
新宿の狼
新宿は僕の物さ
バラを片手にそう語るのは、いつまでテレビに出続けられるかもわからない(まだ消えちゃいないけどね)芸人、
(自称)イケメン、狩野英孝。
実は私ザンギ、この芸人の大ファンだったりします。芸人としてのネタはもちろん、ロンドンハーツのドッキリで
ハメられて作った曲・Perfect Loveやインドの牛乳屋さんも気が付きゃ口ずさむほどのめり込む始末。
“翼をください”を歌うときも彼の影響でサビ部分に『この大空に翼を広げ飛んでゆきたいよ〜 fly away』と
必ずつけちゃうくらい好きなのです、はい。
で、このゲームはそんな狩野英孝が登場するということで思わず衝動買いしちゃったんですが……ゲーム内容より
こういった芸人を前面に押し出してプレイヤーを獲得しようとした辺り、もうこのゲームがそんな属性を持つ物なのか。
もはややる前から一目瞭然だったのは言うまでもない。(内容が悪いってワケじゃありません)
眠らない街『新宿』。この街で、己が法で悪を裁く一匹の刑事、三上英二。
人々は畏怖を込めて彼を鋼呼ぶ。
『新宿の狼』と。
新宿某日某所。拳銃密売の重要参考人としてマークされていた人物が刺殺される。
警察の調べで、この売人の手により七丁の拳銃が新宿内にばら撒かれていることが判明した。
三上たち新宿中央署の刑事たちは、早速拳銃を回収に乗り出すのだが……
拳銃を手にしたのは、立場、人種も異なる様々な人々。彼らは、何故、拳銃という凶器を必要としたのか?
七丁の拳銃は、新宿という街の輪郭をおぼろげに映し出していくのだった……
…と、このあらすじから一発でわかるようにゲームは“一応”刑事物。OPも八十年代の刑事ドラマを髣髴とさせる
古臭い感じの仕上がりになっており、話の流れも超ありがちな刑事物路線まっしぐら。だがそれがいい。
まあ刑事物のノリが嫌いな人はそもそもこのゲームを買うことがないでしょうし、狙いをピンポイントに絞ったこの
ストーリーはある程度成功してるんじゃないかと思います。好きならばそこそこ楽しめるレベルになってます。
しかしこのゲームの真髄はストーリー等ではないんです。
……ゲームの初めにあるチュートリアルの説明部分で“(笑)”とか使ってくるジャンル……
ビバ、バカゲー。
行き交う人々をぶっ飛ばし、ときに悪の組織に喧嘩を売られこれもぶっ飛ばし……といった具合に、“龍が如く”や
“グランセフトオート”風のゲームなんですが、このゲームはあくまで刑事物。そんなヤクザとか罪人ゲームみたいに
好き勝手できるのか、そう不安に思う人がいるのかもしれませんが……
お上の権力、ナメちゃいけねぇ!
そう、何だって許される。だれかれ構わず職質し、食い逃げだろうがなんだろうがどんな些細な罪であっても
見つけ次第豚箱にぶち込み、金に困れば罰金と称して罪人から金を巻き上げる……そんな“俺法”を使う、
そこにシビれる憧れる!!
……まあ、原チャとか奪って街を疾走しながら人を轢いたりとか遊びが過ぎるとさすがに警察から追われる身に
なってしまうんですが(当たり前か)、それでも48時間逃げ切れば逃亡者用のエンディングが用意されてるんで一安心。
その辺はやっぱり普通のゲームとバカゲーの違いがハッキリ出てきますよ、はい。
というかちゃんと始末書を処理してれば普通にストーリーも進められるので、心行くまで俺法を堪能していくのが吉。
刑事の勘を磨き続け、街の治安を上げまくるのも現実世界じゃ出来ない荒っぽい社会貢献、そういうことにしておきます。
まとめ
バカゲー好き、刑事物好きにはたまらない作品
やってて笑えるゲームってのは……やはりおいしい。
グラフィック面に関しては最近じゃあまり例を見ないくらいショボいですが、そこにこだわりさえしなければ普通に
面白いゲームの仲間入りを果たします。特に刑事物というジャンルだと中途半端に目新しいものを作ろうとするよりも
ストーリーから音楽まである程度古臭さを残していた方が……何というんでしょうね?何かやってて安心する。
バカ方面にも全力投球してたりするんで、この分野が好きな人には本当にたまらない作りになってたりするんです。
狩野英孝目当てで買ったゲームなんですが、いろんな要素がツボにハマって満足度はかなり高めとなりました。
ちなみに彼は二周目に専用のイベントがあるんですが、一周目でも街中のスクリーンとかでチラッと見れるらしい。
……懐かしの”ウォーリーを探せ”をやってる感じになるんですが……どこにいるんだろう?