
インパクト語録メモリアル1
『今どきのインパクト語録』の記録「その1」です。
★「長州は電気ナマズと特訓してるらしいぞ」
※解説…大仁田から強硬に電流爆破デスマッチを要求されている長州力。とにかく大仁田戦に備えて合宿をしたのだが、それを聞いた蝶野正洋が記者に語ったブラックジョーク(らしい)。蝶野独特の嫌みの効いた言葉だが、もし本当だったらプロレスラー長州力がナマズ相手に戦っているわけで、シュ、シュール!
★「いへがたおれませんように」
※解説…台東区・下町七夕祭の七夕飾りにつけられていた短冊の言葉。な、何があったんだ、君ィ!
★「お茶漬けケーキ」
※解説…東武池袋店の食品売場で見つけたお菓子。説明によると何と「TVチャンピオン」の甘味王「池田貴公子」がプロデュースしたらしい。その上、値段が1個250円! 「レインボーマン」に出てきた悪夢の1個500円アンパンの半分の値段である。ちなみに食べてみたら「お茶の香りのするしっとり感のスポンジケーキ」で結構旨い。これはもうトリプルインパクト級のシロモノじゃないだろうか。
★「雨の川」「みんなパッピーでありますように」
※解説…近所の七夕飾りの短冊に書かれていた言葉。微妙に間違っているところが、なかなかよいです。
★「だるまだってたまにはねたい、ごろんごろん」
※解説…東京府中市にある大国魂神社の栗祭りに出ていた紙灯籠に書かれていた言葉。ちなみにダルマの絵が描かれており、今流行の絵手紙のようなものらしい。ただ、素人が描いたピ○チューやミッ○ーマウスの紙灯籠と並んでいる様はかなりシュールなものがあった。
★「途中トンネル有料道路」
※解説…京都市の東北にあり、滋賀方面につながっている有料道路。名前の通り途中でトンネルになっているが、この「途中」とは実は地名だったりする。(近くに「途中越」という峠道がある。) 途中でトンネルになっているのは単なる偶然にしても「名は体を表す」というヤツではないだろうか。
★「美少年酒造株式会社」
※解説…「美少年」という日本酒は意外とよく知られているが、まさか作っている会社の名前まで「美少年酒造」だとは思わなかった……ちなみに熊本の酒造メーカーで「田原坂」という日本酒も作っているらしい。
★「チョコっとひまわり」
※解説…ロッテが出している「ひまわりの種をチョコでコーティングした」お菓子。で、食べてみたのだが、やっぱり「チョコでコーティングしたひまわりの種」だあっ! ハムスターの気分が味わえるが、一人で食べていると何か空しい……
★「しゃこちゃん温泉」「あずましの里いい湯だな」
※解説…どちらも青森県木造町にある温泉の名前。「しゃこちゃん」というのは遮光器土偶をモチーフにしたキャラクターで、現地ではそれなりに活躍しているらしい。ところで「いい湯だな」って名詞なんだろうか……?
★「玉子屋牛肉店」
※解説…街で見かけた思わず「どっちや!?」と突っ込みを入れてしまいたくなる店名。中を覗いたら精肉店のようだった。おそらく以前は卵を専門に扱っていて、精肉店に商売替えした時に「玉子屋」を屋号にしたのだろう。ついでに店の中では「焼き鳥」という玉子と牛肉の両者をアウフヘーベンしたようなものも売ってたりする。
★「冷やしとうもろこし」
※解説…これを見ていったい何だと思われるだろうか? 正解は駅の自動販売機(紙コップタイプ)で売られていたドリンクである。内容は「あんまり味付けをしていない冷やしたコーンスープ」だった。(うげげげ……) よーするに「だしと具を抜いた冷えたミソ汁」みたいなものなわけで、これをうまいと思う人がいるのやら。逆に缶を開けると「冷やしたコーンが入っている」方が面白かったかもしれない。
ところで別に関係はないが、私は関西を中心にして売られている「冷やしあめ」のことを「冷凍した飴」だと思っていたことがある。(ドリンクの一種だったとは……)
★「本当くず餅」
※解説…街の和菓子屋で売られていたくず餅。これが正式名称らしい。「なにが本当なんだー!?」と突っ込みを入れたくなった方は多いと思うが、必ずしもくず餅は植物の「葛」を原材料にしているわけではない。たとえば私がバイトをしていた和菓子屋では、くず餅を作るくず粉の原材料に「つゆくさ」と書いてあった。(どうもつゆくさの根茎からくず粉と同じようなものが取れるらしい。) おそらく「うちのくず餅は本当に葛から取った葛粉を使っているんだ!」ということを強調したかったのだろう。でも、本当というネーミングはちとマヌケだ。
このノリで行くと、ニセ黄門様に対して「本当御老公」、イービル・ティガに対して「本当ティガ」(←沖縄人!?)、犬仁田厚に対して本当大仁田厚(←略してホンニタ)、「バターはどこへ溶けた?」に対して「本当チーズはどこへ消えた?」てなことになりそうである。ぬう、日本おもしろ革命、恐るべし。(←まだ続いてたのか……)
★「国宝納豆」
※解説…納豆について書かれていた本の中で紹介されていた納豆の商品名。ラベルに姫路城天守閣(国宝)が描かれていたことから、姫路城にちなんでこの名前がつけられたのだと思われる。しかし、「国宝」と「納豆」……これほど結びつきにくい言葉も珍しいんじゃないだろうか?
★「デラックス納豆・千人小僧」
※解説…上と同じ本で紹介されていた納豆の商品名。「デラックス」はわかるが、千人小僧って一体なんなんだ!? もしかするとこの納豆を発売した会社の地方には「千人の小僧を弟子にしていた偉い和尚さん」「仏様に祈ると山から千人の小僧がやってきて田植えを手伝ってくれた」みたいな伝説があるのかもしれないが、今のところ全てが謎。ドレッシングに「サウザンアイランド」というのがあるが、この納豆を発売した会社の社長が「サウザンアイランドがあるのなら、うちはサウザンキッドだぜ!」と対抗心を燃やしたという事実が隠されていたりしたら―もっと謎か。いずれにしても、よくわからないネーミングをつけてしまう人は必ずいるということなのだろう。世間はミステリイに満ちている…
★「カタクリの花」
※解説…これが何かという東和銀行という銀行の総合口座の名前。ポスターを見ると「あなたの暮らしに幸せの花を咲かせましょう」と書いてあったので、「この口座で貯蓄をしていけばいつかは花が咲きます」ということなのだろう。ただ、カタクリの花は私も見たことがあるが、えらく地味だったりする。せっせと貯蓄しても地味な花しか咲かないのであれば、ちと悲しい気が……
でもまあ、今の時代はそれこそが相応しい貯蓄の仕方なのかも。確かカタクリの花言葉は「恥じらい」だったと思うので(←うろ覚え)、それこそ今の現代に必要なものかもしれないから。
★「コアラスイミングスクール」
※解説…東京都の地図でたまたま見つけたスイミングスクールの名前。子供向けのスイミングスクールの名前としては別に珍しくも何ともないように思うが―、ちょっと待て! コアラって泳ぐどころか水すら飲まない生物だったはず! そんな生物の名前をスイミングスクールにつけるとは何と大胆な。もしかするとこの世の中には「トビカンガルーネズミ」とか「ソマリアハダカデバネズミ」、あるいは「砂漠の狐」とかいう名前のついたスイミングスクールがあるのかもしれない。
★「世界商事」
※解説…秩父市にある会社の名前だが、ほとんど「タイガーマスク」に出てきた宇宙プロレスのノリだ。(むしろ「世界忍者戦ジライヤ」の方が近いか?) 「商事」と名乗っているが、実は製造業。ちなみに作っているのは豚肉のみそ漬け(←なぜ!?)
★「おまえだ」「はぐれ」
※解説…埼玉にある秩父鉄道の駅名。漢字で書くと「小前田」「波久礼」になるらしいが、駅の看板で見た時には結構驚いた。もし、悩んでいる人が秩父鉄道に乗っていて「ああ、いったい何が悪いのだろう……」と外を見ていきなり「おまえだ」と書いてあったら驚くだろう。
★「うま芋ん」
※解説…秋田で生産しているお菓子。名前の通り芋を使ったお菓子だが、焼き芋の味をそのまま封じ込めたような驚異のシロモノだったりする。しかし、なぜ秋田で生産しているお菓子が東京の駅の売店で売られていたのかは謎である……
★「ニューミスターラーメン」
※解説…青梅駅前で見つけたラーメン屋の名前。「ミスターラーメン」という店名も「俺はミスターラーメンと呼ばれるように頑張るぜ!」という店主の意気込みだと思えば納得できなくもない。しかし、「ニュー」って何だ? もしかしたらかつて「ミスターラーメン」が存在したものの倒産し、「確かに一度『ミスターラーメン』は敗れ去った! だが、店主である俺は修行の末にパワーアップし、『ニューミスターラーメン』として蘇ったのだ!」という衝撃の事実があったのかもしれない。
★「姫まつたけ茶」
※解説…青梅市の昭和レトロ商品博物館で見つけたもの。こういう缶飲料が実際に売られていたらしい。「烏龍茶と姫まつたけ茶のブレンド」とあるが、菌糸類をお茶にしようとするなあああっ。(どう考えてもだし汁になりそう……)
★「渋谷の紫いもチップス」
※解説…パッケージを見た時、「何! 渋谷で紫いもを作っているのか!?」と思ってしまったが、「渋谷」とは単に会社名だった。(ある意味で得な会社名だ。) ちなみに中身は「ブラックおさつチップス」である。見た目は凄いが、味はあんまり甘くなくて結構イケる。
★「お不動さまの知恵の手」
※解説…行く度にわけのわからないパワーアップを遂げている深川不動。今回、見つけたのが「お不動さまの知恵の手」である。これが何かというとテレホンカード大の「手の形をしたお守り」で、両手の間に挟んで祈るものらしい。まあ、新しいお守りを考えるのも寺社の仕事だと思うので結構なことだが、よくわからないのはアロマの香りを強調していることだ。もしかしたら深川不動は全身がアロマの香りなのかもしれない。
ところで「知恵の手」だが、深川不動には「不動明王の利剣で暗愚の闇を切り開いてもらった」僧侶の伝説があり、『知恵の利剣守り』というものが存在する。おそらく「お不動様の剣越しより直接シェイクハンドした方が効果は高い!」と寺の人は考えたのではないだろうか。すると次に来るのは「お不動さまの熱き抱擁」に違いない。(燃えそうだが……)
★「霊界の貴公子」「モテモテ男」「このドサンピン!」「最高!」
※解説…FMWというプロレス団体のポスターに書かれていた選手のアオリ文句。何かが微妙に違うような気がする……第一、最後の二つはただのセリフだろう。あ、「霊界の貴公子」というアオリ文句は怨霊という選手のものなので「そのまんま」でした。どうもすみません。
(※注…FMWという団体は2002年に倒産してしまいました。悲しいものがあります。)
★「食べたら意外とうまかったので、もういいやと思って」
※解説…プロレスラー天山広吉がインタビューの中で、新人時代の思い出を語った一節。で、何を食べたかだが、これが雀だったりする。プロレスの世界では先輩の言うことは絶対だが、先輩レスラー(橋本真也だというのは秘密)がエアガンで仕留めた雀を天山は「せっかくだから」と食わされたんだそうな。ふと思ったのだが、もしこの時の雀がまずかったら天山広吉というトップレスラー(IWGPタッグ王者)は存在しなかったのだろうか? と、すると味というのは何と大切なものであろうか。(いや、そういう問題じゃないと思うぞ…)
★「宇宙ツツジ」
※解説…ブラックホールに吸い込まれたツツジの細胞が「スペース・ツツジ」となって地球に来襲―ではなくて、館林市のつつじが岡公園に植えられていたツツジの名前。(ちなみに登録商標。) しかもこの宇宙ツツジ、実際に「宇宙を旅行した」という「キャメロンもびっくり!」のツツジなのだ。どういうことかというと、館林市出身の向井千秋さんがスペースシャトルに搭乗する時に持っていったらしい。(おそらく種子だと思うが。)
この宇宙ツツジ、つつじが岡公園の目立つ所に植えてあるのだが、非常に貧相で(まさか宇宙線の影響ではあるまいな……?)、観光客は誰も注目していなかった。ついでに横には狸の焼き物が置いてあったが、「まるでマス大山と死闘を繰り広げたよーな」状態になっており、宇宙的呪い(←なんだ、そりゃ…)がかかっているのかもしれない。
ところで帰りに「館林つつじ祭り」の垂れ幕をよく見たら、マスコットキャラクターが「スペースシャトルを抱きかかえたツツジ」だった。つまり「宇宙ツツジ」は館林市民の期待を一身に背負っているわけで、ぜひとも宇宙的呪いを跳ね返し、館林だけでなく宇宙まで征服して真の「宇宙ツツジ」になるよう頑張ってほしい。
★「真の晴れが来るように、夏の花火を打ち上げましょう」
※解説…プロレス団体ZERO-ONE代表の橋本真也が、NOAHの社長である三沢光晴に送った『手紙』。よーするに「夏あたりに行うZERO-ONEの大会にNOAHの選手を派遣してほしい」ということらしいが、ほとんど長井健のマンガに出てくるキャラが書いた手紙だ。(ちなみに「真」は橋本真也に、「晴」は三沢光晴にかけているらしい。) これを読んだ三沢は苦笑するしかなかったらしいが、内心恐れおののいているのかもしれない。「こんな手紙が続々と送りつけられてきたら本気で嫌だなあ……」と。
★「蘇言機」
※解説…国立科学博物館の「情報世紀の主役展」に出ていた機械。「言葉を蘇らせる」機械、つまり今で言うテープレコーダーのご先祖様みたいなものだ。(ただし、テープの代わりに蝋管を使う。) 外来語を漢語に翻訳することが盛んだった明治時代に日本に持ち込まれたためにこんな名前がつけられたようだ。(しかし、インパクトある名前だよなー。)
ちなみに東京日日新聞の社長・福地桜痴(←有名な明治の言論人)は、この蘇言機に「こんな機械ができると新聞屋は困る」というなかなかナイスな言葉を吹き込んだそうである。
★「計算はみんな苦手です」
※解説…国立科学博物館で開催されている「情報世紀の主役たち」展のプレートに書かれていた言葉。確かに「多くの人は計算が苦手」だと思うが、世の中には算盤の名人とか暗算の超人とかがいるのに「みんな苦手」だと言い切るのはどうだろうか? しかも科学教育で重要な位置にいるはずの国立科学博物館が、こう断定するのはちょっとばかりマズいような気がする。
そのうち財務省が「税金を払うのはみんな嫌です」、納豆の会社が「納豆の匂いはみんな苦手です」(←東日本人激怒)、小説家と漫画家が「締め切りを守るのはみんな苦手です」(←げ!)、印刷会社が「明朝体は明な書体です」(←謎)とか言い出すのかもしれない。
★「辛い」
※解説…街で見つけたインド料理店のメニューの隅に書いてあった言葉。ある種のカレーの注意書きだったが、インド料理店におけるこの「辛い」という言葉はほとんど「危険!」と同意語だよなあ……
★「魔法風呂」
※解説…戦後の風景写真の中に写っていた看板の文字。「内湯・シャワー付き」などという言葉がついていたことから判断すると、温泉みたいなものではなく内風呂のユニットではないかと推定される。ついでに「入浴料は貯蓄に」という宣伝文句がついていたが、そこはやっぱり時代だよなあ……なお、発売は「次郎風呂本社」。
★「海洋深層水使用」
※解説…まあ、最近よく見る言葉ではある。しかし、私は和菓子屋でこの言葉が羊羹に書かれているのを見てしまった。違う、絶対にヨウカンは何かが違う! でも、湘南の江ノ島には海苔の入った羊羹が名物として売られていたりするので、こういうのもありなのかもしれない。ええい、こうなったら「スイカに海洋深層水」だ!(←ヤケ)
★「赤城山卓球場に歌声は響く」
※解説…第三回えんため大賞小説部門・最優秀賞に輝いた作品の名前。会場に居合わせた私の仲間内でこの作品名がえらく話題になっていた。某T氏は「赤城山と卓球場と歌声という言葉を結びつけようなんて普通は考えもしない」とまで言っている。ちなみにあらすじによると「赤城山の卓球の神様の巫女」や「卓球魔人」とかいうキャラが出てくる謎の物語らしいが、それでいて審査員から「文章力と表現力で群を抜いていた」と評価された作品でもある。さすがは新世紀、恐るべきものが平気で登場してくるものだ。
とりあえず来年にはファミ通文庫から出版されるはずなので、心して待とう。
(※注……2002年1月にファミ通文庫から無事に発売されました。)
★「ウルトラ4コマ2001夏」
※解説…何となくわかると思うが、四コママンガの雑誌。ただー、「ウルトラ」「4コマ」「2001」「夏」という普通名詞を並べて固有名詞にしているというのは結構凄いことではないだろうか? と、いうよりむしろ識別ナンバーに近いような気がするぞ、これ……
★「堀りたて恐竜展」
※解説…福岡市博物館で9月上旬まで開催していた恐竜展。しかし「堀りたて」って、何か「産地直送取れたて野菜」みたいだ。恐竜展の会場で「中国直送! 堀りたてで泥付きの恐竜骨格だよー」と言っていたら凄いかもしれない。
ちなみにメインは中国で最近発掘された新種の草食恐竜「イービノサウルス」らしいが、この名前を聞いて「ウルトラマン・ティガ」の『イービルティガ』を思い出してしまった。
★「中華ルドルフ」
※解説…京都で見つけた中華料理店。入りはしなかったが、ドアに「冷麺」と書かれていたので間違いなく中華料理店だろう。しかし―、なんで中華でルドルフなんだ!? もしかするとドイツ人のルドルフさんが世界を放浪している途中で中華料理に出会って感激し、中華料理店で修行して店を始めたのかもしれない。(でも、なぜ京都……?) あるいは店主が中華第三帝国の突撃隊員だという可能性も否定できないだろう。
『中華第三帝国』、それは清朝の末期に料理によって中国全土の支配を企んだ悪の秘密結社(←少年料理人に負けて滅んだらしい)に源流を持ち、世界中の料理を中華一色に染めるべく暗躍していると伝えられる組織である。一般には全く知られていないが、宇都宮がギョーザで有名になった背景には彼らの密かな活躍があったという。その時に動いたメンバーは中華第三帝国の皇子であり、彼はその成果により『宇都の皇子』と呼ばれるようになったという。(民明書房・刊「中華第三帝国興亡史」より)
★「第12代景行天皇がステージに上がられます」
※解説…山鹿灯籠踊りの中で、景行天皇の故事を再現したイベントでナレーターが語った言葉。むろんこの景行天皇は山鹿観光協会の人のコスプレだが、「景行天皇」と「ステージ」という言葉の結びつきはやっぱりミョーだ。何か景行天皇がローマ法王のごとく一曲歌ってしまいそうな感じすらする。このノリで行くと「景行天皇がモバイルでインパクに参加」「景行天皇がトップロープからムーンサルトボディプレス」なんてことがあるのかもしれない。まあ、実際に大阪では「えべっさんがリング上でマッハの敗北」とかあるわけだし。(←大阪プロレスでの話。)
★「わかもとの知恵」
※解説…金の星社から発行された単行本。レプリカントと死闘を繰り広げながら街に広告を出そうとする未来のわかもと製薬社員の物語だったりしたら凄いが、戦前にわかもと製薬によって発行された「おばあちゃんの知恵袋」的絵本を元にして、新たに作られたものらしい。ちなみに著者が筒井康隆だというのはちょっと驚きだ。
★「関門海峡潜る鳩」
※解説…NHKの北九州ローカルニュースの特集タイトル。私は「関門海峡の鳩は潜水してしまうのか!」と驚いてニュースを見たら――内容は「下関駅から列車に乗って関門トンネルを越えて門司駅まで行く鳩」というものだった。確かに列車に乗って関門海峡の下を通っているのでこのタイトルに間違いはないのだが、それでもやっぱりサギくさいタイトルだぞ。(ちなみにNHKの全国ニュースでもこの特集が放映されたが、その時のタイトルは「ちゃっかり鳩」になっていた。)ところで、この鳩は列車内でときたま餌がもらえるので列車に乗り込むことを覚えたらしいが、どういうわけか帰りは門司駅から関門海峡を自力で飛行して下関まで戻るらしい。彼らにも「すべてを他人の力に頼っては堕落する」というプライドがあるのかもしれない。
★「宇治金時」
※解説…亀戸天神の献灯明祭で、奉納されていた紙灯籠に貼られていた書。「夏まつり」とか「天の川」とか夏に関係した書が並んでいる中、これは燦然と光り輝いていた。たぶん、この書をしたためた人の頭の中には「夏といったら宇治金時!」という強い意志がみなぎっていたのだろう。それとも、この人にとっては宇治金時が憧れなのだろうか? 確かにかき氷の中では宇治金時って高いもんなあ。
★「世界エビ狩り選手権」
※解説…山口県で開催されたイベント。ちらっとテレビで見たところでは、海水浴場の一部にネットを張ってその中に生きているエビを放し、そのエビを手づかみで捕らえるもののようだ。なかなか楽しそうなイベントだが、いきなり「世界」の称号がついてしまうのか(笑)。おそらくは少しでもイベントを盛り上げるために、外国の人にも声をかけて参加してもらっているのだろう。
ただ、こういうものは嘗めてかかってはいけない。意外と『世界エビ狩りチャンピオン』の称号を狙い、世界各国から強力なチームが参加しているかもしれないのだ。全身から芸術の香りを漂わせているフランスチームとか、カウボーイハットを被り投げ縄でエビを捕らえる(き、器用な……)アメリカチームとか、全員がハーケンクロイツのついた制服を着ているドイツチーム(なぜ、我々は21世紀になってもドイツといえばナチスと思ってしまうのだろうか?)とか、全員ジェントルマンのイギリスチームとか、バイキングの子孫で世界中のあらゆる海洋資源を奪ってきたノルウェーチームとか、エビ料理を極めるために参加した(←方向性違うぞ……)中国チームとかが『世界エビ狩りチャンピオン』の座を狙って日本に来襲。そして日本からは、神国日本を守るために立ち上がった伊勢エビの巫女、かつてエビ○ラー(ポケ○ン?)を素手で殴り倒したボクサー、傘の上で何でも回すことのできる兄弟、近所の川でアメリカザリガニを採っていた小学生がチームを組んで世界各国のチームに立ち向かうに違いない。ところでイタリアチームはやっぱり反則の限りを尽くすのだろうか?(←ド偏見)
★「猪木ひどい・橋本涙」
※解説…割と凄い見出しで有名な東京スポーツの見出し。どういう事情かというと、プロレスラー橋本真也がプライドという格闘団体から選手を引き抜いたために、プライドと業務提携しようとしていたアントニオ猪木が怒って、橋本真也が開催しようとしていたプロレス大会に自分の息のかかった選手の参加を取りやめさせたというもの。まあ、プロレス界でよくあるゴタゴタなのだが、プロレス関係の見出しでここまで弱々しいものって珍しいんじゃないだろうか。「ひどいわっ、猪木さん! 元・闘魂三銃士の中で私だけが猪木さんを慕い続けていたのに!」という橋本真也の声が聞こえてきそうだ。(うげげげげ……)
★「牌を武器にして投げつけるんだ。千点棒を脇差しにして入場するというのはどう?」
※解説…みちのくプロレスに『黒使無双』というキャラで出場することが決まった時の武藤敬司のコメント。この黒使無双というキャラは当日タッグを組む相手が「白使」という名前だったために、麻雀好きの武藤が「国士無双」という役から考え出したもの。実際の入場シーンでこんなことはなかったが、このコメントを発した武藤の様子をスポーツ新聞は「武藤の妄想はとどまるところを知らない」と書いているので、おそらく武藤の頭の中では「不思議時空発生!」という事態が起こっていたものと想像される。
★「寺原、銭湯態勢」
※解説…甲子園を沸かせた日南学園の寺原投手のことを取り上げたスポーツ新聞の記事。単に寺原が銭湯に行ったというだけの記事なのだが、それでしっかり記事を作ってしまうスポーツ新聞の記者ってとてつもなく凄いのかも……
★「身長が伸びますように」
※解説…太宰府天満宮の絵馬記入所で見た、お願い事の記入例。そういう神社なのか、太宰府天満宮は(笑)。ついでに祈願者の名前が高木美保になっていたりする。太宰府天満宮に奉納される絵馬の願い事が「○○高校に受かりますよーに」「祈○○大学合格!」ばかりなので、太宰府天満宮の職員が「たまにはわけのわからんお茶目な願い事をしてくれー!」と思ったのかもしれない。でも、高木美保はどうかと思う。せめて福岡出身のタレントとして有名な森口博子にすべきではなかったのだろうか。(←そういう問題なのか?)
★「うその餅」
※解説…太宰府天満宮参道で見たお土産。「お前の信じる餅が真実の餅だ」という高度に哲学的な餅(←どういう餅なんだ、それは……)が入っていたりしたら凄いが、実は天満宮のお使いである「ウソ鳥」にちなんだもの。(中身は単に緑色の餅。)
古くから太宰府天満宮ではウソ鳥を象った木ウソが縁起物として有名だが、最近はすっかり太宰府天満宮のキャラクターになっているようで、「ウソの携帯ストラップ」なんてものも売られていたりする。
ところでこういうウソ商品を買い求めると「君が○○大学に合格したなんて嘘!」ということになったりしたらちょっと嫌だなあ。
★「スペースカッタ2001」
※解説…山口県で開催されている「山口きらら博」宇部市パビリオンのプログラム。私は最初、「スペースカッター?」と思ったが、説明文中に「カッタ君」という文字があった。そう、何年か前、山口県宇部市のときわ公園にはカッタ君というモモイロペリカンがいて、時たま幼稚園に飛んできて園児たちと一緒に「ミックスジュース」の歌を歌っていたのである。(テレビで見られた方もいるかもしれない。) どーやらこのカッタ君のことを素材にして作り上げた劇らしい。説明文に「バトルを展開」とあったので、内容は「宇宙を支配しようとする悪の帝王が幼稚園バスをジャック。園児たちの泣き声を聞いたカッタ君が何光年もの時空を飛び越えて登場。悪の帝王と激しい戦闘を繰り広げピンチに陥るが、園児たちが歌うミックスジュースの歌を聞いて元気を取り戻し、見事に悪の帝王を粉砕する」てなところではないだろうか。まあ、モモイロペリカンごときに粉砕される悪の帝王というのも何だろうかという気もしないではないが。
★「観音水車でかまるくん」
※解説…山口県美川町にある飲食店。きっと大きな水車が目印の店なのだろう――と思ったが、よく考えたら観音水車ってなんだ!? 水車の横に蓮華模様がついているとか、でっけえ如意輪観音の手の上で水車が回っているとか、十一面観音のようにたくさんの顔が水車についていてくるくる回るとか(あぎゃーっ)、馬頭観音の馬が車を動かしているとか(←それは馬車だ)するのかもしれない。
(※注……後で観音水車は「岩屋観音」という観音像の近くにあることが判明。直径12メートルの巨大水車だそうだ。)
★「イタイタちゅうちゅう」
※解説…山口県萩市に存在する無国籍料理レストラン。「イタ」はイタリア料理、、「ちゅう」は中華料理のことだと推測されるが、やっぱりこの名前はマヌケだと思う……
★「せめんだる」
※解説…山口県小野田市のお土産品。小野田市はセメント工業の街として有名で、これもそれに因んだものと思われる。ちなみに実体は最中らしい。ぐわーっ、要するに「セメント最中」というものなのかー!?(最中の形もセメントを入れた樽を模しているらしい。) 広いニッポン、探せば「レアメタルせんべい」や「ニューセラミックまんじゅう」(←堅そう……)なんてものがあるのかもしれない。
★「時間がないのだ、一緒に来てもらう」
※解説…北九州にあるスペースワールドのアトラクションで最初に出てきたセリフ。確かに時間はなかったが、ここまで問答無用なセリフというのも珍しいかもしれない。これを小説に応用すると、主人公の所に謎のキャラが現れ、「時間がないのだ、一緒に来てもらう」と何の説明もなく連行してしまう――ということになるが、意外とスピード感があっていいかもしれない。でも、普通はただの強制連行だよな。
★「おウチ探偵ホームズ!」
※解説…九州で放映されているローカル五分番組。九州ローカルであるにもかかわらず、地井武雄がおウチ探偵ホームズに扮して九州各地の家を訪ねている。ちゃんと九州の家族と会話しているので、地井武雄が収録の度に九州まで来ているのだろう。しかし、地井武雄がこの番組で着ている全身黄色の服装はちょっと凄いぞ。
★「釣りアジ玄ちゃん」
※解説…福岡県玄海町の観光パンフレットに載っていたもの。料理だと思っていたが、よく説明を読んでみたら「アジ船団が一本釣りしたキハダアジ」と書いてあった。つまり「関アジ」「関サバ」のようなブランド魚らしい。でも、ブランドで「ちゃん」付けはないだろう(笑) このままいくとエルメスがエルちゃん、シャネルがシャネちゃんになってしまいそうである。そしてシャネルの愛好者のことを「チャネラー」と呼ぶようになってしまうのかもしれない。(シャネルの言葉はどこに?)
★「イカ丸」
※解説…佐賀県呼子町に就航している観光船。全体的にイカを模した船だが(十本の足もちゃんとある)、白い船体にそれらしいものを取って付けたような感じがするのはちと残念。やっぱり十本の足がロボットアームになっていて他の船を捕まえるとか(←何の意味が?)、危機に陥ると真っ黒な重油を吐くとかしてほしかった。(←それはダメだろう……)
★「やき餅咲ちゃん」
※解説…広島市で売られていたお菓子。どうも「もみじまんじゅう」のニューバージョンのひとつのようで、食感は「粘っこいもみじ饅頭」だった。(それなりにいけます。) ところでこのお菓子は「咲ちゃん」という女の子のキャラクターがパッケージなどに印刷されているのだが、頭に三枚の紅葉をつけて青いレオタードを着ているというなかなか怪しいキャラである。そして胸に燦然と輝く「H」の文字は――貴様、ヒロシマンの仲間だな!? (注……ヒロシマンとは広島の観光協会が作ったと思われるキャラクターで、お好み焼き屋のオヤジがコスプレしたようなキャラ。)
★「もみじの華」
※解説…広島県の宮島で売られていたお菓子。しかし、紅葉に花とかあるのか? まあ、種ができる以上、花に相当する部分は間違いなく存在するのだろうが、すっごい地味だと思うぞ。もしかすると、この菓子を作った業者は「もみじ全体が花なのだ」と見なしているのかもしれないが、それだと紅葉の葉っぱがない(笑)
★「あんたが最高!」
※解説…安芸の宮島の名物であるお土産用の「しゃもじ」に書かれていた言葉。土産にもらうにしても家に飾っておくにしても凄く困りそうな気がする。まあ、宮島のしゃもじが有名になったのは、日清戦争の時に広島から出征した兵士が「敵をめしとる」という語呂合わせで奉納したのがきっかけといわれているので、アップ系の言葉が書かれているのはむしろ王道なのかもしれない。(他にも「絶対合格」「一球入魂」「闘魂」「必勝」などの言葉が見かけられた。)
だが、しゃもじに書かれていた言葉の中で一番奇妙なのは「祈願・努力」ではないだろうか。普通は「祈願・良縁成就」とか『成果』を祈願しそうなものだが、「努力」って単なる『過程』である。過程を祈願してしまうのかー!? でも中には「努力する人間になれるよう努力する」人がいるかもしれないので、そういう人にはぴったりなのだろう。(よく考えると自己矛盾な言葉……)
★「2000ねん」
※解説…宮島で見つけた竜の土鈴の隅にこそっと書かれていた文字。おそらくは去年、「単なる竜の土鈴ではなく、ミレニアムを感じさせるものを付け加えればバカ売れするに違いない」という目論見で作られたのだろう。しかし、そんなものに引っかかるのは世界中で私ぐらいなものだと思うぞ。(←引っかかったんかい!?) それにしても「2000年」でなく、「2000ねん」というのが脱力させてくれます。
★「富士の年輪」
※解説…静岡県で売られているお菓子。ちなみにバウムクーヘンの中にクリームが入っているというもの。「どこが富士なんじゃい!?」と思った方も多いだろうが、よく考えると富士山って「火山灰が地層のように降り積もってできた成層火山」なので、バウムクーヘンって意外と富士山に相応しいのかも。ただ、富士山は決して円筒形ではないが。
★「お茶パイ」
※解説…静岡県のお土産。名前の通り細かいお茶の葉っぱがパイの中に入っている。紅茶の葉っぱが入ったクッキーとかはよく見るので、それを参考にしたのかもしれない。ところで、この「お茶パイ」ってやっぱり『お茶っ葉』からつけたんだろうか? はっ、もしかすると番茶の出涸らしあたりを再利用したのか!?(←んなわけがあるかい!)
★「ららら亭」
※解説…街を歩いていて見つけた串焼き屋の名前。もしかするとこの店の串焼きはあまりに旨いので、思わず「♪ららら〜」と歌い出してしまうのかもしれない。しかし、逆に「この串焼きを食べたら歌ってくださいよー」と店主から迫られる店だったら凄く嫌だ。
★「いいこと茶」
※解説…自動販売機で売っていた缶茶。ミックス茶に食物繊維が入っているので、これだけを飲み続けるとダイエットなどの「いいこと」があるという意味のようだ。これがエスカレートして「つぶつぶのコンニャク」とかが入ったお茶が発売されたら――、わるいこと茶とかいう名前がつくのだろーか?
★「ハム太郎・東京焼き」
※解説…どうも今年の末には巨大化したハム太郎が放射能炎を吐いて東京を焼き尽くすらしいので、それを記念して作られたお菓子―って、それは何かが融合しとるぞ! 実際はハム太郎を象った東京限定の人形焼き。パッケージには大正浪漫っぽい絵が描かれていたが、中は普通のハム太郎だった。そこは根性入れて「ハム太郎・御神楽探偵事務所バージョン」とか作ってほしかった。
★「機関車みたいなじじいだ(笑)」
※解説…七十歳以上の自立した老人を表彰する「ニューエルダーシチズン大賞」(読売新聞主催)の受賞座談会で、審査員の一人である毒蝮三太夫(←科学特捜隊のアラシ隊員)が語った言葉。毒蝮三太夫はTBSのラジオ番組で老人に「じじい・ばばあ」と悪口を言うキャラクターとして知られているが、新聞社の座談会でわざわざ言わなくても(笑)。ちなみに大賞を受賞した人は、子供の頃に出会った新美南吉の顕彰のため故郷に彼岸花(「ごんぎつね」の中に出てくる)を植える活動を続けてきたそうだ。世の中、知らないところに偉人がいるものだ。
ところで、毒蝮三太夫って「江戸っ子は五月の空の吹き流し 口はあれどもはらわたはなし」というイメージを一番悪用(笑)している人物に違いない。
★「観客も涙で声援」
※解説…新聞に載っていた記事の小見出し。で、内容は中国で行われた「唐辛子早食い大会」のこと。別に感動的な結末に観客が涙したわけでなく、単に唐辛子のエキスが目にしみただけかい!
ところでこの記事には「TVチャンピオン」のスタッフが目をつけそうだ。日中決戦と称して「早食い」「激辛早食い」の二冠を制した新井和響氏あたりが送り込まれるような気がする。
★「最初はよぉ、テトリス持ってなかったら、俺、死んでたな」
※解説…海外遠征に出ることになった新日本プロレスの真壁選手が、海外遠征の経験のある先輩の永田裕志にアドバイスを求めたら返ってきた言葉。海外遠征に出た当初は言語の壁から話す相手もなく、ひたすらテトリスで気を紛らわせていたらしい。つまりテトリスがなければG1覇者の永田も存在しなかったかもしれないわけで、むう、恐るべしソ連製のゲーム。
そのうち「ピカチュウがいなかったら僕は死んでました」とかいうプロレスラーが出てくるのかもしれない。(桜庭は何となくそれっぽいが……)
★「ジャーマンスープレックスホールドーナッツ」
※解説…第一パンから出ている「アントニオ猪木パンシリーズ」の中の一つ。あのー、「ジャーマンスープレックスホールド」と「ドーナッツ」ってドしか合ってないような気がするんですけど……ちなみに他には「燃える闘もろこし魂パン」というのもあります。
★「みなぞう君」
※解説…神奈川県の江ノ島水族館で飼育されているミナミゾウアザラシの名前。まあ、多くは語るまい(笑)
★「よろこび亭」
※解説…街で見かけた居酒屋。「楽しいお酒でここが喜びの場所になってくれれば」という感じで名付けたのだろう。ただ、こういう名付け方の居酒屋は結構多いのでいまいち目立たなかったりする。いっそのこと、思わず演歌を口ずさみたくなる「かなしみ亭」とか、二度と来る気がしない「ふゆかい亭」とかいう名前はどうだろう?(前者はともかく、後者はすぐ潰れると思うぞ……)
★「盆栽最中」
※解説…埼玉県大宮市で売っている最中。大宮市には盆栽業者が集まって作られた「盆栽町」という町があり、それにちなんだ和菓子。名前は凄いが、実体は丸型の最中に松の姿が描かれているというなかなか渋いものである。ただ、盆栽町で作られているわけでないのがちょいと残念。
★「はにわさぶれ」
※解説…名前の通り「ハニワ型のサブレ」で、埼玉県行田市の「十万石」という和菓子屋が製造。もしかするとハニワの中で最も有名かもしれない「踊る人のハニワ」を象っている。(確か埼玉県の出土ではなかったかと……) 何かを象ったサブレはたいてい大したことがなかったりするのだが、このサブレは造形的に結構凄い。(ただ、左腕が胴体と融合しているのだけは残念。) ちなみに本物の「踊る人のハニワ」は目と口が単なる穴だったりするが、逆にサブレに穴を開けるのが難しかったらしく、このサブレの口と目は「タコの吸盤」みたいなものになっていて、さらに怪しさ倍率二倍でドン! このはにわさぶれ、私は「日本で最も形の凄いサブレ」としてプッシュする。スゲーぜ、(株)十万石!
★「ボンカレーパン」
※解説…コンビニで見つけたカレーパン。何とパッケージまで昔のボンカレーお姉さんを使っているというこだわりのもの。ただー、裏を見ると「市販のボンカレーをそのまま使用したのではなく大塚食品株式会社了解のもと、パンに合うように作ったカレーを包みました」と書いてある。それでは何の意味もないんじゃあ……?
★「日本語ダイジョーブ」
※解説…アメリカ出身のカイロプラティックドクターが日本で開いた治療院の広告に書かれていた言葉。まあ、全く日本語ができない人が日本で開院しようとは思わないだろう。しかし、治療院に行くと奥から白衣を着たアメリカ人が出てきて「HAHAHA! ワタシ、日本語ダイジョーブデース!」と叫んだりしたら、ものすごく不安なような気がするぞ……
★「ちょつと失礼してお影をカメラにもおさめ。」
※解説…埼玉県川越市に喜多院という寺院があり、ここに五百羅漢像がある。その羅漢像の拝観券にこう書いてあるが、なぜいきなり文章が終わるんだ!? 次にも文章があるので、行数が足りなくなったというわけではないらしい。もしかすると世の中には「もおさめ」という言葉が存在するのだろうか?(それはないと思うが……)
この喜多院の羅漢像は大きさは小さいが、表情豊かでなかなか見応えがある。特に「ひそひそ話をする羅漢」と「鼻くそをほじくる羅漢」は有名である。(むう……)
★「感謝せんべい」
※解説…ある出版社のパーティーでお土産にもらった小麦粉せんべい。これが商品名らしく、箱にも「感謝」、中の袋にも「感謝」と書いてある。そして中のせんべいにはー、その出版社のロゴが焼き印で描いてあった。(おおーっ!? ←意外な驚き) 特注品だとは思うが、場合によっては「マイせんべい」が作れるのかもしれない。岐阜県八百津町の近くに住む人は美濃屋本店という店に聞いてみよう。
★「ぺらぺらうどん」
※解説…デパートの食料品売場で見つけたもの。その名前の通り紙みたいに薄っぺらいウドンを乾燥させたものだった。「それをウドンと言っていいのか?」という疑問もあるかもしれないが、本来、中国では穀物の粉を練って薄く延ばして作った物はすべて『麺』(ミェン)と呼んでいたらしいので(ワンタンも麺の一種になるらしい)、こういうのもありかなと思う。(ちなみに平たい麺の「きしめん」も古くは「ひもかわうどん」と呼ばれていたという。)
ところでこの「ぺらぺらうどん」、登録商標らしいので発売元以外はこの名称を使えないが、普通は「ぺらぺらうどん」を登録商標にしようとは思わんぞ(笑)
★「ウルトラマンにあこがれて教師を目指したんです」
※解説…ある四コママンガのオチのセリフ。ただー、「ウルトラマン80」という存在(←教師がウルトラマンに変身する)を知らないと全く理解できないような気がする。(ウルトラシリーズの中でもマイナーな部類に入るぞ……)
★「こんなところに出ている暇はないですね」
※解説…テレビ東京の夕方のニュースで、ディズニーシー開園の取材に行ったリポーターが来場者の一人にインタビューしていた。(ちなみに生収録。)ちょっと話を聞いた後、「これからも回られるんですか?」「はい」「じゃあ、こんなところに出ている暇はないですね」とコメントしていた。自分が出ている番組のことを「こんなところ」と言い切ってしまうリポーターも凄いが、ニューススタジオでも結構ウケていたことの方がもっと凄いかもしれない。むう、恐るべし、テレビ東京!
★「そっくり太郎」
※解説…明治製菓が出している栗の形をしたグミ。甘栗の味のするグミとしかいいようがないもの。(なぜか私は袋を開けた時に「ラッキョウ?」と思ってしまった。) ちなみに「クリもびっくり!」というコピーがついているが、このグミの開発者は何故にそこまで栗にこだわるのだろう? あるいは開発者には「日本一の甘栗屋を目指していたが、両親から『大学に行け!』と強引に迫られて仕方なく断念。しかし、大学で学んだ技術を基にして明治製菓で栗のグミの開発に成功した」という『プロジェクトX』張りの人生があるのかもしれない。
★「石焼きいもパン」
※解説…スーパーで見つけたパン。石焼き風の芋をたっぷり練り込んだパンであって、石焼き芋をそのまま入れたパンではないらしい。ふと思ったが石焼き芋の釜からこのパンが出てきたら面白いような気がする。もっともパンが間違いなく焦げるよなあ……まてよ? 無発酵パンの「ナン」とかは石釜で焼いて作るはず。もしかしたらスライスしたサツマイモを無発酵パンの生地で包み、うまく時間を調節すれば石焼き芋の釜で「石焼き芋パン」ができるんじゃないだろうか? 誰かにやってほしい……
★「七福神工程」
※解説…ある地方の七福神巡り案内に書かれていた言葉。まあ、単なる「行程」の間違いだと思われるが、実際に七福神を作っていたりしたら怖い。
★「手あげあぶらあげ」
※解説…スーパーで見つけたあぶらあげ。説明によると「一枚一枚ていねいに揚げた」そうなので、手作りの意味を持たせた商品名なのだろう。ただ、熱に異様に強い職人が高温の油に手を突っ込んであぶらあげを作っていたらマジで凄い。「手あげあぶらあげを作ることができるのは、世界中でこの俺だけよ。見事受けてみせるか、男殺し油地獄の恐怖を!」と、男塾の皆さんと戦いそうだ。
★「そばめしふりかけ」
※解説…老舗の永谷園が出しているふりかけ。「焼きそば」と「焼きめし」を合わせるだけでも一部から「炭水化物の取りすぎ!」という声が上がったのに、それをわざわざふりかけにするとはもう何だかわかりましぇーん(笑)。とりあえず揚げたソバの食感が楽しめるのがウリらしいが、それだったら「ベビースターラーメンふりかけ」でも良かったのでは? あんまり旨そうではないけれども。
★「ホテルニュー白亜紀」
※解説…茨城県ひたちなか市にあるホテル。近くに白亜紀の地層で有名な場所があるためにこの名前が付けられたようだ。しかし、あるいはホテルの従業員が「恐竜人間」だというオチが待っているのかもしれない。もし、新たにグループのホテルを作る時はホテルマンが三葉虫男の「ホテルニュー三畳紀」をお願いしたい。
★「ありが亭」
※解説…街で見かけた居酒屋の名前。ここの主人は「こんなにお客が来てくれて、本当にありがてえぜ」と思っている江戸っ子の確率75%以上だと私は見た。
★「鮎の天ぷら最中」
※解説…街の和菓子屋で見つけたお菓子。「若鮎」とかいう和菓子はよく見るので、和菓子で『鮎』というモチーフを使うのは相性がいいのかも。ところで「天ぷら」というのは何だろう? 中味は鮎の形をした最中だったが(しかも造形は結構いい)、最中を入れた袋を天ぷらの衣に見立てたのかもしれない。はっ、もしかしてこの「鮎の天ぷら最中」を考え出した人は、天ぷらから衣をはがして中だけ食べる趣味があったのか!?
★「じゃががうまい」
※解説…明治製菓から出ているカールの一種。ポテトフレークをふんだんに使った「じゃがバター味」のカールなのだが、商品名といい、この商品自体といい、微妙にコーンスナックであるカールのプライドを否定していないか?
★「銭湯歌合戦」
※解説…ナムコナンジャタウンでの新イベント。確かにナンジャタウンは昔の下町の雰囲気を再現したアトラクションパークなのだが、わざわざ銭湯で歌合戦をしなくてもねえ(苦笑)。じゃあ、どこでやればいいのかと私なりに考えたのだが、歌声喫茶なんてのはどうだろう?(←若い年代には何だかわからんぞ……)
★「まりも祭ようかん」
※解説…どういうわけかスーパーで売っていた北海道阿寒湖温泉のお土産。思わず買ってしまったのだが、蓋を開けて中を見たら――のひょーっ、まん丸で緑色の羊羹が入っとるー! まさしくマリモ型のヨウカンだ。ただし、えらく甘いのが残念。私は阿寒湖には行ったことがないのだが、マリモのお陰で神秘的な湖というイメージがある。その神秘的な湖というイメージが「まりも祭ようかん」を一個食べるごとにガラガラと崩れていくぐらいに甘いのだ。もしかして、お土産という点では少しまずいのでは?
★「そばの館・皆楽来(みらくる)」
※解説…鹿児島県開聞町にある蕎麦打ち体験施設の名前。「鹿児島でソバ?」と思われる人もいるかもしれないが、蕎麦通の間では日本で最も早く新蕎麦が採れる地方として知られ、鹿児島県産の蕎麦粉を使っている店は意外と多い。このネーミングは「ミラクル」に「皆、楽しく来てほしい」という意味合いを持たせたなかなかきれいな名前だと思うが、よく考えたら蕎麦と何の関係もなかったりする。
★「あっさり・ご麺」
※解説…徳島製粉が出しているカップうどんシリーズ。「金ちゃん」ブランドの製品なので徳島辺りでは結構有名なのではないだろうか。この「ご麺」シリーズ、鉢巻しめた兄ちゃんが「えらいスンマセン」という感じで謝っている姿がパッケージに描かれている。彼はいったい何を謝ろうとしているのだろう?
ふと私は東京浅草にある洋食の老舗「ヨシカミ」を思い出した。このヨシカミのキャッチコピーは「うまくて申し訳ないっス」なのだ。もしかするとこの世の中には『うまくてスマン!同盟』というのが存在し、日本を支配下に置くべく暗躍中なのかもしれない。まあ、中には新崎人生のように相手をパワーボムで投げつける前に合掌するプロレスラーもいることだし。(←文脈違うぞ……)
★「緑黄色野菜とらなきゃ」
※解説…デルモンテが出している野菜ジュース。しかし、消費者を強迫観念に陥れてどーする(笑)
★「ドラゴンドラ」
※解説…この冬に運行開始する苗場スキー場とかぐらスキー場を結ぶ世界最長のゴンドラ。「誰が命名したんだ?」と思っていたら、何とユーミンこと松任谷由美だった。ゴンドラの名前まで命名しなくてはならないとは有名人も大変だ。ちなみにこのゴンドラに目を描き入れたら天に向かって飛んでいくのかどうかは定かでない。
★「極楽ポテト」
※解説…「あけぼの」という和菓子屋で発売している和菓子。名前の通りサツマイモのお菓子だが、もしかすると開発者の「貴様らをいきなり極楽送りにしたるわー!」という意気込みが込められているのかもしれない。(←どういう意気込みなんだ?) あるいは「サツマイモの中でも極楽トンボのようなイモだけを厳選しました」という事実があるのかも。(←ないってば)
★「どっちのスイカがおいスイカ?」
※解説…カンロが出しているキャンデーの名前。中が赤いスイカキャンデーと中が黄色いスイカキャンデーの二種類が入っている。たぶん、商品開発中に「スイカキャンデーを作ろう! でも、普通のスイカキャンデーでは面白くない……では、赤スイカと黄色スイカの二種類ではどうだ!」ということになったんだと思われる。ついでに悪ノリして「種なしスイカと種ありスイカ(黒ゴマ入り)」を作ったら―あんまりキャンデーとして意味がないか。
★「元チャンピオン丼」
※解説…元ボクシング世界チャンピオンの星野敬太郎が料理長を務める料亭にあるメニュー。確か世界チャンピオンに輝いた時に「チャンピオン丼」が発売されたはずなので、王座防衛に失敗したので律儀にも名前を変えたらしい。ところで星野選手は再びチャンピオンの座を狙っており、「元チャンピオン丼」が「チャンピオン丼」に返り咲く日も近いかもしれない。
(※注……2002年1月、見事にチャンピオンに返り咲き! 凄いぞ、料理長!)
★「笑笑」
※解説…居酒屋の名前で「わらわら」と読むらしい。この店に入って「済みませーん!」と叫ぶと、奥からニヤニヤと笑った店員たちがわらわらと出現したら―結構ホラーだ。
★「キリストの里」
※解説…青森県新郷村の地酒。この村は以前は「戸来村」と呼ばれ、「日本に逃れてきたイエスキリストの墓」というものがあることで知られる。それにちなんだ地酒なのだが、やっぱりキリスト祭(この村にはこういう祭りが存在するらしい)の時には地下からキリストが復活し、「飲みねえ飲みねえ、この酒は私の血である」とか言いながら参加者に『キリストの里』を振る舞うのだろうか。
★「こんにゃくぱん」
※解説…こんにゃくで有名な群馬県下仁多町のパン屋で売られているらしい食パン。こんにゃくのペーストが練り込まれているらしいが、どういう食感なのだろう? 手にした時にぷるぷると震えていたら何かやだな(笑)
★「燃えよ! コモドドラゴン」
※解説…『日経サイエンス』に載っていたコラムの題名。アメリカのコラムの翻訳なので、あるいは題名は日本でつけられたものなのかもしれない。このコラムは「シャロン・ストーンの旦那がコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)にかじられた」という内容だったりするのだが、「夫がドラゴンと戦うなんて素敵!」とシャロン・ストーンが惚れ直したとか非常にバカだったりする。アメリカ人の書く科学的コラムは何となく変だったりするが、それがアメリカの科学的発展を支えていたりするんだろうか? ところでシャロン・ストーンの旦那は「未だにユーモアは健在である」の一言であっさり片づけられていた。