スキー用具の選び方、おススメ人気ブランドはどれ?

スキーをロッカータイプに新調したら、この歳になってスキー熱が復活。「道具じゃないよ、腕だよ!」と言いたいところですが、腕は買えなくても道具なら買い換えられます!

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 1.スキー板の選び方

まずは、スキー板の選び方を、おさらいしておきましょう。

なお、スキー用具に精通された上級者や、競技スキーをしている人は、それぞれご自分の好みや選択条件をお持ちだと思うので、ここでは、初心者の方や、中級者だけど用具の事はあまり知らないという方向けに、ごく一般的な情報を、整理しておきます。

したがって、競技用スキーや、フリースキー(バークで飛んだり回転したりするフリースタイルのスキー)、極端なオールマウンテンやファットスキーなどは、対象外です。あくまで、一般レジャーのレベルで、ゲレンデを滑るための、初心者用・中級者用・上級者用とか、コンフォート系、オールラウンド系、デモ系(基礎系・技術系)などに分類されているスキーを、対象とします。

(1)スキー板の長さ

スキー板の長さ、目安の図昔は、スキー板の長さは、身長+10~15cmくらいが基準でした。170cmの私は、店では180~185cmの板を勧められるのですが、当時は、2mオーバーの長板を操れる腕前がステータスだった時代ですので、見栄っ張りな私は、つい190~195cmの板に手を伸ばして、苦労するスキー人生を送ってきました・・・。

しかし、1990年代になって、カービングスキーが登場すると、スキー板の長さは、劇的に短くなりました。今ではロッカータイプのスキーが主流になりつつありますが、身長(マイナス)-5cm~-15cmが標準と言われています。だいたい、立った時に、目の高さになる長さが、ひとつの目安となります。
子供のスキー板の長さ この目安は、子供のスキー板(ジュニア スキー)でも同じですが、子どもの成長は早く身長が毎年5cmくらい伸びますので、購入するにあたっては長さ選びが悩ましいところです。スキーを始めたばかりか、あるいは幼児の時は、できるだけ目安の長さ(身長-10~-15cm)を参考にして上達を促し、上達してきたら身長近くの長さ(身長-10cm~±0;長くても身長まで)にして数シーズン持たせるといった感じでしょうか。

そもそも、今のスキーは、あまり身長を気にする必要が無くなっています。以前は、背の高い人のバランスを保持したり、体重の重い人を支えるために、ある程度のスキー板の長さが必要だったため、身長±何センチといった選び方をしていました。しかし今では、スキー板の技術的な進歩により、ある程度の長さがあれば、身長の高い人も低い人も、体重が重い人も軽い人も、平均的にそのバランスを支えられる時代になったわけです。

したがって、今では身長は気にすることなく、成人の男性であれば160cm~165cmくらいが主流で、女性だと150cm~155cmくらいが主流になっています。もちろん、人より背が高い/低い、人より体重が重い/軽い、上手/下手、スピードを出して大回りがしたい/コブで小回りがしたい、等々、それぞれの状況や希望に応じて、±5cm位の範囲で、長さの上下を調整します。

(2)スキー板のタイプ、 ロッカースキーとは?

昔の板から、十年ほど前にカービングの板に買い換えた時、スキー板の変わりようにビックリしました。今まで曲げることに苦労していたのに、身体を傾ければ自然に曲がってくれるのですから。滑り方自体も、カービングスキーになって、大きく変わりました。

しかしここ数年で、スキー板は単なるカービングタイプから、ロッカータイプへと、更なる進化を遂げました。この変化は、カービングが登場した当時より、もっと劇的な変化のように、私は感じています。スキーを曲げるという感覚から、スキーが勝手に曲がる、っていうくらい、感じ方に違いがあります。

これからスキーを始める、あるいは、昔やっていて再開するという人は、ぜったいロッカー、それもチップロッカー(トップロッカー)のスキー板を選ばれることを、お勧めします。安くなっているからと言って、くれぐれも古いカービングの在庫モデルを売りつけられないように。(英tip=先、先端)

チップロッカースキーの図ロッカースキーとは、詳しくは他に譲るとして、簡単に言うと、”キャンバーが弱く、板の前や後が反り返っている”構造のスキー板のことです。通常のスキー板は、前後に対して真ん中が反り上がっている”キャンバー”形状になっています。このキャンバーによる板のテンションで、体重を支えたり、曲りを生み出すことができる構造です。ロッカーは、このキャンバーを弱め、更に板の前後を浮かせることで、より曲がりやすいスキー板になっています。前(トップ)だけ反らせたタイプが、チップロッカー(メーカーによって、トップロッカー、オンピステロッカー、スピードロッカー、アーリーライズ等、呼び方は様々)で、他にツインロッカーやパウダーロッカー、フルロッカーなど、色々なタイプのロッカースキーがあります。

初心者や中級者には、ターンのきっかけがつかみやすく、ターンの後半ではエッジグリップが効きやすい、チップロッカー(トップロッカー)が、お勧めです。

(3)スキー板の形状とスペック

チップロッカースキーの図スキー人口が減って、スキー板が昔のように売れなくなってしまった昨今、スキーメーカーが考え出した戦略は、滑るシーン(用途や目的)に応じて、スキー板を換えるべきという作戦です。つまり、一人のスキーヤーが、何種類ものスキー板を買って、使い分けてくれれば、スキー人口が半減しても、昔より数は売れるかもしれない、まさにネズミ算的で、見事な発想です!(笑)。

しかし、ジモッチーで、何本ものスキー板を車に積んで出かけられる人はいいですが、年に数回しかスキーに行かない、あるいは電車やバスを乗り継いで、スキー板を担いだり、宅急便で送る必要のある人は、何本ものスキー板を持っていても、宝の持ち腐れ、まったく用を成しません。できるだけ、シーズン初めの新雪から、シーズン終わりのアイスバーン、シーズン最後のザラメ雪まで、一枚のスキー板で、オールマイティに済ませたいというのが、ファン・スキーヤーの切なる思いです。

今、スキーショップに行ってスキー板を見ると、昔のスキーヤーは見たことも無い、幅とかラディウスとか、複数の種類の数字が並んだ一覧表が、スキー板に貼られていて、ビックリします。この複数の数字の組み合わせが、スキーメーカーやブランド、ラインナップシリーズやモデル毎に、それぞれ全く違っているので、どれを選んだらよいか、チンプンカンプンに。

基本的には、スキー板のセンター幅で雪質(深雪か圧雪か)に対応して、サイドカーブの回転半径(ラディウス)とウェストのくびれ具合で、曲りやすい回転の大小に対応しています。こだわる人は、スペックを比べてみると良いですが、面倒な人は、おおよその目安として、センター幅が70mm~78mm前後で、ラディウス(R)が14m~17m前後の範囲に入っているような、オールラウンド(オールマイティ)なスキー板を選ぶと、ビギナーにもおすすめです。


センター幅選択の目安
センター幅 適用
70mm未満 よりタイトでビビッドな滑りを目指す、デモ系。上級者・エキスパート向け。
70~75mm オンピステ(圧雪されたゲレンデ)向き。初心者から中級者でも扱いやすい、コンフォートタイプ。
75~80mm よりゲレンデや雪質への対応、滑りの幅が広がる、オールラウンドタイプ。
80mm以上 深雪(パウダー)、悪雪、オフピステ(圧雪されていないゲレンデ)向き。
サイドカーブ選択の目安
サイドカーブ
ラディウス(R)
適用
14m未満 小回りしやすい。
14~17m 中周り、オールラウンド向き。
17m以上 大回りが得意。

 2.スキー板の主なメーカーとブランド 一覧

アメアスポーツ・グループ(サロモン・アトミック)

フランスのメーカー Salomon (サロモン)
サロモンのロゴサロモン(Salomon Group)は、1947年にフランスのメーカーフランスで設立されました。当初はビンディングの専業メーカーでしたが、その後、ブーツや板の生産も手掛けるようになりました。一時期、ゴルフ用品メーカーのテーラーメイド(米国)と合併して事業を拡大させますが、業績に陰りが出始めると、アディダス(ドイツ)に買収され、さらにアディダスから、フィンランドのコングロマリットであるアメアスポーツ(Amer Sports Corporation)に売却されて、今はアメアポーツ・グループの傘下に納まっています。
同じアメアスポーツの傘下には、アトミックも所属しており、サロモンの板は現在、アトミック系の工場でOEM生産されているようです。アメアが、今後もスキー用品を性格を代えて2つのブランドで展開していくのか、アトミックに統合していくのかは、今のところ不明です。なお、テニス・ゴルフ用品で有名なWilsonや、スポーツ時計のSUUNTもアメアの一員です。
サロモンの板は、日本ではレジャー嗜好で人気がありますが、欧州、特に本拠地フランスでは、競技界でも人気があります。2014年のソチ冬季オリンピックでは、サロモンレーシングチームは5カテゴリで8つのメダルを獲得しています。
ページへ進むSalomon(サロモン)のスキー板 ラインナップとおすすめは?
オーストリアのメーカー ATOMIC (アトミック)
アトミックのロゴアトミック(Atomic Austria GmbH)は、1955年にオーストリアのメーカーオーストリアで設立されました。当初はスキー板の専業メーカーでしたが、その後はビンディングやブーツへと、事業を多角化していきました。スキー板では一時、フランスのロシニョールと双璧をなすメーカーとして君臨しましたが、スノーボード市場に押されて、1994年に破産に陥ってしまいました。そこで、アメアスポーツ(Amer Sports Corporation)に買収されて、再建が図られ、現在はサロモンと共に、アメアスポーツ・グループの傘下に納まっています。2013年のスキー生産本数は160万ペアとなり、現在では、世界最大のスキーブランドへと復活を遂げました。
日本を代表するアルペンスキーヤーの皆川賢太郎選手が、ATOMICとスキー用具使用契約を結んでいます。アトミック=アルペンレーサーというイメージですが、2015年2月のワールドカップ・女子フリースタイル種目別(ハーフパイプ)で初優勝した小野塚彩那選手(ソチ銅メダリスト)は、ATOMICで空を舞っていました。
なお、以前にアトミックは、ディナミック(DYNAMIC、日本語読みでダイナミックとも)というブランドの板も販売していましたが、今では見かけられません。
ページへ進むATOMIC(アトミック)のスキー板 ラインナップとおすすめは?

テクニカ・グループ(テクニカ・ノルディカ・ブリザード・ドロミテ)

イタリアのメーカー NORDICA (ノルディカ)
ノルディカのロゴノルディカ(NORDICA)は、イタリアで1939年に革靴メーカーとして創業しました。戦後、登山靴からスキー靴へと軸足を移すと、1950年にはイタリア人のアルペンスキーヤー、ゼノ・コロ選手がノルディカのブーツを履いてワールドカップの滑降とGSで優勝し、一躍その名を世界に広めました。1970年代には、ノルディカは世界のスキーブーツ市場でシェア3割を誇ったとされます。
しかし1990年に、同じイタリアの衣料ブランドのベネトン社が、F1をはじめとするスポーツ業界への事業拡大を続ける中で、ノルディカもベネトンに買収されてしまいます。ベネトンは、1991年にスキー板のケスレー(KASTLE)を買収すると、1999年にはスキー用品のブランドをノルディカ(NORDICA)に統一。こうして、ノルディカの名を冠したスキー板が登場し、逆にケスレーの板は姿を消すこととなりました(後述参照)。
その後、ノルディカの親会社のベネトンは、利益率が低いスポーツ用品部門を整理し、本業のアパレルに集中する事業転換を図り、ケスレーを吸収したノルディカを、2003年にテクニカ・グループ(イタリア)に売却してしまいました。
テクニカ(Tecnica Group S.p.A.)は、イタリアで1960年に創業した、スノーブーツの老舗メーカーです。しかしスキー靴メーカーとしては後発で、1989年にスキーブーツ老舗のドロミテ(DOLOMITE)の買収を機に、世界3位のブランドへと成長を遂げました。その後、ノルディカ(NORDICA)や、スキー板メーカーのブリザード(BLIZZARD)等を傘下に収め、今では世界最大のスキーブーツメーカーに成長しました。
オーストリアのメーカー BLIZZARD (ブリザード)
ブリザードのロゴブリザード(Blizzard Sport GmbH)は、オーストリアで1945年に設立されました。その後、オーストリアのメーカーオーストリアのスキー界を背負って立つ存在にまで成長し、1996年には世界で最初にカービングスキーを製品化しました。
しかし2006年に、テクニカグループ傘下のノルディカSPAに買収され、現在はテクニカやノルディカと並んで、テクニカグループの一員となっています。ただし、ブリザード社の本部は、今でもオーストリアです。
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オーストリアのメーカー KASTLE (ケスレー)
ケスレーのロゴケスレー(Kastle GmbH)は、1924年にオーストリアのメーカーオーストリアで設立されました。ケスレーの板は、1980年代までアルペン競技界で高い評価を受けていました。1956年のコルティナダンペッツォ冬季オリンピックで、三冠を成し遂げたトニーザイラー選手や、1980年代のワールドカップで4連勝したツルブリッゲン選手など、往年のアルペン界のスターが、ケスレーの板を使用していました。
しかし、1991年にイタリアのベネトンに買収されてしまいます。ベネトンは、スキーブーツのノルディカ(NORDICA)も買収して、両ブランドでの事業展開を図りますが、1999年にスキー用品のブランドはNORDICAに統合して、KASTLEのブランドは、この時に消滅してしまいました。
なお、2007年にオーストリアの投資家グループが、ベネトンから”KASTLE”の商標を買い取り、新生ケスレー(Kastle GmbH)が誕生しています。今では、主にオールマウンテン用やフリーライド系の板を販売しています。したがって、現在のケスレーの板は、トニーザイラー選手やツルブリッゲン選手が使用していた板とは、ブランド名は同じでも、開発や製造は全く違う会社によるものです。また、KASTLEの日本での商標権は、日本のゼビオグループが買い取り、自社オリジナル商品に、KASTLEのブランドを付けて販売しています。ブランド名は全く同じですが、ゼビオショップで販売されている板は、オーストリアの現ケスレー社のものとは異なる商品のようです。

ジャーデン・グループ(K2・フォルクル・マーカー・ダルベロ)

米国のメーカー K2 (ケーツー)
K2のロゴK2(K2 Corporation)は、1962年に米国のメーカー米国で設立されました。その後、数々の買収と転売が行われつつ事業を高角化、社名もK2 Incと変更されました。2007年に、ジャーデン(Jarden Corporation、米国)に買収され、今ではフォルクルやマーカーと並んで、Jardenグループの傘下の一ブランドになってしまいました。現在、K2 Sportsのブランドで、スキーやスノーボード用品、インラインスケート、自転車、アパレル等が扱われています。
1984年のサラエボ冬期オリンピックのスラロームでは、米国のメイヤー兄弟が、K2の板で金メダルと銀メダルに輝き、その名が世界に轟きました。
Jarden Corporationは、2001年に米国で設立された、消費者向け商品を販売する会社です。設立間もない企業ですが、既に120以上のブランドを持ち、世界的規模の小売流通業者へと、急成長を遂げています。その事業は、アウトドア・ ソリューション、消費ソリューション、ブランド消耗品の、3つのセグメントから構成されています。アウトドア・ ソリューションのブランドには、有名なところでは、野球用品のローリングス、スキー板のK2、フォルクル(Volkl)、ビンディングのマーカー(Marker)、スキー靴のダルベロ(DALBELLO)、アウトドア用品のコールマン(Coleman)、知る人ぞ知る釣り具のアブ・ガルシア(ABU Garcia)やバークレイ(Berkley)などが、その傘下に加わっています。
ページへ進むK2(ケーツー)のスキー板 ラインナップとおすすめは?
ドイツのメーカー Völkl (フォルクル)
フォルクルのロゴフォルクル(Volkl Group)は、1923年にドイツのメーカードイツで設立されました。当初は、スキーの専業メーカーでしたが、スノーボードやアウターウェア、テニス用具などに事業を拡大していきました。ボリス・ベッカー選手が、フォルクルのテニスラケットを使っていたことで、一躍名を馳せ、後にベッカー氏は、フォルクル・テニス社のオーナーとなっています。
フォルクルは、同じドイツのビンディングメーカーのマーカー(Marker)や、イタリアのブーツメーカーのテクニカと共同で、スキーシステムの開発を行っていましたが、2004年に、フォルクル・スキーとマーカーは、米国のアウトドア用品のマーモット(Marmot)とともに、K2に買収されてしまいました。マーカーは、1952年にドイツで設立された、ビンディングメーカーです。現在のビンディングの基礎となるシステムを開発した、Hannes Marker氏により設立されました。そして上記のとおり、K2は、2007年にJarden Corporationに買収されてしまいましたので、フォルクルもマーカーも、今はジョーダン社の傘下の一ブランドとなっています。
現在、フォルクルの契約選手の中に日本人は見当たりませんが、2012年には皆川賢太郎選手と選手契約をしています(皆川選手は2014年に、以前も契約していたアトミックに再移籍)。
ページへ進むVolkl(フォルクル)のスキー板 ラインナップとおすすめは?

ロシニョール・ディナスター連合

フランスのメーカー ROSSIGNOL (ロシニョール)
ロシニョールのロゴロシニョール(Skis Rossignol SAS)は、フランスのメーカーフランスの老舗スキーメーカーです。ロシニョール氏が、フランスで創業して初めてスキー板を作ったのは1907年のことですが、1955年に買収されてから、本格的にスキー分野に注力して、事業を拡大させました。1969年には、フランスのスキーメーカーのDynaster(ディナスター)を買収、1990年代にはスキーブーツのLange(ラング)、ビンディングのLook(ルック)やEmeryを買収し、事業の多角化を進めます。しかし、2005年には、サーフィンやスノーボードのブランドで知られる米国のQUIKSILVERに買収されてそのグループ傘下に入りますが、2008年にはオーストラリアのファンドに、その後はスウェーデンのファンドに転売されてしまいます。ただし、Skis Rossignol SAS社の本拠は、今でもフランスです。
1998年の長野冬季オリンピックのスキージャンプで、金メダルを獲った原田選手と岡部選手が、ロシニョールの板を使っていました。
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フランスのメーカー DYNASTAR (ディナスター)
ディナスターのロゴディナスター(DYNASTAR、日本語読みでダイナスターとも)は、1963年にフランスのメーカーフランスで設立されました。1969年に、ロシニョールに買収されてしまい、今ではSkis Rossignol社の、一ブランドになっています。
1990年代から2000年代に活躍し、オリンピックと世界選手権で合わせて20個ものメダルを獲得したアンドレ・オモット選手や、1994年のリレハンメル冬期オリンピックで金メダルを獲ったトミー・モー選手などが、ディナスターの板を使っていました。
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ヘッド・チロリア連合

米国のメーカーオランダのメーカーオーストリアのメーカー HEAD (ヘッド)
ヘッドのロゴヘッド(HEAD)は、1950年に米国のメーカー米国で設立されました。当初はスキー板の専業メーカーでしたが、1960年代後半にはテニスラケットの生産も開始しました。1970年に米AMF社が、HEADスキーのほか、オーストリアのビンディングメーカーであるチロリア(Tyrolia)や、イタリアのダイビング用品のマレス(Mares)を傘下に治め、事業を多角化します。その後も、投資家による何回もの合併や転売が繰り返され(1989年には、スキーブーツのSan Marcoも合流)、1998年にHTMの傘下でオランダに本拠を置くHEAD NV社が設立され、現在に至ります。日本での総代理店となるHEADJapan社は、オーストリアに拠点を持つHEAD Sport GmbHの子会社です。
スキーをしない人には、ジョコビッチ選手やシャラポワ選手が使うテニスラケットの方が有名になってしまいましたが、2018年のピョンチャン冬季オリンピックでは、アルペンスキー競技のメダリストになった42人が使用していたスキー板のシェアで42.9%を占め、断トツの使用率でした。
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その他、独立系

オーストリアのメーカー FISCHER (フィッシャー)
フィッシャーのロゴフィッシャー(Fischer Sports GmbH)は、1924年にオーストリアのメーカーオーストリアで設立されました。ノルディックスキー、アルペンスキー、アイスホッケー用品などを製造しています。スキー業界は、時代の変化や事業拡大の失敗等により、買収や転売が繰り返された会社が多い中で、フィッシャーは、創業家一族が今でも経営を続けている、世界でも数少ないスキーメーカーのひとつです。日本にはFischer社の支社や支店はなく、スポーツ用品大手のゴールドウィンが、輸入総代理店となっています。
フィッシャーは、日本の競技スキー界では、ノルディックでもアルペンでも、最も人気が高いスキーメーカーのひとつに挙げられます。日本のスキージャンプ界を背負うレジェンド、葛西紀明選手をはじめ、日の丸飛行隊の多くの選手が、フィッシャーの板を使っています。長野県出身で、ノルディック複合で世界を股にかけ活躍する渡部暁斗選手も、やはりフィッシャーです。
ちなみに「ノルディック」とは、”北欧の”という意味で、「ノルディックスキー」は、北欧(スカンジナビア地方)発祥のスキー・スタイルのことです。アルペンスキー(アルプス発祥のスキー)との違いは、ブーツのつま先だけがスキー板と繋がり、かかとが固定されていません。要は、クロスカントリースキー、スキージャンプ、テレマークスキーの総称です。
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スロベニアのメーカー elan (エラン)
エランのロゴエラン(elan)は、1948年にスロベニアのメーカースロベニアで設立されました。スキーやスノーボードのブランドとして知られていますが、他にもヨットやスポーツ用具、アパレルなども生産している、スポーツ用品の総合メーカーです。中央ヨーロッパの、人口が206万人しかない国、スロベニアの会社ですが、エラン・グループの製品は、世界中の46カ国で代理店を通じて販売されています。フィッシャーと同じく、浮き沈みの激しいスキー業界において、大手資本に買収されずに自立経営を続けている数少ない一社ですが、2013年には、エラン・オーストリアの子会社が破産して、大きな打撃を受けました。
1970年代にアルペンスキー・ワールドカップで3連覇を成し遂げ、「史上最強の天才スラローマー」と呼ばれた、スウェーデンのステンマルク選手が、現役の間ずっとエランの板を使い続けたことで、世界に広く知られるようになりました。最近では、ジャンプの若きエース・高梨沙羅選手が、エランの板で活躍しています。なお、エランは2016年に、スキージャンプ用のスキー板の製造から撤退することとなり、同事業は同じスウェーデンのスラットナー(Slatnar)社に移管されました。2017年シーズンの沙羅ちゃんは、Slatnarブランドの板で引き続き世界トップの飛躍を見せてくれています。
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オーストリアのメーカー Kneissl (クナイスル)
クナイスルのロゴクナイスル(Kneissl)は、1861年にオーストリアのメーカーオーストリアで設立されましたが、レジャー用スキーの生産を開始したのは、1919年のことです。その後、テニスラケットなどへと事業を拡大しますが、1980年に一回目の破産をしてしまいます。その再建下で、1990年に発表したビッグフットスキーが人気を博し、大手企業に買収されて、クナイスルは復活を遂げます。1992年に発表したエルゴ(ERGO)は、カービングスキーの元祖とも言われています。また一時は、スキーブーツのライケルを、クナイスルが買収したほどです。しかしその後、経営状況は再び悪化、親会社の事業の失敗などもあり、ファンド間で何回も転売された後、2011年に再び破産してしまいました。
ただ、その後はどうなったのか、定かでありません。現在、英国のメーカー英国にあるKneisslが、同じブランドのスキーやテニスラケットを販売していますが、本家の流れを引き継いだ事業なのか、それとも商標(ブランド名)だけ同じKneisslを使用しているのか、定かでありません。愛知県にある奥村スポーツが、日本の代理店となって、今でもKneisslの板が日本でも販売されています。
日本のメーカー米国のメーカー Hart (ハート)
ハートのロゴハート(Hart)は、1955年に米国のメーカー米国で設立されました。1970年代、フリースタイルスキーでの王座獲得を皮切りに、数々の栄光を積み重ねた歴史あるブランドです。しかし、時代の変化とともに業績は悪化、事業は商標とともに分割転売されてしまいます。
米国では現在、ユタ州に本社を置くHart Ski Corporationが、Hartブランドのスキーを販売していますが、同じHartブランドは、日本のアルペングループ傘下のジャパーナでも、日本人の体形にあわせた商品の企画開発を行っており、アルペングループの店舗で販売されています。アルペンは、1997年にスキー部門から撤退したヤマハの技術を譲り受け、1981年からHartブランドの板を委託製造販売し、今ではID oneに次ぐ世界のモーグルトップ選手が使用する主要ブランドにまで登りつめました。日本のアルペンと、米国のHart社が資本関係にあるのかは、不明です。
日本のアルペン社の契約選手の中では、モーグルでの活躍が目立ち、ソチオリンピック出場の遠藤尚選手や村田愛里咲選手などが、アルペン競技では湯浅直樹選手などが、Hartの板で活躍しています。
日本のメーカー 小賀坂スキー (OGASAKA)
小賀坂スキーのロゴ小賀坂スキー製作所は、昭和33年(1958年)に設立された、日本のメーカー日本のスキーメーカーです。本社は、長野県長野市にあります。家具職人だった先代が、明治45年に、国内第一号のスキーメーカーとして創業し、平成24年には創業100周年を迎えました。我が地元、長野県でOGASAKAの支持率は圧倒的です。スキー学校に長野を訪れる小・中学生のレンタルスキーは、ほぼ小賀坂スキー。スキー学校の先生はもちろん、年季の入った地元OBスキーヤーも、みなKEO’sかUNITYです(笑)。
ページへ進む小賀坂スキー(OGASAKA)のスキー板 ラインナップとおすすめは?
 
かつては、日本国内にも30社ほどのスキーメーカーが存在していたようですが、今ではほとんどが倒産や廃業、撤退をしてしまい、残っている企業やブランドは数社になってしまいました。
その間、長きにわたって日本の3大メーカーとして君臨したのが、オガサカ(OGASAKA、小賀坂スキー)、カザマ(KAZAMA、カザマスキー)、ニシザワ(NISHIZAWA、西沢スキー)の3社です。この中で、今でも事業を継続しているのは小賀坂スキーだけです。
カザマスキーのロゴ 日本のメーカー新潟のカザマスキーは、1997年(平成9年)に倒産してしまいました。しかし現在、その商標権を買い取ったアルペングループ傘下のジャパーナが、Hartブランド等と一緒に、KAZAMAブランドでスキー板を販売しています。 なお、当時カザマスキーにいたエンジニアの3人は、カザマの倒産後に新潟市にケイ・スキーガレージを設立して、スキーの受注生産を始めましたが、平成18年に解散、現在は札幌市にある株式会社ハンクスがKEI-SKIのブランドを受け継いでいます。
ニシザワスキーのロゴ また、日本のメーカー長野市の西沢スキーは、1998年(平成10年)に開催された長野オリンピックが終了した3月末に、従業員全員を解雇して、廃業してしまいました。なお、本業の西沢書店は、まだ長野と福島で営業を続けています。また、カザマと同様に、ニシザワの商標はヒマラヤが買い取り、今ではジュニア用スキーセットのブランド名に使われています。
ヤマハスキーのロゴ この3社に次ぐ大手として、日本のメーカーヤマハ(YAMAHA、当時の社名は日本楽器製造株式会社)も、楽器のFRP成形技術を活かして様々なスポーツ用品を展開、スキー板のメーカーとしても一時代を築きましたが、やはり同時期の1997年(平成9年)に、スポーツ事業部を廃止し、スキー板やスキー用品から撤退してしまいました。
日本のメーカー ID one (アイディー ワン)
ID oneのロゴID oneは、日本のメーカー大阪で1994年に設立され、bolle(ボレー)の輸入販売等を行っていた株式会社マテリアルスポーツが、2000年に元モーグル選手の岩渕隆二さんらを迎えて、新しく立ち上げたブランドです。2002年のソルトレーク冬期オリンピックでは、早くもID oneのスキー使用選手が、金メダル2個と銅メダル2個を獲得して、世界中に名を馳せました。なお、スキー板の製造は、小賀坂スキー製作所にOEM委託していますが、設計には自分たちの独自コンセプトに基づくこだわりが込められています。
ID oneの創設以来、その開発に深く係ってきたのが、世界のモーグル界で活躍していた日本の上村愛子選手と、男子実力No1と評されていたフィンランドのヤンネ・ラハテラ選手(現日本代表モーグルチーフコーチ)。上村愛子選手がワールドカップやオリンピックで活躍すると共に、ID oneの人気も高まり、今では熱烈なID one信奉者が、日本だけでなく世界中にも数多くいます。
なお、岩渕隆二選手は、1993-94年のワールドカップ最終戦で、モーグル日本代表として3位に入り、モーグルW杯において日本人初の表彰台に立った人です。岩淵さんは、その後ID oneから離れ、Re ismという新しいブランドを立ち上げています。
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スキー板 売れ筋ランキング

 楽天市場 スキー板ランキング(週間売上)

 amazon スキー板の売れ筋ランキング(リアルタイム)

 Yahoo!ショッピング スキー板人気ランキング(ウィークリー)

 3.ブーツ(スキー靴)の選び方と人気ブランド

スキー靴の選び方、ブーツ選びで一番大事なことは、足に「フィット」することです。ビジネス用の革靴でも同じですが、どこかが当たっていると、擦れたり、マメになったりします。特にスキー靴は、シェルが固い上に大きな力が加わりますので、その痛さはハンパなく、とてもスキーを楽しむどころでは無くなってしまいます。値段も高いので、足に合わなかったからと、簡単に買い換えるわけにもいきません。スキー靴を買う時には、店員が嫌な顔をするくらい、時間をかけて履いて、歩いてみて、出来れば何度か足を運んで、選ぶようにして下さい。そのまま履くだけでなく、シェルからインナーを外して、インナーだけ履いてみることも、実際に外から手で足の指先の余り具合を確認できるので、おすすめします。

ただし、スキー靴の場合、指先や足幅のフィット感だけは、他の靴選びと異なります。普段履く靴であれば、指先に少し余裕があったり、少々横幅が広めくらいの方が、楽で快適かもしれません。しかし、スキー靴の場合、指先や横幅に余裕があると、ブーツの中で足がズレて、滑りに影響を及ぼします。例えば、競技スキーでは、ピチピチ・ギチギチ・ガチガチのブーツで、足元をガッチリと固めて、そのスピードと衝撃に耐えます。要は、「ピッタリとフィット」することが大切です。

もうひとつ重要なポイントは、シェルの硬さ(フレックス)です。スキーの場合、上級者になればなるほど、スキー靴に体重をかけて、身体(足)を沈める動作が強くなるので、スキー靴には、その力を支えられる硬さが必要になります。履いたり脱いだりが楽だとか、履いていて足が楽ちんだからと言って、シェルが柔らかすぎるブーツを買うと、上達したら物足りなくなったり、急斜面やコブを思い切って攻められなくなってしまいます。身の丈(技量)に合った、フレックスのブーツを選ぶのがおすすめです。バックルの数も、4つの物より3つや2つの方が脱着しやすく、歩きやすいですが、バックルが少ないと、当然ホールド性は弱くなりますので、これも技術レベルや体格(体重)に応じて選ぶ必要があります。

なお、いくら一番フィットしたからと買ったスキー靴でも、やはり最初は少し違和感があります。足に馴染むまでに、二日三日かかります。スキー板やスキー靴を買い替えたら、最初はあまり無理をせず、足に馴染むのを待ちましょう。買ってもらったランドセルが嬉しい新一年生じゃないですが、実際にスキーに行く前に、自宅でスキー靴を履いて過ごすのも、楽しいものですよ(笑)。

スキーブーツの選び方(フレックスとラストの目安)
初級者 中級者 上級者
フレックス(硬さ) 70~80 80~90 100~120
ラスト(足幅) 102~106mm 100~104mm 98~100mm

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レーサーに人気で、ワールドワイドで露出の多いブランドとしては、ロシニョール・グループのラング(Lange、米国のメーカー)、テクニカ・グループのテクニカ(Tecnica、イタリアのメーカー)、ノルディカ(NORDICA、イタリアのメーカー)、ドロミテ(DOLOMITE、イタリアのメーカー)の3兄弟、ダルベロ(DALBRLLO、イタリアのメーカー)などが挙げられます。これらのブランドは、何れもスキーブーツの専業メーカーから発展してきたブランドです。

一時は、日本のゲレンデでも”LANGE信奉者”が闊歩していた時代もありましたが、レーサー志向性が強く、幅が狭くて硬いので、一般スキーヤーには実は履き難くかったりしたものです・・・。今では、サロモンやロシニョール、アトミックやヘッドなど、スキーの総合ブランドから、様々なタイプのスキー靴が展開されており、履きやすさやアフタースキーでの歩きやすさ、疲れにくさなどの快適性が、重要視されるようになってきました。

なお、往年のシニアスキーヤーは聞いたことがないかもしれませんが、”made in JAPAN”のレクザム(REXXAM、日本のメーカー)も、今では注目度が高いブーツのひとつです。レクザムは、大阪の電子部品メーカーだった隆祥産業が、既にスキーから撤退したヤマハのブーツ部門から人材を得て、1993年に立ち上げた、比較的新しいブランドです。モーグルの上村愛子選手が使用して、一躍有名になりました。そのため、今では社名もレクザムに変更されています。日本人の足には、日本のメーカーのスキー靴が合うと、拘るスキーヤーも多いようです。海外メーカーも、日本人の足型に合わせて開発しているはずなのですが、それでも今まで外国メーカーのブーツをいろいろ履いて合わなかった人は、まずは一度お試しあれ。

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 4.ビンディング(バインディング、スキー金具)の人気ブランド

昔は、スキー板とビンディングは別々に選んで、スキーショップでブーツに合わせて取り付けてもらっていました。しかし最近のスキー板は、ほとんどがビンディングのベースと一体構造となっているので、スキー板を選べば必然的に取り付けられるビンディングも決まっています。ですから、ビンディングをメーカーやブランドで選ぶ時代では無くなってしまいましたが、それでも自分が使っているマテリアルの素性くらいは知っておいて、罰は当たりません。

ビンディングの老舗メーカーとしては、Jarden傘下のK2スポーツ・グループに属して、K2やフォルクルの板に採用されているマーカー(Marker、おススメのビンディング)や、ヘッド傘下のチロリア(Tyrolia、オーストリアのメーカー)、ロシニョール・グループに属して、ロシニョールやディナスターの板に採用されているルック(Look、フランスのメーカー)、アメア傘下でサロモンやアトミックの板に採用されているサロモン(Salomon、フランスのメーカー)、などがあります。

 5.ポール(ストック)の選び方と人気ブランド

ストックの選び方

ポールの素材は、レース用では高張力アルミが使用されていますが、一般的には、高価格帯のポールではカーボン製が、安価なストックではアルミ製のものが主流です。両者の複合タイプの商品もあります。カーボンは、アルミより軽量で細く作られているので、見れば太さで、安価なアルミ製のものとの違いが分かります。初級者を脱したら、次はカーボン製のポールを選ぶとよいでしょう。軽量でバランスがよく、振り出しが楽で、リズミカルな動作にも繋がります。

ポール(ストック)の長さ選び方は、「スキーストック長さの選び方:シナノ」のページも参考にしてください。一般的には、身長×0.67 cmが、長さの基準(目安)と言われています。また、ストックを逆さにして、雪面に刺さる部分を持って床に突いた状態で、肘の角度がほぼ90度になる状態が、適正な長さとも言われています。
ただし、腕前(上級者か初心者か)や、使用状況(コブなのか整地なのか等)によっても変わってきます。初心者は数センチ長めを、上級者は数センチ短めをチョイスすることも多いです。様々なゲレンデを駆け巡るスキーヤーには、長さを変えられる伸縮タイプのポールもおススメですが、良い伸縮ポールは、少々値が張ります。

ポールのメーカーでは、レキ(Leki、おすすめのスキーストックのメーカー)が、最近の人気ブランドのようです。ちなみに、LEKIは、UVEX社のブランドです。私が知る昭和60年代、”私をスキーに連れてって”のスキー全盛期には、ストックと言えばスコット(Scott、米国のメーカー)でしたが、最近はあまり見かけなくなってしまいました。バイク(自転車)など、他分野での事業が忙しいのかもしれません。また、やはり以前に有名だったケルマ(KERMA)は、今ではロシニョール・グループの傘下になっています。

しかし、カーボン製のストックを世に知らしめたのは、日本の釣り具メーカーのダイワです。以来、純国産メーカーとして世界に君臨するのは、我が長野県が生んだ、シナノ(長野県佐久市)とキザキ(長野県小諸市)でしょう。まだまだ、made in CHINAなどに負けるわけにはいきません。ショップには、サロモンやハートなど、スキー総合ブランドの名を冠したポールが多数並んでいますが、その主要商品の多くが、シナノキザキによるOEM製品だと思われます。

『カーボンにしよう!、でも高価なのはちょっと・・・』と言う方には、国産メーカーだと、シナノの「CX-ファルコン」などは如何でしょう?。5~6千円前後からと、とてもリーズナブルです。私も使っていますが、グリップがもう少ししっかりしたのが欲しいとなると、発泡グリップでシナノ最軽量モデルの「フリートライト」か、シナノ最高の突き心地と操作性で圧倒的な支持を誇るフィンガーホルダーモデルの「ビート-RC」の、1万5千円前後からの価格帯に。


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 6.ゴーグル(サングラス)の選び方と人気ブランド

ゴーグルの選び方で、重要なポイントは二つあり、ひとつは”レンズカラー”(可視光線透過率に影響します)で、もうひとつは顔への”フィット感”です。まずレンズの色の選び方ですが、その時の天気とレンズの可視光線透過率の関係が重要になります(参考:SWANS「スノーゴーグルの選び方」)。晴天時には、可視光線透過率が20%以下のミラー系かグレー系のレンズが適しています。雪の日やナイターで使うには、50%以上の明るいレンズが必要です。レンズカラーは、まずひとつ買うなら、オールマイティさで、”ピンク系”か”オレンジ系”のものをお勧めします。

私が、昨シーズンまで何年か主に使ってきたゴーグルは、”ピンク系色”レンズ(バーミリオン)の「bolle」(可視光線透過率 37%)。雲が多めの晴れた日や、日陰になったゲレンデではちょうどいい感じですが、快晴(ピーカン)時にはもう少し暗いレンズの方がイイなと感じていました。しかし、レンズが曇ることが多くなり、昨シーズンは曇り止めを塗るなどして誤魔化しながら使っていたのですが、今シーズン、ついに諦めて、新しいゴーグルを買っちゃいました。

新しいゴーグルは、スワンズの「090-MDHS W 」。レンズカラーは”エメラルドグリーンミラー×グレイ”で、可視光線透過率は20%です。結果、『もっと早く買い替えればよかった!』と後悔するほど、まったく曇りません。また、晴れた日はもちろん、曇った日、少々雪が舞う日でも、先の可視光線透過率37%のボレーより、とても見やすく感じます。これ一本あれば、ほとんどのスキーシーンを問題なくカバーできそうです。レンズの差なのか、技術の進歩なのか、経年劣化によるものなのか?。1万円せずにこの品質なら、コスパ的にも大満足です。
もうひとつ、ボレーを使っていた当時、雪が降ったりガスが出た時のためにと、”ライトミラークリアオレンジ”レンズの「UVEX g,gl 300 pro」(可視光線透過率 43~80%)を買って持っているのですが、スワンズの090がひとつあれば、こちらを使う機会もほとんど無くなってしまいそうな予感。高透過のUVEXのゴーグル、高かったのにな~(汗)。
なお、光の感じ方や、眩しさ・暗さを感じる度合いは、人それぞれ違うので、可視光線透過率の値も、大よその目安とご留意ください。

フィット感は、顔の形は十人十色なので、実物を着けてみないと判断しようがありません。

この他、デザイン性や機能性(曇りにくいダブルレンズや、光の乱反射を防いでくれる偏光レンズなど)によって価格(値段)が大きく変わってきますし、メガネ対応やヘルメット対応なども、それらを使用している人は、考慮に入れて選ぶ必要があります。

可視光線透過率とレンズカラーの選び方(目安)
ゴーグルのレンズのチャートの目安

ゴーグルの世界的なトップブランドとしては、ウベックス(UVEX、ドイツのメーカー)や、カレラ(CARRERA、オーストリアのメーカー)などが有名です。

ただし、日本市場はとてもミーハー的で、ちょっと人気度が異なります。今の一番の人気ブランドは、オークリー(OAKLEY、米国のメーカー)では無いでしょうか?。野球でもゴルフでも、一流選手のほとんどが、オークリーのサングラスを使っています。私もゴルフで使っていますが、確かにイイ!。その中で、国産に拘る石川遼選手は、SWANSです。山本光学のブランドであるスワンズ(SWANS、日本のメーカー)のスキーゴーグルは、信頼性の面で、国内では人気ブランドのひとつです。

この他、アックス(AXE)、スミス(Smith)、ジーロ(GIRO)、ボレー(bolle)など、様々なブランドがあります。ぜひ試着してみて、顔へのフィット感と、レンズの色による見え方を確認して、選んでください。

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 7.グローブ(手袋)の人気ブランド

グローブは、素材や機能性、形状など様々で、値段もピンキリです。ですが、初心者ほど雪に触れる機会が増え、当然濡れやすくなりますから、グローブだけはケチらず、防水性のしっかりしたGORE-TEXなどの商品を選ぶことをおすすめします。ただし、手の小さい方や女性が、厚みがあり頑丈そうなグローブを選んでしまうとポールが握りづらかったり、サイズも、メーカーによって微妙に異なるので、出来れば実際にはめてみて、選びたいところです。

昔から、デサント、ミズノ、サロモン、ゴールドウィン、フェニックスなど、信頼性の高いメーカーものや売れ筋のブランドものが人気ですが、最近はロイシュ(reusch、ドイツのメーカー)の人気や評判が、特に目立っているように感じます。ちなみに、ロイシュは、UVEX社のブランドです。

ロイシュ(Reusch International GmbH)は、1934年にドイツで設立された、グローブの老舗メーカーです。ウィンタースポーツ用のグローブから派生して、サッカーのゴールキーパーが使用するグローブでも、世界中に名を馳せています。スキー用品では他に、ヘルメットやゴーグル、サッカー用品ではプロテクターやアパレルなどにも、事業を拡大しています。

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 8.ヘルメットの人気ブランド

最近、スノーボーダーのみならず、ヘルメットを着けているスキーヤーがとても増えています。スキー場によっては、半数近くに上るかもしれません。スキー中の事故例がニュースなどでクローズアップされ、メーカーやショップが宣伝や普及に注力していること、参入企業や商品が増えて、デザインも豊富になり価格帯も広がって、消費者が選びやすくなっていること等が、理由のようです。また、着用している人が増えたことで、自分だけという恥ずかしさが減り、むしろお洒落として楽しめるようになってきたことも、大きいようです。
さらに、意外な恩恵ですが、ヘルメットは暖かい(^_^.)。ニット帽で、風が冷たく感じたことは無いですか?ヘルメットなら耳までしっかりカバーしてくれるし、さらにヘルメットの下にフードカバーや専用のバラクラバ(目出し帽)を着けたら、完璧です!。

欧米のスキー場では、ヘルメットの着用が常識化しているようですが、日本では、スキーヤーのヘルメット着用の必要性については、賛否両論あるようです。たまたま先日、八方尾根でスキーヤー同士が衝突して、一人が動けずに救急搬送されてしまう様子を目撃しましたが、その人はヘルメットを着用していました。一方のヘルメットを着けていないスキーヤーは、何ともない様子でした。ヘルメットを着けていても?、それとも、ヘルメットを着けていたからその程度で済んだ?。何れにしても、人からトヤカク言われる筋合いの物では無いですね。保険にしろ、安心を買うわけですから、本人次第です。でも、本人がまだ判断できないお子さんには、親がヘルメットを被らせるべきだと、私は思います。

スキーヤーが着けているヘルメットでよく見かけるブランドは、国産力でスワンズ(SWANS、日本のメーカー)、世界的な有名ブランドでは、ジーロ(GIRO、米国のメーカー)やブリコ(BRIKO、イタリアのメーカー)、ウベックス(UVEX、ドイツのメーカー)などが人気のようです。GIROは1985年にカリフォルニアに設立された、サイクリングやスキー用のヘルメットが主力の世界的メーカーです。BRIKOは1985年にミラノで設立され、元はスキー用ワックスのメーカーですが、ゴーグルやヘルメット、ウェアなどに事業を展開し、今ではバイク(自転車)用のヘルメットでも世界的人気ブランドとなっています。

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 9.スキーウェアの人気ブランド

 

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