化石の魅力
| 化石の魅力 |

☆神戸層群の西鈴蘭台で採取した新生代斬新生(3300万年前)の木の葉化石☆

☆現実の世界からタイムスリップして自然の素晴らしさに触れてみませんか?☆
★化石とは?★
化石とは、どんなもので、どのようにして出来てどのようにして発見されるに至るのでしょう?化石とは・・・地球が誕生してから現在に至るまでの進化の過程において、その生物が存在したという「証し」であり、これに(化石)よってのみしか生物の進化を知ることは出来ません。だから非常に貴重であり、出来るだけ数多く多種類の化石を採集して研究される事が望ましいと思います。出来方は色々あると思いますが、ここで紹介している神戸層群の木の葉化石は・・・今から3300万年前の新生代古第三紀斬新世のもので、この時代に火山の噴火によって大量に飛んで来た火山灰や砂などが木の葉に降り積もり凝灰岩となり化石となったものです。化石が存在する石は火成岩でもなく変成岩でもなく「堆積岩」ですから地層は積もって出来ますので下にいくほど古い地層・・ということになります。(上の写真を参照)ここで見つかる化石の植物は絶滅したものばかりで、現在は生息していません。ただし中には・・「メタセコイア」や「いちょう」などのように、現在でも生き残った種類がわずかに残っています。これが「生きた化石」といわれているものです。動物では「シーラカンス」「カブトガニ」「オオサンショウウオ」「オウムガイ」などが有名で「ウミユリ」という海の中に住むナマコ、ウニ、ヒトデの仲間もあります。みなさんがよくご存知の「ジャイアントパンダ」も実は古代型動物なんですよ!さて、ではなぜ?そんな大昔の時代の化石が地上に出現するのか?それはやはり地震などの地殻変動によって下の地層が隆起して盛り上がり地上に出たり、自然界の風化、浸食作用(雨に含まれている炭酸による影響が大きい)によって地層が削られたり、新しい道を切り開いたりするときに(たとえばトンネル工事とか)偶然に露頭が現れたりするんだと思います。それを私達人間がハンマーで石をたたいて発見することが出来るのです。化石にとっても、ずっと石の中に眠っているよりも3300万年ぶりに日の目を浴びるわけですから・・きっと喜んでいるはずですよ(笑)


現在も生き続ける生きた化石メタセコイア(左)/恐竜の化石のイラスト(右)
★化石は奇跡★
そもそも化石になることが奇跡です。何故かというと生き物は死を迎えると腐食して土に戻ります。ですから普通は実体(生物の形)は残りません。ただし、骨、歯、貝殻などは硬くて残り易いのでよく化石で見つかります。しかし木の葉など柔らかいものは、ほとんど腐って土に戻ってまた草木の肥料になりますから化石になる可能性はかなり低くく奇跡に近いと思います。それでも化石が採取される場所があるということは、その場所には大量の数の植物が生息していた証拠でしょう。その奇跡の化石を偶然に地殻変動、浸食作用、人為的な開拓工事などによって露頭(がけ)が現れ、運良く現代人が発見するのですから・・・奇跡×奇跡・・・なんです本当に!ですから採取された化石は大変貴重なものですから、大切にしなければなりません。


★化石は貴重★
更に、この化石によって、生物の進化の過程が解明されたり、その地層の時代や環境が推測することが出来ます。・・・たとえばアンモナイトや三葉虫や貝やサメの歯、魚の骨の化石が採れると・・「ここは昔・・海だったんだなー」とか植物の化石が発見されると「ここは山の中だったのか・・」このように、その生物が棲息していた環境(場所や気候までも)が解かる化石を示相化石と言います。また化石の種類によっては時代が解かる化石があり、これを示準化石といい、年代の特定に役立ちます。代表的な示準化石としては、古生代では三葉虫やフズリナなど、中生代ではアンモナイトや恐竜など、新生代では哺乳類や二枚貝などが有名で、これらが採集される事により時代が特定されます。この点においても「化石」は私達にいろんなことを語りかけて教えてくれるのです。みなさんも、もしチャンスがあれば、化石採取にチャレンジして自然のミネラル・パワーを感じて下さいね♪もし一度是非化石を採ってみたい方は、地元の図書館に行って「古生物学」のコーナーへ足を運ぶと・・つまり、「恐竜は何故?絶滅したか」などの本が置いてある所です。そこに・・化石採集の本が必ず置いてますので、それを何冊か借りて読むと化石産地の場所などが載ってますので、それを頼りに出かけます。他には、地元の博物館や新聞社などに問い合わせると教えてもらえる場合もあります。それでもわからない場合は私が出来る限り協力しますのでメールください。地元の博物館やミュージアムとか「恐竜博」などでも結構な化石を見る事が出来ますし、販売もありますので、気が向いたら是非覗いて見て下さい。実際に実物を見たり触ったりするだけでも太古の神秘に触れることが出来て楽しいものです。大阪近辺では、大阪市立自然史博物館をお勧め致します。かなりの種類の化石が数多く展示されており、触る事も出来ます。


中生代の示準化石アンモナイト(左)と古生代の示準化石の三葉虫(右)
★化石採集は楽しい★
一度でも化石を採る楽しさを体験すると、やみつきになる人が多いそうです。なぜなら・・大昔の時代にタイムスリップ出来る楽しさと石をたたき割って綺麗な化石を発見したときの喜びと言ったら、それはもう「死んでもいい!」・・おおげさですが・・そんな感じですね。実際に化石を採集しているときは、どんな化石が出てくるか?まったく解かりませんので・・まさに「宝捜し」の気分でワクワクして夢中にさせられます。それに一度化石採集をすると、自分が古生物学者になった気がするんですよ。やめられません(笑)


★化石採集に行くときに必要なもの★
さて、気合を入れていざ出発!・・と言っても、どんな服装で何を持って行ったらいいのでしょう?まず、格好といいますか、服装の方は、上から〜「帽子」(現地ではヘルメットが一番いいのですが・・上からジャリや小石が落ちてくることもありますので)・・木や枝の間をすり抜けて現地に向かう事が多いですから大変重宝します。「上着」は長袖で丈夫で動き易いものであれば、なんでもOKです。「ズボン」も同じく丈夫で動き易いジーンズや作業ズボンで十分です。「靴」は歩き易くて疲れにくいものであればいいと思います。それに、工具や弁当や水筒などを入れるリュックサックは必需品ですね。・・☆自然の中で弁当を食べるのもすがすがしく楽しくて気持ちがいいものですよ☆いよいよ現地に到着して露頭で必要なものは、まずは、左手にタガネ(釘のデカイやつで、平型のタガネと鉛筆のように先がとがったタガネの2種類を使います。)右手にはハンマー(金づちやげんのうなどでもOKです。)で化石を取り出します。この際に間違ってタガネをタタカナイデ自分の手をタタイタリするので・・これはかなり痛い(笑)・・「軍手」はした方がいいです。それに石をたたき割るときに、砂塵が飛んで来て目の中に入って困ることがあるので、透明な「サングラス」・・(ホームセンターで安くて軽くで丈夫なのを売ってます)は必ずかけます。あとは、採集した化石は壊れ易いものが多いので、それを包むティッシュや新聞なども持参した方がいいですし、もし真っ二つに割れた時の為にボンドも必要です。それと、万一すべったり、転んだりして怪我をしたときの為にバンドエイドやシップ薬も持って行ったほうが安心です。これらのものは、ほとんど「100円ショップ」で用意出来ますので、そんなにお金はかからないです。「さあ!太古の時代へ出発です♪」

化石がよく採れる場所をデジタルカメラで撮ったり、メモ帖にボールペンでスケッチしておくと、次回に来た時にすぐ探し出せます。一人で行かれる時は、いざと言う時に携帯電話も持っておくと安心です。
★化石のクリーニング★
せっかく気に入った化石を採集出来ても、石に埋もれた実体を完全に浮かび出すにはクリーニングが必要になります。クリーニング方法には、いくつか種類がありますが、西鈴蘭台の化石は「凝灰岩」ですから、小さいタガネ(釘や針なども最適です。)でコツコツと本体に傷をつけたり壊さないように慎重に邪魔な部分を取り除いていきます。カッターで削るのも効果的です。なかなか難しいもので経験と感が必要かもしれません。でも、ここの火山灰によって出来た凝灰岩は、まるで石膏のように柔らかくて、クリーニングし易い方だと思います。他のクリーニング法としては、石灰岩に含まれる貝やサンゴ、三葉虫などの化石には、うすめた塩酸や酢酸に長時間つけて溶かして実体を浮かび出させる方法が効果的です。また電動の機械で削る場合もあります。この「クリーニング作業」に関しては、好きな人と嫌いな人に分かれるようです。
★植物化石の種類★

☆上の写真をクリックすると「植物化石の分類」が見れます☆