイフルM6×18 店頭で紹介され、こんなのが欲しかった! と即購入。 6倍! 扱い易さでは一番かも。 

待ってました! 待望の逸品!

久しぶりに某○○バシに寄ってみると、”今日、こんなの入りました!”といつもの販売員さん。
何だろう、と見てみると、可愛らしいピンクのコンパクト双眼鏡。 ちょっと首を傾げると、”6倍です。6倍。”

えっ、と思って思わず手にして覗いてみると、これが悪くない。
辺りを見回しながら、すでに頭の中では、”う〜ん、ピンクか・・・、もう一色のブルーも私にゃイマイチだし・・・”
そして吊り広告の小さな文字に目を移す・・・ ”・・・悪くないな・・・、けっこう使えそうだな・・・、字がブレずに読める・・・まっ、ピンクでもいいか。 娘のを借りたって事にしときゃ。”
で、お持ち帰り。 価格、2,980円! 

6倍です、6倍!  そう、双眼鏡の倍率は低いほど偉い!
実視界7.5度、見掛視界42.9度とやや狭めだけど、シャープさも、耐逆光性能も上級機と比べれば当然差はあるけど、色もいい年したオジサンが使うには多少の抵抗もあるけど・・・、しかし2,980円なら問題なく許せる。
視度調整も、目幅調整も適度な固さで勝手に動いたりせず、ピントリングもスムーズ。
私の手には少し(かなり?)小さいけど、女性や子供の手には丁度いいかも。
欠点はアイレリーフが短い事。 乱視の眼鏡(遠視・近視はよほど強度でなければ問題なし)使用者は事前チェック要。 
またコーティングは充分とは言えず、逆光や強い光がレンズ面に当たると白くモヤが掛かってしまうが、紙などでひさしのように影をつくって、レンズに光が当らないようにしてやれば大きく改善する。 
また視度調整をすると、他の双眼鏡ではほとんど「0」で合うはずなのに「+」側になっていた。  

それにしても6倍という仕様は、手ブレしにくいので実に使い易い。
10倍で大きくは見える字でもユラユラ揺れて見にくいけど、6倍ならほとんど揺れないのでかえって見やすい。

キャッチコピーどおりコンサートや観劇、それに動物園とか博物館とか運動会とか、子供連れのハイキングとか、何かを楽しむ時にサポートする用途に最適。 
いくら性能が良くてもこんな用途に50mmのツァィスとか、7X50とか持ち込んでも本来の目的が楽しめない。
双眼鏡だけでなく何でもだと思うが、価格が高けりゃいい、性能が良ければいい、と言うのとは少し違う。 

”安価”ではあるが、俗に言う”安物の玩具”ではなく、れっきとした実用機。 巾着ケースもニコンの”遊”より実用的。 
ただし、この価格帯では個体の当り外れがあるので購入時にチェックした方がいいかもしれない。 私のは当り! 

前玉前面はマルチコートっぽい緑の反射、内側fは価格からしてノーコートのように思えるが、前玉裏面、接眼1枚もマゼンタコートしてあるかもしれないが、詳細不明。 
プリズムはBK7でノーコートと思える反射。 しかし接眼から覗いても3mmのひとみは意外と丸くケラレも無い。
至近距離1m。 これも他に得難い仕様。
※ 美術展など、目標が近すぎてピンが合わせられない高価な双眼鏡を押しのけて、圧勝!
 (1mまで近寄れるという事だけでも、このジョイフルを選択する価値はある!) 

※鳥見に使ってみた。会社の昼休み、窓から見える鳥。50m位ならスズメと分る。
 性能は上級機と比べて当然差はあるものの、手ブレせず安定して見られるので見ていて疲れない。
 軽いし小さいし(何よりも安価だし)サブとして持って出掛ければ、意外と使える。 

※星見にも使ってみた。恒例のすばるは隠れていたのでオリオン座周辺。
 目視で見えない星もかなり浮き上がってくる。 シャープとまでは言えないが、点像へのまとまりは意外と悪くない。 
  (”良い”とは言わない。 あくまでも ”悪くない” レベル。) 
 見掛視界は43度程度で迫力には欠けるが、¥2,980で多くを望んではいけない。
 実視界は6倍という倍率からしたら広くはないが、それでも7.5度あるので星座めぐりには充分使える。
 価格差10倍の双眼鏡(8X、10X)と見比べれば当然視界の質は劣るものの、手ブレしにくいので見易さでは勝る。 

 光害の空でも、北斗七星の、ひしゃくの柄の端から二番目にあるミザール(ζ)と、その脇にあるアルコルも綺麗に浮き上がる。
 (この星を眺めるたび、裸眼で見えていた視力2.0の頃が懐かしくなる。) 
 ただし見える星の量は、口径は18mmなので過大な期待はしない方がいい。(実感では目視+2等星ほど?) 

・・・このままの6X18の仕様で、外観fはもう少しチープにショボくして、実は全面マルチコートでBak4、内部反射防止を強化、ついでにEDもブチ込んだスペシャルバージョン! 
 ・・・なんての出ないんだろうか?・・・ないだろうな・・・

【注!】 ここにあげたジョイフルM6×18 は、ズームタイプのものではないので、お間違いなく!
  ズームのジョイフルM6〜18×20 は粗悪品ではないものの、実視界が狭く暗くなるのであまりお薦めしない。
  またダハ機の H6x18 もあるが、店頭で見比べた限りにおいてはアリーナのH6x21WP の方が良いように思える。 

 ※ 2011.6 お隣さんのお孫さんたちにまとめて移籍・・・一番人気!
 ※ この6倍ジョイフル、2012 年版のカタログから消えてしまった! 
 ジョイフルM6×18 キャッチコピー
倍率 6倍
ジョイフル M6×18
CP(コーラルピンク)
PB(パールブルー)

●女性におすすめ。お洒落なカラーリングとかわいい巾着ケース付き
●倍率は6倍と手ぶれが少なくコンサートや観劇にぴったりな倍率
●バックに入れてもかさ張らないコンパクトで軽量設計
対物レンズ有効径 18mm
プリズム材質 BK7
実視界 7.5°
見掛視界 42.9°(※)
1000m先視界 131m
ひとみ径 3.0mm
明るさ 9.0
アイレリーフ 10.5mm
至近距離 約1.0m
眼幅 約57〜71mm
サイズ 高さ7.1×幅10.6×厚さ4.0cm
重さ 165g
付属品 ソフトケース、ストラップ
メーカー保証 5年間
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 Vixen ARENA H6x21WP ジョイフルの代替え6倍機

また Vixen から6倍機! 
口径21mmのコンパクトタイプ入門機だけど、いっちょまえに防水仕様の6倍機。 

以前、vixen の販売員さんからジョイフル M6x18 がカタログ落ちしてしまうけど、新しくこのアリーナ H6x21WP が出るとの情報。 いつの間にか低倍率機に憑れてしまった私としては見過ごす訳にはいかん。

3月上旬の入荷と聞いていたので、まだもう少し後だろうと期待せず某店に立ち寄ると、”つい、さっき入荷した!” との事。 
まだディスプレィもされてないのを開封すれば、すっきりしたスタイルに、カタログどおりの鮮やかな真っ黄色。 

さっそく覗いて見る。
MCとはあってもマルチコートは当然、対物・接眼の1面のみ、プリズムもダハのBK7。 過度な期待をしてはいけない。 

”うん、悪くはないね・・・”
同じクラスのダハ機と比べると瞳径が大きいのが効いているのか覗き易く、充分に明るく、視界もそこそこシャープ。 
口径25mm のスポーツスターとと比べれば、価格差相応の差は否めず、良くは無いがさほど悪くもない。 
ついでに、より安価だけどポロのジョイフル M6x18 と見比べてみる。
明るさ、シャープさは同等か、見る対象によってはポロのジョイフルやや優位。 至近距離はジョイフル圧勝。
構造的には、アルミダイキャストで防水仕様のアリーナ優位。
 (外装はプラスチックのようだけど、この方が、冬、冷たくないので良い。) 
 
もう一度、”う〜ん、悪くはないね、充分使える・・・” と言う事で、入荷一号機をお持ち帰り。 

欠点は、購入前からわかっていたけど至近距離が 3.5m と長い事。 せめて2m程まで近寄れたらと思う。
 (”近くの対象物でも大丈夫!”のキャッチコピーは不適当! ”近くの物を見るには適しません”が妥当) 
その他、低価格帯ダハ・コンパクト機の常ながら(個体差はあると思うけど)、ピントリングのバックラッシュは大きい。 

総合評価?
  コストパフォーマンスはジョイフルM6x18に譲るが、数少ない6倍機。 
  もちろん正真正銘の入門機だが、将来中級機、高級機を入手しても、ポケットに入るサブ機として充分使える。 
  入門機としては、まだジョイフルが入手できればジョイフルM6x18 を、在庫がなければこのアリーナをお薦め。
   

ARENA H6x21WP キャッチコピー
倍率 6倍


嬉しい軽量・コンパクト!いつでもどこでもあなたと一緒に

マルチコートによって高コントラストを実現した、明るくてシャープな視野

丈夫なアルミダイキャストボディ!

近くの対象物でも大丈夫!

雨でもOKの防水仕様!

折りたためて持ち運びラクラク

対物レンズ有効径 21mm
プリズム材質 BK7
コーティング MC
実視界 7.3°
見掛視界 41.9°
1000m先視界 128m
ひとみ径 3.5mm
明るさ 12.3
アイレリーフ 11mm
至近距離 〜3.6m
サイズ H8.9xW7.3XD4.9 cm
重さ 210g
三脚取付 ×
 ※ 一部データ修正  実視界 7.5゜→7.3゜ (2012.07.31)

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番外編 (買うのはやめとけ級の双眼鏡 ・・・赤目双眼鏡)

あまりお薦めしない双眼鏡 (KKT by Kenko Weekend 8x22 IR とプリント) 
赤目双眼鏡を発掘。
8x22の仕様に無理は無く、赤目効果を試すのにちょうどいい。

まず昼間に覗いてみた第一印象は、コントラストが低い事と、違和感のある色づきを気にしなければ使い物にならなくはない。 
しかし、ジョイフル6x18より劣り、口径10mmの”遊”とでは比較にもならない。
薄暗いところでは ・・・ 少し暗くなるとコントラストが更に悪くなり、口径10mm4倍しかない"遊"でさえも余裕で読める文字もボケて読めない。
星見は ・・・ 倍率相当に星の間隔は広がっては見えるが、肉眼で見える以上の星は浮き上がってこない。
月見では・・・まあ、月なら極度に明るいのでそこそこ見える。

8x22の仕様に無理は無いだけに素性は悪くないように思うが、赤目コートなどされてしまった可哀相な双眼鏡。
まあ、極悪とまではいかないけど、・・・やはり”買うのはやめとけ!” 級が妥当。 

手元にあっても使う事はまず無いけど、こんなものは人にもあげられない・・・。 
 

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どんな双眼鏡が、いい双眼鏡?
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