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〜私の好きな万葉秀歌〜

 

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講座案内

 

講座のねらい

講師 森陽香

プロフィール

 

番組と講座

プロデューサー小河原正己

プロフィール

 

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森陽香の「万葉四季の歌」

 

「万葉びとのこころと植物」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 講師 森 陽香

 應義塾大学助教

 二松學舍大学講師

 

神奈川県生まれ。上代の国文学を専門とし、万葉びとの心のありかたについて、古事記・日本書紀の神話や古代歌謡、万葉集、風土記、また催馬楽などの研究を進めている。

論文に「カムムスヒの資性」「おほやまつみ考」等。

NHK「日めくり万葉集」シリーズ「万葉四季の歌」レギュラー選者、同番組ガイドブック「日めくり万葉集」1〜12月号に「万葉うひまなび」を連載。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロデューサー

小河原 正己

元NHKプロデューサー

十文字学園女子大学講師

山梨県生まれ、昭和39年NHK入局。「文化シリーズ」「日曜美術館」「ヒロシマ・ドキュメンタリー」「海のシルクロード」シリーズ、「オルセー美術館」シリーズ等教育・教養・ドキュメンタリー番組の制作。平成9()NHK出版で、デジタル事業、図書出版等。その後、ハイビジョン特集、「100冊の本」、「日めくり万葉集」の制作を担当。

著書:「アジアの民芸」「君はヒロシマを見たか」「ヒロシマはどう記録されたか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講座案内

 

講師 森陽香  慶応義塾大学助教

二松學舍大学講師

プロデューサー 小河原正己

元NHKプロデューサー

十文字学園女子大学講師

 

1、講座開催日時

  20124月から毎月第1金曜日午後1時半〜3

、講座開催場所

 NHK文化センター 青山教室

  107-8601東京都港区南青山1-1-1

 新青山ビル西館4

3、講座申込先

 NHK文化センター

  TEL.03-3475-1151

  (受講には、NHK文化センターへの入会が必要です)

 お申し込みはこちらから

 

講座のねらい

この講座は、NHKのミニ番組「日めくり万葉集」をもとに、番組の選者として出演された方々をお招きし直接お話を伺いながら万葉の歌々に触れ、そうして、現代に生きる私たちの心のあり方を見つめてゆくことを目指します。

番組としての「日めくり万葉集」は、20081月の放送開始から、これまでに計480本を放送しました。そのなかで選ばれた万葉歌は457首、選者は168人に上ります。

『万葉集』には全20巻、4516首の歌が収められていますが、この番組は、企画制作から現在まで足掛け4年以上の歳月をかけて、『万葉集』全体のおよそ10分の1にあたる歌を取り上げました。

それは、

「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」

「新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事」

といった、有名な歌だけに留まらず、これまで一般にほとんど関心を向けられて来なかった歌、たとえば作者未詳、詠われた背景も未詳、といった歌々をも多く含んでいる点に、特長があります。番組「日めくり万葉集」は、そうした、言ってみれば「鑑賞しにくい歌」についても、各界で活躍する著名人の人生経験に重ねて照らすことで、それらの歌に向き合う角度を示しました。「汲めども尽きぬ泉」と称される万葉の世界を、現代の視点を以て可能なかぎりゆたかに甦らせようという、そうした試みが、この番組であったと考えます。

『万葉集』の研究史・受容史は、きわめて厚い層を持ちます。たとえば『万葉集』の注釈は、仙覚の『万葉集註釈』など江戸期以前の研究に始まり、現代までに、およそ60もの書が世に問われてきました。

また、持統天皇の歌

「春過ぎて 夏来るらし 白たへの 衣干したり 天の香具山」

山部赤人の歌

「田子の浦ゆ うち出でて見れば ま白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける」

は、のちの『百人一首』にも採られて、いまもよく知られています。さらに、平安時代の貴族たちに好んで歌唱され、『源氏物語』にも登場する、「催馬楽」と称される古代歌謡の群がありますが、そのなかにも、万葉歌と歌詞をおなじくする歌や、万葉歌の表現・発想に近しい歌が見られます。万葉の歌々が、千三百年のあいだ、日本の文芸のさまざまな局面をいかに支え育んできたか、そして、万葉びとをはじめとして現代にいたるまで、どれほど多くの日本人の生活や人生が万葉の歌一首一首に重ねられてきたか、はかり知れない思いがします。

 NHK文化センター青山教室の「NHK『日めくり万葉集』をもっと楽しむ」講座は、そうした万葉歌の世界にたいして、まず、最新の研究成果を示し、正確な歌の解釈に近づくための努力をすること。そしてその上で、それぞれの万葉歌に託されてきた無数の日本人のこころの代表として、現代を牽引する各界著名人の人生を直に伺い、鑑賞の幅を拡げてゆくこと。この二つの方法をもって、万葉の歌々への味わいを深め、私たち日本人の心のあり方をも見つめ直すことができればと思います。

 

 「日めくり万葉集」番組と講座

 NHKの「日めくり万葉集」は、いわゆるミニ番組のシリーズです。番組の時間は、わずか5分。テレビ番組が特集化、大型化する風潮の中で、5分のミニ番組など飲み込まれてしまうような感じさえします。

しかし、この5分という時間の短さが曲者なのです。NHKスペシャルのような特集番組や大型企画番組に勝るとも劣らない力を持っています。それは、短いがゆえに、継続的、長期的に放送できるという強みであり、ミニ番組が持つ醍醐味でもありました。

「日めくり万葉集」は、20081月から放送が始まりました。番組は、毎週月曜日から金曜日まで放送され、月に20本、1年間に240本の番組を制作し、放送しました。次のシリーズは(便宜的に、以下は、第2シリーズと呼びます)、20104月から、同じく月曜〜金曜放送で、年間240本の番組が制作、放送されたのです。この2つのシリーズを、合計すると、480本。時間にすると40時間にもなり、これらの全番組を連続放送すると、まる2日間近くかかりますし、一般的なNHKスペシャルで言うと、48本分に相当します。どんなに大きなテーマでも、1つのテーマでこれだけの大きな特集番組のシリーズを編成することはあり得ません。

一方、日本最古の歌集である万葉集について言うと、古来万葉集関連の著作や論述は、その数を数え切れないほど数多あります。20巻、4516首にも及ぶ膨大な歌の数々について、これまで多くの文人、歌人たちが、長期間にわたり、大部の著作等で解読、分析、鑑賞してきました。

しかし、何にでも飛びつき、番組として視聴者に伝えてきたテレビは、この貴重な日本の宝ともいえる万葉集については、あまり取り上げていないのです。なぜか? 万葉集の20巻、4516首もの膨大さが、テレビには手に余るのです。1時間や2時間の特集では手に負えないし、かと言って、何本もの特集シリーズのテーマにはなりえない、そんなところが、これまで、テレビが万葉集を取り上げることがほとんどなかった理由ではなかろうかと考えます。

そんな隘路を切り開いたのが、ミニ番組の5分という時間であり、各界を代表する方々による選者だったのです。

そして、その5分という時間は、単なる5分ではありません。私たち番組制作者は、よく、5分の番組を作るも、30分の番組を制作するも、その手間は同じと、言います。出演交渉から始まって、インタビュー、ロケ、編集と、それぞれの作業時間が短いのは確かですが、手間は、それほど変わることはありません。

ちなみに、「日めくり万葉集」で言えば、選者をお願いした方々へのインタビュー時間は、5分番組とはいえ、1本につき2030分は時間をかけました。従って、34首の歌についてお話しいただく場合、出演者の方には、お忙しい中、23時間もの時間を拘束してしまうことになったのです。

そして、その30分のインタビュー・テープから、お話のいいところだけをピックアップし、奈良を中心に全国各地で撮影した、日本の原風景を思わせる美しい映像を編集して、5分の尺(長さ)にまとめることになります。最後は、オリジナルの音楽と、見る人を万葉の時代に誘うような、檀ふみさんのナレーションをのせて、番組は完成します。まさに贅沢な編集で、「珠玉の5分間」と言われる所以です。

しかし、そうは言っても、やはり5分は5分です。魅力あふれる万葉秀歌を紹介するのに、5分という時間は、あまりに短いことは否めません。とりわけ、選者の方のお話は、歌の朗読やナレーションの時間を除くと、2分半から3分という時間にならざるをえませんでした。30分のインタビューを2分半に縮めるのは至難のことでした。いい話も、やむなくカットせざるをえないようなことも数多くありました。また、時間の関係から、専門的な解説はほとんど省きました。

そのことが、この「NHK『日めくり万葉集』をもっと楽しむ」の講座に結びついたのです。番組に出演していただいた選者の方を、ゲストとしてお迎えし、5分の番組には、どうしても収めることができなかった、万葉集への熱い思いをじっくりと伺ったらどうだろう。そして、番組では監修協力をお願いした新進の上代文学研究者の森さんを講師に、番組ではできなかった専門的な解説をしてもらったら、番組とは一味違う面白い講座になるのではないかと考えたのです。つまり、5分の番組を、もう一度30分に戻して、より深く、より楽しく、万葉秀歌を鑑賞する講座にしたい、というのがこの講座のねらいです。

講座のテーマは、「私の好きな万葉秀歌」

毎回登場いただくゲストから、万葉集4516首の中から、「一番好きな万葉秀歌」を選んで、お話しいただければ、と思います。しかし、それを他の選者の方に、先に取られてしまったということであれば(番組では、よくあることでした)、「二番に好きな万葉秀歌」でも結構。或いは、「一番思い入れがある万葉秀歌」を、または「ちょっと気になる万葉秀歌」についてお話しいただきたいと思います。

講師の森陽香さんにも、同じく、これだけは外せないという「私の好きな万葉秀歌」を毎回一首選んで、それを選んだ訳や思いを解説してもらうことになっています。

番組や講座を通じて、各界で活躍する多くのゲストや万葉集の研究を専門とする講師の皆さんが、いかに万葉集に惹かれ、それを大事にしているかが、お分かりになると思います。そこに、私たちは、「今なぜ万葉集なのか」という基本的な命題を見ることができるのです。つまり、1300年前のタイムカプセルとも言うべき万葉集から、いかにして現代的な意味を読みとるか、それが、この講座やサイトを開設する主旨でもあるのです。

ただし、この講座、このサイトの目的は、そのように堅苦しいところにある訳ではありません。一番の目的は、ゲストや講師の話を聞いて、皆さん自身に、「私の好きな万葉秀歌」を選んでもらうことです。

このサイトのメニューの1つに、「万葉秀歌500選」がありますが、それらを参考に、講座が終わるまでには、それぞれ「私の好きな万葉秀歌」を見つけていただくようお勧めいたします。

いずれにしても、「日めくり万葉集」の番組の面白さを活かしながら、5分のミニ番組ではできなかったことを、講座やこのサイトで実現し、また逆に、講座を聞いて、或いは、このサイトを見てもらうことによって、毎日の「日めくり万葉集」の番組を見る楽しみがさらに増えることを期待して、ゲスト、講師の方と力を尽くしたいと思います。

 

講座案内

「日めくり万葉集」をもっと楽しむ