3月4日 (月)

リスボン空港から市内へはバスが出ている。バスは渋滞にひっかかって 止まっては動き動いては止まり、なんて事が多くフラストレーションを 感じたりするが、リスボン空港は市内から近く、それほど「まだかなぁ」 と思う事もなく市内についた。今地図を見ると Rua Dom Duarteあたりで バスを降りたように思える。lonely planetを見て『中級』の Grande Pensao Alcobiaに行った。 1泊30Euroだったように記憶。まず問題。フロントの人すら、ほとんど 英語を話さない。それなりに厚みのある lonely planetを持ち歩くのは 不便なので地図をもらったが、これも英語ではなかった。


Grande Pensao Alcobia, 15 Poco Do Borratem, Lisbon 100

本当はこの日アメリカ大使館に行くはずだったのだが、何もできないので チェックインした後、翌日申請料を振り込む銀行だけ確認して、市内を ふらつく。 気温が若干高い事もあるのだろうけど、パリに比べるとリスボンは 過ごしやすい、というか、「解放された」というような気分になった。 すでに夕方ごろで大部弱くなっているが日が差している、というのも 心を軽くする。リスボン市内中心部は格子状に道が通り、南北に長く 広がっている。


Grande Pensao Alcobia (別角度)
調度品も古くてちょっと雰囲気よさそうだが...

市内は地下鉄に加えて路面電車の路線で覆われている。 海岸線に沿って西にむかう路線に乗って、適当なところで 降りた。店先から肉を焼く煙がもうもうと出ている、なんかおいしそうな 店だった。出てきたにーちゃんはやはり英語をほとんど話さなかった。 メニューを見てもよくわからない単語が殆んどだったが、たしか carneみたいなのがあったので、これこれ、と指差し、サイドらしき ものの中からリゾットみたいな単語を選んでこれでよし、と思うと にーちゃんがさらに何かを選択せよ、というような事をいっている。 お互いにうまくコミュニケーションがとれず「こまってしまって ワンワンワワン」と犬のおまわりさんのようになったが、そのうち にーちゃんが「ステーキかサンドイッチか」と聞いた。ステーキという のはもしかすると正確じゃないのかもしれないが、要するに同じ メニューでサンドイッチにもできる、という事で、それはこちらの望む ものではないから「ステーキで頼む」と伝えた。


Arco da Rua Augusta
Rua Augustaってのは通りの名前なので、
Augusta通りにかかるアーチというような意味か。
気温は低くないが、空と雲の様子はやはり冬。

ワインを飲む気でいた。vinhoって単語は比較的すぐに覚えた。 いや、世界ふしぎ発見の問題で桃山時代に「チンタ」と呼ばれたのは 何か、というのがあって (答は vinho tinto)それを覚えていたような 気もする。 いくらするかよくわからない事もあってグラスでもらおうか、と 思っていたが結局 500mlのデカンタが来た。結果として、このワインは ものすごく安くて2Euroしなかった。別に変にあまったるかったり 後味がわるかったり、という事もなくおいしかった (ワイン通ならば もっと長々と記述できるのだが...でも通だったら「まぁ悪くないけど 安いワインだから」となるか)。


苦労の末(?)注文した料理

この時初めて食べたように思うが、パンと一緒にバターやマーガリンとは 違うものが付いてくる。イワシとマグロのペーストだった。ポルトガルでは 一般的なようでその後何度も目にした。上の写真でスプーンの奥に2つ ならんでいる小さな丸い容器がそれ。 イワシをsardinhaというのは知っていたが、マグロを atumというのは このあたりで覚えた。

外国の飯を食うところだから、とりあえずレストランと書くべきだろうが なんとなく食堂といった方が雰囲気に合う。 入り口付近に立ち飲みのカウンターがあり、その奥に 長方形のテーブルを2つくっつけた列が3つぐらいだったか。 となりの列は学生の団体が食べていたように記憶。 彼らはやかましく騒ぐこともなく、なんとなくポルトガル人らしい、と 感じた。 翌日やる事があるので、あまりフラつかず宿に戻った(ような気がする)。


Portugal and Spain Index
Hitoshi Oi