CHAOS;HEAD

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15歳以上推奨ということで一応全年齢対象ゲームになるんですが、これだけは断言できます

 

 

 

 

絶対コンシューマ化無理コレ!

 

 

 

絵&テキストともにグロにはマジで一切容赦無し。ささきむつみさんの絵でまさかあそこまでやるとは……

完全に予想の斜め上をいかれてしまった感じだ(笑)

全年齢対象ということでいつかはPS2になるんだろうな〜、とかプレイ前はそんなこと考えてたんですが、

今のご時勢この手のジャンルには風当たりが厳しいのでソニーチェック通ることはまずないです。

 

 

 

今回シナリオライターは代表作がMemories Offシリーズなどで知られる5pb.の林直孝さん。この人の作品は今まで

全く触れたことがなかったんで、もしかしたらヌルいシナリオになるんじゃないかなぁ〜と危惧してはいたんですが…

 

実際テキストを読んでみて思ったことは、読み手を物語りに引き込むのがかなりうまい。サスペンス物ってのは

意外と難しいもので、ライターのセンスがないと本編に集中することなく『犯人コイツじゃね?』と余計なことばかり

頭に浮かんでしまうことが往々にしてあることなんですが、今回は真面目に熱中度が高いので事件が起こると

主人公と一緒に『ええーっ!?』と驚かされるパターンが多かった気がします(笑)

 

 

ちなみにキャラ絵から誤解されそうなんですが、話の流れはヒロイン別の○○ルートとかそういうものではなく

基本的に一本道の硬派なADVゲーム(EDは数種類あり)、プレイ時間も一周するのに15〜16時間くらい要する

ボリュームがありました。

 

 

 


 

ストーリー

 

 



「三次元に興味はないよ」と言い切り、基地(ベース)と呼んでいるコンテナハウスで大量の

美少女フィギュアに囲まれながら生活する、引きこもり一歩手前の高校2年生、西條拓巳。

彼が住む渋谷では、『ニュージェネレーションの狂気(通称:ニュージェネ)』と呼ばれる

連続猟奇殺人事件が発生し、ネットやテレビを日々騒がせていた。

ある日、いつものようにチャットをしている拓巳の前に、『将軍』と名乗る人物が現れる。

彼が発言したURLのリンク先にあったものは次のニュージェネ事件を予言するようなグロ画像だった。

さらに、翌日、拓巳は、予言された通りの殺され方をした、凄惨な事件現場に遭遇する。

拓巳の平穏な日々に猟奇事件の影が忍び寄っていた──。

 

(パッケ裏より)

 

 

 

 

とまあこんな感じであらすじの段階からキモオタ全開の主人公、西條拓巳。

ヘタレ系の主人公はADVというジャンルによくある設定で、この手の主人公は大抵プレイヤーから疎まれる

傾向があります(Nice boat.の誠くん並みに度を過ぎた存在だと逆に人気が出たりするケースもあり)

 

ただ拓巳に限って言えば他のヘタレ系主人公のように“労せず幸せいっぱいモテいっぱい”という恵まれた

環境の中で生きるのではなく、むしろ猟奇殺人に巻き込まれるわDQN連中に絡まれるわと不幸ロードを

一直線に進んだりしてるせいか、個人的には嫌悪より同情の感情が強かった(笑)

 

とにかく今回のストーリーは脇役が異様に目立つなんてことがない。ヒロインでさえ存在意義が薄い。

故にこのゲームを楽しめるかどうかは全部主人公を受け入れられるかが全てだったりします。

一癖も二癖もあるんで万人受けはしないでしょうが、最後にはちゃんと主人公っぽくなるんで終わってみれば

お気に入りキャラになってることもあるかもよ!?

 

 

P.S.主人公のキャラに吉野裕行ボイスはハマり役すぎて笑った。アレルヤ〜!ヌワンギ〜!

 


 

音楽

 

 

今回のBGMは雰囲気を壊すようなものはない無難な出来ですが、ZIZZにしてはイマイチ迫力に欠ける

ように感じました。悲壮感漂うBGMはいいのにバトルシーンで盛り上がる曲がないのは珍しい、というか

初めてじゃないですかね?

 

歌は全部で五曲あり、その中でもOPが結構お気に入り。いとうかなこボーカルは癖が強いですが、

聞いてるとパワーを感じる不思議な感覚を味わえるなぁ(笑)

 


 

システム

 

 

 

〜〜妄想トリガー〜〜

 

このゲームのシステムにもちょっと変わった細工がされてまして、話の要所要所に妄想トリガーというモードが出現し

ストーリー展開をポジティブ、ネガティブのどちらかに主人公の妄想を暴走させることが出来ます。

 

このシステムは面白いといえば面白いんですが、スキップ機能を使っていると妄想トリガーが発動しても止まってくれず

何事もなかったかのごとく話が進行してしまうという欠点があるのが痛かった。何分長いゲームなんでほとんどの人が

二周目以降はスキップを使うと思われるだけに……修正パッチ求む!

 

 

〜〜選択肢〜〜

 

この選択肢にも面白い仕組みがされてまして、ADVの基本システムとも言うべきストーリーを分岐するために

用いられるのではなく、演出を盛り上げたりアンケートを取るために使われたりといった感じで非常に特徴的。

 

なおアンケートはプレイヤーの妄想レベルを計測するもので、その結果は用語解説の欄にコメント付きで

掲載されることになります。ちなみに私の結果は16点で妄想力はかなり低め。七海とセナからありがたい

コメントをちょうだいしましたとさ(笑)

 

 

〜〜用語解説〜〜

 

主人公がキモオタという設定のせいでセリフに2ch用語が頻繁に出てくるんですが、そういったものには逐一

“用語解説”で意味を解説してくれてるのがありがたかった。"ktkr"とか"wktk"などよく巡回するブログとかでも

見かける単語なんですが女子語みたいに意味不明だったので、個人的には『そういう意味だったのか〜』と

勉強になったりしましたよ、ええ。

 

 

〜〜予約特典パッチ〜〜

 

これはこのゲームを予約して買った人ようのパッチで、拓巳の妄想力が暴発し立ち絵の女キャラが全員

下着姿になるというアホシステムがあります。“女キャラ”ということに例外はなく、例えそれが生物学的に

女であっても男の視線には女と映らない、いわゆる“おばさん”までもが下着姿になってしまうという何とも

諸刃の剣のようなシステム(笑)

 

殺人現場や渋谷の街中を下着姿で堂々と歩くというシュールすぎる光景を拝みたいと思う人以外は正直

このシステムはいらないんで、パッチカードを貰い損なった人も悔いることはないぜ!

 


 

まとめ

 

 

 

 

完成度は高いけどかなり人を選びます。ストーリー項目で言いましたが、このゲームを楽しむには

主人公を受け入れられることが第一条件なんで、それさえできるのならば良質ホラーゲームとして

楽しめるでしょう。というか私は凄まじくハマりました。マスコミやそれに踊らされる人々に対する

アンチテーゼは日頃からよく思ってることなんで共感の仕方が凄まじかったし(笑) 


ちなみに“作中に銃を出す”、“妹キャラが……”というニトロプラスの伝統は今回もバッチリ守られてる

あたりで、ライターさんに『粋な真似しやがって』と変な感動を覚えました(笑)

 

 

 

戻る

TOPに戻る