2003年

出発まで

ポルトガル初上陸から1年。色々な事があり自分自身の状況も大きく かわった。また1週間ほど自由な時間ができたので再びポルトガルに 行くことにした。前回は一応『用事』があったが、今回は完全に 気晴らし、もしくは現実逃避の旅だった。

united.comと格闘し以下の旅程で2月28日に予約発券した。

Mar 7 
	LH9697 JFK 2120 FRA 1050 (Next day)
	LH4354 FRA 1315 LIS 1515

Mar 12
	UA3538 LIS 715 FRA 1115
	UA3874 FRA 1310 PHL 1615

Total airfare (including taxes):  USD 524.03

最初の JFK-FRAのフライトは実際は SQによる運行。 FRAで一旦止まって、その後SINまで行く。考えてみると SQは SIN-JFKも 飛んでいるので自社便だけで世界一周している事になる。 Mar12の UAの番号のついた2つのフライトはいずれもLHによるもの。 行き帰りともに PHLにするのが望ましいのはもちろんだが そうすると料金があがってしまうため JFKならばなんとか行けない距離でも ないためこのような旅程に。 前年のように別の旅程になっているため乗り継ぎに遅れた場合の補償を 拒否される、などという事もなくまた全て Starallianceのフライトなので マイルもつく。

ところが予約発券の翌日に何とサイフを落としてしまった。 サイフをいつもズボンの同じポケットにいれているため、擦り切れて 穴が開いてしまい、ついにサイフが落ちるほどまでに大きくなって しまったのだった。それなりの大きさのサイフなので落ちればわかりそうな ものだが、環境の変化が大きくかわるとそちらに対処するので精一杯に なり、普段ならば払うべき注意が払えなくなってしまっていたのだろう (この4年前にも似たような不注意があった)。

環境の変化云々は客観的な分析で、言うまでもなく穴の大きくなった ポケットにそのままサイフをいれていた自分の責任であり、その迂闊さを 後悔した。クレジットカードや銀行の ATMカード、そして免許の再発行の ため一時はこの旅行はキャンセルしなくてはならないかもしれない、と 思った。奇跡的にサイフは手元に戻ったが今でも思い出すと油汗が出る。

3月7日 (金)

JFKまで、最初はいわゆるシャトルバスみたいなのを使おうと思った。 Philadelphiaから JFKまで行ってる業者もあったが、本数は少なく また遅れちゃこまる、という事で大部前に出る。都合があわなかったか 予約で一杯だったかで結局使わず。マンハッタンまで AMTRAKで行き そこからこの手の シャトルサービスで行こうという事にした。 Philadelphiaの AMTRAKの駅まではバスに乗る事にしたのだが、時刻表を 見間違えていてものすごく頻繁に走っているかのように勘違いしてしまった。 そのため目の前で一本逃がしてしまった後なかなか来ない。 ようやく来たバスに乗り、地下鉄 (バスと連絡しているところは地上を 走っているが)に乗り換えようやく 30th Stの駅に到着。

ここでまたケチ根性が出てしまい窮地に。AMTRAKはほとんどの路線が1日1本 とか、下手すれば週3本しか走っていない。さすがに New Yorkから Washington D.C.の区間は1時間に1本程度走っているが特急に相当する Metrolinerというのがあり若干高い。この前年あたりからさらに高い Acela Expressという列車が運行しだし、到着した時次の列車はこの Acela Expressだった。「うーん、これはちょっと高いな」、などと考えていたが やっぱり安全策をとり乗る事に決めたが時既に遅し。 Acela Expressはもう満席で乗れず、結局次の発車時間も遅く運行時間も 長い鈍行に乗るはめに。

シャトルバスを使うのはすでに諦め、マンハッタンの Penn Stationに 着いてからタクシー乗り場に並んだ。 しかし金曜の夕方、乗り場に並ぶ人の列は長くもタクシーも仲々こない。 もしこの日搭乗できなかったら、家にかえるより空港近くのホテルにでも 泊まった方がよいだろうな、などとも考えた。 ようやく乗り込んだタクシーの運転手に飛ばしてもらうように頼む。 なんとか JFK到着。ボルこともなくいい運転手だった。手持ちのドル札を 目一杯チップとして加算して渡したつもりだったが料金に対する比率としては 10数パーセントぐらいだったか?そのせいか最後はあまり愛想がよくなかった ようなに思うのは気のせいだろうか?

とにかくあわてて SQのカウンターに駆け込む。国際線出発は2時間前に チェックインせよ、とか一般的に書いてあるがこの時はとっくにそんな 余裕はなくなっていた。しかしカウンターの職員は「この便に乗りたいならば とにかく急げ」ってな感じはなく、ごく普通にチェックイン手続きを 行ない出発ゲートに向かうようにこちらに告げた。 サイフ紛失に続きまたも慌てた一幕だった。 自分を客観視して「懲りないなぁ」と若干呆れてしまう。


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